猛暑

連日の猛暑日
東京都心  雨  夕立 なし
連日の猛暑日 記録更新
外出禁止 部屋に閉じ込められる

頭全体 熱気に包まれる
     「猛暑日」 1日の最高気温が35℃以上の日
     「真夏日」 1日の最高気温が30℃以上の日

小さい頃 田舎の夏
入道雲 夕立 自然の打ち水でした
懐かしい

    夏の風物詩


 
 
 
 

 

梅雨 入道雲 雷 稲妻 雷鳴 夕立 逃げ水 
逃げ水(にげみず)
風がなく晴れた暑い日に、アスファルトの道路などで、遠くに水があるように見える現象。「地鏡」ともいう。夏の風物詩の1つ。  
雷様
 
 
 
  

 

朝顔 ヒマワリ(向日葵) ヘチマ ゴーヤ  
「朝顔や つるべ取られて もらい水」 加賀千代女 
向日葵
 
 
 
 

 

鮎 蝉 カブトムシ ホタル 蚊 金魚 
蝉の無賃乗車
  
 
 
 

 

かき氷 素麺 冷やし中華 ビール スイカ  
蕎麦
中華料理
 
 
 
 

 

麦わら帽子 ビーチサンダル 浴衣 サングラス 
浴衣
着物
上布
足利銘仙
 
 
 
 

 

海開き 海水浴 海の家 スイカ割り 
 
 
 
 

 

七夕の節句 夏休み お盆 ラジオ体操 祭り 神輿 花火 盆踊り  
神輿
七夕
踊念仏と盆踊り
 
 
 
  

 

甲子園 林間学校 臨海学校 
 
 
  
 

 

蚊取線香 打ち水 団扇(うちわ) 蚊帳 扇風機 日射病 熱中症
団扇
蚊帳
 
 
 
 

 

風鈴 夕涼み 夜店 怪談 肝試し 
風鈴
祟り・御霊
霊と幽霊
化け猫
 
 
 
 

 

水遊び プール 水風船 夏休みの宿題
 
 
 
 

 

日陰 木陰 あせ(汗) あせも 
 
 
 
 

 

●浴衣
起源 / 銭湯の普及と共に浴衣の起源は平安時代の貴族が蒸し風呂に入る時、水蒸気でやけどをしないように着たことから始まります。浴衣の語源は、「湯帷子(ゆかたびら)」と言われ、平安時代に入浴時に着られていた着衣でした。
その後、綿素材で汗を吸い風通しの良いことから湯上がりに着られる着衣となり、就寝時に寝間着として用いられるようになりました。やがて、江戸時代の中期に入りいまのような着方に近いちょっとした外出着にも着られるようになります。
素材 / 平安時代は麻素材が主流でした。湯上がり着や寝巻き着として着られるようになってからは、木綿が使われるようになり、当時は白地の木綿を藍で染め抜くものが原則でした。
当時、入浴とは言っても現在のように湯に浸かるのではなく、蒸気を浴びる蒸し風呂で複数の人と入浴することとなり、汗取りとやけど防止、裸を隠す目的で使用されたものとされています。
室町時代には手拭いならぬ「身拭(みぬぐい)」と言われていました。
安土桃山時代頃から湯上がりに着て肌の水分を吸い取らせる目的で広く用いられるようになり、これが江戸時代になり町人文化の発展に伴って、「浴衣(ゆかた)」に進化してきました。
通常の私服とは違い、長襦袢を着用せず、素肌の上に着る略装です。浴衣が庶民の間に広がったのは、江戸後期に風呂屋(銭湯)が普及したことに因ります。
江戸時代頃から風呂には裸で入るようになりました。浴衣も初めは湯上がりの汗を拭き取るため(現在のバスローブ)に風呂屋の二階などで着ていたものが、次第にそのまま着て外に出られるようになりました。そして下着から外出着へとその用途を変えていきました。
江戸時代では、盆踊りや花見などに揃いの浴衣で出かけることが流行し、華やかな文禄が生まれました。また歌舞伎役者が舞台で着た衣裳を庶民が真似るなどしたことで、浴衣文化が江戸に花開きました。
もう一つ江戸時代に浴衣が広まった要因として「天保の改革」が挙げられます。天保の改革で、町人は絹を着てはならないという掟が出されてからは、木綿の浴衣が益々発達しました。
浴衣が夏の普及着として全国に定着したのは明治時代に入ってからです。それまでの木藍の手染めに変わって、大量生産が可能な「注染(ちゅうせん)」という染色方法が発明されました。注染は本染めとも呼ばれており、微妙な色のにじみ具合や優しい濃淡など、手作業ならではの風合いが特徴です。
浴衣には暑い日本の夏を快適に過ごす工夫が凝らされています。古典的な浴衣には紺地と白地が多く見られます。白地の浴衣は昼用で、家の中で着ると真夏でも涼しく過ごせますし、見ていても涼やかに感じられます。紺地の浴衣は紺色に染めるために使われてる「藍」の香りを虫が嫌うことから、虫の多く出る夕方から夜にかけて着用するのが良いとされています。
浴衣には暑い夏を快適に過ごすための、日本人の生活の知恵が染め込んでいます。
着物を着る人が少なくなった今日、NPO法人日本ゆかた文化協会としてはせめて浴衣ぐらいは残していけたらいいと思います。昔と今では生活のスタイルが変わっているので、浴衣を着ている方は歩きにくいですし、着衣が面倒なので、盆踊りや夏の行事があると着る人は増えるので世代を問わず着て欲しいと考えています。
浴衣を所有する方は減っていますので、40代よりも若い方は一度も浴衣を着たことがない方も多いようです。また、30代以上の年齢になりますと、浴衣を所有していても着る機会がないという方が多いです。その分浴衣を着ることで気分は一新されます。
若い世代に人気の浴衣
最近では、プリント柄の浴衣が販売されて安価で着付が簡単なもの多く販売され、和装の中では日本人に最も広く受け入れられており、子供から年配層まで幅広く人気です。レトロな和服ブームに伴い、10代から30代対象の浴衣を有名洋服ブランド(UNITED ARROWS、チャイハネなど)がこぞって浴衣の製造販売を始めています。原色ベースのカラフルなプリントを彩色したものも多く出回っています。
昔からある白地や紺地に古典模様の浴衣は「古典柄」、今風の鮮やかな彩りの浴衣は「ブランド浴衣」と総称されています。浴衣と共に、帯も彩色豊かなものが増えています。20年程前までは白地や紺地に合わせた灰色や茶帯などの地味な柄が多かったのですが、最近では浴衣以上に派手なプリント柄の帯などが出てきており、女性を中心に浴衣遊びの愉しみが増えてきています。
またSNS(Facebook、Instagram、Twitter等)の普及もあって、ゆかたを着た姿をインターネットの世界に公表する男女が急激に増えています。海外からの観光客の中には日本文化を体験する方法として、外国人でも簡単に着られるゆかたを購入したり、5000円程度で借りられるレンタルゆかたを利用する方が増えています。
浴衣に付き物の下駄
「下駄(げた)」は日本の伝統的な履物です。足を乗せる木製の板に、歯と呼ぶ接地用の突起物を付け(歯がないものもある)、眼と呼ぶ孔を3つ穿ち(うがち)そこに鼻緒を通します。足の親指と人差し指の間に鼻緒を挟んで履きます。
呼び名の成立は戦国時代と推測され、下は地面を意味し、駄は履物を意味します。それ以前は「アシダ」と呼称されていました。
日本には緒を用いる履物として、足を乗せる部分に木の台を用いる下駄、草や樹皮などの柔らかい材料を用いる草履(ぞうり)、緒が踵まで覆い、足から離れないように踵の後ろで結ぶ草鞋(わらじ)の3つがあります。
下駄は中国および朝鮮半島にもありますが、日本語の下駄にあたる言葉はなく、木靴まで含め木履(きぐつ・ぼくり)という。(一説では、木靴の中でもゲキ(木偏に支)と呼ばれる形状のものが、日本の下駄の原型になったそうです。)
●団扇(うちわ)

 

手で扇いで風を起こす道具の一種。一般的には扇部と手でそれを支持するための柄を備えるが、柄がなく扇部の端のくりぬいた部分に指を入れて用いる穴開きうちわもある。絵柄や文様にも様々な種類があり、広告を入れた簡易なものはペーパーファンともいい販促品として用いられている。
概要
古来、うちわは木製品、鳥毛や獣毛、蒲葵(びろう)や芭蕉の葉に始まり、もっと大型で、「あおぐ」ためより「はらう」「かざす」ためのもので、威儀、儀式、縁起、祈願、軍配、行司、信仰、占いなどに使われた。
その後、形態や材質は時代によって変化してゆき、室町時代末、軽くて扇部がへたらない構造として、竹骨と紙を素材とする現在の形となる。
江戸時代に入ると一般大衆に普及し、町民文化が花開くとともに涼(りょう)や炊事、装いや流行、蛍や虫追いなど、様々な場面で利用された。
明治時代には、その美しい図柄の団扇は外国人に高い評価を得て盛んに外国に輸出された。商家の配布用としての需要も急増し、裏面に名入れ、表面には商品や様々なメッセージが織り込まれ、広告媒体としての意義を備えていった。印刷業界では企業・団体が販促、宣伝などを目的に配布される夏の団扇と冬のカレンダーは重要な季節商品であった。
昭和40年代以降、扇風機やクーラー、ガスや電気のコンロの普及など、生活環境の著しい変化により実用面は縮小するものの、夏場を中心に涼をとる生活の道具、花火大会など日本の風情を楽しむおしゃれの小道具、炊事の道具、広告の媒体としての利用は今も盛んである。
語源
「うちわ」は熟字訓である。大型の翳(は)に比して実用的な小型の翳と区別され、それを用いて害(ハエや蚊などの虫)を打ち払うことから「打つ翳」→「うちわ」となったのが一般的な説である。病魔などを撃ち払う魔除けの意味もあったとされる。
「扇」はもともと、観音開きの戸が羽のように開閉する様を表していて、それによって風が起こることに由来しているとする説がある。「団扇」は、中国由来の熟語である。「団」は「まるい」を意味する(「あつまる」の意味は派生である)。「だんせん」と音読みもする。
歴史
団扇の歴史は、その意匠(形状、材質、構造)ならびに機能・用途、意味・意義、背景・時代の特徴からみて、主に5つの時代に分類できる。
   古代
最も古いうちわ(団扇)の例は、古代中国の記録や古代エジプトの壁画にみることができる。日本でその具体的な形状を知る最も早い例は、弥生、古墳時代より出土する木製品である。
   中世
中世(飛鳥、奈良、平安、鎌倉時代)、公家、役人、僧侶の間では威儀具として発展し、伴(とも)にもたせる大型のものや文様を付した豪華なものが作られ、素材も絹、蒲葵(びろう)や芭蕉などの植物繊維、雉(きじ)や鵲(かさらぎ)の鳥の羽など多様に用いられる。庶民の間では軽くて便利な網代網の方扇(ほうせん:四角形の団扇)が使われた。古代以来、構造は中心に柄と一体である「棒」を通し、扇部分の縁を「枠」によって素材を固定する例が多数を占める。
   戦国時代
その後、形態や材質は時代によって変化してゆき、軽くて扇部がへたらない構造として、竹または蒲葵(びろう)や芭蕉の骨と紙を素材とする「現在のかたち」の原型となったのは室町時代末である。また、戦国時代以降、素材に漆塗りの網代団扇や漆塗りの皮、あるいは板や薄い鉄板などを用い堅固につくられた軍配団扇(略称:軍配)が武家の戦いの中で使用された。武将の戦における軍の指揮、一軍の象徴、家紋を示し、矢石を防ぐ武具としての機能も果たした。また、旗指物に大型団扇が使われ、そこには家紋などが示された。
   近世
江戸時代にはいると、庶民へも広く普及し、涼や炊事、装いや流行、蛍や虫追いなど、日常生活道具として多様な場面で利用されてゆく。量産のため、全国各地には団扇産地が形成される。また木版技術の向上が多色摺を可能として大量の団扇絵生産を可能にし、一般大衆の手にその美がゆき届くようになった。図柄もその好みが反映されるようになり、文芸(俳諧、和歌、漢詩)や浮世絵も扇部にあらわれ、団扇を通じてその表現は創意工夫がなされる。このとき、従来の“威儀を示す”から、「あおぐ」「はらう」そして「たのしむ」道具としての意味が大きくなる。
また、江戸時代には複数の団扇を羽根として手回しで風を送るという、手動式の扇風機としての使い方も行われるようになった。江戸時代後期の浮世絵にもこの手動式扇風機が登場する。
   近代
明治時代の新機軸は広告団扇である。大需要者はアメリカにあり、粗製廉価な団扇を鉄道会社などが客に配った。国内でも商家や寺社の配布用としての需要が増し、裏面に名入れ、表面には商品や様々なメッセージが織り込まれ、その実用面に広告媒体としての意義が備わった。美術的な価値に重きをおいた団扇もアメリカに盛んに輸出された。扇部にほどこす絵入れや揮毫(きごう)、煎茶の団扇など趣向を凝らす側面は、近代でも好まれ日本人の生活や技芸を彩っている。
しかし、昭和10年代には戦意高揚など国策に利用され、戦時中は生産が激減、軍需品として僅かな生産が続いた。
戦後、昭和20年代後半から日本経済の回復とともに団扇の生産も復調していく。昭和30〜40年代は当時人気の俳優・女優の顔や姿が扇部を飾り、人々はそのアイドル(偶像)を近い距離感で手にとって親しんだ。
1966年には四国団扇株式会社(本社:香川県丸亀市)が手作りの竹うちわを遥かに上回る生産性と低コストを実現したポリプロピレン(プラスチック)を使用したプラスチックうちわ『ニューファン』を開発し、広告媒体として急速に普及していった。『ニューファン』が誕生して半世紀を越えた今もなお、駅前やイベント会場などで配布される代表的な広告媒体の一つとして定着し、スポーツ観戦やアイドルコンサートの応援グッズとしても欠かせないアイテムとなった。
団扇と扇子の違い
「扇」という漢字はもとは団扇(うちわ)のことを指した(「扇子」も同様)。それが団扇より後に日本で発明された「あふぎ」(おうぎ)にもほぼ同じ用途から「扇」の字が当てられるようになり現在に至っているが、日本では通常「扇」の字を以って団扇のことを指すことは無い。
普通は外見の違いで区別できる。この二つは中世のように団扇は僧侶、文人、隠遁者に、扇子は公家・貴族を中心に使われた時代もあるが、扇(扇子)がどちらかといえば儀礼の具として用いられる場合が多いのに対して、団扇は身分の別なく、夏の季節に気随に使われる品であった。
用途と機能
団扇の用途と機能は、生活用具としての物理的な用途・機能とそれ例外の役割により、以下のように分類できる。
    物理的
起風 / 涼をとる(あおぐ、ひやす)、子供に風をおくる(自然の風、愛情の風)、乾かす(濡れたもの、傷などの乾燥)、飛ばす(風を送りものを飛ばす)、炊事・起火(風をおくる)、料理など冷ます(あおぐ、さます)、塵を掃う(防塵)。江戸時代、唐箕が普及する以前は脱穀後、選別する籾を箕などに入れて掲げ、人の手による風で籾殻を飛ばし選別していた。消防用の団扇は、扇部に漆を塗るなどした大団扇で、これをあおぎ火の粉を払い類焼を防いだ。江戸時代の火消組には常備してあった消防用具の一つであった。
その他 / 陽射しをよける(遮陽・防陽)、虫をはらう(防虫/蚊帳での出入りでは蚊、お茶の間では蝿)
    文化的
風俗的・民俗的 / 祓う(災厄、身の汚れを祓う)、示す・正す(威儀)、顔を隠す(威儀)、表す(家紋など、象徴)、かざす(儀式の際)、占う(軍配、差配)、もてなす(客間、作法・礼儀)、贈答、祭(盆踊りなどで持って踊る)、縁起もの(縁日に売られる)、宣伝する(広告)、装う(おしゃれの小道具)、流行にのる(おしゃれ、描かれる模様)、狩る・追う(蛍狩り・追い、遊び)、選別(籾殻を、農耕)、火消し(火の粉を払う、村の共有品、大型のうちわ)
霊力 / 団扇はあおぐことで、農作物の害虫は駆除され、病人は平癒し、玄関先に飾ると魔を祓いその家に幸福が訪れると信じられている(烏団扇/東京都府中市 大國魂神社)。地紙に真言が刷り込まれ、寺僧が自ら製作し、団扇撒き会式で参拝者に授与され争奪によって獲得する。災厄を除く呪物のひとつとされてきた(宝扇/奈良県奈良市 唐招堤寺)。
贈答 / 古代、朝廷が渤海使に「檳榔扇」を贈った(『続日本紀』宝亀八年五月癸酉条)ように、暑中の贈答品として主要な地位を占めてきた。現代における企業や商店が配る団扇もその流れである。生まれて初めて富士山を祀る神社に参拝する行事で、山開きの日(多くは6月1日)の例祭に、初山団扇と呼ばれる団扇を購入して親類縁者に配り、子供の成長の御礼と報告を兼ねる場合が多い。団扇は本来、神社授与品とは別に売ることが多く、贈答品としての意味合いが強い。
踊り / 踊りにおいて使われる例は大変多い。全員がもつ場合は同じ図柄をもつことで集団を表し、踊りの際は拍子などとり、休息時には涼を求めるもの。特定の者がもつ場合は、警護など役がつき踊り全体の差配など行う。大型のものでは、その扇部に組や講中、役名などを大書きして掲げ持ち、所在を表示することが多く、翳的な用法となる。
応援 / うちわに応援メッセージなどを入れたもの。主にアイドルのコンサート等で使用される。自らの応援するアイドルの名前や、応援メッセージが入ったものが主流。応援うちわを取り扱った専門店も展開されている。スポーツの応援にも利用される。
模様・柄 / 日本の風物詩を伝えるおしゃれの小道具、 商売などを目的に「宣伝」をする広告の道具、「紋章、家紋」などをあらわす儀式の道具である。
玩具 / 顔面を絵にしてその一部分を可動にすることで、その形の変化を楽しむ玩具。例として男女の横顔を鎖に代えてキスの形になるよう動かしたり(「チューチューファン」の商品名で販売された)、目玉を動かせるようにする(「おばけうちわ」などと称する)といった遊びに使う。
付帯品、関連品
ひと昔前までは、団扇敷きや団扇立てをどの家でも座敷や客間に備え、団扇をいれて夏場の来客の供とする大切なもてなしの道具の一つであった。素材は涼味を感じる竹が多い。団扇敷きは団扇の扇部を置く盆のような籠や箱で、竹編みで、柄の部分が外に出るように作られている場合が多い。
付帯品 / うちわ敷き、うちわ箱、うちわ立て、うちわ袋、房など
関連品 / 浴衣、簪、櫛、中差し、蚊帳など
日本の団扇産地
房州団扇<江戸団扇>(千葉県南房総市・館山市)
京団扇(京都府京都市)
深草団扇 - 深草の真竹を用い天正年間に考案された平柄の丸団扇は、現在も京の花街で名前を入れて配られる京丸団扇のルーツだが、骨組みが丸亀から仕入れられるようになり明治末期に衰退。
丸亀団扇(香川県丸亀市および周辺地域)
岐阜団扇(岐阜県岐阜市湊町)
佐渡団扇(新潟県佐渡郡真野町)
雪村団扇<太田団扇>(茨城県常陸太田市)
越生団扇(埼玉県)
茄子団扇(三重県津市)
日永団扇(三重県四日市市)
小山うちわ(大阪府藤井寺市) / 製法が一子相伝とされてきたため昭和時代に途絶えたが、藤井寺商工会が復活を目指している。天領団扇(岡山県倉敷市)
奈良団扇(奈良県奈良市)
撫川団扇(岡山県岡山市)
来民団扇(熊本県鹿本郡鹿本町)
農機具としてのうちわ
穀物に混入するわら屑や未熟粒などを風選により除去するための大きなうちわはおおち、大うちわと呼ばれ、明治・大正期には日本でも使われていた
あおげばあおぐほど、汗だくになってしまうものもある。タイで稲の刈り入れどきに登場する竹製のうちわは、直径約40センチ、重さ300グラム、柄の部分もあわせれば、長さは70−80センチにもなる。この巨大うちわは、稲などの穀粒を穂から取り離したあと、籾を空中に放り上げ、うちわであおいで得られる風によって実と籾殻や小枝の選別をする風撰と呼ばれる作業に用いられる。単純な作業のようにみえるが、その原理は手動の唐箕や動力脱穀機でおこなわれる脱穀にも用いられている。  
●神輿・御輿(みこし・しんよ) 1

 

通常、神道の祭の際に、普段は神社にいる神霊が氏子町内、御旅所などへ渡御するに当たって一時的に鎮まるとされる輿である。輿であるから通常は担ぎ上げて移動するものを指して言うが、それを台車(御所車、牛車)に乗せて曳くものなど別形態のものも指すことがある。
祭りによっては、御輿の巡行に山車(山)、鉾(ほこ)、だんじり、などの屋台が随行することもある。
「御輿」は「輿」に「御」を付けたものであるが、さらに「御」をつけて「おみこし」と呼ばれる場合がある。神が乗る輿であるので「御神輿」とも書かれる。
神社の神輿を一般に「本社神輿」(神社神輿・宮神輿)と言い、神社に本社神輿が1基のみ存在する神社もあれば、三社祭で有名な浅草神社のように1社で3基の神社神輿を持つ神社もある。氏子町会が神輿を持っている場合はこれを「町会神輿」と呼び、この中で青壮年部が担ぐものを「大人神輿」、女性が担ぐ輿を「女神輿」子供は「子供神輿」と呼んでいる。
特に胴が箱型で内部が空洞の物を鳳輦(ほうれん)と呼び、実際に人間(主に天皇)や大きめの神器・依代が乗るものとして造られたのが起源とされるため小型の物は存在しない。神輿と鳳輦の定義において議論があり、文字通りの意味を定義と捉えた場合、鳳凰(ほうおう)を付けた神輿全てが鳳輦(ほうれん)になってしまうが、鳳凰を冠していない鳳輦も存在するため、「皇族などの貴人が乗る輿」と定義としている書籍が多い。
これに比べて神輿は諸説あるが、鳳輦から発展し、神霊が乗ることに特化したものであるという解釈ができる。後述のように成人男性が1人で持てる程の小型の物から、中に入れそうな大型のものまである。 神輿と鳳輦を合わせて「輦輿」(れんよ)と呼ぶが、定義もさることながら、外見では判断しにくいため(特に垂幕や瓔珞が付いている場合)、双方とも「神輿」と総称されているのが現状である。  
神輿の起源
文献上での初出は、養老四年・天正天皇6年(720年)、隼人征伐の際大神比義命(おおがのひぎのみこと)の子孫、宇佐八幡宮の神官、祝の大神諸男が八幡神が乗った御神輿に付き添い、禰宜の大神杜女が御杖代、同じく禰宜の辛島波豆米が御杖人となり、大隈・日向へ行幸している。 この時の御神輿が国内初の御神輿である。 この時、祝の大神諸男が“我、昔、この薦を御枕として、百王守護の誓いを発した。百王守護とは、凶賊を降伏せしむるという事である”との御神託を大貞の池(三角池の薦神社)でうける。この池のマコモで大神諸男が造った御薦枕が、先の国内初の御神輿に載せた御神体である。
諸説あるが、そのうちの1つとして以下のような説がある。
「狩猟と採集による移住を繰り返した時代に行われた収穫祭の祭壇が起源で、このときは祭りが終わると神輿は取り壊され、毎年新たな神輿を作って天上の神を招いていた。農耕が始まり人々が定住するようになると、神に対しても定住が求められるようになり、居所としての神社が誕生した。そして神の乗り物として神輿が継承され現在のような形になった。」
この説を採用した観光協会等において、外国人観光客に対し神輿は「持ち運び可能な神社」と説明されることが多い。
奈良時代の元正天皇の治世、養老4年(720年)九州で起こった「隼人の乱」にあるという。同年2月九州南部の大隅・薩摩に住む隼人は、大隅国守・陽侯麻呂を殺害して反乱を起こした。朝廷は歌人としても有名な大伴旅人を征隼人持節大将軍に任命し、1万を超す軍隊を派兵した。この時、朝廷は宇佐八幡宮に勅使を派遣し、国家鎮護と隼人討伐を祈願した。当時は、今の大分県宇佐市小倉山でなく、近くの小山田に鎮座していた八幡神は、この願いに応じ、「われ征きて降し伏すべし。みずから神軍を率いて隼人討伐に赴く」と託宣を下した。朝廷は豊前国司(ぶぜんこくし)宇努首男人(うぬのおびとおひと)に命じ、八幡神の神霊が乗る神輿を作らせた。『八幡宇佐宮御託宣集』によれば、「豊前国司に仰せつけられ、初めて神輿を作らしむ」とある。
聖武天皇が奈良に東大寺を建て、毘盧舎那仏(奈良の大仏)を建立して国の象徴として建設にあたる時、天平勝宝元年(749年)に、これを助けるために、宇佐八幡神は、屋根に金色の鳳凰が輝く天皇の乗り物(鳳輦)、紫色の輿に宇佐八幡宮の女禰宜大神杜女と一緒に乗り奈良の都へと渡御した。この鳳輦こそが、1300年の歳月を経て今に伝わる神輿の原型である。
平安時代になると、近江の日吉大社や京都の祇園社(現・八坂神社)・今宮神社・北野天満宮や、大阪の大阪天満宮などでも神輿が作られた。鳳輦をもとにして、これに魔除けの巴紋や神紋を飾り、ミニチュアの神社のように鳥居や玉垣、高欄などが付けられた。こうして、主に奈良・京都を中心にして神輿が一般化された。   
神輿の語源・由来
みこしは「こし(輿)」に敬意を表す接頭語の「み(御)」を添えた語。「みくじ」を「おみくじ」と言うように、さらに「お(御)」を付けて「おみこし」とも言う。みこしの「こし(輿)」の語源は、「越し」の意味と考えられる。「玉の輿に乗る」という言葉があるように、「輿」は元々、貴人の乗り物を言ったが、平安中期頃から怨霊信仰が盛んになり、神霊を運ぶ物として「みこし」が使われるようになった。
語源からすれば、本来の漢字は「御輿」だが、心霊に伴うものなので「神輿」とも書くようになった。現代では、多くが祭りの時に担ぐ「みこし」を指すため、「神輿」と書くことが多いが、「御輿」と書いても間違いではない。ただし、「しんよ」と言う場合は、「神輿」と書く。天皇の乗る輿を指す場合は、「神輿」ではなく「御輿」と書く。また、「輿」と「腰」を掛けた「みこしを上げる(立ちあがること)」や「みこしを据える(座りこんで動かないこと)」などの慣用句では、普通「御輿」が使われる。
●神輿(みこし) 2   
1 祭礼の渡御(とぎょ)のとき、神霊の乗り物として担ぐもの。「しんよ」とも読み、御輿(みこし)とも書く。日本の神霊は、日常は天空や海のかなたにあり、人の招きに応じて定期的に、あるいは神霊の意志によって臨時に、人里を訪れて祭りを受け意志表示をするものであった。したがって社殿も、祭りのつど新築し、祭りが終われば取り壊した。社(やしろ)は屋代(やしろ)、つまり祭りのときに社殿を造営する場所の意であった。神社建築が進んで堅牢(けんろう)華麗なものになり、また神霊にはつねに近くにいて見守ってほしいという願望から、社殿は常設のものになった。しかし神霊は祭りのたびに訪れてくるものだという観念は残留し、社殿から出発した神霊が村内を巡行する形式を生じた。その神霊の憑(よ)りどころになるのが、笠鉾(かさぼこ)であり山車(だし)であり梵天(ぼんでん)である。少年や神職が尸童(よりまし)になることもある。神輿もその一つであった。神霊の巡行は本来深夜に行われるものであったが、平安時代から京都を中心に昼祭りが多くなり、昼間の神幸が一般化すると見物人も集まり、「見る祭り」へと変化してくる。そのため神幸の行列も華麗となり、中心となる神霊の乗り物に神輿を用いることになった。神輿は皇室の鳳輦(ほうれん)に擬したもので、形は四角、六角、八角などがあり、屋根の上には鳳凰(ほうおう)または葱花(そうか)を置き、台には2本の担ぎ棒をつけるのが普通である。白木のもの、小型の子供神輿、樽(たる)神輿、榊(さかき)神輿などもある。神幸の際は、まず神社で御霊(みたま)移しを行い、行列では中心に位置する。氏子の若者などがそろいの法被(はっぴ)を着てねじり鉢巻姿で、「わっしょい、わっしょい」の掛け声をかけながら練り歩いたりする。神輿振りといって、道中は前後に揺れたり右往左往したりすることがある。日ごろ憎まれている家に乱入したり、神輿どうしが行き会って喧嘩(けんか)になることもあった。近年は女性も担ぐものがあり、また若者の減少した地域では、神輿をトラックに乗せて渡御する例もある。
2 神幸式に神霊の乗物とされる輿。〈しんよ〉ともよむ。貴人の乗物である御輿に由来する本神輿のほか.、酒樽をかつぐ樽神輿や扇神輿.、芋茎(ずいき)神輿などがある。芋茎や樽は神饌.、扇は神の依代(よりしろ)に由来。本神輿は普通木製黒漆塗金具付き.、四角.、六角.、八角の形があり.、屋上に鳳凰(ほうおう)や葱花(そうか)を飾り.、台に2本のかつぎ棒を貫く。749年東大寺に宇佐八幡宮を迎えた紫の輦輿(れんよ)が神輿の記録の初見で.、それ以前の神霊の渡御は人馬によったが.、平安中期.、御霊(ごりょう)信仰とともに神輿が広まり.、神幸式は祭の重要部分となった。神幸式には2基以上の神輿の喧嘩(けんか)祭.、神輿を川や海に入れる浜降(はまおり)祭.、神輿洗い.、神輿を振り立てる神輿振りなどの習俗がある。
3 (「じんよ」とも) 1 神霊を奉安するこし。みこし。2 天子ののりものをいう。〔陸雲‐盛徳頌〕
4 御輿とも書き.、シンヨともいう。神霊が本社から他社に渡御する際に.、神体または神霊 (御霊代) が乗るとされる輿。種類は多様だが.、普通は木製で黒塗りのものが多く.、形も四角.、六角.、八角などで.、多くは屋蓋の中央に鳳凰またはねぎ花などを置き.、台には2本の棒を轅 (ながえ) として置く。
5 (「じんよ」とも) 神霊を安置する、こし。祭礼のときなどに担ぐ。みこし。
6 神霊が渡御するときの乗物。御輿とも書く。神輿は〈しんよ〉ともよむ。奈良時代の749年(天平勝宝1)、東大寺大仏建立に際して上京した、宇佐八幡神の紫色の輿が記録上の初見である。神輿の原型は諸説あり確定していないが、天皇の乗物の鳳輦(ほうれん)との比較検討も必要であろう。種類は多様であるが、基本的には台、胴、屋根からなり、台に2本の棒を貫く。木製、黒漆塗りで四角、六角、八角などの胴に美麗な装飾をほどこし、屋根には鳳凰(ほうおう)または葱花(そうか)を飾ったものもある。
●風鈴

 

日本の夏に家の軒下などに吊り下げて用いられる小型の鐘鈴。風によって音が鳴るような仕組みになっている。
金属・ガラスなどで手のひらに収まるくらいの大きさのお椀型をした外身を作り、それを逆さにして開口部を下向きに吊り下げられるように外側に紐をつける。内側には「舌」(ぜつ)と呼ばれる小さな部品を紐で吊り下げ、その紐の先には短冊を付けて風をよく受けるようにしてある。
短冊が風を受けて舌(ぜつ)を揺らし、舌が外身に当たって音を鳴らす。一般的な風鈴とは構造が異なるが、ぶら下げた火箸(鋼の棒)を利用した火箸風鈴や、ぶら下げた備長炭を利用した風鈴もある。
音は外身と舌の材質になどに左右されるが、日本では一般に涼しげな音と表現されてきた音である。秋を知らせるスズムシなどの虫の声とも似ている。冷房のなかった時代に日本のむしむしとした湿気の多い暑い夏をやり過ごすため、日本人は風鈴の音を聞くことに涼しの風情を感じてきた。
ガラス製の風鈴には絵付けされているものが多く、花火、トンボ、朝顔、金魚などを図案が定番になっているが、元々は魔除けのためのものであったため赤色に塗られていた。
日本では夏の風物詩の一つとなっている。
歴史
風鈴の起源は約2000年前の中国で竹林に吊り下げて風の向きや音の鳴り方によって吉凶を占った「占風鐸」であるといわれている。これを僧侶が日本に持ち帰ったものが青銅製の「風鐸」で寺の仏堂の四隅や仏塔に吊るすようになり、ガランガランという鈍い音には厄除けの効果があって、この音が聞こえる範囲は災いが起こらないといわれた。平安時代から鎌倉時代にかけ貴族の屋敷でも軒先に魔除けとして風鐸を吊るしたことがあったといわれており、風鈴にし呪術的な意味もあったほか権力の象徴でもあった。また、奈良県明日香村にある飛鳥寺では8世紀初頭のものとみられる風鐸の破片が発見されている。
この「風鐸」は大きなものだったが徐々に小型化していった。「風鈴」の名は一説には法然が「ふうれい」と名付けたことに由来する。「風鈴」という表記は鎌倉末期に作られたとされる国宝『法然上人行状絵図』に「極楽の七重宝樹(しちじゅうほうじゅ)の風のひびきをこひ、八功徳池(はっくどくち)のなみのをとをおもひて、風鈴を愛して」とある。これが後に「ふうりん」と読まれるようになった。江戸時代に書かれた『嬉遊笑覧』(1830年)によると、法然の弟子が風鈴を好んで持ち歩いたといい、鎌倉時代には風鐸が小振りの風鈴として普及していたとしている。
風鈴の素材はもとは鉄や銅など金属製のものだった。ガラス製の風鈴が現れるのは江戸中期以降のことである。無色透明ガラスの製法が18世紀にオランダ経由で日本に伝わると、19世紀には江戸でガラス細工が盛んになり、江戸時代末期にはビイドロ製の吹きガラスで作られた風鈴が江戸で流行を見せた。明治時代には町で風鈴を売り歩く「風鈴売り」もみられた。大正期には岩手県の名産である南部鉄器の産地で鉄製の風鈴が作られるようになった。  
●蚊帳

 

[かや、かちょう、ぶんちょう、蚊屋]
蚊などの害虫から人などを守るための網。1mm程度の網目となっており、虫は通さず風は通す。麻などの繊維、のちに化学繊維でも作られている。
蚊帳の使用は古代にまで遡り、古代エジプトのクレオパトラが愛用していたという。18世紀にはスエズ運河の建設など、熱帯地方での活動に蚊帳が使用された記録がある。
日本には中国から伝来した。当初は貴族などが用いていたが、江戸時代には庶民にまで普及した。江戸西川家は、美声の男性達を雇い入れ、お洒落な半纏を纏って町中を颯爽と売り歩く2人一組の棒手売に仕立て上げ、「蚊帳ぁ、萌葱の蚊帳ぁ」という独特の掛け声でも注目を集めていった(文政年間に岳亭五岳〈岳亭春信〉が著した「蚊帳売り図」では、縦長の大きな木箱を棒の前後に吊り下げた1人と、脇を歩く1人がおり、担いでいるほうは太く大きな縦縞の入った半纏を着て、足を剥き出しにした棒手売スタイル、もう1人は、大きな風呂敷包みを背負った行商スタイルで歩いており、2人とも三度笠を被っている)。この棒手売は、江戸に初夏を知らせる風物詩となっていた。
1899年8月、山陽鉄道は、夏期夜行列車の1・2等客に蚊帳を貸した。
なお、日本における蚊帳の色彩と言えば、萌葱色の網に紅布の縁取りというのが定番になっているが、このデザインを考案したのは、江戸時代初期の西川家当主・2代目 西川甚五郎で、八幡蚊帳(近江蚊帳)として売り出すや否や爆発的ヒット商品となり、定着していったものである。それ以前のものは、網の色が麻そのものの色である明るい茶色で、爽やかさや華やかさを感じられる萌葱色の蚊帳とは全く異なる地味で暑そうなものであった。
その後、昭和後期からは、アルミサッシに網戸が急速に普及したことにより、日本における蚊帳の需要は減少していった。
現在でも、蚊帳は全世界で普遍的に使用され、野外や熱帯地方で活動する場合には、重要な装備品であり、野外用のテントには「モスキート・ネット」が付属している。また軍需品としてアメリカ軍を始め、各国軍に採用されており、旧日本軍も「軍用蚊帳」を装備していた。
現在、蚊帳は蚊が媒介するマラリア・デング熱・黄熱病、および各種の脳炎に対する、最も安価で効果的な予防・防護策として注目されている。国際連合および世界保健機関(WHO)は、普及を積極的に推進しており、アフリカ諸国や東南アジアで、蚊帳を約2.50米ドルから3.50米ドルで配布している。日本も2003年(平成15年)より、ODAやユニセフを通じた支援を実施、3年間で200万張以上の蚊帳を世界各国に配布している。ナイジェリアでは、テレビドラマやコマーシャルを通じたPR活動が行われた。
海外支援用の蚊帳については、ピレスロイド系殺虫剤を練り込んだ蚊帳をWHOが採用している。これは、蚊が触れるだけで殺虫効果があり、5年間ほど効果が持続する。
2000年、世界保健機関(WHO)から、蚊帳の増産とアフリカへの無償技術移転を依頼された住友化学は、タンザニアに工場を2箇所建設し、ピレスロイドを塗りこんだ蚊帳を、広く供給している。
使用
就寝時に用いることが多く、簡単に取り付け、取り外しができるよう長押(なげし)のくぼみが鉤(かぎ、フック)をかけるのに利用された。また、長押に鉤を打ち付けておき、それに輪型の釣具を掛ける方式もある。その長押は、今日の日本家屋からは消滅しつつある。
生活環境の変化、すなわち殺虫剤や下水の普及による蚊の減少および気密性の高いアルミサッシの普及に伴う網戸の採用、さらに空調設備の普及により、昭和の後期にはほとんど使われなくなった。しかし蚊帳は電気も薬品も使わない防蚊手段であり、エコロジーの観点や薬品アレルギー対策として見直され始めている。  
 
 

 

 
 
 
 
 

 

●九州南部が梅雨明け 残るは九州北部のみ 7/23
気象庁は23日、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より8日、昨年より1日遅い。梅雨のない北海道を除き、梅雨明けしていないのは山口県を含む九州北部だけとなった。
気象庁によると、九州南部は向こう1週間、湿った空気の影響でにわか雨の降る所もあるが、太平洋高気圧に覆われ晴れる日が多い見込み。
梅雨期間(5月30日〜7月22日)の総降水量は平年より少なかった地点もあるが、宮崎市で904・5ミリ、鹿児島市で954ミリとそれぞれ平年値を上回った。
●熱中症で搬送、全国で9190人 10人死亡、直近1週間 7/25
総務省消防庁が25日発表した速報値によると、熱中症により17〜23日の1週間に全国で9190人が救急搬送された。全国的に猛暑が続き、前週(10〜16日)の8189人から千人超増えた。北海道と群馬、神奈川、新潟、愛知、愛媛、熊本の7道県で計10人の死亡が確認された。
3週間以上の入院が必要な重症者は200人、短期入院が必要な中等症は2861人だった。搬送者の56・5%を65歳以上の高齢者が占めた。発生場所は、敷地内を含む住居が43・6%だった。
都道府県別では、東京の916人が最多。次いで愛知668人、埼玉625人、大阪621人など。
●全国的に高温、猛暑日増加も 気象庁の3カ月予報 7/25
気象庁は25日、8〜10月の3カ月予報を発表した。南米ペルー沖の海面水温が上がる「エルニーニョ現象」と温暖化の影響で地球全体の気温が高く、日本も全国的に高温となる。8、9月は猛暑日が増える可能性があり、熱中症に注意を呼びかけている。太平洋高気圧の張り出しが西で強く北で弱いため、湿った空気が流入しやすく、降水量は西日本から北日本で平年並みか多い。台風や秋雨の時期の大雨に警戒が必要だ。
●激しい7月熱波、温暖化強く影響 米欧中、国際チームが分析 7/25
気候科学者らの国際チーム「ワールド・ウェザー・アトリビューション」は25日、欧州と北米を今月襲った激しい熱波について、人為的な温暖化がなければ起きる可能性はほぼなかったとの分析結果を発表した。中国の熱波も温暖化により50倍起きやすくなっていた。
米国や中国の一部では気温が50度を超え、スペインでも最高気温の記録を塗り替える地域が出ている。英インペリアル・カレッジ・ロンドンのオットー上席講師は「化石燃料の使用をやめ、暑さに弱い人々を救う取り組みが必要だ」と指摘した。
チームは、世界の平均気温が産業革命前から1・2度上がった現状と、温暖化のない世界を比較した。
●猛暑日最多、全国226地点 埼玉39・7度、熱中症注意 7/26
日本列島は26日、広い範囲で高気圧に覆われ、晴れて気温が上昇した。埼玉県鳩山町で今年の全国最高1位タイとなる39・7度を観測。最高気温が35度以上の猛暑日は全国226地点と今年最多になった。
全国的に厳しい暑さは当面続く見込みで、気象庁は熱中症対策を呼びかけている。
東京都心は37・7度と今年最高となり、今月に入って8日目の猛暑日を観測。7月としては、2001年の7日を抜き、統計のある1875年以降で最多を記録した。
気象庁によると、熱帯域で盛んな対流活動や台風5号の影響で、太平洋高気圧の勢力が強くなっているという。特に東日本は、ひときわ強い高気圧に覆われた。
●関東は連日の39度台 東京都心は7月の猛暑日8回目、22年ぶりに最多更新 7/26
関東地方は26日もうだる暑さが続き、埼玉県鳩山町で最高気温39.7度となるなど、北関東の一部で連日の39度台を観測した。東京都心では今年最高の37.7度に達し、今月の35度以上の猛暑日は8回目。2001年の7回を抜き、7月の都心の猛暑日の最多記録を塗り替えた。
各地の最高気温は、群馬県伊勢崎市で39.4度、埼玉県熊谷市と越谷市で39.1度、栃木県佐野市で38.8度、茨城県古河こが市で38.6度、千葉県船橋市で38.4度、横浜市で37.1度など。
気象庁がデータを集計する全国914地点のうち猛暑日となったのは、北海道から九州までの220地点を超え今年最多。関東では77地点(島を除く)のうち、7割超の56地点で猛暑日となった。
来週にかけて高気圧に覆われ、関東では厳しい暑さが続く見込み。気象庁は熱中症への注意を呼びかけた。
●今年最高の39・8度観測 大阪府枚方市、猛暑日地点も最多 7/27
日本列島は27日も高気圧に覆われ、各地で猛烈な暑さが続いた。最高気温が35度以上の猛暑日となった地点は広範囲にわたり、大阪府枚方市では今年の全国最高となる39・8度に達した。全国914の観測地点のうち、猛暑日となったのは251地点に上り、今年で最も多くなった。
西日本から北日本では「10年に1度」の高温が、少なくとも8月8日ごろまで続く可能性があり、気象庁は熱中症に十分注意するよう呼びかけている。
27日は大阪府豊中市39・5度、岐阜市と栃木県佐野市39・4度、愛知県愛西市と埼玉県鳩山町で39・3度と各地で気温が上昇した。
●28日以降「10年に1回の高温」に注意を 気象庁 東京都心では27日に7月9回目の猛暑日を記録 7/27
全国的に太平洋高気圧に覆われた影響で27日も気温が上昇し、大阪府枚方市では、この日最も高い39.8度を記録した。都心の最高気温は36.9度で、4日連続35度以上の猛暑日を記録。7月の猛暑日は9回目となった。
関東各地の最高気温は、栃木県佐野市で39.4度、埼玉県鳩山町で39.3度、群馬県伊勢崎市で38.8度、茨城県笠間市で37度、千葉県市原市で37.7度、横浜市で35.3度だった。
環境省はこの日、東京、埼玉、千葉、茨城の各都県に熱中症警戒アラートを発表した。猛暑は28日以降も続く見通しで、気象庁は「10年に1回程度の高温」が続くとして注意を呼びかけている。
●今月、観測史上最も暑く EU気象機関見通し 7/27
欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」と世界気象機関(WMO)は27日、今月の世界の平均気温は観測史上最も高くなる見通しとなったと発表した。日別の世界平均気温はこれまで2016年8月に記録したものが最高だったが、今月3日以降は毎日、これを上回る高温が記録されており、北米やアジア、欧州での猛暑が反映されている。
コペルニクス気候変動サービスのデータによると、これまでの月平均記録で最も暑かったのは19年7月の16・63度。だが今月は23日までの平均が既に16・95度に上っており、月全体でも過去最高記録を大きく更新する可能性が高いとしている。
WMOのターラス事務局長は「温室効果ガスの排出を減らす必要性は、今までにないほど急を要している」と警告し、各国に気候変動問題への対処を改めて要請した。
国連のグテレス事務総長は「人類の責任だ」と強調。「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と危機感を示し、各国の指導者に気候変動対策の強化を求めた。
●「地球沸騰化の時代」警告 国連総長、対策強化を要請 7/28
国連のグテレス事務総長は27日、今月の世界の平均気温が観測史上最も高くなる見通しとなったことを受けて記者会見し「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と警告した。「まだ最悪の事態は防げる」とも述べ、各国の指導者に気候変動対策の強化を求めた。
欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」と世界気象機関(WMO)は今月の気温が月平均で最も暑かった2019年7月の16・63度を上回る見込みだと発表した。
グテレス氏は「人類の責任だ」と強調。20カ国・地域(G20)が世界の温室効果ガスの約8割を排出していると指摘し、9月のG20首脳会議などで「野心的な排出量の削減目標」を提示する必要があると語った。
また「異常気象がニューノーマル(新常態)になりつつある」と危機感を示した。洪水や干ばつで打撃を受ける途上国の防災強化などに先進国が年1千億ドルを拠出するとの約束を守るべきだと訴えた。先進7カ国(G7)でドイツとカナダ以外は拠出目標を達成していないと懸念を表明した。
●熱中症搬送、全国で7235人 6月、気温高く過去2番目 7/28
総務省消防庁は28日、熱中症で6月に救急搬送されたのは全国で7235人だったとの確定値を発表した。全国的に気温が高く、6月としては、約1万6千人を記録した昨年に次いで過去2番目の多さ。死者は2人だった。
7月は猛暑となり、1〜23日の搬送者(速報値)が2万人を超えている。今後も暑い日が続く可能性があり、消防庁はエアコンや扇風機をためらわずに使い、小まめに水分補給するよう呼びかけている。
6月の確定値によると、3週間以上の入院が必要な重症は130人、短期の入院が必要な中等症は2149人だった。全体の67・9%に当たる4911人は軽症。搬送者の半数超を65歳以上が占めた。
●全国の真夏日観測地点、過去最多 熱中症アラートも 7/28
日本列島は28日も、強い勢力の太平洋高気圧の影響で、広範囲で気温が上昇した。全国914の観測地点のうち、最高気温が30度以上の真夏日となったのは、9割超に当たる過去最多の835地点に達した。このうち最高気温が35度以上の猛暑日は233地点だった。群馬県伊勢崎市が39・4度と全国で最も高かった。
気象庁は西日本から北日本で8月4日ごろにかけて気温の高い状態が続き、猛暑日になる所があるとして、十分な健康管理を呼びかけた。
気象庁と環境省がこの日の暑さに注意を呼びかけるために出した「熱中症警戒アラート」は40都道府県が対象となり、21年に全国運用を始めて以来、最多となった。
●都心は36.2度、7月10回目の猛暑日は過去最多… 丸の内で恒例の「打ち水」 7/28
関東地方は28日も高気圧に覆われ、厳しい暑さが続いた。群馬県伊勢崎市では最高気温39.4度と、今週3回目の39度台を観測。東京都心も36.2度まで上がり、5日連続で35度以上の猛暑日となった。今月の都心の猛暑日は10回目で、7月の最多記録を更新。気象庁は8月4日ごろにかけて、ほぼ全国的に気温の高い状態が続くとみて、熱中症への注意を呼びかけた。
各地の最高気温は、埼玉県熊谷市と鳩山町で38.5度、栃木県佐野市で38.2度、茨城県大子だいご町で37.6度、千葉県市原市で37度、横浜市で34.4度など。多くの所で平年を2〜6度ほど上回った。
東京・丸の内ではこの日、ひとときの涼を楽しもうと、夏の風物詩「打ち水」があった。東京駅と皇居を結ぶ「行幸通り」に浴衣姿の参加者が並び、ひしゃくから水を放って大きな弧を描き、路面をぬらした。
周辺の企業やNPO法人などでつくる実行委員会が主催。参加者に環境への意識を感じてもらおうと、周辺のビルから排出され再生処理された水を利用した。
夫婦で参加した岡本謙一さん(47)は「年に1度、2人で浴衣を着るのを楽しみにしている。打ち水は初めてだったが、予想以上に涼しくなって驚いた」と笑顔だった。 
●東京都心 年間の過去最多・猛暑日日数を更新する予想 危険な暑さの出口 7/29
きょう29日(土)の予想最高気温は、熊谷(埼玉)で39℃と引き続き40℃に迫る危険な暑さとなる見通し。東京都心は36℃予想で、あさって31日(月)にかけても猛暑日が続きそうだ。東京都心は7月の最多・猛暑日日数をさらに更新する見通しで、8月に入っても猛暑日が続いて年間の過去最多・猛暑日日数も更新するおそれがある。熱中症に厳重な警戒が必要だ。
東京都心 7月の過去最多・猛暑日日数を更新中
きのう28日(金)の最高気温は伊勢崎(群馬)39.4℃、西脇(兵庫)39.0℃など、40℃に迫る危険な気温を観測した。また、東京都心では36.2℃を観測し、7月に入ってから10日目の35℃以上の猛暑日となった。東京都心では1875年からの統計開始以来、7月としては最多となる猛暑日日数を更新し続けている。
きょうも炎暑続く 札幌でも35℃猛暑日予想
きょう29日(土)の最高気温も、東京都心では36℃と猛暑日になる予想。7月に入ってから11日目の猛暑日となる見通しで、記録的な暑さが続きそうだ。
また、西日本から北日本の広い範囲で35℃以上の猛暑日が続出する見通し。札幌でも最高気温35℃が予想され、今シーズン初めての猛暑日となりそうだ。熊谷(埼玉)では39℃と、きょう29日(土)も40℃近い体に堪える危険な暑さが続く見通し。
沖縄から北海道まで、38地域に熱中症警戒アラートが発表されている。のどが渇いたと感じる前に水分補給を行い、屋外での激しい運動は避けて涼しい所で過ごすなど、熱中症に厳重な警戒が必要。
東京都心 年間の最多・猛暑日日数も更新か
酷暑はまだ続く予想だ。東京都心は7月最終日となるあさって31日(月)にかけても35℃以上の猛暑日となる見通し。7月の過去最多・猛暑日日数の記録を13日まで更新するおそれがある。
東京都心は8月に入ってからも5日(土)まで35℃以上の猛暑日が予想されている。もし予想通りとなれば、今年に入ってからの猛暑日は18日となり、これまで年間の過去最多・猛暑日日数だった2022年の16日を上回る見通し。熱中症に対して厳重な警戒を続ける必要がある。
その後、6日(日)以降は真夏の高気圧の勢力が一時的に衰える見通し。東京都心の最高気温は35℃を下回って、いったん猛烈で危険な暑さは収まる予想だ。ようやく危険な暑さの出口が見えてきた。
●東京都心の猛暑日は6日連続に 夕方も熱中症対策が必須 7/29
今日29日(土)も暑さをもたらす太平洋高気圧が日本列島の広い範囲を覆っていて、厳しい暑さが続いています。30℃以上の真夏日地点は800地点を超えており、35℃以上の所も増えてきました。今日も熱中症対策が必須です。
真夏日地点は午前中で800を超える
日本列島のほぼ全域で午前中の早い時間から30℃を超える暑さになっています。
九州から東北ではすでに35℃以上の猛暑日の所があり、11時40分までの最高気温が最も高い鳥取県米子市と千葉県市原市・牛久は37.2℃まで上昇。そのほか、福岡市で35.2℃、兵庫県豊岡市で36.4℃、福島市で36.0℃を観測しました。
また、東京都心は35.4℃と6日連続の猛暑日、札幌市は今年最高を上回る33.9℃など、59地点が猛暑日、803地点が真夏日です。
花火大会などに出かける場合も熱中症対策を
午後も晴天の続く所が多いため、さらに気温は上がって、猛暑日の所が増加とみられます。最高気温は高い所で38℃以上と体温を大きく上回る予想です。
午後の暑さ指数(WBGT)の予想を見ると、九州北部や山陰、東北太平洋側などに最も危険なランクを示す濃い紫色の領域がみられます。上から2番目のランクにあたる、薄い紫色の領域は全国各地に広がり、熱中症のリスクが高い状況です。
屋外の活動は出来るだけ避け、やむを得ない場合はこまめな水分補給や塩分補給、涼しい所での休憩などが欠かせません。室内で過ごす場合もエアコンで適正な室温を保ち、定期的に水分補給を行うようにしてください。
夕方もあまり気温が下がりませんので、花火大会などに出かける場合も対策が必要です。
●群馬・伊勢崎市で全国最高38.6度 東京都心は35.7度、7月猛暑日過去最多 7/29
関東地方は29日、群馬県伊勢崎市でこの日全国最高の38.6度を観測するなど、広い範囲で最高気温35度以上の猛暑日が続いた。東京都心は35.7度で、6日連続の猛暑日となった。都心の7月の猛暑日は過去最多の11回目。
各地の最高気温は、埼玉県寄居町と鳩山町で38.5度、栃木県佐野市で38.4度、茨城県古河こが市で37.6度、千葉県市原市で37.2度、横浜市で34.4度など。
この暑さは30日も続く見込み。熱中症の危険性が極めて高いとして、気象庁は外出を避け冷房を使うなどの対策を呼びかけた。また、上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定なため、落雷などへの注意も促した。
●群馬・伊勢崎で38.6度 猛暑日地点、4日連続200超 7/29
日本列島は29日も太平洋高気圧に覆われて晴れた所が多く、厳しい暑さが続いた。気象庁によると、群馬県伊勢崎市で38.6度、福島市と兵庫県豊岡市で38.2度、京都市と鳥取市、福岡県朝倉市で38.1度を観測した。
午後5時までに30度以上の真夏日になった所は全国観測点の9割を占める847地点で、今年最多記録を更新した。このうち猛暑日の所は217地点で、4日連続で200地点を超えた。
30日の熱中症警戒アラートは宮城から熊本までの大半の都府県と沖縄本島に出された。
29日の主要都市の最高気温は、仙台35.1度、東京都心(千代田区)35.7度、名古屋35.6度、大阪34.8度、福岡35.9度だった。  
●東京都心は1週間連続35℃以上の猛暑日に この先も危険で記録的な暑さ 7/30
きょう30日(日)の東京都心は午前中から35℃を超え、1週間連続の猛暑日となっている。この先も晴れて35℃以上となる日が多く、これまでの年間の最多・猛暑日日数16日を超える見通し。この先も危険で記録的な暑さが予想されているため、熱中症に厳重な警戒が必要だ。
東京都心 午前中から35℃超え
きょう30日(日)も朝からよく晴れている所が多く、気温は早いペースで上昇している。午前11時半までの最高気温は、大月(山梨)37.8℃など午前中から全国69地点ですでに35℃を超え、東京都心でも11時6分に35.3℃を観測。東京都心はこれで1週間連続の猛暑日となっている。
午後も真夏の力強い日差しが照りつけるため、最高気温は九州から東北の広い範囲で35℃以上となりそうだ。熊谷(埼玉)と甲府では39℃と、40℃に迫る所もある見通し。
39都府県には熱中症警戒アラートが発表されている。のどが渇く前に周囲と声を掛け合って水分補給を行い、できるだけ涼しい所で過ごすなど熱中症に厳重な警戒が必要だ。
この先も猛暑日続出 続く酷暑
7月最終日となるあす31日(月)や、あさって8月1日(火)は湿った空気の影響で雲が広がりやすいため、いったん最高気温は35℃を下回る所もある見込み。東京都心は、あさって8月1日(火)の最高気温は34℃の予想。
ただ、2日(水)以降の東京都心の最高気温は、再び35℃以上の猛暑日となる見通し。予想通りとなれば、これまでの年間最多・猛暑日日数16日を超え、過去最多の18日となりそうだ。危険で記録的な暑さはまだまだ続くため、熱中症に厳重な警戒を続ける必要がある。
熱中症の疑いがある場合の対応例
万が一、自身や周囲で熱中症の疑いがある場合はどうしたらよいのか。環境省によると、もし「めまい」「吐き気」「高い体温」や「意識の障害」など体に異常が生じた場合、すぐに風通しのよい日陰、できれば冷房の効いている室内などに移動する必要があるとしている。その後、衣類をゆるめて体を冷やし、水分・塩分を補給するといいそうだ。
また、改善しない場合はすみやかに医療機関を受診し、意識がない場合やまっすぐ歩けない場合などは救急車を呼び、到着までの間は積極的に体を冷やすよう呼び掛けている。
●気温35度以上の猛暑、全国194地点で観測…39都府県に熱中症警戒アラート 7/30
日本列島は30日も各地で危険な暑さとなり、気象庁によると、午後2時時点で35度以上の猛暑日は全国194地点に上った。最高気温は埼玉県鳩山町で39・6度、群馬県館林市で39・1度、栃木県佐野市で38・9度、福島県伊達市で38・8度、山梨県大月市で38・6度に上昇。東京都内も練馬区37・7度、千代田区36・2度に達している。
一方、関東甲信地方には、太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込み、日中の気温上昇の影響も加わるため、30日昼過ぎから夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みだ。
気象庁と環境省は、東北、関東甲信、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州・沖縄の計39都府県を対象に熱中症警戒アラートを発表、注意を呼びかけている。  
●東京都心は8日連続の猛暑日 関東内陸部は40℃に迫る暑さ 7/31
今日7月31日(月)も東北南部から中国にかけてを中心に広いエリアで朝から気温が急上昇し、厳しい暑さとなっています。東京都心は10時台に35℃を超え、8日連続の猛暑日となりました。
今日も各地で気温急上昇
今日も東の海上から夏の太平洋高気圧に覆われて気温が上昇し、東甲信や東北南部を中心に猛暑が続いています。11時までに埼玉県鳩山町では37.7℃、福島県梁川で37.1℃などを観測しました。
昨日、7月の猛暑日日数の最多記録を更新した東京都心は、今日も午前中に35℃を超え、さらに記録を更新しています。
午後も雲の少ない関東などを中心に気温が上昇する予想です。特に内陸部では気温が上がりやすく、場所によっては40℃に迫る危険な暑さとなるところが出てきそうです。
引き続き熱中症対策が欠かせません。特に暑さの厳しい時間帯は屋外での活動はできるだけ控えて、室内で過ごす場合もエアコンで適正な室温を保つように心がけてください。屋内・屋外問わず、こまめに水分補給・塩分補給も忘れずに行ってください。
北と西では幾分暑さが落ち着く
九州や四国と北海道、東北北部では雲が広がり、猛暑は幾分落ち着いています。
午後も35℃以上の猛暑日になるところは少なく、雨が降る北海道は30℃に届かない見通しです。暑さ指数(WBGT)の予想でも、北海道、東北北部では危険度が低い黄色となっています。
それでも、かなり蒸し暑く感じられます。これまで続いた暑さで予想以上に体に疲れが溜まっていることも考えられます。熱中症予防は欠かさずに行い、こまめに涼しい場所で休息をするように心がけましょう。
●東北から西日本で猛暑日 熱中症に厳重警戒を 7/31
31日も東北から西日本の各地で猛暑日となっていて、関東では気温が38度を超える危険な暑さとなっています。連日、命に関わる暑さとなっていて、引き続き冷房を適切に利用し、のどが乾いていなくてもこまめな水分補給を心がけるなど熱中症に厳重に警戒してください。
気象庁によりますと、日本付近は高気圧に覆われて31日も各地で強い日ざしが照りつけ、午後1時までの最高気温は、埼玉県鳩山町で39.1度、群馬県伊勢崎市で38.3度と危険な暑さとなっているほか、千葉県市原市の牛久と栃木県佐野市、茨城県大子町で37.7度、福島県伊達市で37.2度、鳥取市で36.7度、大阪府枚方市で35.9度、東京の都心で35.6度、福岡市で35.4度 などと猛暑日となっています。
日中の最高気温は、さいたま市と前橋市で38度と危険な暑さが予想されているほか、京都市と甲府市で37度、鳥取市や福井市、東京の都心、福島市で36度、大阪市や名古屋市、長野市、仙台市などで35度、と広い範囲で猛烈な暑さとなる見込みです。
気象庁と環境省は熱中症の危険性が極めて高まるとして、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、新潟県、富山県、福井県、京都府、兵庫県、和歌山県、徳島県、福岡県、長崎県に熱中症警戒アラートを発表しています。
この暑さはしばらく続く見込みで、気象庁は北日本から西日本では8月4日ごろにかけて最高気温が35度以上の猛暑日になるところがあるとして高温に関する気象情報を発表しています。
環境省によりますと、厳しい暑さが継続すると熱中症で亡くなる人が急増する傾向があり、実際に熱中症で体調を崩したり亡くなったりするケースが全国的に相次いでいて、厳重な警戒が必要です。
不要不急の外出は避け、屋内でもエアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇かなくてもこまめに水分を補給するなど対策を徹底してください。
北〜東日本で大気不安定
一方、上空の寒気や日中の気温の上昇の影響で、大気の状態が非常に不安定になり、東北や関東北部、それに九州などで局地的に雨雲が発達しています。
山沿いを中心に局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、局地的な非常に激しい雨に注意するよう呼びかけています。
●東・北日本 猛暑と激しい雷雨に注意 沖縄に大型台風接近 7/31
きょう(月)も、全国的に気温が高くなっている。東京都心は午前11時前に35℃を超え、7月の猛暑日は過去最多の13日となった。昼過ぎにかけて関東内陸や東北を中心に猛烈な暑さとなるため、引き続き熱中症に警戒が必要だ。なお、東〜北日本は大気の状態が非常に不安定となり、今夜にかけて雷雲が急発達するおそれがある。一方、沖縄・奄美は台風6号がかなり接近するため、あす(火)から2日(水)は暴風や高波に厳重な警戒が必要だ。
猛暑いきなり雷雨
きょう(月)午後は、関東や東北で猛烈な暑さとなる見込み。危険な暑さが続いているため、出来る限りの熱中症対策を取るようにしたい。なお、気温上昇の影響で、これから今夜にかけて、東〜北日本は内陸を中心に雷雲が発達する見通し。急な天気の変化、局地的な非常に激しい雨、落雷や竜巻などの激しい突風、道路の冠水、降ひょうに対して注意が必要だ。
台風6号沖縄へ
沖縄は今後、台風の影響で大荒れの天気となりそうだ。大型で強い台風6号は発達しながら北西へ進み、2日(水)にかけて強い勢力で沖縄にかなり接近する見込み。暴風や高波に厳重に警戒すると共に、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要となる。台風は今後もあまり速度を上げないため、暴風や高波、大雨などの影響が長引くことも考えられる。
暑さふたたび
あす(火)は雲が多い関東で、いったん危険な暑さは和らぐ予想だが、連続猛暑日記録が途切れるくらいの印象しかなさそうだ。2日(水)以降は、東北南部〜九州北部で体に堪える暑さが続く見通し。東京都心は週末までに、年間猛暑日日数(16日)を上回りそうだ。お盆休み期間にかけても、猛烈な暑さの続く地域が多い見込み。  

 

●明け方の都心 稲妻と雷鳴 8/1
暑いので窓を開け、網戸にして寝ていました。
蒸し暑く、寝苦しく、うつらうつら。
3時ころか、瞬間、外に光が走る。
久しぶりに見る稲妻でした。少し遅れて雷鳴が響きました。
半時ぐらいでどこかに行ってしまいました。雨も降りませんでした。
●和歌山県 かつらぎ町で11日連続の猛暑日 2日も熱中症対策徹底を 8/1
県内は8月1日各地で気温が上がり、かつらぎ町では、11日連続で猛暑日となりました。2日も熱中症の危険性が極めて高くなることから引き続き対策を徹底してください。
和歌山地方気象台によりますと、県内は8月1日も高気圧に覆われ各地で気温が上がりました。日中の最高気温は、かつらぎ町で36.3度と11日連続で猛暑日となったほか、和歌山市の友ヶ島灯台で34.3度、古座川町の西川で34.1度などと各地で真夏日となりました。
このあとも県内では気温があまり下がらず、2日朝の最低気温が25度を下回らない熱帯夜になるところがあると予想されています。
2日の日中も気温があがり、最高気温は、和歌山市で34度、潮岬で31度と8月1日と同じような厳しい暑さが予想されています。
気象庁と環境省は、2日も熱中症の危険性が極めて高くなるとして、和歌山県に熱中症警戒アラートを発表しました。熱中症警戒アラートの発表は9日連続となります。室内でもエアコンなどを使って過ごし、こまめな水分補給を心がけるほか、屋外で活動する際には休憩を取るなど、熱中症への対策を続けてください。
●熱中症搬送1万1765人 18人死亡、暑さ厳しく 8/1
総務省消防庁は1日、熱中症により7月24〜30日の1週間に、全国で1万1765人が救急搬送されたとの速報値を公表した。厳しい暑さが続き、前週から2575人増加。1週間の搬送者数が1万人を超えるのは今年初めて。搬送後に死亡が確認されたのは15道府県で計18人だった。
気象庁によると、今後も35度以上の猛暑日に達する日が予想される。消防庁は小まめな水分補給、適切なエアコン使用といった対策を呼びかけている。
搬送者のうち、3週間以上の入院が必要な重症者は275人、短期の入院が必要な中等症は3651人。年齢別では、65歳以上の高齢者が6644人と全体の56・5%を占めた。
●東海以西で危険な暑さ 東京都心は連続猛暑日ストップも明日は猛暑が戻る 8/1
今日8月1日(火)は西日本や東海、北陸で午前中から気温が上がり、厳しい暑さが続いています。昨日まで8日連続で35℃以上の猛暑日だった東京都心では今日は33.2℃止まりでした。明日2日(水)は関東の天気も回復して猛暑が戻ります。北海道から九州まで広く危険な暑さとなりそうです。
東京の連続猛暑日は途切れる
今日は高気圧に覆われた西日本を中心に気温が上がっています。台風6号周辺の湿った空気が流れ込み、かなり不快な蒸し暑さでした。15時までの最高気温は、大阪府枚方市で39.0℃、京都府京田辺市で38.9℃を観測。京都市や大津市でも38℃を超え、大阪市でも37.0℃と、特に近畿地方で危険な暑さとなりました。また、名古屋は36.6℃、広島で35.9℃、福岡では36.2℃を観測しています。関東は激しい雷雨になった所があり、これまで続いていた猛暑は幾分落ち着いています。東京都心では昨日まで8日連続で35℃以上の猛暑日となっていましたが、今日は33.2℃止まりでした。強い雨が降ったため昼前から気温が急速に下がり、連続猛暑日は途切れています。
明日は全国的に厳しい暑さ 北日本も35℃前後に
明日2日(水)も本州付近は広く太平洋高気圧に覆われて、西日本や東海、北陸は今日と同じくらいの危険な暑さが続く見込みです。予想最高気温は、福岡で36℃、大阪で35℃、名古屋で35℃です。湿気が多く、蒸し暑い体感です。引き続き万全な熱中症対策が欠かせません。関東も明日は強い日差しが照りつけるようになります。最高気温は東京で35℃、さいたまで36℃、前橋では37℃の予想です。今日より気温が上昇し、35℃以上の猛暑日となる所が多くなりそうです。また、北日本も上空に真夏の空気が流れ込みます。福島では37℃、仙台で34℃、札幌で34℃、帯広で35℃まで上がる見込みです。今日よりさらに暑くなる所が多く35℃前後の予想で、北日本でも熱中症の危険が高まります。明日は全国的に35℃くらいまで上がる所が多く、厳しい暑さとなります。屋外での活動は出来るだけ控え、室内で過ごす場合もエアコンで適正な室温を保ち、定期的に水分補給を行うようにしてください。  
●きのうから一転“危険な暑さ”復活 都内は“猛暑日”天気急変も 8/2
1日から一転、東京都内では猛暑日となるなど、各地で再び「危険な暑さ」になりました。
横殴りの雨が降っているのは福島県南会津町。1時間前の空から景色は一変、側溝から雨水があふれて道路が冠水していました。
2日は大気の状態が不安定で、局地的にゲリラ雷雨が発生しました。
1日は激しい雷雨に見舞われた東京都心も2日は一転、強い日差しが降り注ぎました。1日と比べると2日は日中の気温が10℃以上、違います。
●きょうも体温超えの暑さ 東京都心は猛暑復活 年間猛暑日の最多記録迫る 8/2
きょう2日は広い範囲で晴れて、午前中から37℃を超える所が出るなど、猛烈な暑さとなっています。関東はきのう1日は激しい雨や雷雨で、暑さがいったんおさまったものの、きょう2日は早くも猛暑復活。都心は35℃に迫る暑さです。引き続き、熱中症に厳重に警戒してください。
午前中から体温を上回る暑さも 東京は年間猛暑日の最多記録に迫る
きょう2日は、九州北部から北海道にかけて晴れている所が多く、午前中から日差しとともにみるみる気温が上昇中です。
午後0時30分までの最高気温は石川県小松市で37.7℃、兵庫県豊岡市で37.4℃、大阪府枚方市と鳥取県米子市で37.3℃などと体温を上回る暑さが続出しています。石川県小松市や鳥取県米子市では、今年一番の暑さとなっています。
関東はきのう1日は朝から雲が広がりやすく、昼頃から激しい雨や雷雨で、猛暑がいったんおさまりましたが、きょう2日は朝から夏空が広がっています。東京都心では34.5℃まで上がり、35℃に迫る猛暑が復活しています。
東京都心は、きょう2日に猛暑日となれば、今年の猛暑日日数は14日となります。これまでの東京の年間猛暑日最多日数は16日で、今年はこの記録を更新する可能性が高くなっています。
熱中症で搬送される方が相次いでいます。午後は暑さのレベルがさらにアップする見込みです。引き続き、熱中症に厳重に警戒して適切な暑さ対策を行ってください。
週末にかけて広く暑さピーク 西日本や東海は来週も猛暑続く
今週末にかけて、九州から東北は広く35℃以上、北海道も30℃前後の厳しい暑さが続くでしょう。
内陸部では体温を上回る暑さになる所もあり、危険な暑さになりそうです。
西日本や東海は来週もまだ35℃以上の猛暑日が長く続く見込みです。
夏休みに入って、屋外でのレジャー等計画されている方もいらっしゃると思いますが、できる限り涼しいところで過ごせるような計画を立てて、暑さに厳重に警戒してください。 
●県内 上田など4地点で猛暑日 4日も暑さ続く 熱中症対策を 8/3
3日も県内は各地で気温が上がり、上田市などで猛暑日となりました。4日も猛烈な暑さが続く見通しで、こまめに水分補給するなど熱中症対策が必要です。
県内は3日も気温が上がり、各地の最高気温は上田市で36.1度、長野市で35.5度、安曇野市穂高で35.4度、それに、飯田市南信濃で35.3度と30ある観測地点のうち4地点で猛暑日となったほか、25地点で真夏日となりました。
上田市では先月24日から11日連続で猛暑日となっています。
NHKが県内の消防に取材したところ、3日午後5時現在で少なくとも6人が熱中症の疑いで病院に搬送されています。
3人が中等症で、3人が軽症だということです。
中等症の人のうち、長野市の80代の男性は自宅前で倒れていたところを男性の家を訪れた人が見つけ、病院に搬送されたということです。
県内は、4日も高気圧に覆われて日中の最高気温は長野市で35度の猛暑日と予想されているほか、松本市と飯田市で34度、諏訪市で32度軽井沢町で30度と見込まれています。
このため、エアコンなどで室温を適切に調節したり、こまめに水分補給したりするなど熱中症対策が必要です。
ただ気象台は、4日午後からは大気の状態が不安定になり、雷を伴って激しい雨が降るおそれがあるとしていて、落雷や突風、ひょうなどに注意するよう呼びかけています。
●東北から九州 危険な暑さ続く 猛暑日続出 熱中症対策を 8/3
3日も、東北から九州にかけて、危険な暑さが続き、猛暑日は200地点を超えるとみられる。
3日も広い範囲で高気圧に覆われ、東北から九州では、強い日差しが照りつけ、気温が上がっている。
石川・小松市で最高気温37.2度と、午前中から猛暑日となっている。
このあとも気温が上昇し、福岡・久留米市で38度、さいたま市や福井市で37度など、体温超えの暑さが予想されている。
また東京都心は、午前11時半までに最高気温が35度になり、2023年で14回目の猛暑日となった。
さらに3日は、8月に入り、初めて猛暑日が200地点で超えると予想され、全国的に危険な暑さとなる。
のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をするなど、熱中症に警戒が必要。
●石川県小松市で39・0度 猛暑日914地点のうち229 8/3
日本列島は3日も、高気圧に覆われ、西日本から北日本の広い範囲で気温が上昇した。石川県小松市は39・0度と、この地点の観測史上最高を更新。全国914の観測地点のうち、最高気温が35度以上の猛暑日は229地点に上った。
北日本と東日本は10日ごろ、西日本は6日にかけて暖かい空気が流れ込むため、猛暑日となる所があるとして、気象庁は熱中症対策など体調管理に注意を呼びかけた。
3日は、福岡県太宰府市で観測史上1位に並ぶ38・6度を記録。佐賀県白石町も38・6度、福井県坂井市と大分県日田市、埼玉県鳩山町は38・3度を観測した。
●4日ぶりに猛暑日が200地点超え 東京都心は今年14日目の猛暑日 8/3
今日8月3日(木)は強い日差しが照りつけた西日本や東日本、東北で気温が上昇しました。最高気温が35℃以上の猛暑日は4日ぶりに200地点を上回っています。
石川県小松で39.0℃を観測
南寄りの風によってフェーン現象が発生した山陰や北陸は午前中から早いペースで気温が上昇しました。石川県小松市は観測史上1位となる39.0℃を観測し、今日の全国の最高気温となっています。
また、福岡県太宰府市で38.6℃、埼玉県鳩山町で38.3℃など体温を大幅に上回る厳しい暑さの所も多くなりました。東京都心は昼前に35.0℃を観測して今年14日目の猛暑日です。
猛暑日となった地点は15時までに226地点と、4日ぶりに200地点を超えました。
明日も広範囲で猛暑日の予想
明日4日(金)も気圧配置に大きな変化がないため、今日と同じような地域で気温が上がる予想となっています。九州北部から近畿、関東にかけては35℃以上の猛暑日の所が多くなる見込みです。
福岡市は38℃の危険な暑さ、東京都心は36℃、大阪市は35℃を予想しています。北陸や山陰などはフェーン現象によって体温並みの暑さとなりますので、引き続き熱中症対策は万全に行ってください。
北海道は雨が降りやすい天気ながらも30℃前後まで上がり、かなりの蒸し暑さです。気温の数字以上に熱中症リスクは高いので、油断はできません。  
●猛暑日、今年最多の290地点で観測…最高気温は埼玉・鳩山町の39.6度 8/4
4日は全国的に気温が上昇し、気象庁によると午後4時現在、今年最多となる290地点で35度以上を記録する猛暑日となった。
午後4時40分までに、埼玉県鳩山町で39・6度、熊谷市と群馬県館林市で39・1度、桐生市で39・0度を観測。東京都心でも36・7度を記録した。
5日も福島市や前橋市、富山市などで37度、東京都心や大阪市などで36度と各地で高温が予想されるため、環境省と気象庁は東北から九州北部までの35都府県に熱中症警戒アラートを出し、こまめに水分補給をしたり、不要不急の外出をひかえたりするよう呼びかけている。
●埼玉・鳩山で39.6度 猛暑日地点、全国の3割超 8/4
日本列島は4日も晴れて気温が大幅に上がった所が多かった。
気象庁によると、埼玉県鳩山町で39.6度、同県熊谷市と群馬県館林市で39.1度、鳥取市で38.6度、福井県坂井市と大津市、大分県日田市で38.3度を観測した。
午後6時までに35度以上の猛暑日になった所は今年最多の290地点で、全国観測点の3割を超えた。主要都市の最高気温は仙台と大阪35.1度、東京都心(千代田区)36.7度、名古屋35.9度、福岡36.6度だった。
5日も厳しい暑さが続くとみられ、東北から九州のほとんどの都府県に熱中症警戒アラートが発表された。 
●猛暑日、今年最多の290地点 北海道は5日にかけ大雨警戒 8/4
前線に暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となり、北海道で5日にかけて大雨の恐れがあるとして、気象庁は4日、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒を呼びかけた。
一方、日本列島は4日、広い範囲で高気圧に覆われ気温が上昇。埼玉県鳩山町で39・6度、群馬県館林市で39・1度、栃木県佐野市で38・9度を観測した。全国914の観測点のうち、最高気温が35度以上の猛暑日は今年最多の290地点に上った。
気象庁によると、前線が北海道をゆっくり南下し停滞。北海道の日本海側を中心に雷を伴う激しい雨が断続的に降り、総雨量が8月の平年1カ月分を超える恐れがある。
北海道の5日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で100ミリ、その後の24時間は50〜100ミリ。
●関東甲信 各地猛暑日 埼玉で39度見込み 大気不安定続く 8/4
関東甲信では4日も各地で猛烈な暑さになっていて埼玉県では日中の予想最高気温が39度と危険な暑さが続く見込みです。熱中症への対策を続けて下さい。一方、夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みで、局地的な非常に激しい雨や落雷、突風などに注意が必要です。
気象庁によりますと関東甲信は4日も広い範囲で晴れて気温が上がっています。
午前11時半までの最高気温は、埼玉県鳩山町で37.4度、千葉県鴨川市で37度ちょうど東京・八王子市と茨城県鉾田市で36.8度、東京の都心で35.7度などと猛烈な暑さになっています。
このあともさらに気温が上がり、日中の最高気温は埼玉県熊谷市で39度と危険な暑さが予想されているほか、東京の都心や前橋市、水戸市で37度、横浜市や宇都宮市、甲府市で36度、千葉市や長野市で35度と各地で猛暑日となる見込みです。
気象庁と環境省は、4日も熱中症の危険性が極めて高まるとして、東京都と埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、山梨県に熱中症警戒アラートを発表しています。
関東甲信では6日にかけて猛烈な暑さが続く見込みで、不要不急の外出は避けエアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するなど、引き続き熱中症への対策を徹底してください。
一方、上空の寒気や湿った空気などの影響で関東甲信では夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みです。
気象庁は局地的な非常に激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
●危険な暑さ続く 熱中症に厳重警戒を あすにかけ大雨のおそれ 8/4
4日も晴れて気温が上がり関東で39度を超えるなど各地で危険な暑さとなりました。熱中症への厳重な警戒を続けてください。一方、前線の影響で北海道の日本海側を中心に断続的に激しい雨が降り、5日にかけて大雨となるおそれがあり、土砂災害に警戒が必要です。
気象庁によりますと4日も広い範囲で高気圧に覆われて晴れて気温が上がり、日中の最高気温は、埼玉県鳩山町で39.6度、群馬県館林市と39.1度、鳥取市で38.6度、福井県坂井市春江と大津市、大分県日田市で38.3度、福島県伊達市で38.1度と各地で危険な暑さとなりました。
また、東京の都心で36.7度、名古屋市で35.9度、大阪市で35.1度などと広い範囲で猛暑日となりました。
5日も気温の高い状態が続く見込みで、日中の最高気温は、埼玉県熊谷市や福井市、兵庫県豊岡市、鳥取市、福岡県久留米市で38度、福島市で37度、東京の都心や大阪市、広島市、高松市で36度などと予想されています。
気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、岩手県と宮城県、山形県、福島県、群馬県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、新潟県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、岡山県、広島県、島根県、鳥取県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、山口県、福岡県、長崎県、佐賀県、熊本県に熱中症警戒アラートを発表しています。
また、北日本と東日本では今月10日ごろにかけて、西日本では6日にかけて、35度以上の猛烈な暑さが続くとして、気象庁は高温に関する気象情報を発表しています。
熱中症で体調を崩したり亡くなったりするケースが全国で相次いでいます。不要不急の外出は避け、屋内でもエアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するなど、対策を徹底してください。
一方、北海道では前線の影響で北部を中心に発達した雨雲が流れ込んでいて、午後6時までの1時間には、滝上町で40.5ミリ、国土交通省が士別市に設置した雨量計で34ミリの激しい雨を観測しました。
前線は5日にかけてゆっくりと南下し、北海道の日本海側を中心に雷を伴って激しい雨が断続的に降り、大雨となる見込みで、6日にかけての総雨量が8月の平年の1か月分を超えるおそれがあります。気象庁は、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
ふだん、大雨になることが少ない地域でまとまった雨が予想され、災害の危険性が高まるおそれがあります。雨の降り方や自治体から発表される情報などに注意し、状況が悪化する前に安全な場所に避難するようにしてください。
●東京都心で今年16日目の猛暑日 昨年の記録に並ぶ過去最多 8/5
関東各地は今日5日(土)も朝から晴れて、強い日差しが照りつけています。東京都心は10時半過ぎに35℃に到達して今年16日目の猛暑日となり、昨年記録した過去最多に並びました。
東京都心は7月が記録的な暑さで、猛暑日日数は13日と1ヶ月の日数としては最も多くなりました。8月に入って連続猛暑日は一旦途絶えたものの、3日(木)からは再び35℃以上の日が続いています。
今日は7時半前に30℃を突破し、10時32分に35℃に到達。昨年の記録に並ぶ年間最多の16日目の猛暑日になっています。午後にかけて厳しい暑さとなりますので、土曜日で外出を予定されている場合は、最大限の熱中症対策を行なってください。
なお、明日6日(日)以降は台風6号の影響で湿った空気が流れ込みやすく、日差しが少なくなる見通しです。しばらく35℃以上の猛暑日の予想はなく、記録更新するかどうかは微妙な状況になっています。猛暑日にならないとはいえ、かなりの蒸し暑さですので、暑さ対策は今後も必要です。 
●台風6号の間接的影響 暑さの記録更新 都心は猛暑日16日と過去最多タイ 8/5
きょう5日(土)、8月最初の週末は、きのう4日(金)以上にハイペースで気温上昇中。台風6号の間接的な影響で、北陸を中心にフェーン現象で気温急上昇。東北〜九州にかけて、最高気温35℃以上の猛暑日続出。東京都心は午前10時台に35℃を超え、年間の猛暑日日数が16日と過去最多タイ。午後は更に上がり、40℃に迫る所もありそうです。熱中症に厳重な警戒が必要です。
午前中から各地で暑さの記録続々と更新
きのう4日(金)は、最高気温35℃以上の猛暑日地点は290と、10年ぶりに290地点以上を記録し今年最多となりました。きょう5日(土)は、きのう(金)以上に、ハイペースで気温が上昇しています。
台風6号の間接的な影響で、北陸を中心にフェーン現象で気温が急上昇。午前10時台に福井県や富山県などで最高気温37℃を超えました。東北〜九州にかけての広い範囲で、最高気温35℃以上の猛暑日続出中です。
午前11時までの最高気温は、福井県坂井市三国で37.7℃、富山県富山市37.5℃など、北陸で37℃を超えました。
本日5日14時、福島県伊達市・梁川で最高気温40.0℃を観測。昨年(2022年)、全国で初めて40℃以上になったのは、群馬県伊勢崎市で6月25日に40.2℃を観測しました。
東京都心 猛暑日16日と過去最多タイ
東京都心は午前10時台に最高気温が35℃を超え、きょう5日(土)で猛暑日日数が16日に。年間の猛暑日の日数が過去最多タイとなりました(猛暑日日数最多記録:2022年の16日)。
仙台市も11時前に最高気温が35℃を超え、猛暑日日数が6日と、年間の猛暑日最多記録を更新(猛暑日最多記録:2015年と2022年の5日)。
また、兵庫県豊岡市と京都府舞鶴市でも、昼前に最高気温が35℃を超え、猛暑日の連続日数が15日と過去最長タイ記録となりました(2010年:15日連続)。
午後は更に気温が上がり、予想最高気温は兵庫県豊岡市39℃、福岡県久留米市・佐賀市・鳥取市・京都府舞鶴市・福井市・熊谷市などで38℃、福岡市・米子市・京都市・富山市・前橋市・福島市などで37℃、大阪市・東京都心・山形市などで36℃など、40℃に迫る所もありそうです。
連日の猛暑で疲れがたまり、熱中症リスク大です。こまめに「休息・冷却・水分補給」を行い、熱中症に厳重な警戒が必要です。
熱中症警戒アラート 今年最多の41都府県に発表
熱中症警戒アラート(熱中症を予防することを目的に環境省と気象庁が共同で発表し、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報)が、東北6県、新潟県と北陸3県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、三重県、近畿・中国・四国・九州北部の全府県、鹿児島県(奄美地方除く)と、今年最多の41都府県に発表されています。
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
1 外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
2 屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
3 普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
4 熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
5 暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
※熱中症警戒アラートは、気温だけでなく湿度や地面からの輻射熱などを考慮しているため、湿度が低い所では発表されない場合があります。ただ、全国的に最高気温35℃以上の猛暑日となり、災害級の暑さが続きます。熱中症警戒アラートが発表されていない所でも、熱中症に厳重な警戒が必要です。
●都心は最多タイ16回目の猛暑日 福島県伊達市で今年全国最高の40℃ 8/5
関東地方は5日も強い日差しが照りつけ、厳しい暑さが続いた。東京都心では最高気温が35.9度となり、今年16回目の猛暑日を記録。1875年の統計開始以降、都心で猛暑日が最も多かった昨年の記録に並んだ。福島県伊達市では全国を通じて今年最高の40.0度を観測した。
各地の最高気温は、群馬県桐生市で38.4度、埼玉県熊谷市と鳩山町で38.3度、栃木県佐野市で37.9度、茨城県古河こが市で37.2度、千葉県市原市で36.4度、神奈川県小田原市で35.1度など。
台風6号の西日本接近に伴い、関東でも週明け以降は南からの湿った気流の影響で天気が崩れやすいため、極端な暑さは収まる見込み。
●福島 伊達でことし全国初めて40度 あすも各地で危険な暑さに 8/5
5日も東北から九州にかけて晴れて気温が上がり、福島県伊達市ではことし全国で初めて気温が40度に達したほか、各地で危険な暑さとなり、東京の都心ではことし16日目の猛暑日となり、過去最多に並びました。
体にこたえる暑さとなっていて、6日も危険な暑さや猛烈な暑さが続くとみられることから、熱中症への厳重な警戒を続けてください。
一方、北海道では日本海側を中心に前線の影響で、発達した雨雲がかかっていて土砂災害に警戒が必要です。
福島県伊達市では5日午後2時に、ことし全国で初めて気温が40度に達しました。
伊達市では強い日ざしが照りつけ、町を歩く人は帽子をかぶったり、タオルを首に巻いたりして歩いていました。
建設工事現場で休憩していた62歳の作業員は「暑すぎて倒れる寸前です。きょうみたいな日が続くと疲れてしまって困ります。日陰で休憩したり、水分補給をしたりするよう心がけています」と話していました。
また、9歳の息子を連れてスーパーを訪れた49歳の父親は「暑いです。子どもは釣りがしたいと言っていたのですが、暑さが厳しいので釣りは中止して買い物にきました。子どもは少し前にも体調が悪くなったので気をつけたいです」と話していました。
気象庁によりますと5日も広い範囲で気温がぐんぐんと上昇しました。
日中の最高気温は、福井県坂井市三国で39.5度、兵庫県豊岡市で39.4度、京都府舞鶴市で39点ちょうど、大阪市、群馬県桐生市、佐賀県嬉野市で38.4度などと、各地で危険な暑さとなりました。
また、青森県三戸町で37.4度、高松市で37.2度、松江市で37度ちょうど、東京の都心で35.9度などと全国の274地点で猛暑日となり、東京の都心はことし16日目の猛暑日となり、過去最多だった去年に並びました。 
●県内15地点で猛暑日 7日も厳しい暑さで熱中症警戒アラート 8/6
県内は6日も高気圧に覆われて気温が上がり、魚沼市でことし最も高い38度を観測するなど、県内の15の地点で35度以上の猛暑日となりました。7日も厳しい暑さになる見込みで、気象庁と環境省は熱中症の危険性が極めて高くなるとして、熱中症警戒アラートを発表し警戒を呼びかけています。
県内は6日も高気圧に覆われて気温が上がり、最高気温は魚沼市でことし県内で最も高い38度を観測したほか、新潟市秋葉区で37.9度、長岡市で37.4度、阿賀町津川で36.9度、佐渡市羽茂で36.4度など県内の15の観測地点で猛暑日となったほか、ほかのすべての地点でも真夏日となりました。
7日も厳しい暑さになる見込みで、日中の最高気温は新潟市、長岡市、上越市で36度と、猛暑日が予想されているほか、阿賀町津川と佐渡市相川で34度、湯沢町で33度と予想されています。
気象庁と環境省は7日も熱中症の危険性が極めて高くなるとして熱中症警戒アラートを発表しました。
県内でも熱中症で体調を崩したり、亡くなったりするケースが相次いでいて、気象庁などは外出をなるべく避け、室内をエアコンなどで涼しくして過ごすことやできるだけ運動を控えるなど、対策を取るよう呼びかけています。
●兵庫・豊岡市『16日連続の猛暑日』 最長記録を更新 8/6
近畿地方は8月6日も気温が上がり、兵庫県豊岡市では38.8℃を観測。猛暑日は16日連続で、過去最長となりました。
6日、強い日ざしが照りつけた近畿地方。城崎温泉(兵庫・豊岡市)では冷たいものを食べながら散策する人たちがいる一方、暑さのためか名物の足湯を楽しむ人の姿は見られません。豊岡市の最高気温は38.8℃。猛暑日はこれまでで最も長い16日連続となりました。
観光客「日傘と(手持ち)扇風機がないと厳しいかなという感じです」「子どもの体調をみながら…涼しいところに行こうかなと思います」
6日はこのほか、大阪府堺市で38.1℃(今年最高)、兵庫県淡路市で37.8℃(観測史上最高)を観測。7日の近畿は台風の影響で雲が広がりやすくなる見通しですが、厳しい暑さはまだ続く見込みです。
●関東甲信各地で猛暑日 7日厳しい暑さ続く 局地的に大雨も 8/6
関東甲信は6日も広い範囲で気温が上がり各地で猛烈な暑さとなりました。7日は35度以上の猛暑日は予想されていませんが、湿度が高く、厳しい暑さは続く見込みで、熱中症の対策を続けてください。一方、湿った空気の影響で7日にかけて局地的に非常に激しい雨が降って大雨になるおそれがあり、低い土地の浸水などに十分注意が必要です。
気象庁によりますと関東甲信は6日も広い範囲で気温が上がりました。
日中の最高気温は群馬県前橋市と埼玉県熊谷市で36.7度、長野県飯田市南信濃で36.6度、栃木県佐野市で36.5度、東京・江戸川区で35.1度などと各地で猛烈な暑さとなりました。
また5日、猛暑日の日数が過去最多に並んだ東京の都心では34.8度、千葉市で34.4度、水戸市で33.8度、横浜市で32.6度などと厳しい暑さも続きました。
7日の日中の最高気温は、東京の都心や横浜市、千葉市、さいたま市、長野市で34度、水戸市で33度、前橋市や宇都宮市、甲府市で32度などと予想されています。
7日は、猛暑日は予想されていないものの、湿度が高く、厳しい暑さが続く見込みで、気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、千葉県、神奈川県、長野県に熱中症警戒アラートを発表しています。
引き続き、エアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するなど、熱中症への対策を徹底してください。
一方、湿った空気や気温の上昇の影響で、関東甲信では7日にかけて大気の状態が不安定になり、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降って大雨となるおそれがあります。
7日夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで関東北部で100ミリ、関東南部と甲信で80ミリ、8日夕方までの24時間には関東北部で50ミリから100ミリ、関東南部と甲信でおよそ50ミリと予想されています。
気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分注意するとともに、落雷や突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。
●関東甲信 埼玉で午前中から猛暑日 夜遅くにかけ大気不安定も 8/7
関東甲信は埼玉県で午前中から猛烈な暑さになるなど広い範囲で気温が上がっていて、熱中症への警戒を続けてください。一方、湿った空気の影響で7日夜遅くにかけて局地的に激しい雨が降って大雨になるおそれがあり、低い土地の浸水などに十分注意が必要です。
気象庁によりますと関東甲信は南から暖かい空気が流れ込んでいるため各地で気温が上がっています。
午前11時までの最高気温は、埼玉県鳩山町で35.6度、埼玉県熊谷市で35.3度と猛暑日になっているほか、茨城県龍ケ崎市で34.2度、千葉県佐倉市で33.9度、東京の都心で32.8度などと厳しい暑さになっています。
このあとも気温が上がる見込みで、日中の最高気温は埼玉県熊谷市で36度、茨城県土浦市で35度、東京の都心やさいたま市、横浜市、千葉市、水戸市、長野市で34度などと予想されています。
気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、長野県に熱中症警戒アラートを発表しています。
引き続き、不要不急の外出は避け、エアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するなど、熱中症への対策を徹底してください。
一方、湿った空気や気温の上昇の影響で、関東甲信では7日夜遅くにかけて大気の状態が不安定になり、局地的に雷を伴った激しい雨が降って大雨となるおそれがあります。
8日の昼までの24時間に降る雨の量は多いところで関東北部で80ミリと予想されています。
気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分注意するとともに、落雷や突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。
●日本海側ではすでに35℃以上の猛暑日 フェーンで危険な暑さに 8/7
今日7日(月)も日本列島では南寄りの風が吹いていて、日本海側では山を越えた風により気温の上がるフェーン現象が発生しています。すでに35℃以上の猛暑日となったところがあり、危険な暑さになる予想です。
太平洋側でも湿度が高く、かなり蒸し暑くなっています。こまめな水分補給など、熱中症予防をしっかりと行なってください。
引き続き、奄美付近にある台風6号の影響で、南から湿った空気が流れ込みやすい状況です。風が山を越えて吹き降りる日本海側ではフェーン現象が発生し、他の地域に比べて気温上昇のペースが速くなっています。
11時30分までの最高気温は、新潟市の新潟空港で37.5℃と35℃をすでに超えて猛暑日となっています。そのほか、富山県富山市や長崎県佐世保市でも35℃を上回っています。このあとも気温の上がりやすい状況は続き、北陸や山陰、九州北部などでは体温を大きく上回る危険な暑さとなるところが出てくる予想です。
また、太平洋側ではところどころで雲が発生していて、その分だけ気温が上がりにくくなっています。ただ、日差しが届くタイミングもあり、日差しが届くと一気に気温が上がります。東京都心の11時30分までの最高気温は33.4℃と猛暑日には届いていませんが、湿度が高く蒸し暑く感じられています。 
●古河で35.6度 茨城県内4地点で猛暑日 8/7
茨城県内は7日、高気圧に緩やかに覆われて気温が上昇した。水戸地方気象台によると、古河市で35.6度、鉾田市と土浦市で35.4度、筑西市で35.0度を記録し、最高気温が35度以上の猛暑日となった。
県防災・危機管理課によると、同日午後9時現在、熱中症とみられる症状で、14〜95歳の男女21人が救急搬送された。中等症6人、軽症15人だった。
●北陸など日本海側中心に35度以上の猛暑日 熱中症への警戒継続 8/7
7日も広い範囲で気温が上がり、北陸などの日本海側を中心に35度以上の猛暑日になっています。冷房を適切に使用するなど熱中症への警戒を続けてください。
気象庁によりますと、7日は、南からの暖かい風が山を越えて吹き降ろす際に乾燥して気温が上昇する「フェーン現象」の影響で、東北から九州にかけての日本海側を中心に気温が上がっています。
午前11時までの最高気温は、新潟空港で36.7度、富山市で36.6度、福井県坂井市三国で35.9度、長崎県佐世保市で35.8度、埼玉県鳩山町で35.6度などと各地で猛烈な暑さになっています。
このあとも気温が上がり、日中の最高気温は、富山市と新潟県長岡市で37度、長崎市や福井市、新潟市、埼玉県熊谷市で36度、佐賀市や兵庫県豊岡市、金沢市、福島市、秋田市で35度などと予想されています。
気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、岩手県と秋田県、山形県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、長野県、静岡県、愛知県、三重県、新潟県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、島根県、長崎県、熊本県、奄美地方を除く鹿児島県、沖縄県の八重山地方に熱中症警戒アラートを発表しています。
熱中症で体調を崩したり亡くなったりするケースが全国で相次いでいます。
不要不急の外出は避け、屋内でも冷房などで室温を適切に調節し、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するなど、対策を徹底してください。
●富山は16日連続の猛暑日 熱中症とみられる症状で男女13人を搬送 8/7
7日も全国的に厳しい暑さが続き、富山県内では富山市が16日連続の猛暑日となりました。この暑さで13人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されています。
富山県内は7日も高気圧に覆われ朝から気温が上昇、各地で猛暑日となりました。富山は午前11時の時点で36.6℃を記録、この時間で全国で一番の暑さとなりました。
日中の最高気温は八尾で37.1℃、富山で36.6℃など富山県内は16日連続の猛暑日となりました。
富山市婦中町ヒマワリ畑では、訪れた人が写真を撮るなど満開を迎えた夏の大輪を楽しんでいました。
訪れた人:「去年は12日くらいにすごく咲いてたから、ことしもって思ってがまんしきれずに何回も通ったけど、(きょうは)咲いとる!うれしいと思って…」
チューリップテレビが県内の各消防に問い合わせたところ、午後5時までに60代から90代の男女13人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されていて、このうち少なくとも6人が中等症となっています。
県内は夜になっても気温の下がらない日が続いていて、富山では6日までに14日連続で、最低気温が25℃を下回らない熱帯夜となっています。
また、8日の予想最高気温は富山で36℃、高岡市の伏木で35℃と、8日も猛暑日が予想されていてこまめな水分補給や、エアコンの適正な使用など、熱中症への備えが必要です。 
●救急隊の出場件数も過去最多 都が記録的な猛暑に熱中症対策呼びかけ 8/8
暑い日が続いています。東京都は、記録的な猛暑を踏まえた熱中症対策を実践してほしいと呼びかけています。
小池知事会見/4日「連日、35℃を超える危険な暑さが続いているわけですが、振り返りますと、7月の猛暑日が13日間となりました。これは過去最多を更新です。救急隊の出場件数も、去年が過去最多でしたが、それをさらに超えるペースになっています。まさに、記録的猛暑を踏まえた熱中症対策が必要となっているわけです」
東京都は、記録的な猛暑を踏まえ、都民や事業者の皆さんに熱中症対策を実践するよう呼びかけています。
室内の温度が28℃を超える場合は、昼夜を問わずにエアコンなどを使用すること。こまめに水分・塩分を補給すること。
「熱中症警戒アラート」が発表された場合は、できる限り外出を控え、外出が必要な場合は日傘や帽子などを活用することなどです。
また、都では、都民の皆さんの熱中症予防行動の実践例を募集しています。
「東京都熱中症対策ポータルサイト」に投稿してください。
このポータルサイトでは、寄せられた「熱中症予防 くらしの知恵」のほか、「熱中症警戒アラート」や「救急車ひっ迫アラート」の発表状況が確認できます。
都では、暑さ対策の実践にポータルサイトを活用してほしいとしています。
●立秋も猛暑 お盆休みにかけて高温 40℃近い所も 厳しすぎる残暑警戒 8/8
きょう8日は「立秋」。暦の上では秋の始まりですが、日本海側を中心に猛烈な暑さとなり、秋田県や新潟県で39℃に迫った所も。本来の秋が恋しくなるような厳しい暑さでしたが、来週初め、お盆休みの頃にかけて、北日本から西日本の各地でまだ高温傾向。40℃近い暑さが続く所も。
午後4時までの最高気温は、最も高かったのが、秋田県北秋田市の鷹巣で38.9℃でした。
新潟県長岡市で38.7℃、新潟市で38.5℃、山形県鶴岡市で37.6℃まで上がるなど、日本海側の各地で今年一番の暑さとなりました。
東京都心は35.9℃まで上がり、この夏17回目の猛暑日となりました。1875年の統計開始以来、昨年の記録を上回り、猛暑日最多記録を更新しました。
気象庁はきょう8日、北日本、東日本、西日本に「高温に関する気象情報」を発表しました。
北日本は14日にかけて、東・西日本は15日頃にかけて、高気圧に覆われて晴れる日や暖かい空気の流れ込む日が多いため、最高気温が35度以上の猛暑日になる所がある見込みです。来週初めにかけて、各地で気温が高く、厳しい残暑となるでしょう。特に、近畿や東海、北陸を中心に体温を上回る暑さや40℃近い気温が予想されている所もあり、まだまだ猛烈な暑さになりそうです。
ちょうどお盆休みの頃になりますが、熱中症対策を行わないと、命に関わるような危険な暑さです。できる限り暑い時間帯は外出を控えるなど警戒してください。万全な熱中症対策を続け、暑さに弱いお年寄りやお子さんにはいつも以上に気を配って、声を掛け合って熱中症に気を付けてください。
●鷹巣(秋田)38.9℃ 東京都心は猛暑日最多に 全国的にお盆期間も高温続く 8/8
きょう(火)も日本海側を中心に、猛烈な暑さが続いている。最高気温は鷹巣(秋田)38.9℃、高田(新潟)38.6℃、新潟38.5℃、長岡(新潟)38.3℃などとなっている(午後3時10分まで)。また、東京都心は正午前に35.9℃まで上がり、今年17日目の猛暑日となり、過去最多記録を更新している。
北日本は14日(月)にかけて、東・西日本は15日(火)ごろにかけて、高気圧に覆われて晴れる日や、暖かい空気の流れ込む日が多くなり、最高気温35℃以上の猛暑日になる所がある見込み。特に、あさって10日(木)はフェーン現象により、北陸を中心に記録的な猛暑となる可能性がある。高温となる日は、朝晩も気温が下がりにくいため、一日を通して熱中症対策をとるなど健康管理に注意が必要だ。 
●東京都心の猛暑日、計17日で過去最多 更新の可能性も 8/9
東京都心は今年、35度以上の猛暑日を8日までに17日観測した。気象庁によると、統計を取り始めた1875(明治8)年以降、1年間に観測する猛暑日の過去最多を更新した。
これまでの最多は猛暑日を16日観測した昨年だった。今年は7月10日に初めて猛暑日を観測し、厳しい暑さが続いた。
9日は最高気温が31・8度だったものの8月中旬にかけて全国的に暑い日は続き、さらに記録を更新する可能性がある。
●新潟三条市、全国最高の39.8度 8月9日の県内各地、フェーン現象で猛暑日に 8/9
新潟県内は8月9日、太平洋高気圧と台風6号に伴うフェーン現象で暖かい空気が流れ込んだ影響で、各地で最高気温が35度以上の猛暑日となった。三条市で全国最高となる39・8度を観測するなど、新潟県内8地点で39度を超えた。新潟地方気象台によると、晴れの日は14日ごろまで続く見込み。台風7号の進路にもよるが、しばらくまとまった降雨がない可能性がある。・・・
●青森市で観測史上最長17日連続の真夏日 青森県内あすも記録的な暑さか 8/9
青森市は観測史上最も長い17日連続の真夏日となりました。ただあすはさらに暑く最高気温が38℃と記録的な暑さが予想されているところもあり警戒が必要です。
青森放送 三上峻 記者「青森市は日ざしが強く涼を求めて家族連れが海水浴に訪れています」
きょうの青森市の最高気温は34.5℃。真夏日は17日連続となり、1999年の記録を抜いて観測史上最も長くなりました。県内は五所川原市と八戸市が36.4℃、弘前市が36.2℃など8地点が猛暑日、12地点が真夏日になりました。
海水浴客「暑かった (海の中は)気持ち良かった」「埼玉です こっちもびっくりするくらい暑いです みんな初めての暑さだと言ってエアコンつけてました」
消防によりますと県内では午後4時30分までに10歳代から90歳代の男女あわせて17人が熱中症の疑いで搬送されました。暑さはあすさらに厳しくなりそうです。
気象台によりますとあすの予想最高気温は弘前市で38℃、青森市と八戸市で37℃の予想です。県内の過去の最高気温は1978年の深浦町と1999年の平川市碇ヶ関で記録した37.9℃で、それを超える危険な暑さとなる可能性もあります。気象庁などは熱中症の危険が極めて高くなるとして熱中症警戒アラートを発表しています。外出はなるべく避け涼しい環境で過ごすなど十分な対策と警戒を呼びかけています。  
●石川県小松市で今年最高タイの40度…連日の酷暑、都心も34.4度 8/10
10日も日本海側で高温が目立った。気象庁によると、石川県小松市で午後3時5分に40.0度を記録した。5日に福島県伊達市で今年全国初の40度を記録したが、それに並んだ。
午後2時までのデータでは新潟県三条市で39・6度、青森県弘前市が39.3度、富山市(八尾)と新潟県上越市、山形県鶴岡市が39.0度、富山県砺波市、新潟県糸魚川市が38.8度を観測している。弘前、小松、富山市(八尾)、砺波は同地点の観測史上1位の値を更新した。
午後1時現在、35度以上の猛暑日は139地点、30度以上の真夏日は663地点に上っている。東京都心では午後2時過ぎに34.4度を記録している。
●観測史上1位…石川・小松市で気温『40度』と災害級の暑さ 8/10
 県内全観測地点で35度超の猛暑日に
石川県小松市は観測史上1位となる40度となるなど、県内は全ての地点で猛暑日となり、災害級の暑さとなっています。
台風の影響で県内には南風が入り込み、気温が上がりました。日中の最高気温は小松で観測史上1位となる40度となるなど全ての観測地点で35度を超える猛暑日となりました。
金沢市の兼六園では観光客が日陰で休む姿が目立ちました。
気象台は10日連続で熱中症警戒アラートを発令し熱中症に警戒するよう呼びかけています。
●1872年観測開始以降、初の猛暑日! 8/10
北海道函館市で35.4度 その他道内7地点でも記録更新
10日の北海道内は、南からの暖かい空気が流れ込んだ影響などで、道内8つの地点で最高気温が観測史上1位を更新、函館市は初めて35度以上の猛暑日となりました。
函館公園の噴水には、涼を求めて多くの家族連れが訪れました。北海道付近は高気圧に覆われ、南から暖かい空気が入ったため南部を中心に暑くなりました。函館では、最高気温が35.4度を観測し、1872年の観測開始以降の最高気温を更新しました。
公園の男性「観測史上(1位)ですか!?えっ!?今日が?」
公園の女性「逃げ場がなくて、こういう水場とか商業施設とか、エアコンがある所にしか行けない」
函館市のほか、道内7つの地点でも最高気温の観測史上1位の気温を更新しました。渡島と檜山地方には、熱中症警戒アラートが発表され、こまめな水分補給など対策が呼びかけられています。
●伊達市や福島市などで猛暑日きょうも暑かった 8/10
10日も県内は高気圧に覆われた影響で各地で気温が上がりました。
記者リポート「午前9時前の福島市です。きょうも日差しが照り付けて朝から暑いです。」
福島地方気象台によりますと、10日の県内は高気圧に覆われて気温が上がり、最高気温は、伊達市梁川で37・4℃、福島で35・2℃、会津若松で35・1℃などとなりました。
通勤途中の女性は「夕方お買い物に行くようにして、日中はもう涼しいところで」「電気量心配ですけどずっとエアコンは一定の温度でつけるようにしています」と話していました。
●昼「猛暑日」夜「超熱帯夜」台風でフェーン現象発生「史上最高の最低気温」 8/10
台風の影響で、暖かい空気が流れ込み、山陰地方は8月10日も危険な暑さになりました。実はこの猛暑、夜も続いています。夜から明け方にかけても気温が下がらず、最低気温が30度を上回る「超熱帯夜」が続いています。
観光客「ドライヤーの風を浴びているみたい。めちゃめちゃ暑いです」
10日も危険な暑さになった山陰地方。境港で37.8度、出雲で37.4度など、両県の29の観測地点のうち12地点で猛暑日となりました。
岡部楓子アナウンサー「風は吹いているんですが、午前中も気温は下がらず、べとべととした熱風が肌にまとわり付き不快な暑さです」
松江市の気温は、午前9時時点で33.5度。最低気温は午前6時前に観測した30.7度。30度を下回らず、2日続けて統計開始以降「最も高い」最低気温を更新しました。
このほか、米子や境港などでも観測史上「最も高い」最低気温となりました。
こちらのグラフは、松江市の気温の変化です。8月8日午前9時に31.1度を記録してから、10日午後まで30℃を下回っていません。2晩続けて、夜も「真夏日」25度以上の「熱帯夜」を超え、「超熱帯夜」になりました。
この暑さの原因は、「フェーン現象」。台風の影響で、南から流れ込んだ暖かく湿った空気が、山地を超えて山陰など日本海側に降りてくるときに乾燥して、高温になる現象が発生しました。
日本気象協会によると、10日夜からは、最低気温が30度を超えないものの、25度を上回る見込みで、寝苦しい「熱帯夜」は1週間程度続くということです。
エアコンの使用やこまめな水分補給など日中だけでなく、夜も、熱中症対策が必要です。 

 

●各地で猛暑日に 屋外でも「冷たい」演出に子どもは大喜び 長野・軽井沢町 8/11
11日、8地点で「猛暑日」になった県内。強烈な日差しのもと、登場したのは…
カメラマン「雪を積んだダンプが上がってきました。真っ白な雪、冷たそうです。」 突如現れた真っ白な雪山。「何ですか、これは」と言いたげなこの表情。ここは、軽井沢プリンスホテルスキー場の頂上。標高1155メートルで真夏の雪遊びが楽しめます。「冷たい」
神奈川の家族「子どもたちに触らせたいと思って(来た)」 冬のスキー場と同じ人工雪を使ったこのイベント。気温に左右されず人工雪を製造できる機械を使っています。インド出身のこちらの家族、雪を見るのは初めてです。2歳の男の子は… 「良いと…」「グッド」(※父が代弁)
父親「寒くなりました」
軽井沢プリンスホテルスキー場・中西剛さん「ここ最近暑い日が続いているので、涼しい避暑地の軽井沢で、夏のリフトを使って雪を体験していただいて思い出作りになればいいかと」
11日も県内各地で厳しい暑さとなりました。飯田市南信濃で37.6℃、飯山で36.4℃などを観測しました。飯山では午前中からぐんぐん気温が上がり8日連続の猛暑日に。あす12日も県内は厳しい暑さが続く見込みです。
●三条市は熱帯夜が8日連続でストップ、猛暑日続くも9日ぶりの過ごしやすさ 8/11
11日の新潟県三条市は最高気温35.2度で9日連続の猛暑日となったが、それでも2日の34.9度以来の過ごしやすさだった。
明け方の最低気温は25度を下回る24.5度で、熱帯夜は8日連続でようやくストップ。夜は明らかにここ数日より涼しく、風通しがよければエアコンをつけなくても寝ていられる気温だった。
日中は朝から雲ひとつない青空が広がり、毎正時では午前8時で30.0度となったが、昼前から気温の上昇は頭打ち。厳しい暑さに変わりはなかったが、とくにここ数日の暴力的な猛暑と比べれば少しは過ごしやすかった。全国最高は兵庫県豊岡市の38.4度だった。
予報では11日の新潟は晴れのち曇りで予想最高気温は33度。猛暑日を免れることも期待できそうだ。
●猛烈な暑さ 富山空港36.7度猛暑日24日目最多日数更新 8/11
県内は午前中から気温が上がり、富山空港では、ことしの猛暑日の日数が24日と、平成30年に記録した最多日数を更新するなど、各地で猛烈な暑さとなりました。
県内の消防によりますと、熱中症とみられる症状で、60代から90代までの5人が病院に搬送されました。
県内は11日も高気圧に緩やかに覆われて、午前中から気温が上がり、日中の最高気温は、富山空港で36.7度、富山市で35.5度、富山市八尾で35.3度、砺波市で34.8度などとなりました。
このうち富山空港で猛暑日となったのは、ことしに入ってから11日で24日目で、平成30年に記録した猛暑日の最多日数を更新しました。
県内の消防によりますと、午後5時までに熱中症とみられる症状で、60代から90代までの5人が病院に搬送されましたが、いずれも命に別状はないということです。
県内はこのあとも高気圧に覆われ、12日昼まで晴れの天気が続くということです。
また、12日、日中の予想最高気温は、富山市と高岡市の伏木ともに35度と、猛烈な暑さが続く見込みです。
このため気象台と環境省は引き続き「熱中症警戒アラート」を出して、外出をなるべく避けることや、室内をエアコンなどで涼しくして過ごすこと、のどが渇く前にこまめに水分を補給するなど、熱中症に厳重に警戒するよう呼びかけています。
●「山の日」体温超える暑さも 都心は今年18回目の猛暑日 8/11
きょう11日「山の日」も全国的に厳しい暑さとなっていて、日本海側では体温を超えるような暑さの所も。都心は今年18回目の猛暑日となり、年間の過去最多記録を更新中です。お盆は台風7号の北上で、かなり蒸し暑くなり、場所によっては40℃に迫る所も。熱中症に厳重な警戒を。
きょう11日「山の日」も厳しい暑さ
きょう11日も全国的に厳しい暑さとなっています。午後1時30分までの最高気温は、兵庫県豊岡市で37.5℃、大阪府枚方市と鳥取市で37.3℃、新潟県上越市安塚で37.2℃、石川県七尾市で37.1℃など日本海側を中心に体温を超えるような暑さになっている所もあります。
東京都心で今年18回目の猛暑日 年間過去最多記録を更新中
東京都心は35 0℃まで上がり、今年18回目の猛暑日となりました。1875年の統計開始以来、昨年の記録(16回)を上回り、年間猛暑日日数の過去最多記録を更新中です。きょう11日は「山の日」。祝日で屋外で過ごされている方もいらっしゃると思いますが、喉が渇く前に水分補給を行うなど、暑さ対策を十分に行って熱中症に警戒してください。
台風7号の北上で猛烈な暑さも
お盆休みも厳しい暑さに警戒が必要です。台風7号の北上に伴って14日頃から東日本や西日本の太平洋側で雨や風が強まる所もあるでしょう。南から暖かく湿った空気が流れ込むため、全国的にかなり湿度が高く、うだるような暑さになりそうです。また、日本海側では山越えのフェーン現象の影響で、気温が上昇しやすく、40℃に迫る所も見込みです。車で長距離を移動する際にも、エアコンなどで車内を十分涼しくするなど、熱中症に警戒してください。
●12日も猛暑 東海は40℃近い所も 東北中心に雷雨 太平洋沿岸に台風 8/12
きょう12日(土)も広い範囲で猛烈な暑さ。名古屋市をはじめ40℃に迫る所も。東北は雨や雷雨で、滝のような雨も。晴れる地域も局地的に雷雲が発達。北日本から西日本の太平洋沿岸には台風7号からのうねりが届き、波が高まる。
東海や近畿を中心に体温超えの暑さ
きょう12日(土)も、気温が速いペースで上昇。広く30℃を超えて、東・西日本は猛烈な暑さでしょう。
中でも、東海や近畿は体温を超えるような暑さの所が多く、名古屋市で39℃など、40℃に迫る所もありそうです。
熱中症にならないよう、こまめな水分補給、適度な塩分補給を。睡眠不足などで、元々体調がすぐれない場合、熱中症のリスクがいっそう高まります。屋外のレジャーなどは無理をせず、予定の変更を検討するようにしてください。
なお、熱中症のサインとなるのは、めまいや立ちくらみがする、手足がしびれる、顔がほてる、軽い頭痛や吐き気がしてくる、といった症状。少しでも体調に異変を感じたら、すぐに涼しい所で休憩し、体温を下げることが重要です。
東北は雨や雷雨 今朝は岩手県で線状降水帯 晴れの地域も局地的に雷雲発達
東北地方は、気圧の谷や上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になっています。
特に岩手県の内陸では、今朝、線状降水帯が発生して同じ所で非常に激しい雨が降り続き、7時50分に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。
今夜にかけても、東北は北部を中心に雨雲やカミナリ雲が発達しやすく、非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
北陸や、関東から西でも、山沿いや内陸の所々で雨や雷雨となりそうですので、空模様の変化に注意が必要です。
太平洋沿岸 台風7号の影響でうねりを伴い波が高まる
非常に強い台風7号は、12日6時現在、父島の北にあり、ゆっくりと北よりに進んでいます。
小笠原諸島では大荒れの天気のピークを過ぎつつありますが、伊豆諸島では風が次第に強まり、海は大しけとなるでしょう。
また、北日本から西日本の太平洋沿岸にも、台風からのうねりが届くでしょう。広い範囲に波浪注意報が発表されています。台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかでも、急に思わぬ高波が打ち寄せることもあります。むやみに海に近づかないでください。
●近畿や東海で既に猛暑日 40℃に迫るおそれも 8/12
今日12日(土)も西日本や東日本では夏空が広がり、急ピッチで気温が上がっています。近畿では既に猛暑日となった地点があり、体に堪える厳しい残暑となるので熱中症対策が欠かせません。11時の時点で猛暑日地点は11地点。特に東海や近畿での気温の上昇が顕著で、京都や名古屋でも既に35℃超の猛暑日となっています。最も高い最高気温は兵庫県西脇の36.2℃(10時59分観測)、東京の最高気温は33.2℃(9時36分観測)でした。
各地の最高気温(11時20分時点)
・札幌:30.7℃ ・仙台:27.6℃ ・東京:33.2℃ ・金沢:32.9℃ ・名古屋:35.5℃ ・大阪:34.0℃ ・福岡:31.8℃ ・那覇:31.5℃
午後はさらに気温が上がり、体温を上回るような危険な暑さになるおそれがあります。名古屋や岐阜の予想最高気温は39℃、京都や大津の予想最高気温は38℃で局地的には40℃に迫る可能性もあります。 
●「デパ地下グルメ」が記録的な猛暑の日本を救う理由 8/12
今年の夏も記録的な猛暑となっています。日中の外出を控えるようにとの呼びかけもありますが、コロナ明けの夏休みということもあって、観光地は賑わっている様子です。
旅行を控えていたとしても、両親や親類、友人や知人の自宅へ訪れたり、一緒に食事したりする機会はあるでしょう。そういった場合には、何かしらの手土産を渡したいと思うもの。そうでなかったとしても、猛暑で疲労が蓄積され、暑い台所に立って料理するのもひと苦労。
このような時に利用したいのが“デパ地下グルメ”です。
百貨店の地下は、きれいで涼しくて、快適な空間であることは言及するまでもありません。色とりどりの野菜から、ブランドの黒毛和牛のサーロインやフィレ、食欲をそそる和洋中の惣菜やお弁当、上品な和菓子やきらびやかな洋菓子とそれらのアソート、フランスやイタリアからニューワールドまでバラエティに富んだワイン、全国各地の銘酒を取り揃えた日本酒など、何でも手に入るといっても間違いないでしょう。
そんな“デパ地下グルメ”にある傾向が現れています。
熱中症になるほどの暑さなので、火を扱うキッチンにいると、命の危険にさえさらされます。調理するのはとても辛いので、惣菜を買ってくることが多くなり、デパ地下の惣菜をはじめとした中食の売上が増大。そういった事情を見込んで小田急百貨店新宿店では、さらなる伸長を狙って惣菜に注力しました。
その一方でデパ地下には“懸念材料”もあります。グラム単位の販売では、想定していた金額よりも高くなるという投稿があると、多くの反響。好きな分量を購入するよりも、値段が決まっている詰め合わせや弁当の方が、明朗会計で安心できるという声も多いです。
惣菜を1品だけを購入するのでは、お土産用でも自宅用でも、栄養や見た目のバランスが悪いので、数品買うことになるでしょう。そうなると、何を組み合わせようかと考えなければならない上に、バラバラに買うと結果的に値段が高くなるのが悩ましいところ。ただ、手頃な値段で買えるおいしい弁当も少なくありません。
デパ地下の弁当であれば、食味がよいのはもちろんのこと栄養バランスがよく、ブランド力もあります。デフレが続き、記録的な猛暑を更新しそうな今年は、デパ地下でリーズナブルな弁当の需要が高まるのではないでしょうか。
●真夏の節電要請でエアコンをガマンしてるのに、EVを増やすのって矛盾では? 8/12
家計簿をつけていると、物価高で日々ジリジリ追い込まれている感じがします。なかでも特に高くなったな、と思うのが電気代です。
しかし、気候は夏真っ盛り。猛暑でエアコンを使うと、電気代は目玉が飛び出る金額になります。なので、エアコンを使いたくても「やっぱ、もうちょっとガマンしよう」と思ってしまいます。
たしかに節電は必要だけど、無理をしてはいけません。
さらに、夏場は電力がひっ迫してしまうのも心配です。
国民としては、節電要請に応えなければなりません。省エネキャンペーンを推進する東京都の協議会は、「照明はこまめに消灯、LEDへの交換も検討を!」などの共同メッセージを公表しています。
1つひとつは小さな取り組みでも、みんなで努力を積み重ねれば節電効果は大きくなりそうです。
家庭でも職場でも、できることはいろいろあります。資源はみんなのもの。こういうこまめな節電に協力することは大切だなあ、とシミジミ思います。
よし、やっぱりエアコンはやめ、窓を開けて外の風を通し、消費電力が低い扇風機でしのぐことにしましょう。
しかし、ジワジワと流れ出る汗・・・。思わずエアコンのスイッチに手が伸びそうになりますが、
「いやいや、みんなで協力しないと。ガマンガマン」
こういう時、かつて炎天下で汗水を垂らしながら、部活動に励んでいた記憶がよみがえります。この程度でヘコたれていてはいけません。暑さに耐えながら、みんな頑張っているのです。
しかし、日差しはドンドン強くなり、気温はグングン上がっていきます。気がつくと、体温を超えているではないですか。なんとなく、意識がモウロウとしてきたような感覚に襲われる中......。
「そういや、熱中症とか怖いよな...」
家計を考えると電気代は痛いですし、節電協力もしたい。しかし、熱中症で亡くなる方もいます。命には代えられません。そこで熱中症について調べてみると、厚生労働省のパンフレットを見つけました。
そこには以下のように書いてあります。
<節電を意識するあまり、熱中症予防を忘れないようご注意ください!>
・夏期の電力不足に対して節電の取り組みが求められていますが、節電を意識しすぎるあまり、健康を害することのないようご注意ください。
・気温や湿度の高い日には、決して無理な節電はせず、適度に扇風機やエアコンを使用するようにしましょう。
たしかに、節電は必要だけど、無理をしてはいけないな...。しかし、そうは思うものの、改めて考えてみると、よくわからなくなってしまいました。
環境に優しいと言いつつ、ホンネは儲けることに夢中...ではないですよね?
ハテ、暑いと感じた時点で、もうムリをしているようにも思うし、もっと暑くても耐えられた記憶もあるし。果たして自分はいま、ムリをしているのかしていないのか・・・。
暑さの中、ボーっとそんなことを考えていると、夏休みで大変ゆっくり起きてきた大学生の長男がリビングに入ってくるなり言いました。
「なんか、この部屋暑すぎない? ピッ」
部屋に入るやいなや、間髪入れずにエアコンのスイッチを押した長男。
エアコンが部屋の空気を冷やし、モウロウとしかかっていた意識が戻るにつれてわかってきました。どうやら、自分は気づかないうちにムリをしていたようです。
熱中症で亡くなった方の中には、節電しようとこうやって知らず知らずのうちにムリしてしまったケースもあるのではないでしょうか。
やがて、徐々に冷やされていく空気に体が馴染むにつれ、今日の新聞を読んでなかったことに気づきました。紙面を開いてみると、やたら目に入ってくるのが電気に関する記事。
「経済ニュースは、連日EV(電気自動車)の記事ばかりだな」
そこで、疑問が浮かびました。EVって増えれば増えるほど、もっと電気が必要になりませんか。
それなのに、節電でついエアコンをガマンして熱中症になってしまう人がいるとしたら、矛盾している気がします。
環境への優しさから、排ガスを出さないEVにシフトするのはわかりますが、人への優しさから、ためらうことなくエアコンが使えるよう充分な電力を確保することも大切なはず。
さらに気になるのは、いま世界中の自動車メーカーがEVの販売を競い合っていることです。
まさか、環境に優しいと言いつつ、ホンネは儲けることに夢中で闇雲にEVを増やし、人への優しさなど眼中にない、なんてことはないですよね?
●東海3県の各地で猛暑日 引き続き熱中層対策を 8/12
東海3県は12日も気温が上がり、各地で35度以上の猛暑日となりました。
13日も厳しい暑さが予想されているため、引き続き外出をなるべく避け、エアコンを使用するなどして熱中症への対策を徹底してください。
東海3県は12日も気温が上がり、日中の最高気温は岐阜県郡上市八幡で39.1度と全国で最も高くなったほか、岐阜県多治見市で38.7度、名古屋市と岐阜市で38.2度などと各地で35度以上の猛暑日となりました。
13日も厳しい暑さが続く見込みで、日中の最高気温は岐阜市で38度、名古屋市で37度、岐阜県高山市と三重県伊賀市で36度などと予想されています。
引き続き、外出をなるべく避け、室内をエアコンなどで涼しくして過ごすなどして熱中症への対策を徹底してください。
一方、接近する台風にも注意が必要です。
気象台によりますと、非常に強い台風7号は、12日午後3時には小笠原諸島の父島の北北西220キロの海上をゆっくりとした速さで北西へ進んでいます。
台風は15日ごろ、暴風域を伴って東海3県に接近し上陸するおそれがあります。
このため東海3県では14日ごろから警報級の大雨となる見込みで、15日火曜日の夜までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで三重県で300ミリから500ミリ、愛知県と岐阜県で100ミリから150ミリと予想されています。
●東海・近畿で気温上昇、岐阜県郡上市で39・1度…東京都心も猛暑日35・5度 8/12
12日は東海、近畿地方を中心に気温上昇が目立っている。
午後2時までに、岐阜県郡上市で39・1度、京都府京田辺市、京都市中京区で38・8度、兵庫県西脇市で38・5度、京都府福知山市で38・3度、岡山県真庭市、大阪府枚方市、名古屋市千種区、岐阜市で38・2度を観測した。
午後1時時点で、35度以上の猛暑日は全国で74地点、30度以上の真夏日は626地点にのぼった。
東京都心でも午後2時半過ぎに35・5度を記録した。
●今日も暑さが和らぐ兆しなく広く猛暑日予想 大阪など40℃に迫る所も 8/13
今日13日(日)も各地で35℃以上の猛暑日となり、厳しい暑さになる予想です。大阪や岐阜など40℃に迫る所もあり、熱中症対策が欠かせません。
曇りや雨の天気となる関東では猛暑日には至らなくても汗が噴き出るような蒸し暑さとなるので油断はできません。
今日13日(日)も接近する台風7号が送り込む暖かく湿った空気の影響で気温が上昇。東北日本海側〜九州の広い範囲で猛暑日となる予想です。
今朝7時までの最低気温が愛知県名古屋市で28.4℃、兵庫県神戸市で27.8℃、大阪府大阪市で27.7℃と近畿〜東海地方では27〜28℃と気温が下がらず寝苦しい夜となりました。最低気温が高かったこともあり早い時間から30℃を上回っている所も多く、8時時点で真夏日の地点はすでに56地点まで増加しています。万全の熱中症対策が欠かせません。
東から湿った空気が流れ込み曇りや雨の天気となる東北太平洋側や関東エリアでは猛暑日には至らなくても汗が噴き出るような蒸し暑さとなるので、こちらも油断できません。最高気温は東京や福島で32℃、千葉や横浜、盛岡、福島で33℃予想。山形で35℃、秋田では36℃と35℃以上の猛暑日予想となっています。
各地の予想最高気温 / 39℃:岐阜、大阪 / 38℃:岡山 / 37℃:名古屋、神戸、奈良、京都、大津、和歌山、広島、松山、徳島、高松 など
●福井市の連続猛暑日「20」でストップ 最高気温34.4度、13日は35度予想 8/13
福井県内は8月12日も厳しい暑さが続いたが、最高気温は全10観測地点で35度を下回った。県内で猛暑日とならなかったのは7月21日以来22日ぶり。福井市の最高気温は34・4度で、同23日から続いていた猛暑日の連続日数は20で止まった。
福井地方気象台によると、これまで太平洋高気圧や台風6号の影響で南風が流れ込んでいたが、12日の日中は北風が吹き、猛暑日にならなかったとみられる。
福井市のほか、大野市34・1度、勝山市33・8度、敦賀市33・7度など平年を上回ったが、前日に比べ2〜4度下がった地点が多かった。坂井市春江町は32・3度でほぼ平年並みとなった。
13日の最高気温は福井市35度、大野市と敦賀市34度の予想。気象庁などが熱中症警戒アラートを発表し、注意を呼びかけている。 
●厳しい暑さ 横手市で36.2度の猛暑日14日も熱中症注意 8/13
秋田県内は13日も晴れて気温が上がり、横手市で36.2度の猛暑日となるなど、猛烈な暑さを記録したところがありました。14日も猛烈な暑さになる見込みで、引き続き熱中症に十分注意してください。
県内は13日も高気圧に覆われて晴れ、各地で気温が上がりました。
最高気温は横手市で36.2度、五城目町で35.1度、秋田市で34.8度などと、各地で猛暑日や真夏日になりました。
県内各地の消防によりますと、この暑さの影響で午後4時までに11人が熱中症の疑いで病院に搬送されましたが、いずれも命に別状はないということです。
県内は14日も猛烈な暑さになるところがある見込みで、日中の最高気温は秋田市で35度、横手市で34度、北秋田市の鷹巣で32度と予想されています。
不要不急の外出は避け、エアコンなどで室温を適切に調節し、こまめに水分を補給するなど、引き続き、熱中症に注意してください。
●富山空港で22日連続の猛暑日 15日以降台風の影響も 富山県内 8/13
13日の県内も厳しい暑さとなり、海水浴場は家族連れや帰省客でにぎわいました。
最高気温は富山空港で35.5度と、22日連続の猛暑日になりました。この暑さの中、黒部市の石田浜海水浴場は2023年の海開き以来、最も多くの海水浴客でにぎわいました
宮城県から富山の親戚に会いにきた姉弟「いとこと遊ぶために来ました」「夏休み最後だから、小学校の。なのでいい思い出になりました」
KNBのまとめでは、13日午後5時までに、4人が熱中症とみられる症状で救急搬送されました。
14日は富山市で予想最高気温が35度など、厳しい暑さが続く見込みで、県内には熱中症警戒アラートが発表されています。
また15日から16日にかけて、台風7号が県内に最接近するとみられていて、強風や大雨に警戒が必要です。JRは、北陸線では15日夕方から、高山線の県内区間では16日に列車に遅れや運休が出る可能性があるとしています。富山地方鉄道も15日から16日にかけ、鉄道線、富山市内電車に遅れや運休の可能性があるとしています。
●広島県内各地で猛暑日 お盆の海水浴場賑わう 8/13
広島県内は13日、各地で今年一番の暑さを観測しました。海水浴場は多くの人で賑わいました。
訪れた人「最高です」
安芸郡坂町の「ベイサイドビーチ坂」では強い日差しのもと、家族連れなどが海水浴を楽しみ、お盆休みを満喫していました。
広島市中区から来た人「夏の思い出をつくろうと思って、楽しいです」「台風が来る前に来ておこうと」
群馬県から帰省した人「群馬県に海がないから入ってみたかった。海水がしょっぱい」
13日の広島県内は三次市で37.5度を観測するなど県内6地点で今年一番の暑さを記録しました。気になる台風7号の影響ですが「ベイサイドビーチ坂」では14日以降も通常通り営業する予定です。
●山形 暑さ再び…鶴岡・酒田・庄内町狩川で猛暑日 8/13
13日の県内は、鶴岡と酒田などで猛暑日となるなど各地で気温が上がり、12日から一転、厳しい暑さとなった。
13日の県内は各地で気温が上がり蒸し暑い一日になった。
最高気温は鶴岡で35.2℃、庄内町狩川で35.1℃など3つの地点で猛暑日となったほか、小国で34.9℃、飯豊町高峰で34.6℃など、残りの観測地点すべてで30℃を超える真夏日となった。
一方、日本列島に接近している台風7号について、民間の気象情報会社ウェザーニューズは「県内が暴風域に入る可能性は低くなってきたが週の中頃は雨や風に警戒が必要」と注意を呼びかけている。
●関東 台風7号 24時間雨量300ミリ以上も 台風通過後また連日猛暑に 8/13
関東地方も今夜以降、台風7号の影響が次第に大きくなってきます。台風の動きが遅いため影響が長引く可能性が高く、16日頃にかけて大雨や高波に警戒が必要です。
影響が長引くおそれ
台風7号はきょう13日(日)正午現在、強い勢力で日本の南を北上しています。このあともゆっくりとしたスピードで本州に向かい、あさって15日(火)には暴風域を伴ったまま、紀伊半島付近に上陸するおそれがあります。台風の動きが遅いため、関東地方への影響も長引く見込みで、お盆期間のUターンラッシュに少なからず影響を及ぼすおそれがあります。気象情報や交通情報をこまめに確認した方がよさそうです。
進路から逸れても大雨に警戒
台風は関東から西に少し離れた場所を通過するとみられますが、台風周辺の湿った空気の影響を受けます。きょうも湿った空気の影響で、関東の所々で雨雲が発達しています。今夜以降、台風が近づくにつれて、台風本体や周辺の発達した雨雲がさらに流れ込む見込みです。16日(水)頃にかけては、断続的に激しい雨や雷雨となります。雨量が24時間で300ミリ以上となるおそれがあり、大雨に警戒が必要です。また、風が強まり、海は大しけとなる予想です。首都圏でも交通に影響が出る可能性があるため、遠方へ行かれる予定がなくても交通情報に注意して下さい。
台風通過後は高気圧張り出す
台風7号が本州を通過したあとは、夏の高気圧が張り出してきます。お盆休みが明ける頃から天気は回復し、週の後半は晴れる所が多くなる見込みです。ただ、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすく、北部の山沿いを中心に不安定な天気となるかもしれません。台風が過ぎ去った後も、局地的な激しい雨や雷雨に注意が必要です。
厳しい残暑に警戒
張り出してくる高気圧は背が高く、優勢な勢力で関東などを覆う予想です。台風が運んできた暖かい空気の影響も残るため、気温の上がりやすい状況となりそうです。週の後半は各地で連日、最高気温が35℃前後となる見込みで、猛烈な暑さとなります。気象庁も、関東甲信地方で16日頃からかなり気温が高くなるとして、高温に関する早期天候情報を出して警戒を呼び掛けています。朝晩も気温があまり下がらないため、室内では就寝中を含め冷房を使用するなど、十分な熱中症対策が欠かせません。
●13日も三条市は熱帯夜から猛暑日にはならず 8/14
13日の新潟県三条市は最高気温34.6度で、前日12日の32.8度に続き2日連続で猛暑日にならなかった。
明け方の最低気温は25.0度でぎりぎり2日連続の熱帯夜だった。日中は曇りがちだった。気温の感じ方は相対的で、8月上旬の連日の猛暑日と比べれば猛暑日にならないだけでもはっきりと過ごしやすく感じた。
墓参りの割に商業施設はどこもにぎわい、感染禍で外出を控えていた間に消費者の行動や慣習に対する価値観に大きな変化があったようだ。
14日の新潟の予報は晴れ時々曇りで予想最高気温は37度。8月上旬の酷暑に戻りそうだ。
●長野 厳しい暑さ すでに猛暑日のところも 熱中症への対策を 8/14
14日も県内は厳しい暑さとなり、午前中から猛暑日となっているところがあります。気象台などは、熱中症警戒アラートを発表して対策を呼びかけています。
午前11時半までの最高気温は、飯田市で35.2度とすでに猛暑日になっているほか、飯山市で33.3度、南木曽町で32.9度などと、県内に30ある観測地点のうち15の地点で真夏日となっています。
長野地方気象台と環境省は、熱中症の危険性が極めて高くなっているとして、14日も熱中症警戒アラートを発表しています。
外出をなるべく避けて室内をエアコンなどで涼しくして過ごし、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するようにしてください。 
●質の良い睡眠を実現するためにはエアコンは朝までつけっぱなしが正解? 8/14
今夏は猛暑日とともに熱帯夜が例年以上に増加する?
ダイキンは全国の20歳〜59歳の男女524名を対象に「夏の睡眠時のエアコン使用に関する意識調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
気象庁の発表では、8月から10月にかけて全国的に平年以上の気温になることが予想され、今夏は猛暑日とともに熱帯夜が例年以上に増加することも考えられる。ということで暑い場所にいることで発症する熱中症だけでなく、時間差で症状が現れる「時間差熱中症」も懸念され、エアコンを使用することの重要性はさらに高まっている。
今回の調査では、夏の睡眠時、週1日以上エアコンを使っている人は全体の8割を超え、その多くが睡眠時に毎日エアコンを使っていることが判明。一方で、全体の約半数は、睡眠時のエアコンの使用に関して不満や困りごとを持っていることもわかった。
本稿では今回の調査結果の紹介に加え、熱中症に詳しい帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長・三宅康史先生のコメントや、熱帯夜にも役立つエアコンの上手な使い方につながるヒントも紹介していく。
設定温度28度以下で自分に合った気持ちの良い温度設定を見つける
夏の睡眠時のエアコン使用について不満や困りごとがあると回答した人を対象に、不満や困りごととして考えられる選択肢を5つ挙げ、複数回答形式で尋ねたところ「身体が冷えたり、だるくなったりする」と回答した人が最も多く、半数以上の52.8%に達した。
それ以外には、「自分に適した設定温度が分からない」が39.1%、「タイマーが切れた後に暑くて起きてしまう」と「エアコンをつけたままにすると寒くて目が覚めてしまう」が33.0%、「エアコンをつけたままにしても暑くて目が覚めてしまう」が12.4%と続く。
こうした不満や困りごとについて、熱中症に詳しい医師の三宅先生は、「直接体に風を当てない工夫や、設定温度28度以下で自分に合った気持ちの良い温度設定を見つけること」を推奨している。
熱中症に詳しい医師は、熱帯夜にはエアコンのつけっぱなしを推奨
エアコンの使い方は、住まいの環境やご自身の好みに応じて様々だ。その一環として、睡眠時に4割近い人がエアコンの切タイマーを使っていることも明らかになった。
不満や困りごとの中でも33.0%の人が「タイマーが切れた後に暑くて起きてしまう」を選んだとおり、エアコンが切れると室温は上昇。そのため、寝苦しさを感じるだけでなく、特に気温が高い日には熱中症リスクが高まることも考えられる。
ダイキンは、マンションの寝室に設置されたルームエアコンを用いて、睡眠時にエアコンを「つけっぱなし」にした場合と「3時間の切タイマー」を設定した場合の「室温」と「暑さ指数(WBGT)」の変化を計測する比較実験を行なった。
その結果、切タイマーを設定すると、エアコンが切れた後にはWBGT値が時間の経過とともに上昇し、明け方には熱中症への警戒が必要とされるWBGT値である25℃ほどになった。外気温や住環境によっては、WBGT値がさらに高まることも考えられる。
日中だけでなく夜間においても熱中症リスクの軽減は大切。熱中症に詳しい医師の三宅先生は、「本格的な猛暑が到来する8月以降は、日中の暑さだけでなく、熱帯夜にも注意する必要がある」として、熱帯夜の睡眠時にはエアコンを切らずにつけっぱなしで使うことを推奨している。
7割以上が時間差で症状が現れる「時間差熱中症を知らない」
暑い環境で過ごした際の熱ストレスが原因で、熱中症の症状が時間差で現れる「時間差熱中症」にも注意が必要だ。今回の調査では、7割以上の人が「時間差熱中症」を知らないと回答した。
東京消防庁のデータによると、東京都で令和4年6月〜9月に救急搬送された人のうち、約6分の1にあたる1000人以上が18時〜午前6時の間に救急搬送されている。
三宅先生は、夜間の熱中症について、次のようにコメントしている。
「日中と比べて気温が下がる夜間にも熱中症で搬送される方はいらっしゃいます。暑い場所にいることで発症する熱中症だけでなく、時間差で症状が現れる『時間差熱中症』にも注意が必要です。夜間に発症する時間差熱中症は、自宅で緊張がほぐれる夜に日中の熱ストレスが原因で発症するものです。日中、暑い環境で過ごした時は、夜間も熱ストレスをケアするためにエアコンを使って涼しい環境の中で過ごすよう心がけましょう」
熱帯夜にも役立つ上手なエアコンの使い方のヒント
   快適な空間づくりには温度だけでなく湿度も重要
快適な空間づくりには「温度」だけでなく「湿度」を調節することも大切。湿度が20%変われば、体感温度は約4℃変わるといわれているからだ。
ダイキンが実施したサーモグラフィを使った可視化検証試験実験では、温度28℃、湿度85%の環境で皮膚温度の上昇を確認した後、温度は変えずに湿度を60%にすると、12名中10名の手部や顔部の皮膚温度が顕著に低下した。
特に熱帯夜の睡眠時には、冷房運転でエアコンを使用し、同社では室温が28℃程度になるように調整することを推奨している。
冷房運転により、室温とともに湿度も低下。また、エアコンの種類によっては、温度と湿度を設定できるタイプもある。自宅のエアコンに湿度設定機能があれば目標温度の設定とあわせて、目標湿度を50%〜60%に設定すると快適な環境づくりに効果的だ。
「その機能がない場合は、除湿器などを併用し、湿度を調整するのも工夫のひとつです」と同社では説明している。
   エアコンの風が直接当たるのが気になる人は風向水平がおすすめ
エアコンの風が身体に当たるのが苦手という人には、風向を水平にしてエアコンから吹き出る風が直接身体に当たりづらいようにする使い方がおすすめだ。
また、風向を水平にすることで、節電にもつながりやすくなるという。
暖かい空気は上昇する性質があり、冷房中は天井付近と床付近の温度に差が出る「温度ムラ」が起こりやすくなる。「温度ムラ」が発生すると、エアコンの無駄な運転につながりやすくなるため、少しでも「温度ムラ」を抑えるという点からも風向は「下向き」ではなく「水平」にしたい。
   室内機のフィルター掃除と室外機周辺の整理整頓でムダな電力消費を抑える
エアコン使用時の効果的な節電方法として、同社では室内機のフィルター掃除と室外機周辺の整理整頓も推奨している。
エアコンは、室内機で取り込んだ空気から熱を集めて、熱が減って冷たくなった空気を室内に戻すことで部屋を涼しくしている。室内の空気から集めた熱は室外機まで運ばれ、室外機から屋外へ追い出される。室外機も室内機も、周囲の空気を吸い込んで、その空気から熱を集めたり、その空気に熱を逃がしたりしているのだ。
そのため、どちらもスムーズに空気を吸い込んだり吹き出したりできる状態を保つことが節電の重要なポイントとなる。
例えば、フィルターを1年間掃除しなかった場合、消費電力量が約25%ムダになってしまうと言われている。また、同社が2022年夏に行った実験では、フィルターに約3年分のホコリが溜まっている場合、消費電力量が約1.5倍になる結果となったという。
さらに、約3年分のフィルターのホコリに加えて、室外機周辺の空気の流れも妨げられていた場合、消費電力量が約2倍という結果が出ている。
●新潟や東北日本海側でフェーン現象 台風に吹き込む東風が山越えに 8/14
今日14日(月)は台風に吹き込む風が山を越えて、フェーン現象が発生している新潟県や東北日本海側で気温が上昇し、危険な暑さになっています。
関東は雨雲通過で気温上がらず
台風7号の北上に伴い、東日本や北日本では東寄りの風が卓越しています。
この風が山を越えてフェーン現象が発生している新潟県や東北の日本海側は午前中から気温が高く、11時30分までの最高気温は全国で最も高い新潟県三条市で38.3℃、新潟市でも36.8℃まで上がってきました。東北でも秋田市などで35℃を上回っています。
台風が近づいている東海や近畿も午前中は日の差した所があり、名古屋では35.4℃の猛暑日です。東京都心は土砂降りの雨で気温が下がったため、まだ30℃に到達していません。
湿度が高く熱中症リスクが高いエリアも
午後の暑さ指数(WBGT)の予想を見ると、新潟県を中心とした北陸は最も危険度が高い、濃い紫色のエリアが広がっています。九州もこの後は気温が上がる予想で、熱中症リスクが上昇する見込みです。
関東は猛暑日にならなくても湿度が高いため、油断ができません。
●台風7号 関東甲信越 線状降水帯のおそれ 熱中症も厳重警戒 8/15
台風7号の影響で関東甲信越では断続的に雨が強まって地盤が緩み、土砂災害の危険性が高まっているところがあります。15日の昼にかけて「線状降水帯」が発生して災害の危険度が急激に高まるおそれがあり、気象庁は土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や急な川の増水などに警戒するよう呼びかけています。
新潟県では最高気温が38度に達する危険な暑さが予想されるなど、引き続き熱中症に厳重に警戒してください。
気象庁によりますと、近畿地方を北上する台風7号の影響で、関東甲信越では湿った空気が流れ込んで断続的に雨が強まっています。
13日の降り始めから午前7時までの雨量は、神奈川県箱根町で188.5ミリ、東京・奥多摩町で153ミリ、群馬県榛名山で130.5ミリなどと各地で大雨になっています。
東京と群馬県では土砂災害の危険性が非常に高まり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
関東甲信越では台風から離れていても15日は激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降る見込みで、15日の昼にかけては「線状降水帯」が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
16日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、甲信で200ミリ、関東南部で180ミリ、関東北部で100ミリ、新潟県で60ミリと予想されています。
また、台風の接近に伴い、新潟県では風が強まる見込みで、15日の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は30メートルと予想され、16日も風の強い状態が続く見込みです。
また、うねりを伴って波も高く、伊豆諸島では昼前にかけて大しけとなり、関東では15日夜遅くにかけて新潟県では16日しける見込みです。
気象庁は土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や急な川の増水、高波に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。
台風の速度が遅いため、関東甲信越でも影響が長引くおそれがあり、気象の情報や自治体が発表する避難の情報に注意し、災害のリスクが高まった場合は、安全な場所で過ごすようにしてください。
一方、15日も各地で気温が上がる見込みです。
日中の最高気温は新潟県の長岡市と上越市で38度と危険な暑さが予想されているほか、新潟市では36度と猛暑日になる見込みです。
また、東京の都心や長野市で34度、横浜市や千葉市、さいたま市で33度、前橋市で32度などと各地で厳しい暑さが予想されています。
環境省と気象庁は熱中症の危険性が極めて高まるとして、新潟県と千葉県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。 
●フェーン現象で庄内中心に猛暑日・鼠ヶ関37.2℃ 8/15
台風に向かって吹き込む風でフェーン現象が発生した影響で、15日も庄内を中心に厳しい暑さとなった。台風は16日夕方県内に最接近するが、雨や風などの影響は少ないと予想されている。
内陸でにわか雨が降ったところがあったが、15日の県内は広く日差しが届き気温が上がった。最高気温は、鶴岡市鼠ヶ関で37.2℃を観測し、鶴岡・酒田・酒田市浜中をあわせた4つの地点で猛暑日となった。
また、台風7号は午後3時時点で京都府付近にあり、このあと日本海を北上する。県内には16日夕方最も近づく見込みで、雨や風・波の影響は少ないと見られているが、海のレジャーは控えたい。
一方、台風に向かって風が吹き込みフェーン現象が続く見込みで、酒田は16日も猛暑日が予想されている。
今のところ熱中症警戒アラートは発表されていないが、16日正午の暑さ指数は、13地点で「厳重警戒」が予測され、激しい運動は中止するよう呼びかけられている。
●お盆直撃の“台風7号” 交通に影響… 予定を変更 観光客「早く帰る」 新潟 8/15
近畿などで猛威を振るっている台風7号。お盆休みを直撃したことで帰省客や観光客にも影響が出ています。
新潟空港を発着する空の便は大阪や名古屋便が全て欠航したほか、福岡便も一部欠航しました。
松尾和泉アナウンサー「新潟駅の新幹線ホーム。皆さん目立った混雑はなく、スムーズに乗り込みましたが、自由席はほぼ満席のように見てとれます」
お盆休みをふるさとや行楽地で過ごした人が多く見られた8月15日午後の新潟駅。
東京に帰る人「海で子どもたちとたくさん遊んだ」
子ども「一番は海!海で遊んだ。波に乗る感じ(が楽しかった)」
孫を見送りに来た人「釣りに行った。初めての釣り。池で初めて釣った魚を見て驚いていた。寂しいし、(無事に帰せて)ホッともしている」
楽しい思い出を話す一方で…。
佐渡に行ってきた親子「おもしろい。楽しかったね。台風近づいているからよかったね。止まらなくて」
JR東日本はUターンラッシュのピークを15日と予想していましたが、午後4時までの上りの自由席の乗車率は上越新幹線で最大110%。
14日の乗車率は最大140%となり、帰省を早めた人も少なくないようです。
大阪から旅行に来ていたというこちらの家族は…。
大阪から旅行に来ていた家族「本当は15日夜か夕方に帰る予定だったけど、台風で新幹線が走っていない。15日は東京に泊まって、16日の朝帰る。16日から会社なので早く帰りたいけど仕方ない」
予定を変更した人は佐渡汽船にも。これから佐渡に向かうという2人組は…。
佐渡に向かう人「15日の夜は帰れるか分からなかったので泊まることにした」「帰る先が神奈川県なので新幹線が止まらないか心配」
16日も台風による影響が続く予想の県内。16日に予想される最大瞬間風速は県内の海上で25m/sなどと予想されています。新潟地方気象台は県内全域で強風に注意するほか、佐渡では高波に注意を、上・中・下越で急な強い雨などに注意するよう呼びかけています。
●台風7号は日本海を北上 台風が離れても大雨に警戒 日本海側中心に猛暑 8/15
15日(火)近畿地方を北上した台風7号は日本海へ抜け、16日(水)は日本海を北上するでしょう。
東日本や西日本からは離れていきますが、引き続き、台風へ流れ込む湿った空気の影響で、中国地方では線状降水帯の発生しやすい状況が続いています。
また16日午前中にかけて、東海地方でも線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
16日午後6時までに予想される24時間の降水量は、東海200ミリ、中国、北陸150ミリ、関東甲信120ミリ、近畿100ミリとなっています。土砂災害、河川の氾濫、低い土地の浸水などに、引き続き、厳重な警戒が必要です。
東海以外でも、太平洋側を中心に、変わりやすい天気が続くでしょう。晴れ間があっても、急な激しい雨や雷雨に要注意です。また海上は高い波やうねりが残りますので、海のレジャーも、引き続き、要注意です。
北海道も、16日(水)から17日(木)にかけて、大雨、強風、高波に、十分な注意が必要です。そして、16日も気温が高く、日本海側を中心に、猛暑となる所があるでしょう。
予想最高気温は、富山で37℃、青森、秋田、福島、新潟、金沢、岡山、熊本で35℃などの予想です。熱中症にも厳重な警戒が必要です。
●台風7号の影響 関東甲信 大気不安定 土砂災害など十分注意 8/16
日本海を北上する台風7号の影響で、関東甲信では大気の不安定な状態が続く見込みで、16日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水などに十分注意が必要です。
気象庁によりますと日本海を北上する台風7号の影響で、関東甲信では大気の状態が不安定になっていて、この時間は神奈川県や栃木県などで局地的に雨雲が発達しています。
今月13日の降り始めから午前11時までの雨量は、山梨県大月市で199ミリ、神奈川県箱根町で191.5ミリ、埼玉県ときがわ町で158.5ミリ、東京都奥多摩町で156.5ミリに達しています。
このあとも、台風に向かって湿った空気の流れ込みが続くため、局地的に雷を伴って激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
17日昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、関東北部で70ミリ、関東南部で60ミリ、甲信で50ミリと予想されています。
これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水、落雷や突風に十分注意するよう呼びかけています。
一方、南からの暖かい空気の影響で関東甲信では午前中から厳しい暑さとなっていて、茨城県土浦市では最高気温が35度と猛暑日が予想されています。熱中症への警戒も続けてください。
●「夏の気温」 どうして熊谷市は猛暑になりやすいのか 8/16
Q.どうして熊谷市はものすごく暑くなりやすいの?
 A.地形と都市化が影響しています
埼玉県熊谷市は、観測史上1位の気温41.1度が観測されるなど、非常に気温が上がりやすい地域として有名です。下記3つの条件が重なっているため、相乗効果で高温になりやすくなっています。
・熊谷市は関東平野の奥まったところにあるため、涼しい海風が届きにくい
・東京都心の「ヒートアイランド現象」であたためられた空気が流れ込みやすい
・山が付近にあり、風が山を吹き降りるときに空気が圧縮されて気温が上がる「フェーン現象」が起きやすい
熊谷市以外にも、同じく歴代1位の最高気温41.1度が観測された静岡県浜松市のほか、大分県日田市、群馬県前橋市など、気温が高くなりやすい場所は、「フェーン現象」が起きていることが多いです。
Q.「気温は平年より高くなる」というニュースを見かけました。ところで「平年」っていつですか?
 A.過去30年の平均。2023年の今は、1991〜2020年分から出した平均です
1か月をだいたい10日に区切ったものを「上旬・中旬・下旬」と呼び、たとえば7月1日ならば「7月上旬」の気温を平年値として、比較しています。
この平年値は、気象庁が10年ごとに10年ぶん新しいデータを取り入れて、過去30年分の平均から算出しています。2023年の今は、1991〜2020年分から出した平年値です。
2021年5月19日から現在のものに切り替わったのですが、1981年〜2010年分から算出していた前回の平年値と比べ、年平均気温は全国的に0.1〜0.5度ほど高くなり、降水量は多くの地点で10%ほど上がりました。
次回は2031年に、2001〜2030年分のデータに切り替わります。
Q.夏、同じ気温でも快適な日と外に出たくない日があるのはどうして?
 A.湿度の違いです。
夏は湿度によってかなり体感温度が変わります。
そこで近年導入された便利なものが、「気温・日射・湿度」をもとに算出された、熱中症予防の指数「暑さ指数」。「熱中症警戒アラート」は、この「暑さ指数」をもとに危険な日に発表されます。
日々の暑さ指数については熱中症予防情報サイトで地点ごと、時間ごとに確認できます。
同じ28度でも、湿度40〜60%程度であれば過ごしやすいと感じることもありますが、湿度100%だと熱中症の危険が跳ね上がる暑さということが示されています。
熱中症は「気温28度以上、湿度70%以上」で起きやすいので、日々のお天気ニュースで発表している熱中症警戒アラートをぜひ意識的に見てみてください。
年間平均を出すと、台風より、豪雨より、大雪より、命を落とす人が多い災害が、「高温」。暑さは音のない災害です。熱中症で亡くなる方は年間平均1000人前後です。「爪を押して、離して、3秒以上ピンクに戻らず白い場合」は脱水症状を起こしている可能性があるため、しっかりと水分を取り、涼しいところで休みましょう。 
●台風7号の影響 関東甲信 大気不安定 土砂災害など十分注意 8/16
日本海を北上する台風7号の影響で、関東甲信では大気の不安定な状態が続く見込みで、16日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水などに十分注意が必要です。
気象庁によりますと日本海を北上する台風7号の影響で、関東甲信では大気の状態が不安定になっていて、この時間は神奈川県や栃木県などで局地的に雨雲が発達しています。
今月13日の降り始めから午前11時までの雨量は、山梨県大月市で199ミリ、神奈川県箱根町で191.5ミリ、埼玉県ときがわ町で158.5ミリ、東京都奥多摩町で156.5ミリに達しています。
このあとも、台風に向かって湿った空気の流れ込みが続くため、局地的に雷を伴って激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
17日昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、関東北部で70ミリ、関東南部で60ミリ、甲信で50ミリと予想されています。
これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水、落雷や突風に十分注意するよう呼びかけています。
一方、南からの暖かい空気の影響で関東甲信では午前中から厳しい暑さとなっていて、茨城県土浦市では最高気温が35度と猛暑日が予想されています。熱中症への警戒も続けてください。
●台風7号 岡山では1時間に100ミリの猛烈な雨を観測 8/16
台風7号の影響で湿った空気が流れ込み、岡山県では午後7時までの1時間に100ミリの猛烈な雨を観測しました。記録的な大雨となった中国地方では地盤が緩んでいるところがあり、引き続き土砂災害に警戒が必要です。
気象庁によりますと日本海を北寄りに進む台風7号に向かって湿った空気が流れ込み続けているため、この時間は四国などで雨雲が発達しています。
午後10時までの1時間には高知県須崎市で32ミリの激しい雨が降りました。
また、午後7時までの1時間には国土交通省が岡山県鏡野町に設置している雨量計で
100ミリの猛烈な雨を観測しました。
このほか、16日夕方までの1時間には気象庁のレーダーによる解析で、岡山県美作市付近と岐阜県の関市と岐阜市付近でも、およそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表しました。
これまでの雨で鳥取県では土砂災害の危険性が非常に高まり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
また、15日は各地で記録的な大雨となり、24時間の最大雨量は岡山県や鳥取市で500ミリを超え、平年の8月1か月分の2.5倍余りに達したほか、和歌山県や京都府でも平年の8月1か月分の雨量を上回りました。
台風はこのあとも日本海を北上し、17日の夜までには温帯低気圧に変わる見込みですが、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、東日本を中心に大気の不安定な状態が続く見込みです。
また、太平洋高気圧の縁を回る湿った空気や東シナ海の低気圧の影響で、東日本から西日本の広い範囲で17日にかけて雷を伴って激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
17日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで四国で180ミリ、東海で150ミリ、九州北部で120ミリ、沖縄で100ミリと予想されています。
台風が近づく北海道では、台風の影響で風が海上で非常に強くなり、波も高くなってしける見込みです。
記録的な大雨となった中国地方などでは地盤が緩んでいるところがあります。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒し、落雷、突風にも十分注意するよう呼びかけています。
●新潟県内8地点が猛暑日に 8月17日も熱中症に警戒を 8/17
新潟県内は8月16日、全28観測地点の最高気温が30度以上の真夏日となった。このうち新潟市東区(松浜)と三条市で36・4度を記録するなど、8地点が35度以上の猛暑日となった。また、気象庁などは16日、新潟県を対象とする17日の熱中症警戒アラートを発表した。なるべく外出を避け、エアコンを活用するなど予防を呼びかけている。
新潟日報社のまとめでは8月16日午後5時現在、熱中症とみられる症状で少なくとも9人が搬送された。短期の入院が必要な中等症は佐渡市で1人だった。
17日の予想最高気温は新潟市、長岡市、上越市(高田)で36度、阿賀町(津川)で35度、湯沢町で34度、佐渡市(相川)で33度。
●酒田、今年10回目の猛暑日 最多に並ぶ 8/17
16日の県内は高気圧に覆われ、暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で各地とも気温が上昇し、酒田で36.2度を観測した。酒田は今年に入って計10回目となる猛暑日となり、山形地方気象台によると、1999年と並び観測史上最多となった。
ほかの地点の最高気温は酒田市浜中36.3度、鶴岡市鼠ケ関35.5度、東根35.2度で同気象台の22観測点のうち、酒田を含めて4地点が猛暑日となった。山形は34.9度など18地点で30度を超える真夏日となった。
酒田市では市役所前に展示されている大獅子が、猛暑の日差しを受けて焼けるような光景を見せていた。日和山公園では女の子が冷たいお茶や果物でひとときの涼を感じていた。
●北陸や東北で猛烈な暑さ 東京都心も猛暑日か 8/17
きょう17日も、最高気温は全国的に広く30℃を超える見込みで、厳しい残暑が続きそうです。
予想最高気温は、福島や山形で36℃、富山と青森では35℃と、猛暑日になるでしょう。北陸や東北の日本海側では、南風が山を吹き降りる際に気温が上がるフェーン現象が発生して、猛烈な暑さが続きそうです。
また関東甲信では、きのう16日よりも3℃ほど高い所が多いでしょう。東京都心の最高気温は35℃の予想。東京都心では年間の猛暑日日数を更新中で、きょう最高気温が35℃以上の猛暑日になれば、今年20回目となります。
熱中症警戒アラートが、沖縄県の大東島地方、新潟県、千葉県、茨城県、福島県、山形県、岩手県、青森県に発表されています。熱中症警戒アラートが発表されていない地域でも、万全の暑さ対策が欠かせません。 
●北海道では統計開始以来1位の暑さ更新も 18日は関東の内陸で体温超え 8/17
きょう17日は北日本や東日本を中心に気温が上がり、北海道雄武町では35.3℃を観測し、統計開始以来最も高い気温となりました。あす18日は関東の内陸などで体温を超えるくらいの猛烈な暑さとなりそうです。万全の熱中症対策が必要です。
北海道雄武町 統計開始以来1位の暑さを更新
きょう(17日)は北日本や東日本を中心に日差しが出て、気温が上がりました。午後4時までに全国に910余りある観測地点のうち、52地点で最高気温35℃以上の猛暑日となりました。午後4時までの最高気温は、新潟県阿賀町津川が全国で最も高く、37.6℃でした。また、長野市では36.8℃を観測し、それぞれ今年最も高い気温となりました。
また、北海道の道北や道東でも、今年最も気温が上がった所が多く、雄武町では35.3℃を観測し、1942年の統計開始以来の最高気温を更新しました。なお、雄武町で猛暑日となったのは、統計開始以来3回目です。
18日 関東甲信や東北・北陸などで猛暑日予想
あす(18日)の最高気温は、北海道は30℃くらいでしょう。東北から九州、沖縄にかけては、33℃前後の所が多いですが、関東甲信や新潟県、東北の一部では35℃以上の猛暑日となるでしょう。特に関東の内陸を中心に、体温を超えるくらいの猛烈な暑さとなりそうです。最高気温は、埼玉県熊谷市で38℃、前橋市と新潟県長岡市で37℃、東京都心で36℃の予想です。東京都心で猛暑日となれば、6日ぶり、今年20回目となります。
あす(18日)を対象とした「熱中症警戒アラート」が、岩手県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、長野県、新潟県、長崎県に発表されています。外出はなるべく避けて、室内ではエアコンを使用するなど、熱中症に厳重に警戒してください。こまめな水分補給も心がけてください。
●17日午後は福島市と会津若松市で猛暑日予報 熱中症警戒アラート発令中 8/17 
17日朝のJR福島駅前には、お盆休みを終え普段通りに職場に向かう人の姿があった。話を聞くと「今回は子どもと一緒に浜の方にいって、釣りとかアサリ獲りとかやってました」「昨日の夜からちょっとモチベーション上げて来ましたけども、暑くて本当に仕事に行きたくないんですけどね」との声が。
午前11時時点の気温は、福島市で33.8℃、会津若松市で33.5℃などと、すでに30℃超える暑さとなっている。午後はさらに気温が上がり、福島市と会津若松市で35℃を超える猛暑日になる予報。環境省と気象庁は福島県内に熱中症警戒アラートを出し、外出をなるべく避けエアコンを使い涼しい環境で過ごすなど熱中症への警戒を呼び掛けている。
●関東甲信を中心に猛暑日 フェーン現象で北海道も35℃超え 8/17
今日17日(木)は中四国で本降りの雨が続いたものの、北日本や東日本、九州エリアでは晴れたところが多くなりました。強い日照と南風の影響で気温が上昇し、東日本や北日本を中心に35℃を超えて猛暑日となりました。
関東甲信で猛暑日
17時時点で猛暑日地点は52地点。その多くは関東甲信越に集中しています。
最も高い最高気温を観測したのは新潟県津川の37.6℃でした。長野市でも36.8℃を観測。
北海道でも南風によるフェーン現象の影響でオホーツク海側を中心に気温が上昇。雄武(35.3℃)と滝上(35.1℃)の2地点で猛暑日となりました。雄武の35.3℃は観測史上最も高い最高気温です。東京の最高気温は34.5℃。
一方、近畿や中四国の東部では雨や曇りの時間が長く、気温の上昇はやや控えめになりました。
暑さが和らぐ兆しなし
明日18日(金)は東北南部〜関東甲信越を中心に夏空が広がり、厳しい残暑が続く予想です。福島や前橋、宇都宮、新潟や長野で35℃を超えて猛暑日となる予想です。東京の予想最高気温は34℃。一方、西日本では曇りや雨の天気となります。35℃を超える地点は少ない予想ですが、それでも厳しい蒸し暑さとなるので熱中症対策は欠かせません。
週末から週明けにかけても日本の上空は暖かい空気に覆われる日が多く、高温傾向が続く予想です。札幌でも30℃前後の日が多く、秋の兆しはまだ先の予想。今年は厳しい暑さが長期間に渡って続いているので、熱中症だけでなく夏バテなどにも注意が必要です。細心の体調管理が欠かせません。
●関東や北陸 猛烈な暑さ続く 都心20回目の猛暑日? 8/17
17日も、北陸や関東、東北で猛烈な暑さが予想されていて、東京都心では5日ぶり、2023年20回目の猛暑日となる見込み。
17日も北陸や関東から東北で猛暑日が続出する見込みで、湿度が高いため、ムシムシとした暑さとなりそう。
新潟市では最高気温34.3度と、すでに猛暑日に迫る暑さとなっている。
予想最高気温は、新潟・阿賀町で37度、さいたま市や福島市で36度。
また、東京都心も16日より高く35度と、5日ぶり2023年20回目の猛暑日になる見込みで、年間の猛暑日最多記録をさらに更新する可能性がある。
関東では、来週半ばまで猛暑日が予想されていて、気温の高い日が続くため、熱中症など健康管理に注意が必要。
●猛烈な暑さ 18日も熱中症に厳重警戒 午後は大気が不安定に 8/18
南から暖かく湿った空気が流れ込み、18日も関東甲信越は35度以上の猛暑日が予想されていて、熱中症への厳重な警戒を続けてください。一方、気温の上昇の影響で午後は大気が不安定になって天気が急変するおそれがあり、激しい雷雨にも十分注意してください。
18日も関東甲信越は南から暖かく湿った空気が流れ込んで気温が上がる見込みです。
日中の最高気温は、甲府市、前橋市、埼玉県熊谷市で37度、東京の都心や長野市、茨城県土浦市で36度、新潟県長岡市、横浜市、千葉市、宇都宮市で35度と、各地で猛暑日が予想されています。
環境省と気象庁は熱中症の危険性が極めて高まるとして、埼玉県、東京都、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県、新潟県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
連日、気温の高い状態が続き熱中症で体調を崩したり亡くなったりするケースが相次いでいます。
熱中症に厳重に警戒し室内でもエアコンなどで涼しくなるよう調節し、のどが渇いていなくても定期的に水分を補給したりこまめに休憩を取ったりするなど対策を心がけてください。
一方、日中の気温の上昇の影響で午後は大気の状態が不安定になり天気が急変して激しい雨が降るおそれがあります。低い土地の浸水や川の増水、土砂災害に十分注意し、落雷や突風、ひょうにも注意してください。 
●“首都圏の水がめ”大ピンチ 水不足...小池都知事「節水」呼びかけ 8/18
18日の東京都心の最高気温は、猛暑日1歩手前の34.6度。
銀座も朝からうだるような暑さで、道行く人は、日傘や携帯扇風機が手放せない様子だった。
厳しい暑さが続く中、小池都知事が呼び掛けたのは「節水」。東京都・小池百合子知事「貯水率ですね、こちらの方が厳しいところが出てきているところで、みなさまには節水へのご協力をお願いしたい」
利根川の上流にある、“首都圏の水がめ”矢木沢ダム。この1カ月、ダムがある群馬・みなかみ町には、ほとんど雨が降っていない。18日の貯水率は、約36%。矢木沢ダムを含む利根川上流の9つのダムの貯水率は、約66%と平年を下回っている。
渇水により、東京で30%の取水制限が行われた1996年の夏。日比谷公園の噴水は止まり、プールも閉鎖された。
小池知事は、この夏も水不足となるおそれがあると、都民に警鐘を鳴らし、節水への協力を呼びかけた。小池知事「歯磨きをする際にずっと水を流しっぱなし。シャワーの使い方、水の流しっぱなしをやめていただく」
一方で、暑さ対策としての水分補給は大切だとしている。
小池知事「ぜひ、お水は大切に使いながらも、水分補給はしっかりと行ってください。要はメリハリをつけて、無理なくご協力をお願いします」
●宮崎・記録的豪雨で道路冠水 危険な暑さ復活 大気不安定 8/18
18日も、全国的に大気の状態が不安定となり、宮崎県では、観測史上1位の記録的な雨が降った。
宮崎市内の道路が冠水し、車の屋根を超えるほどの水しぶきが上がっていた。
宮崎・都農町では、観測史上1位となる1時間に86mmの猛烈な雨が降った。
宮崎や大分の上空には、午前8時ごろから、1時間に80mm以上の雨をもたらす発達した雨雲がライン状にかかり続けていた。
宮崎県には、土砂災害警戒情報も出され、厳重な備えが呼びかけられた。
北陸地方では、体温超えの危険な暑さが続いている。
富山市では、37.1度まで気温が上昇した。子どもたちは服を着たまま噴水で遊び、クールダウン。
この連日の猛暑で、各地で深刻化しつつあるのが、水不足。
利根川上流にある首都圏の水がめ「矢木沢ダム」。
このダムを含め複数のダムがある群馬・みなかみ町は、この1カ月、ほとんど雨が降っていない。
18日午後1時の時点の貯水率は、約36%。
7月以降、ダムの水が急激に減り、1カ月半で20メートルも水位が下がった。
渇水危機に陥った1996年の夏には、東京で30%の取水制限が行われ、節水のため日比谷公園の噴水が止まった。
ダムの管理者は、雨不足が今後も続けば、取水制限が行われる可能性もあるとしている。
日本海側にも、深刻な地域があった。
新潟・五泉市の早出川ダム。
梅雨明け以降、五泉市で雨が降ったのは、わずか3日間だけ。29年ぶりに、貯水率が0%になった。
コシヒカリなどで知られる日本有数の米どころ新潟。水が足りず、一部の水田では、稲が枯れるなどの影響が出ている。
19日からの週末は、体温超えの危険な暑さに注意が必要。
東京の19日の予想最高気温は36度、20日の日曜日は37度で、十分な熱中症対策が求められる。
●佐野37.0度、全国4位 県内12カ所で真夏日 8/18
県内は18日、気温が上昇した。気象庁によると、午後3時40分までの全国観測値ランキングでは、佐野が猛暑日の基準を上回る37.0度を記録し、全国4位となっている。
全国で最も気温が高いのは、上田(長野県上田市)で38.4度、次いで牛久(千葉県市原市)が37.2度、富山(富山市)が37.1度と続く。
午後3時までの県内14観測地点の気温を見ると、那須高原と奥日光を除く計12地点で、30度以上の真夏日となっている。
●新潟秋葉区、阿賀町などで猛暑日、新潟県内熱中症で30人搬送 8/18
高気圧に覆われた新潟県内は8月18日、新潟市秋葉区(新津)と阿賀町(津川)で36・7度を観測するなど、観測28地点のうち7地点で最高気温が35度を超える猛暑日となった。
新潟日報社のまとめでは、18日午後5時現在、熱中症とみられる症状で、少なくとも30人が搬送された。このうち短期の入院が必要な中等症が村上市の54歳の男性など7人、軽症が22人、症状の程度が分からない人が1人だった。
8月19日の最高気温は長岡市で36度、新潟市中央区で35度などと予想されている。
●東京都心の暑さ復活にため息「この暑さいつまで…」 都心は36度予想 8/18
きょうは各地で暑さが厳しくなり、西日本から東北にかけての広い範囲で「猛暑日」となる所が多くなりそうです。
東京都心では午前10時半すぎに気温34.0度を観測し、既に「猛暑日」に迫る暑さに。このあと36度まで上がる予想で、お盆明けの暑さに通勤客からはため息が聞かれました。
会社へ向かう人「お盆過ぎるとちょっと前なら少しは過ごしやすくなるのかなというのが。この暑さ、いつまで続くんだろう」
きょうから出社の人「(Q.結構日差しが出てますが?)そうですよね、なんかすごいですよね、この時間でこれですとね。(汗が)もうとんでもない状態です」
このほか各地の予想最高気温は、埼玉の熊谷、前橋、甲府で37度、福島、新潟などで36度、千葉、横浜などで35度となっているほか、先日の台風7号により大きな被害が出た鳥取でも「猛暑日」となる見込みです。
この厳しい暑さについて気象庁は、東日本と西日本では来週水曜日ごろにかけて続く見込みだとして、熱中症など健康管理に注意するよう呼びかけています。
●東海や関東など 体温並みの暑さ 8/19
きょう19日(土)は高気圧に覆われて、沖縄や九州から関東甲信、北陸では広い範囲で晴れるでしょう。日中は強い日差しが照り付けて、気温がグングン上がりそうです。暑さを和らげてくれる「にわか雨」は山沿いや内陸部が中心ですが、突然の「激しい雨」にご注意ください。前線の影響で雨が降る東北や北海道も、気温が上がりそうです。
最高気温は、東京都心で37℃、名古屋で36℃と体温並みの暑さになるでしょう。年間の猛暑日日数を更新中の東京都心は、きょう最高気温が35℃以上になれば、今年20回目の猛暑日。また全国のアメダスの猛暑日地点数が、6日ぶりに100地点を超える予想です。
熱中症警戒アラートが、沖縄や九州から東北の33都府県に発表されています。外出の予定がある方は、熱中症対策グッズを使用したり、こまめに休憩をとったりと、対策をしましょう。
●関東から近畿で35℃超の猛暑日予想 万全の熱中症対策を 8/19
今日19日(土)は高気圧の中心が東海沖に移動し、高気圧に近い関東から近畿で暑さが厳しくなります。35℃を超える所が多い見込みです。
8時までに富山で32.4℃、石川県輪島で31.6℃を観測し、東京都心もすでに30.5℃、大阪府豊中も30.3℃まで気温が上がっています。
今日は日差しの届く所が多く、上空1500m付近には+21℃前後の暖かな空気が流れ込んで、強い日差しで気温が上昇する見込みです。午後の気温分布を見ると、関東平野や濃尾平野は広い範囲で35℃以上の赤色となっており、近畿も内陸部を中心に所々で35℃を上回る予想となっています。
東京都心で35℃以上の猛暑日になれば今年20日目で、年間の過去最多をさらに更新することになります。 
●各地で猛烈な暑さ 東京都心では今後1週間猛暑日が続く予想 8/19
19日も西日本や東日本を中心に気温が上がり、午前中から各地で猛烈な暑さになりました。20日からの1週間も気温が高い日が続く見込みで、引き続き熱中症への厳重な対策が必要です。
19日も南から暖かく湿った空気が流れ込み、西日本や東日本を中心に晴れて気温が上がりました。
日中の最高気温は、岐阜県多治見市で37.6度を観測したほか、京都市や長野県上田市で37.5度、群馬県桐生市で37.2度、富山市などで37.1度、京都府舞鶴市や埼玉県鳩山町で37度、岐阜市で36.9度、東京の都心でも35.7度など各地で猛烈な暑さになりました。
20日も気温が高い見込みで最高気温は、岐阜市で38度と危険な暑さが見込まれているほか、東京の都心や大阪市、京都市、名古屋市などで37度、高松市や松江市、広島市、甲府市、長野県、前橋市などで36度など、西日本から東日本の広い範囲で猛烈な暑さが予想されています。
環境省と気象庁は熱中症の危険性が極めて高まるとして、岩手県と福島県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、新潟県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、山口県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
気象庁によりますと、北日本から西日本にかけては、今月26日ごろにかけて高気圧に覆われて晴れる日や暖かい空気の流れ込む日が多く、気温の高い状態が続く見込みで、東京の都心では20日からの1週間、連日最高気温が35度以上の猛暑日が予想されています。
気温の高い状態が続く中、熱中症で体調を崩したり亡くなったりするケースが相次いでいます。
不要不急の外出は避け、屋内でも冷房などで室温を適切に調節し、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するなど、対策を徹底してください。
台風7号で被害を受けた地域では20日も猛烈な暑さが続く見込みで、復旧や片づけ作業の際にはしっかりと休憩を取り、周囲の人と声をかけあうようにしてください。
大気不安定 非常に激しい雨
一方、気温の上昇や、太平洋高気圧の周辺から流れ込む暖かく湿った空気の影響で、北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になっています。
午後5時49分までの1時間には、岩手県遠野市で75.5ミリの非常に激しい雨が降ったほか、午後4時7分までの1時間に岩手県滝沢市で64ミリ、午後5時半までの1時間には長野県の安曇野市穂高で61.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。
これまでの雨で岩手県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。気象庁は東北地方では、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。
●今夜は関東甲信や東北で大雨警戒 あす20日以降も猛暑と急な大雨に注意 8/19
今夜は関東甲信や東北を中心に大気の状態が非常に不安定です。岩手県には「土砂災害警戒情報」の出されている所もあり、災害の危険度が高まっています。あす20日以降もしばらくは猛暑と急な大雨に注意が必要です。
岩手県に「土砂災害警戒情報」 関東甲信も警報級大雨の地域が広がる可能性
関東甲信や東北で大気の状態が非常に不安定になっていて、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降っています。
1時間雨量は、岩手県遠野市75.0ミリ(17:50まで)、長野県安曇野市穂高で61.5ミリ(17:30まで)を観測。
岩手県の盛岡市や宮古市などには警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」が発表されています(17:30現在)。ここ数時間で警戒エリアが広がってきているため、まだ土砂災害警戒情報の出ていない地域でも早めの避難を心がけてください。
関東甲信や東北 今夜も局地的な大雨の恐れ
関東甲信や東北は今夜にかけても雨雲が発達しやすく、局地的に大雨となる恐れがあります。山沿いでは土砂災害の恐れがあり、都市部では道路が一気に冠水する可能性があります。川が一時的に増水することもありそうです。
また、発達した積乱雲の近くでは雷にも注意です。既に関東甲信や東北では多くの発雷が観測されています。落雷や突風によって木や電柱が折れたり、停電が発生することもあるため、十分な注意が必要です。
あす20日も大気の不安定な状態続く
あす20日も湿った空気や気温上昇の影響で、各地で大気の不安定な状態が続く見込みです。
日中は晴れる所が多く、猛烈な暑さとなりそうです。最高気温は東京都心や名古屋で37℃、大阪や広島で36℃など猛暑日はきょう19日以上に増えるでしょう。熱中症警戒アラートもきょうより多い35都府県に発表されいます。
この暑さの影響で、午後は大気の状態が不安定になり、北海道〜九州まで山沿いや内陸部を中心にあちらこちらで積乱雲が発生するでしょう。きょう以上に不安定なエリアが広がる可能性があります。急な激しい雨や落雷、突風、ひょうなどに十分ご注意ください。
来週も猛暑続く 週の中頃は太平洋側で雨強まる
あさって21日以降も、暑さをもたらす夏の高気圧が強く、特に北日本や東日本を中心に気温の高い状態が続きそうです。予想最高気温は、札幌や仙台で平年を大幅に上回り、新潟は週の中頃から連日猛暑日となりそうです。東京都心も35℃くらいの日が続くでしょう。
暑さが続く一方で、天気は変わりやすいでしょう。特に関東から西の太平洋側では来週の中頃から湿った空気の影響を受けやすく、雨の強まる日もありそうです。四国や九州では雨が長引く可能性もあります。山沿いや内陸だけではなく沿岸部でも雨が降りやすいのが特徴です。
雨のエリアやタイミングが大きく変わることもあるため、こまめに天気予報や雨雲の様子を確認するようにしてください。
●2週間天気 まだ厳しい暑さ 熱帯低気圧の動向にも注意 8/20
この先2週間の天気と気温の傾向です。この先も全国的に最高気温は平年並みか高く、厳しい暑さの日が多いでしょう。熱帯低気圧が西日本に近づく可能性があり、熱帯低気圧の動向にも注意が必要です。
1週目(21日〜27日) 熱帯低気圧の動向に注意
21日(月)にかけて前線が北日本に停滞し、北海道や東北北部は雲が広がりやすく、雨の降る所があるでしょう。東北南部から九州は強い日差しが照り付けますが、湿った空気の影響で、午後は山沿いを中心に所々で雨や雷雨になりそうです。局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降るでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意、警戒が必要です。
22日(火)頃からも西日本の太平洋側を中心に太平洋高気圧の縁をまわる湿った空気が流れ込みやすいでしょう。東海から九州を中心に雨の降る日が多くなりそうです。特に、小笠原諸島付近にある熱帯低気圧が22⽇(火)から23⽇(水)頃に⻄⽇本に近づく可能性があります。今の所、この熱帯低気圧は台風にはならない見込みですが、雨雲の元となる暖かく湿った空気を運び込むなど影響を与える恐れがあります。最新の情報にご注意ください。
また、25日(金)から26日(土)頃にかけて、北日本を前線や低気圧が通過するでしょう。北海道と東北は雲が多く、所々で雨が降りそうです。
最高気温は、北海道から関東甲信では平年より高い日が多いでしょう。札幌市でも30℃以上の日が多く、35℃近くまで上がる日もありそうです。仙台市は33℃ほど、東京都心は35℃前後まで上がり、うだるような暑さが続くでしょう。23日(火)以降は東海から九州、沖縄は平年並みとなりそうです。東海や近畿の猛烈な暑さのピークは越えますが、湿度が高く、蒸し暑いでしょう。引き続き熱中症に警戒が必要です。
2週目(28日〜9月2日) 厳しい残暑
29日(火)以降は気圧の谷や湿った空気の影響で、北海道や東北は雲が多く、雨の降る日が多いでしょう。関東から九州は晴れますが、変わりやすい天気で、所々で雨が降りそうです。沖縄は晴れる日が多いでしょう。
最高気温は、北海道は平年並みの日が多いでしょう。札幌市は27℃前後の日が多く、季節外れの暑さは収まりそうです。東北や関東甲信は平年より高く、東海から九州、沖縄は平年並みの日が多いでしょう。33℃前後の所が多く、厳しい残暑が続きそうです。名古屋市では、まだ猛暑日となる日もあるでしょう。引き続き、熱中症にご注意ください。 
●午前から猛暑日続出 お盆過ぎても体温超えの危険な暑さ 大阪38℃ 8/20
きょう20日(日)は、きのう19日(土)以上にハイペースで気温が上昇中。近畿・東海・北陸を中心に、午前中から最高気温35℃以上の猛暑日続出。大阪は38℃、名古屋37℃、東京都心36℃予想と、お盆過ぎても体温超えの危険な暑さが続きます。熱中症に厳重な警戒が必要です。
午前から猛暑日続出
今年の夏は、お盆を過ぎても体温超えの危険な暑さに厳重な警戒が必要です。
きょう20日(日)は、きのう19日(土)以上にハイペースで気温が上昇中です。すでに午前中から、近畿や北陸を中心に、最高気温35℃以上の猛暑日となっています。
午前11時20分までの最高気温は、大阪市枚方市で37.1℃、京都府京都市や京田辺市で36.0℃、新潟県新潟市秋葉区(新津)で35.8℃、などとなっています。
午後は更に上がり、最高気温は、大阪・京都・大津・岐阜で38℃と、命に関わる危険な暑さが予想されている他、名古屋・広島・岡山・熊谷・前橋などで37℃、東京都心も36℃まで上がる見込みです。
きのう19日(土)までに、年間の猛暑日最多記録更新中の地点は、東京都心:20日、金沢市:12日、仙台市:6日、青森市:7日などとなっています。
きょう20日(日)は更に、猛暑日最多記録を更新する所がありそうです。
また、きょう20日(日)猛暑日になれば、福井市でも年間の猛暑日最多記録を更新、富山市では年間の猛暑日最多記録タイとなる予想です。
今年は残暑も記録的な猛暑が続きます。こまめに「休息・冷却・水分補給」をとり、熱中症に厳重な警戒が必要です。
熱中症警戒アラート 37都府県に発表中
気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高いとして、きょう20日(日)は東京都など37都府県に「熱中症警戒アラート」を発表中です。
台風7号で大雨被害を受けた地域でも、猛烈な暑さが続く見込みです。復旧や片付け作業の際は、時間を決めてしっかりと休憩をとり、周囲の人を声をかけあうようにしましょう。
●関東地方でも厳しい残暑に 東京では今年21日目の猛暑日に 8/20
関東地方は、きょうも厳しい暑さとなりました。東京都心では今年21日目の「猛暑日」となり、年間の過去最多を再び更新しました。
関東地方でも朝から気温が上がり続け、午後3時半までの各地の最高気温は、栃木・佐野で37.1度、群馬・桐生で36.9度、埼玉・熊谷で36.7度などとなりました。
また、東京都心でも午後2時過ぎに最高気温が35.3度を観測し、2日連続の猛暑日となりました。都心で猛暑日となるのは今年21日目で、年間の過去最多を再び更新しました。
気象庁によりますと、関東甲信地方では今月26日ごろにかけて、引き続き最高気温が35度以上になるところがある見込みです。熱中症などの健康管理に注意が必要です。
●体温超えの危険な暑さいつまで 東京都心など猛暑日の年間最多記録更新中 8/20
きょう20日(日)は、九州〜東北南部にかけて最高気温35℃以上の猛暑日が続出。近畿〜東海では、体温超えの危険な暑さとなりました。東京都心の猛暑日は21日となり、年間の猛暑日最多記録を更新中。東北や北陸などでも、猛暑日の最多記録となっています。体温超えの危険な暑さいつまで?
近畿〜東海を中心 体温超えの危険な暑さに
お盆を過ぎましたが、きょう20日(日)も九州〜東北南部にかけて最高気温35℃以上の猛暑日続出。特に、近畿〜東海では、体温超えの危険な暑さとなりました。
16時までの最高気温は、兵庫県福崎町で38.9℃と、福崎町として観測史上1位の記録を更新しました。大阪府枚方市38.6℃、京都府京田辺市38.1℃、京都市37.9℃、岐阜県多治見市37.6℃など、体温を上回るような厳しい暑さとなりました。
その他、東京都心35.3℃、名古屋市36.6℃、大阪市37.2℃、広島市36.0℃、松山市35.1℃など、900地点あまりあるアメダスの内、猛暑日は180地点以上と8月6日以来、2週間ぶりに180地点を超えました。
東京都心など 年間の猛暑日の日数 最多記録を更新中
東京都心は35.3℃と、今年21回目(平年の4倍)の猛暑日となり、年間の猛暑日日数の最多記録を更新中(これまでの年間猛暑日最多記録は2022年の16日)。
その他、名古屋市や大阪市などで、きょう20日(日)も猛暑日となり、平年の猛暑日の日数を大幅に超えています。なお、愛知県豊田市では、きょう20(日)で猛暑日33日と、今年全国トップの多さとなっています。
きょう20日(日)は猛暑日にはなりませんでしたが、仙台市や青森市でも、年間の猛暑日日数の最多記録となっています。仙台市や青森市などでは、平年の猛暑日日数は1日あるかないかですが、今年は大幅に記録を更新しています。また、北陸も金沢市で過去最多、富山市で過去最多タイとなっています。
梅雨明け以降、関東〜東北にかけては高気圧に覆われやすく、晴れる時間が長かったのもひとつの要因です。
猛暑いつまで?
今年は、お盆を過ぎても危険な暑さが続くとして、気象庁は北日本から西日本にかけて「高温に関する情報を発表しました(19日)。北日本から西日本にかけては、26日(土)頃にかけて気温の高い状態が続くため、熱中症に警戒が必要です。
23日(水)頃からは、九州〜東海では雨の降る日が多くなり、最高気温35℃以上の猛暑日の所は少なくなるでしょう。とはいえ、33℃前後まで上がり、湿度が高くなるため、引き続き熱中症には警戒が必要です。
一方、関東〜北海道にかけては、晴れる日が多く、猛烈残暑が続く見込みです。東京都心は、26日(土)にかけて、連日、35℃くらいまで上がるでしょう。新潟など北陸周辺では、体温超えの危険な暑さの日もありそうです。
また、今週のポイントは、北海道や東北でも、最高気温35℃くらいまで上がることです。気象庁は、きょう20日(日)、北海道に「高温に関する情報」を発表しました。北海道では、8月23日(水)〜24日(木)にかけて、最高気温が33℃以上となる所がある見込みです。熱中症対策などの健康管理、農作物や家畜の管理などに注意してください。
9月も暑い 猛暑日の最も遅い記録を更新する可能性も
1か月予報によると、9月前半にかけて全国的に気温は高く、西日本・東日本では、猛暑日の所があるでしょう。
ちなみに、猛暑日(最高気温35℃以上)の最も遅い記録は、札幌 :8月8日(1999年) / 仙台:9月3日(2010年) / 東京都心:9月12日(1942年) / 名古屋:9月12日(2010年・1990年) / 大阪:9月22日(2007年) / 福岡:9月20日(1998年)などと、なっています。
今年は、年間の猛暑日日数最多記録更新のほか、猛暑日の最も遅い記録も更新する可能性あり。「残暑も猛暑 熱中症に厳重警戒」となりそうです。  

 

●今日の天気 35℃以上猛暑日続出 週中頃は熱帯低気圧が西日本へ 8/21
きょう21日(月)も各地で厳しい暑さが続き、熱中症に警戒が必要です。
きょう日中は全国的に晴れますが、北海道の内陸、東北から九州の内陸や山沿いを中心に、にわか雨や雷雨があるでしょう。晴れていても急な強い雨や落雷にご注意ください。東京都心も夕方、一時的ににわか雨の可能性があります。
予想最高気温は東北から九州で35℃以上の所が多くなります。全国で一番気温が上がるのは京都で、38℃まで上がるでしょう。熱中症には引き続き警戒が必要です。
あす22日(火)は熱帯低気圧の北上に伴って湿った空気の流れ込みが強まり、東日本や西日本の太平洋側の平野部でもにわか雨があるでしょう。
あさって23日(水)は熱帯低気圧が近づく西日本で雨の降り方が強まる所がありそうです。一方、北日本は夏晴れが続き、より一層厳しい暑さになりそうです。
●関東甲信越 各地で猛烈な暑さに 熱中症に十分注意を 8/21
関東甲信越は21日も各地で猛烈な暑さとなる見込みで、熱中症の危険度を示す「暑さ指数」などを確認し、運動を中止するなどの対策を徹底してください。
気象庁によりますと、関東甲信越は21日も晴れて気温が上がる見込みです。
日中の最高気温は新潟県阿賀町津川で37度、甲府市や長野市、埼玉県熊谷市、前橋市で36度、東京の都心や横浜市、千葉市、宇都宮市で35度などと各地で猛暑日になると予想されています。
環境省と気象庁は熱中症の危険性が極めて高まるとして、東京都や神奈川県、千葉県、群馬県、山梨県、それに新潟県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
連日の暑さで、熱中症で体調を崩したり、亡くなったりするケースが相次いでいます。
21日も熱中症の危険度を示す「暑さ指数」が関東甲信越の広い範囲で原則、運動を中止する『危険』となる見込みです。
環境省のホームページなどで「暑さ指数」を確認し、屋外や空調のない屋内での運動を見合わせたり、冷房を適切に使用し、のどが渇いていなくても定期的に水分をとったりするなど対策を心がけてください。 
●熱帯低気圧が23日西日本に接近 あす22日〜太平洋側で雨量増える 8/21
小笠原近海の熱帯低気圧が北上し、あさって23日には西日本に接近する見込み。熱帯由来の暖かく湿った空気が流入するため、西日本から東日本の太平洋側は、あす22日から局地的に雨量が増え、大雨の恐れも。晴れる所も引き続き、天気の急変にご注意ください。
あす22日 雷雨注意 太平洋側で激しい雨も 猛暑続く所も
きょう21日は北海道で猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が相次いで発表されました。今夜にかけて全国的に大気の状態が不安定です。突然の大雨や落雷、竜巻などの突風にご注意ください。
あす22日は、日本付近には、高気圧縁辺の湿った空気に加えて、南から北上する熱帯低気圧影響で熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。気温が上昇するにつれて、再び大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
九州から近畿は、午前中は日が差しますが、午後は太平洋側ほど雲が広がり、きょう21日以上に雨が降りやすくなるでしょう。午後から天気が急変する恐れがありますので、発達した積乱雲が近づく兆しがある際には、早めに安全な場所に移動するように心がけてください。
紀伊半島の南東側斜面は朝から断続的に雨で、雨量が増えるでしょう。東海や夕方には広く雨、四国も夜は雨の範囲が広がって、激しく降る所がありそうです。
日本海側の晴れる所でも、突然の雨や雷雨にご注意ください。
あす22日の最高気温は、日本海側はきょう21日より高く、猛暑日になる所が多くなりそうです。太平洋側は、きょう21日と同じかやや低めの所が多くなりますが、湿度が高く、熱中症対策は欠かせないでしょう。
あす22日 関東も雨強まる所も 猛烈な暑さ少しおさまる
あす22日、関東にも湿った空気が流れ込むため、朝から局地的に雨が強まるでしょう。
南部ほど雨が降りやすく、中でも神奈川県や東京多摩地方の山沿いでは、雨量が増える所もありそうです。一気に道路が川になるほど激しい雨が降ったり、雷を伴うこともあるでしょう。雨の降り方にはご注意ください。
北部ほど日が差しますが、午後は積乱雲が発達しやすく、急に大雨となる恐れがあります。積乱雲が近づく兆しがある際には、早めに安全な場所に移動するようにしてください。
関東では水不足が心配されていますが、肝心なダムのそばで、まとまった雨が降るとは限りません。できる限り節水を心がけましょう。
23日は熱帯低気圧が接近 太平洋側は大雨の恐れ
あさって23日になると、熱帯低気圧が西日本付近へ進み、さらに暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるでしょう。熱帯低気圧は今のところ、台風に発達することはありませんが、熱帯由来の湿気がたっぷりと流れ込んでくる影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に、雨の量が多くなる恐れがあります。
主に、太平洋側の南東斜面にあたる地域で、まとまった雨になりそうです。
まだ予報にはブレがありますので、どのタイミングで雨が強まるのか、どれぐらい雨が降るのかなど、こまめに気象情報を確認するようにしてください。
雨雲の元となる湿った空気の流れ込みが続いている影響で、気温の上昇とともに、局地的に猛烈な雨や滝のような雨が降りやすい状況が続いています。大雨の降った地域では、少しの雨でも災害のリスクが高まりますので、厳重な警戒が必要です。夜間も安全な場所で過ごし、今後の雨の情報にもご注意ください。
●35℃を超える猛暑日に あす22日も予想最高気温37℃の猛暑日に 佐賀県 8/21
県内は21日も気温が上がり、ほとんどの地点で35℃を超える猛暑日となりました。22日も最高気温が37℃と予想されていて、熱中症警戒アラートが発表されています。
県内は21日も高気圧に覆われて晴れ、14日以来1週間ぶりに熱中症警戒アラートが発表されました。
午後4時までの最高気温は佐賀と白石で36.8℃、嬉野で35.7℃、伊万里で35.2℃などとほとんどの地点で猛暑日となりました。
県内には22日も熱中症警戒アラートが発表されていて、日中の最高気温は南部で37℃、北部で34℃と予想されています。
●県内各地で猛暑日に 22日も「熱中症警戒アラート」 8/21
福岡県内は21日各地で猛暑日となった一方、急激に雨雲が発達し雷を伴って激しい雨が降ったところもありました。22日も猛烈な暑さが予想され、気象台は熱中症に厳重に警戒し、急な天気の変化に注意するよう呼びかけています。
21日県内は、高気圧に覆われて気温があがり、久留米市で37.6度、朝倉市で36.6度、太宰府市で36.5度、北九州市八幡西区で36.2度と猛暑日になりました。
猛烈な暑さは22日も続く見込みで、日中の最高気温は、久留米市で37度、飯塚市で35度、福岡市と北九州市八幡西区で34度と予想され、気象台と環境省は22日も熱中症の危険性が極めて高い気象状況になるとして、県内に「熱中症警戒アラート」を発表しました。
外出をなるべく避け、冷房などを使って室温を適切に調整し、のどが渇かなくてもこまめな水分補給を心がけるなど、熱中症への厳重な警戒を続けてください。
一方、湿った空気などの影響で大気の状態が非常に不安定になり、21日日中は県内で雷を伴って激しい雨が降ったところもありました。
21日夜も局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。
気象台は熱中症に厳重な警戒し、急な天気の変化に注意するよう呼びかけています。
●21日も新潟県内で猛暑日に 2つのダムで貯水率0%のまま水不足も深刻 8/21
県内は21日も猛暑日となる地域がある見込みで、気象庁などが熱中症警戒アラートを出して注意を呼びかけています。
午前11時の気温は、新潟市秋葉区で36.7℃、阿賀町津川で34.8℃で上越市高田で33.8℃などとなっています。
日中の予想最高気温は、阿賀町津川で37℃、長岡市と上越市高田で36℃です。気象庁などは5日連続で新潟県に熱中症警戒アラートを出してできるだけ外出を控えることや、エアコンの適切な使用を呼びかけています。
一方、雨が少なくダムの水が不足している問題で、五泉市の早出川ダムと十日町市の長福寺ダムで貯水率0%が続いています。長福寺ダムが貯水率0%になるのは15年ぶりです。
●厳しい「残暑」 長野市は5日連続「猛暑日」 午後は連日の「ゲリラ雷雨」 8/21
猛暑は衰えそうにありません。長野市は5日連続の「猛暑日」となりました。一方、午後は雨雲が発生。21日も各地で「ゲリラ雷雨」となりました。猛暑と突然の雷雨。このような天気はこの先もしばらく続きそうです。
正午すぎの長野駅前。21日も強い日差しが照り付けました。
街の人「(携帯扇風機)持ってないと家から出られない」
最高気温は長野35.8℃、飯山34.9℃、伊那と飯田34.8℃など。長野市は5日連続で「猛暑日」となりました。
街の人「暑いから、早く涼しくなってほしい」
大分県から来た人「涼しいと思って来たんですけど全然だめです、暑いです」
一方、午後は、周りが見通せないほどの雨。午後2時ごろ、伊那市の天竜川沿いで撮影された映像です。
さらに、こちらは同じ伊那市内。音を立てて打ちつけるのは大粒の「ひょう」でした。
上伊那地域には「洪水警報」も―。
伊那市内では倒木も相次ぎました。
倒れた木が車に覆いかぶさりフロントガラスが割れる被害もありました。
午後は伊那市や飯田市のほか松本市や長野市の周辺などでも、局地的な雨雲が湧き起こりました。
JR中央西線や飯田線では、雨量が規制値に達したため一部区間で運転を見合わました。現在も列車に遅れが生じています。
●山陰6地点で「猛暑日」一方で大気不安定「ゲリラ雷雨」も 島根・鳥取 8/21
山陰地方は21日も全ての観測地点で真夏日、または猛暑日を記録、体に応える暑さとなりました。一方、大気の状態が不安定で、山あいでは激しい雨が降ったところもありました。
午後の益田市では、日傘をさしながら歩く人、道路からはゆらゆらと陽炎が立っていました。益田の最高気温は33.3度、猛暑日には届きませんでしたが、周辺の津和野や吉賀では36度を超え、危険な残暑となりました。この他、川本で36.5度、鳥取で35.8度など、山陰両県29の観測地点のうち、6地点で猛暑日となりました。22日も各地で危険な暑さとなる見込みで、予想最高気温は、鳥取37度、松江35度、米子36度となっています。
一方、午後3時の雲南市では、雷を伴って、激しい雨が降りました。大気の状態が不安定になり、中国山地の山沿いを中心に激しい雷雨となったところもありました。22日も大気の状態が不安定で、山沿いを中心に局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあります。気温も高く、蒸し暑くなりそうです、急な雨や雷雨に注意してください。そして、島根・鳥取両県には、熱中症警戒アラートが出されています。昼夜を問わずエアコンを適切に使う、喉が乾く前に水分を補給するなどより一層の熱中症対策を取ってください。
●各地で“危険な暑さ” 新潟・阿賀町で38.4度 全国174地点で猛暑日 8/21
連日の猛烈な暑さはまだしばらく続きそうな勢いです。東京ではきょう、最高気温34.8度を観測。“猛暑日”に迫る暑さとなりました。
街の人「ジメジメしていて曇っているのに、なんでこんなに暑いんですかね?」「残暑厳しいというか、まだちょっと暑い感じはしますね」
全国で最も暑かったのは新潟県・津川で、38.4度を観測。きょうは(午後4時40分現在)、全国174の地点で35度以上を観測する猛暑日となるなど、厳しい残暑となりました。
“危険な暑さ”は夏のイベントにも影響が。きのう、おとといの2日間で行われた音楽ライブ「サマーソニック2023」。会場のひとつ、千葉市のZOZOマリンスタジアムで、おととい、「10人程度が救護室に運ばれている」と119番通報がありました。
会場にいた人「暑いです。呼吸が苦しくて大変でした。倒れてそのまま搬送されちゃった人がいて」
会場に設置されている救護室には、およそ100人が暑さで体調不良などを訴え、このうち44歳の女性が熱中症の疑いで病院に搬送されました。
当時会場では、複数の場所で飲み物の提供や休憩スペースに日陰のテントを設置するなど、熱中症対策も行われていたということです。
一方、きょうは猛暑に加えて、湿った空気が流れ込んでいる影響で全国的に大気の状態が不安定に。この後も、急な雷雨などに注意が必要です。
●福井県福井市の猛暑日25日目、年間最多記録に並ぶ 8/22
福井県内は8月21日も各地で気温が上がり、大野市35.4度、福井市35.3度など4地点で35度以上の猛暑日となった。福井市の今年の猛暑日は25日目で、福井地方気象台によると1942年と2010年に記録した猛暑日の年間最多日数に並んだ。一方、最低気温は7月25日以降、25度を下回った日がなく、熱帯夜が1カ月近く続いている。
福井市は7月7日に今年初めて猛暑日となり、同23日から8月11日まで20日連続で最高気温が35度を上回った。気象台は「今年は太平洋高気圧に覆われた日が続き、日中晴れて気温が上がり、夜も気温が下がりきらない日が続いている」とみている。
敦賀市の今年の猛暑日は16日で、2010年に記録した年間最多日数の18日に迫っている。
22日の予想最高気温は福井市と大野市36度、敦賀市37度。環境省と気象庁は福井県などに熱中症警戒アラートを発表し、注意を呼びかけている。
●西日本や東海、関東など猛暑日前後の予想 東北の一部では40℃に迫る 8/22
今日22日(火)も全国的に晴れる所が多く、昨日と同じくらいの暑さになる見込みです。東海や西日本は35℃前後の猛暑が続きます。
雲が広がりやすいスッキリしない空となる関東では猛暑日には至らなくても汗が噴き出るような蒸し暑さとなるので油断はできません。
今朝7時までの最低気温が京都府京都市や広島県広島市で28.5℃、東京都大田区・羽田や山口県下関市で28.2℃と関東から西のエリアを中心に27〜28℃と気温が下がらず寝苦しい夜となりました。
北陸や東北の一部でも最低気温が高かったこともあり早い時間から30℃を上回っている所があります。このあとは強い日差しが照り付け、危険な暑さとなる見込みです。万全の熱中症対策が欠かせません。
東から湿った空気が流れ込み雲が広がりやすいスッキリしない空となる関東エリアで、猛暑日には至らなくても汗が噴き出るような蒸し暑さとなるので、こちらも油断できません。最高気温は東京や千葉、横浜で33℃、前橋で34℃予想と猛暑日に迫る予想となっています。湿気が多く蒸し暑いため、引き続きしっかりとした暑さ対策が必要となります。
各地の予想最高気温 / 39℃:大館(秋田) / 38℃:豊岡、新発田(新潟) / 37℃:秋田、山形、鳥取、長岡 / 36℃:福島、新潟、富山、福井、岐阜、舞鶴、広島、山口、佐賀 など 
●長野36度予想 6日連続「猛暑日」か 県内「熱中症警戒アラート」 8/22
きょう22日も気温があがり、長野県内に「熱中症警戒アラート」が出ています。一方、午後は天気の急変にご注意ください。
きょうも強い日差しが照りつけています。予想最高気温は長野36度、飯田35度、松本34度。
長野は6日連続の「猛暑日」が予想されています。
気象庁と環境省は、県内に「熱中症警戒アラート」を出し、熱中症対策を呼びかけています。
一方、湿った空気と気温上昇の影響で、きょうも午後は大気の状態が不安定になります。
夕方以降は雲が広がり、局地的なゲリラ雷雨が予想されるため、天気の急変に注意してください。
●関東は大気不安定で激しい雨 日本海側は猛烈な暑さに 8/22
22日の関東地方は、雨が降ったりやんだりと不安定な天気になりました。東京・新橋では午前10時半ごろ、突然の雨で雨宿りをしている人や、カバンで雨をしのぐ人の姿がありました。そして、突然の雨は30分ほどでやみ、正午過ぎには青空も。最近は35℃前後の暑さが続いていましたが、22日の都心の最高気温は32.1℃と猛暑は一段落しました。
日本海側では猛烈な暑さになりました。秋田・横手市では38.3℃と今年一番の暑さを記録。22日、一番暑かった新潟県では体温超えの気温が続出しました。10日連続で猛暑日となっている長岡市では、錦鯉で知られる山古志地区で、外のいけすの水が減り、鯉の飼育に影響が出ていました。いけすの水が減ると、水中の酸素やスペースが減り鯉が死んでしまうといいます。また、水温が高すぎて食欲も落ちているということです。
一方、都内では夏休みも終盤。渋谷で開かれたイベントが自由研究の“駆け込み寺”となっていました。
●北海道 残暑のピーク 札幌でも猛暑日に 連続真夏日はいつまで続く? 8/22
道内の最高気温が30℃以上の連続日数は今日(22日)で34日目と、統計史上最長記録をさらに伸ばしました。厳しい残暑は25日(金)までがピークとなり、明日(23日)も猛暑日の地点がありそうです。なお、週明けにはいったん最高気温は平年並みに戻る見込みです。
金曜日頃までが残暑のピーク 猛暑日も?
北海道付近には引き続き暖かく湿った空気が流れ込んでおり、道内はお盆が明けても厳しい残暑となっています。
7月20日から、道内で気温を観測しているアメダスのうち1地点以上で最高気温が30℃以上を観測した日が連続し、19日には31日連続となり、統計史上最長を更新しました。その後も記録は続き、今日(22日)午後2時までの最高気温は30℃を大幅に超えて、札幌市手稲山口では35.1℃と猛暑日となり、連続記録は34日となりました。
25日金曜日頃までは、この厳しい残暑のピークとなる見込みです。内陸を中心に気温が平年より大幅に高く、明日も旭川や札幌などで最高気温が35℃以上の猛暑日となる恐れがあります。また、最低気温も25℃前後で、非常に寝苦しくなります。日中の熱中症、夜間の熱中症ともに警戒が必要です。
土日は雨もあり、残暑は少しずつ収まる見込みです。26日(土)も危険な暑さが続く帯広など道東や道南でも、27日(日)にはやや落ち着きそうです。しかし、湿度が高く、蒸し暑さは残るでしょう。27日に開催される北海道マラソンは過酷な暑さでの開催はなんとか回避できそうですが、汗が蒸発しにくく走者の体内に熱がこもってしまう可能性があります。体調には十分注意して下さい。
週明けには最高気温は平年並みに
来週は、北海道付近に流れ込んでいる暖かく湿った空気は弱まる見込みです。29日(火)頃からはほぼ平年並みの気温に戻るでしょう。厳しい残暑も一段落となり、28日(月)から29日頃には、道内で長く続いた真夏日の連続記録もようやく途切れそうです。
なお、来週の週末からは再び太平洋高気圧の張り出しが強まる予想です。今回の暑さほどではないものの、再び暑さが強まる可能性があります。それでも朝晩の気温は落ち着くため、寝苦しさは解消される見込みです。
●札幌や旭川で35℃以上か 関東や西日本より暑くなる予想 8/23
今日23日(水)は太平洋高気圧が北日本を中心に張り出し、北海道や東北では8月下旬として記録的な暑さとなる予想です。熱中症対策を万全に行ってください。
真夏の暖かな空気が北日本を覆う
太平洋高気圧は北日本を広く覆い、上空1500m付近には+21℃以上の、晴れれば地上付近で猛暑日となる暖かな空気が流れ込みます。朝から強い日差しが照りつけ、北日本日本海側や北陸を中心に気温が上昇しています。
今日は関東や西日本よりも北海道や東北の方が暑くなる予想で、最高気温は札幌市が35℃、旭川市が36℃と猛暑日の予想です。札幌市で猛暑日になれば、過去最も遅い1999年8月8日の記録を大幅に更新することになります。また、秋田市の38℃も観測史上1位に迫る気温です。
予想最高気温 / 札幌 35℃ / 旭川 36℃ / 帯広 35℃ / 秋田 38℃ / 新潟 37℃ / 東京 33℃ / 名古屋 32℃ / 大阪 34℃
札幌には今年初の熱中症警戒アラート発表
札幌市を含む石狩・空知・後志地方には今季初、胆振・日高地方には2021年の開始以来初の熱中症警戒アラートが発表されました。そのほか、北海道の広い範囲や東北の全県にも発表され、熱中症リスクが非常に高くなります。
最も暑い時間帯の外出は出来るだけ避け、やむを得ず外に出る場合も日陰や地下道を選んで移動したり、こまめに水分補給や塩分補給を行うなど、熱中症にならないよう、最大限の対策を行ってください。
●関東以西は雨、強まる所も 北日本は猛暑 8/23
今日23日(水)は南から流れ込む湿った空気の影響で、関東から西では雨が降りやすくなります。局地的に雷を伴って強く降ることがあるため注意が必要です。北日本は晴れて、8月下旬とは思えない猛暑となります。
関東以西は雨が降り強まることも
関東から西日本は湿った空気が流れ込む影響で雨の降りやすい一日となります。すでに雨雲がかかり、5時00分までの1時間に神奈川県箱根で31.0mmの激しい雨、高知県須崎で26.0mmの強い雨を観測しています。
強雨や雷雨にも要注意で、外出の際は傘が欠かせません。特に東海や西日本の太平洋側は、道路冠水や中小河川の増水などにも注意が必要です。
気温、湿度がともに高く蒸し暑いため、熱中症対策も忘れずに行ってください。
北陸や北日本は晴れて猛暑に
太平洋高気圧に覆われる北陸や北日本は、晴れて強い日差しが照りつけます。
日本海側や内陸部を中心に気温が上がり、最高気温は35℃を超える猛暑日の所がある見込みです。8月下旬としては記録的な暑さになりますので、万全の熱中症対策が必要です。
沖縄はまだまだ夏の空が広がる
沖縄は夏の空が広がり、強い日差しで暑い一日となります。まだまだ夏の天気です。時々雨雲が通過して、ザッと雨を降らせる可能性がありますので、空の変化にご注意ください。 
●「お盆過ぎたのに」全国トップの暑さ続く…長岡市39℃を観測 18地点で猛暑日 8/23
新潟県内は23日も各地で危険な暑さとなり、長岡市では全国1位となる39℃を観測するなど、18の地点で猛暑日となりました。県内は24日も気温が高くなることが予想されていて、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。
松尾和泉アナウンサー「朝からじりじりとした日ざしが照り付けている新潟市中央区。手元の温度計はすでに38℃以上となっていて、とけるような暑さとなっています」
高気圧に覆われ、23日も危険な暑さとなった県内。日中の最高気温は長岡市で全国1位の39℃、新潟市東区松浜で38.6℃など、18の地点で猛暑日を観測しました。
街の人「暑い。久々に外に出たけど暑いです」「新潟っていうと涼しいイメージ、という風に他県の方もよくいっているが、全然そんなことはなくて一番全国で暑いなと思って。朝からこんな感じ」
栃木から来た人「つらい暑さ。雪のイメージがあったので、こんな暑いと思っていなかった」
猛暑が続く中…
松尾和泉アナウンサー「午後になっても、うだるような暑さとなっている新潟市中央区。こちらのジェラート店には、涼を求める人の列ができています」
最高気温38・4℃を観測した新潟市中央区。ジェラート店には絶えず人が訪れ、涼をとっていました。
訪れた人「抹茶と搾りたて牛乳のアイス。氷を飲み込んだような感じ(でいい)」「冷たくて美味しいです」「とても涼しくなって気持ちがいいです」「ちょっと溶けてて悲しかったけど、でも美味しかった、すごく!」
ジェラートを味わう一方で、願うのは…
訪れた人「いつもだったらお盆すぎると夜涼しいですが、ことしはずっと暑いので、早く秋になってほしいという気持ちですね」
体温を超える危険な暑さは、24日も続く見込みで、最高気温は新潟市や長岡市などで38℃と予想されています。熱中症に厳重に警戒してください。
●稲の枯死や枝豆の葉先枯れなど…高温・少雨による農業被害相次ぐ 新潟県 8/23
暑さの一方で、水不足による農作物などへの影響も深刻化しています。新潟県は23日、渇水対策の支援を行っている市町村などへの支援策を発表しました。高温や水不足による農作物などへの影響が深刻化している県内。イネの枯死や枝豆の葉先枯れなど農作物に関する被害は、22日現在で21の市町村あわせて614ヘクタールの農地で確認されています。
引き続き、高温・少雨が予想される中…
花角知事「今後もしばらく高温・小雨が続く可能性が高い。被害の拡大が懸念されるということで、渇水対策への支援を深堀りしていきたい」
花角知事は23日の会見で、ポンプ車の借り上げや購入にかかる経費に対して市町村が補助している金額の2分の1を支援すると発表しました。
また、水路の造成や干ばつ被害の復旧にかかる経費も支援します。
花角知事「これから高温障害も含めて次々と被害の白化現象が起きれば、米価としては下がっていく。そうしたものも含めた被害になると、いまの段階では見通しが立たない」
県によりますと、県内では22日までに11の市や町が渇水対策で補助金を出していると言うことです。事業費については被害状況を確認した上で補正予算案に計上し、9月の県議会に提案する予定です。
●札幌で35℃以上の猛暑日に観測史上最も遅い記録を大幅更新 8/23
今日23日(水)の北海道は8月下旬とは思えない厳しい暑さになっています。札幌市では35℃以上の猛暑日となり、過去最も遅い記録を更新しました。
暑さをもたらす太平洋高気圧が北日本を中心に張り出しており、北海道は上空1500m付近で+21℃前後の非常に暖かな空気が流れ込んでいます。強い日差しが照りつけて午前中から気温が上がり、札幌市では11時55分に35.0℃を観測して猛暑日となりました。
札幌市の猛暑日は今年初で、1999年8月8日の最も遅い猛暑日の記録を15日も一気に更新しています。
今日は北海道の広範囲で季節外れの厳しい暑さとなっていて、各地に熱中症警戒アラートが発表中です。8月下旬としては記録的な暑さで、熱中症リスクが非常に高くなっています。
屋外での活動は原則中止し、室内で過ごす場合も適切な水分補給や塩分補給、室温の調整など熱中症対策をしっかりと行ってください。
●札幌は観測史上1位の暑さ 週末〜前線停滞も猛暑おさまるのは一部か 8/23
きょう23日は、北陸や北日本で猛烈な暑さとなっていて、秋田市で38.5℃、札幌市では36.3℃まで上がり、観測史上1位の値を更新。来週は前線が北日本に停滞し雨の降る日が増える見込み。このため猛烈な暑さがおさまる所もありますが、北日本の一部に限られそうです。
きょう23日 北陸や北日本で8月下旬として記録的な暑さ
きょう23日は、太平洋側では雨や曇りの所が多い一方で、日本海側は北陸や北日本を中心に朝からよく晴れて、フェーン現象も加わり、所々で体温を上回るような猛烈な暑さとなりました。午後2時30分までの最高気温は、新潟県長岡市で39.0℃に達したほか、秋田市で38.5℃まで上がり1882年の統計開始以来最も高い気温を記録。北海道札幌市で36.3℃まで上がり、過去の統計で最も高くなりました。札幌市では、きのう22日までこの夏は一度も猛暑日を観測しておらず、きょう23日に今年初めて最高気温が35.0℃に達し、1876年の統計開始以降、過去最も遅い猛暑日となりました。
札幌市の過去最も遅い猛暑日の記録は、1999年8月8日の35.2℃。きょう23日は、8月終盤になってから「今年初めての猛暑日」となり、なおかつ「過去最高気温を更新」したということになり、かなり体に負担がかかる猛暑となりました。
来週は前線停滞 北日本は雨続く所も 猛暑おさまるのは一部か
あす24日からあさって25日にかけて、太平洋高気圧が北に張り出した状態が続くため、北日本や北陸では広い範囲で晴れて、猛烈な暑さが続くでしょう。引き続き、熱中症に厳重に警戒し、必ず暑さ対策を行ってください。その後、週末以降は北日本の日本海側に前線が停滞しやすくなる見込みです。このタイミングで北日本は日本海側を中心に日差しが途切れるでしょう。26日頃から北海道で雨が続き、猛烈な暑さはおさまりそうです。札幌の最高気温は27日頃から30℃を下回るでしょう。東北や北陸も週末から35℃以上の猛暑日地点は少なくなるものの、33℃前後で湿度も高く、まだかなりの蒸し暑さです。熱中症にかかりやすい気象条件が続くため、暑さに注意してください。
関東の水不足 しばらくは解消ならず
猛烈な暑さが続く中、関東ではダムの貯水率が低くなっていて、水不足の懸念も。関東では局地的には雨が降っているものの、肝心なダムのそばでまとまった雨が降っておらず、ダムの貯水率が低くなっています。利根川ダム統合管理事務所の水源メータによると、きょう23日午前0時の利根川上流9ダムの有効容量に対する現在の貯水量(貯水率)は67%となっています。また、9ダムの中でも最も大きく、関東の水源の要となる矢木沢ダムの貯水率は37%と4割以下で、平均貯水量に対する割合も54%と半分程度にとどまった状態が続いています。週末から前線が停滞し、北日本では雨の続く所があるものの、関東ではまとまった雨の降りにくい状態となり、ダムの貯水量が回復するまでにはまだ時間がかかりそうです。できるだけ節水を心がけて、水を大切に使用するようにしましょう。
●二十四節気「処暑」なのに青森県は2日連続の猛暑日 最高気温は弘前37.3℃ 8/23
23日は二十四節気の1つ「処暑」です。暦の上では、暑さも和らぐ頃とされていますが、青森県内には2日連続で熱中症警戒アラートが発表され、きょうも35℃以上の猛暑日となりました。
青森県内は23日も高気圧に覆われて晴れ、朝からぐんぐん気温が上がりました。午後4時までの最高気温は、弘前で37.3℃、五所川原と三戸で36.6℃、八戸で36.4℃など、23の観測地点のうち7地点で35℃以上の猛暑日となりました。
青森県内の猛暑日は、22日に続いて2日連続です。
街の人は「ありえない。地球がどうにかなったのじゃないですか。(気温は)東京のほうが低かったりしていて」「(高温傾向が)10月まで続くという話もある。今まで生まれて初めて」
環境省と気象庁は、熱中症の危険性が極めて高いと予想されるため、23日も青森県内に2日連続となる「熱中症警戒アラート」を発表しています。
のどが渇いていなくても水分補給をして涼しい環境で過ごすといった対策が必要です。気象台によりますと、青森県内は24日も気温が上がり、日中の予想最高気温は弘前37℃、八戸35℃、青森と深浦で34℃など厳しい暑さとなる見込みです。24日も引き続き熱中症対策を心がけてください。
●94年ぶり記録更新・山形の「年間猛暑日」20日 24日も熱中症警戒アラート 8/23
23日は二十四節気のひとつ「処暑」。暑さが和らぎ始めるころとされているが、厳しい暑さは収まる気配がない。山形では37℃と、35℃を超え年間の猛暑日の日数が「20日」と観測史上最多を更新した。この暑さは農作物にも影響を及ぼしそうだ。
リポート「午後2時の山形駅前です。手元の温度計は37℃。外に出て15分ほどしか経っていないが、ジリジリと日差しが照りつけ、危険を感じる暑さです」
県内では、23日も高気圧や南寄りの暖かく湿った空気が流れ込んでフェーン現象が発生し、午前中から気温がグングン上がった。各地の気温は酒田の38.8℃を最高に、鶴岡38℃、山形37℃など、22の観測地点のうち17地点で35℃を超える猛暑日となった。このうち、山形と新庄は「年間の猛暑日の日数」がそれぞれ「20日」と「10日」になり、観測史上最多を更新した。山形は1929年の「19日」を超え94年ぶりの更新。
町の人「今まで生きてきてこんなのなかった。今までになく暑くて暑くて、毎日」「普段、お盆過ぎると涼しくなるけど逆に暑くて驚いている」
猛暑による健康への影響に加えて心配なのが農作物の被害。過去5年で猛暑日の日数が「14日」と多かった2018年を振り返ると、庄内ではフェーン現象の影響で稲穂が白く枯れる「白穂」の被害が発生した。今後も高温が続けば、実が白く濁る「白未熟粒」や、ひびが入る「胴割れ粒」が発生する恐れがある。県は品質や作柄への影響が懸念されるとして、24日会議を開き、高温に対する技術対策を話し合うとともに、生産者に水の管理の徹底を呼びかけるという。
24日正午時点で予測される暑さ指数。20地点のうち18地点が最も警戒が必要な「危険」となっていて、「運動は原則中止」が呼びかけられている。残る2つの地点、長井・大蔵村肘折も「厳重警戒」となっていて、「激しい運動は中止」が呼びかけられている。また、24日も熱中症警戒アラートが発表されているので、万全な対策が必要。
●北日本・北陸は猛暑予想の所も 関東以西は不快な暑さ 熱中症警戒 8/24
今日24日(木)の北日本は昨日に比べると少し気温が下がるものの、依然として厳しい暑さが続きます。関東から西日本は湿度が高く蒸し暑くなるため、引き続き熱中症に注意が必要です。
今日24日(木)は太平洋高気圧の勢力が東に退くため、北日本の気温は昨日に比べると少し下がります。それでも昨日観測史上1位の暑さとなった秋田市で最高気温は36℃、札幌市で34℃予想など厳しい暑さには変わりがありません。
北海道の宗谷地方、釧路・根室地方には2021年の開始以来初の熱中症警戒アラートが発表されました。そのほかの北海道の全道、東北の全県にも発表され、熱中症リスクが非常に高くなります。万全の対策が必要です。
予想最高気温 / 札幌 34℃ / 旭川 35℃ / 帯広 35℃ / 秋田 36℃ / 山形 38℃ / 新潟 37℃ / 東京 34℃ / 名古屋 31℃ / 大阪 32℃ / 広島 34℃ / 福岡 33℃など
関東から西日本のかけては雲が広がり、雨の降る所があるため、35℃以上の所は少ない予想となっています。東京都心の最高気温は34℃、大阪市は32℃の見込みです。
湿度が高いため蒸し暑く、日差しが増えるとこれ以上に気温が上がる可能性があります。引き続きエアコンが活躍する一日となりそうです。
●関東、東海〜九州は変わりやすい天気 北日本と北陸は記録的な暑さ続く 8/24
24日(木)の全国の天気
南から暖かく湿った空気が流れ込み続けます。関東、東海から九州は変わりやすい天気で、晴れ間も出ますが、所々で雨や雷雨がありそうです。北日本は厳しい日差しが照りつけますが、こちらも午後はにわか雨や雷雨の所があるでしょう。
予想最高気温
23日(水)は札幌や秋田で、100年以上の歴史の中で、観測史上1位の暑さになりました。北日本と北陸は24日も記録的な暑さが続き、札幌は2日連続の猛暑日になりそうです。仙台は35℃、フェーン現象の影響を受ける新潟は38℃でしょう。関東から九州は30℃から34℃。猛暑日にはならないものの、湿度が高く、かなり蒸し暑いでしょう。
週間予報
・大阪〜那覇 / 25日(金)も西日本は雨が降りやすいでしょう。26日(土)、27日(日)も晴れ間は出ますが、変わりやすい天気が続きそうです。来週はじめは晴れて、大阪では猛暑日が復活する見込みです。沖縄はしばらく晴れる日が多いですが、南の熱帯低気圧の動きにご注意ください。
・札幌〜名古屋 / 極端な暑さは北日本では25日まで、北陸では26日までで、その後は次第に収まる予想です。26日以降は秋雨前線が停滞し、雨が降りやすいでしょう。関東や東海は来週にかけて、33℃から35℃と厳しい残暑が続きそうです。 
●関東甲信越 猛暑続く 熊谷で35度 熱中症に厳重警戒 8/24
24日も関東甲信越は気温が上がり、新潟県では38度を超える危険な暑さとなっています。
こまめに水分をとるなど熱中症への厳重な警戒を続けてください。
気象庁によりますと、関東甲信越は24日も南から流れ込む暖かく湿った空気などの影響で各地で気温が上がっています。
午後2時半までの最高気温は、新潟県長岡市で38.9度と危険な暑さとなっているほか、群馬県桐生市で37.4度、長野県飯山市で36.6度、栃木県佐野市で36度ちょうど、水戸市で35.3度、埼玉県熊谷市と千葉県茂原市で35度ちょうどと、猛暑日となっています。
また、東京の都心で34.1度、横浜市で33.5度、甲府市で32.5度などと厳しい暑さとなっています。
環境省と気象庁は熱中症の危険性が極めて高まるとして、埼玉県と千葉県、東京都、新潟県に「熱中症警戒アラート」を発表していて、各地で熱中症の危険度を示す「暑さ指数」が原則、運動を中止する『危険』となっています。
また、連日の暑さで熱中症で体調を崩して搬送されたり、亡くなったりするケースが相次いでいます。
熱中症に厳重に警戒し、環境省のホームページなどで「暑さ指数」を確認して屋外や空調のない屋内での運動を見合わせるほか、冷房を適切に使用し、のどが渇いていなくても定期的に水分をとるなど対策を心がけてください。
●「沖縄って避暑地」とXで投稿相次ぐ 南国沖縄は暑くないのか 8/24
暑すぎる日が全国各地で続いています。8月6日には福島県と石川県で今年最高気温となる40℃を観測。またこれまでに青森県、山形県、新潟県、東京都など15都府県で39℃を上回るなど、35℃を超える猛暑日が相次ぎ、総務省消防庁の統計によりますと、5月から8月13日までに全国で5万8911人が熱中症で救急搬送されています。
こうした状況の中、X(旧ツイッター)ではこんな投稿が相次いでいますー
XにPOST(投稿)された内容「全国の気温を見ていると沖縄の夏は避暑地になっている感じ」「沖縄よりも青森(我が町)のほうが現在の気温が高―い!もはや沖縄の方が避暑地」「沖縄避暑地ってみな言っています」
日本最南端で南国のイメージが強い沖縄が避暑地…。そんなことがあるのでしょうか。そこで今年に入ってからの全国の最高気温を比較してみると…。
2023年の最高気温が最も低かった都道府県は?
軒並み各地で37℃超えの日が複数回確認されているほか、最北端の北海道でも最高気温37.1℃を記録。一方、“避暑地”と話題の沖縄は西表島で記録した35.2℃が最高気温で、なんと全国で最も最高気温が低かったことが分かりました。しかも35℃を超える猛暑日はこの1日のみでした。
実際に観光客に地元との気温の違いを聞くと。
東京からの観光客「東京のほうが全然暑い。地面の照り返しとかも向こうはきついけど、こっちはそんなでもない。バカンス気分にきて涼しいとか得した気分」
新潟からの観光客「新潟なんて39℃とかですよ、本当に外に出られないから。こっちはジメジメしている感じで湿気が高いけど、風もけっこう強く吹くし、旅行気分もあるけど、楽しめる気温って感じ」
10数組の観光客に話を聞いてみたところ、地元で感じる気温もやはり『沖縄の方が涼しい』の一択でした。
今年が特別なのでしょうか?気象庁のデータで過去30年間の気温をさかのぼると、沖縄(那覇)で観測された最高気温は2001年8月9日の35.6℃。猛暑日となったのは2017年に2日、2001年・2003年・2006年に1日ずつと、35℃を上回ったのは30年間でわずか5日しかありませんでした。
それに対して東京都(千代田区)では30年間で160日記録していて、今年だけでも8月23日までに21日にのぼります。また8月23日に36.3℃を記録した北海道(札幌)は、過去30年で猛暑日は8日となっていて、猛暑日の数は全国で沖縄が最も少ないことが分かりました。
ではなぜ沖縄は35℃を上回らないのでしょうか。松澤気象予報士によると、沖縄で猛暑日になりにくい理由は3つほど考えられるといいます。
沖縄が35℃を上回らない理由とは?
1つ目は、沖縄は海洋の影響を強く受けた海洋性気候であるということ。
気温の変化が小さく、海に囲まれているため海風によって熱がたまりにくい状況にあります。
2つ目は、フェーン現象の影響が小さいこと。
フェーン現象というのは空気が高い山を上る時に雨を降らせることで、山を下りてくるときにもともとの気温よりも高くなるという現象です。高い山が多い本州ではこのフェーン現象で高温になることが多いですが、沖縄の場合は高い山がないのでその影響が小さいと言えます。
3つ目は、沖縄はコンクリートで覆われた面積が小さいため『ヒートアイランド現象』の影響を受けにくいことなどがあげられるといいます。
では、なぜ沖縄=暑いのイメージがあるのか。それは気温25℃以上の夏日の数が多いことがあげられます。
主な都市の2022年の夏日(※30℃以上の真夏日も含む)の数をみてみると、札幌76日、仙台98日、金沢126日、東京149日、名古屋155日、大阪155日、広島151日、松山145日、福岡158日となっています。一方、沖縄県(那覇)では12月4日にも26.1℃を記録するなど、なんと228日が夏日。実に一年の7割以上の日が25℃を超えているのです。
このように、暑いけれども暑すぎない日が多いことが沖縄の気候の特徴なのです。
データから見ると、意外にも夏場の沖縄は本州に比べて過ごしやすいかもしれませんが、一方で湿度は高く、熱中症のリスクも高くなっています。観光で訪れる際には、水分補給をしっかり行うなど体調管理には気を付ける必要があります。
●北日本や北陸で猛暑が続く 明日も全国的に残暑厳しい 8/24
今日24日(木)は北日本や北陸は強い日差しが照り付け、各地で猛暑となりました。明日25日(金)も全国的に厳しい暑さとなり、特に北日本では35℃前後の危険な猛暑が続きそうです。
新潟県内で特に高温に
今日24日(木)16時までの最高気温は、新潟県の長岡市で38.9℃、新潟市新津で38.4℃、阿賀町津川と魚沼市小出で38.3℃を観測しました。特に新潟県で気温が高く、上位を独占しています。
昨日、観測史上最高の36.3℃を観測した札幌市内は、今日も35.0℃まで上がり、連日の猛暑日となっています。秋田市や山形市でも37℃を超え、北日本や北陸で非常に厳しい暑さです。
関東から九州にかけては雲が多めですが気温は高くなっています。最高気温は東京34.1℃、大阪34.0℃、福岡35.8℃でした。湿度が高いため蒸し暑く、不快な体感でした。
なお、断続的に雨の降った名古屋の最高気温は27.5℃と暑さは控えめです。
関東から西は蒸し暑さ続く
明日25日(金)も北日本や東日本は晴れる所が多い見込みです。
北日本と北陸では特に気温の高い状態が続きます。予想最高気温は札幌35℃、盛岡36℃、仙台34℃、新潟35℃です。もし札幌で3日連続の猛暑日となれば観測史上初のことになります。北日本は記録的な暑さが続くため、万全な熱中症対策が必須です。
関東も東京34℃、前橋35℃など、今日と同じような蒸し暑さが続く見込みです。
東海と西日本は曇りや雨のスッキリしない空になります。日差しが少ない分35℃に届く所は少なく、予想最高気温は大阪33℃、広島31℃、福岡30℃です。ただ、湿気が多く気温の数字以上に不快な体感です。西日本でも暑さ対策が欠かせません。
●札幌 猛暑日2日連続 23年ぶりの厳しい暑さ 明日も暑さが続く 8/24
札幌では本日(24日)、11時40分、35度0分に達し、昨日(23日)に続き2日連続の猛暑日となりました。札幌で2日連続で猛暑日が観測されるのは、2000年7月31日から8月1日にかけて観測されて以来、23年ぶりのことです。
札幌で2日連続で35度以上の猛暑日が観測されたのは、統計開始以降、2000年の7月31日から8月1日にかけての1回しかこれまでありませんでした。また、統計開始から昨年まで、札幌では、8月下旬に猛暑日の観測がありませんでした。「お盆を過ぎたら涼しくなる」という肌感覚の方も、道内の方は多いかと思いますが、これまで経験したことのない時期に札幌では猛烈な暑さになっています。
明日(25日)も、札幌は厳しい暑さが続き、最高気温は35度前後の見込みです。もし、明日猛暑日となると、札幌では統計開始以来初めて3日連続での猛暑日ということになります。その他の道内も、内陸は34度前後、沿岸でも30度くらいと、平年を大幅に上回る暑さが続く見込みです。危険な暑さが続くため、引き続き熱中症に厳重に警戒が必要です。
●年々増加する猛暑日 意外な原因の1つ「統計方法の変更」 8/24
猛暑日とは日最高気温が35℃以上になった日のことを言います。2007年から気象庁で使われるようになった言葉で、夏日や真夏日と比べると、比較的新しく制定された用語です。猛暑日の定義・年間日数や連続日数などの各種記録に加え、猛暑日増加の一因と考えられる「気温観測の統計方法の変更」について学びます。
猛暑日とは?
猛暑日とは日最高気温が35℃以上になった日のことを言います。2007年から気象庁で使われるようになった言葉で、夏日や真夏日と比べると、比較的新しく制定された用語です。
猛暑日は毎年いつごろから出始める?
その年その年によって変動が大きく、一概には言えませんが、ここ10年程の「全国初の猛暑日」記録を遡ってみると、5月下旬〜7月上旬に全国初の猛暑日を記録する傾向にあるようです。またその地点も南は大分から、北は北海道までと、日本全国幅広い地域で、その年全国初の猛暑日を記録する可能性があるようです。
2023年は、5月17日に岐阜県揖斐川町で35.1℃を記録し、全国初の猛暑日となりました。揖斐川の観測史上最高気温は39.6℃で、40℃に達したことはありませんが、毎年夏になると、たびたびその日の全国最高気温を観測することがあり、日本でも屈指の暑さを誇る町といえるでしょう。
猛暑日の最多・最長記録は?
地点毎の年間猛暑日日数は、2000年以降の東京を例に見てみると、年間約6日ほどですが、2010年以降で見てみると、年間約8日、さらに、2022年単体でみると、年間16日となっており、増加傾向がうかがえます。また、地域や年による変動も大きく、30日以上に達する地点も出てきます。
これまで最も年間猛暑日数が多かったのは大分県日田市の「45日」(1992年)で、連続猛暑日日数は岡山県高梁市の「24日間連続」(2021年8月9日〜9月1日)です。
また、日毎の猛暑日地点数を見てみると、全国約900ある気温観測点のうち、特に暑い日は猛暑日を記録する地点が200を超えることもあります。
2023年は、8月4日に猛暑日地点数が290を数え、過去最も多かった2013年8月10日,11日の296地点,294地点に次ぐ記録となっています。
猛暑日が増えている原因の一つ「気温観測の統計方法変更」
近年、猛暑日の観測回数が全国的に増加しています。その原因には諸説ありますが、ここでは気象観測の観点から「気温観測の統計方法変更」について紹介します。
アメダス観測点(※)において、これまで最高気温の観測は、2000年代に入るまで、毎正時の1時間毎の観測値からその最高値を最高気温として記録していました。つまり、13時30分や13時45分に40℃に達していたとしても、13時ちょうど、14時ちょうどに40℃に達していなければ、最高気温が40℃に達した、と認められなかったのです。しかし、2000年代に入って以降、徐々にこの「1時間毎の観測値から採用」が「10分毎の観測値」、さらには「10秒毎の観測値(※)」へと、統計方法が変わり、より短い間隔での値を採用するようになりました。
ここで、1994年8月5日に40.7℃を記録しつつも、正式記録とならなかった愛知県愛西市のアメダス「愛西」の例を見てましょう。
この「40.7℃」という記録は「10分毎の観測値」からの最高気温で、13時10分に観測された値です。一方で、1時間毎の最高値は13時ちょうどの「40.3℃」で、この日の最高気温はこの「40.3℃」が採用されています。
つまり、この愛西市の40.7℃という記録は「幻」となってしまったのです。なお、「10秒毎の観測値」が採用されている現在に置き換えると、この日の愛西市では、40.7℃超の気温が観測されていた可能性が十二分にあり、現在の国内最高気温である41.1℃ですら超えていた可能性も十分考えられます。
近年、猛暑日数の増加や最高気温記録の更新が相次ぐのは、この「アメダス観測値の統計方法の変更」によって、「より細かな観測値を採用し始めた」ことも大きな影響を与えています。
※ 観測にはアメダスによる観測と、気象官署での観測の2種類があり、アメダスの気温観測地点数は2023年8月現在約750地点、気象官署は約150地点です。
※ 気象官署とアメダス観測点とで観測手法が異なります。気象官署では1秒毎の観測値を10秒毎に平均化した値の最大値を、アメダスでは10秒毎の観測値の最大値を採用しています。
猛暑日のさらに上の階級は?
猛暑日より上の階級を表す言葉として、気象庁から正式に発表された言葉はありません。
ただ、日本気象協会では近年の暑さを鑑み、最高気温が40℃以上と予想される日を「酷暑日」とし、暑さへの注意喚起を呼びかけています。
2023年は、8月5日に福島県伊達市梁川で40.0℃の「酷暑日」を観測し、2018年以降の日本では、6年連続で酷暑日を観測する結果となっています。
まとめ
猛暑日とは日最高気温が35℃以上になった日のことを指します。この記事では猛暑日に関する知識や記録などを解説しています。猛暑日は年々増加傾向にありますが、その一因として「気温観測の統計方法変更」があることを知っておくと、後々役に立つことがあるかもしれません。
●九州〜東海は雷雨や激しい雨 関東甲信〜北海道は天気急変と猛暑に注意 8/25
きょう25日も大気の状態が非常に不安定で、九州から東海はあちらこちらで雨や雷雨になるでしょう。局地的に激しい雨が降りそうです。関東甲信から北海道も天気の急な変化に注意が必要です。
落雷や突風、激しい雨に注意
きょう25日、低気圧が日本海を北東へ進む予想です。低気圧に向かう暖かく湿った空気が西日本や東日本に流れ込むでしょう。また、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が、東日本や北日本に流れ込む見込みです。全国的に大気の状態が非常に不安定になるでしょう。発雷確率も高くなっています。
今朝は九州から東海を中心に所々に雨雲がかかっています。このあとも九州から東海はあちらこちらで雨や雷雨になるでしょう。局地的には激しい雨が降りそうです。関東甲信や北陸、東北は大体晴れますが、天気の急変にご注意ください。昼頃からは山沿いを中心に所々で雨や雷雨になりそうです。北海道は南西部などで晴れ間は出ますが、北部を中心に雨が降り、局地的に雷を伴った激しい雨が降るでしょう。
沖縄は強い日差しが照りつけるでしょう。ただ、一部でにわか雨や雷雨がありそうです。
●25日も危険な暑さ 北海道〜関東は真夏並み 広く熱中症警戒アラート 8/25
きょう25日も北海道や東北、北陸、関東甲信を中心に危険な暑さになるでしょう。札幌市では猛暑日からは解放されますが、34℃とうだるような暑さです。山形市や福島市などで38℃と体温超えの暑さでしょう。東京都心は35℃以上の猛暑日になる予想です。
きょう25日も北海道〜関東甲信を中心に猛烈な暑さ
きょう25日も海道や東北、北陸は危険な暑さが続きます。太平洋高気圧が北へ張り出しを強めており、強い日差しが照り付ける所が多いでしょう。また、日本海側ではフェーン現象も加わりそうです。
記録的な暑さが続いている北海道は、きょう25日もうだるような暑さが続くでしょう。札幌市は34℃と昨日よりはやや低いものの猛暑日一歩手前まで気温が上がりそうです。東北や北陸は35℃以上の猛暑日の所が多く、山形市や福島市、新潟県長岡市では38℃と体温超えの暑さになりそうです。
関東甲信も強い日差しが照りつけて、東京都心を含め所々で35℃以上の猛暑日となるでしょう。真夏のような暑さが続きそうです。東海から九州は雲が多く、所々で雨が降るでしょう。最高気温は33℃くらいの所が多い見込みです。猛暑日になる所は多くはありませんが、湿度が高く、不快な蒸し暑さとなりそうです。
熱中症リスク高い
熱中症情報をみますと、北海道でも「危険」や「厳重警戒」となっています。東北から近畿、沖縄は広く「危険」、中国地方や四国、九州は「厳重警戒」となっています。
また、熱中症警戒アラートが北海道の十勝地方、胆振・日高地方、石狩・空知・後志地方・渡島・檜山地方、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、千葉県、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、京都府、和歌山県、沖縄県の八重山地方に発表されています。
熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。  
●“夏休み最後の週末”も…大気不安定 各地で突然の雨 8/26
多くの人にとって最後の夏休みとなるこの週末も、各地で猛暑が続きました。東京では真夏日が52日連続となり、これまでの記録を大幅に更新しました。
大気不安定 各地で突然の雨
家族で海水浴。そんな楽しいところに突然の雨。しかし土砂降りは15分もすると晴天に。26日、8月最後の週末。全国的に暑さが続くなか、大気が不安定になり、各地で天気が急変しました。多くの観光客が訪れている東京・浅草では雷鳴。
一方、東京・表参道ではコロナ禍以来4年ぶりに、本格的によさこいのイベントが復活しました。
踊り子「(Q.暑さは全く感じなかった)全然。逆に皆さんの熱気の方がもっと熱くて、その分、気持ちが上がったような感じでした」
暑さ対策として水分補給だけでなく、踊った後にはマッサージも受けられます。
猛暑“夏休み最後の週末”も
東京都心の最高気温は33.4℃。猛暑日にはならなかったものの、先月から52日連続の真夏日となりました。これまでの40日連続という記録から大幅に記録を更新し続けています。
全国で最も暑かったのは新潟県津川の37.7℃。北海道斜里で観測史上最高の37.1℃を記録するなど、全国の猛暑日は90地点以上になりました。
札幌市でも史上最多タイの猛暑日に。記録的な暑さとなっている今年の夏。この暑さが家計を直撃しているといいます。
帝国データバンクの試算によりますと、平均最高気温が平年通りだった場合と比べ、東京都の7月と8月の家計消費支出が1世帯当たりおよそ3700円増加するとみられます。熱中症対策の保健医療や飲み物などの費用が大きく増加するといいます。
●関東2週間 猛暑とゲリラ豪雨警戒 真夏日収束の兆しも 8/26
関東地方は、少なくとも今後1週間程度は猛暑に警戒が必要です。一方、新たな熱帯低気圧が発生する可能性があり、関東地方の今後の天気に影響を与えるかもしれません。
猛烈な暑さが続く
関東地方は、この先も1週間ほどは高気圧に覆われる日が多く、昼間は強い日差しが照り付けます。日中は連日、最高気温が35℃くらいとなり、各地で猛烈な暑さが続く見通しです。引き続き、暑い場所での長時間の激しい運動は避けたり、室内では冷房を使用するなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。一方、湿った空気が流れ込みやすく、気温の上昇も加わって、大気の不安定な状況も続きそうです。きょう26日(土)は東京都心を含めて所々でゲリラ豪雨となっていますが、週明けにかけてを中心に、急な激しい雨や雷雨にも注意して下さい。ただ、まとまった雨は少なくとも来週いっぱいは予想されておらず、水不足の懸念は続きそうです。
暑さの出口は・・・
東京都心の去年まで、約150年分の統計を日ごとに見てみると、9月に入ると最高気温が30℃以上の真夏日の出現率が50%を切ってきます。35℃以上の猛暑日の出現率はほぼ0%となり、これまで通りに推移すれば、厳しい暑さはだんだん収まりそうです。ただ、今年の夏は記録的な猛暑となっていて、これまでの傾向が当てはまらない可能性もなくはありません。今後も暑さの見通しに注意が必要です。
晴れると残暑厳しい
9月3日(日)以降の再来週は、天気が短い周期で変わる傾向です。強い日差しが連日照り付けるような状態からは解放され、極端な暑さはなくなる予想です。7月上旬から真夏日が続いている東京も、約2か月ぶりに最高気温が30℃を下回る日が出てくる見通しです。ただ、晴れて日差しがあると気温が上がりやすく、日中は33℃前後の厳しい残暑となる見込みです。また、最低気温は引き続き高めで、寝苦しい夜が続くとみられます。暑さ対策は、9月に入っても油断せずに行った方がよさそうです。
熱帯擾乱の動向に注意
関東地方に台風9号と10号の直接的な影響は少ない予想ですが、日本のはるか南の低圧部に雲がまとまりつつあり、新たな熱帯低気圧が発生、発達する可能性があります。この雲の塊の動きによっては、再来週の関東の天気に影響することも考えられ、動向に注意が必要です。
●東日本、北日本を中心に猛暑日 北海道は記録的な暑さの所も 8/26
今日26日(土)は全国の広い範囲で晴れて強い日差しが照りつけました。太平洋高気圧に近い東日本や北日本で気温の上がった所が多く、北海道の一部では記録的な暑さになっています。
札幌の猛暑日は年間最多タイ
日本の東の海上から張り出す太平洋高気圧の圏内になっている、東日本から北日本で厳しい暑さが続いています。特に北海道のオホーツク海側は南寄りの風が強まったことでフェーン現象が発生し、気温が上昇しました。15時00分までの最高気温は網走市は36.7℃、斜里町では観測史上1位となる37.1℃まで上がっています。また、札幌市は35.6℃と3日目の猛暑日を記録。2021年の年間最多に並びました。東北や北陸、関東で猛暑日になった所が多く、全国で最も気温が上がった新潟県阿賀町・津川は37.7℃、群馬県桐生市は37.4℃、秋田県横手市で37.1℃など一部では体温並みの暑さです。
明日は猛暑日の所が減少
明日27日(日)は北海道で天気が崩れ、広い範囲で雨が予想されます。暑さは少し和らいで札幌市、旭川市ともに最高気温が30℃に届かない見込みです。関東や東北太平洋側も台風10号の影響で東寄りの風が強まり、気温の上昇は抑えられます。35℃以上の猛暑日の所は東北日本海側や北陸、近畿の一部に限られ、ここ数日に比べると大幅に少なくなる予想です。各地とも湿度が高く引き続き熱中症リスクは高いものの、幾分、しのぎやすくなりそうです。
●札幌猛暑日、今夏3日目 真夏日は8月20日目 最多更新 8/26
石狩管内は26日も全域で気温が上昇し、厳しい暑さが続いた。札幌市中央区では最高気温35.6度を観測し、2日ぶりに35度以上の「猛暑日」となった。今夏の猛暑日は3日目で、1876年(明治9年)の観測開始以来、これまで最多だった2021年に並んだ。
●不安定な天気と猛暑続く 台風10号は足早に北上 台風9号は先島諸島へ 8/27
27日(日)も晴れ間はありますが、所々で雷雲が発達しそうです。急な雷雨にご注意ください。猛烈な暑さも続きそうです。また、日本の近くにある2つの台風(9号と10号)の動きにもお気をつけください。台風9号は猛烈な勢力となって30日(水)ごろに石垣島などに近づくおそれがあります。
27日(日)も東北から九州の広い範囲で晴れ間が出そうです。ただ、上空には寒気、地上付近には湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定です。26日(土)同様、所々で激しい雨が降りそうです。特に午後は雨雲が発達して、道路が冠水したり、川が増水したりして危険が及ぶような降り方になるおそれがあります。局地的な大雨にお気をつけください。
ただ、晴れ間が出ることもあり、27日(日)も暑さは続きます。西日本を中心に35℃以上の猛暑日になる所もあるでしょう。最高気温は福岡と大阪、新潟は35℃、名古屋は34℃の予想です。引き続き熱中症対策は万全にしてお過ごしください。北東風に乗って湿った空気が流れ込む関東は26日(土)より雲が増えて、気温もやや低くなりそうです。東京は32℃でしょう。また、北海道も広く雨で極端な暑さが落ち着きそうです。札幌は26日(土)より6℃低い30℃の予想です。
日本の近くにある2つの台風の動きにも注意が必要です。高気圧の縁を通る台風10号は、28日(月)にかけて足早に日本の東を北上する見込です。関東や北日本の太平洋側では強まる風や高波にお気をつけください。台風本体の雨雲はかからない予想です。一方で、台風9号は今後、猛烈な勢力にまで発達して30日(水)ごろ沖縄の石垣島などに接近するおそれがあります。
●関東甲信越 今夜にかけ激しい雨のおそれ 土砂災害など注意を 8/27
上空の寒気や暖かく湿った空気の影響で関東甲信越では大気の状態が非常に不安定になり27日夜にかけて雷を伴い激しい雨が降るおそれがあります。気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、上空の寒気や南からの暖かく湿った空気の影響で、関東甲信越では27日は大気の状態が非常に不安定になる見込みです。
関東甲信では27日夜にかけて雷を伴って激しい雨が降るほか、新潟県では27日の昼前にかけて急な強い雨が降るおそれがあります。
28日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで関東北部で80ミリ、関東南部と甲信で60ミリと予想されています。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうにも注意するよう呼びかけています。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
一方、関東甲信越では、新潟県と山梨県で日中の最高気温が35度に達し猛暑日になると予想されていて、新潟県には熱中症の危険性が極めて高まるとして、「熱中症警戒アラート」が発表されています。
このほかの地域でも厳しい暑さが見込まれていることから引き続き熱中症対策を心がけてください。 
●関東の天気】猛暑復活 体温超えの暑さも 8/27
台風10号は関東から離れていますが、台風からの湿った空気で関東は局地的に雨雲が発達しました。
台風は現在、関東の東の海上にいて27日夜も不安定が続きそうです。ただ、台風本体の雨雲は海上で関東からは離れて進む予想です。むしろ、台風北上に伴って南風が入り、これで気温を押し上げる影響がありそうです。
最高気温は東京都心で35℃、8日ぶりの猛暑日となるほか、熊谷は38℃、厳しい暑さが予想されています。28日は雲があっても日差しが届き、天気急変は山沿い中心で27日よりも限定的となりそうです。
今年は残暑も酷暑、「酷残暑」となってしまいそうです。9月1日ごろにかけて太平洋高気圧がもう一度強まる予想です。これで真夏の暑さはもうしばらく続く見込みです。
一方、日本の南では27日朝、熱帯低気圧が発生しました。28日にも台風になり、今後勢力を強め、北上する予想です。9月4日以降、列島に近付く恐れもあるため注意が必要です。
週間予報です。暑さは収まらず、35℃以上が並びます。夏の疲れが出やすい頃なので体調管理にはお気を付け下さい。3日になると30℃ほどと少し暑さは落ち着く予想です。
●今日も厳しい残暑続く 大阪など35℃以上の猛暑日予想 熱中症警戒 8/28
今日28日(月)は朝から日差しの届いているところが多く、午後にかけて気温が上がり、厳しい残暑となります。
東北から九州にかけて、ところどころで35℃以上の猛暑日となる予想です。引き続き、水分補給やエアコンの使用など、熱中症予防に努めてください。
西日本や東日本では強い日差しが照り付けます。関東の沿岸部などでは雲の多くなる時間帯がありますが、晴れるところがほとんどで気温が上がる見込みです。今日の午後の気温分布をみると、特に関東の内陸で赤い35℃以上の領域が目立ちます。前橋市では36℃、さいたま市や宇都宮市などでも35℃と猛暑日になる予想です。東海から九州にかけても35℃前後となるところが多くなります。
また、東北も太平洋側では台風10号に向かって西寄りの風が吹くため、風が山を越えてフェーン現象が発生しやすくなり、気温が上がる見込みです。仙台市の予想最高気温は36℃と今年一番の暑さとなる可能性があります。
夏の疲労が蓄積されているので、無理をせずこまめに休息を取ったりや水分補給をするようにしてください。室内でもエアコンなどで温度調整を行うなど、熱中症予防を心がけてください。
●厳しい残暑 関東内陸で35℃以上の猛暑日 西・東日本を中心に大気不安定 8/28
きょう28日(月)も、大気の状態が不安定で、西・東日本を中心に天気の急変する所がある見込み。道路の冠水や川の増水などに注意が必要になる。厳しい残暑が続き、関東は内陸で35℃以上の猛暑日が続出しそうだ。熱中症対策も油断せず、行いたい。
山沿いを中心に突然の雨や雷雨に
きょう(月)も、広く晴れ間があるが、西・東日本の山沿いを中心に突然、雨が降り、局地的に激しい雷雨になる見込み。雨の降る範囲は狭いが、上空の風が弱いため、活発な雨雲が同じ場所にとどまるおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、ひょうに注意したい。なお、三陸沖を北上している台風10 号は、きょう午後には、進路を東寄りに変え、本州から離れる見通し。陸地への影響は小さいが、東・北日本太平洋側の海上では、引き続き、強風やうねりを伴った高波に注意が必要だ。
猛暑日エリア 拡大
厳しい残暑は続き、東海から東北南部の太平洋側では最高気温がきのうより3℃前後高くなる予想。東北南部や関東から西では35℃以上の猛暑日の所があり、特に関東の内陸で続出しそうだ。東京都心は35℃近くまで上がり、仙台は36℃と今年一番の暑さになる可能性がある。熱中症警戒アラートが西日本を中心に13の県に発表されている。35℃に届かない地域も蒸し暑くなる。長引く暑さで疲れがたまるころだ。熱中症対策は一層、しっかりと行いたい。
台風 今後の情報に注意
フィリピンの東にある非常に強い台風9号は、今後も発達しながら台湾方面へ進む見込み。沖縄の先島諸島には、30日(水)ごろ、最も近づくため、30日(水)から9月1日(金)にかけて、海上は大しけになりそうだ。また、南の海上にある熱帯低気圧も、きょう(月)のうちに台風に発達する見通し。9月1日(金)ごろから沖縄に近づくおそれがあり、今後の情報に注意が必要だ。 
●暑さの記録を続々更新 京都や仙台で猛暑日日数が過去最多 8/28
きょう28日(月)も暑さの記録を更新した所がありました。京都市では今年37日目の猛暑日となり、81年前の猛暑日日数の最多記録を塗り替えました。また、仙台市でも今年7日目の猛暑日となり、最多記録をさらに更新しました。一方、北海道のオホーツク海など曇りや雨の所では暑さが収まりました。
厳しすぎる残暑 暑さの記録を続々更新
きょう28日(月)は、東北や関東を中心にきのうより気温が高くなり、広い範囲で厳しい残暑が続きました。きょう全国で最も気温が高かったのは、群馬県桐生市で37.3℃。栃木県佐野市でも37℃を超えました。宮城県女川町では36.9℃と今年これまでで一番高く、統計開始が2011年からと統計期間は短いものの、これまでで最も高い記録となりました。仙台市は36.8℃と今年最高で、観測史上3位タイの高温に。これで仙台市は今年7日目の猛暑日となり、猛暑日日数の最多記録をさらに更新。真夏日日数は48日で、2010年の最多記録に並びました。また、宮城県石巻市でも今年最高の36.0℃を観測。36.0℃以上となるのは、1887年の統計開始以来、3回目です。
台風10号が三陸沖を進み、吹き返しの西風が山を越えて吹きおりるフェーン現象が高温の要因のひとつとなりました。暑さの記録は近畿地方でも。京都市の最高気温は35.7℃と、今年37日目の猛暑日となり、1942年の猛暑日日数の最多記録を更新しました。※最高気温は午後3時までの値です。
曇りや雨の所は暑さ収まる
一方、曇りや雨となった北海道のオホーツク海側や東北北部の太平洋沿岸部では、暑さが収まりました。きのう、最高気温33.2℃を観測した北海道の網走市では、きょうは23.7℃までしか上がらず、きのうより10℃くらい低くなりました。また、岩手県宮古市でも、きのうは31.2℃まで上がったものの、きょうは26.4℃に留まりました。※きょうの気温は午後3時までの値です。
あすは猛暑日地点さらに増加
あすは、北海道のオホーツク海側をのぞいた広い範囲で、厳しい暑さが続くでしょう。東北北部や北陸を中心にきょうより猛暑日地点がグンと増えそうです。猛暑日日数など暑さの記録をさらに更新する所もあるでしょう。東京都心も9日ぶりに猛暑日となる可能性があります。猛暑日になれば、今年の猛暑日日数は22日となり、猛暑日の最多日数をさらに更新することになります。
●東北南部〜関東北部で体温並みの酷暑 仙台は今年一番の暑さに 8/28
今日28日(月)も東北から九州の広い範囲で晴れて夏空が広がりました。東北南部や関東北部を中心に体温並みの酷暑となっています。
仙台は今年一番の暑さに
15時までに最高気温が35℃以上の猛暑日になった地点数は92地点でした。東北の東の海上を通過した台風10号がもたらした、暖かく湿った空気と強い日照の影響で東北南部から関東北部周辺での気温の上昇が顕著になっています。最も高い最高気温は群馬県桐生の37.3℃。仙台では今年最高の36.8℃、福島では36.6℃まで気温が上がり体温並みの猛烈な残暑となっています。名古屋でも35℃を上回って2日ぶりの猛暑日になりました。東京の最高気温は34.6℃でした。
明日は日本海側を中心に猛烈な残暑
明日29日(火)は低気圧と前線が朝鮮半島〜日本海を通過し、前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込みます。フェーン現象が発生して日本海側を中心に猛烈な残暑が続く予想です。松江や鳥取は36℃、秋田は35℃など猛暑日となる予想になっています 。
●今年の夏の猛暑 “異常気象といえる” 気象庁検討会 8/28
この夏、全国的に猛暑が続いていますが、7月下旬以降の高い気温について、気象庁の検討会は「太平洋高気圧の本州付近への張り出しが記録的に強まったことが要因で歴代と比較しても圧倒的な高温で異常気象だといえる」と結論づけました。
高気圧の記録的強まり顕著な高温に
この夏は全国的に猛暑が続き、特に7月下旬以降は38度以上の危険な暑さも相次いで観測されたほか、福島県伊達市では8月5日に、10日には石川県小松市でいずれも40度ちょうどに達するなど、北日本や東日本を中心に記録的な高温となりました。
7月下旬の平均気温は北日本で1946年の統計開始以降1位を更新したほか、今月上旬の平均気温は東日本日本海側と西日本日本海側で1位を更新しました。
7月下旬以降の暑さについて専門家による気象庁の「異常気象分析検討会」は28日午後、会合を開いて分析しました。
この中で7月後半は、上空のジェット気流が平年より北を流れたため日本付近は暖かい高気圧に覆われ、下層では太平洋高気圧の張り出しが記録的に強まったことで顕著な高温となったと指摘しています。
また、8月、日本海側を中心に連日、38度を超える危険な暑さとなったことについては、沖縄・奄美や西日本に相次いで接近した台風6号と7号により、日本付近に暖かく湿った空気が流れ込み続けたことに加えて、暖かく湿った空気が山を越えた風が吹き下ろす際に乾燥して気温が上昇する「フェーン現象」の影響が加ったためだと結論づけています。
また、北日本の記録的な高温の要因としては、三陸沖では海洋内部まで水温が顕著に高くなるなど、北日本周辺で海面水温が記録的に高かったためだとしています。
さらに、この夏の日本の平均気温は1898年の統計開始以降、最も高くなるとの見込みも示し、一連の高温について「異常気象だと言える」と指摘しました。
台風や高気圧周辺の暖湿気で前線の活動活発に
また、梅雨の期間の大雨についても検討し、6月上旬には台風2号の影響で西日本と東日本の太平洋側で活発な積乱雲が帯状に連なる線状降水帯が発生したほか、6月下旬から7月中旬にかけては日本の南の太平洋高気圧が強まって西に張り出したために多量の水蒸気が流れ込み、西日本や北陸などで線状降水帯が発生したほか、秋田県でも総雨量が400ミリを超えるなど九州から北海道にかけての広い範囲で大雨になったとの見解を示しました。
これらの要因として、長期的な温暖化に伴い水蒸気量が増加している傾向を挙げ、雨量が増えた可能性があるとしています。
検討会の会長を務める東京大学の中村 尚 教授「海面水温が記録的に高く大気が冷やされにくいことなどに加えて、地球温暖化の影響が気温を底上げしている。梅雨明け以降の気温の上がり方が特筆すべきで、熱中症といった社会的影響もあり、歴代と比較しても圧倒的な高温で異常気象だと言える」
記録的な暑さ続き 125年間で最も暑い7月に
ことしの夏は7月下旬以降全国的に記録的な暑さとなっています。
気象庁によりますと、先月の全国の平均気温は平年と比べて1.91度高く、気象庁が1898年に統計を取り始めてからこの125年間で最も暑い7月となりました。
地点ごとにみても、▽北海道広尾町で4.4度、▽北海道根室市で4.1度、▽仙台市で3.7度、▽福島市で3.3度、▽水戸市で3.1度、▽東京の都心で3度ちょうど、▽横浜市と千葉市で2.6度、それぞれ平年と比べて高くなるなど7月としては過去最高を更新した地点が相次ぎました。
このうち東京の都心は、猛暑日の日数も8月28日までに21日に達し、1875年に統計を取り始めてから最も多くなっています。
暑さは8月に入っても続き、新潟県をはじめ東北など日本海側を中心に最高気温が38度を超える危険な暑さが連日続いたほか、北海道でも気温がかなり高くなり、8月23日には札幌市で36.3度に達し、1876年に統計を取り始めてから最も高い気温となりました。
梅雨前線の活発化で線状降水帯が多発
ことしの夏は前線などの影響で記録的な大雨が相次ぎ、各地で災害が発生しました。
6月上旬には、日本付近に停滞する梅雨前線に向かって、日本の南の海上を進む台風2号周辺からの非常に暖かく湿った空気が大量に流れ込んだことで、前線の活動が活発化しました。
東日本や西日本の太平洋側では発達した雨雲が次々と流れ込む線状降水帯が相次いで発生し、24時間の最大雨量は静岡県の浜松市熊で497.5ミリ、和歌山県湯浅町で385ミリ、埼玉県越谷市で260.5ミリなどと、関東甲信から近畿にかけての23の地点で観測史上最も多くなりました。
6月末から7月にかけては日本海側でも大雨となり、福岡県と大分県では大雨の特別警報が発表されるなど九州北部や山口県などで土砂災害が相次ぎました。
7月中旬には、山陰や北陸でも24時間の雨量が200ミリ前後に達する大雨となったほか、その後、前線が北上し東北地方に停滞したことで川の氾濫も発生しました。
特に秋田県では24時間の最大雨量が▽秋田県秋田市太平山で332.5ミリ、▽秋田県藤里町で289.5ミリ、▽男鹿市で244ミリなどといずれも気象庁が統計が取り始めてから最も多くなり、平年の7月1か月分を超える記録的な雨量となりました。
●群馬・前橋市 今年の猛暑日❝33日”で過去最多に 8/28
前橋地方気象台によりますと県内は28日も各地で気温が上がり、前橋では最高気温36・2度を観測しました。これにより前橋で、今年35度以上の猛暑日になった日は33日となり、統計が残る1897年以降で最も多くなりました。環境省と気象庁では29日も熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予想されるとして群馬県に「熱中症警戒アラート」を出し「外出はなるべく避け室内を涼しい環境にして過ごす」など注意を呼びかけています。
●29日も残暑 九州〜東北の所々で猛暑日に 東京都心など体温並みの暑さ 8/29
きょう29日も厳しい残暑が続くでしょう。最高気温は広く真夏並みで、九州から東北は所々で猛暑日(最高気温35℃以上)となりそうです。熱中症に警戒してください。
きょう29日も猛暑が衰える気配はありません。
最高気温は、全国的に真夏並みになるでしょう。九州から東北は所々で35℃以上の猛暑日となりそうです。福岡市や東京都心、新潟市では36℃予想で、体温並みの暑さとなるでしょう。東京都心では9日ぶりの猛暑日となりそうです。熊谷市は37℃と体温超えの暑さとなるでしょう。北海道は極端な暑さはありませんが、札幌市で29℃など、平年を上回る暑さが続きそうです。
●29日の天気 広く晴れて猛烈な暑さ 急な雷雨や激しい雨も 8/29
きょう29日は、おおむね晴れて、猛烈な暑さが続くでしょう。午後は大気の状態が不安定になり、所々で雨や雷雨になりそうです。局地的に激しい雨が降るでしょう。
急な雷雨や激しい雨に注意
きょう29日も日本列島に暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になりそうです。九州や中国、四国は大体晴れますが、午後は所々で雨や雷雨となるでしょう。局地的に激しく降りそうです。近畿、東海はおおむね晴れるでしょう。ただ、夜になると一部に雨雲や雷雲がかかりそうです。関東甲信や北陸、東北も日差しがありますが、午後は山沿いや内陸で雨雲や雷雲の発達する所があるでしょう。落雷や突風、急な激しい雨にご注意ください。北海道は雲が広がりやすく、朝晩は雨の降る所があるでしょう。沖縄も昼頃から雲が増えて、にわか雨や雷雨の所がありそうです。
猛烈な暑さ 熱中症に警戒
最高気温は広く真夏並みで、厳しい残暑が続くでしょう。九州から東北は所々で猛暑日(最高気温35℃以上)になりそうです。東京都心は9日ぶりに猛暑日となる見込みです。福岡県久留米市、鳥取県米子市、熊谷市などでは37℃と体温超えの暑さになるでしょう。熱中症リスクが高くなります。引き続き熱中症に警戒してください。
●前橋猛暑日、最多33日 桐生37.3度、気温全国1位 8/29
県内は28日、関東の東海上を進んだ台風10号が暖かい空気をもたらした影響などで厳しい暑さとなり、前橋市では最高気温が36・2度に達した。気象庁によると、同市はこれで、最高気温が35度以上の猛暑日が今年は33日間に及び、2018年の32日間を上回り、統計が残る1897年以降で最多となった。
この日の最高気温は、桐生市で全国1位となる37・3度を記録したほか、館林市で36・6度、伊勢崎市で36・3度を観測するなど、計6地点で猛暑日となった。
各消防本部によると、午後4時時点で10〜97歳の男女14人が熱中症の疑いで救急搬送された。
県内は29日も厳しい暑さが予想され、気象庁などは「熱中症警戒アラート」を発表した。今週は平野部を中心に最高気温が35度前後となる厳しい暑さが続く見込みで、前橋市での猛暑日の日数も更新しそうだ。 
●東京都心で9日ぶりに猛暑日 関東や北陸で37℃を超える厳しい残暑 8/29
今日29日(火)は東日本から西日本の広い範囲が太平洋高気圧に覆われ、各地で厳しい残暑となりました。35℃以上の猛暑日の地点は昨日よりも増加して、100地点を超えています。
15時00分までの最高気温が全国で最も高くなったのは、福井県坂井市・三国で38.2℃まで上がりました。そのほか、群馬県桐生市で37.7℃、埼玉県鳩山町で37.2℃など、関東、北陸の一部で体温を上回るような厳しい残暑です。
また、東京都心でも35.0℃を観測し、9日ぶり今年22日目の猛暑日となりました。大阪市や福岡市でも35℃を上回り、猛暑日地点は122と4日ぶりに100地点以上となっています。
●関東甲信越 各地猛暑日 大気不安定も 土砂災害など十分注意 8/29
29日も関東甲信越は晴れて気温が上がり、各地で35度以上の猛暑日となって厳しい残暑が続いています。
一方、気温の上昇などの影響で大気の状態が不安定になり局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害などに十分注意してください。
気象庁によりますと関東甲信は高気圧に覆われて晴れ、暖かい空気が流れ込んでいるため、各地で気温が上がっています。
午後2時までの最高気温は、群馬県桐生市で37.7度、埼玉県鳩山町で37.2度、千葉県市原市の牛久で37.1度、新潟市秋葉区で36.7度などとなっています。
東京の都心でも最高気温が35度ちょうどに達し、今月20日以来、9日ぶりの猛暑日となっています。
環境省と気象庁は熱中症の危険性が極めて高まるとして、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、山梨県、新潟県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
厳しい残暑が続き熱中症で体調を崩して搬送されたり、亡くなったりするケースが相次いでいます。
引き続き熱中症に警戒し、環境省のホームページなどで「暑さ指数」を確認して屋外や空調のない屋内での運動を見合わせるほか、冷房を適切に使用し、のどが渇いていなくても定期的に水分をとるなど対策を心がけてください。
一方、日中の気温の上昇や暖かく湿った空気の流れ込みなどの影響で、関東北部や新潟県の山沿いを中心に大気の状態が不安定になっていて局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風、「ひょう」に十分注意するよう呼びかけています。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
●秋田市などではすでに35℃以上の猛暑日に 30日も県内は熱中症に厳重警戒 8/30
秋田県内は30日も気温が上がりすでに秋田市などでは35℃を超える猛暑日となっています。熱中症に厳重に警戒してください。
午前11時時点で秋田市は35・5℃まで気温が上がっていて、すでに猛暑日となっています。秋田市内は朝から日差しが強く照りつけ、街を歩く人は日傘をさして歩いていました。日中も気温が上がり県内の広い範囲で35℃を超える猛暑日となる見込みです。
気象庁と環境省は熱中症警戒アラートを出して熱中症に厳重に警戒するよう呼びかけています。
●止まらない猛暑 新潟県など体温超えも 都心で猛暑日迫る 8/30
今年の暑さは8月が終わり近づいても、猛暑はまだ止まりません。きょう30日も九州から東北にかけて、各地で厳しい残暑となっています。
午後1時までの最高気温は、新潟県新潟市秋葉区で37.7℃、山形県酒田市で37.3℃、新潟県阿賀町津川と長岡市で37.1℃など、日本海側ではフェーン現象も加わり、体温を上回る危険な暑さになっている所もあります。
また、秋田市では36.2℃に達し、今年12回目の猛暑日となりました。秋田市では年間の猛暑日最多記録を更新中し続けています。
東京都心は34.6℃まで上がり、うだるような暑さです。きょう猛暑日となれば今年23回目となり、年間猛暑日の最多記録をまた更新することになります。九州から東北の広い範囲で平年を大幅に上回る、厳しい暑さです。
このあとも熱中症に気をつけて、お過ごしください。
●関東甲信 猛烈な暑さのところも 夜遅くにかけ大気不安定に 8/30
関東甲信は30日も午前中から猛烈な暑さとなっているところもあり、熱中症への警戒を続けてください。
一方、関東北部の山沿いを中心に30日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みで、落雷や突風などに十分注意が必要です。
気象庁によりますと、関東甲信は30日も午前中から広い範囲で晴れて気温が上がっています。
午前11時半までの最高気温は、千葉県市原市の牛久で35.6度などと午前中から35度以上の猛暑日となっているほか、埼玉県越谷市で34.8度、東京の都心で34.6度、群馬県桐生市で34.4度、茨城県土浦市で34度ちょうど、長野県上田市で33.8度、栃木県佐野市で33.1度などと厳しい暑さとなっています。
このあとも気温が上がる見込みで、日中の最高気温は東京の都心やさいたま市、前橋市で36度、横浜市や宇都宮市、長野市、甲府市で35度、千葉市や水戸市で34度などと予想されています。
環境省と気象庁は熱中症の危険性が極めて高まるとして、東京の伊豆諸島と神奈川県、千葉県、埼玉県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
厳しい残暑が続き熱中症で体調を崩して搬送されたり、亡くなったりするケースが相次いでいます。
引き続き熱中症に警戒し、環境省のホームページなどで「暑さ指数」を確認して屋外や空調のない屋内での運動を見合わせるほか、冷房を適切に使用し、のどが渇いていなくても定期的に水分をとるなど対策を心がけてください。
一方、暖かく湿った空気などの影響で、関東では北部の山沿いを中心に夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みで、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、局地的な激しい雨に十分注意が必要です。 
●酒田37.3℃・全国で2番目に高い…米沢特産リンゴの生育に影響 山形県 8/30
県内は30日も気温が35℃を超える猛暑日となった。厳しい暑さが続いていることで、米沢市特産のリンゴの生育にも影響が出始めている。
厳しい暑さとなり、30日も熱中症警戒アラートが発表された県内。30日の最高気温は、酒田で全国2番目に高い37.3℃を観測したのをはじめ、庄内町狩川や米沢・東根など11の地点で猛暑日となった。
この暑さはしばらく続く見込みで、31日に予想される最高気温は、山形で37℃、米沢で36℃、酒田で35℃となっている。
この記録的な暑さは、これから収穫期を迎えるリンゴの生育にも影響を与えている。
果樹農家・渡部辰郎さん「暑さがここまで続くことはなかった。以前も猛暑日はあったが期間が長すぎる」
果樹農家の渡部辰郎さんが育てるのは、米沢市特産の「舘山りんご」。栽培する約10の品種のうち、今は早生品種の「さんさ」が色づき始めている。しかし、強すぎる日差しによりリンゴの表面が焼け、夜に気温が下がらないため、全体的に色づきが良くないという。
また、見た目ではわからない品質の低下もあるのではと、来週から始まる収穫を前に不安を抱えている。
果樹農家・渡部辰郎さん「高温障害。中がやられる場合がある。茶色くなってしまう。それが一番怖い。外から見るとわかりにくい」
JA山形おきたまによると、こうしたリンゴの被害は広く管内で確認されていて、今後も暑さが続くと予想される中、担当者は秋の味覚への影響を心配していた。
31日正午に予測されている暑さ指数は、すべての地点で熱中症にかかりやすくなるとされる「28」を上回っている。中でもレベルが最も高い「危険」は、酒田市飛島・酒田・鶴岡・新庄・村山・高畠の6地点。「運動は原則中止」が活動の目安。
2番目に高い「厳重警戒」は残る14地点で、「激しい運動は中止」するよう呼びかけられている。
●新潟でことし17回目の猛暑日 1881年以降で最多 142年間で最も暑い夏!? 8/30
厳しい残暑が続く新潟県内。新潟市中央区では、午後2時現在で35.7度を記録し、ことしの「猛暑日」は17回目となりました。これは統計のある1881年以降、142年間で最多となっています。「猛暑日」が年間で10回を超えているのは、1999年(14回)と2023年のみです。
また8月の降水量はこれまでに2ミリ。去年の8月は280.5ミリで過去5年間を見ても100ミリを下回った年はありませんでした。
気象台の予報では、県内は31日も高気圧に覆われ晴れる予想です。予想最高気温は、新潟市中央区で37度、長岡で38度、上越市高田で37度など、気温の高い状態が続く見込みです。熱中症など十分ご注意ください。
●東京 8月は全て30℃以上の真夏日に 31日連続は観測史上初 8/31
8月最終日の今日31日(木)も、朝から気温の高い所が多くなっています。東京は8時台に30℃に到達し、31日連続の真夏日となりました。これは過去最多記録です。
強い日差しで厳しい残暑
関東は太平洋高気圧に覆われ、晴れて強い日差しが照りつけています。すでに30℃に到達している所が多く、厳しい残暑です。東京は8時29分に30℃に到達しました。昨日30日(水)まで毎日30℃以上の真夏日となっていて、今日も真夏日になりましたので、1か月丸々真夏日になったといえます。東京のこれまでの真夏日月間最多記録は、2020年などの30日でした。31日連続で真夏日は、観測史上初めてです。
午後にかけてさらに気温上昇
今日は晴天が続く予想で、さらに気温が上がるとみられます。東京の最高気温は34℃の予想です。猛暑日には一歩届きませんが、8月最終日とは思えない厳しい暑さになります。東北や北陸なども気温が高く、特に日本海側は新潟などで37℃という体温並み・体温超えの暑さになると予想しています。体に堪える暑さが続きますので、こまめな水分や塩分補給、冷房の使用など、熱中症対策を万全に行ってください。
●関東など晴れて暑い 西日本は局地的に強雨 8/31
8月最終日となる今日31日(木)は関東など東日本や東北を中心に晴れて厳しい暑さが続きます。九州や四国、中国は湿った空気の影響で雨が降りやすく、強く降る所がある見込みです。
関東や東北など晴れて厳しい暑さ
太平洋高気圧に覆われる関東や北陸、東北は晴れる所が多くなります。東海や近畿でも日差しの届く時間帯があり、各地で気温が上がる見込みです。8月最終日とは思えないような厳しい暑さで、35℃を超える猛暑日の所もあります。しっかりと熱中症対策を行ってください。雲が多い北海道も気温は高めで蒸し暑くなりそうです。
西日本は太平洋側を中心に強雨
南東から流れ込む湿った空気の影響で、九州や四国、中国は雨が降りやすくなります。特に太平洋側は断続的に雨が降り、局地的に激しく降る見込みです。今朝も九州や中国地方に活発な雨雲がかかり、5時10分までの1時間には徳島県上勝町のアメダス福原旭で34.0mmの激しい雨を観測しています。短時間の強雨による道路冠水や河川の増水、落雷、突風などに注意をしてください。
沖縄や奄美は台風接近で風雨強まる
沖縄や奄美は次第に台風11号の影響が出てきます。午後になると活発な雨雲が流れ込むようになり、夕方以降は次第に風も強まってくる見込みです。9月1日(金)に台風は最も近づくとみられますので、早めの対策が必要です。 
●東京都心 8月すべて“真夏日”になるのは観測史上初 8/31
きょうも広い範囲で日差しが強まり、各地で厳しい残暑となりました。東京都心では観測史上初めて、8月のすべての日が真夏日となりました。
東京都心ではきょうも午前の早い時間帯から気温が上がり、30度を超える真夏日となりました。
東京都心ではひと月のすべての日が30度以上の真夏日となったことになり、これは気象庁が1875年に観測を始めて以来、初めてのことです。
また、東京都心では今年の猛暑日の日数も、おとといにあわせて22日と過去最多を更新しています。
きょうは近畿から北日本の各地で猛暑日となり、特に日本海側ではフェーン現象の影響で非常に厳しい暑さとなっていて、新潟の新津で39.4度、秋田の横手で39.2度と、いずれも観測記録を更新しました。
●8月の天候 異常な高温 年間の猛暑日最多など記録的暑さ 8/31
8月の天候を振り返ると、始めから終わりまで全国的に気温が高く、特に北日本や北陸では過去にない記録的な暑さとなりました。東京都心でも年間猛暑日の最多記録が出るなど酷な暑さに。晴ればかりで降水量が少なく、深刻な少雨の所も。
北日本や北陸で極端な高温 「観測史上最高」が続出
この夏は、太平洋高気圧の張り出しが記録的に強まった影響で、7月に続き8月も、全国的に気温が平年より高くなりました。8月1日からきのう30日までの30日間平均の平年差を見ると、特に北海道や東北、北陸、関東甲信、西日本の日本海側を中心に平年より2℃以上気温が高くなった所が多く、札幌市では平年より4.3℃も高い26.7℃、秋田市で平年より4.8℃高い29.9℃、新潟市で平年より4.0℃高い30.5℃など、北日本や北陸で顕著な高温となりました。特に、8月上旬は極端に高温となり、最高気温は8月5日に福島県伊達市梁川で40.0℃を記録し、今年全国で初めての40℃以上を観測。その後、8月10日にも石川県小松市で40.0℃を観測しました。お盆休みにあたる8月中旬も猛暑が続き、8月下旬もなかなか暑さは衰えず、8月23日の最高気温は、秋田市で38.5℃、札幌市で36.3℃に達し、統計開始以来最も高い気温となりました。青森市、秋田市、仙台市、金沢市、富山市など多くの地点で、年間の猛暑日最多記録を更新しました。また、きょう8月最終日も全国的に気温が高く、新潟市秋葉区で39.4℃と40℃に迫る危険な暑さとなりました。
東京都心 57日連続真夏日 過去の年間最多猛暑日を大幅更新
また、東京都心もこの8月は記録的な暑さとなっています。猛暑日日数は8月が9回、7月が13回あり、この夏はこれまで計22回となりました。1875年の統計開始から、今年は昨年2022年の年間猛暑日最多記録16回をはるかに上回っていて、最多記録を更新し続けています。また、この8月は1日から31日まで一度も30℃を下回っておらず、8月に31日まで全日、最高気温が30℃以上になるのは、統計開始以来、初めてのことです。真夏日は7月6日から続いていて、きょう8月31日まで57日間も継続しています。暑いのは日中だけではなく、夜間も気温が下がらず熱帯夜が続きました。東京都心は、きょう31日朝の最低気温は26.0℃で、29日連続で熱帯夜となりました。
西日本太平洋側ほど多雨 北日本や北陸は少雨傾向に
8月は西日本を中心に台風の影響や、湿った空気の影響を受けやすくなり、西日本の太平洋側ほど降水量が多くなりました。動きの遅い台風6号が沖縄付近で迷走し、九州の西海上をゆっくりと北上したため、沖縄や九州で雨量が増えました。8月1日〜30日までの降水量は屋久島で918.0ミリとなり、平年の約3.6倍となりました。また、その後台風7号が、ゆっくりと本州に近づき、お盆の真っ只中に紀伊半島に上陸しました。紀伊半島の南東側斜面で雨量が増え、8月1日〜30日までの降水量は三重県大台町で1787.5ミリとなり、平年の3.70倍となりました。また、この時は、台風の中心から離れた場所でも大雨となり、中国地方で線状降水帯の発生が相次ぐなど記録的な大雨となりました。一方、北陸や東北の日本海側は日照りが続き、8月の降水量は極端に少なくなりました。きょう31日、東北と北陸地方を対象に、少雨と長期間の高温に関する気象情報が発表されました。8月1日から30日までの降水量の30日間平均を見ると、東北から北陸にかけて平年の2割以下にとどまっている所が多く、1割にも満たない所があります。きょう31日に発表された1か月予報によると、北陸や東北の降水量は平年並みです。雨の降る日はあっても、少雨を解消するようなまとまった雨はしばらくなさそうです。農作物や水の管理、熱中症対策などの健康管理に十分に注意してください。
台風が6個発生 台風11号と台風12号に注意を
8月はじめは台風の発生は比較的少なかったものの、後半になって南の海上には続々と台風が発生し、午後3時現在、日本の周辺の海域には3つの台風が発生しています。この8月の台風の発生数は6個となり、ほぼ平年並みとなりました。台風9号は大陸の方へ、ゆっくりと西へ進む見込みです。台風11号は、あさって9月2日頃にかけて、強い勢力で沖縄に近づく恐れがあります。沖縄地方では台風の接近に伴って大荒れの天気となるでしょう。2日にかけて、大雨や暴風、高波に警戒してください。2日は、飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な風が吹く見込みです。不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。また、台風12号は、9月2日頃にかけて、小笠原諸島に近づく恐れがあります。今後の情報にご注意ください。まだまだ台風シーズンが続きます。あす9月1日は「防災の日」。台風への備えを行って、発生している際にはこまめに情報を取得し、安全にお過ごしください。 

 

●「10月、気温40℃の秋が来る!」凶悪「蛇行偏西風」で続く「殺人猛暑」 9/1
今年の夏は暑すぎる……。東京都の8月の平均最高気温は、26日時点で34.3度。7月は28.7度と、過去最高を記録した。まさに異常事態だ。
「殺人猛暑ですね」と語るのは、五良会クリニック白金高輪の理事長で、竹内内科小児科医院の五藤良将院長だ。事実、1993年以前は年平均67人だった熱中症の死亡者数は、2022年までの3年間平均で1223人。じつに18倍だ。
「熱中症だけでなく、外出を控えるせいで運動不足になり、症状が悪化する糖尿病患者の方が増えた印象です。また今季は夏バテで嘔吐し、食欲不振で点滴が必要になる高齢者の方も多かったです」(同前)
だが、この殺人猛暑は一過性のものではない――。
「日本から四季は消えました。9月、10月も暑いままですよ」と絶望的な予言をするのは、三重大学大学院生物資源学研究科の立花義裕教授だ。
「9月も、例年より平均気温が高い状態が続くでしょうね。大型の台風がやってきて、フェーン現象が発生するなどの“悪条件”が重なれば、10月に40度を記録することもあるかもしれません。それほど、異常な気候なんです」(立花氏)
猛暑の原因は、偏西風の蛇行と、海水温の上昇が影響しているという。
「偏西風とは、北側の冷たい空気と南側の暑い空気の境界線上に流れる西から東に吹く風です。風の中心を境に北側にいれば涼しいし、南側にいると暑いです」(同前)
これまでは、まっすぐ吹いていた偏西風だが、近年は極端に蛇行するようになった。
「偏西風が北側に向けてぐにゃりと曲がっており、その南側に日本列島がすっぽり収まるような状態なんですよ。しかもスピードが遅く、蛇行したまま動かない。だから、延々と暑いわけです」(同前)
偏西風が蛇行し、停滞する理由は、北極の温暖化だ。
「夏にクーラーの効いた部屋の窓を開けると、涼しい空気が外に一気に出るように、温度差があればあるほど風は強く吹きます。偏西風でいえば、赤道付近の温度と北極の温度の差が大切なのですが、北極で温暖化が進んでいるために、風が弱まっているんです。つまり、偏西風の変化の背景には、地球温暖化という大きな原因があるため、少なくとも今後10年はこのような夏が続き、“秋が消える”といえるわけです」(同前)
さらに、海水温が異常に高くなっていることも大きな要因だという。
「お風呂のお湯は、ひと晩明けても冷めないでしょう。同じように、気温と比べて海水温は変化しづらいんです。今年の日本周辺の海は、平年と比べて5〜6度高く、新潟沖では30度を記録しました。太平洋はまだしも、日本海でこれほど高い温度は見たことがありません。10月も海水温は平年より高いままでしょうから、上空の空気も、じめじめとした暑いものになります。
10月に大型台風がやってきたら、台風が直撃する地域は豪雨でたいへんですし、離れたところは熱波に襲われるでしょう。温暖化すると、このように極端な豪雨と干ばつに見舞われます。一定の気温を超えたら学校も会社も休みにするなど“ニューノーマル”を生きるしかありません」(同前)
さらに、お天気キャスターの森田正光氏も「40度は考えられない」と苦笑しつつも、今年の秋は例年の気温を超える可能性が非常に高いという。
「この夏は次々と記録が塗り替えられているわけですから、秋も例年より高そうです。ただ最新の学説では、ここ最近の夏が暑い原因として、意外な理由が挙げられています」
それは「空気がきれいになりすぎたからだ」という。
「たとえば、1年間で東京から富士山が見られる日数は、歴史上でいまがもっとも多いんですよ。それほど空気が澄んでいるということです。とくに数年前から、空気をきれいにするために、世界的に船舶の燃料に含まれる硫黄分という成分を厳しく規制するようになりました。その結果、大気汚染が減少し、直射日光の影響を強く受けるようになり、温度が上昇したという説があるんです。もちろん、温室効果ガスを減らす努力は続けるべきですけどね」
森田氏によると、今年は冬も暖かい可能性がある。
「南米ペルーから赤道付近までの、東太平洋の海面水温が高いことをエルニーニョ現象といいます。今年は非常に温度が高く、スーパーエルニーニョ現象が起きると気象関係者のあいだで言われているんですよ。エルニーニョ現象が起きると、日本は雨が降りやすく、暖冬になる傾向があります。いずれにせよ、これまでとはまったく違った季節を迎えそうですね」
春夏秋冬が死語になる日も近そうだ……。 
●全国各地で「猛暑日」過去最高を更新 来年以降もっと暑い夏がやってきそう 9/1
立秋を過ぎたが、暑い日が続いている。2023年の夏は、最高気温が35度を超える猛暑日が多く、各地で年間の過去最多記録を更新した。太平洋高気圧の張り出しや、フェーン現象のほか、温暖化の影響も指摘されており、来年以降も日本列島はさらに暑くなる可能性があると予想されている。
京都はほぼ毎日が「猛暑日」
東京都は8月29日、午前中に最高気温35度を突破、今年22日目の猛暑日となった。1875年に統計を取り始めてから、猛暑日は昨年の16日が過去最多だったが、その記録の更新が続いている。
東京よりも暑いのが内陸部の北関東だ。群馬県の前橋市では28日、最高気温36.2度。今年33日目の猛暑日となった。統計が残る1897年以降で最多だ。
さらに暑いのが、盆地に近い地形の京都市。28日、今年37日目の猛暑日になり、1942年の年間36日を更新した。29日も36度を超えた。ほぼ毎日が猛暑日だ。
涼しい、と思われがちな東北地方も暑い。山形市は23日、最高気温37度を記録。今年の猛暑日が20日になり、観測史上最多だった1929年の19日を更新した。秋田市は24日、今年11日目の猛暑日。こちらも統計開始以来、年間最多となった。
地球温暖化も影響
今年は7月も暑かった。日本の平均気温は、19世紀末に近代的な観測が始まってから、最も高かった。8月はさらに拍車がかかった。
28日には、気象庁の異常気象分析検討会(会長、中村尚・東京大教授)が開かれた。毎日新聞によると、7月後半以降の猛暑について、本州付近への太平洋高気圧の張り出しが記録的に強まったことやフェーン現象などに加え、地球温暖化傾向が影響したことが要因との見解が示された。中村会長は今夏の気温について「歴代の気温と比較して圧倒的に高い。夏全体を見ても異常だ」と述べた。
気象庁によると、今夏(6〜8月)の平均気温は、これまで最も高かった2010年を上回り、1898年の統計開始以降最も暑い夏になる見込み。
中村会長は、今後の気温の見通しについて「日本の南海上の活発な対流活動が日本付近の気温を高くする方向に働いている。残暑が厳しい状況が続くと考えられる」と話した。
9月も暑い
救急車も大忙しだ。TBSによると、今月27日までの1週間に、熱中症で救急搬送された人の数は速報値で、全国で7424人。このうち半数以上の4164人が高齢者で、乳幼児も27人含まれていた。
救急搬送された人のうち、死亡した人は7人、3週間以上の入院を必要とする「重症」の人は191人いた。
都道府県別でみると、全国最多は北海道で935人。次いで東京都が410人、大阪府が379人、兵庫県が342人、愛知県が305人など。北海道内では過去最長の41日連続で「真夏日」が観測されるなど、連日厳しい暑さが続いている。
救急搬送は、東北各県でも目立っている。さくらんぼテレビによると、山形県では27日までの1週間に、熱中症によって救急搬送された人は149人。昨年の同じ時期の約15倍になった。
NHKによると、気象庁が発表した長期予報では、9月から11月にかけての3か月間も暖かい空気に覆われやすく、広い範囲で気温が平年より高い傾向が予想されている。特に9月は、東日本や西日本を中心に猛烈な暑さとなる日もあり、厳しい残暑が続く見込みだという。
●この夏の平均気温 平年比1.76度高く125年間で最高に 9/1
気象庁の検討会が「異常気象」と指摘したこの夏、日本の平均気温は平年と比べて1.76度高く、気象庁が統計を取り始めてからの125年間で最も高くなったことが分かりました。日本近海の海面水温も過去最高となり、地上も海も最も暑い夏だったことがデータから裏付けられました。
地上も海も記録的な高温
気象庁は1日、ことし6月から8月のこの夏の天候のまとめを発表しました。
それによりますと、ことしの夏の平均気温は平年と比べ1.76度高くなりました。
夏の平均気温としては、1898年の統計開始以降、これまで最も高かった2010年の1.08度を大きく上回り、この125年間で最高となりました。
特に、北日本では高温の傾向が顕著で平年を3度上回りました。
各地で相次いだ猛暑は夜間にも影響し、先月10日には新潟県の糸魚川市で最低気温が31.4度と歴代の全国1位を更新するなど、全国248地点で最低気温が最も高くなりました。
この暑さは陸にとどまらず海域にも影響し、日本近海の平均海面水温は平年より1度高く、統計を取り始めた1982年以降、去年の0.8度を上回り、過去最も高くなりました。
特に
・北海道の日本海沿岸や北海道から青森県にかけての太平洋の海域「北海道南東方」で3.1度
・北海道と青森県の西方の海域「日本海北部」で2.56度
・東北から山陰にかけての「日本海南部」で2.1度
・東北から関東にかけての海域「本州東方」で1.73度高くなり、いずれも夏の平均海面水温として観測史上最も高くなりました。
この記録的な暑さについて、気象庁の専門家による検討会は先月28日、日本付近は高気圧に覆われやすく暖かく湿った空気が流れ込み続けたためだとして「異常気象だと言える」と指摘しています。
一方、夏の期間を通した降水量は北日本の太平洋側では少なくなりました。
「異常気象」の猛暑
この夏の天候を月ごとに見ていきます。
6月は高気圧に覆われやすく北日本と東日本を中心に気温が上がり、7月は東北地方から九州地方が梅雨明けした下旬以降、全国的に晴れる日が多く、猛暑日が相次ぎました。
8月に入ると気温はさらに上がり、5日に福島県伊達市で、10日には石川県小松市で、いずれも40度ちょうどに達するなど記録的な暑さとなりました。
東京の都心でもことしの猛暑日は31日までに22日観測され、1875年に統計を取り始めてから過去最多となったほか、最高気温が30度以上の日が31日までの57日間にわたり続きました。
猛暑の一方 記録的少雨で農作物への影響も
一方、8月は北日本や東日本の日本海側では高気圧に覆われてまとまった雨が降らず、記録的な少雨となりました。
1か月の雨量が新潟市ではわずか2ミリ、北海道南部の江差町では11.5ミリ、山形県酒田市では13ミリと、8月として過去最も少なくなりました。
新潟県内では一部のダムで貯水率が0%になったほか、稲が枯れるといった農作物への影響も出ました。
9月も猛暑日多い見込み
気象庁によりますと、日本付近は今月いっぱいは暖かい空気に覆われると予想され、東日本から西日本では猛暑日となる日も多いと見込まれています。
気象庁は、特に北日本と東日本では今後1週間程度は雨が少なく、2週間程度は気温が高い状態が続くとして「少雨と長期間の高温に関する気象情報」を発表し、引き続き熱中症に警戒するとともに、農作物や水の管理にも十分注意するよう呼びかけています。
東北〜北陸の日本海沿岸 沖縄周辺の平均海面水温上回る
気象庁によりますと、日本の南岸に沿って流れる黒潮は房総半島沖まで達したあと、例年は「続流」として本州から離れるように東向きに流れます。
しかし、ことしの春以降、黒潮の続流が三陸沖まで北上したことで、北日本近海の海水が温められたとみられるということです。
また、東北から北陸にかけての日本海沿岸では、先月の平均海面水温が30度を超え、この夏の沖縄周辺の平均海面水温を上回りました。
この海域で平均海面水温が30度を超えるのは統計を取り始めた1982年以降で初めてです。
要因について気象庁は、北日本では先月、高気圧に覆われて気温が高く晴れた日も多かったことで、日ざしや暖かい空気により海面水温が高くなったと説明しています。
専門家“危惧を抱かせるような夏”
この夏の気温は地上の暖かい空気と日本近海の海面水温が密接に関わり、互いに温度を高めていったことが記録的な猛暑につながったと専門家は指摘します。
気候変動に詳しい東京大学先端科学技術研究センターの中村尚教授は「特徴的だったのは北日本の太平洋側の海域で、例年は南からの暖かい空気は海で冷やされるが、ことしは海が暖かいため冷却効果が効かず、気温の上昇につながった。」
「この海域では、夏でも比較的水温が低く空気が冷やされて雲が発生しやすいが、ことしは雲が非常にできにくく、日ざしが直接、海面に届いてさらに海面水温を上昇させた。気温と水温が互いを強め合うような関係がことしは特に北日本周辺で顕著に起きて歴代1位の高温となった」と指摘しました。
そのうえで「エルニーニョ現象の影響で熱帯が暖まって大気の流れも変わったことや海面水温の上昇といった複数の自然変動に加えて、地球温暖化の影響が重なったことで記録的な高温となった。この先、温暖化が続いたときに、ことしのような大気の流れになったら記録的な暑さがまたやってくるかもしれないという“危惧を抱かせるような夏”だった」と述べました。
さらに今後の見通しについて、中村教授は「残暑がしばらく続く可能性は高く、海面水温も高いままだと台風が北上した際に、勢力が衰えにくくなるおそれはある。特に三陸沖は黒潮の流れによって水温が高い状態が維持されやすい。また、日本海では海面水温が平年より高い状態で推移する可能性が高く、水蒸気が雪雲の発達を促し、この冬、雪の量が増える可能性もある」と述べました。
海水温上昇 “秋の味覚”サンマに影響 ことしも不漁か
海水温の上昇で、秋の味覚、サンマが不漁になるなど、影響が出ています。
東京の豊洲市場では、8月21日に北海道で初水揚げされたサンマの競りが行われました。
ご祝儀相場も手伝って、1キロ当たりの卸値は21万6000円(税込み)と高値をつけました。
この秋の味覚に異変が起きています。
   漁獲量の減少
1つは漁獲量の減少です。全国さんま棒受網漁業協同組合によりますと、サンマの年間の水揚げ量は、2008年には34万トンを超えていましたが、去年は1万7910トンと過去最低となりました。これについて水産研究・教育機構は、サンマ自体の減少に加えて、水温が低い親潮が南下しなくなって日本近海の海水温が上昇し、漁場が沖合に移ったことなどが影響しているとしています。
   小ぶりのサンマが目立つ
もう1つが、小ぶりのサンマが目立つようになったことです。サンマが移った沖合は、日本近海に比べて餌が多くありません。このため、サンマの成長にも影響が出ているということです。水産庁によりますと、10月以降も三陸沖などの日本近海にサンマが来ることはほとんどなく、去年並みの低い水準にになるとみられるということです。
●史上最も暑い夏に…最多猛暑日は群馬・桐生市の39日間 東京都心も記録更新 9/1
今年の夏(6〜8月)の平均気温は関東甲信地方で平年より1.8度高く、これまで最高だった2018年(平年比プラス1.3度)を大きく上回り、1946年の統計開始以降で最も高かったことが、気象庁のまとめで分かった。
地点別では水戸市、埼玉県熊谷市、前橋市、千葉市、宇都宮市、横浜市などで今夏の平均気温が平年より2度以上高く、いずれも過去最高を更新。東京都心も平年を2.2度上回り、1875年の統計開始以降の149年間で、2010年に次ぐ2位の記録だった。
今夏の猛暑日(最高気温35度以上)の日数は、群馬県桐生市で全国最多の39日を記録。熊谷市でも38日、都心では22日と、いずれも過去最多を塗り替えた。
また、温暖化など経年変化を見るため、都市化の影響が小さい全国15地点(千葉県銚子市、長野県飯田市など)のデータで算出する日本の「平均気温偏差」は今夏、基準値を1.76度上回った。1898年以降の統計で、2010年(平年比プラス1.08度)を抜いて最高値となり「最も暑い夏」を裏付けた。
猛暑は沖縄・奄美を除き全国的で、北日本(北海道と東北)では今夏の平均気温が平年を3度上回り戦後最高。0.9度上回った西日本(近畿以西)も戦後最高タイだった。
●東京都心 今年72回目の真夏日 最多記録を更新 厳暑はいつまで? 9/2
東京都心は午前7時30分過ぎに気温が30℃に達し、今年72回目の真夏日となりました。統計開始以来、年間の真夏日日数の最多記録を更新したことになります。この先も残暑が厳しく、更に記録を更新しそうです。熱中症に引き続き警戒してください。
今年72回目の真夏日
きょう2日(土)は、東京都心は朝から晴れて気温が上がっています。午前7時30分過ぎに気温が30℃に達して、今年72回目の真夏日となりました。1875年の統計開始以来最多だった、2010年の年間71回の記録を更新したことになります。
今年は、東京都心は5月17日に初めて最高気温が30℃以上の真夏日となりました。その後は5月は2日、6月は8日、7月は29日、8月は31日と真夏日の日数を増やし、9月に入っても暑さは収まらず、きのうときょう30℃以上を観測し、72日となっています。その間、7月10日に今年初の最高気温35℃以上の猛暑日、8月8日に猛暑日日数の歴代最多を更新し、きのうまで猛暑日は22日となっています。
暑さはいつまで?
東京都心のこの先の予想最高気温を見てみると、30℃前後の日が来週にかけても続くでしょう。平年ですと、9月上旬には最高気温が30℃を下回りますが、今年はまだまだ厳しい残暑が続き、真夏日日数の記録をさらに更新する見込みです。長く続く猛暑により体力が落ちている方や、夏休みが終わり、生活のリズムが変わったという方もいると思います。体調を崩さないように、十分にご注意ください。
●広く晴れ 近畿〜関東を中心に猛暑 東北北部では激しい雨 沖縄に台風11号 9/2
きょう2日(土)も、広い範囲で晴れる。気温が速いペースで上がり、近畿や東海、関東を中心に猛暑日も。熱中症対策を。一方、前線が通過する東北北部は雨や雷雨で、局地的に激しく降る。台風11号が近づく沖縄の先島諸島は非常に強い風が吹く見込み。
高気圧の圏内 東北北部に前線 南には台風
きょう2日(土)も、高気圧が日本の東から張り出します。一方、前線が北日本を通過。この影響を強く受けるのは、東北北部です。沖縄の先島諸島には、台風11号が次第に近づくでしょう。また、台風12号が小笠原諸島へ近づく予想です。
沖縄は、本島地方と大東島地方は日差しが届きますが、風が強まり、波が高まるでしょう。先島諸島は雨が降ったりやんだりで、夜は雨脚が強まりそうです。夕方からあす3日の午前にかけては、看板が落下するような非常に強い風が吹き、海は大しけの状態が続くでしょう。
九州や中国、四国は雲の間から日が差して、近畿から東北南部は大体晴れるでしょう。ただ、午前、午後ともに、所々でにわか雨や雷雨がありそうです。また、台風12号が近づく小笠原諸島は、今夜からあす3日の明け方まで雨や風が強まるでしょう。
東北北部は、前線が通過するため昼過ぎまで大気の状態が不安定。急に強まる雨、落雷、突風に注意が必要です。局地的には、道路が冠水するような激しい雨が降ります。
北海道は天気が回復へ。午後は晴れのエリアが広がってくるでしょう。
最高気温 きょうも広く30℃以上 猛暑日も
最高気温は、雨の降る時間が長い東北北部は、きのうより低く、28℃前後の所が多いでしょう。暑さは幾分落ち着きます。
そのほかの各地は、広く30℃を超える予想。近畿や東海、関東甲信の内陸を中心に、猛烈な暑さの所もあるでしょう。
熱中症情報を見てみますと、全国的に「警戒」以上で、東京をはじめ「危険」レベルの所もあります。
きょうも、熱中症対策が欠かせません。こまめな水分補給、適度な塩分補給を心がけてください。
屋外のレジャーは、無理は禁物です。保冷剤や、凍らせたペットボトルを活用するなど、体の負担を和らげるための工夫をなさってください。 
●関東を中心に猛烈な暑さ 東京都心も猛暑日迫る 暑さの出口はいつ? 9/2
関東を中心に猛烈な暑さ 東京都心も猛暑日迫る 暑さの出口はい...の画像はこちら >>
きょう2日は、関東を中心に猛烈な暑さとなっています。群馬県桐生市で最高気温36.6℃(午後3時まで)と、きょう全国で最も暑くなり、東京都心も猛暑日に迫る暑さに。向こう1週間も気温の高い状態が続く見込みで、厳しい暑さの出口がなかなか見えてきません。
関東を中心に猛暑 9月としては記録的な暑さも
きょう2日は、強い日差しと暖気の影響で、関東を中心に猛烈な暑さとなりました。
午後3時までの最高気温は、群馬県桐生市で36.6℃と、きょう全国で最も暑くなっています。千葉県館山市は9月の観測史上1位となる34.5℃まで上がっています。このほか埼玉県熊谷市や栃木県佐野市などでも猛暑日に。関東以外でも福島市や愛知県豊田市などで最高気温が35℃以上となりました。
また、東京都心でも34.9℃まで上がり、猛暑日に迫る暑さとなりました。
東京都心 向こう1週間も暑さ厳しく
この先1週間の東京都心の予想最高気温は、30℃〜33℃くらいの日がほとんどです。猛暑日の予想こそないものの、平年では9月に入ると30℃に届かなくなるので、いかに暑さが厳しいか分かります。
また、最低気温も25℃を下回らない日が続きそうです。平年では22℃くらいまで下がる時期なので、いつもの年以上に寝苦しい夜が長引く傾向です。
9月になりましたが、秋の乾いた空気ではなく、まだまだ夏の湿った空気が流れ込んで、かなりの蒸し暑さが続くでしょう。熱中症には引き続き注意が必要です。
暑さの中にも秋の気配「行き合いの空」
厳しい暑さが続いていますが、空の様子を見ると少しずつ季節が進んできています。
東京都心上空は、低い所には夏の積雲がたくさんある一方で、高い所には秋の雲(巻雲)が出ています。これは「行き合いの空」といって、夏から秋に季節が移り変わる頃になると、夏の雲と秋の雲が同時にみられるようになります。
また、きょう2日は東京都心で「ススキ」が開花しました。平年より11日早く、昨年より13日早い開花です。
しばらく暑さは続きますが、少しでも秋を感じられるものを探してみるといいかもしれません。
●関東 あす3日夕方から大雨の可能性 台風12号衰弱も湿った空気流入強まる 9/2
あす3日の関東地方は、夕方から活発な雨雲がかかる予想で、週明けにかけて雨量が多くなる恐れがあります。台風12号が熱帯低気圧に変わった後に、湿った空気が流れ込んでくる見込みで、4日(月)の通勤通学の時間帯と雨のピークが重なる可能性もあります。
台風12号は熱帯低気圧に変わるが油断禁物 関東は大雨警報の可能性も
あす3日は、関東地方は天気が下り坂に向かい、夕方以降は広く雨が降りだすでしょう。南部を中心に活発な雨雲がかかり、カミナリを伴って強く降る所もありそうです。時間が遅くなればなるほど雨の降り方が強まる見込みです。
活発な雨雲の原因は台風12号です。発達傾向はなく、あす午後3時には八丈島の南で「熱帯低気圧」に変わりますが、関東には暖かく湿った空気が流れ込んできます。
4日(月)にかけても断続的に強い雨が予想され、週明けの通勤通学の時間に雨のピークとなる可能性もあります。気象庁発表の早期注意情報によると、4日は茨城県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県で大雨警報の可能性が「中」程度となっています。
特に茨城の沿岸や房総半島、神奈川西部、奥多摩など東側に開けたエリアで雨量が増えるでしょう。土砂災害や川の増水などにご注意ください。
来週はしばらく大気の状態が不安定 猛暑収まるも蒸し暑く
台風12号から変わる熱帯低気圧が去った後も、関東には湿った空気が流れ込みやすい状態が続く見込みです。
来週はこれまでのような夏の青空から一転して、各地で大気の不安定な状態が続き、雨が降りやすい1週間となりそうです。局地的には雨雲が発達して雨の降り方が強まる恐れがあります。
最高気温が35℃以上の猛暑日は少なくなるものの、湿度が高く、体に熱がこもりやすくなるでしょう。体調管理や食品の管理などにも十分な注意が必要です。
●今日は関東を中心に猛暑日 明日は西日本などで厳しい暑さ復活 9/2
今日9月2日(土)は太平洋高気圧に覆われた関東を中心に気温が上がり、35℃以上の猛暑日となりました。明日3日(日)は西日本や北陸、東北で日差しが戻るとともに、暑さも戻ってきます。
東京は今年72日目の真夏日
しっかりと日差しが届いた関東や東海、東北南部で気温が上がり、15時00分までの最高気温が全国で最も高くなった群馬県桐生市で36.6℃を観測。そのほか、愛知県豊田市や福島県伊達市・梁川などで35℃以上の猛暑日になっています。
東京都心も猛暑日に迫る34.9℃まで上昇。30℃以上の真夏日は今年72日目で、年間最多の記録を更新しました。
一方で、秋雨前線の影響で曇りや雨となった東北北部は暑さが和らぎ、秋田市は27.6℃、盛岡市は26.8℃と7月下旬から続いていた連続真夏日がストップしています。
明日は広い範囲で厳しい暑さに
明日3日(日)は秋雨前線の活動が弱まり、太平洋高気圧が勢力を拡大します。今日は雲が優勢だった西日本や北陸、東北北部で日差しが戻り、気温が上がる見込みです。
最高気温は大阪市で37℃、広島市や金沢市で35℃と猛暑日を予想。秋田市は34℃まで上がって、暑さが戻ってきます。札幌市など北海道でも真夏日になるなど、広い範囲で熱中症リスクが高くなる見通しです。屋外で活動を行う場合は、適切な水分補給や塩分補給、涼しい所での休憩など対策が欠かせません。
関東は雲が広がって日差しが少なくなるため、今日に比べると気温は低めの予想です。
●東京都心 3日(日)以降は雨で連日35℃以下予想 猛暑トンネルやっと抜ける 9/2
今年の東京都心は、2日(土)までの猛暑日日数が22日間と昨年の過去最多16日間を大幅に超えて記録的な猛暑となっているが、3日(日)以降は雨が降ったりやんだりで気温は上がりにくい見込み。最高気温は連日35℃を下回り、30℃に届かない日もある予想。ようやく記録的な猛暑のトンネルを抜け出しそうだ。
2日(土)はまだ危険な残暑に
2日(土)の関東は日差しに加えて、南からは暖かい空気が流れ込んでいる影響でこの時季としては気温が高くなっている。午後3時までの最高気温は、桐生(群馬)36.6℃、牛久(千葉)35.7℃など9月に入ってもまだ35℃以上の猛暑日が続出。東京都心は34.9℃と35℃近くまで上がるなど各地で危険な残暑となっている。
ようやく見えた猛暑トンネルの出口
ただ、3日(日)以降の関東は台風12号周辺の湿った空気や秋雨前線の影響で雨が降ったりやんだりとなりそう。そのため、最高気温は35℃を下回る所が多くなる予想だ。
東京都心は31℃前後の日が多く、7日(木)の最高気温は29℃の見通し。もし予報通りとなれば、実に64日ぶりに最高気温が30℃にも届かないこととなる。
今年の東京都心は、2日(土)までの猛暑日日数が22日間と昨年の過去最多16日間を大幅に超えているが、この先は35℃を超える予想はなく、ようやく記録的な猛暑のトンネルを抜け出しそうだ。 
●関東の天気 猛暑収まるが…大雨の恐れ 一日中傘の出番 9/3
9月に入っても残暑が厳しく、都心でも34.6℃と猛暑日一歩手前でした。ただようやく暑さから解放されそうです。そのきっかけは雨なんです。
こちらの台風は3日午後、熱帯低気圧に変わりましたが油断できません。関東に湿った空気を送り込み、4日にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。
雨の予想、3日夜9時には千葉や埼玉などで雨が降り出します。そして、4日朝6時には関東で広く雨が降り、沿岸部は黄色の表示、本降りになりそうです。その後、通勤通学の時間から昼過ぎにかけてが雨のピーク。雷を伴って土砂降りになりそうです。夕方6時、お帰りの時間も傘の出番は続きそうです。
この雨で猛暑は落ち着きます。最高気温は3日より5℃前後低く、東京は29℃。2カ月ぶりに真夏日解消となりそうです。
4日以降はぐずついた天気となるでしょう。日差しが少ない分暑さも和らいで、7日の最高気温は各地で20℃台の予想です。最低気温も25℃を下回り、熱帯夜も解消されそうです。
●東京は連続真夏日が60日に 大阪では9月の過去最高を更新 9/3
今日9月3日(日)は全国の広い範囲で強い日差しが照りつけ、厳しい残暑となりました。近畿や東海など体温並みまで気温の上昇した所もあります。
近畿などで体温並みの猛暑
太平洋高気圧が勢力を強め、全国的に気温が上昇しています。15時00分までの最高気温が全国で最も高くなったのは京都市と大阪府豊中市で37.2℃を観測。そのほか、群馬県桐生市で36.5℃、福岡県久留米市で36.3℃、愛知県豊田市で36.0℃など各地で体温並みの厳しい残暑になりました。大阪市の36.4℃は9月として観測史上1位の高さです。東京都心は日差しが届いた午前中に34.6℃まで上がり、連続真夏日が60日、年間では73日と記録を更新しています。
明日の西日本は体温を上回る暑さも
明日4日(月)は湿った空気の影響で天気が崩れる東日本や東北の太平洋側は、今日ほど気温が上がりません。東京都心の最高気温は29℃の予想で、真夏日になるかどうかギリギリです。7月上旬から続く連続真夏日がストップする可能性があります。一方で、引き続き強い日差しが照りつける九州や中国、四国は暑さが厳しく、猛暑日の所が多くなります。広島市や熊本市は37℃と体温を上回るような暑さとなりますので、しっかりと熱中症対策を行ってください。
●東京は雨で熱帯夜に続き真夏日も脱出か 西日本は厳しい残暑続く 9/4
関東では昨夜遅くから雨が降り出したため夜の暑さが収まり、今朝の東京都心の最低気温は24.5℃と昨日まで32日続いていた熱帯夜から脱しました。
今日4日(月)は昼間も雨が降りやすく日差しがほとんど届きません。気温は昨日に比べると低くなり、東京都心も30℃に届かない予想で、真夏日の連続記録もストップしそうです。
台風12号から変わった熱帯低気圧の影響で、今日は関東には湿った空気が流れ込み、雨の降りやすい状況が続きます。日差しがほとんど届かないため、昼間もあまり気温が上がらない予想です。
千葉県や神奈川県では30℃以上になるところがあるものの、東京都心や北関東などでは、30℃に届かない予想となっています。35℃前後まで上がった昨日より大きく気温が下がる見込みです。
●西日本は残暑厳しい 35℃以上の猛暑日も 関東などは猛暑おさまる 9/4
きょう4日は西日本を中心に残暑が厳しくなりそうです。35℃以上の猛暑日の所があるでしょう。一方で、関東や東北南部を中心にきのう3日よりも大幅に気温がダウン。東京都心など連続真夏日がストップする所がありそうです。
西日本は残暑厳しい
きょう4日は、西日本を中心に晴れて気温がグングン上がるでしょう。きのう3日と同じくらいか、高くなりそうです。予想最高気温は、広く30℃以上で、広島は37℃、高知や鹿児島は35℃と猛暑日になる所もあるでしょう。9月とは思えないほどの猛烈な暑さになりそうです。金沢や新潟も33℃から34℃と、厳しい残暑が続きそうです。
熱中症警戒アラートが、島根県、広島県、愛媛県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県(奄美除く)に発表されています。のどが渇く前に水分補給をしたり、屋外での活動は控えたり、熱中症にならないように十分に警戒をしてください。
東京都心など連続真夏日がストップ?
一方で、雨が降る関東や東北南部を中心に、きのう3日よりも5℃以上も大幅に気温が低くなりそうです。最高気温は、東京都心や仙台は28℃の予想です。もし30℃に届かなければ、連続真夏日が途切れる所が多くなりそうです。東京都心は7月6日からきのう3日まで60日間連続、仙台もきのう3日まで22日間連続でしたが、ついにストップするかもしれません。ただ、それでも蒸し暑さが続きますので、こまめな水分補給など熱中症対策は必要になるでしょう。 
●関東はまた猛烈な暑さ 東京都心など猛暑日に 局地的な激しい雨にも注意 9/4
あす5日は関東も日差しが降り注ぎ、猛烈な暑さとなるでしょう。最高気温は東京都心や横浜市は35℃と猛暑日となる見込みです。熊谷市では37℃と体温超えの暑さとなるでしょう。午後は北部を中心に激しい雨にも注意が必要です。
きょう4日 所々で雨雲が発達 猛暑は収まる
きょう4日は関東は熱帯低気圧周辺の湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっています。関東は雲に覆われ、北部では雨雲が発達しています。栃木県では宇都宮市付近など所々で猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表されました。関東北部では今夜遅くまで激しい雨や非常に激しい雨が降り続く見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。日差しがほとんど届かず、猛烈な暑さは収まりました。最高気温は東京都心は30.3℃と昨日より4℃低く、平年並みになりました。横浜市は28.7℃と宇都宮市は26.2℃と昨日より大幅に低く、真夏日から解放されました。
あす5日はまた猛暑 北部を中心に激しい雨にも注意
あす5日は、関東はおおむね晴れて、日差しが降り注ぐでしょう。日中は気温がグングン上がり、猛烈な暑さとなりそうです。最高気温は東京都心や横浜市、千葉市で35℃ときょうより5℃くらい高く、猛暑日となるでしょう。さいたま市や前橋市は36℃、熊谷市は37℃と体温並みや体温超えの暑さとなりそうです。神奈川県や千葉県、埼玉県、茨城県には熱中症警戒アラートが発表されています。9月ですが、熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されます。暑さ対策を万全になさってください。また、きょうほどではありませんが、関東北部を中心に午後は大気の状態が不安定になるでしょう。雷を伴って、激しい雨の降る所があるでしょう。急な激しい雨や落雷、突風にもご注意ください。
●5日の天気 晴れ間あっても雨具を 関東中心にまだ35℃以上続出 9/5
きょう5日(火)は九州から北海道にかけて、晴れ間があっても急に雨が降るような変わりやすい天気となりそう。局地的には激しい雷雨となるおそれがある。外出の際に雨が降っていなくても、雨具があると安心だ。また、晴れる時間が長い関東を中心に、最高気温は35℃以上の猛暑日が続出する予想。9月に入っても、まだまだ熱中症対策を万全にして過ごしたい。
九州〜北海道 局地的には激しい雷雨のおそれ
きょう5日(火)は、台風12号から変わった熱帯低気圧、秋雨前線や南からの暖かく湿った空気などの影響で変わりやすい天気となりそうだ。九州から北海道にかけて、晴れ間があっても急に雨が降りやすい見通し。局地的には道路が川のようになるような激しい雨や雷雨のおそれがある。外出の際に雨が降っていなくても、雨具があるとよさそうだ。
関東中心に35℃以上 東京都心1週間ぶり猛暑日か
関東では内陸や山沿いを中心に雷雨になりやすく、東京都心など平野部では晴れる見込み。まだまだ力強い日差しに加えて南からの暖かい空気の影響で、最高気温は35℃以上の所が多くなりそうだ。熊谷(埼玉)では37℃まで上がる予想。東京都心は35℃で、1週間ぶりに猛暑日が復活し、過去最多となっている猛暑日日数をさらに更新する可能性がある。そのほか晴れ間のある所を中心に気温は平年より高く、大阪や広島などでも猛暑日となりそう。9月に入っても、まだまだ周囲と声を掛け合いながら定期的に水分補給を行うなど、熱中症対策を怠らずに過ごした方がいいだろう。
きょうにも台風13号発生 接近前から大雨のおそれ
なお、日本の南海上には熱帯低気圧が発生しており、きょう5日(火)中にも台風13号に発達する見通し。台風は北東寄りに進み、あす6日(水)日中には西日本の南海上付近まで北上しそう。台風としてはあまり発達しない見込みだが、本州付近には秋雨前線が停滞する予想で、台風が接近する前から前線を刺激して大雨となるおそれがある。また、台風は7日(木)から8日(金)にかけて関東の南海上付近に北上する見通し。まだ予報円は大きく、関東にかなり接近するおそれもある。今後も、最新の情報に注意が必要だ。
●関東内陸などで35℃以上の猛暑日に 明日は雨で猛暑は落ち着く 9/5
今日5日(火)は晴れた関東を中心に厳しい残暑となり、内陸部では35℃以上の猛暑日となりました。東京も連続真夏日を更新しています。一方、雨の中国西部や九州北部は30℃に届きませんでした。
群馬県では9月の1位タイの記録に
関東は夏の暑い空気に覆われ、強い日差しも加わって朝から気温が高くなりました。東京都心は8時台に30℃を突破し、12時37分に34.8℃を観測。猛暑日には一歩届きませんでしたが、62日連続の真夏日となっています。内陸部は猛暑日となった所が多く、群馬県桐生市は37.4℃で9月としては1位の記録タイとなりました。断続的に雨が降っている中国地方西部や九州北部は気温の上昇が鈍く、福岡の最高気温は8時26分に観測した29.8℃となっています。30℃を切るのは9月1日(金)以来4日ぶりです。
明日は気温下がるも蒸し暑い
明日6日(水)は熱帯低気圧や前線の影響で雨の範囲が拡大し、猛暑レベルの厳しい暑さは落ち着く所が多い見込みです。予想最高気温は、しっかりと雨が降る東北や中部で30℃を下回り、西日本や関東でも30℃を少し超える程度にとどまるとみています。湿度は高く不快な蒸し暑さが続きますので、通気性の良い服装がおすすめです。一方、今日は雨が降って気温の上がらなかった広島は日差しが届き、34℃まで上がる予想です。熱中症対策をしっかりと行ってください。
●関東で猛暑復活 都心も猛暑日に迫る あす6日は雨強まり、猛暑日エリア少い 9/5
きょう5日は、全国的に9月上旬としては気温が高く、厳しい残暑となっています。特に、きのう4日はいったん暑さのおさまった関東で、再び猛暑が復活。群馬県では35℃を超えている所があり、東京都心も猛暑日に迫る暑さです。まだ真夏並みの熱中症対策を行ってください。
きょう5日 関東で猛暑復活
きょう5日は、全国的に9月上旬としては気温が高く、厳しい暑さとなっています。特に、きのう4日はいったん雨で暑さがおさまった関東では、再び猛暑復活です。正午までの最高気温は、群馬県桐生市では35.9℃、伊勢崎市35.3℃、高崎市上里見で35.0℃など、群馬県で猛暑日となっている所がある他、福井県小浜市で35.3℃、京都市で35.0℃など、関東や北陸、東海や近畿など晴れている所を中心に気温が上昇しています。東京都心も34.1℃まで上がっていて、猛暑日に迫る暑さです。まだ真夏並みの熱中症対策を行ってください。
あす6日は広く雨 猛暑落ち着く
あす6日は、台風から変わった熱帯低気圧周辺の湿った空気や、日本海を南下する前線の影響で、きょう5日よりも広い範囲で雨が降るでしょう。太平洋側ほどまとまった雨となる恐れがあります。雨で、暑さが落ちつき、猛暑日になる所は少なくなるでしょう。
あす6日以降 35℃以上の猛暑日エリアは少なく
8日頃にかけては、本州付近に湿った空気が流れ込みやすく、広い範囲で雨が降るでしょう。太平洋側を中心に雨が強まる所もありそうです。雨で暑さは落ち着き、猛暑日地点は少ない状態が続くでしょう。週末以降は、晴れる所が多くなりますが、晴れても体温を超えるような猛烈な暑さはほぼなさそうです。ただ、最高気温が33℃くらいで湿度の高い状態が続くため、体に堪えるような蒸し暑さです。引き続き、熱中症に気を付けてお過ごしください。 
●熱中症疑いで6人搬送 5日の県内、佐野が猛暑日 9/5
栃木県内は5日、午後4時までに熱中症の疑いで男女計6人が救急搬送された。屋外での作業中などで、いずれも軽症だった。
県内は同日、全14観測地点のうち佐野が最高気温36・6度を観測し猛暑日となった。
●44日連続の真夏日で異変、「北海道の夏も暑い」異常気象は恒常化するのか 9/6
この夏は東京で最高気温が30℃以上になる「真夏日」が連続60日間と過去最高となるなど、日本中が猛暑に苦しんだが、北海道も例外ではなかった。連日、異常な高温に見舞われ、道内では7月20日から44日連続して真夏日を観測した。もちろん観測史上最長更新である。
札幌では8月23日に過去最高となる36.3℃を記録し、最高気温が35℃以上となる「猛暑日」が過去最多の3日間となった。ここ数年、北海道の夏の高温は当たり前になってきているが、このまま「北海道の夏も暑い」イメージは定着してしまうのだろうか。
エアコンとは無縁の世界だった北の暮らしが一変
まさかの展開だった。筆者は8月19日から1週間、夏休みを取り新千歳空港から1時間ほどのところにある小さな町に滞在した。太平洋に面した白老町は北海道の中では降雪も少なく、夏場は比較的冷涼で過ごしやすい地域である。
気象庁のデータを見ると、この町の平年の8月の平均気温は20.0℃で、最高気温は23.3℃、最低気温は17.1℃となっている。お盆が明け、例年であれば朝晩は肌寒くなる時季である。それが今年は地獄のような蒸し暑さとの戦いに追われることになったのだ。
気温は連日28、29℃まで上昇。札幌のような猛暑日こそなかったが、湿度が80〜90%と高く、屋内はサウナ状態だ。このあたりの住宅はほとんどがエアコンとは無縁の世界。「9割はエアコンなんかつけてないよ」と地元のご婦人も語っていた。
滞在先の拠点にもエアコンはもちろん扇風機もない。到着の翌日、あまりの蒸し暑さに耐えられず、ホームセンターを訪れると、扇風機は完売。小さなサーキュレーターが2台あるだけだった。隣の市にある家電量販店を訪れるが、ここでも状況は似たようなもの。もう一軒回ったが、やはり手ごろなサーキュレーターは在庫が乏しい。やむなく大小2つのサーキュレーターを購入して、急場をしのぐことにした。
結局、滞在中は晴天や曇天が続き、蒸し暑さから解放されることはなかった。早朝や夕方に近所の川の上流に出かけ、釣りをしながら涼をとるのが日課となった。
猛暑の北海道に悲鳴を上げたのは観光客だけではなかった。2拠点生活のお試し体験をするために町内にある住宅を1カ月間借りて暮らしていた首都圏在住のご夫婦と知り合った。アウトドアが好きで楽しみにしてやってきたという。
ところが、「北海道のイメージが完全に崩れました。海、山、川、温泉、そしてグルメと環境は抜群なのですが、もう3週間も蒸し暑さが続いてうんざりです。これなら沖縄のほうがいいかも」と思案顔だった。
温暖化やヒートアイランド現象の影響が続く恐れ
異常な暑さは北海道全域に及んだ。
道内の真夏日(最高気温30℃以上)は44日連続で記録され、観測史上の最長記録を更新した。
札幌市ではこれまでに3回の猛暑日があり、これは2021年と並んで史上1位タイ。8月23日には最高気温が36.3℃に達し、観測史上1位となった。札幌で8月中旬以降に猛暑日となるのも初めてのこと。とんでもなくクソ暑い夏になってしまった。札幌の今年8月の平均気温は26.7℃で、平年より4℃以上も高く史上最高だった。
問題は、北海道の人々が暑さに慣れていないことだ。道内の学校は東京などに比べて夏休みが短く、お盆明けの8月20日ごろから2学期が始まっているが、今年は異常な暑さのために休校となる学校が続出した。エアコンが設置されていない学校がほとんどだからだ。
文部科学省の『空調設備設置状況について』(令和4年9月1日現在)によると、全国の小中学校の設置率が95.7%(普通教室)であるのに対し、北海道は16.5%に過ぎない。
普通教室の設置状況を詳しく見ると、札幌市でさえ26.4%にとどまっている。函館市、小樽市、釧路市、根室市、登別市、北広島市など0%の自治体も結構ある。伊達市では観測史上最高の33.5℃を記録した8月22日、グラウンドで体育の授業を終えた小学校2年生の児童が熱中症の疑いで倒れ、搬送先の病院で亡くなった。悲痛な出来事である。
8月26日に苫小牧市で開かれた自民党議員の政治資金パーティーで講演した萩生田政調会長は、道内の学校へのエアコン設置について「来年度以降はちょっと考えなきゃいけない」と述べたというが、児童、生徒、保護者からすれば「もっと早くに」というのがホンネだろう。
気象庁の観測データで札幌(石狩地方)の8月の平均気温の推移を調べてみた。8月の平均気温(1991年〜2020年)は22.3℃で、1877年から調べても過去に8月の平均気温が25℃を上回ったことは一度もない。1999年の24.9℃が最高だ。2019年以降は22.5℃、23.3℃、22.9℃、22.7℃となっている。なるほどエアコン設置率が低いのもうなずける。それが今年は26.7℃である。
今年の夏の異常高温の原因について、気象庁札幌管区気象台に確認した。
「夏の太平洋の高気圧が北海道付近に強く張り出したことで南からの暖かい湿った空気が入りやすかったことに加え、偏西風の流れが北側に寄ったこと、さらに温暖化による海水温の上昇が影響したこと、これらが複合的に重なって高温になったものとみられます」(札幌管区気象台の担当者)
海水温の上昇は毎年のように報告されていて、今年は日高沖、根室沖では5℃くらい高くなっている。こうした現象は来年以降も続くのだろうか。
「今の段階ではなんとも言えませんが、温暖化の影響や札幌の(都市化に伴う)ヒートアイランド現象の影響は続くものと考えられます」(同上)
サケ・サンマの漁獲量激減に代わって豊漁の「ブリ」
問題は、この異常な暑さが来年以降も定着してしまった場合、農作物や水産物、観光への影響がどう表れるのか、ということだ。すでに海水温の上昇で北海道沿岸の海では、さまざまな影響が報告されている。
始まったばかりのサンマ漁は今年も期待できそうにない。水産庁の長期漁海況予報によると、今年度(8月〜12月)の道東から常磐海域におけるサンマの漁況は「低水準(昨年と同水準)」となっている。8月21日に札幌中央卸売市場で行われたサンマの初セリでは1kg当たり23万円と、昨年の4倍の高値が付いた。
サケはどうか。道立総合研究機構さけます・内水面水試(恵庭市)が6月に発表した秋サケの来遊予測は昨年実績よりも4%多い3482万8000匹。3000万匹を上回るのは2年連続で、地元メディアは「2年連続の豊漁予測」と伝えた。
豊漁だといわれた昨年のサケの生産実績(北海道水産現勢)をみると、8万3800トンで、たしかに前年の5万3651トンを大きく上回った。しかし、20年前の2003年には23万1480トンを記録している。最近は豊漁といってもその3分の1程度でしかないのである。
サンマも同様でやはり20年前には11万トン以上あったのが、昨年は10分の1以下の1万1000トン。そのほか、カニやイカ、ウニも激減している。
その代わりに増えているのがブリだ。ブリは2000年に3924トンだったのが、2021年は1万4077トンと激増している。従来だと青森沖まで回遊してきたブリは海水温が低い津軽海峡に入らずに南下していたのだが、海水温の上昇に伴い津軽海峡を通過して北海道の沿岸にまで来るようになった。そうした状況を受け、ここ数年、函館や日高などではブリのブランディング化や特産品づくりに取り組んでいる。
ふるさと納税の寄付受入額で全国4位の道東・白糠町では昨年から地元産のブリを「極寒ブリ」と命名し、漬けにして返礼品にしたところ、限定200セットがわずか6日間で完売。今年は生産体制を強化して、9月から水産加工場を本格稼働させる。
「暑い北海道」が来年以降も続くようなことになれば、当然ながら観光への影響も懸念される。「涼しさ」を求めてやってきた観光客にとってはまったくの期待外れに終わってしまうからだ。
確実に進行する温暖化に伴う異常気象の“恒常化”という状況の中で、北海道の自治体関係者、学校関係者、漁業関係者、観光関係者、そして住民も新たな対応を迫られることになりそうだ。
●体温超えの暑さは落ち着く 猛暑日地点はゼロか 蒸し暑く対策は必要 9/6
きょう6日(水)は、広い範囲で雨が降り、猛烈な暑さはいったん収まります。35℃以上の猛暑日となる所はほとんどないでしょう。午前5時現在、熱中症警戒アラートが発表されている所はありません。ただ、それでも30℃以上の真夏日となる所があり、湿度が高く、蒸し暑いので、熱中症対策は忘れないようにしてください。
猛烈な暑さはいったん収まる
きょう6日(水)は、前線や湿った空気の影響で、広い範囲で雨が降るでしょう。このため体温を超えるような猛烈な暑さはいったん収まりそうです。最高気温は近畿から東北できのうより5℃以上低くなる所もあり、35℃以上の猛暑日となる所はほとんどないでしょう。猛暑日地点がゼロなら7月14日以来です。ただ、それでも九州から関東甲信では30℃以上の真夏日となる所が多く、雨で湿度が高くなるため、かなり蒸し暑く感じられるでしょう。
「熱中症警戒アラート発表なし」は約2か月ぶり
午前5時現在、「熱中症警戒アラート」が発表されているエリアはありません。午前5時に熱中症警戒アラートの発表がないのは、7月1日以来、約2か月ぶりのことです。ただ、熱中症警戒アラートを発表していない場合でも、周辺の環境や、運動などの行動の内容、体調などによっては熱中症を引き起こす可能性があります。熱中症情報を確認し、行動の目安にするとよさそうです。きょうのように湿度が高い日は、室内の温度だけでなく、湿度の変化にも気を配り、風通しをよくしたり、除湿したりと、引き続き熱中症対策をしてお過ごしください。  
●正午の気温 東京都心は20℃台 暑さ収まるも一時的 週末から再び35℃超え 9/6
きょう6日(水)は全国的に曇りや雨で、35℃超えの猛烈な暑さは収まっています。正午の気温は、東京都心29.7℃、名古屋市25.0℃など、30℃を下回っている所もあります。ただ、暑さ収まるも一時的。台風13号が通過後、今週末から再び最高気温35℃以上の猛暑日続出。東京都心など、猛暑日の最も遅い記録を更新する可能性も。9月もまだまだ熱中症に警戒が必要です。
きょう6日 厳しい暑さは少し収まる
きょう6日(水)は、秋雨前線+元台風12号の湿った空気の影響で広い範囲で雨が降り、猛烈な暑さは収まっています。熱中症警戒アラートも発表されていません(7月1日以来)。6日(水)正午までの最高気温は、全国で一番高いのが鹿児島県肝付町前田で34.0℃と、35℃を超えている所はありません。6日(水)正午の気温は、東京都心は29.7℃と、きのう5日(火)33.5℃より4℃くらい低くなっています。また、名古屋市は25.0℃(きのう正午33.2℃)、仙台市24.1℃(きのう正午30.2℃)も、きのう5日(火)より大幅に低く、暑さは一旦おさまっています。ただ、東京都心では正午までの最高気温が31.0℃と、きょう6日(水)で64日連続で最高気温30℃以上の真夏日、年間真夏日日数は76日と、ともに過去最長・最多記録を更新中です。気温は少し下がっても湿度が高く、かなり蒸し暑くなっています。引き続き、熱中症には注意が必要です。
台風13号のあと 再び猛暑日続出か
この先は、秋雨前線の南下+元台風12号の湿った空気に加え、昨夜(5日)発生した台風13号が日本の南を北上し、7日(木)〜9日(土)頃にかけて東日本の太平洋側に接近する恐れがあります。前線に向かって、熱帯低気圧や台風13号周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、7日(木)にかけて前線の活動が活発な状態が続く見込みです。東京都心など、雨の降る所では、いったん厳しい暑さは収まりますが、油断禁物です。台風13号が通過したあとは、再び、最高気温35℃以上の猛暑日が続出。東京都心や名古屋市、大阪市などでは今週末から再び、最高気温が34℃くらいまで上がり、内陸では35℃以上の猛暑日になる所もありそうです。
早期天候情報 10年に1度程度の高温予想
今週末から、再び、厳しい暑さになるとして、気象庁はきのう5日(火)、高温に関する早期天候情報を発表しました。「早期天候情報」は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。かなり高温の基準は各地で異なり、関東甲信地方の場合は、5日間平均気温平年差 +2.5℃以上です。9月中旬にかけても、全国的に厳しい暑さが続く見込みです。引き続き、熱中症に警戒が必要です。
猛暑日 最も遅い記録更新か
今年は、全国的に暑さの記録を諸々更新しています。最高気温35℃以上の猛暑日の最も遅い記録は、札幌などで過去の記録を大幅に更新しました(昨年まで札幌の猛暑日最晩記録:1999年8月8日の35.2℃)。東京都心や名古屋市では、猛暑日の最も遅い記録は「9月12日」ですが、今年は更新する可能性がありそうです。
●猛暑日地点ゼロ 7月14日以来 54日ぶり 9/6
きょう6日(水)は、秋雨前線+元台風の湿った空気の影響で、広い範囲で雨雲や雷雲が発達。日差しがない分、猛烈な暑さは収まり、最高気温35℃以上の猛暑日地点は、7月14日以来、54日ぶりに「ゼロ」になる見込みです。
15時半までの最高気温は、全国で1番高くなったのは、広島市と松山市で34.8℃。最高気温30℃以上の真夏日は295地点と、7月14日以来、300地点を下回りました(南鳥島除く)。
その他の各地は、那覇市31.8℃、福岡市29.0℃、大阪市30.9℃、名古屋市29.7℃、仙台市25.6℃、札幌市26.5℃など、きのう5日(火)より低く、猛烈な暑さは収まった所が多くなりました。
厳しい暑さは収まったものの、東京都心は日の差した時間もあり、最高気温は33.4℃まで上がりました。きょう6日(水)で64日連続で最高気温30℃以上の真夏日、年間真夏日日数は76日と、ともに過去最長・最多記録を更新中です。
最高気温35℃以上の猛暑日地点はゼロとなりましたが、湿度が高く、ムシムシ、ジメジメと不快な暑さは続きました。
●猛暑日 最多は練馬の26日 東京都内、今夏の暑さまとめ 9/7
9月に入っても厳しい残暑が続く東京都内各地。気象庁の観測では、島しょ部を除く都内8地点で今夏(6〜8月)、最高気温35度以上の「猛暑日」が最も多かったのは練馬で、観測史上最多を塗り替えた都心(千代田区)の計22日を超える計26日だった。
次いで猛暑日が多かったのは青梅の計24日。都心と並ぶ計22日の猛暑日を記録した八王子では、都内で今夏最高の39・1度を7月に観測している。府中でも猛暑日が計18日あった。
平年(2020年までの30年平均)の猛暑日数は、都心で4・5日、練馬で約14日、青梅・八王子・府中で7〜9日程度。今年は平年の2〜4倍ほどの猛暑日を記録したことになる。
もう少し涼しい所はないか−。23区内でも海辺に位置する江戸川臨海(江戸川区、葛西臨海公園内)では猛暑日が計4日。羽田(大田区、羽田空港内)も計7日と格段に少なかった。ただし、これでも平年の2倍超〜4倍ほどの多さだ。
奥多摩町のダム湖畔にある小河内(おごうち)の観測点は、標高530メートル。一般に標高が100メートル上がると、気温は0・6度下がるとされる。23区や多摩の平野部よりは高地にあり、比較的涼しい。それでも猛暑日が2日あった(平年0・6日)。小河内では、昨年記録した猛暑日4日が過去最多だ。
天気キャスターで気象予報士の森朗(あきら)さんは「江戸川臨海や羽田は東京湾からの海風が入り、(地上の気温を)冷やす効果がある。小河内は標高が高いし、都市気候(都市部の人間活動による排熱、アスファルトやコンクリートによる蓄熱など)もない」と話す。
暑さはいつまで続くのか。気象庁によると、今週後半は台風13号などの影響で天気が崩れるが、来週前半は厳しい残暑がぶり返しそうだ。
●台風13号、東海や関東に接近…上陸するおそれ 伊豆諸島で線状降水帯か 9/7
全国の天気
北海道から九州、沖縄にかけて全国的に晴れるでしょう。特に北日本はカラッと晴れて、秋の気配を感じられそうです。海の方から北東風が吹く関東は次第に雲が広がり、夜遅くは雨が降り出す見込みです。
予想最高気温
東北から九州、沖縄にかけて広く30℃以上の真夏日になるでしょう。東京は64日連続、77回目の真夏日になりそうです。一方で札幌は25℃。からっとして過ごしやすいでしょう。
週間予報・大阪〜那覇
8日(金)も広い範囲で晴れるでしょう。広島は35℃と猛暑日になる予想です。9日(土)以降は湿った空気の影響で雲が広がりやすく、四国や九州南部では雨が続きそうです。
週間予報・札幌〜名古屋
8日(金)は東海や関東で大雨になりそうです。9日(土)にかけて東北の太平洋側も雨脚が強まるでしょう。来週は東北南部から東日本では日差しが戻って、再び厳しい残暑となりそうです。
台風13号
前日までの予想より進路が西よりになり、8日(金)から9日(土)にかけて、東海や関東にかなり接近し、上陸するおそれが高くなってきました。また、その後は東北付近を北上し、10日(日)にかけて東へと抜けていく見込みです。台風としてはあまり発達せず、暴風域は伴いません。今回は特に大雨に厳重な警戒が必要です。7日(木)中に、家の周りの点検、側溝や排水溝の掃除などの備えを済ませておいてください。なお、伊豆諸島では7日(木)夜から8日(金)午前中にかけて、線状降水帯が発生する可能性があります。 
●猛暑日地点ゼロ 都心は64日連続真夏日 あす台風直撃で真夏日から解放へ 9/7
きょう7日は、西日本を中心に気温が上がっているものの、午後1時までに35℃以上の猛暑日になった地点はゼロ。東京都心は30.0℃に到達し、きょう7日で64日間連続の真夏日となりました。台風直撃となるあす8日は、関東は暑さがおさまり、ようやく真夏日から解放へ。
晴れている所ほど気温上昇 曇り空の都心は今年64日連続の真夏日
きょう7日は、太平洋沿岸に前線がのび、南から台風13号周辺の湿った空気が流れ込んでいます。東海から関東は太平洋側ほど厚い雲がかかり雨の降っている所がありますが、九州から近畿、北陸、東北や北海道は広い範囲に日差しが届いています。晴れている所を中心に気温が上がり、特に西日本では35℃に迫る地点が出てきました。午後1時までの最高気温は、鹿児島県薩摩川内市中郷で34.4℃、高知県四万十市中村と熊本県人吉市で34.1℃など、九州や中国、四国で33℃前後の所が多くなっています。関東も内陸部を中心に気温は上がっていますが、群馬県高崎市上里見で32.4℃、伊勢崎市で32.2℃など35℃を下回っています。全国でみても、35℃以上の猛暑日になった地点は午後1時の時点ではゼロです。東京都心は30.0℃に到達し、7月6日から64日間連続の真夏日となりました。気温はそれほど高くはありませんが、湿度が高いため、引き続き熱中症には油断せず、しっかり対策をなさってください。
あす8日 台風直撃の関東は涼しいくらいに
台風13号はあす8日には、関東甲信に接近、上陸の恐れがあり、9日にかけて東北を北上する見込みです。台風が直撃となるあす8日は、関東や東北で暑さがおさまるでしょう。東京都心もようやく記録的に長く続いた真夏日から解放されそうです。雨や風が強まるため、涼しいくらいに感じられる時間帯もあるでしょう。ただ、9日以降は、東北や関東から西は32℃前後の日が続き、また残暑が厳しい見込みです。
●長野市 真夏日の連続記録は6日まで過去最長の53日間に 9/7
7日、長野市では日中の最高気温が28.6度にとどまり、6日まで過去最長の53日間続いていた真夏日の連続記録が途絶えました。
7日の県内は湿った空気の影響で広い範囲が雲におおわれ、気温が30度以上の真夏日となったのは県内に30ある観測地点のうち4か所だけでした。
このうち長野市は、日中の最高気温が28.6度にとどまり、7月16日から9月6日まで過去最長の53日間続いていた真夏日の連続記録が途絶えました。
気象台によりますと、これまでの最長記録は大正13年と昭和60年の41日間で、ことしは38年ぶりに従来の記録を12日間上回ったということです。
気象台によりますと、8日も台風13号の影響で暑さは落ち着くと見られていますが、9日以降は再び高気圧に覆われて真夏日が続く可能性があり、水分補給など熱中症対策が必要です。
●台風13号、東海〜関東で上陸か 東京都心は“64日連続”真夏日ストップ 9/7
あす8日(金)は、台風13号が北上し、東海から関東へ近づいてくるでしょう。その後、夕方ごろに静岡県付近に達する見込みで、夜遅くにかけて、東日本を北上する見込みです。
台風の接近に伴い、活発な雨雲が伊豆諸島から関東、東海地方にも広がる予想で、雷を伴った非常に激しい雨が降るでしょう。予想される雨量は、8日夕方までに多い所で、東海で300ミリ、関東甲信と伊豆諸島で250ミリとなっています。また伊豆諸島では8日午前中にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。さらに大気の状態が非常に不安定なため、積乱雲の下での落雷や突風にもご注意ください。また、台風13号に暴風域はありませんが、台風の近づく地方では、沿岸部を中心に強風や高波にも十分な注意が必要です。
雨の降る東京都心の予想最高気温は28℃で、64日続いた真夏日の連続記録が途切れることになりそうです。 
●東京都心は約2か月ぶりに真夏日から解放 週末からまた残暑厳しい 9/8
きょう8日午後3時までの東京都心の最高気温は未明に観測した25.2℃で、約2か月ぶりに真夏日から解放されました。あす9日以降は各地で厳しい残暑が続き、熱中症に十分注意が必要です。
東京都心 65日ぶりに真夏日から解放
きょう(8日)は、北海道と九州はおおむね晴れましたが、東北から中国・四国は雲が多く、所々で雨が降りました。関東は台風13号の影響で大雨となりました。午後3時までの最高気温は30℃前後の所が多くなりました。30℃以上の真夏日となったのは232地点で、35℃以上の猛暑日となった所はありませんでした。関東は日中はほとんど気温が上がらず、最高気温は未明から明け方に観測した所が多くなりました。東京都心の最高気温は午前0時25分に観測した25.2℃で、その後気温が下がり、日中は20℃〜22℃くらいで推移しました。東京都心は7月6日からきのう(7日)まで64日連続で真夏日となっていました。午後3時の時点で30℃に届いておらず、約2か月ぶりに真夏日から解放されました。
あす9日〜 また厳しい残暑
あす(9日)からは各地でまた厳しい残暑が続きそうです。最高気温は、北海道ではあすは25℃前後ですが、あさって(10日)以降は30℃近い暑さが続くでしょう。東北から九州・沖縄は、あす以降、33℃前後の日が続き、内陸などでは35℃以上の猛暑日となる所もありそうです。一旦気温が低くなった所では、あす以降の厳しい残暑は一層身体に堪えそうです。引き続き熱中症に十分注意をしてお過ごしください。
●大館市 猛暑で特産の比内地鶏1850羽死ぬ 9/8
この夏の猛暑の影響で、秋田県特産の比内地鶏の産地、大館市では8月末までに、およそ1850羽の比内地鶏が死にました。地元のJAの生産部会は、鶏を暑さから守るための対策を強化することにしています。
大館市などによりますと、記録的な暑さが続いた8月、比内地鶏が死んでいるという報告が相次ぎ、市内で8月末までに、あわせて1850羽が死んだことが確認されました。
被害は大館市内の29の農家のうち、13の農家で確認され、このうち1000羽を育てる花田正一さんの鶏舎でも60羽の比内地鶏が暑さの影響で死にました。
鶏舎では鶏を暑さから守るため、遮光幕や扇風機で対策していましたが、猛暑の影響で鶏が水飲み場や日陰など1箇所に集まったことから圧死したとみられるということです。
花田さんはその後、猛暑日には1日に数回、鶏舎内に水をまいて温度を下げるなど対策を強化しているということです。
花田さんは「生まれて日が浅い鶏は比較的暑さに強いはずですが、死んでしまって驚いたのと同時に残念な気持ちです。暑い日には対策を続けてこれ以上の被害は防ぎたい」と話していました。
JAあきた北比内地鶏生産部会によりますと、暑さ対策が追いつかずに死んでしまった鶏も少なくないということで、今後、農家を対象に勉強会を開くなどして対策を強化することにしています。
●週末 各地で厳しい残暑 関東は天気回復へ 9/9
きょう9日(土)とあす10日(日)は、全国的に厳しい残暑。天気が回復する東海や関東甲信は真夏日復活で、熱中症のリスクが高まります。大雨の復旧作業にあたる際は、万全の対策を。
西日本・北日本を中心に雨
台風13号は、きのう8日(金)午後9時に熱帯低気圧に変わりましたが、関東の沿岸部では昼頃まで雨が降りそうです。記録的な大雨となった千葉県や茨城県、福島県では、雨がやんでも土砂災害に警戒してください。また、日本海では新たに低気圧が発生し、あす10日(日)朝にかけて北日本を通過する予想です。東北と北海道は、太平洋側を中心に「激しい雨」が降り、大雨になる所があるでしょう。また西日本にも湿った空気が流れ込みそうです。上空には寒気が流れ込むため、大気の不安定な状態が続くでしょう。きょう9日(土)は局地的に「激しい雨」が降り、あす10日(日)は昼頃から雨の範囲が広がりそうです。こまめに雨雲レーダーなど、最新の情報をご確認ください。
広く真夏日 関東など前日差が大きい
雨の降る所がある一方で、今週末は厳しい残暑が続くでしょう。天気が回復する東海や関東甲信は、再び真夏日となりそうです。最高気温は、沖縄や九州から東北では土日ともに、32℃前後の所が多いでしょう。北海道は、あす10日(日)の方が気温が高くなり、30℃近くまで上がる所もありそうです。特に関東では、きのう8日(金)の日中より大幅に気温が高くなるため、注意が必要です。きのう8日(金)の最高気温は未明に観測された所が多く、東京都心では日中は22℃前後で経過。きょう9日(土)は日差しが戻るのと同時に、気温がグングン上がるでしょう。大雨被害の復旧作業をされる際は、熱中症対策を万全にしてください。
●118年間「猛暑日なし」 千葉・勝浦市、観光客誘致に涼しさPR 9/9
千葉県勝浦市内の海水浴場来場数が、昨年より7万6770人増えた。気象庁の観測史上最も暑い夏となった影響で周辺自治体の多くは減少したが、対照的に勝浦は「猛暑日知らずの夏涼しいまち」というイメージが拡散したためとみられる。今夏は危険な暑さが日本列島を襲ったが、同市では7、8月の最高気温が35度を超えた日は1日もなく、「猛暑日なし」の記録を118年に伸ばすことが濃厚だ。
勝浦市内4カ所の海水浴場には、7月15日〜8月20日の開設期間中に17万7325人が訪れた。10万555人だった昨年の176・3%となった。県内で最も人気が高いとされる守谷海水浴場は、昨年の2倍以上となる13万4280人だった。同市は増えた理由を「涼しい町としてメディアに取り上げられ、イメージが拡散したため」とみる。市自らも涼しい町をアピールしようと、7月18日〜8月31日、市役所庁舎1階ロビーにその日の最高気温を知らせるボードを設置。職員が日々のデータを書き込んだ。
これに対し、隣接する鴨川市は5カ所で前年比1万9470人減の4万5869人。同市は「熱中症警戒アラートが頻繁に出る中で、直射日光を浴びる海へ出るのをためらった人が多かったのではないか」と分析している。
銚子地方気象台によると、1906年の観測開始以来、勝浦市の最高気温は24年8月23日に記録された34・9度が最も高く、35度以上は1日もない。今年は7月17日の34・5度が最高で、7月下旬以降は30度台の日が増えたものの、8月の最高気温は21日の32・5度が最も高かった。同気象台は、海岸線のほとんどがリアス式海岸の同市は地形的に海風が入りやすく、陸からよりも冷たい、海からの空気が気温上昇を抑えているとみている。
「本当に涼しいのか?」「気候が良いなら移住を考えたい」――。同市にはそんな問い合わせが増えたという。今後も「夏涼しいまち」のイメージを利用し、観光客誘致や移住促進につなげたい考えだ。担当者は「ぜひ、より多くの方に訪れてもらいたい。とりわけ夏の夜に訪れていただくと、過ごしやすさがさらに分かると思う」と話した。 
●関東 あす10日 35℃超も!熱中症に警戒 猛暑のカギ握る高気圧…この先は? 9/9
今年は秋に向かってゆっくりと進むことになりそうで、10日は9日よりさらに暑くなりそうです。
10日の予想気温を見ると、ほとんどが赤色の30℃以上で、一部ではピンク色の35℃以上があります。東京、宇都宮で33℃。熊谷が35℃予想です。台風で大雨となった千葉県や茨城県も真っ赤で、茂原は34℃。日立も真夏日予想です。湿度も高くて蒸し暑くなりそうです。復旧作業は熱中症が心配ですね。
日差しもあって気温が9日よりも大幅に上がります。急に気温が上がる時は熱中症も増える傾向があるので注意してほしいです。
10日からの暑さは、1週間は続く見込みで、東京は33、34℃という数字が来週並びます。この原因は夏の高気圧が強まるためです。ただ、再来週には弱まって、9月の下旬には、暑さも落ち着きそうです。再来週には30℃前後とひとつ暑さのトーンが下がります。
避暑地の奥日光では、再来週には20℃前後まで下がってきますので、こちらでは2週間もすると秋服の出番も増えてきそうです。
来週は晴れる日が多くなりますが、12日は予報が変わりやすく、この先、雨寄りに変化する可能性があります。前橋、熊谷では35℃くらいまで上がる日が多くなります。また各地で熱帯夜にもなりそうです。
●真夏日きのうより大幅増 記録的な大雨となった関東〜東北も再び30℃超えに 9/9
きょう9日(土)は、九州〜東北にかけて最高気温30℃以上の真夏日続出。全国900あまりあるアメダスの内、4日ぶりに真夏日は400地点を超えました。仙台市など、年間の真夏日日数を更新中。きのう8日(金)は記録的な大雨でヒンヤリだった関東〜東北でも暑さが戻りました。この先1週間は厳しい残暑に。湿度も高いため、引き続き熱中症に警戒が必要です。
真夏日地点 4日ぶりに400超え
きょう9日(土)は、沖縄や九州〜東北にかけて、最高気温30℃以上の真夏日続出となりました。900地点あまりあるアメダスの内450地点以上で真夏日となり、4日ぶりに400地点を超えました。
9日(土)15時半までの最高気温は、福島県会津若松市で34.4℃と、本日全国で一番高くなりました。その他の各地は、那覇市31.0℃、福岡市30.7℃、高知市31.7℃、広島市32.1℃、大阪市31.9℃、名古屋市33.2℃、新潟市32.3℃、仙台市31.2℃、秋田市30.3℃、札幌市27.0℃など。
仙台市は、きょう9日(土)で真夏日が57日目(これまでの最多:2010年の48日)と、真夏日の年間最多記録を更新中。
きのう8日(金)は記録的な大雨で、日中はヒンヤリだった、関東〜東北南部も、真夏日の所が多くなりました。東京都心は29.6℃と、2日連続で30℃を下回りましたが、湿度が高く、蒸し暑い一日となりました。
●厳しい残暑続く 東京都心33℃で真夏日戻る予想 西日本は午後広く本降り 9/10
きょう10日(日)も全国的に残暑が厳しくなりそうです。昼間の最高気温は、東京都心は33℃と真夏日が戻るでしょう。35℃近くまで上がる所もある予想です。
午前中は九州南部、四国や紀伊半島で雨が降りそうです。午後になると西日本や東海で本降りの雨の範囲が広がるでしょう。北陸、関東から北日本の平野部では晴れますが、山沿いを中心に急な雷雨のおそれがあります。
最高気温はこの時季としては3〜5℃くらい高い所が多く、32℃前後でしょう。湿度は高く、蒸し暑く感じられそうです。前橋や福島などは34℃と猛暑日に迫る予想です。
あす11日(月)以降も関東、東海や東北の太平洋側を中心に晴れて厳しい残暑が続きそうです。東京都心や名古屋の最高気温は35℃近くまで上がる日があるでしょう。9月も中旬になりますが、まだまだ万全な熱中症対策が必要です。
●収まらない残暑にもようやく出口見えた? シルバーウイークの天気は? 9/10
厳しい残暑が続いていますが、あす11日(月)以降も収まる気配はありません。熱中症には引き続き警戒が必要です。ただ、この暑さの出口も9月終盤に入るとようやく見えてきそうです。天気は変わりやすく、シルバーウイークでお出かけの際は急な雨や雷雨に注意が必要です。
この先も、厳しい残暑が続くでしょう。平年並みに戻るのは、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる、彼岸の入りとなる20日(水)以降となる見込みです。また、16日(土)からはシルバーウイークも始まり、天気が気になると思います。それでは、天気と気温を詳しく見ていきたいと思います。
あす11日(月)は、北海道と東北、関東、北陸は、おおむね晴れそうです。東海から九州は、晴れ間はありますが、南から暖かく湿った空気が流れ込み、所々で雨が降るでしょう。四国や紀伊半島など、局地的に雷雨や激しい雨が降る所がありそうです。
12日(火)〜14日(木)にかけては、北海道や東北北部は、秋雨前線の影響を受けて、雨が降りやすいでしょう。局地的に雨脚の強まる所もありそうです。関東から九州、沖縄は、高気圧に覆われ、広い範囲で晴れる見込みです。ただ、高気圧の縁を回って、湿った空気が、近畿から九州にかけての太平洋側に流れ込みやすく、雨の降る所はありそうです。
15日(金)やシルバーウイーク初日に当たる16日(土)と17日(日)は、高気圧に緩やかに覆われるため、天気が大きく崩れることはないでしょう。ただ、気圧の谷や湿った空気の影響で大気の状態は不安定になり、午後を中心に所々で雨雲や雷雲が発生することはありそうです。お出かけされる方は、天気の急な変化に注意してください。
最高気温は、平年を上回る状態が続くでしょう。北海道は27℃前後の予想です。東北も30℃以上の日がまだまだ多くあるでしょう。関東から九州は33℃前後で、内陸などでは35℃以上の猛暑日の所もありそうです。引き続き、熱中症に警戒してください。また、最低気温も平年より高く、熱帯夜の所もありそうです。 
●関東 厳しい残暑いつまで…秋の気配!? 週半ば少しだけカラッと空気に 9/10
今年は高気圧が手ごわいですね。気温は足踏み状態、11日も暑さが続きそうです。
各地、真夏日予想です。大雨で甚大な被害が出た千葉、茨城でも30℃前後と復旧作業中の熱中症に注意が必要です。傘マークはないですが、朝は南部、午後は北部を中心に急な雷雨の恐れがあるため、折りたたみ傘があると安心です。
そして、この先も夏延長です。東京を例にみると、週半ばほど晴れる傾向で12日以降は連日34℃と猛暑日に迫る暑さが予想されています。
気温はまだ真夏ですが、その中でも少しうれしい小さい秋をお伝えします。それが湿度なんです。黄色など暖色系になるほど空気が乾いていることを示しています。まだ11日は水色、少しムシッと感じますが13日になると40%台、日陰ではこの湿度だとだいぶしのぎやすくなりそうです。
週間予報です。この先も晴れる日が続きそうです。日中は30℃を軽く超え、熊谷は13日、14日は猛暑日となる見込みです。最低気温も高く11日は各地、熱帯夜となりそうです。
●群馬や新潟で猛暑日 暑さが和らぐ兆しなし 9/10
今日10日(日)は西日本の太平洋側を除いて晴れたエリアが多くなりました。強い日照と南から流れ込む暖かい空気の影響で気温が上昇。500超の地点で真夏日となり、厳しい残暑となっています。
5日ぶりに猛暑日地点が発生
15時時点で真夏日地点は540地点、猛暑日地点は2地点となっています。5日(火)以来5日ぶりに真夏日地点数が500を上回り、猛暑日地点が発生しました。最も高い最高気温は群馬県桐生の35.4℃で、新潟県新津でも35℃を観測しました。東京では33℃まで気温が上がり、3日ぶりの真夏日となっています。
明日は東北で高温予想
明日11日(月)は東北エリアを中心に気温が上がる予想です。秋田や山形、福島、新潟で34℃予想となっています。東京の予想最高気温は31℃です。湿った暖かい空気の影響で雨が降る東海や近畿、中四国では30℃前後の予想となっています。猛暑ではなくてもかなり蒸し暑くなるので引き続き熱中症対策を万全にしてお過ごしください。 

 

●西日本や東海・北陸は大気不安定 関東や東北は厳しい残暑 9/11
11日(月)も、西日本や東海・北陸は、大気の状態が不安定になるため、広い範囲で雨や雷雨になり、激しい雨が降る所がある見込み。一方で、関東や東北は広く晴れて、猛暑日になる所もあり、厳しい残暑になりそうだ。
西日本や東海・北陸は雷雨や激しい雨に注意
11日(月)も西日本や東海地方を中心に、高気圧の縁を回って暖かく湿った空気が流れ込む見込み。また、上空の寒気の影響もあり、北陸も含めて広い範囲で大気の状態が不安定になりそうだ。雨や雷雨になる所が多く、局地的に激しい雨が降るため、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水などに注意・警戒が必要。北海道も夜は低気圧の影響で大気の状態が不安定になるため、急な雷雨に注意したい。
関東や東北は広く晴れ 東北は猛暑日の所も
11日(月)は、関東や東北は高気圧に覆われ、晴れる見込み。日中の最高気温は、会津若松と福島で35℃の猛暑日の予想だ。埼玉県熊谷でも34℃まで上がるなど、各地で厳しい残暑になるため、9月と油断せずにエアコンを使い、水分や塩分の補給などの熱中症対策を心がけたい。
●週スタートも残暑に 東北・北陸・関東は広く真夏日予想 9/11
今日11日(月)は日差しが届く関東や東北、北陸では残暑となります。特に東北や新潟を中心に気温が上がる予想です。西日本は広く30℃前後の予想で、かなり蒸し暑くなるため湿気対策をしてください。
新潟の一部で猛暑日予想も 関東も広く30℃以上に
今朝の東北では多くのエリアで25℃を下回り、寝苦しさの和らいだ所が多くなりました。ただ、秋田や山形、福島で最高気温34℃など日中は厳しい暑さが予想されています。一日の気温変化が大きくなるため、体調管理などに注意が必要です。新潟では長岡市や三条市で最高気温は35℃の予想で猛暑日になる可能性もあります。
関東でも広く30℃以上の真夏日になる見込みで。東京やさいたまなどの最高気温は32℃、横浜や千葉でも31℃の予想。昼間は引き続き熱中症対策を万全にしてお過ごしください。
昨日に引き続き、湿った暖かい空気の影響で雨の降りやすい東海や近畿、中四国では30℃前後の予想です。湿気が多いため、こまめな水分補給なエアコンの使用など蒸し暑さ対策が必要です。 
●猛暑日地点は6日ぶりに10地点超 体温並みの36℃台の暑さの所も 9/11
今日11日(月)は関東や北陸、東北で暑くなりました。特に日本海側はフェーン現象によって気温が上昇し、35℃以上の猛暑日の所は10地点以上となっています。
太平洋高気圧の圏内となった関東から北陸、東北にかけては日差しの届いた所が多くなりました。各地で午前中から気温が上昇し、南寄りの風が山を越えてフェーン現象が発生した日本海側で特に高くなっています。
15時00分までの最高気温が全国で最も高い秋田県横手市は36.7℃まで上昇。9月として観測史上1位の記録を更新しました。そのほか、新潟県新潟市・新津でも36.7℃と体温並みの暑さです。
関東でも群馬県伊勢崎市で猛暑日目前の34.9℃、東京都心で32.9℃など厳しい残暑となりました。最高気温が35℃以上の猛暑日地点は13地点と6日ぶりに10地点以上となっています。
●熱中症予報 東京都心、さいたま、横浜など首都圏広域で「厳重警戒」 9/12
首都圏では12日、熱中症について、東京都心とさいたま、横浜、水戸、宇都宮、前橋、静岡の各市で「厳重警戒」、千葉市で「警戒」と予測されている。
厳重警戒は「炎天下の外出は避け、室内では室温上昇に注意。激しい運動は中止」とされるレベルだ。
各地の熱中症予報は、本紙が前日夜に環境省熱中症予防情報サイトを確認し、時間帯別の暑さ指数のうちで最も高い水準を選んだ。予測は定期的に修正され、情報サイトで公開されている。
予防には冷房、水分・塩分補給、休憩を
熱中症は、汗をかくなどの体温の調整機能のバランスが崩れ、どんどん身体に熱が溜まってしまう状態で、最悪の場合、死に至る。気温や湿度が高いときや、脱水、二日酔いや寝不足、激しい運動などによって引き起こされる恐れがある。
予防には、暑い場所を避け、水分・塩分をこまめに補給し、積極的に休憩をすることが大切だ。屋内で熱中症になるケースも多いため、エアコンで十分に室内を涼しくすることが重要。省エネとの両立では設定温度は28度が目安になるが、状況次第では実際の室温が28度まで下がらないこともある。室温を測りながら、体調に合わせて快適な温度まで下げることが望ましい。
極端な高温、背景に地球温暖化
熱中症の発症リスクは35度以上の猛暑で特に高まる。地球温暖化によって極端な高温の起きやすさや深刻さは増している。
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2021年に公表した最新の評価報告書では、人間の活動によって起きた気候変動で、極端な高温の頻度や強度が増加してきたとの見方が示されている。発電所や車、工場などあらゆる分野で温室効果ガスを出し続けてきたことの影響が既に現れているという。
日本では、熱中症による死亡が1000人を超えた2018年7月の記録的な猛暑について、気象庁気象研究所などの研究チームは、温暖化の影響がなかった場合に発生した確率は「ほぼ0%」と推定。世界の気温上昇を1.5度に抑える国際的な目標を達成しても、日本の猛暑日の観測は今の約1.4倍になると予測した。
●東北や九州で猛暑日迫る暑さ 各地で残暑厳しく 熱中症注意 9/12
きょう12日は、強い日差しと暖気の影響で、全国的に最高気温が平年を上回るでしょう。東北や九州などでは猛暑日に迫る暑さになる所も。引き続き熱中症には十分ご注意ください。
東北や九州で猛暑日迫る 長崎に熱中症警戒アラート
きょう12日は、強い日差しと暖気の影響で、全国的に最高気温が平年を上回る見込みです。特に東北や九州は猛暑日に迫る暑さになる所があり、福島市や熊本市などでは34℃まで上がるでしょう。長崎県には熱中症警戒アラートが発表されました。九州に熱中症警戒アラートが発表されるのは1週間ぶりです。関東〜中国、四国も32℃〜33℃くらいの所が多く、残暑が厳しいでしょう。きのう11日は雨で少し暑さが和らいだ名古屋市などでも、今日は再び真夏日となる見込みです。
東京都心は今年80回目の真夏日へ
関東でもきょう12日は厳しい暑さが続き、各地で30℃以上となる見込みです。東京都心では33℃まで上がる予想で、真夏日(最高気温30℃以上の日)が今年80回目となるでしょう。今月2日に過去最多となる72回目の真夏日を記録してからも暑さが収まる気配はなく、きょうで80回目に到達する見込みです。長引く暑さで、疲れがたまりやすくなっているため、体調管理には十分ご注意ください。  
●関東20日頃まで連日の真夏日 3連休も熱中症対策を 厳しい残暑いつまで? 9/12
関東地方は、20日(水)頃までは厳しい残暑が続きそう。3連休も屋外のレジャーや車での移動の際は、熱中症対策を万全に。涼しくなるのはいつ?
連日の真夏日
きょう12日(火)も関東地方は、日差しで気温がグングン上がりました。午後3時までの最高気温は、群馬県桐生市で34.6℃、埼玉県鳩山町で34.4℃と、猛暑日にはならなかったものの、うだるような暑さが続いています。東京都心は32.0℃と、今年になって80回目の真夏日。年間の真夏日日数を更新し続けています。
あす13日(水)以降も、東京都心の最高気温は33℃前後と、真夏並みの暑さが続きそうです。内陸部では35℃に迫る所もあるでしょう。昼間の暑さだけでなく、朝晩もこの時期としては気温の高い状態が続きます。最低気温は25℃以上の日もあり、9月中旬なのに熱帯夜という所もあるでしょう。
今週末からは3連休ですが、特に外でのレジャーは万全の熱中症対策が必要です。こまめな水分補給や休憩をとるよう、心がけてください。直射日光の当たる場所に駐車した車は、車内温度が上昇していることが多くあります。効率的に車内を涼しくし、熱中症の予防・対策を行いましょう。
21日(木)頃から 平年並みの日も
21日(木)以降は前線の影響を受けやすくなり、曇りや雨のぐずついた天気になるでしょう。天気だけでなく、気温にも変化が出てきそうです。
20日(水)頃までは、最低気温や最高気温が平年より5℃以上高い所が多いですが、その後は平年並みの日が増えてくるでしょう。シルバーウィークが終わりに差し掛かる頃には、最高気温が30℃に届かない予想です。朝晩は、これまでよりも涼しくなるでしょう。とはいえ、日差しのもとでは厳しい暑さ、蒸し暑い日も多いため、体調管理にお気をつけください。
●東京は今年80日目、仙台は60日目の真夏日 明日も関東など残暑続く 9/12
今日12日(火)は暖かな空気に覆われた上、日差しが届いた関東や東北で気温が上がりました。猛暑日の所は少なかったものの、厳しい残暑です。
関東、東北で35℃前後まで気温上昇
今日は日差しが届いた所が多く、九州から東北の広い範囲や北海道の一部で30℃以上の真夏日になりました。
特に夏の太平洋高気圧圏内となった関東から東北では気温が上がり、15時00分までの最高気温が全国で最も高くなった福島県伊達市・梁川では35.1℃と猛暑日を観測。青森県三沢市で34.9℃、群馬県桐生市で34.6℃など猛暑日目前の所も多くなっています。
東京都心は32.0℃と今年80日目、仙台市は31.7℃で60日目の真夏日で、年間最多記録をさらに更新しました。
明日も関東を中心に厳しい残暑
明日13日(水)は関東や東海、東北南部で日差しの届く所が多く、気温が上がる見込みです。
東京都心の最高気温は32℃で4日連続の真夏日を予想しています。昨日、今日と雨が降った影響で30℃に届かなかった名古屋市は33℃で、3日ぶりに30℃を上回る見通しです。
西日本の各地は雲が優勢ながらも気温は30℃前後まで上がって、蒸し暑さが続きます。9月の半ばとはいえ、依然として熱中症リスクがありますので、屋外で長い時間活動を行う場合は、しっかりと対策を行ってください。
●9月中旬も異例の残暑 福島県伊達市で35℃超 東京都心で80回目の真夏日 9/12
きょう12日も各地で厳しい残暑が続きました。午後3時までに福島県伊達市梁川で35.1℃まで上がり猛暑日に。東京都心は80回目の真夏日になりました。9月中旬に入っても異例の残暑が続いています。この先も厳しい残暑が続くため、熱中症に警戒が必要です。
9月中旬も異例の残暑 福島県で猛暑日 都心で80回目の真夏日
きょう12日は、日が差している九州から東北を中心に気温が上がり、厳しい残暑となりました。
午後3時までの最高気温は、福島県伊達市梁川で35.1℃まで上がり猛暑日となりました。青森県三沢市では34.9℃に達し、統計開始して以来、9月としては最も高い気温を更新しました。
東京都心は午後3時までに32.0℃まで上がり、今年80回目の真夏日に、仙台市では31.7℃まで上がり今年60回目の真夏日なりました。いずれも、真夏日日数の過去最多記録を更新し続けていて、9月中旬に入っても異例の残暑が続いています。
●13日(水)の天気 全国的に不安定続く 局地的には激しい雷雨も 9/13
きょう13日(水)も全国的に大気の状態が不安定となり、晴れ間の出ている所でも、天気が急変し、にわか雨や雷雨の所がある見込み。局地的には激しく降るため、道路の冠水などに注意が必要だ。また、9月中旬としては、厳しい残暑も続くため、熱中症対策など体調管理にも留意したい。
北海道は昼頃まで その他は午後を中心に空模様の変化に注意
暖かく湿った空気の流れ込みなどによって、きょうも大気の状態が不安定となる見込み。北海道では午前を中心に、その他の地域は午後、所々で、にわか雨や雷雨となりそうだ。局地的には激しく降るため、短時間の大雨による道路の冠水などに注意が必要となる。晴れていても油断せずに折りたたみの傘を携帯するなど、空模様の変化、落雷や突風などにも注意して行動してほしい。
厳しい残暑も衰えず 猛暑日に迫る所も
最高気温は、きのう(火)と同じくらいの所が多く、東北から西日本・沖縄にかけては30℃を超え、33℃前後まで上がって猛暑日に迫る所もある見込み。北海道を含めて、全国的に9月中旬としては厳しい残暑となるため、こまめな水分補給や休憩を取るなど、真夏同様の熱中症対策が必要だ。運動会の練習など屋外での活動も、気温の高い時間帯を避けるなどの対策を心がけてほしい。
三連休にかけても厳しい残暑 三連休後半は広く傘の出番
この先も、18日(月・敬老の日)頃にかけては、全国的に厳しい残暑が続く見込み。引き続き、35℃近くまで気温が上がる所もありそうだ。あす14日(木)は前線の影響で、日本海側を中心に雨や雷雨の所があり、三連休後半の17日(日)と18日(月・祝)は広く、曇りや雨となる見込み。
●三連休にかけて関東は晴れる日が多い 北日本・西日本は曇りや雨 9/13
秋雨前線と湿った空気の影響で、北日本や西日本では曇りや雨の日が多くなりそうです。気温は高めの傾向で、日差しが届く日は厳しい残暑となります。
前線南下で雨の範囲が拡大
14日(木)頃まで前線が北海道から日本海にかけて停滞する予想です。このため、北海道では広範囲で雨となり、日本海側を中心に強い雨や雷雨、大雨のおそれがあります。
この前線は、三連休に入るとゆっくり南下し、北日本や西日本日本海側から段々と雨の地域が拡大します。さらに、この前線に向かって、太平洋高気圧の縁を回るようにして湿った空気が流れ込むため、西日本では雨雲が発生しやすくなることが想定されます。前線付近だけでなく、西日本太平洋側でも強い雨や雷雨に注意が必要です。
三連休にかけて関東は晴れる日が多い
この先、太平洋高気圧が日本列島の東側からやや勢力を強める予想です。そのため関東付近は日差しの届く日が多くなります。今週末の三連休は、お出かけに問題ない天気となりそうです。
ただ、南からの湿った空気が流れ込むため、山沿いを中心に天気急変に注意してください。
平年より気温の高い状況が続く
9月も中旬になり、体温を超えるような危険な暑さとなる日は少なくなりそうです。それでも、暖気に覆われた状況は続いているため、日差しの届く日は気温が上昇しやすく、30℃以上の真夏日となる日が多くなります。
特に北日本や東日本を中心に、平年のこの時期よりも気温が高い状況が続くことが予想されています。9月に入って夜風が涼しくても油断せず、熱中症予防を心がけてください。
●静岡市で真夏日の過去最多を更新71日 1940年観測開始以来の記録的暑さ 9/13
9月13日、静岡市では強い日差しの下、気温がぐんぐん上昇し、午前9時39分に30度を超える真夏日となりました。
2023年に真夏日を記録した日は、これで71日目となり、1940年の観測開始以降、過去最多を更新しました。
静岡市では、13日の朝から青空が広がり、真夏のような強い日差しが照り付けました。
静岡地方気象台の観測によりますと、朝の最低気温は23.9℃でしたが、日が昇るとともに気温がぐんぐん上がり、午前9時の時点で29℃を超えました。
そして、午前9時39分には30.2℃を観測し、30度を超える真夏日となりました。
真夏日(30℃以上)の日数がこれまで一番多かったのは、2018年と2022年の70日間でした。
●熱中症予報・13日 首都圏は広域で「厳重警戒」 9/13
首都圏では13日、熱中症について、東京都心とさいたま、千葉、横浜、水戸、宇都宮、前橋、静岡の各市で「厳重警戒」と予測されている。
厳重警戒は「炎天下の外出は避け、室内では室温上昇に注意。激しい運動は中止」とされるレベルだ。
各地の熱中症予報は、本紙が前日夜に環境省熱中症予防情報サイトを確認し、時間帯別の暑さ指数のうちで最も高い水準を選んだ。予測は定期的に修正され、情報サイトで公開されている。 
●さいたまで過去最も遅い猛暑日 明日も関東以西は広範囲で30℃以上に 9/14
今日14日(木)は日差しがしっかりと届いた関東を中心に残暑が厳しく、さいたま市で過去、最も遅い猛暑日となりました。
東京都心は5日連続の真夏日
北陸は午後になって雲が増え、気温の上昇が抑えられました。関東は晴天が続いたことで午前中よりもさらに気温が上がり、15時00分までの最高気温が全国で最も高い、さいたま市では35.0℃と猛暑日を観測しています。さいたま市の猛暑日は9日ぶりで、これまで最も遅かった2005年9月13日を更新する、最晩記録です。
そのほか、栃木県佐野市で34.8℃、山形県鶴岡市で34.5℃など猛暑日に迫った所があり、東京都心は32.7℃と5日連続の真夏日になりました。
北海道は秋雨前線の影響で雨が降って気温が上がらず、札幌市の最高気温は22.4℃と7月15日以来の低さです。
明日の関東は蒸し暑い 北海道は爽やかな秋晴れ
明日15日(金)の関東は今日に比べると雲が多く、雨の降る可能性があります。それでも東京都心の最高気温は32℃まで上がる予想で、今日以上に蒸し暑くなる見込みです。東海から西日本にかけても30℃以上の真夏日の所がほとんどで、残暑が続きます。
北海道は天気が回復して日差しが戻る分、昼間の気温は今日よりも上がる予想です。札幌市は25℃で湿度もそれほど高くはありませんので、秋らしい爽やかな秋晴れとなります。内陸部は朝晩と昼間の気温差が大きくなりますので、服装選びにお気をつけください。
●さいたま市で35.0℃ 過去最晩記録 9/14
きょう14日、さいたま市では35.0℃に達し、さいたま市では過去最も遅い猛暑日となりました。これまでの猛暑日最晩記録は、2005年9月13日でしたが、記録を更新しました。(統計開始は1978年)
さいたま市では来週初めにかけて、35℃に迫る暑さが続く見込みです。引き続き、熱中症に厳重に警戒してください。
●長崎で線状降水帯 国道が冠水 東京都心は真夏日 かき氷店に列 9/14
秋雨前線の影響で九州は大雨となり、長崎県南部では線状降水帯が発生しました。今後、九州だけでなく、東北や北海道でも雨が激しく降る恐れがあります。
長崎で線状降水帯 国道が冠水
14日明け方の長崎。身もすくむ雷鳴が響いています。午前7時、線状降水帯が発生した時間帯の長崎市内。片側3車線、路面電車も走る幹線道路。雨で国道の状況は一変しました。
午前7時、顕著な大雨に関する情報が発表された長崎県。線状降水帯が発生しました。冠水した国道。バイクが走れる状況ではなく、歩道で押す人が相次ぎます。歩道も決して安全ではありません。
長崎市長浦岳では、9月として観測史上1位の大雨となり、雷も伴いました。市内を流れる浦上川もみるみる増水し、一時「氾濫注意水位」を越えました。信号機は異常な点滅をしています。原因は分かっていませんが、撮影した人によると、周辺では朝から落雷が相次いでいたそうです。
午後になり、北日本でも不安定な天気になりました。
青森県深浦町は激しい雨で視界がないほどですが、10分ほどで雨は上がり、海が見渡せます。
北海道苫小牧市、大粒の雨が降っている様子が分かります。北海道七飯町は激しい雨が続き、2時間ほど経ち、道路は冠水していました。
撮影者「ずっと滝のように降っている。シャワーを浴びているような感じ」
東京都心は真夏日 かき氷店に列
“厳しすぎる残暑”も続きます。
さいたま市では気温35℃となり、史上最も遅い猛暑日となりました。志木市では小学校の体育の授業中、体調不良を訴えた11人が救急搬送されました。熱中症の疑いがあるそうです。全員、軽症で、現在は帰宅しています。
東京でも真夏日の終わりは見えません。史上最多となる82日目の真夏日となった東京都心。9月も半ばというのに、かき氷店には長蛇の列です。
来店客「ちょっと異常ですよね。暑いし、まだ当分、混むんじゃないですか」
谷中にある都内屈指の人気を誇るかき氷店。生の和栗を店でゆで、ぜいたくにペーストとして使ったかき氷。仕込みに3日を要するため、限定10食ほどです。メニューは秋仕様になりましたが、客のにぎわいは夏のままです。
来店客「栗そのものを食べている感じ」「本当は夏のメニューと迷ったんですけど、秋だから食べようってなりました」
ひみつ堂 森西浩二店主「メニューはもう秋なんだけど、お客さんの数が夏。この暑さが続いているので、お客さんは並んで待ってくれる」
千葉では約3週間早く紅葉開始
残暑が続く列島。ただ、秋の足音も聞こえています。千葉にあるマザー牧場、暑さも和らぎ、動物たちも元気いっぱいです。去年植えたコキア。今年で2回目の秋を迎えますが、去年より3週間ほど早く紅葉が始まりました。
来場客「大体、染まっている感じと聞いてちょっと早いなと思いました。珍しい光景を見られたという感じはしますね」「まだ、気温も高くて暑いんですけど、季節は進んでいるんだなと思って秋を感じられる、良かったかなと思います」
マザー牧場 施設管理部 嵯峨高登係長「(Q.なぜ3週間早く紅葉?)これは仮説なんですけれども、日中がまだ30℃を超える日が続いている。夜間はここ標高が330メートルほどあって気温がだいぶ落ち込む。この寒暖差が影響して、紅葉しているのではないかなと。お客さんへの告知を急がなくてはいけない状態。広報にも頑張っていただきたい」
●三連休は関東など晴れる日が多い 北海道は強雨に注意 9/15
秋雨前線と湿った空気の影響で、北日本や西日本では曇りや雨の日が多くなりそうです。気温は高めの傾向で、日差しが届く日は厳しい残暑となります。
三連休は関東など晴れる日多い
この先、太平洋高気圧が日本列島の東側からやや勢力を強め、東日本や西日本は日差しの届く日が多くなる予想です。関東付近は、16日(土)は雲が広がりやすいものの、17日(日)から来週中頃にかけて日差しの届く日が多くなります。今週末の三連休は、お出かけに問題ない天気となりそうです。ただ、南からの湿った空気が流れ込むため、山沿いを中心に天気急変に注意してください。
敬老の日は北海道で強雨に注意
日本海側にはしばらく秋雨前線が停滞し、北日本や九州北部は曇りや雨の所が多くなります。また、晴れるところも午後は山沿いを中心とした地域でにわか雨や雷雨に注意が必要です。連休最終日となる18日(月)敬老の日は、前線上の低気圧が北海道付近を通過する予想です。北海道では局地的に激しい雨となる可能性があるため、道路冠水や河川の増水、雨量増加による土砂災害に注意してください。
平年より気温の高い状況が続く
9月も中旬になり、体温を超えるような危険な暑さとなる日は少なくなっています。それでも、暖気に覆われた状況は続くため、日差しの届く日は気温が上昇しやすく、30℃以上の真夏日となる日が多くなります。特に北日本や東日本を中心に、平年のこの時期よりも気温が高い状況が続くことが予想されています。9月に入って夜風が涼しくても油断せず、熱中症予防を心がけてください。ただ、来週後半の雨を境に少し暑さが落ち着き、ようやく季節の歩みを感じることができそうです。 
●厳しい残暑 名古屋は統計開始以来 最も遅い猛暑日 来週も熱中症に警戒 9/15
きょう15日(金)も、厳しい残暑が続いています。全国的に平年を上回る暑さで、甲信から東海にかけては、最高気温が35℃以上の猛暑日の所もありました。名古屋市では最高気温35、2℃を観測し、統計開始以来、最も遅い猛暑日となりました。また、来週前半にかけて厳しい暑さが続きますので、熱中症に警戒してください。
名古屋で最も遅い猛暑日
きょう15日(金)も、九州から東海の太平洋側と東北北部から北海道を中心に晴れて、暑くなりました。15時現在、全国で最も気温が高かったのは山梨県甲府市で35.4℃でした。名古屋市では35.2℃を観測し、2010年と1990年の9月12日の記録を更新して、統計開始以来、最も遅い猛暑日(最高気温35℃以上)となりました。
全国的に平年を上回る暑さで、最高気温は、札幌25.1℃、仙台30.0℃、東京都心32.8℃、新潟28.2℃、大阪34.5℃、広島31.5℃、福岡27.5℃でした。
関東では20日にかけて35℃以上の日も
来週前半にかけても、晴れる日が多く、真夏を思わせるような暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。全国的に厳しい残暑が続くでしょう。特に、きょう15日気象庁より関東甲信地方に「高温に関する情報」が発表されました。それによりますと、17日(日)から20日(水)にかけて、最高気温が35℃以上の所がある見込みです。
9月後半に入りますが、引き続き熱中症に警戒し、農作物の管理などにも十分に注意してください。
●名古屋で観測史上最も遅い猛暑日 35.2℃を観測、13年ぶり記録更新 9/15
季節外れの暑さです。名古屋で、観測史上最も遅い猛暑日を記録しました。
すでに9月中旬にも関わらず、名古屋では15日、午後3時までの最高気温で、35.2℃を観測し、猛暑日となりました。
13年ぶりに記録を更新し、観測史上、最も遅い猛暑日です。名古屋のほか、豊田市や岡崎市などでも、35℃以上の猛暑日となりました。
●3連休の天気 天気の急変と異例の残暑に注意 局地的に激しい雨や猛暑日 9/16
3連休は天気の急変と厳しい残暑に注意が必要です。16日(土)は東北から九州は所々で雨や雷雨で、非常に激しい雨の降る所もあるでしょう。18日(月:敬老の日)は北海道や九州北部で大雨の恐れがあります。3日間とも厳しい残暑に。前橋市や名古屋市、京都市で、統計開始以来、最も遅い猛暑日となる可能性があります。
3連休 秋雨前線が東日本から北日本へ北上
16日(土)は秋雨前線が東日本付近に延びています。17日(日)にかけて秋雨前線が北日本まで北上するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になる所がありそうです。
18日(月:敬老の日)は前線上の低気圧が北海道付近を通過するでしょう。北海道は大雨となる所がありそうです。前線に近い、九州北部でも再び雨量が多くなる恐れがあります。
16日(土) 大気の状態が非常に不安定 非常に激しい雨の所も
16日(土)は、北海道は秋晴れで、行楽日和でしょう。前線の北側の乾いた空気に包まれて、カラッとした陽気となりそうです。
東北は秋雨前線の影響で、雨が降ったりやんだりで、局地的に雷を伴って、激しい雨が降るでしょう。関東甲信から九州は晴れ間がでますが、天気の急な変化に注意が必要です。関東甲信を中心に発雷確率が高くなっています。所々で雨雲や雷雲が発達し、雷を伴って、道路が一気に川のようになってしまうほどの非常に激しい雨が降ることもあるでしょう。九州北部では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。少しの雨でも土砂災害に警戒してください。沖縄は本島地方を中心に雨や雷雨で、激しい雨の降る所があるでしょう。
最高気温は全国的に平年より高く、厳しい残暑が続きそうです。北海道は27℃ほどと8月並みですが、カラッとした暑さに。一方、東北は30℃前後、関東甲信から沖縄は33℃前後の所が多く、湿度も高く、蒸し暑いでしょう。昨日、最も遅い猛暑日となった名古屋市では16日(土)も35℃まで上がって、統計開始以来、最も遅い猛暑日をさらに更新する可能性があります。
17日(日) 北海道は天気が下り坂 九州北部は激しい雨に注意 猛烈な暑さも
17日(日)は、北海道や東北北部は雲に覆われ、夕方以降は次第に雨が降るでしょう。
東北南部から中国、四国、九州南部は日差しは届きますが、午後は山沿いを中心に所々で雨や雷雨になりそうです。屋外のレジャーは天気の急変にご注意ください。九州北部は昼頃から断続的に雨で、局地的に雷を伴って激しく降るでしょう。沖縄は日差しが降り注ぎますが、一部でにわか雨がありそうです。
最高気温は、全国的に平年より高い見込みです。北海道も湿気が増えて、ムシムシした体感に変わりそうです。東北は30℃くらい、関東甲信から沖縄は33℃前後でしょう。前橋市や京都市で35℃と統計開始以来、最も遅い猛暑日となる可能性があります。厳し残暑が続きますので、熱中症にご注意ください。
18日(月:敬老の日) 北海道や九州北部で大雨の恐れ
18日(月:敬老の日)は、北海道は午前中を中心に活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れがあります。東北も日本海側を中心に雨が降るでしょう。
関東甲信から近畿はおおむね晴れる見込みです。中国、四国、九州は雲が多く、所々で雨が降るでしょう。特に、九州北部では活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れがあります。沖縄は日差しが降り注ぐでしょう。
最高気温は引き続き、平年より高い見込みです。北海道は27℃ほど、東北から沖縄は32℃前後の所が多いでしょう。蒸し暑さが続きそうです。9月も後半ですが、暑さ対策をなさってください。
●急な激しい雨と暑さに注意 名古屋で最高気温35℃など猛暑日の所も 9/16
きょう16日は、秋雨前線の影響で東北を中心に雨。関東から九州でも、急な激しい雨に注意。予想最高気温は名古屋で35℃など、猛烈な暑さ。熱中症対策をしっかりと。
大気の状態不安定 局地的な大雨に注意
きょう16日は、北陸から関東付近にのびる秋雨前線が、夜には東北南部まで北上するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線から離れている所でも局地的に雨雲が発達しそうです。
沖縄は、本島地方で雨が降ったりやんだりするでしょう。
九州北部は雲が多く、夕方にかけて激しい雨の降る所がありそうです。九州北部では13日(水)から同じような場所で大雨になっていて、長崎県平戸市では降り始めからの降水量が500ミリを超えています。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所もあり、少しの雨でも土砂災害に警戒してください。また、低い土地の浸水や川の増水、落雷や突風にも注意が必要です。
九州南部や四国、中国地方から関東甲信、北陸は晴れる所が多いですが、局地的に雨雲が湧くでしょう。山沿いや内陸部を中心に、午後は激しい雨や、滝のような非常に激しい雨が降り、局地的に大雨となるおそれがあります。東北は、昼頃まで雨の降る所が多いでしょう。南部では、局地的にカミナリを伴って激しく降りそうです。道路の冠水や落雷、突風などにご注意ください。
北海道は、朝と夜は雲が広がりやすいですが、日中は広く晴れるでしょう。
近畿や東海など 猛暑日の所も
きょう16日も9月とは思えないような暑さで、近畿や東海を中心に猛暑日の所があるでしょう。
最高気温は、沖縄では30℃を少し超えるくらいで、蒸し暑さが続きそうです。九州から関東、北陸はきのうと同じくらいで、33℃前後まで上がる所が多いでしょう。名古屋の最高気温は35℃と、きのう15日に更新した最も遅い猛暑日を、さらに更新する可能性があります。
東北は、曇りや雨でも30℃くらいまで上がり、かなり蒸し暑く感じられるでしょう。北海道は25℃以上の夏日の所が多く、札幌は27℃と8月上旬並みの予想です。
きょう16日は、大分県と熊本県、長崎県、三重県、愛知県、山梨県に熱中症警戒アラートが発表されています。暑い時間帯の外出はなるべく避けて、エアコンで部屋を涼しくするなど、熱中症対策を心がけましょう。
●関東以西で厳しい残暑 名古屋や京都は猛暑日予想で熱中症注意 9/16
三連休初日は熱中症対策が欠かせません。今日16日(土)は関東から西日本で晴れて気温が上がり、35℃以上の猛暑日になる所がある予想です。
夏の太平洋高気圧が昨日に比べると少し勢力を広げ、西日本から東日本を覆う予想となっています。上空1500m付近で+18℃以上の夏と変わらない暖かな空気が流れ込み、日差しが届くことで昼間は気温が上昇する予想です。
今日午後の予想気温の分布を見ると、西日本から東海、関東にかけてはほとんどの所が30℃以上を示す、赤色の領域となっています。北陸や東北南部でも一部で30℃に達する見通しです。
最高気温は名古屋市で連日の猛暑日となる35℃、京都市も35℃を予想しています。名古屋、京都ともに猛暑日になれば過去最も遅い記録を更新することになります。そのほか、東京都心で33℃まで上がる見込みです。
この時期にしては熱中症リスクが高くなります。三連休の初日で、屋外で活動する方が多くなると思われますが、長い時間日向にいることは避け、適切に水分補給や塩分補給を行うなど、しっかりと熱中症対策を行ってください。 
●関東甲信 厳しい暑さ 局地的に雷伴い非常に激しい雨のおそれ 9/16
16日も関東甲信は厳しい暑さとなり、長野県と山梨県では猛烈な暑さとなりました。一方、前線や湿った空気の影響で大気の状態が不安定になっていて、16日夜遅くにかけて局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水などに十分注意が必要です。
気象庁によりますと関東甲信は各地で晴れて気温が上がり、長野県松本市で35.6度、甲府市で35.4度などと猛烈な暑さとなりました。
また、埼玉県鳩山町で34.9度、群馬県館林市で33.7度、横浜市で32.8度、水戸市で32.5度、東京の都心と千葉市で31.7度、宇都宮市で30.6度などと各地で真夏日となりました。
17日も気温が上がる見込みで、最高気温は甲府市と長野市で35度と猛烈な暑さが予想されるほか、広い範囲で30度以上の厳しい残暑が続く見込みです。
引き続き熱中症に十分注意して、気温だけでなく環境省のホームページなどで「暑さ指数」を確認し、喉が渇いていなくても定期的に水分をとったり、冷房を適切に使用したりして対策を心がけてください。
一方、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、甲信や関東北部を中心に大気の状態が不安定になり、雨雲が発達しています。
午後5時までの1時間には国土交通省が群馬県嬬恋村に設置した雨量計で52ミリの非常に激しい雨を、午後6時までの1時間には長野県が長野市松代町に設置した雨量計で34ミリの激しい雨を観測しました。
関東甲信では16日夜遅くにかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、雷を伴って激しい雨が降り甲信と関東北部では非常に激しい雨が降るおそれがあります。
17日夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、甲信で100ミリ、関東北部で80ミリ、関東南部で60ミリと予想されています。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水のほか、落雷や竜巻などの激しい突風、「ひょう」に十分注意するよう呼びかけています。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
●最も遅い猛暑日記録、岐阜市で35.7度 美濃市は全国2位36.3度 9/17
岐阜県内は16日、高気圧に覆われて各地で35度以上の猛暑日となった。岐阜市は最高気温が35.7度に達し、最も遅い猛暑日を記録した。
岐阜地方気象台によると、県内は8地点で35度以上を記録。美濃市は全国2位の36.3度、多治見市は4位の36.2度だった。岐阜市の猛暑日は2010年9月12日がこれまで最も遅かった。
暑さの影響で、県内では16日午後4時までに14人が熱中症の疑いで救急搬送された。このうち、可児市今渡の運動会で気分の不快を訴えた男児2人を含む4人が中等症と診断された。
●関東甲信越 厳しい残暑続き猛暑日のところも 熱中症の対策を 9/17
関東甲信越は17日も厳しい残暑が続き、35度以上の猛暑日となるところもある見込みです。
千葉県と群馬県、新潟県には熱中症警戒アラートも出ていて、喉が渇いていなくても定期的に水分をとるなど対策を心がけてください。
気象庁によりますと、関東甲信越は17日も高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、気温が上がる見込みです。
日中の最高気温は埼玉県熊谷市や長野市、甲府市、新潟県長岡市などで35度と猛烈な暑さが予想されています。
また横浜市やさいたま市、宇都宮市、前橋市で34度、東京の都心や千葉市、新潟市で33度などと各地で厳しい残暑となる見込みです。
気象庁と環境省は熱中症の危険性が極めて高まるとして、群馬県と千葉県、新潟県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
気温だけでなく環境省のホームページなどで「暑さ指数」を確認し、喉が渇いていなくても定期的に水分をとったり、冷房を適切に使用したりして対策を心がけてください。 
●週半ば頃から秋雨前線が南下 広く雨に 異例の残暑いつまで? 9/17
9月後半ですが、厳しい残暑が続いています。所々で統計開始以来、最も遅い猛暑日となったり、最高気温が9月としては1位の記録となったり、異例の残暑となっています。この厳しすぎる残暑はいつまで続くのでしょうか。
20日(水)頃まで厳しい残暑
20日(水)の日中にかけては秋雨前線の南側の蒸し暑い空気に覆われる見込みです。本州付近は厳しい残暑が続くでしょう。最高気温は平年より高く、東北や北陸は30℃前後、関東から九州、沖縄は33℃前後の所が多くなりそうです。湿度も高く、蒸し暑いでしょう。関東甲信の内陸部を中心に35℃以上の猛暑日となる所もあり、群馬県前橋市では統計開始以来、最も遅い猛暑日となる可能性があります。湿度も高く、夏のような暑さですので、引き続き熱中症対策を万全になさってください。
21日(木)から22日(金)は広く雨 猛烈な暑さは収まる
20日(水)の午後から次第に秋雨前線が南下し、22日(金)頃にかけて本州の南岸沿いに延びる予想です。東北から九州にかけて広く雨が降るでしょう。前線の北側の空気に入れ替わり、厳しい暑さは少し収まりそうです。21日(木)と22日(金)の最高気温は平年並みの所が多く、東北や北陸は25℃前後、関東から九州でも所々で30℃に届かないでしょう。
23日(土)と24日(日)は広く日差しが戻り、最高気温は平年を上回る所もありそうです。関東から西では所々で30℃以上の真夏日になるでしょう。引き続き熱中症にはご注意ください。ただ、猛暑日になるような所はない見込みで、9月後半とは思えない猛烈な暑さは、ようやくトーンダウンしそうです。熱帯夜(夜間の気温25℃以上)からも解放される所が多く、朝晩は秋を感じられるでしょう。
●敬老の日も暑い 前橋で35℃など猛暑日予想も 真夏と同様の熱中症対策を 9/18
きょう18日・敬老の日も、厳しい残暑。最高気温は前橋やさいたまで35℃など、関東の内陸部では猛暑日になる所も。真夏の頃と同じように、万全の熱中症対策を心がけてください。
関東 猛烈な暑さの所も
きょう18日・敬老の日も、日本列島には暖かく湿った空気が流れ込むため、厳しい残暑が続くでしょう。日差しが届く、沖縄や九州から東北を中心に、気温がグングン上がりそうです。最高気温は、沖縄や九州から東北では32℃前後まで上がる所が多いでしょう。前橋やさいたま、熊谷は35℃の予想で、関東の内陸部では猛暑日になる所がありそうです。前橋やさいたまは、統計開始以来、最も遅い猛暑日になるかもしれません。北海道は曇りや雨でも気温が高く、最高気温は札幌で29℃の予想です。ムシムシとした暑さが続くでしょう。
沖縄本島地方・群馬県 熱中症警戒アラート
きょう18日・敬老の日は、沖縄県の沖縄本島地方と群馬県に熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的に行動してください。
●関東甲信越 厳しい残暑続き猛暑日のところも 定期的に水分を 9/18
関東甲信越は18日も晴れて気温が上がり、35度以上の猛暑日になるところもある見込みです。厳しい残暑が続くため、のどが渇いていなくても定期的に水分をとるなど、対策を心がけてください。
気象庁によりますと、関東甲信越は18日も高気圧に覆われて晴れ、気温が上がる見込みです。
日中の最高気温は、前橋市やさいたま市で35度、甲府市や水戸市、東京の都心で34度、長野市や横浜市、千葉市、宇都宮市で33度、新潟市で32度などと予想されています。
気象庁と環境省は熱中症の危険性が極めて高まるとして、群馬県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
この先2週間程度は全国的に暖かい空気に覆われやすく、平年と比べて気温がかなり高くなるところがあり、19日以降も35度以上の猛暑日が予想されるなど季節外れの暑さが続く見込みです。
気温だけでなく、環境省のホームページなどで「暑さ指数」も確認し、のどが渇いていなくても定期的に水分をとったり冷房を適切に使用したりして、対策を心がけてください。 
●あすも厳しすぎる残暑 関東の内陸で35℃以上の猛暑日 残暑はいつまで 9/18
連休明けのあす19日(火)も、厳しすぎる残暑が続くでしょう。特に、関東を中心に気温が上がり、内陸では35℃以上の猛暑日になる所もありそうです。万全な熱中症対策が必要です。9月とは思えない暑さは、21日(木)からいったん落ち着くでしょう。
あす19日(火) 厳しすぎる残暑続く 35℃以上の猛暑日も
きょう18日(月・敬老の日)も日差しが照りつけて、関東や東北を中心に35℃以上の猛暑日になった所がありました。全国で一番気温の上がった岩手県釜石市では、36.4℃と体温並みの暑さになりました(午後4時まで)。東京都心も33.3℃まで上がり、今年86回目の真夏日になり、記録更新中です。
厳しすぎる残暑は、連休明けのあす19日(火)も収まることはありません。関東の内陸を中心に35℃以上の猛暑日になる所があるでしょう。平年と比べると7度から8度くらい高く、9月半ばとは思えない厳しい暑さです。
特に、外で長い時間、作業される方や運動会の練習などを予定されている方は、しっかりとした熱中症対策が必要です。こまめな水分補給はもちろんのこと、汗をたくさんかいたら塩分も適度にとってください。また、時間を決めて、涼しい場所で休憩することも大切です。無理のないよう、お願いいたします。
●桐生市で年間「猛暑日」日数が国内歴代最多 「過去最も遅い猛暑日」の所も 9/18
9月後半でも、記録的な暑さです。18日(月:敬老の日)15時までの最高気温は、群馬県桐生市では35.5℃、今年45日目の「猛暑日」で、国内歴代最多記録です。また岩手県釜石市など「過去最も遅い猛暑日」で、3地点で9月1位の値を更新しました。「全国的に残暑が厳しい」のがポイントで、「真夏日」は半月ぶりに600地点超、全アメダスの7割近くに達しました。19日(火)も、熱中症対策を心がけてください。
記録的な暑さの所も
18日(月:敬老の日)は、全国的に厳しすぎる残暑となりました。
15時までの最高気温を見ますと、東北・関東・近畿・四国で「猛暑日(最高気温35℃以上)」の所があり、計13地点で「猛暑日」となりました。
群馬県桐生市では、最高気温が35.5℃と、今年45日目の猛暑日になりました。年間猛暑日日数が45日というのは、1994年大分県日田市に並び、国内歴代最多記録です。
中でも、全国で最も暑かったのは岩手県釜石市で、体温並みの36.4℃まで気温が上がり、「過去最も遅い猛暑日」になりました。また、岩手県釜石市に加え、岩手県岩泉町小本で35.8℃、宮城県白石市で35.2℃と、計3地点で、9月1位の値を更新しました。
また、北海道から沖縄まで「全国的に残暑が厳しい」のが特徴で、「真夏日(最高気温30℃以上)」は、半月ぶりに600地点を超え、全アメダスの約7割に達しました。
東京都心は33.3℃と、今年86回目の真夏日で、過去最多記録を更新しました。
3連休明けも 東北〜沖縄では30℃以上 熱中症対策を
この厳しすぎる残暑は、19日(火)以降も続くでしょう。
最高気温は、仙台市では20日(水)まで30℃、東京都心は21日(木)まで30℃以上の予想です。名古屋市〜那覇市では、来週前半にかけて30℃前後の日が続きそうです。
9月も後半ですが、3連休明けも、まだ、熱中症対策が必要です。運動会の練習など、屋外で過ごす時は、こまめな休憩や水分補給を心がけ、無理をしないでください。
●敬老の日なのに暑すぎ 東京都心の真夏日が計86日で最多更新 9/18
3連休最終日となった敬老の日の18日、東京都心では厳しい残暑が続き、最高気温33.3度を観測。30度以上の真夏日の最多日数を更新し、合計で86日となった。
関東各地の最高気温は、埼玉県鳩山町で35.8度、群馬県桐生市で35.5度、同県館林市で35.4度、埼玉県熊谷市と栃木県佐野市で35.2度など、35度以上の猛暑日を記録した。
気象庁によると、21日から22日にかけて大陸から前線が伸び、本州付近を南下する影響で曇りや雨が見込まれ、最高気温が30度を下回る日もあるという。
●三連休明けも関東以西で厳しい残暑続くが 今週後半は気温低下 9/19
三連休明けの今日19日(火)も東日本から西日本では気温が上がり、30℃を超えるところが多くなり、35℃を超える猛暑日に迫るところもある予想です。熱中症に警戒が必要です。
ただ、今週は秋雨前線の南下とともに秋の空気が流れ込む予想です。長く続いていた厳しい残暑はまもなく終わる見込みです。
日差しとともに蒸し暑さも
今日19日(火)は北海道付近を通過する低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、昼間は気温の上昇とともに、各地で蒸し暑くなる予想です。
今日の午後の予想気温の分布を見ると、関東から西日本にかけて30℃以上を示す赤色の領域のエリアが多くなっています。
各地で日差しが届くため気温が上がり、最高気温は東京都心や名古屋市で33℃、京都市では34℃、熊谷市では35℃の猛暑日を予想しています。そのほか、福岡市で31℃予想と広く30℃以上となる見込みです。こまめな水分補給など、万全な熱中症予防をしてお過ごしください。
今週後半は気温低下
ただ、この厳しい暑さもまもなく終わります。週後半の21日(木)〜22日(金)にかけて秋雨前線が南下し、日本列島の上空には秋の空気が流れ込んで、気温が下がる見込みです。
東京都心の最高気温は明日20日(水)まで32℃と厳しい残暑が続きますが、21日(木)は29℃、22日(金)には25℃まで下がる予想となっています。
天気が回復する週末は晴れて放射冷却現象が強まることで、朝晩の気温が下がる見通しです。24日(日)〜25日(月)にかけて朝の最低気温は20℃を割り込んで、ほぼ平年並みの気温が予想されます。これまでの暑さが厳しかった分、平年の気温でもかなり涼しく感じられそうです。
この1週間で大きく季節が前進しますので、体調管理をしっかりと行い、服装選びにもお気をつけください。
●19日の最高気温 厳しい残暑続く この時期でも35℃以上の猛暑日になる所も 9/19
きょう19日も残暑が厳しいでしょう。九州から関東は30℃以上の真夏日の所が多く、35℃くらいまで上がる所もありそうです。東北や北海道はきのう18日より低い所が多く、30℃に届かないでしょう。ただ、平年を上回る気温は続きそうです。
各地の最高気温
きょう19日も日本付近は暖かい空気に覆われて、厳しい残暑が続きそうです。
関東から九州は30℃以上の真夏日の所が多く、東京、名古屋、大阪は33℃、高知や鹿児島は32℃の予想です。まもなく9月も下旬になりますが、この時期でも内陸では35℃くらいまで上がる所もありそうです。
北海道や東北、北陸はきのう18日より低い所が多いでしょう。それでも仙台と新潟は30℃の予想です。札幌も25℃以上の夏日になるでしょう。きのう18日よりは30℃以上の所は少ないですが、平年を5℃以上も上回る気温が続きそうです。 
●関東を中心に午後は雷雨や激しい雨 厳しい残暑 横浜など猛暑日に迫る暑さ 9/19
あす20日は、関東甲信を中心に大気の状態が非常に不安定になるでしょう。夕方以降は平野部でも所々で雨や雷雨になり、局地的に雷を伴って激しい雨が降りそうです。広く厳しい残暑が続き、横浜市など猛暑日に迫る暑さとなるでしょう。
関東甲信を中心に大気の状態が非常に不安定に
きょう19日は、北海道や東北を中心に活発な雨雲や雷雲がかかり、大雨となった所があります。秋田県秋田市西部付近ではレーダーの解析で約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。
北海道や東北は、あす20日の明け方にかけて、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。所々で雨や雷雨になり、大雨となる所がありそうです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。あす20日の日中は次第に晴れ間がでそうです。
関東甲信は、あす20日は、暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、午後は大気の状態が非常に不安定になるでしょう。夕方以降は、山沿いだけでなく、平野部でも所々で雨が降り、局地的には雷を伴って道路が一気に川のようになってしまうほどの激しい雨が降りそうです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
東海から九州、沖縄は、あす20日は昼頃まで晴れ間がでますが、午後は所々で雨や雷雨になるでしょう。落雷や突風、急な激しい雨に注意が必要です。
厳しすぎる残暑が続く
あす20日も季節外れの暖気の影響で、厳しい暑さとなるでしょう。
最高気温は東北から九州、沖縄は平年より高くなりそうです。東北は30℃前後、関東から九州、沖縄は33℃前後の所が多いでしょう。熊谷市やさいたま市、横浜市、甲府市などは34℃と、猛暑日一歩手前まで上がりそうです。東京都心は33℃と今年88回目の真夏日になる予想で、過去最多記録をさらに更新するでしょう。
9月後半とは思えない厳しい暑さが続きます。引き続き熱中症にご注意ください。こまめな水分補給を心がけましょう。室内では適切にエアコンを使い、涼しい環境でお過ごしください。
●関東 夜遅くにかけ激しい雨のおそれ 土砂災害などに十分注意 9/19
上空の寒気や湿った空気の影響で関東では大気の状態が不安定になっていて局地的に雨雲が発達しています。
19日夜遅くにかけて雷を伴って激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、関東は上空の寒気や暖かく湿った空気のほか、気温の上昇の影響で大気の状態が不安定になっていて北部を中心に局地的に雨雲が発達し雨が強まっています。
大気の不安定な状態は19日夜遅くにかけて続くほか、20日の午後も再び大気の状態が非常に不安定になる見込みで、局地的に雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれがあります。
20日の夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、関東北部で60ミリ、関東南部で40ミリと予想されています。
さらに21日の夕方までの24時間には、関東北部で50ミリから100ミリ、関東南部でおよそ50ミリの雨が降る見込みです。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水のほか、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも十分注意するよう呼びかけています。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
年間の猛暑日日数過去最多に
一方、19日も関東甲信の各地で厳しい残暑となり、日中の最高気温は、埼玉県鳩山町で35.8度、群馬県桐生市で35.6度、栃木県佐野市で35度ちょうどと、関東の各地で35度以上の猛暑日となったほか、東京の都心でも33.5度などとなりました。
群馬県桐生市ではことしの猛暑日の日数が46日目となり、1994年に大分県日田市で観測された45日を超え、年間の猛暑日日数の記録を更新しました。
20日も厳しい残暑が続く見込みで、日中の最高気温はさいたま市や横浜市、甲府市で34度、東京の都心や前橋市で33度、千葉市や水戸市で32度などと予想されています。
引き続き熱中症に十分注意し、環境省のホームページなどで「暑さ指数」を確認して喉が渇いていなくても定期的に水分をとったり、冷房を適切に使用したりするなど対策を心がけてください。
●9月なのにまだ暑い…そしてこの冬は暖冬傾向 気象庁が長期予報 9/19
気象庁は19日、最新の長期予報を発表した。今冬(12月〜来年2月)は偏西風の蛇行の影響で日本付近での寒気の南下が弱く、全国的に暖冬傾向とみている。
予報によると、東日本(関東甲信越と東海・北陸)、西日本(近畿以西)、沖縄・奄美のいずれも今冬の気温は「平年並み」となる確率が30%で、「高い」が60%、「低い」は10%。北日本では「平年並み」と「高い」を各40%とした。
南米ペルー沖の海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」や、インド洋東部で海面水温が低く積乱雲の発生が少ないことなどの複合的な影響で、偏西風は日本付近で北に蛇行し、南から暖気が入りやすい見込み。
東京都心、19日も87回目の真夏日
一方、今月の関東甲信の平均気温(17日現在)は平年を2.9度上回り、東京都心は19日も最高気温33.5度と今年87回目の真夏日を記録。埼玉県鳩山町など関東の一部では35度以上の猛暑日となった。10〜11月の気温も高めか平年並みで推移し、10月前半までは真夏日となる日もありそうだという。
●真夏日63日、記録的暑さ 諏訪で最多更新 9/20
太平洋高気圧に覆われた影響で19日の県内は、晴れて記録的な暑さに見舞われた。諏訪の最高気温は30.7度を記録。今年に入って30度以上の真夏日は63日目となり、1945年の統計開始以来、過去最多を更新した。
茅野市の横内中央公園では強い日差しが注ぎ、涼を求めて水路に入る家族連れの姿が見られた。子どもたちは水しぶきを上げながら駆け回り、笑顔を見せていた。
我が子と水遊びを楽しんだ同市宮川の佐藤美紀さん(31)は「まだまだ暑くて、先が思いやられる」。長女(1)は膝までぬらして顔をほころばせた。
長野地方気象台によると、20日の諏訪の予想最高気温は29度。向こう2週間は温かい空気に覆われやすいため残暑が続き、25日ごろから気温がかなり高くなる見通し。
●桐生 暑い日続いた!! 年間猛暑日46日 国内最多を更新 9/20
日本気象協会によると、群馬県桐生市で19日、最高気温35・6度を観測し、年間猛暑日日数が46日になり、国内の年間最多記録を更新した。同市は18日に35・5度で、1994年の大分県日田市と並ぶ最多タイの45日を記録したばかりだった。
桐生市の荒木恵司市長は19日の定例会見で、記録更新について「まず、暑さ対策を考えなければいけない。これまで市内公民館などに涼める場所を設け、各種イベントでも熱中症対策を最優先に実施してきた。今後は暑さを逆手に取った街おこしも検討していきたい」と述べた。
●まだ続く残暑 天気の急変にも注意 関東は夕方以降に激しい雷雨のおそれ 9/20
彼岸の入りのきょう20日(水)も全国的に厳しい残暑が続きます。35℃以上の猛暑日になる所があり、熱中症に注意が必要です。また、不安定な天気も続き、関東は夕方以降、激しい雨や雷雨になる所がありそうです。
彼岸の入りでも暑さ収まらず
9月も後半になりましたが、厳しい残暑が続いています。きょうは彼岸の入りですが、日本列島は前線の南側で夏の空気に覆われているため、各地で平年を上回る暑さが続きそうです。最高気温は東北から沖縄にかけて広く30℃を超える予想で、関東や静岡県では35℃近くまで上がる所もありそうです。引き続き、熱中症に注意が必要です。
続く大気不安定 激しい雷雨も
雲の様子をみると、大陸から日本列島にかけて前線に伴う雲が広がっています。晴れ間の出ている所もありますが、このあとも不安定な天気が続きそうです。
午前中は北陸や関東北部を中心に雨が降りやすく、午後になると、あちらこちらで、にわか雨や雷雨がありそうです。夕方以降は関東を中心に雨の範囲が広がり、局地的には激しい雨や雷雨になるおそれがあります。雨マークがついていない所でも、天気の急変にご注意ください。 
●彼岸入りも真夏日続出 35℃近く上がった所も この先は秋と夏のせめぎ合い 9/20
きょう20日(水)は「彼岸入り」ですが、厳しい残暑に。九州〜東北の広い範囲で最高気温30℃以上の真夏日続出。東京都心や仙台市などでは、年間真夏日日数の過去最多記録を更新中。この先は、秋と夏のせめぎ合いが続きます。各地の気温や湿度はどうなる?
「彼岸入り」も厳しい残暑
きょう20日は「彼岸入り」。暑さ寒さも彼岸までといわれますが、厳しい残暑が続きました。
沖縄や九州〜東北の広い範囲で最高気温30℃以上の真夏日続出。900地点あまりあるアメダスの内、400地点以上で真夏日となり、35℃以上の猛暑日に迫る所もありました。(15時まで)。
15時までの最高気温は、和歌山県和歌山市の友ヶ島灯台では34.7℃と、9月下旬とは思えない厳しい暑さとなりました。1週間ぶりに35℃以上の猛暑日地点はゼロとなりましたが、湿度が高く、真夏のような暑さとなりました。
その他、那覇市31.7℃、福岡市31.9℃、広島市31.2℃、大阪市33.5℃、名古屋市32.2℃、東京都心32.3℃、仙台市30.7℃など。
きょう20日(水)で、年間真夏日日数が東京都心は88回目、仙台市は66回目と、ともに、過去最多記録を更新中です。また、東京都心では9月中旬の全ての日で真夏日になりました。東京都心で9月中旬の全日が真夏日となるのは初めてのことです。
猛暑日の日数が過去最多を更新
今年は暑さの記録を続々と更新しています。
最高気温35℃以上の猛暑日日数は、群馬県桐生市で46日と、これまでの記録45日(1994年:大分県日田市)を更新。その他、東京都心は22日、富山市は30日など、過去の猛暑日最多記録を大きく更新しました。
今年は石川県小松市と福島県伊達市(梁川)で、最高気温40.0℃を観測。日本の暑さの記録は41.1℃で、静岡県浜松市(2020年8月17日)と埼玉県熊谷(2018年7月23日)で観測されていますが、日本一の暑さに迫る、酷暑となりました。
名古屋や札幌 猛暑日の最晩記録を更新
また、最高気温35℃以上の猛暑日の最も遅い記録を、札幌市と名古屋市で更新。今年は記録的な暑さが長く続いたのが特徴です。
ちなみに、国内で最も遅い猛暑日を記録したのは、新潟県糸魚川市で10月9日(2013年)です。
この先はどうなる?
あす21日(木)は、前線上を低気圧が東進し、22日(金)は前線が本州の南岸まで下がる見込みです。
前線の北側は秋の空気、南側は夏の空気があり、せめぎ合いが続くため、あす21日(木)は九州〜東北の広く範囲で大気の状態が不安定。東北や九州などでは、局地的に雨雲が発達し大雨のおそれがあるため注意が必要です。22日(金)は雨の範囲は狭くなるでしょう。
23日(土:秋分の日)〜24日(日)は、本州付近は移動性高気圧に覆われ、広くカラッとした晴天となりそうです。
一足先に、前線の北側に入った北海道では、あす21日(木)朝はグッと冷える見込みです。最低気温は、札幌市で13℃、旭川市では8℃と、暖房が欲しい寒さとなりそうです。
東北から九州も、前線通過に伴う雨のあと、いったん厳しい暑さは収まる見込みです。東京都心でも朝晩は20℃くらいまで下がり、軽い上着や長袖があると安心です。ただ、日中はまだ関東以西では最高気温30℃前後と夏日の所が多い見込みです。来週中頃は、再び、夏の太平洋高気圧が盛り返す予想も。ちなみに、過去30℃以上の真夏日が最も遅い記録は、東京都心で10月12日、名古屋市で10月17日、大阪で10月20日となっています。
●猛暑は一段落へ…今後は秋の気配も 東京都心32.3℃、真夏日今年88回目 9/20
東京都心は20日、最高気温が32.3度を記録し、11日連続で30度以上の真夏日となった。都心の真夏日は今年88回目で、9月に入ってから30度を下回ったのは8、9日の2日間のみ。ただ、今後は厳しい残暑も落ち着き、秋の気配も感じられそうだ。
関東地方の最高気温は、栃木県佐野市で33.1度、群馬県桐生市で33.8度、千葉県市原市で34度など。21日以降は秋雨前線が南下するとみられ、気温は一段落しそう。気象庁の1週間予報では、都心でも最高気温が30度を下回る日が増えている。

 

●猛暑影響?秋の花まばら 「彼岸花」の名所でも困惑 「見たことない」 9/21
全国各地で、秋の花の開花が遅れるケースが相次いでいる。埼玉県内では、見頃が例年より1週間以上、ずれ込む彼岸花の名所も。長引く暑さが影響しているとされ、関係者から困惑の声も聞かれる。
約200万株の彼岸花があぜ道に植えられた横瀬町の寺坂棚田。例年「彼岸入り」の頃には多くの赤い花が咲き、黄色い稲穂との鮮やかなコントラストを描く。昨年は20〜22日ごろに見頃を迎えたが、今年は彼岸入りを翌日に控えた19日になっても、咲いている箇所はまばらだった。
「この時期に、こんな状態だったのは今までなかった」。真夏のような太陽が照りつける同日昼ごろ、棚田で稲穂を刈り取っていた平沼泰明さん(76)は話す。町によると、見頃は今月末ごろになりそうだという。
全国的に続く厳しい残暑。横瀬町も同様で、今月1〜19日、近隣の秩父の観測地点での最高気温が真夏日となる30度を超える日は、計16日間に上った。平年の同時期の平均最高気温が25〜29度台なのを踏まえると、異例さが際立つ。
彼岸花を巡っては、横瀬に限らず、県内外で例年より開花の遅れが目立つ。埼玉県環境科学国際センターの米倉哲志研究員(農学博士)は「一般的に開花のタイミングは、日の長さや気温によって早くなったり遅くなったりする」と指摘。彼岸花については、特に地面の温度の影響が大きく、秋になってある程度、気温が下がると開花するという。「今年の開花が例年より遅れている場合、9月に入ってからも真夏日や猛暑日が続くような高温が影響している可能性が大きい」と話した。
例年の開花状況を踏まえ、横瀬町が17日に開いた「彼岸花まつり」では、観光案内所に電話で問い合わせて現状を知り、来場を見合わせた人もいたという。町の担当者は「今後、暑さが和らぎ、見頃を迎えるはず。その時には、ぜひ訪れてほしい」と話した。 
●愛媛県西条市で最高気温35℃以上の猛暑日 猛暑日最晩タイ記録 9/21
きょう21日(木)は、愛媛県西条市で最高気温35℃以上の猛暑日になりました。西条市として、2010年と並んで、最も遅い猛暑日を記録しました。この先は、秋が深まる?夏がぶり返す?
きのう20日(水)は、1週間ぶりに最高気温35℃以上の地点が「ゼロ」となりましたが、それも束の間です。
きょう21日(木)は、愛媛県西条市で最高気温35.1℃と、猛暑日となりました。西条市として、1978年統計開始以来、2010年と並んで、もっとも遅い猛暑日を記録しました(13時半まで)。
これは、南風によるフェーン現象の影響とみられます。
香川県東かがわ市引田でも猛暑日を観測(14時まで)、最晩記録を更新しました。
徳島県美馬市も猛暑日を観測(14時25分まで)、最晩記録を更新しました。
今週末はカラッと爽やか 来週は再び真夏日続出
この先、今週末は季節を分ける前線が本州の南岸まで下がる見込みです、日本付近は移動性高気圧に覆われて、カラッとした秋晴れの所が多いでしょう。厳しい暑さはいったん収まりますが、来週中頃から再び、夏の高気圧が盛り返し、最高気温30℃以上の真夏日続出となりそうです。
猛暑日・真夏日の最も遅い記録
今年は札幌市や名古屋市などで、最高気温35℃以上の猛暑日の最晩記録を更新しました。記録的な暑さが長く続いているのが特徴です。
最高気温30℃以上の最も遅い記録は、東京都心は10月12日、大阪市は10月20日です。この先、10月にかけても、真夏日があるかもしれません。
ただ、朝晩はかなりしのぎやすく、東京都心でも20℃前後まで下がり、長袖や軽い羽織る物がほしくなります。一日の気温差が大きくなる時期です。重ね着など、服装でうまく調節しましょう。
●東京都心にも“秋の気配” 12日ぶりに真夏日から解放 9/21
きょうも各地で局地的な大雨となっていて、特に東北地方では警報級の大雨に警戒が必要です。一方で、列島各地でようやく「秋の気配」が漂い始めました。
秋雨前線や湿った空気の影響で、きょうは広い範囲で大雨に! 
動画の撮影者「雷がどこかに落ちた音がして、その後にザァーっと強烈な雨が降ってきた」
10分ほどの雨でしたが、側溝が溢れてしまいました。
朝からどんよりとした天気の東京都心。ようやく“秋の気配”が。
「きょう初めて涼しいかなっていうぐらい」
正午ごろには… 記者「雨が降り出しました。かなり強い雨が降ってきています」
日中の最高気温は29.5℃。30℃まで上がらず、12日ぶりに「真夏日」から解放されました。
「朝起きたとき、ちょっと寒かったですね。秋になってきたかなって感じしますね」
“日本一紅葉が早い”と言われる北海道の旭岳には、けさ多くの登山客が。一足先に秋を満喫!といきたかったところですが… 「ちょっとね早かったです、残念」
暑さの影響か、紅葉の見頃は10日ほど遅れるそうです。
一方で… 記者「千葉県のマザー牧場にきていますが、もうすでにあたり一面真っ赤に染まっています」
例年は10月上旬に見頃を迎える「コキア」が見頃に。このまま一気に秋めいていくのでしょうか。 
●福島市の8月「記録ずくめの暑さ」 全日30度超え、猛暑日も20回 9/22
厳しい暑さの続いた8月、福島県内のほぼ全ての観測地点で月の平均気温が観測史上1位だったことが、福島地方気象台のまとめで分かった。
福島市と会津若松市は29度、いわき市小名浜が27・5度、白河市が26・5度だった。このほか、伊達市梁川が28・6度、相馬市が27・9度、郡山市が27・3度など県内30カ所の観測地点のうち、南会津町田島を除く29地点で「最も暑い8月」だった。
県内で最も古く1889年から統計の残る福島市でも「記録ずくめの暑さ」だった。最高気温は史上初めて8月の全31日で30度を超え、35度以上の猛暑日も20回あった。年間の猛暑日も9月2日に計34回に達し、これまで最多だった2018年の26回を大幅に更新している。
同気象台によると、特に会津地方では雨の少なさも記録的で、会津若松市の8月降水量は23・5ミリと平年の17%にとどまった。
農作物への悪影響も懸念されている。県会津農林事務所は9月上旬、平年より約1週間早い稲刈りを会津地方の関係者に呼びかけた。猛暑でイネの成熟が早く、収穫が遅くなると米粒が割れる「胴割れ」が発生する恐れがあるためだ。
コシヒカリの収穫が最盛期を迎えている隣の新潟県でも今年は「1等米」の少なさが報告されており、同事務所も「会津でも等級の低下を懸念する声が上がっている」と気をもむ。
●真夏日地点は2か月半ぶりの少なさ 明日も極端な暑さはない予想 9/22
猛烈な残暑はようやく終焉を迎えました。今日22日(金)は西日本、東日本で雲が多かったこともあり、30℃以上の真夏日の地点は昨日よりも大幅に減少。約2か月半ぶりの少なさとなっています。
秋雨前線が本州の南まで南下し、日本列島の上空は空気が入れ替わりました。西日本、東日本は曇りや雨の所が多かったこともあり、最高気温は昨日よりも低い所がほとんどです。
15時00分までの最高気温が最も上昇したのは沖縄県石垣島で33.0℃。沖縄をのぞくと日差しが比較的多かった鹿児島県肝付町・肝付前田の32.9℃です。東京都心や大阪市は30℃に届かず、30℃以上の真夏日の地点数は111地点と、7月5日以来の少なさになりました。
明日23日(土)・秋分の日は、今日に比べると晴れる所が多いものの、極端な気温の上昇はありません。
西日本から東海の最高気温は30℃前後で、大阪市は30℃、名古屋市は31℃の予想となっています。関東は天気の回復が遅れるため、最高気温は25℃と今日よりも低い予想です。昼間は30℃前後まで上がる一方で、朝晩は25℃を割り込んで過ごしやすい時間帯が長くなります。
北海道は今日と同様に、昼間でも20℃を少し超えるくらいの、秋らしい一日になる見込みです。
●土日は秋晴れエリア拡大 朝晩涼しく真夏日の所もカラッとした暑さ 9/23
この土日(23日・24日)は、日本海側から秋晴れエリアが次第に拡大。関東は、きょう23日(土:秋分の日)は午前を中心に雨が降りやすいですが、あす24日(日)は晴れて行楽日和に。日本海側から秋の乾いた空気に入れ替わり、最高気温30℃以上の真夏日の所もカラッとした暑さ。朝晩はグッと秋めき、東京都心でも20℃前後で涼しいくらい。服装でうまく調節を。
季節を分ける前線南下 秋の空気に覆われる
今週末は、季節を分ける前線が本州の南まで南下し、日本海側から移動性高気圧に覆われる見込みです。前線の北側の乾いた「秋の空気」に入れ替わるため、最高気温30℃以上の真夏日の所もカラッとした暑さとなるでしょう。
ただ、きょう23日(土:秋分の日)は、関東や九州南部では、午前を中心に前線や湿った空気の影響を受けるでしょう。北海道と東北北部は、寒気を伴った気圧の谷の影響で発雷確率(雷が発生する確率)が高めです。急な雨や雷雨にご注意下さい。
日曜日ほど広く秋晴れ
きょう23日(土:秋分の日)は、日本海側を中心に秋晴れとなるでしょう。関東や九州南部では、午前を中心に雨が降りやすく、午後もにわか雨の所がありそうです。北海道や東北北部は晴れますが、急な雨や雷雨にご注意下さい。前線が停滞する伊豆諸島や南西諸島では、激しい雨や雷雨の所があるでしょう。落雷や突風に注意が必要です。
あす24日(日)は、全国的に秋晴れとなるでしょう。日差したっぷり、風も穏やか、絶好の行楽日和となりそうです。沖縄はにわか雨にご注意下さい。  
●猛暑落ち着き一気に開花 ヒガンバナ35万株、秋分の日に彩り添える 9/23
秋分の日の23日、約35万株の真っ赤なヒガンバナが、東京都の府中市郷土の森博物館の敷地内で見頃を迎えた。同館は2週間前から、ヒガンバナの別名を冠した「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)まつり」を始めていたが、「猛暑でなかなか咲かず、しのびなかった」と担当者。気温が下がった22日から一気に開花したといい、月末までは見頃が続く見通し。
訪れた調布市の自営業金子伊佐子さん(64)は「丸い姿もユリのような花びらも、きれい」。今夏について「40度近い気温にもゲリラ豪雨にも驚かなくなり、『特別』が『特別』でなくなった夏でした」と振り返った。
気象庁によると、23日の府中市の最低気温は20度まで下がった。
●猛暑続きから一転 “秋の気配” 東京で3カ月ぶり25℃に届かず 9/23
猛暑続きから一転、23日は秋の気配を感じる週末となりました。東京では3カ月ぶりに最高気温が25℃を下回りました。
東京で3カ月ぶり25℃に届かず
全国的に秋晴れとなった23日。東京都心の最高気温は24.3℃で、3カ月ぶりに夏日を脱出しました。
毎年、秋を迎えると行われるのが稲刈りです。東京・六本木ヒルズの屋上で毎年行われているイベントは、今年で21回目を迎えました。子どもたちは黄金色に実った稲を慣れない手つきで刈り取っていました。収穫されたのは、5月に植えた富山生まれの品種「富富富」です。
猛暑続きから一転“秋の気配”
その富山では「芸術の秋」のイベントが行われていました。300年以上の歴史を持つこの祭りは、五穀豊穣(ほうじょう)を感謝して、すべて野菜や果物が使われています。
「スーパーマリオ」「クッパ」「リトル・マーメイド」、さらには「ちいかわ」など、その年の話題や行事をテーマにしたものが多くなっています。唐辛子や玉ねぎなどを使って作られたエンゼルス・大谷翔平選手です。自治会メンバー6人ほどで1週間以上かけて作製したといいます。
秋になると食欲も増します。福岡では「久留米 焼きとり日本一フェスタ」が23日と24日、開催されています。久留米市では、人口1万人当たりの焼き鳥店の数で全国1位だったことを受けて開催されていて、今年で21回目です。2日間で串12万本の販売を見込んでいます。
来場者「おいしい、プリプリしていて」「焼き鳥、最高」
名古屋でも地鶏ブランド「名古屋コーチン」を使ったグルメイベントが開催されました。こちらも秋晴れのもと、多くの家族連れが訪れていました。
来場者:「普通の鳥より、おいしいと思う」「(Q.気温はどう?)きょうは急に秋らしくなって過ごしやすくなりましたね」「汗をあまりかかなくなったかな」
一方、23日、北海道の黒岳では雪が降りました。24日は群馬の草津や栃木の奥日光などで最低気温が一桁台になる可能性もあり、寒暖差に注意が必要です。
●あす朝は秋の涼しさに 富士山では今季初めて氷点下の気温を観測 9/23
今日9月23日(土)は秋雨前線が本州の南に下がり、真夏の空気がようやく南に離れました。富士山頂の観測点では、19時すぎにこの秋初めて0℃未満の気温を観測しています。
明日24日(日)の朝は西日本や東日本の都市部でも20℃前後まで気温が下がる予想です。北海道では5℃以下になる所もある予想で、本格的な秋を感じそうです。
今季これまでで一番の冷え込みのところも
秋雨前線が南下して、本州付近は秋の移動性高気圧が覆っています。これまでの高温多湿な空気が去り、カラッとした空気がやってきました。富士山の頂上付近にある気象庁の観測点では、19時10分の気温が-0.5℃となり、8月1日以降では初めて0℃未満の気温が観測されました。
今夜はこの涼しい空気の影響や、晴れる地域では放射冷却現象によって熱が宇宙へ逃げることで、関東地方では海から吹く冷たい北東風の影響で、それぞれ気温が低くなる予想です。
24日(日)朝の最低気温は、東京で20℃、名古屋や大阪・福岡で21℃と、この夏以降での最低気温に近い予報が出ていて、今季これまでで一番の冷え込みになる所もある予想です。窓を開けたままでうっかり寝冷えをしてしまわないようお気をつけください。
北海道の内陸では5℃以下まで気温の下がる所もある予想で、本格的な秋の深まりを感じそうです。
北海道にしては珍しくはないものの、朝と昼間の気温差が15℃以上になる所もあるため、寒暖差で体調を崩さないようお気をつけください。
●秋晴れ列島 東海から西は真夏日でもカラッとした暑さ 9/24
きょう24日(日)は全国的に秋晴れとなりそうです。東海から西の最高気温は30℃以上の真夏日の所が多いですが、湿度は低くカラッとした暑さでしょう。
朝はまだ太平洋側で雲が広がりやすいですが、日中はすっきりとした青空が広がる見込みです。絶好の洗濯・行楽・墓参り日和でしょう。
最高気温は、東海から西ではまだまだ30℃以上の真夏日の所が多い予想です。前日は3か月ぶりに最高気温が25℃を下回った東京都心は26℃と、夏日が戻るでしょう。
あす25日(月)も秋晴れでカラッとした暑さの所が多い見込みです。ただ、あさって26日(火)以降は次第に真夏のような蒸し暑さが戻るでしょう。秋の空気は一時的で、9月末も熱中症に気をつけた方がよさそうです。
●全国的にカラッと秋晴れ 東海から九州は最高気温30℃以上の真夏日 9/24
きょう24日は、秋雨前線は本州の南に停滞するでしょう。本州付近は移動性の高気圧に覆われる見込みです。大陸からの高気圧に覆われるため、湿度が低く、カラッとした空気に覆われるでしょう。
全国的に日中は秋晴れとなるでしょう。各地でお出かけ日和となりそうです。
ただ、沖縄は昼過ぎから夕方にかけて、雷を伴って激しく降る所があるでしょう。九州は日中は晴れ間が出ますが、夜はにわか雨の所がありそうです。念のため、お出かけの際は雨具をお持ちください。
九州北部は日中は広く晴れるでしょう。中国、四国は大体晴れる見込みです。近畿もおおむね晴れますが、南部では午前中は雨雲のかかる所がありそうです。東海と関東甲信、北陸は朝晩は雲が広がりますが、日中は晴れ間が出るでしょう。
東北と北海道は一日を通して晴れる見込みです。天気の崩れはなさそうです。
きょうの最高気温
きょう24日の最高気温は、きのう23日と同じくらいか高く、平年並みか平年より高い所が多いでしょう。福岡は30℃、高知、広島、大阪、名古屋は31℃の予想です。九州から東海は30℃以上の真夏日の所が多いでしょう。
関東甲信は、きのう23日は25℃に届かない所が多くなりましたが、きょう24日は各地で25℃を超えるでしょう。東京都心は27℃の予想です。内陸など30℃くらいまで上がる所もあり、厳しい暑さとなりそうです。
東北も25℃以上の所が多いでしょう。仙台は26℃の予想です。北海道は25℃に届きませんが、平年より高く、札幌は23℃の予想です。過ごしやすい陽気になりそうです。
秋の空気は一時的 再び厳しい残暑に
この秋の空気は一時的となりそうです。あす25日も関東甲信では最高気温が30℃以上の真夏日の所はほとんどありませんが、あさって26日以降は再び、残暑が戻るでしょう。関東甲信から九州は30℃以上の所が多くなりそうです。9月末にかけても残暑が続くでしょう。気温の変化が大きくなりますので、体調管理にご注意ください。  
●あす月曜までカラッと秋晴れ 火曜以降は再び真夏並みの蒸し暑さ 9/24
きょう24日(日)は、秋の高気圧に覆われ、最高気温30℃以上の真夏日エリアもカラッとした暑さとなりました。ただ、爽やかな陽気はあす25日(月)まで。26日(火)以降は、再び夏の高気圧が盛り返し湿度アップ。真夏日続出で、28日(木)は東京都心で33℃。名古屋や大阪は連日真夏日。仙台も真夏日となり、真夏日最晩記録を更新する可能性も。9月も下旬ですが、まだまだ熱中症に注意が必要です。
広く秋晴れ 真夏日エリアもカラッとした暑さ
きょう24日(日)は、秋の高気圧に覆われ、広い範囲で秋晴れとなりました。最高気温30℃以上の真夏日エリアも湿度が30%台まで下がった所が多く、カラッとした爽やかな陽気となりました。
14時までの最高気温と最小湿度は、熊本市30.5℃(39%)、高知市31.7℃(31%)、広島市30.8℃(25%)、名古屋市30.3℃(39%)、東京都心26.6℃(51%)、仙台市25.7℃(39%)、札幌市22.7℃(28%)などとなっています。
長崎県雲仙岳では、最小湿度が17%と、秋以降、全国で最も低くなりました。
あす25日(月)まで「カラッと爽やか」 26日(火)から再び「真夏並みの蒸し暑さ」
カラッとした秋晴れは、あす25日(月)まで。26日(火)からは、再び、夏の高気圧が盛り返し湿度アップ。
南から真夏のような暖気に覆われ、九州〜東北南部にかけて最高気温30℃以上の真夏日続出。大阪市や名古屋市は連日の真夏日。きのう23日(土)・きょう24日(日)はグッと秋めいた東京都心も、再び真夏日が続き、28日(木)は33℃まで上がる見込みです。
東京都心など朝は20℃前後と羽織る物が必要ですが、日中は30℃以上の真夏日となり、湿度も高くかなり蒸し暑くなりそうです。重ね着など、服装でうまく調節しましょう。
暑さの記録 続々と更新か
すでに今年は、東京都心で年間真夏日の日数が88日と、過去最多記録を大きく更新中ですが、更に記録を更新する予想です。名古屋市や大阪市などでも、この先1週間で、年間真夏日日数の過去最多記録を更新する見込みです。
また、仙台市は28日(木)・29日(金)は、最高気温30℃と真夏日予想。仙台市の真夏日最晩記録を更新する可能性があります。これまでの真夏日最晩記録は9月24日(1960年)です。
この先も、秋の空気と夏の空気のせめぎ合いが続きます。9月最後の週は、異例の暑さと蒸し暑さに注意が必要です。
●あす25日も秋晴れ続く 朝晩との気温差大 26日から夏の暑さに逆戻り 9/24
あす25日(月)も朝から青空が広がり、秋晴れの続く所が多いでしょう。日中も湿度が低めで、爽やかな陽気です。ただ、あさって26日(火)から夏の暑さに逆戻りするでしょう。こまめに水分をとるなど、しっかりとした熱中症対策が必要です。
あす25日(月) 秋晴れ続く 朝晩と昼間の気温差に注意
きょう24日(日)は、全国的に爽やかな秋晴れになり、行楽日和になりました。最小湿度は長崎県雲仙岳で17%、広島県広島市で25%など、乾いた空気に包まれました。
あす25日(月)も、本州付近は移動性の高気圧に覆われて、広い範囲で秋晴れが続くでしょう。ただ、九州や中国、四国では、午後は南から湿った空気が流れ込むため、にわか雨や雷雨の所がありそうです。
朝は北海道の市街地でも10℃を下回る所があり、羽織る物が必要です。東京都心でも19℃の予想で、けさと同じくらい。空気がヒンヤリするため、長袖シャツやカーディガンなどがあると良さそうです。
日中は日差しとともにグンと気温が上がり、北海道は23℃前後と快適な陽気。東北や関東は27℃前後で、きょうと同じくらいでしょう。東海や北陸から九州では30℃以上の真夏日の所が多くなりそうです。まだ湿度が低めなので、カラッとした暑さ、日中は半袖で過ごせるくらいでしょう。
ただ、朝晩と昼間の気温差が大きくなる所もありますので、服装でうまく調節してください。
あさって26日(火) 夏の暑さに逆戻り
秋晴れは束の間です。あさって26日(火)からは、高気圧は東へ遠ざかり、西から秋雨前線がのびてくるでしょう。28日(木)にかけて、本州付近をゆっくりと通過。
夏の空気と秋の空気がせめぎ合う前線付近では雨雲が発達しやすいでしょう。東北を中心に、ザッと雨の降り方が強まることもありそうです。
九州から関東は前線の南側に入るため、夏の空気に覆われるでしょう。湿度が高く、ムシムシとした夏の暑さに逆戻りしそうです。室内ではエアコンを適切に使うなど、無理のないよう、お過ごしください。
●最高気温 全国的に平年より高い 東海から九州は30℃以上で厳しい暑さ 9/25
きょう25日の最高気温は、全国的に平年より高いでしょう。北海道から関東甲信は30℃に届かない所が多いですが、東海から九州は30℃以上の真夏日の所が多く、空気はカラッとしていても、日なたでは厳しい暑さになりそうです。
きょう25日はカラッとした空気に覆われていますが、最高気温は全国的に平年より高いでしょう。北海道は20℃くらい、東北から関東甲信は25℃から30℃近くまで上がる所がありそうです。動くと汗ばむくらいでしょう。
東海から九州は30℃以上の真夏日の所が多い見込みです。名古屋や福岡は31℃、大阪は32℃、鹿児島は32℃の予想です。空気はカラッとしていても、日差しがある所では厳しい暑さになりそうです。雨が降ると、ムシムシするでしょう。
●[熱中症予報] さいたま、千葉市など「警戒」、東京都心など首都圏広域「注意」 9/25
首都圏では25日、熱中症について、さいたま、千葉、静岡の3市は「警戒」、東京都心と、横浜、水戸、宇都宮、前橋の各市で「注意」と予測されている。
警戒は「運動や激しい作業は定期的に休息をとる。適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では30分おきに休憩」とされるレベル。注意は「熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。運動や重労働の合間に水分・塩分を補給する」とされるレベルだ。 
●今週は関東甲信で再び猛暑日か 秋らしさは一時的 9/25
きょう25日(月)は、関東から北では気温が30℃に届かず、秋らしさを感じられる所も多くなっています。ただ、今週中頃にかけて再び湿った空気が流れ込み、再び蒸し暑くなるでしょう。特に関東甲信では、猛暑日となる所もありそうです。
きょうは北日本や東日本を中心に高気圧に覆われていますが、高気圧は次第に離れていきます。代わりに低気圧が日本海を進み、28日(木)頃には北日本を通過するでしょう。低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、蒸し暑くなりそうです。
全国の予想最高気温を見ると、27日(水)は大阪で33℃の予想です。28日(木)は名古屋で33℃、東京では34℃と、9月下旬とは思えない厳しい暑さになりそうです。
さらに、28日(木)は関東甲信で猛烈な暑さになる所があるでしょう。熊谷と甲府で35℃と、猛暑日が予想されています。湿度も高く、かなり蒸し暑く感じられるでしょう。いったん秋の涼しさを感じた後ということもあり、体に堪える暑さとなりそうです。
一方で、朝の気温は20℃前後と、朝晩と日中の気温差が大きくなるでしょう。服装で上手に調整して、体調を崩さないようご注意ください。
●28日頃 北日本で大雨の恐れ 東・西日本は蒸し暑く 東京34℃と猛暑日迫る 9/25
カラッとした秋晴れは長続きしません。27日(水)から28日(木)頃は前線を伴った低気圧が北日本付近を進み、東北の日本海側や新潟県は雨量が多くなる恐れがあります。関東から九州は蒸し暑くなり、東京都心でも最高気温が34℃と猛暑日に迫る暑さとなるでしょう。
28日(木)頃 東北の日本海側や新潟県を中心に雨量が多くなる恐れ
きょう25日(月)、日本列島は乾いた空気を持つ移動性高気圧に覆われて、秋らしくカラッとした陽気となりましたが、この清々しい陽気は長続きしません。
27日(水)は低気圧が日本海から北日本付近に近づいてくるでしょう。28日(木)にかけて前線を伴った低気圧が北日本を通過し、北海道や東北、北陸は広く雨が降る予想です。東北の日本海側と北陸を中心に活発な雨雲がかかり、雨量が多くなる恐れがあります。最新の情報にご注意ください。
28日(木) 関東甲信の内陸部で猛暑日も 東京都心で34℃予想
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、28日(木)は関東甲信から九州では厳しい暑さとなりそうです。最高気温は30℃以上の所が多いでしょう。特に、甲府市など関東甲信の内陸部では35℃以上の猛暑日となる所がありそうです。群馬県前橋市や埼玉県熊谷市、東京都心では34℃と猛暑日に迫る暑さとなるでしょう。湿気も多く、不快な蒸し暑さとなりそうです。9月も下旬ですが、熱中症に注意が必要です。まだ薄手の服も残しておいた方が良さそうです。
●猛暑の影響か 季節の花に異変 弘前市のヒガンバナ、種差海岸のハマギク 9/25
朝晩の気温が秋らしくなってきましたが、猛暑の影響がまだ続いているようです。県内各地でこの時期見ごろを迎えるはずの季節の花に異変が起きています。
こちらは去年の9月21日。五重塔で知られる弘前市の最勝院です。秋彼岸のころ花を咲かせるとされるヒガンバナですが…。ことしはまだ数輪しか咲いていません。境内にはおよそ1、000本のヒガンバナが植えられています。しかし土から生えているのは3分の1ほどの本数。そのほとんどがまだ咲きそうにありません。
最勝院 布施富美子さん「例年に比べると2週間くらい遅いですので球根自体がまだ咲く時期じゃないと思ってまだ出ていないと思います」
弘前市では今月20日まで、最高気温がいつもの年より5度前後高い日が続いていました。気温が下がると開花するといわれているヒガンバナの生育に影響が出た可能性もあります。あすで秋彼岸は明けますが最勝院によりますとヒガンバナの見ごろは今週末から来月はじめになりそうだということです。
八戸市の種差海岸では秋を彩る「ハマギク」の開花が大幅に遅れています。
海岸を訪れた人「今頃だったらいつもなら咲いていると思うがことしはまだ 見れないことは 残念だと思う」
種差海岸が北限とされるハマギクはいつも9月上旬から白く愛らしい花が咲き始めますがことしはほとんどがつぼみのまま。夏の猛暑が原因ではないかとみられ地元関係者も驚いています。
種差観光協会 柳沢卓美 会長「普段よりは1か月ぐらい遅いですね (いつもの年ですと)一面まっ白にハマギクの花でいっぱいなんですけどことしはまだつぼみが堅いままでこんなことはないですね」
種差のハマギクの見ごろは1週間ほど先になりそうです。
●東海から西で真夏日続出 湿度アップで夏の蒸し暑さ 熱中症に注意 9/26
きょう26日(火)は、東海から西で最高気温30℃以上の真夏日が続出する見込みです。湿った空気の影響で湿度も上がり、各地で夏に戻ったような蒸し暑さになるでしょう。
きょう26日(火)は、本州付近には南から暖かく湿った空気が流れ込むため、各地で蒸し暑い空気に入れ替わりそうです。
予想最高気温は東海〜九州で30℃以上の所がほとんどで、関東でも30℃くらいまで上がる所が多いでしょう。真夏日(最高気温30℃以上)になるのは全国で200地点ほどになる見込みです。
各地、最高気温はきのう25日(月)と同じくらいですが、湿度はきのうより上がりそうです。「秋」のカラッとした陽気から「夏」の蒸し暑さへと季節が逆戻りするでしょう。
北陸や東北の最高気温は25℃〜27℃くらい、北海道は21℃〜23℃くらいで、平年より高い予想です。
熱中症情報 関東以西は「警戒」や「厳重警戒」
きょう26日(火)の熱中症情報は、九州や四国で「厳重警戒」、中国地方〜関東にかけては「警戒」となっている所がほとんどです。沖縄は最高レベルの「危険」となっています。
湿度が高いため、汗が蒸発しにくく、体に熱がこもりやすくなります。また、蒸した空気に包まれると、夜にかけてもあまり気温が下がらない特徴があります。関東から西では今夜は少し寝苦しくなる所がありそうです。
●熱中症予報 東京都心など首都圏は広範囲で「警戒」 9/26
首都圏では26日、熱中症について、東京都心とさいたま、千葉、横浜、水戸、宇都宮、静岡の各市は「警戒」、前橋市では「注意」と予測されている。
警戒は「運動や激しい作業は定期的に休息をとる。適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では30分おきに休憩」とされるレベル。注意は「熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。運動や重労働の合間に水分・塩分を補給する」とされるレベルだ。
●猛暑影響? 鳥海山の残雪消える 積雪も例年の7〜8割でした 9/26
秋田・山形県境の鳥海山(2236メートル)の残雪が、今夏の記録的猛暑のためか、完全に消えた。山形県酒田市から見る山頂付近は盛夏を過ぎても右峰の斜面に白い点となって見えるのが通例で、消滅するのはまれ。9月上旬までは確認できたが、猛暑が中旬まで続き、ついに解けたとみられる。
「記憶では10〜20年前に見て以来2回目だ」と驚くのは、酒田市の登山用品店に勤める佐藤良記さん(54)。地元山岳会員で登山歴も長い。「猛暑に加え、雨が少なく山の水不足がひどかった。沢や湧水が枯れ、夕方になってちょろちょろ雪解け水が流れていた」と振り返る。
酒田市では今夏、猛暑日が過去最多だった1999年の10日の倍近い19日に達し、真夏日も計56日と最多を更新した。9月に入ってからも暑さは継続。19日に真夏日を記録して以降、ようやく秋めいてきた。
酒田測候所の無人化(2009年)以降、鳥海山の初冠雪を発表している酒田市八幡総合支所に勤める池田久浩さん(62)は、雪が消えた山容を見るのは3回目という。
池田さんは「春先の積雪が例年の7〜8割と少なかった。積雪が少ないと雪が締まらず、海に近い鳥海山は夏の降雨で消えやすくなる。ただ雨は少なかったので異常な暑さが影響しただろう」と話す。 
●9月とは思えぬ暑さ 月末にかけて猛暑日も 10月は次第に秋らしく 9/26
9月が終わりに近づいても、関東から九州ではムシッとした暑さが続きます。10月に入ると、カラッとした秋の空気に替わるでしょう。気温差が大きい一週間になりそうです。朝晩と昼間の気温差も大きくなりますので、服装選びにご注意ください。
あす27日(水) 気温に注目
あす27日(水)は日本海に低気圧が発生し、低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。低気圧に近い北陸や東北を中心に断続的に雨が降り、局地的にはカミナリを伴った激しい雨が降りそうです。仙台は、雨と涼しい海風の影響で朝から気温があまり上がらず、最高気温は23度の予想です。札幌の25℃より低い予想で、肌寒くなりそうです。お出かけには羽織る物が必要です。日差しが届く東海から九州、沖縄は、30℃以上の真夏日になる所が多く、蒸し暑さが続きます。関東では晴れてくるのが昼頃、また北東の涼しい風が入るため、30℃一歩手前。ただ、湿度が高く、ムシッとした暑さでしょう。室内では無理をしないで、適切にエアコンを使ってください。
暑さのピークは28日(木) 内陸は猛暑日も 熱中症警戒
関東から九州では、30日(土)頃まで蒸し暑さが続くでしょう。今回の暑さのピークは、あさって28日(木)になりそうです。あさっては、日差しの届く関東から九州、沖縄では30℃以上の真夏日の所がほとんどです。関東の内陸や甲信では、35℃以上の猛暑日になる所もあるでしょう。厳しい暑さになりますので、こまめな水分補給を心がけてください。また、外で長い時間、作業される方や、運動会の練習をされる方は、こまめに涼しい所で休憩をしましょう。北海道や東北では、28日(木)にかけて通過する低気圧や前線の動きや活動の程度によっては、大雨になるおそれがあります。最新の気象情報にご注意ください。
10月に入ると 秋の高気圧が主役
10月に入ると、本州付近は大陸からの高気圧に覆われてくるでしょう。秋のカラッとした空気を持つ高気圧です。爽やかな秋晴れになる所が多いでしょう。最高気温が30℃以上の真夏日になる所は少なくなり、しのぎやすくなりそうです。秋の高気圧に覆われると、放射冷却の影響で朝晩は冷え込みます。朝晩と昼間の気温差が大きくなりますので、服装でうまく調節してください。東京都心では2日(月)は北東の涼しい空気が入り、気温の上がり方が緩やかでしょう。日中でも23℃くらいで、半袖では肌寒く感じられそうです。体調管理にお気をつけください。
●明後日28日(木)は東京都心で33℃予想 今年最後の厳しい暑さか 9/26
明後日は今年最後の厳しい暑さかもしれません。西日本に加え、関東でも気温が上昇し、東京都心の最高気温は33℃まで上がる予想です。
明後日28日(木)は低気圧が日本海を進み、そこに向かって南から暖かな空気が流れ込みます。日差しが届く関東や東海、西日本の各地は気温が上昇し、広い範囲で30℃を超える見込みです。
東京都心の気温変化を見ると、明後日の最低気温は22℃で明日と同じくらいとなります。昼間は上空1500m付近で18℃以上の、夏のような暖かな空気が流れ込むことや、日差しが届くことで急ピッチで気温が上がり、午後は33℃に達する予想です。
東京都心で9月下旬以降で33℃に達すれば、1999年9月25日の33.2℃以来、24年ぶりとなります。また、静岡市は35℃の予想で、猛暑日になれば過去最も遅い記録です。
なお、10月に入ると本格的に秋の空気が流れ込んで気温が低下する予想となっています。広い範囲でこれだけ厳しい暑さになるのは、今年最後となる可能性があります。
●中国・四国〜東北南部は雨具の出番 東海から西は真夏日 35℃迫る所も 9/26
27日(水)にかけて、中国・四国から東北南部を中心に雲が厚く、雨が降りやすいでしょう。通勤・通学の時間帯は北陸や東北南部で本降りとなり、雨足が強まる可能性もあります。
通勤・通学時 北陸や東北南部は本降りの雨
27日(水)にかけて、2個の低気圧が日本付近に近付いてくるでしょう。低気圧や湿った空気の影響で、中国・四国から東北南部で雲が広がりそうです。また、低気圧に近い日本海側ほど雨が降りやすいでしょう。特に27日(水)の通勤・通学の時間帯は、北陸や東北南部で本降りの雨となりそうです。雨足が強まる可能性もあります。山陰や関東北部でも雨が降りやすいでしょう。午後になると、北陸や東北南部の雨足は弱まってきそうです。ただ、低気圧に近い日本海側では夜にかけても雨が降ったりやんだりでしょう。
関東でもにわか雨の可能性 折りたたみ傘を
中国・四国から関東にかけて、雨のマークのない所もにわか雨の可能性があります。折りたたみ傘があるといいでしょう。沖縄もにわか雨の可能性があります。一方、九州、東北北部から北海道はよく晴れる所が多い見込みです。
鹿児島34℃と35℃迫る まだ残暑厳しい予想
低気圧が暖かく湿気の多い空気を運んできそうです。最低気温は、大阪、広島や鹿児島などでは25℃と熱帯夜が予想されています。最高気温は、東海から西ではまだまだ30℃以上の真夏日となりそうです。鹿児島では34℃と猛暑日に迫る厳しい残暑になるでしょう。東京は28℃と30℃を下回りますが、湿度が高く、動くと蒸し暑く感じられそうです。よく晴れる東北北部や北海道は日差しが暑く、昼間は風通しのよい服装がオススメです。
●大阪や名古屋など200地点以上が真夏日 明日は蒸し暑いエリアが広がる 9/26
西日本から東海にかけての太平洋側で気温が上がり、蒸し暑さの戻った所が多くなりました。最高気温が30℃以上の真夏日の地点は5日ぶりに200地点を上回っています。
200地点以上の真夏日は5日ぶり
今日26日(火)は西日本、東日本の太平洋側を中心に晴れて日差しが届いています。太平洋高気圧がやや勢力を強めて西日本方面に張り出してきたことで気温上昇とともに、蒸し暑くなりました。15時00分までの最高気温が全国で最も高くなったのは福岡県久留米市で33.4℃まで上昇。そのほか、大阪市で31.7℃、名古屋市で30.8℃まで上がるなど、真夏日地点数は204地点まで増加しています。東京都心も29.7℃と真夏日に迫っています。西日本を中心に蒸し暑さが増していて、ウェザーニュースアプリ利用者からの体感報告で「ムシッと暑い」の割合が九州で6割以上、中国四国や近畿では半数近くを占めました。(11〜14時の集計)
明日も東海以西は30℃以上の真夏日に
明日27日(水)も西日本を中心に日差しが届いて暑さが続きます。最高気温は大阪市で32℃、鹿児島市で33℃など広い範囲が真夏日の予想です。湿度は今日と同じか少し高く蒸し暑くなります。東海や関東は雲が多いものの30℃前後まで上昇し、ムシムシと感じられそうです。屋外で長時間、体を動かす場合は熱中症のリスクが出てきますので、適切な水分補給や塩分補給、涼しい所での休憩など対策を行なってください。北海道は晴れて昼間は25℃前後まで上がる所があります。日差しの下では少し汗ばむくらいかもしれません。
●熱中症予報 静岡市で暑さ戻り「厳重警戒」、東京都心などは「警戒」 9/27
首都圏では27日、熱中症について、東京都心とさいたま、千葉、横浜、水戸の各市は「警戒」、宇都宮と前橋の両市は「注意」、静岡市は「厳重警戒」と予測されている。
「厳重警戒」は「炎天下の外出は避け、室内では室温上昇に注意。激しい運動は中止」とされるレベルだ。
警戒は「運動や激しい作業は定期的に休息をとる。適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では30分おきに休憩」、注意は「熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。運動や重労働の合間に水分・塩分を補給する」。
●今夏の猛暑と少雨の影響で桜も"夏バテ" すでに落葉した木も 9/27
市街地の本格的な紅葉シーズンはまだまだ先ですが、最近落葉した桜を目にしたことはありませんか? 今年はもうすでにウェザーニュースにはアプリ利用者からすでに葉が落ちたり、変色している写真が数多く届いています。
関東甲信・四国・九州で約3〜4割が目撃
そこで、アプリ利用者を対象にアンケート調査を実施(2023年9月19日調査/回答8,748人)したところ、桜の落葉を「見かけた」との回答が全国平均で26%に。エリア別に見ると、甲信で4割超、関東・四国・九州では約3割にのぼっています。
猛暑と少雨で桜も夏バテか
桜にとって猛暑と少雨は大敵です。日本花の会の樹木医和田博幸さんによると、「桜は落葉樹の中でも比較的早く落葉が始まる樹木ですが、今年は例年よりも落葉しているものが多く見られます。これを”早期落葉”といいます。”早期落葉”は桜が弱っている時により多く見られる現象と言われています。今年は、猛暑が長く続いたことや少雨、強い紫外線に葉が長期間さらされたことがが原因と考えられます。人間でいうと、夏バテ気味で元気がない状況」とのことです。
今年の夏は顕著な猛暑と少雨
東京の7月から8月の最高気温と降水量を振り返ってみると、最高気温は平年を上回る暑さが連続していたことがわかります。年間猛暑日日数は22日にのぼり、1位の記録を大幅に更新しました。降水量は、7月には0.5mm以上の降水なしの日が連続25日を記録。厳しい暑さが続く上に雨が少なく、桜にとって(もちろん他の樹木にとっても)試練の夏となりました。
来春の開花には大きな影響ない見通し
来春の桜への影響が心配になってしまいますが、和田さんによると「落葉がいつもの年より早く始まっても、来年の開花には大きな影響はないと思います」とのことでした。今夏の猛暑に耐えて乗り越えてくれた桜をねぎらいつつ、来年も美しい姿を見せてくれることを願うばかりです。 
●関東甲信 9月末まで残暑 あす猛暑ぶり返す 都心34℃ 甲府35℃ 9/27
空を見上げると秋を思わせるうろこ雲が見られ、季節の進みを感じますが、なかなか残暑はおさまりません。あす28日が暑さのピークとなり、関東甲信では最高気温が35℃に迫る所も。9月最後まで厳しい残暑が続くため、熱中症に厳重警戒を。
甲府市で88回目の真夏日 年間真夏日が過去最多を更新 都心は89回目の真夏日
9月も終わりが近づいているというのに、今年はなかなか残暑がおさまりません。
きょう27日、関東甲信は朝は雲が多かった所も次第に日差しが戻り、各地で厳しい暑さとなりました。
最高気温は、平年より5℃くらい高くなった所が多く、8月下旬から9月上旬並みに。関東甲信で最も気温が上がったのは、千葉県市原市の牛久で32.8℃でした。
東京都心は30.2℃まで上がり、20日以来、一週間ぶりの真夏日になりました。ことし89回目の真夏日となり、年間の真夏日日数が、過去最多を更新中です。
また、甲府市では31.1℃まで上がり、ことし88回目の真夏日となりました。きょうで年間の真夏日日数が過去最多となりました。
9月が終わりに近づいていても、まだ暑さの記録を更新し続けています。
秋を感じられるうろこ雲が広がった横浜市では、最高気温が29.9℃まで上がり、真夏並みの暑さとなりました。
あす28日猛暑ぶり返す 東京34℃ 甲府35℃予想 猛暑日最晩か
あす28日は、東北地方を前線を伴った低気圧が発達しながら通過する見込みで、前線の南側にあたる関東は、蒸し暑い夏の空気に覆われるでしょう。
関東甲信は軒並み30℃以上の真夏日となり、湿度も高く、まるで真夏のような暑さがぶり返す見込みです。
関東の内陸部で35℃に迫る暑さになる所があり、甲府市では35℃の猛暑日予想が出ています。甲府市で、過去最も遅い猛暑日が観測されたのは2010年9月22日で、あす35℃に達すると過去最も遅い猛暑日となります。
熱中症にかかる危険性が高くなるため、お年寄りや小さい子供には声掛けをして、暑さに厳重に警戒してください。
●28日の甲府 予想最高気温35度 観測史上最も遅い猛暑日か 9/27
暖かく乾いた空気の影響で、28日甲府市では日中の予想最高気温が35度と、観測史上、最も遅い猛暑日になるおそれがあり、熱中症に十分注意が必要です。
27日の県内は高気圧に覆われて気温が上がり、日中の最高気温は南部町で31.3度、身延町切石で31.2度、甲府市で31.1度などと5か所の観測地点で真夏日になりました。
甲府地方気象台によりますと日本海にある低気圧が東北地方に進み、西側から暖かく乾いた空気が流れ込む影響で、28日は、27日よりさらに暑くなる見込みです。
28日、日中の最高気温は甲府市で35度の猛暑日、富士河口湖町で31度の真夏日になると予想されています。
甲府市では、129年前の明治27年に観測が始まって以来、最も遅い猛暑日は2010年の「9月22日」です。
28日、猛暑日になった場合、13年ぶりに記録が更新され、観測史上、最も遅い猛暑日になるおそれがあります。
季節外れの厳しい暑さとなるため、こまめな水分補給や冷房の適切な使用など熱中症対策をとってください。
特に、小さな子どもは熱中症への警戒が必要で、車で買い物などに出かける場合、たとえ短時間でも車内に子どもを残すことなく、必ず、一緒に連れて行くようにしてください。
●東京都心は1週間ぶりの真夏日 明日は9月下旬として異例の暑さに 9/27
関東以西で蒸し暑い一日となりました。今日27日(水)は日差しが届いた西日本、東日本の太平洋側を中心に気温が上がり、各地で30℃以上の真夏日になっています。東京都心は1週間ぶりに真夏日を観測しました。
33℃以上の厳しい残暑の所も
上空の暖かな空気が昨日に比べると東に広がり、西日本から東日本の太平洋側で蒸し暑くなっています。
15時00分までの最高気温は全国で最も高い静岡県浜松市・天竜で33.6℃まで上昇。そのほか、高知県四万十市・江川崎で33.4℃、鹿児島市で33.2℃など一部で33℃を上回る暑さです。
東京都心でも昼前に30.2℃を観測し、1週間ぶり今年89回めの真夏日になりました。全国の真夏日地点は昨日よりも増えて275地点に達しています。
明日は熱中症リスク高く要注意
明日28日(木)は日本海で低気圧が発達し、そこに向かって南から暖かな空気が強く流れ込みます。特に関東や東海などの上空1500m付近は+18〜21℃という真夏のような暖かな空気に覆われるため、今日以上に気温が上がる見込みです。
最高気温は東京都心で平年よりも8℃高い33℃を予想。9月下旬に33℃以上を記録すれば1999年以来となります。また、静岡市や甲府市では35℃と猛暑日になる可能性があります。猛暑日となれば東海や甲信地方で過去最も遅い記録です。
西日本も太平洋側を中心に30℃を大きく超えて、この時期としては厳しい残暑になります。屋外での活動は熱中症対策が欠かせません。
●関東甲信越季節外れの暑さに 甲府など猛暑日も 熱中症対策を 9/28
28日の関東甲信越は広い範囲で気温が上がり、甲府市では35度以上の猛暑日が予想されるなど各地で季節外れの暑さとなる見込みで、屋外での活動に十分注意し、熱中症対策を心がけてください。
気象庁によりますと、関東甲信越は日本海にある低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込むことなどから広い範囲で気温が上がる見込みです。
日中の最高気温は、甲府市で35度と予想されていて28日、35度以上になれば甲府市では気象庁が統計を取り始めてから最も遅い猛暑日となります。
また、神奈川県小田原市で34度、東京の都心と横浜市、さいたま市で33度、千葉市や前橋市、水戸市などで32度と予想されています。
このほか、宇都宮市や長野市で30度、新潟県上越市で29度などと平年の最高気温と比べて4度から9度ほど高くなり、季節外れの暑さとなる見込みです。
気象庁によりますと、東日本は、向こう10日間程度も暖かい空気に覆われやすく、特に、来月1日ごろまでは気温がかなり高い日が多くなる見込みです。
9月も終わりが近づいていますが引き続き、熱中症対策を心がけ、屋外での活動は十分注意し、のどが渇いていなくても定期的に水分をとるようにしてください。
●関東以西は厳しい残暑 東京都心は真夏並み 甲府や静岡で最も遅い猛暑日 9/28
きょう28日は、関東甲信から九州、沖縄は厳しい残暑になるでしょう。関東甲信や東海では真夏並みの暑さで、甲府市でや静岡市は35℃と統計開始以来、最も遅い猛暑日となる可能性があります。9月下旬ですが、熱中症にご注意ください。
関東甲信以西は厳しい残暑
きょう28日は、前線を伴った低気圧が北日本付近を通過するでしょう。前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込みそうです。
最高気温は、雨の降る北海道や東北北部では昨日より低くなるでしょう。北海道は20℃前後、東北北部も25℃に届かない所が多くなりそうです。昨日より3℃前後低くなるでしょう。東北南部と北陸は昨日より高く、30℃近くまで上がる所がありそうです。
関東から九州は、30℃以上の所が多く、厳しい残暑が続くでしょう。特に、関東甲信や東海では真夏並みの暑さで、33℃前後まで気温が上がりそうです。甲府市や静岡市では35℃と統計開始以来、最も遅い猛暑日となる可能性があります。湿気も多く、蒸し暑いでしょう。
熱中症情報を見ますと、関東甲信から九州、沖縄で「厳重警戒」の所が多くなっています。9月下旬ですが、油断せずに暑さ対策をなさってください。こまめな水分を心がけましょう。室内では適切にエアコンを使うなど涼しくしてお過ごしください。運動会の練習などでは大人が気をつけてあげてください。
●関東など今年最後の厳しい暑さか 東京は33℃、猛暑日の予想の所も 9/28
今日28日(木)の関東甲信や東海は9月下旬とは思えない暑さとなる見込みです。静岡市と甲府市では35℃の猛暑日予想。水分補給など熱中症対策が欠かせません。
10月になるとこれまで以上に秋の空気が流れ込みやすくなる見通しのため、広範囲での厳しい残暑は今年最後となる可能性があります。
各地で気温上昇 東京は今年90回目の真夏日か
今日は日本海で低気圧が発達し、そこに向かって南寄りの風が吹き込みます。西日本から東日本の太平洋側には暖かな空気が流れ込み、特に関東から東海にかけては上空1500m付近で+18〜21℃の真夏並みの暖かな空気に覆われる見込みです。
これだけ暖かな空気に覆われた上、日差しが届くことで、関東甲信から東海にかけては昨日以上に気温の上がる所が多くなります。
午後の気温分布を見ると、関東平野や東海地方の平野部はほぼ全域が30℃以上の予想です。内陸部や山越えの風でフェーン現象が加わる地域は気温が上がりやすく、静岡市と甲府市は35℃の予想となっています。猛暑日になれば東海、甲信地方で過去最も遅い記録です。
東京都心もこの時期としては異例の暑さで、33℃に達すれば9月下旬以降では1999年以来24年ぶりになります。また、東京都心は今年、年間の真夏日日数の過去最多記録を更新しており、今日もその記録を伸ばしそうです。年間で90日目の真夏日となる予想です。
西日本も太平洋側は気温が高く、鹿児島市や高知市は33℃まで上がる見込みです。9月も終わりが近くなっていますが、屋外での活動には熱中症対策が欠かせません。
10月に入ると秋の空気 厳しいは暑さは今年最後か
週末にかけては次第に暑さが和らぎ、10月に入ると北日本を中心に上空に冷たい空気が流れ込む見通しです。関東以西でも、ようやく本格的に秋物の服を着る機会が増えてきそうです。
東京都心は10月3日(火)の最低気温が18℃、最高気温が26℃と、いずれも平年より1〜2℃高い程度です。 
●静岡と甲府など35℃超 最も遅い猛暑日 東京都心は真夏日90日目 9/28
きょう(木)は東・西日本の太平洋側を中心に、9月末とは思えない暑さとなった所が多い。東海や甲信で35℃を超えた所があり、静岡や甲府は統計開始以来、最も遅い猛暑日となった。また、東京都心でも32.9℃と今年90日目の真夏日となり、年間真夏日最多記録を更新している。あす(金)も関東から西の各地は、30℃以上の地点が多くなるため、体調管理に注意が必要だ。
きょう(木)は南から暖かい空気が流れ込み、東日本の太平洋側を中心に、この時季としては異例の残暑となっている。最高気温は清水(静岡)で36.0℃、静岡35.8℃、桑名(三重)35.3℃、甲府35.2℃、そのほか、大月(山梨)34.7℃、高知34.6℃、鹿児島、牛久(千葉)や鴨川(千葉)で34.3℃を観測している(午後2時50分まで)。甲府は1894年以来、静岡は1940年以来、最も遅い猛暑日となった。
あす(金)も関東から西の太平洋側で、30℃を超える所が多い見込み。前橋や熊谷(埼玉)、名古屋、岐阜は33℃、東京都心でも31℃まで上がりそうだ。きょう(木)と比べて、内陸で空気が乾く予想だが、それでもこの時季としては高温となるため、屋外での作業や運動は、引き続き暑さ対策が必要となる。
●東京都心33.2度、今年90回目の真夏日 静岡、甲府の両市は最も遅い猛暑日 9/28
関東地方は28日、南からの暖気と日差しの影響で厳しい残暑がぶり返し、東京都心では最高気温33.2度を観測した。都心で9月下旬に33度を超えるのは1999年(9月25日に33.2度)以来、24年ぶり。30度以上の真夏日は今年90回目となり、更新中の過去最多記録をさらに伸ばした。
各地の最高気温は、千葉県市原市と鴨川市で34.3度、神奈川県小田原市で34.2度、群馬県下仁田町で33.2度、埼玉県越谷市で32.7度、栃木県佐野市で32度、茨城県龍ケ崎市で31.7度など。平年を5〜9度ほど上回る所が目立った。
静岡市や甲府市では35度台に達し、それぞれ最も遅い猛暑日を記録した。
気象庁によると、関東では来週にかけて雲が広がりやすく、残暑は徐々に落ち着く見込みだが、平年より気温の高い状態は続きそうだ。
●9月も厳しい残暑続く 猛暑日地点、12年以降2位 9/28
観測史上最も暑い夏となった今年は、9月も厳しい残暑が続いた。28日時点で、全国の延べ385地点で最高気温が35度以上の猛暑日を記録し、気象庁が集計を始めた2012年以降で9月として2番目に多くなる見通し。28日も静岡県や三重県で猛暑日となり、担当者は「平均気温は平年より大幅に上回って推移している」と話し、9月の気温は統計史上最高となる可能性がある。
気象庁によると、9月は、地球温暖化に加えて、太平洋高気圧の西への張り出しが例年より強く、偏西風が北寄りを流れたことで暖かい空気に覆われやすかった。10月から冬(12月〜来年2月)にかけても高温傾向が続くとみられる。
28日は静岡市清水区で36.0度、同市駿河区で35.8度、甲府市で35.4度、三重県桑名市で35.3度と4地点で猛暑日を観測。東海や関東甲信では最も遅い猛暑日となった。静岡市では、タオルで汗を拭う配達員や、かばんを日よけにして歩く女性の姿が見られた。JR甲府駅周辺では、樹木に設置されたミストシャワーに手をかざし、涼む人の姿もあった。
●お月見日和 関東は一部でにわか雨も 東海から西は広く真夏日に 9/29
きょうの日中は広い範囲で晴れて、東海から西では30℃以上の真夏日になる所が多くなりそうです。今夜は中秋の名月です。夜にかけても、晴れてお月見日和となる所が多いでしょう。ただ、関東は一部でにわか雨がありそうです。
前線や低気圧は東の海上へ離れていき、高気圧に覆われてくる見込みです。北陸や北日本の日本海側では、朝のうちは雨の降る所もあり、関東も一部でにわか雨がありますが、日中は回復して広い範囲で晴れるでしょう。ただ、関東や静岡県では、夜は再び雲が広がりやすくなり、範囲は狭いですが、弱い雨の降る所がありそうです。沖縄は雨が降りやすく、日中は激しく降る所もあるでしょう。
今夜は中秋の名月で、今年は満月と重なります。広い範囲でお月見日和となるでしょう。関東や沖縄も、雲の切れ間から観察のチャンスがありそうです。
日中の気温は、東京で29℃など関東から西の太平洋側ではきのうより低い所もありますが、東海から西は30℃以上となりそうです。名古屋は33℃と、厳しい暑さが続きます。熱中症にご注意ください。北日本はきのうより高く、各地で平年を上回る陽気になるでしょう。
ただ、夜は北よりの風がひんやりとしてくるので、名月を楽しむ際は羽織るものがあるとよさそうです。
●広い範囲で晴れ お月見日和 西〜東日本は広く真夏日に 暑さ続く 9/29
きょう(金)は、広い範囲で晴れて、関東から西では日中の気温が30℃前後で、名古屋で33℃まで上がりそうです。9月も終わりですが、熱中症にご注意ください。今夜は中秋の名月です。夜にかけても広い範囲で晴れて、お月見日和となる所が多いでしょう。ただ、関東は一部でにわか雨がありそうです。
前線や低気圧は東の海上へ離れていき、次第に高気圧に覆われる見込みです。北陸や北日本の日本海側は、午前中は雨の降る所もありますが、日中は回復に向かい、広い範囲で晴れるでしょう。洗濯日和となりそうです。
ただ、関東や静岡県にかけては夜になると再び雲が広がりやすくなり、範囲は狭いですが、にわか雨の所がありそうです。また、沖縄は雨が降りやすく、日中は激しく降る所もある見込みです。今夜は中秋の名月で、今年は満月と重なります。夜にかけても晴れる所が多く、広い範囲でお月見日和となるでしょう。関東や沖縄も、雲の切れ間から観察のチャンスがありそうです。ただ、関東は夜遅くなるほど雲が広がってくるので、お月見は早めがよさそうです。
きのう(木)は、静岡県の清水で36.0℃、静岡で35.8℃、甲府で35.4℃まで上がるなど、猛暑日になった所がありました。きょうも季節外れの暑さが続き、日中の気温は、東日本や西日本で30℃前後の所が多くなりそうです。東海から西は30℃以上の真夏日になる所が多く、名古屋は33℃まで上がる予想です。東京は29℃と、きのうに比べると低くなりますが、蒸し暑く感じられそうです。北日本はきのうより高く、盛岡で27℃など、こちらも平年を上回る陽気になるでしょう。ただ、夜は北よりの風がひんやりとしてくるので、名月を楽しむ際は羽織るものがあると安心です。 
●9月も記録的な暑さに 最も遅い猛暑日も記録 岩手県 9/29
9月も30日で終わりですが、振り返ってみると9月の岩手県も記録的な暑さになっています。
9月28日までの平均気温は、県内34の観測地点中29地点(二戸・花巻・久慈・種市・葛巻以外)で、9月の観測史上1位か1位タイとなっています。
さらに盛岡では、最高気温30℃以上の真夏日が11日あって、観測史上2番目の多さ。最高気温35℃以上の猛暑日は、4つの地点で観測されていて、特に9月18日に小本・釜石・一関で観測されたのは県内で最も遅い猛暑日の記録となっています。
最近は暑さが落ちついてきましたが、上旬・中旬の暑さが際立った9月と言えそうです。
●関東甲信 30日も甲信で真夏日予想 引き続き熱中症十分注意 9/29
関東甲信は季節外れの暑さが続き、29日も真夏日となるところが相次ぎました。30日も甲信では真夏日が予想されるなど、引き続き熱中症に十分注意が必要です。
気象庁によりますと、日中は晴れて日ざしが照りつけ関東甲信では気温が上がりました。
最高気温は、長野県飯田市南信濃で32.9度、前橋市と甲府市で32.4度、埼玉県鳩山町で31.6度、栃木県佐野市で31.1度、茨城県古河市で30.6度、神奈川県小田原市で30.1度、東京・八王子市で30度ちょうどなどと各地で真夏日となりました。
30日も気温が上がり、日中の最高気温は甲府市で31度、長野市で30度と厳しい暑さが予想されているほか、横浜市と千葉市で29度、東京の都心とさいたま市で28度などと、この時期としては高い気温が見込まれています。
引き続き熱中症に十分注意して、冷房を使用したりのどが渇いていなくても定期的に水分を取ったりするほか激しい運動は控えるなど対策を心がけてください。
一方、伊豆諸島では湿った空気の影響などで30日未明から昼前にかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みで、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに十分注意するよう呼びかけています。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
●「衣替え」タイミング&注意点は? 9月末なのに全国各地で真夏日 9/29
29日も全国的に真夏日が続出し、9月の終わりとは思えない厳しい暑さとなっています。そんななか「衣替え」いつしたらいいのか悩むところですが、そのタイミングと注意点を専門家に聞きました。
23日の秋分の日を過ぎて1週間ほど。なのに、暑い。9月末とは思えない暑さに、まだまだ日傘が手ばなせません。水分補給も必要です。
29日も真夏日を記録した名古屋市。今年92日目の真夏日で、最多記録を更新中です。29日は西日本や東日本など各地で真夏日になりました。
東京・八王子市が真夏日になり、東京都心も最高気温が28.9℃と平年より約4℃高くなりました。9月に東京都心で30℃以上の真夏日を記録したのは29日までで20日にも上りました。秋を感じようにもこの暑さ…。
埼玉県の国営武蔵丘陵森林公園。隣接する埼玉県熊谷市では、今年92日目の真夏日で過去最多記録をさらに更新しました。
一体、いつになったら秋は来るのでしょうか。
公園の利用者「早く秋来てほしい。秋が一番好き。夏だとおしゃれもできない。汗かいて化粧も落ちる」
また、この暑さで難しいのが衣替えのタイミング。都内のクリーニング店を訪れてみると…。
例年は秋冬物が持ち込まれる時期ですが、今年はまだ夏の汗染みの物が多いといいます。
コバヤシランドリー 小林史明代表「最高気温もまだ30℃を超えるとなかなか持って来られない。朝、涼しくなってきたがマフラー欲しい、セーター欲しい。それくらいまでいって人間動く」
今年、秋物への衣替えのタイミングはいつなのでしょうか。
今村涼子気象予報士「衣替えの目安の一つが最低気温。最低気温15℃以下になると朝晩中心にジャケットなど秋物の出番が増す目安。東京は例年15℃下回るのは、10月の中ごろ。ただ今年は10月も長期予報で気温が高い予想になっている。(衣替えに適した)15℃を下回る時期も後になりそう」
また、今年は一気に衣替えするのではなく、段階的にやっていくのがおすすめだといいます。
そんな衣替えで注意が必要なのがダニだといいます。
元宇都宮大学 研究員 竹田努さん「洋服ダンスの中に置いておくと、主にダニが集まっている。洗濯ではダニはほとんど死なないと考えて」「(Q.ダニは溺れない?)溺れない。むしろ浮くので溺れることはない」
洗濯してあった服でもダニの心配があるというのです。では、どうすれば良いのでしょうか。
元宇都宮大学 研究員 竹田努さん「ダニを死滅させるためには熱を上げる必要がある。目安としては55℃から60℃以上を狙う。多くの乾燥機、布団乾燥機などがその温度(60℃程度)まで上がるので、自宅に乾燥機がある場合は利用してもらう方がいい」
この週末も異例の残暑が続きそうです。関東から九州は日曜にかけて気温が30℃くらいまで上がる予想です。
●今週末はまだ暑い 来週グッと季節前進 北海道の山は初冠雪に 9/29
今週末(30日土曜・10月1日日曜)は、まだ季節外れの暑さに注意。また、9月最後の土曜日は、午後は広く雨で本降りに。10月スタートも北日本は傘の出番。来週はグッと秋めき、北海道の標高の高い山では初冠雪になりそう。一方、沖縄は台風の動向に注意が必要です。
今週末 土曜は広く雨 日曜も北日本や北陸で雨
あす30日(土)は、午前中は晴れる所が多いですが、午後は天気下り坂。寒気を伴った気圧の谷や湿った空気の影響で、広い範囲で傘の出番となるでしょう。
関東や東北南部では、午前から雲が多く、所々で雨となるでしょう。午後は日本海側からまとまった雨雲が広がり、夕方以降、山陰や北陸で本降りとなりそうです。夜は近畿や東海でも、雨脚が強まるでしょう。東北では土砂降りの所もありそうです。大気の状態が不安定なため、落雷や竜巻などの突風に注意が必要です。
10月1日(日)も、北海道の日本海側〜北陸を中心に雨や雷雨となるでしょう。
来週は季節前進 北海道で初冠雪か
2日(月)〜3日(火)は、本州付近は移動性の高気圧に覆われて、秋晴れの所が多くなるでしょう。
4日(水)〜6日(金)頃は、低気圧や前線の影響で、北海道や東北を中心に雨や風が強まり、荒れた天気となるおそれがあります。
この先、今週末(30日土曜・10月1日日曜)は、季節外れの暑さが続き、関東以西で真夏日の所が多いでしょう。
来週は、東海以西では、まだ真夏日の日がありますが、真夏日地点はグッと減る見込みです。東京都心では27℃前後と、まだ平年(25℃くらい)よりは高いですが、しのぎやすくなりそうです。朝晩を中心にグッと秋めき、東京都心では18℃くらいまで下がる日が増え、羽織る物がないとヒンヤリ感じられそうです。一般的に気温18℃が、衣替えの目安といわれます。今週末は、衣替えの準備をするのがよさそうです。
一方、北日本では、来週はグッと季節が進む見込みです。札幌市では、日中も20℃に届かなくなり、朝晩は10℃くらいと暖房がほしいくらいです。来週6日(金)以降は、上空の寒気がさらに強まり、山では雪の積もる所もあるでしょう。いよいよ今シーズン全国で初めて初冠雪の便りが届きそうです。初冠雪の平年日は、旭岳で9月25日、利尻山で10月3日、斜里岳は10月14日、手稲山は10月18日です。
全国初の初冠雪が10月にずれ込むと、2004年以来19年ぶり (2004年の全国初の初冠雪は10月3日:利尻山)
●9月最終日も広く真夏日 熱中症対策を 天気下り坂 次第に雨や雷雨に 9/30
きょう30日(土)も日差しが届き、気温上昇。西日本・東日本は真夏日の所が多い予想。天気は下り坂で、夕方以降は日本海側を中心に広く雨。雷を伴って激しく降る所も。
ムシッとした暑さ 熱中症注意
きょうは、晴れをもたらす高気圧の中心がゆっくりと東へ移り、低気圧が大陸方面から日本海へと進んできます。この低気圧に向かうように、暖かく湿った空気が流れ込みます。最高気温は、平年より高い所が多いでしょう。
北海道は20℃から23℃くらいの予想。東北は、太平洋側は23℃前後で、日本海側は25℃くらいまで上がるでしょう。
関東甲信は28℃から30℃くらいで、北陸や東海から九州、沖縄やかけて30℃から32℃くらいの予想です。湿度も高めで、体に熱がこもりやすい状況。屋外のレジャーやスポーツは、熱中症対策が欠かせません。こまめな水分補給、適度な塩分補給を心がけてください。めまいや立ちくらみ、軽い頭痛や吐き気など、少しでも体調に異変を感じたら無理をせず、すぐに涼しい所で休憩をとることが大切です。
早い所は午前中から雨 夕方以降は雨雲次第に広がる
天気は下り坂で、雨具の必要な所が増えてきます。
沖縄は、日差しが届きますが、大気の状態は不安定。急な雨や雷雨に注意が必要です。
一方、九州南部は一日晴れて、雨はほとんど降らないでしょう。
九州北部と四国は、午前中から一部で雨雲が湧きます。午後3時頃からは次第に広く雨となり、夜にかけて断続的に雨。雷を伴って雨脚の強まる所もあるでしょう。
中国地方と近畿は、昼前まではおおむね晴れ。昼過ぎからは所々で雨や雷雨があり、夜は広く雨となるでしょう・
東海と北陸3県、新潟県にかけて、朝からすでに所々弱い雨が降っています。日差しはあっても雲が多めで、午後はさらに雨の所が増えてくるでしょう。夜は、ほぼ全域で雨となり、雷雨の所も。局地的には、道路が冠水するほどの激しい雨となりそうです。
関東甲信は変わりやすい天気。晴れ間は出ますが、午前も午後も、にわか雨や雷雨の可能性があります。
東北と北海道は、午前中から所々で雨雲が湧くでしょう。広く雨となるのは夕方以降で、夜は降り方の強まる所もありそうです。 
●西日本中心に200地点以上が真夏日 明日は暑さがトーンダウン 9/30
今日30日(土)は西日本や東海で季節外れの暑さが続いています。今夜にかけて前線が通過した後は、少し暑さがトーンダウンする見込みです。
石垣島は9月下旬として稀な暑さ
西日本と東海は日本海の前線に向かって暖かな空気が流れ込んでいることや、日差しが届いたことで気温が上がりました。15時00分までの最高気温は広島県安芸太田町・加計で33.1℃、鹿児島市で32.9℃を観測するなど、223地点で30℃以上の真夏日になっています。沖縄県石垣島では34.0℃まで上昇し、9月下旬以降としては124年ぶりに34℃に到達しました。関東は日差しが少なかったため30℃には届かず、東京都心の最高気温は28.5℃です。
明日の西日本は今日より気温低下
今夜から明日10月1日(日)にかけて前線が通過し、西日本でも空気が入れ替わります。次第に天気が回復して日差しが戻るものの、今日ほどは気温が上がらない見込みです。最高気温は福岡市で今日よりも2℃低い27℃、広島市は28℃の予想となっています。太平洋側は30℃を超える所が多いものの、比較的乾いた空気に覆われますので、過ごしやすい陽気です。一方で関東は今日に比べて暖かな空気が流れ込みやすくなるため、雲が多い割に気温は高く、少し蒸し暑くなりそうです。
●土日の天気 晴れ間あっても大気不安定 東京は週末が異例の暑さピークに 9/30
この週末はどちらも大気の状態が非常に不安定となりそうだ。晴れ間の出る所でも、局地的には激しい雷雨となるおそれがある。落雷や竜巻などの突風にも注意が必要。なお、あす10月1日(日)の東京の最高気温は31℃で、週明け以降は連日30℃を下回る予想。東京では異例の暑さが続いているが、東京では異例の暑さが続いているが、この週末が暑さのピークとなりそうだ。
きょう午後は広い範囲で雨具の出番に
9月最終日となるきょう30日(土)午後は、午前中に晴れ間のあった所でも天気は下り坂となりそうだ。前線を伴った低気圧が2つ日本に近づくため、西日本から北日本の広い範囲で雨が降る見通し。局地的には激しい雷雨となるおそれがある。午後の外出時には、雨具を忘れずに持っていきたい。午前を中心に日差しが出ることに加えて、低気圧や前線に向かって南からは暖かい空気が流れ込むため、最高気温は引き続きこの時季としては高い所が多い予想。東海から西では30℃以上の真夏日が続出し、あすから10月とは思えないような蒸し暑さとなる見通し。夜もあまり気温は下がらず、ややジメジメする所が多くなりそうだ。
10月スタートも東京は真夏日予想
低気圧や前線は、あす10月1日(日)にかけて日本を通過する見通し。また、低気圧や前線が通過したあとは平年より冷たい空気が流れ込むため、大気の非常に不安定な状態が続きそうだ。特に寒気の影響を受けやすい東日本から北日本は夜にかけて、晴れ間が戻ったとしても急な激しい雨が降るおそれがある。落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうなどにも注意が必要だ。西日本は、午後になると安定して晴れる所が多い見込み。最高気温は前日より低くなる所が多い予想。一方で、東京は前日より高い31℃まで上がる見通し。今年に入ってから91日目の真夏日となり、さらに過去最多の真夏日日数を更新しそうだ。この土日は、空模様の変化と厳しい残暑に気を付けて過ごしたい。
来週 本州は秋の空気優勢も南海上に台風
週明け10月2日(月)以降は、季節の歩みを感じられそうだ。最高気温はようやく30℃を下回る日が多くなり、天気は周期的に変化する見通し。西日本や東日本では、最低気温は20℃に届かない日が多く、朝晩は長袖が活躍するようになりそう。なお、きょう30日(土)未明にはフィリピンの東で台風14号が発生した。今後、台風は発達しながら北西方向に進む見通し。暴風域を伴い「強い」勢力で10月4日(水)から5日(木)ごろにかけて沖縄県・石垣島など先島諸島に近づくおそれがある。今後の最新情報に注意が必要だ。

 

●立山・雷鳥沢紅葉盛り 9日ぶり県内真夏日 10/1
30日の富山県内は、前線の影響を受けて曇りや雨となった。最高気温は富山市秋ケ島(富山空港)30・9度、南砺市高宮30・5度など、全10観測地点のうち3カ所で30度以上となり、県内で9日ぶりの真夏日だった。
立山・雷鳥沢周辺では紅葉が見頃を迎え、多くの登山者が赤や黄色に色づいたナナカマドやミネカエデを眺めながら散策を楽しんだ。
●不安定な天気 まだ真夏日も 台風14号は週半ば先島諸島に接近のおそれ 10/1
きょうから10月ですが、10月は不安定な天気の中でのスタートとなりそうです。また、最高気温はまだまだ30℃以上の真夏日になる所があるでしょう。
日本付近を低気圧や前線が通過する影響で、西日本から東日本の太平洋側では雨が降ったりやんだりとなりそうです。また、寒気が流れ込む北陸や北日本では激しい雷雨となるおそれがあります。
予想最高気温は、西日本から東日本では30℃以上の真夏日となる所があるでしょう。東京都心は今年91日目の真夏日となり、過去最多の真夏日日数をさらに更新する予想です。
きのう日本の南で発生した台風14号は、次第に暴風域を伴って「強い」または「非常に強い」勢力で4日(水)から5日(木)ごろに沖縄県・石垣島など先島諸島に接近するおそれがあります。この先の本州付近はだんだんと秋の空気が優勢となり、ようやく最高気温は30℃を下回る日が多くなる予想です。 
●関東南部や静岡県で10月1位の最高気温更新した所も 静岡市で猛暑日迫る 10/1
10月のスタートも関東南部や静岡県を中心に厳しい残暑となっています。14時半までの最高気温は静岡県静岡市清水で34.9℃と猛暑日に迫る暑さ。千葉県市原市の牛久や鴨川市でも10月の1位の最高気温を更新しました。
10月スタートも関東南部や静岡県で厳しい残暑
10月のスタートも厳しい残暑となっている所があります。季節外れの暖かい空気と日差しで、関東南部や静岡県を中心に真夏日(最高気温30℃以上)となっています。
最高気温は、静岡県静岡市清水で34.9℃と猛暑日一歩手前に。千葉県市原市の牛久で33.8℃、千葉県鴨川市で32.7℃と10月の1位の値を更新しました。そのほか、静岡市で33.4℃、横浜市で30.8℃などと所々で真夏日となり、厳しい暑さとなっています。
一方、曇りや雨で厳しい残暑が和らいだ所もあります。最高気温が名古屋市では26.3℃と19日ぶりに、大阪市では27.1℃と7日ぶりに真夏日から解放されました。(どちらも最高気温は未明に観測されたもので、日中は24℃くらいで経過しています。)
あす2日 真夏日は沖縄や九州南部
あす2日(月)は秋晴れとなる所が多いでしょう。
真夏日(最高気温30℃以上)となるのは沖縄や九州南部が中心となりそうです。それでも最高気温は平年よりは高い所が多く、関東以西は28℃前後の所が多いでしょう。極端な暑さはないものの、運動会の練習など、体を動かす場合は、引き続き熱中症対策をなさってください。こまめな水分補給を心がけましょう。
●関東や東海で真夏日に 明日はカラッとした秋の空気が到来 10/1
今日10月1日(日)は秋雨前線の南側となった関東や東海の沿岸部を中心に蒸し暑さが続いています。明日2日(月)になると秋の移動性高気圧が日本付近に張りだしてくるため、カラッとした秋らしくさわやかな陽気となる見込みです。
関東沿岸は30℃超え 静岡では猛暑日目前に
今日10月1日(日)は関東から静岡県で特に気温が高めです。15時までの最高気温は、静岡市清水区で34.9℃を観測しています。猛暑日目前の暑さとなりました。また、横浜30.8℃、千葉30.5℃など関東の沿岸部でも30℃を超えたところが多くなっています。東京都心では29.9℃と、真夏日一歩手前でした。東海から九州では27℃前後の所が多くなっています。日中は雨の降った所もありそれほど気温が上がらなかったものの、少しムシムシとした体感です。大阪の最高気温は未明に観測した27.1℃でした。一方、札幌では24.5℃まで上がりましたが、湿気が少なく暑さは控えめでした。
明日は秋の空気 北海道は昼間もヒンヤリ
明日2日(月)は前線が東海上に離れ、大陸から進んでくる移動性高気圧に覆われます。西日本や東日本には秋の乾いた空気が広がってきます。昼間は25℃以上の夏日となる所が多い予想ですが、湿気が少なくカラッとした暑さです。また、夜は気温が下がり肌寒いくらいとなりそうです。寒暖の変動が多くくなるので調節しやすい服装でお出かけください。北日本にはさらに冷たい空気が流れ込みます。最高気温は札幌20℃、旭川17℃と、北海道では昼間もヒンヤリとした体感です。夜は冷え込み、大雪山など標高の高い山岳地域では雪が降るかもしれません。
●10月なのに真夏日 横浜、最多の今年84日目 神奈川 10/2
高気圧に覆われて暖かな南風が吹き込んだ影響で、県内は1日、気温が上昇し、横浜市、藤沢市、小田原市で真夏日となった。横浜地方気象台によると、横浜市中区の最高気温は8月下旬並みの30・8度を記録。同地点の真夏日は今年84日目となり、最多記録を更新した。これまでの最多は2010年の68日。
また、藤沢市辻堂では午後2時24分に ・・・  
●9月も記録的 極端な暑さが急増 10/2
気象庁は9月の天候まとめを発表しました。
今年は夏の暑さが過去1位となっただけでなく、9月にかけても記録的な暑さが続きました。
季節ごとの暑さの基準は平均気温で表されることが多く、例えば、今年の夏(6〜8月)の日本の平均気温偏差は+1.76℃で過去最高。
気象関係者が見ればとんでもなく高い数字ではあるのですが、一般的にはインパクトが弱いように思えませんか?
そこで、平均気温ではわからない、9月までの極端な暑さの記録をまとめました。
猛暑日日数が過去最多
今年は47都道府県庁所在地のうち20地点で35℃以上の猛暑日が過去最も多くなりました。
東京の猛暑日は今年22日で過去最多。
これまでの記録は2022年の16日でした。
正直、去年の記録が出たとき、しばらくは破られないだろうと思っていました。
今年の猛暑には驚きです。
ちなみに、東京の年間の猛暑日の平年は5日程度。平年の4倍くらいの猛暑日となっています。
多さだけでなく、今年は9月終盤にも静岡や甲府で35℃以上になり、関東甲信や東海では観測史上最も遅い猛暑日にもなりました。
真夏日も過去最多
猛暑日だけでなく、30℃以上の真夏日も20を超える県庁所在地で過去最多となっています。
東京は9月末までで90日。
なんと1年のうち3カ月が真夏日。これまでの記録71日を大幅更新です。
10月に入りようやく秋の空気を感じられるようになってきましたが、夏が長くなり秋の到来が遅くなっていることは間違いありません。
温暖化の影響
今年の猛暑の原因はエルニーニョ現象発生なのにこれまでのラニーニャ現象の影響も残るなど珍しい状態ではありました。
ただ、文部科学省や気象研究所は今年の猛暑について「様々な偶然が重なったとしても、人為起源の地球温暖化による気温の底上げがなければ起こり得なかった」と発表しています。
また、地球温暖化によって6月から7月上旬の日本全国の線状降水帯の総数が約 1.5 倍に増加していたという計算も出ています。
地球温暖化で平均気温が1℃上昇、2℃上昇という言葉には極端な暑さや豪雨が増加という意味が込められています。
●9月の天候 東・西日本は記録的な高温に 遅い猛暑日や真夏日の記録も続出 10/2
9月になっても厳しい残暑は収まらず、秋らしさを感じるどころか、記録的な暑さが長く続きました。気象庁によると、9月は全国的に気温がかなり高く、1946年の統計開始以降で9月として東・西日本では1位の記録的な高温となりました。
記録的な高温に
気象庁は2日、9月の天候のまとめを発表しました。
9月の特徴は、
〇気温は、全国的にかなり高く、東・西日本では記録的に高くなりました。
暖かい空気に覆われるとともに、南から暖かい空気が流れ込みやすい時期があったため、全国的に気温がかなり高く、1946年の統計開始以降で9月として東・西日本では1位の記録的な高温となりました。
〇降水量は、西日本太平洋側ではかなり少なくなりました。
前線や低気圧の影響を受けにくかったため、西日本太平洋側では降水量がかなり少なくなりました。
〇日照時間は、東・西日本太平洋側と沖縄・奄美で多くなりました。日照時間は、前線や低気圧の影響を受けにくかった東・西日本太平洋側と、太平洋高気圧に覆われて晴れた日が多かった沖縄・奄美で多くなりました。
9月の概要
9月は、平年に比べ偏西風が北に偏って流れ、太平洋高気圧が日本の東からはるか東にかけて強かったため、月を通して全国的に暖かい空気に覆われやすく、中旬を中心に南から暖かい空気が流れ込みやすくなりました。また、近海の海面水温が記録的に高くなりました。これらの影響で、月平均気温は全国的にかなり高くなりました。月平均気温偏差は、東日本で+3.1℃、西日本で+2.3℃となり、1946年の統計開始以降、9月として東・西日本では1位の記録的な高温となりました。
北日本は、上・中旬を中心に前線や低気圧の影響を受けやすくなりました。また、上旬には台風13号から変わった熱帯低気圧や湿った空気の影響を受け、北日本太平洋側では記録的な大雨となった所もありました。このため、北日本日本海側と北日本太平洋側では月降水量が多くなりました。東・西日本では、太平洋側を中心に前線や低気圧の影響を受けにくくなりました。このため、月降水量は東日本太平洋側で少なく、西日本太平洋側ではかなり少なくなりました。
また、月間日照時間は東・西日本太平洋側で多くなりました。一方、上旬には台風13号と湿った空気の影響で、東日本太平洋側で記録的な大雨となった所もありました。また、西日本では、暖かく湿った空気の流入などに伴い大気の状態が不安定となり、線状降水帯が発生して大雨となった所もありました。沖縄・奄美では、上旬には台風11号や湿った空気の影響を受けたが、中旬を中心に太平洋高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、月降水量が少なく、月間日照時間が多くなりました。
長すぎて厳しすぎた残暑 最も遅い真夏日や猛暑日も
今年は、6月に北日本を中心に記録的な暑さとなったほか、7月、8月も全国的に高温傾向が続き、記録的に暑い夏となりました。9月になっても厳しい残暑は収まらず、秋らしさを感じるどころか、記録的な暑さが長く続いたのが特徴です。
このため、年間の真夏日日数や猛暑日日数の最多記録が続出。真夏日日数は、仙台市66日、東京都心は90日など、これまでの最多記録を大幅に更新した所もありました。
また、札幌市やさいたま市、甲府市、静岡市、名古屋市、京都市、鳥取市、松山市など複数の地点で、最高気温が35℃以上の猛暑日の最も遅い記録を更新。最高気温が30℃以上の真夏日の最も遅い記録もあちらこちらで更新しました。
9月の月平均気温は、仙台市や東京都心、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、高知市など東北から中国、四国にかけての多くの地点で、統計開始以来最も高くなりました。
●「信じられない」記録ずくめの暑い9月 真夏日はのべ1万地点超え 10/2
平均気温が観測史上最高となった9月について、1カ月間の真夏日(30度以上)の観測地点数も、のべ1万地点を超えたことが気象庁のまとめで分かった。同庁気候情報課の池田友紀子・予報班長は「予報を大きく超えた信じられないような高温。日本全体で記録的な暑さになったのも非常に珍しい」と話した。
2日の同庁の発表によると、都市化の影響が少ない全国15の観測地点を基準に1991〜2020年の9月の平均気温と今年を比べると、東日本で3・1度、西日本で2・3度高く、ともに過去最高だった。北日本(北海道、東北地方)では3・1度高く、過去2番目の暑さだ。
9月1〜30日に全国914地点で観測した真夏日は、のべ1万1801地点で前年の2倍弱になった。
他にも記録ずくめだ。鹿児島市で30日間すべてが真夏日となったのも観測史上初で、東京都心では今年の真夏日が90回目に達し、記録更新中だ。
気象庁は、10月は中旬にかけておおむね平年並みの過ごしやすい気温に落ち着くとみている。
●「信じられない」記録ずくめの暑い9月 真夏日はのべ1万地点超え 10/2
平均気温が観測史上最高となった9月について、1カ月間の真夏日(30度以上)の観測地点数も、のべ1万地点を超えたことが気象庁のまとめで分かった。同庁気候情報課の池田友紀子・予報班長は「予報を大きく超えた信じられないような高温。日本全体で記録的な暑さになったのも非常に珍しい」と話した。
2日の同庁の発表によると、都市化の影響が少ない全国15の観測地点を基準に1991〜2020年の9月の平均気温と今年を比べると、東日本で3・1度、西日本で2・3度高く、ともに過去最高だった。北日本(北海道、東北地方)では3・1度高く、過去2番目の暑さだ。
9月1〜30日に全国914地点で観測した真夏日は、のべ1万1801地点で前年の2倍弱になった。
他にも記録ずくめだ。鹿児島市で30日間すべてが真夏日となったのも観測史上初で、東京都心では今年の真夏日が90回目に達し、記録更新中だ。
気象庁は、10月は中旬にかけておおむね平年並みの過ごしやすい気温に落ち着くとみている。
●例年より20日遅れ…猛暑に負けず350種開花、小鹿野でダリア見頃 10/3
埼玉県小鹿野町両神薄の両神山麓花の郷「ダリア園」でダリアが見頃となり、色とりどりの大輪の花が園内を鮮やかに彩っている。今年は記録的な猛暑と雨不足の影響で開花が例年より20日ほど遅れたが、気温が徐々に下がるにつれて、花数は順調に増えている。
園内には約1万平方メートルの広大な敷地に約350種、5千株のダリアが植えられている。管理する「両神山麓花とみどりを育てる会」によると、9月29日現在で全体の約8割が開花。今後、涼しさが増すと色がより濃くなる。会員は「厳しい暑さの中で一生懸命育った花々を見に来てほしい」と呼びかけている。 
●猛暑日6地点過去最多 佐野42日、宇都宮は23日 偏西風に異常 10/3
県内の今年の猛暑日(最高気温35度以上)は全14観測地点のうち、佐野や小山、真岡など6地点で年間日数の過去最多を更新したことが2日、宇都宮地方気象台への取材で分かった。佐野は計42日で最も多く、2018年に記録した36日を6日上回った。小山と真岡が30日と続いた。平年に比べ高気圧に覆われる日が多かったことが影響し、9月中・下旬に猛暑日を記録する地点もあり、観測史上“最も暑い夏”となった。
同気象台によると、猛暑日の日数が過去最多となったのは佐野、小山、真岡、宇都宮、大田原、五十里の6地点。
これまでの最高はいずれも18年に記録しており、小山は26日を4日、真岡は22日を8日上回り両地点とも30日に増えた。宇都宮は従来の16日から7日増え、23日になった。大田原は3日増の18日。五十里は7月30日に初めて、35・1度の猛暑日を記録した。
県内では7月7日、佐野で最高気温が36・3度まで上がり、今年最初の猛暑日となった。昨年の5月29日に比べ39日後だったが、7月中旬以降は県内全域で厳しい暑さが続いた。
佐野は7月に計15日、8月に21日、9月に6日の猛暑日を記録。7月24〜31日は8日間連続だった。9月19日は35・0度を観測し、県内の観測史上最も遅い猛暑日の記録となった。
この他、記録更新には至らなかったが、鹿沼は22年と同じ14日で最多に並んだ。那須烏山は最多だった同年の10日に迫る9日だった。
同気象台の担当者は「平年に比べ偏西風が北に偏って流れた影響で、南から暖かい空気が流れ込んだ。栃木県に限らず全国的に気温が高かった」と分析する。今後の県内は、5日に宇都宮で28度の夏日の予報となっている。一方、最高気温は10日の連休明けにかけて平年並みに落ち着く見通しという。
栃木と足利も暑いのに...なぜニュースで気温出ない? 理由はアメダスの違い 9/4
厳しい暑さが続いた今年の夏。9月に入り猛暑日こそ減ったが厳しい残暑が続いている。栃木市内で取材に汗を流していると、市民から「なぜ栃木市はニュースで気温が出ないのか」との疑問を耳にした。媒体にもよるが、確かによく目にする地点は両隣の佐野と小山…。足利市内でも同様の指摘があり、事情を探ってみた。
「ニュースで気温が出るのは佐野と小山だけ。間に挟まれた栃木だって暑いはずなのに」。8月、栃木市内で開かれた市主催の「まちづくり懇談会ふれあいトーク」で男性が素朴な思いを市幹部にぶつけていた。
気象庁の地域気象観測システム「アメダス」は栃木市内にも設置されている。多くの報道機関が気象情報を伝える際のデータとしているはずだ。困惑していた市幹部ではなく、宇都宮地方気象台に取材してみた。
「栃木のアメダスは気温を測っていないからですよ」。気象情報官の中根秀行(なかねひでゆき)(56)さんが答えを教えてくれた。
アメダスは全国約1300カ所、県内19カ所に設置されている。(1)気温(2)降水量(3)風向・風速(4)日照時間の4要素を観測する施設が多いが、降水量のみを観測している施設もあるという。県内では栃木や足利などがそれに該当する。
なぜ分かれているのか。理由は1974年に運用が始まったアメダスの設置基準にあった。当時、気温など4要素を観測する施設は約21キロ間隔、降水量のみを観測する施設は約17キロ間隔と定められたのだ。
この基準は隣接県の施設との距離も関係する。現在気温などを観測している群馬県桐生や館林、茨城県古河や下館との位置関係のバランスから、県南地域では栃木や足利が選外となり、佐野と小山に設置することになったわけだ。
栃木県発祥の地の栃木市民、元県内2番目の人口だった足利市民は釈然としないかもしれないが…。「設置場所を見直す動きは特にありません」。中根さんの言葉に希望は断たれた。
実際の暑さはどうなのか。足利市に住む50代女性は「子どもの頃に比べてかなり暑くなった。両毛全域は同じくらい暑い」と肌感覚を口にする。
実は足利市が河南消防署の屋上で測定、公表している気温は7月30日に40・9度を記録した。アメダスで観測された佐野の今年最高気温39・4度(7月27日)、小山38・1度(同30日)を上回る数字だ。
温度計が地上1・5メートルの高さに統一されているアメダスとは条件が異なるため、一概に比較はできないが…。ただ、中根さんもアメダスが約21キロ間隔であることを踏まえ「県南地域は標高の差が少なく、市町で気温の差は大きくならない」と解説する。栃木も足利も暑いのは間違いないようだ。
気象庁はアメダスや標高の情報を基にコンピューターが周囲の気温を試算する「推計気象分布」を公表している。それを基に栃木や足利の気温を提供している気象団体・会社もあるため、参考となりそうだ。
●2023年の夏は館林が一番暑かったのか 10/3
10月に入り、ようやく暑さが和らいできました。1ヶ月前に、2023年7月と8月の館林の暑さについての考察記事を公開しました。かなり反響をいただきましたが、今年は9月も暑かったので、さらに9月のデータを含めて検証しなおしました。さらに、今年暑かった全国の町との比較をしてみました。まずは、今年の館林の暑さのデータから。
2023年館林の真夏日・猛暑日・熱帯夜、歴代ランキング
館林の今年の暑さと、他の年の暑さとを数字で比較してみました。集計データはアメダスの記録がある2008年から2023年のものです。それぞれ1月から12月までのデータを集計していますが、2023年のみ1月から9月のデータです。
   真夏日ランキング
   順位 年 日数
   1 2023年 90日
   2 2010年 88日
   3 2018年 85日
   4 2012年 82日
   5 2011年 76日
2023年の真夏日(最高気温30℃以上)は90日ありました。これは歴代1位です。まる3ヶ月真夏日だったということですね。なお、2023年のデータは9月までで、10月以降のデータは含みません。なので、日数は増える可能性があります。(以下のデータも同じ)
   猛暑日ランキング
   順位 年 日数
   1 2023年 43日
   2 2010年 41日
   3 2018年 37日
   4 2012年 32日
   5 2011年 30日
2023年の猛暑日(最高気温35℃以上)は43日ありました。これは歴代1位です。猛暑日は真夏日のうち35℃以上の日を指しますが、真夏日の半分近くが猛暑日になりました。
   熱帯夜ランキング
   順位 年 日数
   1 2023年 46日
   2 2010年 37日
   3 2018年 33日
   4 2022年 24日
   5 2015年 24日
2023年の熱帯夜(最低気温25℃以上)の日は46日ありました。これは歴代1位です。2位と9日も差をつける結果となりました。ぶっちぎりでしたね。
   2023年館林の夏は暑かった
2023年館林の夏は、真夏日、猛暑日、熱帯夜、すべて歴代1位でした。ぶっちぎりで暑い夏だったと言ってよいかと思います。特筆すべきは、熱帯夜の日数が多かったことですね。2位の2010年37日より9日も多い46日という、寝苦しい夜が多い今年の夏でした。
2023年館林の真夏日・猛暑日・熱帯夜・超猛暑日 月ごとのランキング
次は、月別のまとめです。こちらのデータには超猛暑日(最高気温37℃以上の日)も加えています。
6月はそこそこの暑さでしたが、
7月に入り、37℃を超える日が12日、月の4割を占めました。一気に暑くなったかんじですね。
8月は37℃を超える日は少なめでしたが、コンスタントに35℃を超え、夜はほぼ全日熱帯夜となりました。つまり、一日中ずっと暑い。身体には一番堪える暑さだったかもしれません。
9月に入っても、暑さは続き、熱帯夜は実に9日も!9月の熱帯夜はデータを取り始めた2008年以降16年間で21日しかありません。その半数近くが今年の9月にあったということです。
まとめると、6月はおとなしめでしたが、7月から9月までずっと暑い夏でした。
他の暑いまちとの比較をしてみる
今年の夏、暑さで話題になったまちと、真夏日・猛暑日・熱帯夜の日数で、館林の暑さを比較してみました。数値は2023年1月〜9月の気象データを集計したものです。
   新潟県新潟市秋葉区(新津)
新潟市秋葉区にある新津アメダスは、2023年8月と9月の最高気温ランキング1位を最多の6回獲得しています。新津に限らず、今年の新潟県は最高気温祭りでした。
   真夏日 70日
   猛暑日 37日
   熱帯夜 16日
   群馬県桐生市(桐生)
今年、全国での猛暑日の年間最多記録を更新した桐生市のデータです。
   真夏日 99日
   猛暑日 46日
   熱帯夜 19日
   東京都千代田区(東京)
大都市のデータも見てみます。東京都千代田区のアメダスのデータです。
   真夏日 90日
   猛暑日 22日
   熱帯夜 57日
   館林との比較
館林のデータも加えてまとめてみます。
最高気温ランキング1位を最多記録した新津は、真夏日、猛暑日は最下位、熱帯夜は3位でした。フェーン現象ですごく暑くなる日はあるけれど、そうでもない日も多く、夜はわりと涼しいことがわかります。
猛暑日日数日本記録を更新した桐生は、真夏日、猛暑日は1位ですが、熱帯夜は3位。猛暑日が多ければ真夏日も多いのは当たり前と言えましょうか。熱帯夜は館林の半分以下。昼の番長は夜はお休みというかんじですね。
大都市東京は真夏日2位と多いですが、猛暑日は桐生の半分以下の4位、熱帯夜2ヶ月近い57日で1位。日中は暑くなるけど、ものすごく暑くはならない、でも夜はヒートアイランド現象で気温が下がらないことがわかります。
そして館林です。真夏日、猛暑日、熱帯夜すべて2位ですが、それぞれ、1位とそれほど離れいない数値です。これはどういうことかというと、朝も昼も夜も関係なくまんべんなくハイレベルで暑いということですね。特筆すべきは夜の暑さです。桐生とは同県の同じ東毛地区にありながら、夜の気温が下がらない。ヒートアイランド現象は大都市からその周辺に広がっていると言われていますが、館林もその範囲に入るのでしょうか。意外にも大都市型の暑さも兼ね備えた館林でした。
館林がいちばん暑いんじゃね
このように、朝起きたらすでに暑く、昼は猛烈に暑くなり、夜も涼を感じることができず、ある意味身体には一番堪える暑さなのではないかと思います。つまり実質館林が一番暑いといってもいいんじゃないでしょうか。嬉しくないですけど。と、思いましたが、それは早計じゃね?ともうすこし調べてみました。館林の近隣のアメダスです。群馬県伊勢崎、栃木県佐野、埼玉県熊谷の各アメダスのデータを見てみます。
このようなデータが出ました。だいたい館林と似たような数値ですね。強いていうと、佐野の熱帯夜が少ないくらいです。ということで、館林の周辺が一番暑かったのかもね〜、という結論にしておきます。他の地域でも同じくらい暑いところはあるかもしれません。でも大きく上回るところはおそらくないんじゃないかと思います。
とはいえ、これはアメダスのデータだけでの検証です。暑さなんて多分に主観によるものですし、今年の暑さの特徴はどこでも暑い!東北でも北海道でも暑い!なので、どこが一番なんてあまり意味が無いとも思います。
●リンゴに異変!今年はリンゴが赤くならない現象が各地で… 10/3
収穫の時期を迎えているリンゴですが、今年は、赤く色付かないという異変が、長野県内各地で起きています。
なぜ、赤くならないのか?長野市で取材しました。
長野市穂保(ほやす)にある農産物直売所「アグリながぬま」。
この時期になると近隣で生産されたリンゴが並び、多くの人が手に取っていきます。
しかし、中には、味に問題はないものの、部分的に色付いていないリンゴも…
出荷に来た長野市若槻の女性「色が付かない」「本当に今年よくない。こんなに暑い時ないもん」
アグリながぬま丸山勝也副所長「全体的に色付きが少ないというか悪いのが見受けられますね」「こちらとしてもどうにかしたいと思うんですけど、呼びかけてお客さんに来ていただいて買っていただくことをお願いしたい」
近くの畑でも、同じような現象が起きていました。
キタイチ果樹園 北澤一樹さん「全体的に赤く色付いていないのが色むらですね。例年だともう少し赤くなっていく」
北澤さんの畑のリンゴも、赤くはなっておらず、青っぽさが目立ちます。
玉の大きさも例年より小ぶりということです。
北澤一樹さん「降水量が少なくて暑い日が続いてしまったので、なかなかその辺はりんごに影響が出てしまいました」
県の園芸畜産課によりますと、リンゴが赤くなるには昼と夜の寒暖の差が必要ですが、猛暑で夜も気温が高い日が続いたことで、色づきが悪くなっているということです。
同様の被害は、これまでもありましたが、今年は特に多く、県内の広い範囲から被害の報告が入っているとしています。
4年前の台風19号災害で、甚大な被害を受けた、長沼地区のリンゴ畑。
北澤さんの畑も全体の3分の2のリンゴが水に浸かり、廃棄せざるを得ませんでした。
畑を覆った泥を取り除き、これまで通りに栽培できるようになってきたところでしたが、今度は猛暑により、リンゴが思うように育ちません。
北澤一樹さん「被災からなんとか家族で力を合わせて収穫できるようにやってきましたけれど、手塩にかけて育ててきたりんごが、天候によってうまく育たないのは残念に感じる」
さらに日焼けや凍霜害の影響もあって、これまでに収穫した中で例年通りの品質のものは3割ほど。
ここ数日ようやく気候が秋めいてきたことで、これからの生育に期待を寄せています。
北澤一樹さん「味自体は問題なく品質のいいものができていますので皆さんに味わっていただきたい」「これからどんどん寒くなって寒暖差もついてくると思うので、色付きはこれからに期待したいところです」
●暑すぎた夏…秋の味覚に影響大 ブドウは房が小さく柿は実り少なく 静岡 10/3
朝晩涼しげな日も増え、10月に入りようやく秋らしさを感じられるようになった。一方で気象庁が「記録的な高温」と評するように、暑さが9月下旬まで残った影響で秋の味覚に異変が起きているという。
“暑すぎた”夏 真夏日は84日
気象庁は10月2日に9月の天候のまとめを発表し、「気温は全国的にかなり高く、東・西日本では記録的に高くなった」と総括した。
9月28日には静岡市の清水区と駿河区で県内としては観測史上最も遅い猛暑日を記録するなど、静岡市の真夏日は84日を数える。これは言うまでもなく過去最多で、2022年が70日だったことを考えると、2023年の暑さがいかに異常だったのかがわかる。
暑さの影響でブドウが…柿が…
そして、猛暑の影響で秋の味覚にも“異変”が起きているという。藤枝市にある観光農園・みやま農園ではブドウの成熟が早く、また例年と比べて実と房が小さくなり、杉本浩史 代表は「こんな年は初めて」と嘆く。
照り付ける日差しで葉が“焼け”てしまうと光合成が十分にできず、ブドウが育たないため、日よけを初めてかけるなど管理に苦労したが、その分、甘みは凝縮されて味には自信を持っている。しかし、暑さで収穫期も早まり、ブドウ狩りの営業は例年より1週間ほど早く終了を余儀なくされた。
一方で、皇室献上柿としても有名な森町特産の次郎柿。太田知宏さんの畑では、すでに極早生の次郎柿の収穫が始まっているが、猛暑に加え7月の雨不足で地下水が渇水状態となったことで収穫量が例年の半分ほどに落ち込んでいる。このため、次郎柿が一番おいしいとされる11月中旬をどういう状態で迎えるのか心配が尽きず、「2〜3週間も日照りが続かず、適度に雨が降ってほしい」とこぼす。肥料や燃料の値上げも頭が痛いが、それでも惜しまずに使って病害虫対策を徹底し「おいしい柿ができれば」と前を向く。
値上がりする野菜 トマトはなんと…
さらに、影響は果実だけでなく野菜にも出ている。
農林水産省がまとめた9月25日からの週の野菜の価格動向に目を向けると、キャベツやレタス、キュウリは平年比を下回っているものの、たまねぎ、ばれいしょ(じゃがいも)、ねぎは平年以上の価格となり、トマトは平年比136%、にんじんに至っては147%となっている。
物価高により家計の苦しさを感じつつある人も多い中、猛暑による野菜や果物の価格上昇が更なる打撃とならないか心配される。
なお、気象庁は10月〜12月の天候の見通しについて、東日本の平均気温は“高い見込み”と発表している。
●やっぱり記録的酷暑 熊谷 猛暑日45日間 10/4
県内にある気象庁の8観測地点すべてで、6〜9月の平均気温が観測史上最も高かったことがわかった。熊谷地方気象台によると、4か月の平均は熊谷市とさいたま市でともに27・2度。鳩山町では7月26日に、今夏の県内最高となる39・7度を記録した。
暑さは記録ずくめで、最高気温が35度以上の猛暑日の日数も、熊谷市で45日間、鳩山町で43日間、さいたま市で35日間などとなり、秩父市を除く7観測地点で過去最多だった。厳しい残暑が続き、さいたま市では9月14日に35・0度まで気温が上昇。観測史上最も遅い猛暑日となった。
熱中症にかかる人も多かった。県によると、県内で6〜9月に熱中症で救急搬送された人は、今月3日の速報値で5384人。確定値でやや修正される可能性があるが、2008年の統計開始以降、18年の5963人に次ぐ人数だった。熱中症による死者は確認されていない。 
●関東 雨で日中20℃届かず 西はまだ真夏日も 朝晩は日ごとに冷える 10/4
きょう4日の関東は、雨で気温がぐっと下がり、都心は日中20℃に届きませんでした。一方、晴れている九州や四国では30℃以上の真夏日になった所も。あす5日は関東など夏日が戻りますが、週末にかけて朝晩日ごとに気温が下がるでしょう。布団は厚手のものをご準備ください。
九州や四国で真夏日も 都心は日中20℃以下 11月並みの肌寒さ
きょう4日は晴れている西日本を中心に気温が上がっている一方で、くもりや雨の東海や関東、東北の太平洋側は気温が上がらず、肌寒くなりました。
最高気温は、熊本県人吉市で31.0℃、高知県四万十市西土佐で30.9℃など真夏日になった所があり、福岡市27.5℃、大阪市で27.1℃と、まだ厳しい残暑になりました。
東海や関東、東北の太平洋側は気温が上がらず、最高気温は、名古屋市で22.0℃、東京都心で23.1℃、仙台市は22.4℃となり、平年より低い所が多くなりました。東京都心の最高気温は未明に観測され、日中は19℃前後で経過し、半袖では肌寒いくらいでした。
あす5日 関東は日中暑さ戻る 北海道は風冷たく
あす5日は、関東や東海など日差しが戻るとともに気温が上がり、最高気温が25℃以上の夏日が戻るでしょう。
あす5日の最高気温は平年より高い所が多いですが、北日本の日本海側では北風が強まるため、風が冷たく感じられそうです。
3連休は関東から九州は、最高気温が25℃を下回る日もあり、日中は半袖1枚だと肌寒く感じられることもあるでしょう。薄手の羽織るものを持つなど、調節しやすい服装を選んでください。
北陸や東北、北海道は、あす5日以降は、日中も羽織るものが必要な肌寒さが続くでしょう。服装選びにご注意ください。
季節進む 朝晩は一層ひんやり 暖かい布団の準備を
この先、最低気温に大きな変化が出てきます。北海道では3連休の中日は広く10℃以下となり、東北や北陸、関東、東海、近畿も15℃くらいまで下がるでしょう。内陸部はさらに強い冷え込みとなりそうです。
そろそろ厚手の暖かい布団や毛布を用意しておいた方が良いでしょう。寝冷えしないようにご準備ください。
●北海道・東北は雨・風強まる 暴風大雨に警戒 関東は晴れ間で気温上昇 10/5
きょう5日は、低気圧が発達しながら北海道へ進み、前線が北日本から東日本を通過するでしょう。北海道や東北は局地的に激しい雨が降り、大雨の恐れ。夜は暴風にも警戒が必要です。関東から九州は晴れ間でますが、にわか雨の所があるでしょう。
北海道や東北は荒れた天気
きょう5日は、前線を伴った低気圧が日本海北部にあって、発達しながら東へ進んでいます。低気圧は北海道へ進み、前線が北日本から東日本を通過するでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北日本では大気の状態が非常に不安定となっています。 北海道や東北は、このあとも雨や雷雨で、日本海側では昼頃まで、激しい雨の降る所もあるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒してください。低気圧が急発達するため、夜は風が非常に強くなり、海は大しけとなるでしょう。暴風や高波にも警戒が必要です。北陸も断続的に雨が降り、局地的には雷を伴って激しい雨が降るでしょう。風も強まり、横殴りの雨になる所もありそうです。
関東甲信や東海は午前中は雲が多いですが、午後は晴れるでしょう。ただ、山沿いではにわか雨の所がありそうです。近畿から九州は晴れ間がでるものの、雲が広がりやすいでしょう。一時的に雨の降る所がありそうです。
沖縄は台風14号周辺の雨雲や湿った空気の影響で、雲が多く、所々で雨や雷雨になるでしょう。局地的に雷を伴って激しい雨が降りそうです。海上は波が高く、先島諸島沿岸の海域ではしけるでしょう。海岸付近には近づかないようにしてください。
関東は気温上昇
きょう5日の最高気温は、北海道は18℃前後、東北北部や北陸は22℃くらいで、昨日より低い所が多いでしょう。雨や風が強まり、体感的には気温の数字よりもヒンヤリと感じられそうです。風を通しにくい上着があると良いでしょう。
一方、東北南部は25℃くらい、関東は28℃ほどと、昨日より5℃前後高く、日中は汗ばむくらいになりそうです。服装選びにご注意ください。東海から九州にかけては日本海側は23℃前後、太平洋側は25℃くらいの所が多いでしょう。この時期らしい気温になりそうです。沖縄は真夏日が続くでしょう。
●「蚊」は秋の季語に? 猛暑で活動できず、10月に活発化の可能性も 10/5
観測史上最も暑かった9月が過ぎ、ようやく秋の風が吹き始めた。でも、なぜか耳元でブーン。真夏に活動するはずの蚊だ。専門家によると、真夏の気温が高すぎて活動できず、秋になって活発になっている可能性があるという。「蚊」は秋の季語になってしまうのか。
「最近、ベランダで月見をしていたら刺された。夏はいなかったのに」。東京都中央区に住む男性(67)はつるすタイプの虫よけをドラッグストアに買いに来た。「まだ暑い日続きそうなので。子どもの頃は10月に蚊なんて信じられなかった」という。
この店では、入り口の目立つ場所に蚊の虫よけグッズが売られていた。店員の男性も「秋の主力商品ではないはずだが、まだ売れる」と話す。
殺虫剤を扱う「フマキラー」(東京)の広報担当者によると、暑さがピークとなる6〜8月は蚊対策商品の売り上げが伸び悩んだが、9月に入り持ち直したという。「9月後半に蚊の商品が伸びるのはまれ」と驚く。
今年は「異常発生の可能性」 活動時期にズレも
殺虫剤業界全体での9月4週目の虫よけ剤や殺虫剤の売り上げは、前年の同じ週の143%。「ゴキブリやダニは8月で落ち着いているので、この伸びは蚊による可能性が高い」と担当者は推測する。
フマキラーによると、本州で人間をよく刺すのは「ヒトスジシマカ」。25〜30度で活動が活発になり、35度以上で活動を弱めて木陰で休む傾向にあるという。
「害虫防除技術研究所」(千葉県)の白井良和所長によると、今年は各地で35度以上の猛暑日が続いたため、蚊も真夏の日中は活動を控えていた可能性が高いという。「猛暑で出歩く人も少なく、蚊自体も木の陰にいた。そのため、気温が落ちついた今、産卵活動が活発化しているのではないか」と分析する。 
●寒暖差大きく…難しい「衣替え」 富士山が初冠雪 2022年より5日遅く 静岡 10/5
甲府地方気象台は10月5日、富士山の初冠雪を発表しました。冬の表情になりつつありますが、静岡県内はここ数日、寒暖差が大きく、衣替えに悩む人も多いようです。
中井秀カメラマン「富士山に初冠雪です。山頂がうっすら雪化粧しているのが確認できます」
平年に比べ3日遅く、2022年に比べ5日遅い観測となった富士山の初冠雪。4日は雲がかかったため、山頂が見えませんでしたが、5日朝は晴れ間があり、2023年シーズン初めて白く雪化粧した姿を確認することができました。
富士山二合目にある裾野市の水ケ塚公園では。
神奈川県から来た男性「神奈川県から。富士山らしい絵になるかなって感じで。だんだん寒くなってくるのを実感する」
世界遺産富士山の構成資産の一つ、静岡市清水区の三保松原からも雪化粧した姿がみえました。
東京からの観光客 / Q.これから雪が積もっていくのはどう? 「楽しみだね、富士山イコール雪があったほうがいい」
三保松原文化創造センター 小林美沙子主査「今年は富士山が世界遺産に登録されて10周年の記念イヤーでもありますし、美しい富士山の姿がこれから見えてくると思うと、とても楽しみです」
冬の訪れを感じさせる初冠雪。わたしたちの生活にも徐々に変化が。
クリーニングのサトウ焼津店 長澤友利江さん「こちらが秋冬物になりますね」(焼津市のクリーニング店)「急に寒くなりましたので、秋冬物を出される方が多いと思います。今月が特に多いですね」
10月に入り、気温が下がり始めたことで、秋冬用の衣類の扱いが徐々に増えつつあるということです。ただ、9月28日には静岡市で「最も遅い」猛暑日が観測されるなど、2023年は衣替えのタイミングが難しい秋となっています。
客「朝寒いなって思って長袖着たんだけど、暑くなってきたのでまた着替えて。冬物もまだしまっちゃってあるので、また出さなきゃならないですけど」
暑さはやや落ち着きつつあるものの、時間帯による寒暖差はまだ激しく、注意が必要となりそうです。
●関東の空にうろこ雲 この後は雲が解消し晴天に 10/5
今日5日(木)、朝から雲が多めとなっていた関東は、少しずつ青空が増えてきました。天気回復の過程で、うろこ雲が出現しています。
うろこ雲(いわし雲)は、巻積雲(けんせきうん)の一種に分類されます。秋に見られることが多く、上空5,000〜13,000mの高い所に現れる雲です。巻積雲は氷の粒で形成され、雲に厚みがなく太陽光線を透過させるため、雲の底に陰ができず、白く見えます。
関東の空を覆っていた雲は、ジェット気流に沿って広がった上層雲です。この後は上空の気圧の谷が東に抜けていくため雲も海上に離れ、明日にかけては秋晴れとなる予想です。
●北日本は風が強く荒れた天気 急な雷雨や寒さにも注意 10/6
今日10月6日(金)の北日本は、発達した低気圧の影響で朝から風が強く吹いています。今夜にかけても北日本では暴風の続くおそれがあります。急な強い雨や落雷、あられなどにも注意が必要です。
札幌市内も風雨が強まる
今日10月6日(金)は、北海道西岸を南下する低気圧と千島近海を北上する低気圧がそれぞれ発達しています。大陸の高気圧との間で気圧の差が大きくなっているため、北日本や北陸は沿岸部を中心に風が強まっています。
今朝は北海道えりも岬で34.1m/sの最大瞬間風速を観測し、他にも北日本の沿岸部で最大瞬間風速30m/s以上の暴風を観測した所があります。10時現在、北海道や東北の一部で暴風警報が発表されています。
日本海側では寒気の影響による雨雲が発達しています。9時までの1時間に北海道岩見沢市で12.5mmの雨量を観測するなど、北日本の所々で雨も強くなっています。札幌市内でも雨や風が強く、朝から荒れた天気になっています。
今夜にかけても暴風に警戒を
これから今夜にかけても北日本を中心とした風の強い状態が続きます。
鉄道の運転見合わせや高速道路の速度規制など交通機関に影響が出るおそれがあります。暴風や飛来物等による停電も発生する可能性が考えられるため注意してください。引き続き大気の状態が不安定で、急な激しい雨や落雷や突風、あられなどにも注意が必要です。
昼間も気温があまり上がらず、強風や雨でかなり寒く感じられそうです。10月に入り急に秋が深まっているため、寒暖の変動で体調を崩さないようお気をつけください。
●発達した低気圧で暴風に警戒 寒気が南下 10/6
今日10月6日(金)は発達した低気圧の影響で北日本を中心に暴風に警戒が必要です。上空には寒気が南下するため大気の状態が不安定で、激しい雨や落雷・突風にも注意してください。晴れる関東以西でも北風が強めの一日です。
北日本・北陸は暴風に警戒を
北海道付近と千島付近の低気圧が発達していて、大陸の高気圧との間で気圧の差が大きくなっているため、北日本や北陸は沿岸部を中心に風が強まっています。日本海沿岸や太平洋沿岸では既に最大瞬間風速30m/s以上の暴風を観測しています。午後はオホーツク海沿岸でも風が強まる見込みです。
また、この風の影響で上空にはこの時期としては強めの寒気が南下していて、平年よりも高い海水温との温度差が大きくなって大気の状態が不安定となっています。日本海側の各地や北海道では激しい雨や落雷・突風にも注意してください。
関東以西は晴れても風が強め
関東や東海・西日本の各地は昼間は晴れる所が多くなります。朝は肌寒くなっていますが、最高気温は25℃前後まで上がる所が多い予想です。
各地とも北寄りの風がやや強く吹く予想です。昼間はカラッとしていて気持ちが良さそうですが、朝晩は夏の格好では寒そうです。
沖縄は雲が多く先島諸島は雨に
秋雨前線の影響で沖縄は雲が広がりやすく、先島諸島を中心に雨が降る見込みです。朝晩は過ごしやすいものの、湿度が高く、昼間は蒸し暑い体感となりそうです。
強い台風14号(コイヌ)は南シナ海に離れ、影響は次第に小さくなりますが、引き続き高波には注意してください。
●三連休後半は雨強まる可能性 10/6
明日からの三連休は後半に西日本や東日本で雨の降る所が多い予想です。
三連休後半は西日本〜東日本で雨強まる可能性
北日本や北陸では三連休初日の明日7日(土)も風の強い状況が続き、寒気の影響で強い雨や落雷のおそれがあるため注意の必要な状況が続きます。
東日本や西日本は、連休初日は比較的穏やかな天気となる所が多そうです。ただ、連休2日目の8日(日)〜9日(月)スポーツの日にかけては、東シナ海で発生する低気圧が本州の南を通過する予想で、広範囲で雨が降る予想です。低気圧や前線の動向によっては大雨となることも考えられるため、今後の情報に注意してください。
連休明けには低気圧が日本の東から千島付近へ進むため、北日本でも天気が崩れます。
気温は平年並みか低め 最高気温が20℃未満の日も
この先一週間を通して気温は平年並みの日が多く、厳しい残暑の復活はなさそうです。そして雨の降る日は気温が上がらず、福岡では8日(日)の最高気温が19℃と11月並みの予想となっています。
この時期は日ごとの気温差だけでなく、晴れる日は朝晩と昼間の気温差も大きくなるため、寒暖差で体調を崩さないようお気をつけください。
沖縄は曇りや雨の日が多い
沖縄付近には秋雨前線の停滞する日が多く、しばらく曇りや雨のすっきりとしない天気の日が続く予想です。
気温は比較的高めで、まだ真夏日になるところも多そうです。 
●“今季一の寒気”関東はヒンヤリ 秋の箱根は“風物詩”が解禁も…異常事態 10/6
関東甲信は秋晴れが広がり、雪化粧した富士山がくっきりと見えます。3連休を前に富士山の麓ではこの時期ならではの名物が…。
“台風並み”低気圧で冬が来た?
列島は冷え込みが強まりました。朝焼けが照らす湖。気嵐が立ち込め、幻想的な景色が広がります。長野県の野辺山では今シーズン全国で初めて0℃を下回る冬日となりました。長野市はコートにダウンと、すっかり冬の装いです。
“今季一の寒気”関東はヒンヤリ
秋の箱根で解禁されたばかりのワカサギ漁。ところが、水面下では近年まれにみる異常事態が起きていました。6日午前5時の箱根・芦ノ湖。山々を輝かせ始めた朝日が暗い海を照らしています。漁師歴25年の大場征広さん(47)。
ワカサギ漁師 大場征広さん「富士山もきのう初冠雪。この時期から朝晩はぐっと冷えます。寒いです」
気温が8℃まで冷え込むなか、5日に仕掛けた網を引き揚げます。網に掛かっていたのは、箱根町特産のワカサギです。ただ、今年は異変が起きていました。3つの刺し網のうち、掛かっていたのは1つだけ。しかも、わずか20匹程度です。
大場征広さん「解禁してまもなくで、こんなに取れないのは、何年に1回の大不況というか…」
一体、何が起きているのでしょうか。漁師が推測する原因が今年の猛暑です。
秋の箱根で絶景 でも“風物詩”が
大場征広さん「夏がすごく暑かったので水温が下がり切っていない。水面を見てもらうと分かると思うけど、今湯気みたいな、気嵐というらしいんですけど、完全に水温が気温より高い」
ワカサギは水温10℃以下の環境を好むそうですが、6日は22℃。そのため他の漁師も漁協も嘆き節です。一日に水揚げされるワカサギだけでは、出荷にこぎつけられません。
芦之湖漁業協同組合 福井達也代表理事組合長「今は備蓄して、ある程度たまってから出荷する。残念な状況」
ワカサギ料理が自慢の箱根のそば店。漁の解禁から、およそ1週間待ってようやく…。
深生そば 磯崎篤志店長「きょう初めて入ってきた。『生(ワカサギ)』が。待ち遠しかったですね」
水がきれいな芦ノ湖のワカサギは臭みが少なく、味も絶品だといいます。初めての味にイタリア人も…。
イタリアからの観光客「うーん、ベリーグッド。ベリーベリーグッド」
5日、初冠雪した富士山。箱根も秋らしい気温が戻りつつあります。漁師は今後の「豊漁」に期待を寄せています。
福井達也代表理事組合長「涼しくなってきて水温が下がってくることにより、良い方向に変わるのではないかと期待している」
●味は問題ないものの…猛暑がコメにも影響か 福島県 10/6
記録的な夏の暑さの影響で「お米の品質」に異変が起きています。影響は、どこまで広がるのでしょうか。
福島県内有数のコメどころ会津地方は実りの秋を迎え、会津若松市の長谷川泰道さんの田んぼでも、いつもより10日ほど早くコシヒカリの収穫が最盛期を迎えていました。ところが…。
長谷川さん「中には全く実が入っていないのもありますね。(Q例年よりも?)多いですね」
もみの中にコメが入っていない稲が2023年は多いというのです。そのワケは…。
長谷川さん「梅雨明けの暑さからずっとお盆過ぎ、9月の頭まで暑かったのが、今までにないですよね」
夏の猛暑の影響です。記録的な暑さは会津若松市も例外ではなく。梅雨明けから30日以上猛暑日となったほか、8月の平均気温は平年と比べて3.8度も高くなりました。
長谷川さん「暑くて肥やしが早く効いちゃったんですね。皮が厚くなるんですよ、身を守ろうとして」
あの手この手の対策をしたものの、影響は避けられずコメの粒が小さくなってしまい、収穫量が1割ほど減少する恐れもあるというのです。さらに、異変はこんなところにも…。収穫したコメはセンサーカメラで色や形を識別し、検査でクリアしたものだけを出荷していますが…
長谷川さん「白くはなると思うんです。高温障害で、暑すぎると」
味は問題ないものの、猛暑の影響でコメが白く濁ってしまう現象が起きていました。「JA会津よつば」によりますと、コメ粒の見た目や大きさ、それに水分量などをもとに格付けされる指標のうち、会津米に占める1等米の割合は2022年が97%だったのに対し、ことしは今のところ70%にまで低下しているといいます。
長谷川さん「数量採れないうえに、等級下がると値段がぐっと下がっちゃうので、大変な思いはしますよね」
2等米に等級が下がると言っても味には問題なく、例年通りおいしいコメに仕上がっているそうです。
●「拾うのに大変…」 秋の味覚"ギンナン"  例年より10日早く熟し落下 静岡 10/6
秋の味覚の1つ「ギンナン」。猛暑で実が早く熟し木から落ちてしまい、農家は腰をおろしての収穫作業を余儀なくされています。
富士宮市の農家・渡辺晴巳さんの畑には300本のギンナンの木が植えられていて、毎年この時期はたくさんの実がついているはずですが…
ギンナン農家・渡辺晴巳さん:高温が続いて、実が早く熟してしまった。「藤九郎」という種類で一番大きくなるタイプですが案外、小粒で早くに落ちてしまった
猛暑の影響で例年よりも10日ほど早く実が熟し、ほとんどが木から落ちてしまったということです。
例年の収穫作業ではシートを広げて木を揺らして落としていましたが、今年は腰をおろしての作業を余儀なくされています。
渡辺晴巳さん:シートを敷くのに間に合わなかった状態で、拾うのに大変かな
ギンナンの収穫は年末頃までおこなわれ、しばらくは落ちたギンナンを拾う作業が続くということです。
●秋の風物詩「たけふ菊人形」開幕 猛暑の影響で見ごろは10月19日頃 福井 10/6
越前市では、6日、秋の風物詩「たけふ菊人形」が開幕しました。今年は猛暑の影響でキクの生育が遅れ、キクの花の見ごろは例年より1〜2週間遅い、10月19日頃ということです。
初日の6日は、武生中央公園でセレモニーが行われ、関係者らが開幕を祝いました。今年のテーマは、『こころ花やぐ越前たけふの絵本旅』。来年の北陸新幹線県内開業にちなみ、「旅」にまつわる童話や物語をキクの花で表現した人形10体が飾られています。
鬼を退治する一寸法師を表現したものや、は来年、越前市ゆかりの平安時代の作家・紫式部を主人公にした大河ドラマがスタートするのに合わせて、オレンジや黄色の華やかなキクの着物をまとった紫式部などが展示されています。
訪れた人は、写真を撮るなどしながら秋の風物詩を楽しんでいました。
越前市によりますと、今年は猛暑の影響でキクの生育が遅れていて、見ごろを迎えるのは例年より1〜2週間遅い19日頃の見通し、キクの栽培も難しい年になったようで、愛好家らが腕を競うキクの作品の出展もまばらになっています。
遅咲きのキクの出展は24日を予定していて、10月末には作品が揃い例年通り美しい菊の競演を見ることができるとのことです。
●7日も北日本中心に強風 東北の日本海側や北海道は雨 晴れる所は夏日も 10/7
3連休初日の7日(土)は、西高東低の気圧配置は次第に緩みますが、北日本を中心に風が強く吹きそう。東北や北海道は断続的に雨脚が強まり、土砂災害に警戒を。晴れる関東甲信などは夏日の所もありますが、カラッとした暑さに。
北日本中心に西高東低 前線が沖縄を北上
きょう7日(土)は、西高東低の気圧配置は次第に緩んできますが、北日本を中心に等圧線の間隔が狭くなっています。きのう6日(金)のような暴風の所はないものの、東北や北海道では沿岸の地域を中心に風の強い状態が続くでしょう。
一方、沖縄付近に停滞する前線が次第に北上する見込みです。前線周辺では雨雲が発達しやすく、湿った空気が流れ込む九州も雨が降りやすいでしょう。
7日 関東などは秋晴れ
きょう7日(土)は、沖縄では曇りや雨で、昼前後は雨の範囲が広がりそうです。沖縄本島地方は雷を伴って 激しく降る所もあるでしょう。九州は朝から雨の降っている所がありますが、天気はゆっくり下り坂。夜は南部を中心に雨の降る所が多くなりそうです。
四国や中国地方、近畿は、晴れ間があっても、雲が広がりやすいでしょう。東海は朝のうちは雲が多いものの、日中は日差しが届きそうです。関東甲信は、おおむね晴れるでしょう。ただ、山沿いでは所々で雨が降りそうです。
北陸は雲に覆われて、新潟県は断続的に雨や雷雨となるでしょう。東北は日本海側で雨が降ったりやんだり。局地的に雷を伴って、ザッと強く降りそうです。太平洋側も内陸では雨の降る所がありますが、沿岸は晴れる見込みです。北海道は日本海側やオホーツク海側で雨が降り、雷雨になる所があるでしょう。
晴れる所では気温上昇 朝晩と日中との気温差に注意
最高気温は、きのう6日(金)と同じくらいか2℃ほど低い所が多いでしょう。
沖縄は30℃以上の真夏日で、蒸し暑さが続きます。九州や四国、中国地方は23℃〜25℃くらいの所が多く、日中の気温の上がり方は鈍くなるでしょう。ムシッと感じられるかもしれません。
近畿から関東甲信も25℃くらいの所が多いですが、カラッとした陽気が続きそうです。夜は再びヒンヤリしてきますので、羽織るものでうまく調節してください。
北陸は22℃くらい、東北は20℃前後で、平年並みの所が多いでしょう。北海道は、きのう6日(金)より2℃ほど低く、15℃前後の所が多くなりそうです。雨が降る所では、日中も気温はほとんど上がらず、北よりの風の影響でいっそうヒンヤリと感じられるでしょう。
●記録的猛暑で「1等米」激減、農家「こんな年は初めてだ」…野菜の高騰も続く 10/7
今夏の記録的な猛暑で農作物の収穫に大きな影響が出ている。各地で品質の評価が低下したり、不作に陥ったりしていて、農家からは「このままでは農業が続けられなくなる」との悲鳴も上がる。専門家は、暑さに強い農作物の開発を急ぐ必要があると指摘している。
稲刈り中断
「50年やっているが、こんな年は初めてだ」。新潟県十日町市で「魚沼産コシヒカリ」などを生産する宮内賢一さん(72)は米が育たず、稲刈りを中断した田んぼを見つめて嘆いた。
新潟県は8月、県内で気温を観測する28地点のうち27地点で月平均気温が観測史上1位を更新するなど、記録的な猛暑に見舞われた。宮内さんの一部の田んぼでも一時、干上がる事態となった。収穫した米は白く濁った粒が多くなり、等級検査で粒の形や色といった見た目の評価が最も高い「1等米」は例年、出荷の9割を占めるのに、今年はほとんどなかった。
宮内さんは「肥料など生産コストは上がる一方で、今年の米は赤字だ。これが続いたら農家はできなくなる」と危機感を募らせる。
県の調査では、県産コシヒカリの1等米の比率は9月末時点で3%。2022年までの過去5年平均69%から大幅に落ち込んだ。県は「等級が下がっても味は変わらない」とアピール。各JAも試食会を開き、おいしさが変わらないことをPRするのに躍起だ。
JAが支援
気象庁によると、今年6〜8月の日本の平均気温は、1898年の統計開始以降、過去最高を記録し、「異常気象」(気象庁)となった。高温によって、でんぷんが十分に蓄えられず粒が白く濁る「白未熟粒しろみじゅくりゅう」が各地で確認されるなど、米の品質に影響が生じている。
農林水産省によると、8月末時点の等級検査で、1等米の割合は、埼玉県で前年同期比22ポイント減の31%、愛知県で同19ポイント減の39%、兵庫県で同19ポイント減の34%などとなった。現在収穫が進む北海道や東北、北陸などでも、今後、1等米の比率が低下する見込みだという。
米の等級は、農家の収入に関わる。農家がJAから受け取る米の前金は等級によって決まるからだ。1等米の比率が低い地域のJAなどは、前金を増額するなどして支援にあたるとしている。
「秘伝豆」収穫始まらず
猛暑の影響は米以外にも及んでいる。
農水省が3日に発表した食品価格動向調査(9月25日〜27日、全国平均)によると、1キロ・グラム当たりの小売価格(税込み)はニンジンで平年より47%高い635円になるなど高値となった。高温で育ちが悪かったり、日焼けしたりといった被害により出荷量が減っているためで、10月もダイコンやネギで高値が続く見通しだという。
宮城県角田市では、市特産の枝豆「秘伝豆」が不作に見舞われている。
秘伝豆は、県の特産「ずんだ餅」の餡あんに調理される。同市の農事組合法人「グリーンファイブえだの」では例年、10月上旬までに1トン近くを収穫するが、今年は収穫作業すら始まっていない。猛暑に加えて雨が少なかったため、さやが半分以上落ち、実がついても小ぶりで変色したものが多いという。
同法人代表の今野幸夫さん(71)は「ここまでの不作は20年前に枝豆を作り始めてから初めてだ。猛暑が来年も続けば作付けをやめないといけないかもしれない」とため息をつく。
馬場健司・東京都市大教授(環境政策学)の話「地球温暖化で、農作物の生産は今後も高温による影響を受けることが避けられない。安定的な生産のため、国は、自治体などが進めている高温耐性品種の開発について、科学的な根拠に基づき迅速化できるよう、気象データを提供したり、費用を支援したりして、後押ししていくべきだ」
●黄金色に染まるススキ原 猛暑で1週間早く穂が開く 箱根・仙石原 10/7
神奈川県箱根町の「仙石原すすき草原」で、大きく育ったススキが夕日を浴びて黄金色に染まり、訪れた人を楽しませている。
すすき草原は台ケ岳(標高1045メートル)のふもとに広がり、面積は約18ヘクタール。町立箱根湿生花園によると、今年は気温の高い日が続いたため穂が開くのが例年よりも1週間程度早かったという。見ごろは11月上旬まで。 
●寒暖差激しく 南は真夏日 北は最高気温1桁 あす8日は西〜東日本も肌寒く 10/7
きょう7日は暖気の流れ込んだ沖縄で真夏日が続出する一方で、寒気の影響を受けた北日本は空気が冷たく、最高気温が1桁の所も。あす8日は西〜東日本でも気温が下がり、冷たい空気に包まれそうです。
季節を分ける秋雨前線 沖縄は真夏日 九州〜北海道は気温低め
きょう7日は、秋雨前線が沖縄付近に停滞。前線の南側の暖気が流れ込んだ沖縄では蒸し暑くなり、最高気温が30℃以上の真夏日の所が多くなりました。那覇市でも30.8℃と9月中旬並みの暑さでした。
一方、秋雨前線の北側の九州〜北海道は最高気温が平年並みか低くなった所がほとんどです。特に寒気が流れ込んだ北日本は空気が冷たく、北海道の阿寒湖畔の最高気温は9.1℃と11月中旬並み。北海道の遠軽町白滝や青森県八甲田山系の酸ケ湯でも最高気温が10度に届きませんでした。
あす8日は西〜東日本で空気冷たく 福岡は11月並み
あす8日は秋雨前線が本州の南岸まで北上して、西〜東日本は太平洋側を中心に広く雨が降る見込みです。前線の北側の冷たい空気が入るため、きょう7日よりも肌寒くなる所が多いでしょう。
予想最高気温は、福岡で19℃と11月中旬並み。鹿児島や高知は21℃と、いずれもきょうより5℃くらい下がる予想です。広島や大阪、名古屋、東京都心もきょうほど上がらず、昼間も空気がヒンヤリしそうです。晴れる北海道はきょうより上がる所が多いでしょう。
一方、沖縄はあすも真夏の空気に包まれて、那覇の最高気温は連日30℃を超える見込みです。
●猛暑と大気汚染は単体でも危険だが組み合わさるとさらに死亡リスクが上がる 10/7
2023年7月は世界的に「観測史上最も暑い月」だったことが報じられており、今後もますます気候変動に伴う気温の上昇が進むことが懸念されています。そんな気温上昇にPM2.5(微小粒子状物質)などによる大気汚染が組み合わさると、さらに死亡リスクが増加してしまうと南カリフォルニア大学の研究者らが警告しています。
猛暑と大気汚染はそれ単体でも人体に深刻な悪影響を及ぼし、死亡リスクを増加させることが知られています。そこで、南カリフォルニア大学の公衆衛生科学部で助教を務めるエリカ・ガルシア氏らの研究チームは、熱波や山火事による大気汚染が発生しやすいカリフォルニア州における2014年〜2020年の死亡者数データを分析しました。
合計150万人もの死亡者数データと死者が出た日の気象条件を分析した結果、「暑い日」と「PM2.5の濃度が高い日」には、それぞれ死亡者数が増加していることが判明。そして、猛暑と大気汚染が同時に発生した日は、それぞれが単体で発生した日よりもはるかに死亡者数が多いことがわかりました。
以下の棒グラフを見ると、水色の「PM2.5濃度が極端に高かった日」は死亡リスクが5%増加し、赤色の「極端に暑かった日」は死亡リスクが6%増加したことがわかります。さらに、紫色の「極端な大気汚染と猛暑の両方が生じた日」は、死亡リスクが21%も増加したことが読み取れます。この影響は特に高齢者で顕著となり、75歳以上の死亡リスクは大気汚染と猛暑が両方発生すると33%以上も増加したとのことです。
猛暑と大気汚染が組み合わさることで死亡リスクが高くなる理由について、研究チームはいくつかの仮説を提唱しています。まず一つめが、活性酸素の産生と分解のバランスが崩れることによる酸化ストレスです。大気汚染と猛暑は過剰な活性酸素の産生を引き起こすと共に抗酸化物質の活性を低下させるため、酸化ストレスを悪化させてしまうとのこと。
二つめが、猛暑による睡眠不足が影響しているという可能性です。今回の研究では、夜間の高い気温と大気汚染が同時に発生した際、最も悪影響が大きくなることが示されました。これは、夜間の気温が高いことで睡眠が妨げられ、体温調節機能の乱れなどが相まって大気汚染の影響を受けやすくなる可能性を示唆しています。
また、特に高齢者は心臓病・高血圧・糖尿病・肺疾患などの慢性的な健康問題を抱えていることが多く、体温調節障害も加齢と共に発生しやすくなります。そのため、猛暑と大気汚染の組み合わせが高齢者により深刻なダメージを与える可能性があるとガルシア氏らは述べています。
今回の研究はアメリカのカリフォルニア州を対象にしていますが、気候変動は世界中の多くの国や地域で気温を上昇させており、屋外のPM2.5のレベルにも影響を及ぼしているため、問題はカリフォルニア州だけにとどまりません。研究チームは、極端な暑さや大気汚染による悪影響を軽減するため、人々は対策を講じるべきだと指摘。ショッピングモールや公共の場所にエアコンを配備し、自宅でも暑い日はエアコンを付けるようにすることで猛暑のダメージを軽減できるほか、空気清浄機などの導入も役に立つと主張しました。
●暑い、としか…… 10/8
ようやく、というよりは突然涼しくなり、やっと秋が来たか、暑さ寒さも彼岸までやしな、とほっとしていると、またもや暑い。日差しが照りつける道を歩きながら、思わず、うそやろ、とつぶやいてしまった。
大阪から東京に移って、東京で夏を過ごすのは18回目になる。2000年頃、大阪や京都の連続猛暑日や連続熱帯夜の日数と比べれば東京は格段に少なかった。お彼岸を待つまでもなく、お盆を過ぎれば猛暑の年でもすーっと暑さの勢いがなくなる感じだった。東京の夏は楽やなあ、今まで自分は夏は苦手やと思ってたけど、大阪が暑すぎただけやってんや、と余裕を感じて過ごした。
今年の東京は9月後半になっても35度近い日が続いた。7月や8月が年々暑くなっているのは実感していたが、9月にこんなにも暑いのは初めてで、まだ真夏やったっけ?と日差しにめまいがする。温暖化、と日本ではまだ穏便な言葉が使われているが、気候変動があまりに激動すぎて、たった15年ほどでこんなにも変わるのかと愕然(がくぜん)とする。
20年前にベトナムのホーチミンを旅行したとき、初日はなにも知らずに昼間に外に出た。朝はあれほど市場が立って賑(にぎ)やかだったのに、人の姿はまったくない。屋外で見かけたのは巨大な銅像の日陰でじっとしていた二人だけ。店に入ると、床で店員さんが昼寝中でびっくりした。床はひんやりして気持ちいいのだろうと思った。部屋に戻ったら日焼け止めも帽子も完全防備だったのに顔が熱く、頭がぼんやりした。高温のときは外に出るものではないのだと学んだ。夕方になるとまた人が出てきて、川沿いの道で涼んでいた。
暑すぎる東京の路地を歩いていたら、彼岸花はちゃんと咲いていた。だけど、これからは今までと同じ季節感でイベントや行動はできないのだろうなと思う。高校時代に先生がベタなシャレで「7月でこんなに暑かったら12月なんかどんだけ暑いんやろな」とよく言っていたが、今は笑えないかもしれない。 
●関東 スポーツの日は広く雨 激しい雨も 11月並みの寒さ 10日は再び夏日 10/8
関東は、あす9日(月:スポーツの日)は断続的に雨で、昼過ぎまでは沿岸部を中心に雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。大雨となる恐れがあります。東京都心の最高気温は17℃と11月並みで、北よりの風も強まり、寒くなりそうです。10日(火)はまた夏日で、気温のアップダウンが大きくなるでしょう。体調管理に注意。
前線上を低気圧が進む
きょう8日(日)、前線が西日本の南に延び、前線上の低気圧が九州に近づいています。15時半現在、九州から東海にかけて雨が降り、関東にも雨雲のかかっている所があります。
あす9日(月:スポーツの日)にかけて、前線が西日本から東日本の南の海上に延びるでしょう。低気圧は九州の南から四国沖へ進み、次第に不明慮となりますが、関東沖に新たな低気圧が発生する予想です。前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、関東では大気の状態が不安定となるでしょう。
あす9日(月:スポーツの日)は広く雨でヒンヤリ
関東は、今夜(8日)は雨の範囲が広がるでしょう。南部では次第に本降りの雨となりそうです。
あす9日(月:スポーツの日)は、雨が降ったりやんだりするでしょう。昼過ぎまでは沿岸部を中心に活発な雨雲がかかり、千葉県や茨城県では雷を伴って激しい雨の降る所がありそうです。総雨量が150ミリほどと大雨となる恐れもあり、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。東京都内もザーザー降りの雨になる時間があるでしょう。お出かけの際は大きめの傘があると良さそうです。車でお出かけされる方もいらっしゃると思いますが、アンダーパスなど低い道路の冠水にご注意ください。
冷たい雨に加えて、北よりの風が吹き、日中も気温の上がり方は鈍いでしょう。日中の最高気温は東京都心で17℃と11月並みとなる予想です。沿岸部を中心に風がやや強く吹いて、気温の数字より寒く感じられそうです。お出かけの際は上着があると良いでしょう。
天気も気温も変化大 また夏日も
この先も天気は短い周期で変わり、気温のアップダウンも大きくなりそうです。
10日(火)は午前中を中心に雨が降りますが、日中は内陸部ほど日差しが戻るでしょう。最高気温は25℃くらいまで上がり、東京都心も夏日(最高気温25℃以上)になりそうです。11日(水)と12日(木)も大体晴れて、夏日になる所が多いでしょう。日中はまた半袖が活躍しそうです。
13日(金)は湿った空気が入り、次第に雨が降るでしょう。14日(土)は広く雨で、日中の気温の上がり方は鈍くなりそうです。内陸部では最高気温が20℃に届かない所があるでしょう。
この先、天気も気温も短い周期で変わりそうです。季節の変わり目の時期、体調を崩さないよう服装で上手に調節してください。
●今日の天気予報 三連休最終日は関東などで強雨注意 10/9
三連休最終日の9日(月)・スポーツの日は関東など東日本から東北で雨の所が多く、肌寒い一日となります。西日本はゆっくり天気が回復していく見込みです。
関東などは雨が強まり肌寒い
関東や東海、北陸は朝から雨で、関東では一時的に雨の強まる所があります。東北も次第に雨の範囲が広がる見込みです。
厚い雲に覆われて昼間も気温が上がらず、関東や東北では最高気温が20℃に届きません。11月並みの肌寒さになる所もありますので、服装選びにお気をつけください。
西日本は雲が多めも気温上昇
西日本の天気は回復傾向です。太平洋側では雨が残りやすいものの、九州北部などでは雲の隙間から日差しが届くこともありそうです。
雲が多めですが昼間は気温が上がって、九州や中国・四国では25℃を上回る所があります。昨日8日(日)より大幅に高く、少し蒸し暑さを感じるかもしれません。
北海道は晴れてお出かけ日和
高気圧に覆われて晴れる所が多くなります。朝は放射冷却現象が強まって冷え込みそうです。昼間は日差しが届いて20℃前後まで上がり、お出かけ日和となります。
夜は太平洋側でにわか雨の可能性があるため、帰りが遅くなる場合は念のため折りたたみの傘をご用意ください。
●週中頃は広く穏やかな天気 秋らしい体感の一週間 10/9
この先一週間は天気が周期変化します。連休明けの10日(火)は雨の降るところがありますが、その後は移動性高気圧が通過して、広く晴れて穏やかな天気となりそうです。ただ、次の週末は再び天気が崩れる可能性があります。
天気は周期変化 連休明けは傘がお伴
三連休明けの10日(火)は、日本海側で雨の降るところが多くなります。関東など太平洋側も変わりやすい天気となり、傘が手放せない一日となりそうです。
その後12日(水)から13日(木)にかけては移動性高気圧が本州付近を通過し、広く穏やかな天気になります。
ただ、次の週末は上空の気圧の谷が近づいて、天気が崩れる予想です。随時、最新の気象情報をご確認ください。
秋らしい体感の一週間 寒暖差に注意
この先一週間を通して気温は平年並みの日が多く、昼間でも秋を感じられる日が多くなりそうです。この時期は日ごとの気温差だけでなく、晴れる日は朝晩と昼間の気温差も大きくなります。服装でうまく体感を調整して、寒暖差で体調を崩さないようお気をつけください。 
●都心ブルブル“11月中旬並み”の肌寒さ 3連休最終日各地にぎわい 10/9
9日、東京は、11月中旬並みの冷え込みとなった。「イット!」では、連休最終日の列島各地を取材した。
3連休の最終日、あいにくの雨となった東京都心。観光名所・浅草では、雷門の前で写真を撮ろうとする人が、冷たい雨の中で列を作っていた。小学6年生「足がぬれているので寒いです。靴下替えます」撮影した午前10時の気温は14.6度と、11月中旬並みの寒さだった。
一方、秋晴れとなったのが、北海道。雪に覆われた山肌には、多くの登山者の姿も見られた一方、山の麓の木には、赤や黄色に色づき、雪と紅葉の絶景コラボレーションが人々の目を楽しませていた。
大分・由布市湯布院町では、食べて叫ぶユニークなイベントが開かれた。参加者はバーベキューで食欲の秋を満喫し、目いっぱい叫んだ。女の子「きょうの肉うまかった!」女性「お金欲しい! 彼氏欲しい! 幸せになりたい!」審査の対象は、声の大きさと、叫んだ内容のユニークさ。会場には、おなかを満たした参加者たちの笑顔が広がっていた。
スポーツの日の9日は、体を思いっきり動かすイベントも大盛況だった。
奈良・御杖村の昭和レトロな板張りの廊下で行われていたのは、雑巾がけ大会。長さ101メートルもある廃校となった学校の廊下を使ったイベントで、小学生から78歳までのおよそ180人が参加。滑りやすい床に苦戦し転んでしまう女の子がいた一方、きれいな姿勢を保ったままゴールする雑巾がけ名人も。参加者「簡単かなと思ったら、めちゃくちゃ距離が長くてびっくりした」
長野・松本市では、子どもの健やか成長を願う「泣き相撲大会」が開かれた。2歳までの赤ちゃんが参加し、顔をくしゃくしゃににして泣いたり、まったく泣かなかったりと、さまざまな表情を見せていた。
群馬・JR高崎駅のホームでは8日、アツアツのお汁にサクサクのかき揚げを乗せた「かき揚げそば」が人気の立ち食いそば店に、多くの人が集まっていた。1983年にオープンして以来、多くのお客さんから愛されてきた「高崎そば第5売店」が施設の老朽化から店の維持が困難となり、このたび閉店することになった。そこで閉店を惜しむ多くのファンが、店に詰めかけていた。8年前からの常連客「東京から、きょうはこれを最後に食べに来ました。(味は)変わらなくておいしかったけど、やっぱりちょっと寂しい感じもする。これが最後だと思うと」営業最終日に集まったファンの数は、831人。回転の速い立ち食いそば店でありながら、一時40分待ちの行列もできるほどだった。そして、ついにその時を迎えた。「どうも最後までありがとうございました。こちらで営業終了させていただきます。ありがとうございます」こうして、40年の歴史に幕を下ろしたホームの名店。思い出の味は、色あせることなく、ファンの心の中に残っていくはず。
●3連休最終日 旭岳は観光客で賑わう 猛暑の影響で紅葉に遅れ… 北海道 10/9
3連休最終日の9日、行楽地は多くの観光客で賑わいました。猛暑の影響で色づきに若干の遅れが出ているという今年の紅葉、ヘリコプターで上空から確認してきました。
依田英将アナウンサー「大雪山系旭岳です。ふもとは秋の紅葉、そしてそこから山の方に目をやりますと絶景の冬山を見ることができます。秋と冬、2つの季節を楽しめる本当に良い時期になりました」。
北海道内で最も高い標高2,291mの旭岳。3連休最終日の9日も、紅葉狩りや登山を楽しむ人で賑わっています。
美瑛町から「景色もきれいでいいですね。雲一つないのでやっぱり綺麗に見えて山の雄大さがすごいはっきり見えて印象的でした」。
旭川から「山が大好きできのうも大雪高原温泉行ってきて」。
そう話す登山客がきのう撮った写真。水面に映る紅葉が幻想的です。
旭川から「すごい今年は黄色がきれいだなと思ったのと、その中に赤があって上に上がってくるほど緑があってすごい綺麗でした」。
日本一早いとも言われる大雪山系の紅葉。しかし、今年はいつもと少し様子が違うようです。
依田英将アナウンサー「私、何年もこの時期ヘリコプターに乗っていますが今年は少々色づきが物足りないかなという印象もあります」。
44日連続で真夏日が続くなど猛暑となった今年の道内。木々の色づきが遅れています。札幌市南区の定山渓でも緑が目立ちます。観光協会によりますと、まだ色づきは4割程度。今年のピークは例年よりも1週間ほど遅れ10月下旬を見込んでいるということです。一方で、例年通り秋の風物詩が見られる場所も…千歳市にあるインディアン水車には、千歳川に帰ってきたシャケを一目見ようと多くの人で賑わいました。
サケを見に来た人「あそこの2匹サケ」。「楽しめました。いくらとかサケとか好きなので食育になっていいなと思って」。
そして、さっぽろ羊ヶ丘展望台にもたくさんの人たちが…
井口七海記者「ズラーッと並んでいる人たちのお目当ては、こちらのホタテなんです。」
札幌の羊ヶ丘展望台でこの3連休に開かれたホタテ祭り。中国の輸入停止措置をうけて行き場を失った北見市常呂町のホタテを多くの人に食べてもらおうと開催されました。殻付きの焼きホタテを先着50人に無料で配布する大盤振る舞いです。
まつりに来た人「おいしい」 「とてもおいしいです。並んだかいがありました。身が厚い。甘いし」。
●暑すぎた夏の影響が「ネギ」に…そして「ラーメン」に 10/9
この夏の長引く暑さで静岡県内でもネギの生育に影響が出ています。ネギを必需品とするラーメン店は悲鳴を上げています。
これからの季節、温かい料理に欠かせないのが”ネギ”。そんなネギに今、ある”異変”が起きているといいます。
栗田麻理アナウンサー「青々としたネギ畑が広がっています。こちらの畑では10月下旬ごろを目途に収穫する予定だったということですが、ネギの成長が遅れているため収穫時期も遅くなっているということです」
磐田市にある後藤農園。年間およそ200tの白ネギを出荷しています。そんな農園でいま、1カ月近く収穫に遅れが出ているといいます。
後藤農園 後藤智一代表「9月に入って通常は夜の温度が下がって生育が旺盛になる時期だったが、9月がかなり高温だったことで生育が遅れた。(ネギは)生育適温というのが15℃〜25℃と言われているので、そこを外れると生育しないわけではないが、生育が緩慢になるという現象になる」
ネギの異変の理由は「暑さ」です。今年は全国20の地点で35℃以上の猛暑日が過去最多を更新しました。県内でも今シーズンは静岡市で84回、浜松市で87回といずれも過去最多記録を大きく更新しました。静岡市については、9月28日に最高気温35.8℃を記録。東海地方で最も遅い猛暑日を13年ぶりに更新していて、まさに「記録づくしの夏」となりました。
暑い上に期間が長かった「今年の夏」。その暑さがネギの成長を妨げたといいます。
後藤農園 後藤智一代表「この辺は太いですよね」
Q.一回り以上違う
「これもこれも(太さが)違う」「これなんかも細いので、こういうものはスーパーに並ばないネギ」
規格のサイズにならなければ出荷はできず、収穫量は去年に比べて30%ほど減ってしまっているといいます。
また白ネギは日光に当てないことで”あの白い部分”が作られていきます。
そのため通常は栽培過程で土を被せていくのですが、高温になった土を被せることは、ネギ自体の傷みの原因になってしまうため、そうした過程が滞ってしまったことも遅れが発生した要因となっています。
後藤農園 後藤智一代表「売上がたっていない。1カ月ずれるということなので、その分の資金繰りが苦しくなったりだとか、従業員には給料を払わないといけないので、そういった影響が一カ月ずれるだけでかなり苦しくはなる。厳しい。一言で言えば厳しい」
そうしたネギの不作の影響は、飲食店にも出てきていました。
「はいすいません。おまちどうさま!」静岡市清水区のラーメン店。この店一番の人気メニューはネギラーメン青。濃厚なスープにさっぱりとした九条ネギが食欲をそそる一品ですが、この人気メニューにいま危機が訪れていました・・・。
全開屋! 横内英明店長「九条ネギが産地から直送で送ってもらっているが、そちらから入ってこないので早めに売り切れたりしている」
こちらの店では、九条ネギを京都から直接仕入れているということですが、満足に仕入れができないというのです。そのため、ラーメン店ではよく聞く「スープがなくなり次第終了」ならぬ、「ネギがなくなり次第終了」という異例の事態に─。
さらに九条ネギだけではなく白ネギも…。
全開屋! 横内英明店長「(白ネギの)仕入れ値がだいたい倍から3倍ぐらい。うちだと半分以上がネギラーメンが出るので、ネギが高いとそれだけ仕入れ値が高くなるので厳しい」
こちらの店の人気メニューはすべてネギを使ったラーメン。しかしネギの仕入れ価格はおよそ1カ月前から上がりはじめ、例年と比べて3倍近くになったといいます。1日に白ネギは20本以上、人気ナンバーワンメニューに使われる九条ネギはおよそ2キロを使用していて、”ネギの価格高騰”はこの店にとって死活問題だといいます。
さらに値上がりはネギだけではなく…。
全開屋! 横内英明店長「(チャーシューに使う)肉の(仕入れ値が)結構上がっているのと、調味料全部も上がっているので大変」
店では今年初め、原材料の高騰によりラーメンの価格を一度値上げしたということですが、今後はネギの仕入れ価格の高騰を受けて、2度目の値上げも視野にいれているといいます。
暑すぎた今年の夏。”残暑”は落ち着いたものの、暑さがもたらした影響は今後も残りそうです。
●猛暑と少雨で生育遅れ…川西ダリヤ園ようやく見頃に 山形 10/9
川西町のダリヤ園では、園内のダリアがようやく見頃を迎えた。
雨の連休最終日となった9日もたくさんの人が訪れ色鮮やかな花々を楽しんだ。
650品種10万本のダリアが植えられている川西ダリヤ園。今年は猛暑と雨不足が影響し、花の生育が遅れ8月はほとんど咲かない状態が続いた。
暑さが落ち着き始めた9月中旬頃から少しずつ咲き始め、現在は7分咲きとようやく「見頃」を迎えた。
9日はあいにくの空模様だったが、多くの観光客が訪れ、晴れの日とは違った雨に濡れるダリアを間近で楽しんでいた。
福島県郡山市から「前から楽しみにしていたし毎年来ているので(今年も来た)雨の時は初めて雫がついてとても綺麗」
西川町から「晴れれば明るさは違うと思うけどこれはこれで良い。濡れていても綺麗な花」
川西ダリヤ園によると園内は今週末に満開を迎える見込み。
●「小ぶりだが ことしもおいしくできた」特産 “大長みかん” の出荷始まる 10/9
広島県呉市にある大崎下島で特産品「大長みかん」の出荷が始まっています。出荷が始まったのは、呉市豊町で栽培されている温州ミカンのトップブランド「大長みかん」です。
温暖な気候と水はけのよい段々畑で育った「大長ミカン」は、コクのある甘みが特徴で、この時期は極早生の出荷になります。
ことしは、例年にない猛暑日が続いたため、少し小ぶりですが、その分、味は濃厚で酸のバランスも良く、糖度は十分だということです。
栽培農家 成定清文 さん「ちょっと小ぶりかなと思うんですけど、味の方は十分のっていますので。大長ミカン、ことしもおいしくできたので、たくさん買って食べていただきたいと思います」
この日、選果場に運び込まれた大長ミカンは、およそ6トン。傷などを確認したあと、選果機で大きさのごとに仕分けされ、箱詰めされました。
ことしの県産のミカンは、表年にあたるため、去年より2000トンほど多いおよそ1万2100トンの収穫を見込んでいます。
●マツタケ去年より1万円高く 記録的猛暑が秋の味覚にも影響 10/9
夏の記録的な猛暑は、これからの時期に楽しみたい秋の味覚にも影響している。
秋の高級食材であるマツタケは、暑さで生育が遅れたため、東京都中央卸売市場に出回ったのは、2022年に比べ2週間ほど遅れている。
市場関係者によると、2023年の価格は、2022年の出回りはじめに比べ、400グラムで1万円ほど高い、およそ2万5,000円で取引されているという。
またナシは、2023年8月の平均価格が1kg445円と、2022年に比べ57円ほど下がっている。
ただ、千葉・市川市では、猛暑で実が焼けるなどして収穫量の8割が出荷できない状況となっていて、今後平均価格に影響を与える可能性がある。
●100年前の夏はこんなに涼しかった…東京の気温を「見える化」 10/10
東京の夏が100年前と様変わりしたことが、気温のデータの「見える化」で示された。東京で観測された1900年以降のデータを暑い日ほど濃い赤に、涼しい日ほど濃い青になるよう色分けすると、近年になるほど、夏がより暑く、より長くなった傾向が、はっきりと浮かんだ。
特に今年、2023年は9月末まで平均気温の高い日が続き、過去にない異例の厳しさだった。健康や命に関わる暑さへの対策は急務となっている。
100年前は26度未満ばかり
元にしたのは、気象庁が公開する皇居周辺で観測されてきた「東京」の6〜9月の日々の平均気温だ。1901〜2000年については、傾向を調べるために20年ずつ、日付ごとの平均値も計算。データからさまざまなグラフを作れるウェブサービス「Flourish」で可視化した。
1901〜1920年の20年分の平均値では26度を超えた日は1度もなかったが、2001〜2020年では26度を上回った日が4カ月間の半分を占めた。近年になるほど、赤色が濃くなり、幅が広がっている傾向も見られた。夏がより暑くなり、より長くなっている体感と重なる。
2021年からは1年ずつ載せた。今年、2023年は暑い日が2001〜2020年の平均値よりも多く、異例だったことが読み取れる。最高気温では30度以上が5月17日から9月28日までに90回あった。1年間のおよそ4分の1が「真夏日」か「猛暑日」だったことになる。
世界でも過去最高を毎月、更新
今年の記録的な暑さは、世界的な傾向だ。
欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービスの発表によると、世界の平均気温は6月から9月まで毎月、その月の最高記録を更新し続けた。
日本でも、気象庁は6〜9月の平均気温が過去最高を大幅に更新したと発表した。
こうした暑さに温暖化がどの程度、影響したのかも分かりつつある。地球全体の気候シミュレーションして計算する手法「イベント・アトリビューション」の活用が進んだ成果だ。スーパーコンピューターを使い、地球規模の気象を大量に再現して分析する。
「涼しい夏はどんどん減る」
東京大の渡部雅浩教授(気候力学)がまとめ役を担う研究グループは、7月下旬〜8月上旬に日本で記録されたような厳しい暑さの発生確率を計算した。
温暖化した地球と、していない地球を100個ずつ仮想。1個1個は偶然に左右されて暑くなったり涼しくなったりするので、実際の観測値より暑くなった頻度を調べて確率を求めた。
その結果、温暖化した現状でも、約60年に1度しか起きない異常気象だったと導き出した。一方、温暖化していない地球では、発生確率は「ほぼ0%」。高温を招くさまざまな要因が重なっても、「温暖化による気温の底上げがなかったら起こり得なかった」と結論付けた。
さらに、東京などの都市部は、緑地や水辺が減り、舗装道路や建物が増えたことで気温が下がりにくくなるヒートアイランド現象が起きている。
渡部教授は、温暖化の深刻化に歯止めがかかっていない現状を踏まえ、「涼しい夏がどんどん減るのは、ほぼ間違いない」と指摘。二酸化炭素(CO2)を主とする温室効果ガスの排出を減らす対策のほか、命を失うリスクがある熱中症への備えの強化についても「暑さに強い建物や街全体に変えていく必要がある」と述べた。
暑さで悩み「エアコンの効き悪い」
厳しさを増す猛暑への危機感は市民にも広がる。オンライン署名サイト「Change.org」で7月に始まった学校の断熱改修の促進を行政に求める署名は、2万7000件を超える賛同が集まっている。
東京都世田谷区の小中学校でも「エアコンの効きが悪い」という声が相次ぐ。校舎の断熱性能の不足によって、特に最上階の教室が厳しい暑さになるという。
区の教育施設整備の担当者によると、普通教室には全てエアコンがある。古くなれば順次、交換もしているが、性能が良い新しいエアコンになっても、最上階の教室は暑いままだ。
そのため、実証試験を兼ねて、最上階の教室の断熱改修ワークショップを初めて行う方針を決めた。全国的には2019年以降、20校以上で同様のワークショップが開かれている。区では効果が確認されれば、他の学校にも広げていく。
担当者は「暑さへの苦情は昨年は6月ごろから、今年は5月終わりごろからあった」と説明。冷房機器による対策では電気代が高くなることにも触れ、「断熱によって省エネに変えていきたい」と語った。
東京都心 124年分の夏を比べてみると
「東京」の平均気温は、皇居周辺で観測されてきた。当初は皇居から南側に1キロ余り離れた東京・虎ノ門で観測。1882年からは皇居の北側や近くの大手町で観測されてきた。
2014年12月には現在の北の丸公園内に移転。周囲の植物や建物の状況が変わったため、移転前と比べて平均気温は低く観測されやすくなった。
本紙は、1900年以降の6〜9月の平均気温を日付ごとに並べて、暑いほど濃い赤に、涼しいほど濃い青になるように色付けした。下端の2023年に近い年は、赤色の数が多めで、色合いも濃くなった傾向が見られた。
都市化の影響少ない千葉・銚子では
東京都心の暑さは、都市化に伴うヒートアイランド現象の影響も受けている。比較のため、気象庁が「都市化による影響が比較的小さい」と判断している国内15地点の気象観測所のうち、首都圏にある千葉・銚子のデータも同様に並べた。
近年は、100年前に比べて高温を意味する赤色が多めで、色合いも濃くなってきていた。 
●3日後に日本代表戦! 猛暑で芝生が枯れたスタジアムは今… 新潟 10/10
夏の猛暑で枯れてしまった新潟市のデンカビッグスワンの芝生。その後を取材しました。
今年8月30日に行われた、サッカー天皇杯。本来は緑色が広がるデンカビッグスワンのピッチの多くの部分が茶色く色あせていました。
Jリーグのベストピッチ賞を6度も受賞しているビッグスワン。
ここまで芝生が枯れてしまうことは、スタジアム管理所の技師大堀さんにとっても、経験のない事態でした。
デンカビッグスワン管理所 大堀朋哉技師「今までは、毎年夏も緑を保てていたが、今年は異常な暑さが連続してしまったので、ついに耐えられなくなったというか…」
スタジアムのある新潟市中央区で今年8月、猛暑日となった日は18日。さらに、7月21日から39日間雨が降りませんでした。
ピッチのメンテナンスはスタジアムが使用されないときに行われるため、稼働できる日が限られていましたが、芝生の入れ替えを行うなどスタッフが懸命に対応。
ピッチにまいた水は去年の1.5倍となりました。そして…
松村道子キャスター「緑が非常に鮮やかです。夏の猛暑で枯れて茶色くなった部分は全く見受けられません」
緑が美しい本来のビッグスワンのピッチが戻ってきました。
大堀朋哉技師「9月の頭ごろに(芝の)種をまいて、そのあと肥料の管理をして、計画的に回復させていった」
9月初旬、枯れた芝生部分にまいた種が青々とした芝に成長。
大堀朋哉技師「先週、先々週くらいで、だいぶ色も濃くなってきて、回復傾向ではあった。9月下旬くらいには、大丈夫そうかなと話し合っていた」
夏の試合映像を見た全国のサッカーファンからは、枯れた芝生を心配する声も寄せられましたが。
大堀朋哉技師「(アルビのサポーターから)『だいぶ回復しましたね』という声をいただいたので、そこは非常に安心している」
今週末には、全国の注目がこのピッチに集まります。
松村道子キャスター「10月13日に行われる日本代表戦を前に、きょうは芝に負荷がかかりやすいGKのプレイエリア、そしてラインズマンが走るエリアの芝生の補完が行われています」
大堀朋哉技師「あとは、使っていただく方たちに判断してもらう。やれることはやっているし、十分、緑にはなって回復しているので安心している」
本来のピッチで日本代表を迎え入れることに安堵する一方、大堀さんは、今年のような猛暑が繰り返されることも想定し、来年の芝生管理の計画を立てていきたいと話しています。
●マツタケ収穫たった3本 「何もねえ」不作で閉店検討…「秋の味覚」で明暗 10/10
真っ黒になった栗。実が小さいままの枝豆。今、「秋の味覚」も寒さの影響もあり、危機的状況となっている。
栗が黒く変色 残暑影響…売り物にならず
栗の生産量、日本一を誇る茨城県。県内でも栽培が盛んな笠間市では、猛暑の影響で小ぶりの実が多く、収穫の時期も遅れているという。
笠間市農業公社 市村勝己さん「入っている数もちょっと少ないような感じ。普通は(イガの中に)3つくらい入るんですけど、今年は1つくらいのが結構多いですね」
別の栗農家では、表面が黒くなってしまった栗があった。黒くなると売り物にはならず、処分するしかない。笠間市岩間地区の栗を使ったお菓子が人気の専門店では…。
小田喜商店 石田啓一さん「中を開けると、こういうふうに。ずっと続いたので、猛暑が。栗の中が蒸されちゃって、中から腐ってしまう」
栗は収穫前の気温が高いと、内側の実だけが腐り、黒くなる状態に…。笠間市では9月に入ってからも、月の半分以上が最高気温30℃以上の真夏日となっていた。
石田さん「(Q.仕入れの数は去年より?)少ない。全然少ない。この後、栗が少なくなってきて、生産するものを調整しなきゃいけないていうのは、出てくるかもしれない」
栗の味には変わりなく、実が落ちるのが遅れていたが今週に入り、収穫も進んでいる。
マツタケとり50年…ベテラン落胆「何もねえ」
今が旬といえば、香り豊かなマツタケ。そんな 「秋の味覚の王様」にも異変が起きていた。
道の駅 あおき 若林崇弘社長「例年ですと、こちらの入り口からずーっとマツタケ。マツタケがないということで、苦肉の策で花の売り場」
例年9月に入ると、一番目立つ場所にマツタケ売り場が用意されるのだが、今年は不作で、9月の入荷は1本もなし。
若林社長「高温と水不足で全然とれてない」  
地元の客「えー。毎年、楽しみに来てるんですけど、残念」
先週ようやく7パック入荷したが、「ひと家庭につき1点」という制限付きとなっている。マツタケとり50年以上の大ベテラン、遠藤猶善さん(73)。遠藤さんの「マツタケ山」では、例年10月中旬までの間に、1回登っただけで200本以上収穫できるが…。
遠藤さん「こういうとこにも、こういうとこにもできるんだけど、何もねえ。いくら見たってない。今年はマツタケできねえぞ」「(Q.今年は何本とれてるんですか?)3本。3本だよ」
この山では、1シーズンで2000本ほどのマツタケがとれるが、今年はたったの3本だけだという。マツタケの生育に適している気温は、15℃から23℃。雨が不可欠で地面に湿り気のある状態が良いというが 、今年は猛暑と雨不足でマツタケが大不作となっている。
遠藤さん「あー、こんなことってあるのかな」
遠藤さんはマツタケ専門の料理店を営んでいるが、新型コロナの影響で3年間、休業している。
遠藤さん「今年こそはと思ってたら、今度はマツタケができない。営業はもう断念」
開店したのは25年ほど前。毎年全国からお客さんがやってきて、大いににぎわっていた。しかし、新型コロナにマツタケの不作という逆境の連続。店内に、笑顔は戻ってこない。
遠藤さん「何もできない。全然ダメ。まだ何もできないよ」「(Q.どうしたんですか?)マツタケの注文だけど、ねえよ」「(Q.どこからですか?)山梨のそば屋」「お客さんたちを断るっていうのは、すごく切ない。お客さんが喜んでくれるのが楽しみで、やってた。(お店は)ダメになっちゃうかもしんないね」
ネギの根が腐り溶ける…収穫3割に 価格高騰
これからの季節、温かい料理に欠かせない名脇役・ネギ。ネギがゆるキャラの角に使われている埼玉県深谷市では…。
鏡農園 鏡翔平代表「根っこが腐って、そこからネギ自体が下からどんどん腐っていくような感じ」
ネギは腐って溶けてしまったという。
鏡代表「暑さのせいで病気も出たり、今度は雨降ると、すごい土砂降りで雨も降るし。生育させようと思って肥料をまくと、今度は残暑」
収穫量は、例年の3割ほどに…。深谷ネギ料理がうりの飲食店では、ネギの仕入れ値が例年の2倍から3倍になっている。
枝豆の農家悲鳴「収穫9割減」 祭り中止に
宮城県角田市。特産は甘みが強く、大きい実が特徴の枝豆「秘伝豆」。その枝豆を潰し、餅に絡めた「ずんだ餅」が名物だ。しかし、その特産品に異変が起きている。
枝豆農家 富塚芳男さん(75)「これ中が…成熟していないですね。実が付きづらい状態です。こんなふうに、実が小さいんです」「(Q.これが実ですか?)そうです、これが実なんですよ。やっぱり、異常気象なんでしょうね」
今年は見る影もないほど、実が小さいまま。高温障害に雨不足。さらに、追い打ちをかけるように虫食いの被害も多かったという。
富塚さん「(収穫量は)8割か9割減じゃないかと。まるっきりほとんど、ダメですという感じですね」
角田市ではおよそ30軒の農家が枝豆を栽培しているが、歴史的不作となったため、イベントにも影響が出ている。
道の駅 かくだ 藤野浩駅長「本来は“ずんだまつり”ということで、開催する予定でしたけれど、中止となりました。町の中心イベントの一つで、秋の名物になっていましたので、残念でならない。その一言に尽きますね」
秘伝豆を販売する「ずんだまつり」を中止し、急きょ「秋の味覚フェア」と銘打ち、旬の野菜や果物を販売した。
秋の味覚フェア来場者「(Q.秘伝豆が今年不作と聞いて?)やっぱり残念だよね。できれば食べたい方だから。この天気だから、しょうがないんだけどね」
サツマイモ 猛暑と少雨で甘さアップ ナシも
猛暑の影響で不作の農作物がある一方、実りの秋を迎えているのは、サツマイモだ。埼玉県川口市で、江戸時代から14代続く農家で開催されたサツマイモ掘り体験には、多くの家族が参加した。
石井ファーム 石井栄作さん「出来はずいぶん良さそうですね。(一株)2キロ以上、とれるんじゃないかってくらいにとれてますね」
収穫したサツマイモは、ねっとりとした食感と甘みが特徴の「紅はるか」だ。
石井さん「前半は雨があったかもしれないけど、後半はずっとなかった。あれがまた、サツマイモには良かった感じがしますよね」
雨が少なかった今年は、例年より甘さがあり、形が良いものが収穫できているという。甘く育った秋の味覚は、宮城県でも…。
ナシを栽培する 吉川一利さん「今年のナシは7月、8月の水分量が少し足らなかったんですけど。その分、うまみや甘みが凝縮されてて」
今年のナシは雨が少なかったためか、例年より小ぶりだが、その分甘みが強いという。
吉川さん「この出来はすぐ売れそうだな。出荷したらすぐ売れるなってやつですね」
●記録的な猛暑の影響 宮城県ではオリーブ豊作マツタケ不作 10/10
記録的な猛暑の余波が、宮城県の旬の農作物に影響を与えています。
石巻市では、震災後復興のシンボルとして特産化を進めているオリーブが収穫を迎えました。
オリーブは沿岸部4つの地区で栽培されていて、このうちオリーブの木が約400本ある河北地区の畑では地元の農業法人のスタッフらが手作業で摘んでいきました。
実は熟す前の硬く締まった鮮やかな緑色をしていて、最高品質のエキストラバージンオイルにするため、搾油に適したものだけを選別して収穫します。
猛暑の影響で気温が高く雨も少なかったため生育が良く、前年より10日ほど早い収穫となりました。収穫量もこれまでで最も多い1200キロ以上と、前年の1.7倍を見込んでいます。
農業法人宮城リスタ大槻幹夫会長「例えばカルパッチョとかお刺身とか、あるいはアイスクリームとか。何にしたっておいしいよ」
収穫されたオリーブは、石巻市の加工施設で搾油し地元のイベントなどで販売されます。
記録的な猛暑は、秋の味覚の王様にも影響を与えています。
JA新みやぎ気仙沼営業センター加藤正勝次長「前年ですと初めて店頭に並んだのが9月の中旬だったので、約1カ月近く遅れていると思います」
気仙沼市の農産物直売所では例年、9月中旬になると1日当たり500グラムほどのマツタケが入荷しますが、1カ月遅れて9日から店頭に並び始めました。
買い物客「あまり縁がないので考えたことがなかったけど、遅かったですよね」
気仙沼地方振興事務所によると、マツタケに限らず天然のキノコがほとんど採れない異常事態だと言います。
気仙沼地方振興事務所林業振興部佐藤鉄也技術主幹「例年採れているキノコも採れていない。マツタケも採れていない状況。気温が高ければ地表面も高くなるので、結局温度。刺激が与えられずなかなか成長しづらい状況にあった」
マツタケは、地中の温度が19℃以下になり適度な降水量があると発生しやすくなるということで、気仙沼地方振興事務所では今後の秋の深まりに期待したいとしています。
●来週にかけて秋晴れ多い 週末は関東など雨の可能性 10/11
来週にかけて晴れるところが多い予想です。ただ、週末は関東など太平洋側を中心に曇りや雨になるとみられます。
天気はゆっくりと周期変化
13日(金)にかけては高気圧に覆われて晴れるところが多くなる予想です。週末は湿った空気や東日本の南岸に発生するとみられる低気圧の影響で、雲が増えて雨の降る可能性があります。ただ、雨の降る範囲にはまだ予報の幅があるため、随時最新情報をご確認ください。週明けからは寒冷前線が北日本を通過する予想で、北日本や北陸では雨の降るところがある見込みです。
気温は平年並 朝は冷える日も
この先一週間を通して気温は平年並みの日が多く、極端な暑さ寒さとなるところは少ない予想です。北日本では平年と比べると昼間の気温は高めで推移しそうです。ただ、この時期は晴れると朝晩に気温が低下し、昼間との気温差が大きくなります。一日の寒暖差で体調を崩さないようお気をつけください。
台風15号は小笠原諸島に影響
大型の台風15号(ボラヴェン)は発達して非常に強い勢力となりました。12日(木)〜14日(土)にかけて小笠原諸島では高波や強風の影響が大きくなる予想です。荒れた天気となるおそれがあるため注意してください。その後は進路を北東に変えるため、本州方面への影響はありません。 

 

 
 
 
 
 

 



2023/7-


猛暑日 関東
猛暑日
真夏日 東京
真夏日