江東区長選挙
問題児が 自民党推薦とのこと
どんな人 ・・・ ならば入れません
・・・
わずか6ヶ月
悪い冗談ですか
木村弥生区長が辞職願
区長選挙に使われた税金 全部返してください
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区長の死去に伴う江東区長選挙が4月16日告示、4月23日投開票の日程で実施されています。今回の江東区長選挙には届け出順に芦沢礼子氏(60)、猪野隆氏(58)、自民党が推薦する山崎一輝氏(50)、木村弥生氏(57)の無所属新人4名が立候補しました。 |
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●芦沢礼子 |
芦沢氏は1963年東京都文京区生まれ、東京都立大学人文学部卒業。中国四川省成都市「西南交通大学」で日本語教師、フェミニズム雑誌「あごら」で編集担当、衆議院議員・服部良一氏秘書、JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)チョコ募金スタッフ、参議院議員・福島みずほ氏の市民選対事務局長などを務めました。また、ピースボート、イラク戦争反対「WORLD PEACE NOW」、辺野古への基地建設を許さない実行委員会など、平和運動へ参加多数しています。
●政策 ●1. 災害からすべての区民の命を守る江東区政にします ●水害対策 ・海抜0メートルからマイナス地域の水害対策を緊急対策と位置づけ進めます ・荒川流域自治体の災害対策協議会の機能を強化し、堤防・区内を流れる河川の護岸の整備強化を国と都に要請し、進めます ほか ●地震対策 ・公共施設や高層ビルの垂直避難場所を区民に周知し、避難訓練を実施します ・地震による災害対策(水害・火災・地盤液状化)ついて、有識者と行政・住民参加の対策会議を設置し地域住民の合意を得て、地区計画を作ります ●火災対策 ・木造密集地域の不燃化対策予算を増やし大火災防止対策を進めます ・区内の空き家対策を進め、実態調査を行い安心なまちづくりを進めます ほか ●避難対策 ・防災公園は、木密集地域を考慮して計画を進めます ・避難所の設置については、食料やトイレを確保し、特に災害弱者・女性や性的マイノリテイに配慮します ほか ●2.「子どもの権利条例」を策定し、健やかな育ちを保障する環境を整備します ●学校・幼稚園 ・小・中学校のすべての子どもを対象に学校給食の無償化を早期に実現します ・子どもの人権と意見表明権を基本とした教育を進め、画一的なスタンダード教育は見直して、個性を尊重した教育内容に改善します ほか ●そのために補助職員を配置し、20人学級を実現します ・校則や標準服は、子どもの意見を尊重して改善します ・すべての小・中学校の女子トイレに生理用品を常時設置します ほか ●障害を持つ子どもの保育・教育 ・発達障害支援事業・療育・相談活動の充実のため「こども発達センター」を増設します ・障害児教育専門職の養成・増員を進めます ほか ●3.若者の居場所を広げ、学びやすく働きやすい街をつくります ・区独自の給付型奨学金制度を創設し必要とする生徒、学生を対象とし、現在の奨学金については、返済補助を実施します ・若者の相談窓口を増設します ほか ●4.福祉・介護・医療・高齢者施策の充実を図り、誰もが暮らしやすい街をつくります ・国民健康保険料の引き下げを行います ・後期高齢者医療保険料は、広域連合に値下げを求め、江東区独自の値下げを検討します ほか ●5.暮らしと営業を守る経済対策を進めます ・コロナ禍と物価高騰で営業が厳しい中・小・零細業者へ営業が継続できる固定費の補助、債務と利息の返済繰り延べを国に求め、区独自の支援を行います ・物価高騰の中で、困窮している区民への支援を強めます ほか ●6.ジェンダー平等と差別禁止を区の施策の基本にします ・区独自のパートナーシップ・ファミリーシップ条例を策定します ・同性パートナーも同居する子どもも家族と認めて、保育園入園や公営住宅への入居ができるようにします ほか ●7.気候市民会議を設置し、気候危機から地球の環境を守る施策を進めます ・公共施設には、再生可能エネルギーを使用します ・高層集合住宅や戸建て住宅に、再生可能エネルギーの設置を奨励し、そのための補助金を区として予算化します ほか ●8. 自治基本条例を策定し、隠蔽や汚職のない公正・透明な区政にします ・公正で透明な契約行政を確立します ・公契約条例を制定し、賃金水準、設計単価水準を引き上げます ほか ●9. 区職員の配置を充実させ・非正規職員の待遇改善を図ります ・基礎自治体の公務員は、その使命を果たすために職員をコストとみる方針を改め公務現場を支える職員の処遇を改善します ・「行財政改革」の政策を転換します ほか ●10.東京大空襲で壊滅的な被害を受けた江東区で「平和都市宣言」をいかした施策を進めます ・「戦争の語り部」事業を、区内「東京大空襲・戦災資料センター」や「第五福竜丸展示館」と連携し、広めます ・核兵器禁止条約の署名・批准を国に要望します ほか ●江東区にカジノはつくらせない ・江東区臨海部(青海地区北側)にカジノ誘致をすることに反対し、計画の差し止めを都に求めます ・臨海部開発のまちづくりを住民参加で進めます ・臨海部に児童館、図書館等の文化施設や、子どもも利用できる公共施設をつくります |
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●猪野隆 |
猪野氏は東京都出身、上智大学卒業。国税庁に入庁し、大阪国税局、札幌国税局、東京国税局、関東信越国税局、国税庁、税務大学校、東京国税不服審判所、大蔵省(現 財務省)、東京地方裁判所、衆議院調査局、OECD(経済協力開発機構)等に勤務。政界を目指し2015年に東京大学入学、今年の春に卒業しました。
●政策 ・区民が安心して暮らし働くことができ、区全体が活気に あふれるような社会をつくる ・有権者の声にしっかり耳を傾けた政策に取り組む ・介護や子育てを区で支援する仕組みを作る ・災害に備えて地域ごとにきめ細かな情報を発信する ・デジタル化の推進 ・街の美化 |
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●山崎一輝 |
山崎氏は1972年東京都江東区出身、東海大学体育学部体育学科中退。株式会社東京貸物社を経て、2009年の東京都議会議員選挙に初当選、以降4期連続当選しました。自民党東京都連青年部長・青年局長、都議会自民党幹事長、政務調査会長、都議会財政委員長、豊洲市場移転特別委員長、オリパラ特別委員会副委員長、自民党江東総支部長などを歴任しました。
●政策 ●子育て先進都市 江東区 実現! ・学校給食費無償化の実施 ・すべての子育て世帯へ電子クーポン3万円分 ・高校生まで医療費無料へ ・返済不要の給付型奨学金制度を創設 ・ひとり親家庭に家事・育児サポーター派遣 ・子ども家庭支援センターの更なる整備 ●医療福祉充実都市 江東区 実現! ・待機者減へ区内16・17特養ホーム整備 ・障害者入所施設・グループホームの整備 ・地域に“福祉のよろず相談窓口“を設置 ・帯状疱疹ワクチンの接種費用の一部助成を開始 ●新防災都市 江東区 実現! ・防災ギフト(5千円相当)の全戸配布 ・地震危険度の高い地域へ感震ブレーカー設置助成 ・水害発災時の集合住宅マンション上層階への垂直避難協定を整備 ・集中豪雨予測など、DXを活用した水害対策 ・避難訓練を抜本的に見直し、DXを活用し避難所立ち上げと運営を合理化 ●愛着と誇りある 江東区 実現! ・町会・自治会のイベント経費を補助 ・江東花火大会を4年ぶりに復活 ・自主的な地域活動の支援に中間支援組織を設置 ●ゼロカーボンシティ江東区 実現! ・河川の美化を進め、野鳥が住み続けられるみどり豊かなまちづくりを促進 ・公園にこどもが自由な発想で遊べる“はらっぱ“を整備 ・都内最大級の大型遊具を備えた親子で過ごす江東区版ゼロカーボンパークを整備 ・ゼロカーボンシティ実現へ燃やすごみだった製品プラスチックを資源として回収 ●更なる発展を遂げる臨海部 実現! ・有明に「こども図書館」を開設 ・シビックセンターで妊婦面接を実施 ・臨海地下鉄の実現に向け臨海部の新たな都市交通ビジョンを策定 |
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●木村弥生 |
木村氏は1965年東京都江東区出身。大学卒業後にシングルマザーを経験し、子育てが落ち着いた38歳で慶応大学看護医療学部に入学、同大学を卒業後は慶應義塾大学病院婦人科病棟でナースとして働きました。2008年に公益社団法人日本看護協会に入職し、広報部課長、政策秘書室長を歴任。2011年の東日本大震災発災後は災害支援ナースとともに石巻、気仙沼、福島の病院施設、避難所を訪問しました。2014年の衆議院議員選挙で北関東比例ブロックより立候補し初当選、2017年には近畿比例ブロックより立候補し再選しました。総務大臣政務官、自民党副幹事長、女性活躍推進特別委員会事務局長を歴任しました。
●政策 ●1 こどもまんなか江東区 「子育て罰」「親ガチャ」「ワンオペ」解消へ ●赤ちゃんポスト構想を全面バックアップ →まずは妊娠相談窓口の体制強化、支援NPOとの連携強化 ●学校給食費無償化 ●学校の事務職員、ICT支援員増員で教員の負担軽減 ●性犯罪ゼロ!わいせつ教員を江東区から根絶 ●認可保育園の家賃補助廃止の撤回 ●2 クリーンで開かれた江東区政 情報開示推進・第三者機関を設置し、チェック機能強化 ●区長任期は「3期12年」まで ●区長給与・退職金の2割カット、その分を非正規職員の処遇改善に ●副区長・教育長に民間人からの起用を検討 ●デジタル化促進で書類申請主義から必要な人に必要な支援を速やかに ●3 つくろう、まちのデザイン 住民主体、産学官民連携で自由度あるまちづくり ●木のまち江東区:木材利用ナンバーワン自治体を目指す ・木材は循環型資源であり、長期の利用で炭素を固定できる。江東区木材利用推進コンソーシアムを設立し「木材利用ガイドライン」を策定。 ・エコなまち江東区として、積極的に木材利用を推進し「都市に森をつくる」計画に着手。 ・脱炭素社会の実現に向けて官民一体となって建物の木造化を推進(中大規模木造建築先進都市に)。 ほか ●アートのまち江東区 ・廃校を利用して美大やデザイン関連の学校の誘致を検討。 ・地方出身者に高齢化の進む団地での住まいを安く提供し、自由に改装しても、壁に絵を描いても。 ・独居高齢者の見守り・生活支援も。子ども向けワークショップの開催など、多世代の交流を図る。 ほか ●みんなにやさしく、南北をつなぐ、次世代の足を ・国家戦略特区として、民間を活用し新しいモビリティ、オンデマンドタクシー、グリーンスローモビリティを活用。 仮設停留所を設け、一方通行で入りにくいところも路地まで入れるように。渋滞の緩和やCO2削減効果も期待。 ・水辺を活かし、海上交通を取り入れ、利便を図る。観光だけでなく災害時の移動確保も。 ・地下鉄8号線開通を視野に沿線地域をはじめとした街づくりを推進 ほか ●ひとりも取り残さない災害対策 ・SNSできめ細かく災害情報・避難情報をお知らせ。 ・センサーやドローンの活用:状況に応じた避難の呼びかけ、川の水位を把握。 ・地図アプリによる避難誘導やICTによる安全な避難運営を実現。 ほか ●4 広げよう、KOTOブランディング 地域の特色と強みをいかしたブランディング ●イノベーション立区、江東区 ・既存産業のイノベーションを推進する支援体制の構築。 ・東京都と連携してスタートアップ育成環境を整備。 ・U25を対象にしたスタートアップイベントを開催し、若手起業家を支援。 ほか ●ものづくりなら江東区 ・「KOTOブランド」価値をさらに高め発信していく。 ・産業構造の変化や後継者不足に悩んでいる事業者を応援。 ・江東区版事業承継支援を提案。行政の相談支援体制を強化。家族でないアトツギを応援。 例 昭和レトロな床屋の雰囲気は残して、別の店にリニューアル。 ●江東区版ふるさと納税スタート ●5 健康都市江東区 心も体も経済も ●医療と保健所の体制強化で感染症対策と健康増進 ●女性の包括的健康支援(ユースクリニック、まちの保健室) ●町会自治会の活動支援でアクティブシニアのパワーを活かす ●医療的ケア児とその家族へのサポート体制を ●環境に配慮したゼロカーボン江東区へ ●6 つながろう、世代を超えて 多様性を認め合う、寛容な社会を目指す、ソーシャルインクルージョン ●フリースクールと連携し、不登校の子どもたちと家族への支援体制を強化 ●子どものスポーツ推進改善プロジェクトを設置 ・野球、バスケ、ラグビー、サッカーほか、すべての子どもたちにスポーツに親しめる場所の確保を、豊かな生活体験を。 ・まずはプラットホームづくり(指導者の質向上・ケガ防止・暴力やハラスメント対応窓口の設置など)を目指す。 ●定員割れした保育園の複合的活用:障害児受け入れ、高齢者のデイサービスなど ●社会福祉協議会の会長は民間に託し、よりきめ細かい福祉のまちづくり |
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●緒話 |
●「区長のドン」死去…息子が江東区長選に出馬表明も
4月12日、江東区の山崎孝明区長(享年79)が膀胱がんによる急性腎不全のため亡くなった。16日が区長選告示日で、4日前の突然の訃報に江東区の政界関係者の間ではただならぬ気配が漂っている。 山崎区長は区議や都議を経て’07年に初当選し、4期目の当選を果たしていた。5選を目指して立候補を表明したものの、3月27日、「緊急搬送された」として引退を明らかにしていた。 「都議会の首領(ドン)と畏怖された内田茂元幹事長(故人)とも密接な関係にあったと言われており、真相は定かではないが東京五輪のハコモノの建設や運営・管理、築地から豊洲への市場移転、地下鉄8号線の延伸など大きな公共事業に深く介入していたのではないかと様々な噂が上がっていた。昨年7月、あっせん収賄容疑で逮捕された榎本雄一前区議会議長とも近く、清掃業者との関係も取り沙汰されたが、急死でうやむやになってしまうだろう」(都政担当記者) 大物区長で、都政や永田町にも自身の意見を反映できた。現在、自民党の東京15区(江東区)の支部長ポストは空白のまま。前回’21年の衆院選では無所属で出馬した柿沢未途氏(52)が自民の支持候補を撃破し、追加公認されて自民党へ入党。だが、未だに自民党東京都連に所属できず、山形県連で預かりの身となっている。都連関係者が内幕をこう語る。 「山崎区長と仲が良かった都連会長の萩生田光一氏は柿沢氏に区長選での協力を要請した。過去の経緯から柿沢氏が拒むと、萩生田氏は外にも漏れる大声で、『できないんなら、15区に参議院議員を鞍替えさせてもいいんだぞ』と丸川珠代氏を示唆して恫喝。柿沢氏が承諾しないと、『15区の支部長ポストを公募で決めるぞ』とも怒鳴っていた」 12日、山崎区長の訃報の直後、長男の一輝氏(50)が区長選出馬に正式に名乗りを上げた。急死から6時間後の出馬会見だったが、一輝氏は感傷的にならず、「弔い選」という言葉を避けるような淡々とした受け答えが続いた。 「(父は)厳しい方で背中を見て育った」 と偲んだ。ただ、フライデーデジタルが追及している若洲ゴルフリンクスの私的利用について問うと、「事実ではない」「お答えは差し控える」と真摯に応じることはなかった。 区長選には、前衆議院議員(京都3区など)の木村弥生氏(57)を始めとして、共産・社民が支持する訪問介護ヘルパーの無所属新人芦沢礼子氏(60)、無所属新人の元国税庁職員猪野隆氏(58)が出馬を表明している。 有力候補とみられる木村氏は父親が東京15区で衆議院議員を務めたこともある木村勉氏(83)と後ろ盾が強力。そのうえ、木村氏とは自民党所属で支持者が重なっているという問題もある。 保守分裂となったことを報道陣から指摘されると、一輝氏は「私が正式に自民党の推薦を受けている。(木村氏とは)話したこともない」と敵愾心を覗かせた。 正式な推薦を受けているという一輝氏。しかし、事前の分析では一輝氏は分が悪いと江東区議が事情を漏らした。 「弔い選挙で同情票が一輝氏に流れるでしょうが、『3万』と目されている公明党の票は自主投票となり、大半が木村氏に流れると見られている。後ろ盾の父を失い、代替わりで離れる支援者もいる。さらに一輝氏の資質が足かせとなっている」(同区議) 学生時代は野球や陸上に明け暮れていたからか、東海大学体育学部体育学科を中退している。政治家が高学歴である必要はない。ただ、都議会で一輝氏の漢字の誤読は関係者の間ではよく知られた話だ。都議が嘆息を交えてこう語る。 「議会での漢字の読み間違いが本当にひどい。質しては『ただして』ですが『しして』、文言は『もんごん』ですが、『ぶんげん』と誤読したことがある。中学生でも読めるような字を読み間違う。質問にふりがなを入れてもらえ、とはさすがに誰も進言できない(苦笑) 周囲に頼らず、自分の言葉で表現しようとする姿勢は素晴らしいが、政治家は「言葉が命」といわれる職業。事前の下読みや公開前の確認など準備をもう少し頑張ってほしいと願うばかりだ。 |
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●江東区長選挙結果 |
1 木村弥生 無所属 75,906 当選
2 山崎一輝 無所属 62,148 3 猪野 隆 無所属 34,126 4 芦沢礼子 無所属 25,167 |
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●木村弥生・江東区長が辞職願 |
●区長室を捜索 選挙中に有料ネット広告か―公選法違反容疑・東京地検 10/24
4月の東京都江東区長選で初当選した木村弥生区長側が、選挙期間中に投票を呼び掛けるインターネットの有料広告を出したとして、東京地検特捜部は24日、公選法違反容疑で、同区役所の区長室を家宅捜索した。市民らが同容疑で刑事告発していた。 関係者などによると、木村区長は4月の区長選期間中、「木村やよいに投票してください」とテロップを付けた有料広告をユーチューブ上に掲載した疑いがあるという。広告には木村区長自身も出演していた。 公選法は、候補者の氏名などを示したインターネットの有料広告を掲載することを禁じている。 江東区によると、捜索は同日午前8時50分ごろから始まり、午後0時50分ごろ終了した。区は「引き続き捜査の状況を見守る」とのコメントを出した。 |
● 江東区長室を家宅捜索 区長選でYouTubeに「投票してください」と有料広告 10/25
東京・江東区長の陣営が、4月の区長選で動画投稿サイトに投票を呼びかける有料広告を出したとして東京地検特捜部が区長室を家宅捜索した。 公職選挙法違反の疑いで家宅捜索が入ったのは、江東区役所内の木村弥生区長の部屋だ。 木村区長を巡っては、2023年4月の区長選の選挙期間中に、陣営が「YouTube」に「投票してください」と訴える有料広告を出したとして刑事告発されていた。 特捜部は、木村区長から任意で事情を聴いているものとみられる。 木村区長は8月、広告を出したのはスタッフの判断とした上で「監督不行き届きだった」などと釈明していた。 |
●激震!木村弥生江東区長に異例の特捜部ガサ入れ、辞職へ… 10/26
突然のガサ入れに、政界で激震が走っている。 東京地検特捜部が公職選挙法違反の疑いで、今年4月に初当選した東京・江東区の木村弥生区長の関係先を強制捜査。区長選期間中に木村陣営が投票を呼びかける有料広告をユーチューブに出した問題を巡って、先月下旬に刑事告発されていたが26日、辞職する意向を固め、同日午後に記者会見する。 公選法では、有料インターネット広告で候補者自身への投票を呼びかけることは禁止されている。特捜部は木村本人の関与の有無を調べているとみられる。木村氏は25日、「捜査協力」を理由に区議会本会議を欠席した。 木村氏は、8月の会見で支援者が有料広告を出したと明かし「適法な中でのことと信じていた。監督不行き届きで申し訳ない」と言っていた。謝罪をもって“一件落着”と思いきや、いきなり特捜部がガサ入れとは異例の展開だ。東京政界に詳しい関係者はこう言う。 「有料広告以外にも何か問題があるのかもしれない。木村陣営の選挙活動はかなりズサンだったそうだ」 ●政界へ“飛び火”の可能性 「区長だけの問題で終わらない可能性がある」と言うのは区政関係者だ。 「いきなり区長に捜査が及ぶのは、どうも不自然だ。特捜部は区長への捜査を『起点』にして、別の政界関係者に捜査の手を伸ばすつもりではないか。“本丸”は区長以外の人物では、と囁かれています」 木村氏の政界人脈はかなり幅広い。保守分裂だった区長選を制した木村氏をバックアップしたのは、江東区全域が選挙区の柿沢未途・自民党衆院議員(東京15区)だった。 「2人とも父親が江東区を地盤とした元衆院議員です。木村さん自身も2014年から衆院議員を2期務めていました。しかし、選挙区は北関東や近畿で、江東区ではありませんでしたから、区長選では柿沢さんが水面下でサポートした。木村さんの区長選の相手は柿沢さんの“天敵”でしたしね。2人の後援会の事務総長が同一人物で、共通点も多い」(東京政界に詳しい前出の関係者) 他にも、区長選では木村氏の応援に野田聖子、稲田朋美両衆院議員が駆け付けていた。さらに、小池都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」の都議も支援していた。 前出とは別の区政関係者はこう言う。 「突然のガサ入れで、区役所と区議会は騒然としています。特捜部は確たる証拠を掴んでいるのでしょう。一体、どこに“飛び火”するのか。正直、恐怖です……」 今頃、ビクビクしている政界関係者がいるに違いない。 |
●「区政を混乱させてはならない」木村弥生・江東区長が辞職願 10/26
東京地検特捜部から公選法違反の疑いで関係先の強制捜査を受けた東京都江東区の木村弥生区長(58)は26日、区役所で記者会見を開き、辞職する意向を明らかにした。「区政を混乱、停滞させてはならない。申し訳ない思いでいっぱい」と述べた。4月の区長選で陣営が、投票を呼びかける有料広告を動画サイト「ユーチューブ」に投稿していた問題の責任を取るとした。 ●4月に初当選、半年後に辞職を発表 木村氏は、副区長を通じて山本香代子議長に辞職願を提出。11月15日付で辞職する。就任期間は、4月の初当選からわずか半年間だった。27日以降、副区長が職務代理をする。 会見で木村氏は「現在も聴取を受けている」とし、事件に関する質問には「捜査に協力しており、お話しできない」と繰り返した。 問題となっているユーチューブの有料広告は、木村氏自ら出演し「木村やよいに投票してください」との字幕を付け、告示日から投票前日までのうち5日間掲載、約38万回再生された。費用約14万円は木村氏がクレジットカードで支払った。公選法は、ネットの有料広告を使った選挙運動を禁じている。 木村氏側は8月の記者会見で、広告掲載は支援者が単独でやったと説明。9月開始の定例議会で、有料広告の問題を区議に追及された際は、木村氏が「選挙の公平性、公正性に疑念を持たれる状況ではない」と反論したが、今回の会見で改めて認識を問われると「今の段階では話は致しません」と回答を避けた。 特捜部は24日、区役所の区長室や自宅を捜索し、木村氏を任意で聴取した。 区によると、議長は5日以内に区選管に通知。区選管は、通知を受けてから50日以内に区長選挙を執行する。木村氏は、次の区長選や国政選挙への出馬の可能性は否定した。 木村氏は元自民党衆院議員。2014年衆院選の比例代表北関東ブロックで初当選し、17年衆院選では比例代表近畿ブロックで再選。総務政務官も務めた。21年衆院選で落選した。区長選は、保守分裂の激戦となったが、自民推薦の元都議らを破り初当選した。 |
●ネット選挙「知識なかった」「大変切ないです」 辞職の木村弥生・江東区長 10/26
選挙中のYouTubeの有料広告を巡る疑惑で、辞職を発表した東京都江東区の木村弥生区長(58)。 26日に開いた記者会見で、ネット選挙を担当する総務省で政務官だったこともあるのに、と追及されると「専門的な知識を持つ議員だったわけではありません」と打ち明けた。 なぜ辞職を決め、いま何を思うのか。会見で語ったことは──。 ──木村区長の冒頭の発言── ●申し訳ない気持ちでいっぱい ご多忙のところ臨時記者会見にお越しくださりありがとうございます。 10月24日にインターネット有料広告動画の投稿について区長室等の家宅捜索を受け、現在も事情聴取を受けているところでございます。 現在捜査に協力をしている段階で、詳しいことはお話できません。 これからも予算の編成等、重要な業務がある。これ以上お騒がせし、区政を混乱、停滞させてはならないと考え、この度、区長の職を辞任することとなりました。 4月の選挙で投票してくださった7万5906人、そして53万の区民の皆さま、このような形で辞職することとなり、申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。誠に申し訳ありません。 ──主な質疑応答── ●捜査理由に「詳しいことはお話できない」 記者 有料広告動画はスタッフのしたこと、だと言っていた。認識は変わりないか。 区長 現段階では捜査に協力している段階で、内容についてはお話しすることができません。 記者 選挙の公平性への影響についての認識は。 区長 認識についても、きちんと捜査が終わってから。今の段階でもお話はいたしません。 記者 辞表はもう提出したのか。 区長 この会見の後に辞表を提出いたします。 ●「この後も事情聴取」 記者 8月の会見では今後も区政をやっていくと話していた。心境の変化はなぜか。半年で区長を辞職する異例の事態で、選挙で税金がかかるが、受け止めは。 区長 10月24日に家宅捜索があり、東京地検で事情聴取を受けた。この後も聴取を受けに行く。 さまざまな行事があり、来年度の予算編成で非常に区政が停滞してしまう。区民の皆さんにご心配をおかけしている。こういったことを考えて辞職することにした。 この辞任に伴い、選挙があることへの見解は、ただただ申し訳ない思いでいっぱいでございます。 記者 江東区で初めての女性区長だが。 区長 初の女性区長として、23区には女性区長は6人いる。しかし、女性首長はまだまだ2.5%程度。女性が政治の意思決定の場にいることは非常に重要。特に首長というのは国政とまた違って、介護や子育てや保育、生活者の視点が重要。女性が首長であること、私は応援してまいりたいと考えています。 ●25日朝に辞職伝えた 記者 辞職を決めたのはいつか。 区長 24日に家宅捜索を受けて、混乱があり、今週予定していた様々な行事がキャンセルとなり、担当部課長に迷惑を掛けている中で、これがいつまで続くかということや、家族にも捜査が及んだこと等々、25日の朝に役所に電話して、辞職の思いを副区長に伝えた。 ●クリーンな区政掲げたものの…「忸怩たる思い」 記者 クリーンで開かれた区長になると言っていたのにこのようなことでやめることをどう思うか。 区長 クリーンで開かれた区政を掲げ、タウンミーティングを行ったり、さまざまな区民のみなさまの声を伺う機会を設けたりしてきた。一部の有力な方々だけでなく、区民の一般の方々の思いを受け止められるような区政を行ってきた。 何をもってクリーンとするかにもよるが、公選法に抵触するようなことで、皆様から心配をおかけしたことに対して、忸怩たる思い。この辞職をもってクリーンで開かれた区政というところへ…(言葉につまる)。 大変残念ですが、辞職して区政の停滞を招かないことが重要と考える。 記者 辞職する判断をすると、今の容疑を認めるメッセージになるが、そのことはどう考えるか。 区長 受け止める方の問題かと思う。 記者 区長選はネット動画の配信以外に問題ないか。 区長 今回捜査しているのは、インターネットの有料広告動画についてで、他に何かしらの疑いがあることはない。 ●声詰まらせ「がっかりする区民を思うと切ない」 記者 厳しい言い方だが、1年も経たずにやめて、政治不信を招くことにならないか。 区長 このまま続けて皆さんの関心が、来年度の予算や子育て、防災、孤立孤独対策よりも、区長の進退に関心がいってしまうこともひとつの政治不信ではないかと思う。 私の辞職をもって、投票してくださった方が、どれだけがっかりするかを考えると、大変切ないです…(言葉に詰まり、天井を見上げる)。 ●区長選「激戦であったと思います」 記者 インターネット有料広告動画の投稿について、自身は関与していたのか。 区長 何度も恐縮だが捜査に協力している中なのでお答えは控える。 記者 区長選はかなり激戦だったが、そういったことが、今回の違法行為に走った要因なのか。 区長 私も激戦であったと思います。ただ、激戦だから何々ではなく、選挙というのは、様々な形で、自分の政策を訴えていくという選挙活動の一環であったと思っています。 ●半年で終わった区政運営、振り返って… 記者 区長に就任してからちょうど半年。そもそも区長就任時にやりたかったこと、実際に半年間でやれたことは。 区長 もっと良くなる江東区を掲げてきた。江東区のポテンシャルをもっと高めていけるのではないかと。そして子育て世代から期待されていた子どもまんなかの政策。誰も取り残さない孤立孤独対策、そういったことを進めてまいりたいと考えていた。 ●孤立対策、子育て…自身の政策は饒舌に 区長 こういった話をすれば切りがないが、このマインド、私の思いは職員の皆さんにも伝わったと思う。来年度の予算編成も前に進めていただきたい。 「ふるさと納税」の江東区版も打ち出し、部署で検討している。こういったことを進めていきたい。 記者 次の区政に期待することは。 区長 さきほどの指摘にもあった、政治不信を招いたのではないかということを含めての新区長。どうぞ、この江東区をよろしくお願いしますという思い。これからは一区民として、地域の活動、様々なところで貢献したい。しかし、辞める人間が新区長に何か注文すべきではなく、いまは自分に課せられた状況に誠心誠意対応していくところであります。 記者 赤ちゃんポストへの今後の支援の考えは。 区長 赤ちゃんポストがなくても母と子どもを救える社会にしていく。相談体制の充実、若年妊婦等への支援、アフターピルへのアクセス改善等々。先ほど孤立対策のこともいったが、誰にも妊娠を相談できずに抱えている、今もどこかにいるかもしれない方々が、ちゃんと赤ちゃんを産もう、この世の光を誕生したときに浴びて、すくすく育つような社会に、区長を辞めても何らかの形で貢献していきたい。 ●総務大臣政務官時代「ネット選挙が話題、記憶ない」 記者 区長は総務大臣政務官をしていた。総務省は、インターネット選挙の解禁に取り組んでいるが、自身の認識は。 区長 繰り返しになるが捜査の中なので、控えさせていただく。 記者 これに関しては捜査と関係ないのでは。詳しいのか、詳しくないのか、政務官のときに勉強していたのか。 区長 私が総務大臣政務官になったのは2019年9月から翌年の8月くらいまでだったと思う。私の政務官時代は、そういったことはトピックに挙がった記憶は今思い出す限りありません。 ●ネット選挙「専門知識あったわけではない」 記者 特別詳しい議員の1人ではなかったということか。 区長 当時はコロナ。ちょうどパンデミックが広がってきたとき。当時の一番重要な政策課題は5G(高速・大容量の通信を実現する第5世代移動通信システム)の活用や広がりだった。そういったインターネット選挙について、専門的な知識を持つ国会議員だった訳ではありません。 記者 (東京地検特捜部の家宅捜索の)対象となった有料広告。法に抵触するかどうかを選管や専門家に確認しなかったのか? 区長 選挙期間中は非常に怒濤の中で、いろいろなことがあるので、事前に(確認)ということはなかった。ただ、その動画が、上げられたときに警察や選挙管理委員会から注意を受けたことはなかった。 ●国政選挙への出馬はない 記者 衆院選や参院選に出馬する可能性は? 区長 次の区長選に出直し選挙で出ることはありません。また、その他の国政選挙に出る可能性もありません。以上です。 記者 今後政治家として活躍されることはないのか。 区長 政治家というのは議員バッジを付けていることが政治家ではないと思っている。これまで私は7年間の国政、半年の行政の中で、学んだこと、実現した政策、あるいはそこで培った人脈、自分にできることをやっていこうと思っている。議員バッジを付けるか付けないかは関係ありません。 ●昨年に続き区役所に捜索「政治不信招いた」 記者 江東区役所は昨年、警視庁から家宅捜索を受け、今回は東京地検から家宅捜索。地方自治体として異例だし、江東区として恥ずべきこと。区民にどういうメッセージを出すのか。 区長 ご指摘の通りであります。昨年のいろいろなことを受けて、クリーンで開かれた区政を掲げて当選しながら、区長室も捜索を受け、非常に忸怩たる思い。申し訳なく、区民の皆様に政治や行政の不信を招いてしまった。(言葉に詰まる) 申し訳ありませんでした。 記者 冒頭、ご家族も捜査を受けたと。 区長 私の妹や実家に家宅捜査が入った。大変迷惑をかけました。 ●政治家だった父に辞職を相談 記者 今回の辞職にあたって周囲の誰かに相談したか。相談したのであれば、どんなやりとりがあったか。 区長 長年、江東区で40年間、政治活動をしてきた私の父であります、木村勉(元衆院議員)に相談いたしました。 記者 お父様からどういった言葉が? 区長 (言葉に詰まる)父は本当に真面目で、クリーンで区民の皆様に愛されて、40年政治生活をおくってきた中で、私がこういう形で辞任することが父にとってどれだけ辛いかということを大変申し訳ない思いで、でも、私が決めたことだから尊重するということになった。 記者 24日に家宅捜索が入ったのは、議会の閉会前の1日前だったかと思う。区民の方からはそんなことで家宅捜索がはいるのかという声もある。やりすぎではないかという思いはないか。 区長 私の今の思いについては、この場では控えさせていただきます。 ●「ネット広告以外はクリーンだ」 記者 区長が選挙に出るときから取材してきた、旗などにはクリーンで開かれた市政を掲げてきた。江東区の10の政策として「汚職0へ」というのも掲げていた。選挙期間中の活動、行動で、有料広告以外でクリーンだったと断言できるか。 区長 私はその認識でおります。 記者 今回の問題になっている動画は違法性の認識はあったか。 区長 申し訳ありません。捜査の段階ですのでいまお話できません。(記者のほうを見つめる) 記者 捜査の段階で理解はできるが、前回の会見で単独行為であると、違法性の認識はなかったということだと思うが、答えられる範囲で答えてほしい。答えないのは無責任ではないか。 区長 (数秒考える)詳しいことをお話はできません。 記者 有料広告の掲載について、自身の選挙の収支報告書に記載する予定はあるか。 区長 それも、今ちょうどそういった捜査に関わる話なので、お答えできません。 ●「他の嫌疑がかけられることはない」 記者 8月の会見(支援者が単独で有料広告を掲載したとして、自身の関与は否定)での発言で修正、訂正することはあるのか。 区長 内容に関わることなので、お答えできません。 記者 妹や実家に家宅捜索入ったと言っていたが、家宅捜索されたところは? 区長 私の実家です。私の家と実家です。 記者 妹は、どういう捜査を受けたのか。 区長 妹は私の家族ですので。(困ったように笑う) 記者 今後別の嫌疑がかかった場合、取材には応じるか? 区長 今捜査をしているのは、有料広告動画であり、他の嫌疑がかけられることは、私はないと思っています。 |
●東京 江東区 木村弥生区長が区長を辞職する意向 10/26
東京 江東区の木村弥生区長は、公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部に関係先を捜索されたことを受けて、区長を辞職する意向を明らかにしました。疑いについては、捜査中を理由に答えませんでした。 江東区の木村弥生区長は、ことし4月の区長選挙で初当選しましたが、選挙期間中、陣営がYouTubeに本人の姿や「木村やよいに投票してください」という文字を組み合わせた有料広告を出していました。 公職選挙法は、選挙期間中にインターネット上の有料広告で候補者名などを表示して選挙活動を行うことを禁じていて東京地検特捜部が、24日、公職選挙法違反の疑いで区役所の区長室などを捜索し、本人も任意で事情聴取を受けていました。 木村区長は、26日午後、臨時の会見を開き「このあとも事情聴取など捜査が進む中で、新年度予算の編成など重要な区政を、これ以上、混乱・停滞させてはならないと考えた」と述べ、辞職する意向を明らかにしました。 また、就任からおよそ半年で辞職することについては、「投票した方、区民の皆様に、多大な迷惑をおかけしました。多くの期待をしてもらいながら辞職することになり誠に申し訳ございません」と陳謝しました。 一方、公職選挙法違反の疑いについては「捜査中なので差し控える。捜査への協力を第一に考えている」と述べるにとどまり、詳しい説明はしませんでした。 ●ネット上の選挙運動のための「有料広告」 なぜ禁止 選挙期間中のネットの活用については、平成25年に公職選挙法が改正され、候補者や政党などはホームページやSNS、動画投稿サイトなどで選挙運動をすることができます。 ただ、インターネット上の選挙運動のための「有料広告」については、候補者名や政党名などを表示することが禁じられていて、総務省はその理由について、利用が過熱すれば金のかかる選挙につながるおそれがあるとしています。 ●江東区議会 山本議長「全容解明を望んでいる」 江東区議会の山本香代子議長は、木村区長の辞職届を受理したあと、報道陣の取材に応じ「これからまさに来年度予算を作っていこうという時期に、戸惑っています。全容解明を望んでいますし、二度とこのようなことがないようにしてほしいです。議会としても今後しっかり取り組まないといけないと改めて感じています」と述べました。 ●区民からは驚きなどの声 江東区の木村区長が辞職する意向を表明したことについて、区民からは驚きや残念がる声が聞かれました。 70代の女性は「赤ちゃんポストの施策がいいと思って区長選挙は木村さんに投票しました。辞めるのは残念で、周りのスタッフが違反にならないようしっかりすべきだったと思います。また区長選挙をやることでたくさん税金がかかるのも残念に思います」と話していました。 また、別の女性は「先日のニュースだとスタッフが違反をしたという話だったので、区長が辞めるというのは驚きました。辞職をみずから表明したのは自分が違反をしたと認めたようなものだと思います。違反していないなら辞めなくてよかったのではと思います」と話していました。 80代の男性は「辞めるのは当然だと思います。悪いことをしたと思うなら辞めていただきたい。新しい区長に期待することは特にありません」と話していました。 ●区長選挙は年内の見通し 江東区によりますと、木村区長の辞職届は、26日夕方、副区長が代理で区議会議長に提出し、辞職は来月15日付けになるということです。 区の選挙管理委員会によりますと、区長選挙は、選挙管理委員会が辞職の通知を受けた日から50日以内に行われるということで、年内に区長選挙が行われる見通しです。 |
●木村江東区長、辞職へ 公選法違反疑いで引責―東京 10/26
東京都江東区の木村弥生区長が辞職する意向を固めたことが26日、関係者への取材で分かった。同日午後に記者会見を開き、表明する。木村氏を巡っては、4月の区長選で投票を呼び掛けるインターネット有料広告を出した疑いがあるとして、東京地検特捜部が24日、公職選挙法違反容疑で区役所の区長室などを家宅捜索。木村氏は25日の区議会を欠席していた。 木村氏などによると、広告は木村氏への投票を呼び掛ける内容で、4月の区長選期間中に5日間掲載。「木村やよいに投票してください」とのテロップを付け、木村氏自身も出演していた。広告は約38万回再生。費用は約14万円かかった。 木村氏は8月の記者会見で、陣営スタッフが動画を掲載したとした上で「SNSで選挙運動をやりたいと相談があった。公選法に従うようお願いしていた」と陳謝した。 木村氏は2014年衆院選で自民党から出馬し、比例北関東ブロックで初当選。衆院議員を2期務めた。今年4月の区長選で初当選していた。 |
●東京・江東区長、公選法違反容疑認める意向 違法性認識否定から一転 10/27
4月の東京都江東区長選で、選挙期間中に投票を呼び掛けるインターネットの有料広告を掲載したとして、公職選挙法違反の疑いが持たれている江東区の木村弥生区長(58)が、東京地検特捜部の任意の事情聴取に対して容疑を認める意向を示していることが関係者への取材で判明した。8月の記者会見では違法性の認識を否定したが、区長室や自宅の捜索を受け、説明を変えたとみられる。 木村区長は26日に記者会見を開き「区政の混乱、停滞をさせてはいけない」と辞職する意向を示したが、公選法違反の疑惑については「捜査段階なので答えられない」と言及を避けていた。区長は11月15日付で辞職となる見通し。 関係者によると、区長の陣営は選挙期間(4月16〜22日)のうち5日間、動画投稿サイト「ユーチューブ」に「木村やよいに投票してください」などと呼び掛ける有料動画広告を掲載したとされる。再生回数は約38万回で、掲載費用約14万円は区長のクレジットカードで支払われたという。区長は初当選した。 これまで区長側は、投稿者は区長が代表を務める団体のスタッフだとしていた。区長は事前に「ちゃんとやってね」と伝えたものの、違法行為を指示したつもりはないと主張していた。これに対し、特捜部には一転して自身の関与を認める意向を示しているという。 有料ネット広告の規制は違反すると2年以下の禁錮か50万円以下の罰金。市民らが刑事告発していた。 |
●江東区長が掲載依頼か 選挙中の有料ネット広告 10/28
東京地検特捜部が公選法違反の疑いで東京都江東区の木村弥生区長(58)を強制捜査した事件で、木村氏の依頼を受け、陣営関係者が4月の区長選の期間中、木村氏への投票を呼びかける有料広告をユーチューブに掲載したとみられることが28日、関係者への取材で分かった。特捜部は木村氏に対する任意の事情聴取を進めており、違法性の認識の有無を調べる。 木村氏側は8月の記者会見で、支援者が広告を掲載し、木村氏など他に関与した人物はいないと説明していた。関係者によると、木村氏は特捜部に自身の関与を認める方針という。 公選法は選挙運動で候補者名を挙げ、有料でのインターネット広告を出すことを禁じている。法定刑は2年以下の禁錮か50万円以下の罰金。 木村氏側によると、有料広告は本人の写真に「木村やよいに投票してください」とのテロップを付けた内容で、告示日から投票日前日までのうち5日間掲載された。再生回数は約38万回。費用は約14万円で、木村氏のクレジットカードで支払われていた。 |
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