全局「海老蔵」 忖度テレビの怪

市川海老蔵の妻・麻央さん逝く
海老蔵の会見 PM2時半 各局それぞれのニュース番組で中継放送
ところが PM5時 テレビ「全局」 海老蔵会見の再放送

同じ時間帯 PM5時 から  前川前文科次官 日本記者クラブで会見 
(新聞の番組欄 3局が放送予定となっていた)

何処のニュース番組も PM5時半以降で
ちょこっと  「前川前文科次官の会見がありました」 中身の報道なし
異常 違和感 忖度テレビ テレビ報道は誰のもの
 


6月23日
海老蔵の会見 PM2時半〜
前川前文科次官の会見 PM5時〜
PM5時 テレビ「全局」 海老蔵会見の再放送を始める
「前川前文科次官の会見」放送予定を 急きょ変更したためか
30分以上 海老蔵会見の再放送をしていた局もありました
なぜテレビ全局で 海老蔵会見の再放送になったのでしょうか
勘ぐりたくもなります
官邸への忖度 官邸からの圧力
 
 
市川海老蔵の妻・麻央さん逝く
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが6月23日午後2時30分から東京・渋谷区の劇場で行われている記者会見で、妻でフリーアナウンサーの小林麻央さんが亡くなったことを正式に公表した。34歳だった。
海老蔵さん「昨日(6/22)夜に妻、麻央が旅立ちました。それによりまして、いろいろございます。家族としてなすべきこと、話すべきこと、子供たちとのこと、そういった時間で、思ったより皆さまに伝わったということが早かったということで、急きょ皆さまにお時間を作っていただきました。多くの人にご迷惑がかからないように、ブログやアナウンサー時代から妻のことを応援してくださった皆さまへのご報告として、こういった席を設けさせていただきました」 
TBS 
( PM5時ちょっと前か 前川会見を楽しみにテレビをつける )
ニュースは  前川前文科次官の会見 開始直前の中継映像
コメンテーター 岸井成格が中継の解説を始めようとした その瞬間
「次のニュースに移ります」と割り込み 海老蔵会見の再放送に切り替わる
 
 
 
 
 
前川前文科次官の会見 1
前川喜平前文部科学省事務次官は23日夕、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設を巡る問題に関し「第三者性の高い組織で検証される必要がある」との認識を示した。安倍晋三首相が丁寧に説明すると19日の記者会見で表明していることを踏まえ、首相に「先頭に立って説明責任を果たしてほしい」と訴えた。
文科省が20日に公表した萩生田光一官房副長官の「発言概要」とされる文書に関しては「ほぼ事実だと思う」と表明。萩生田氏に関しては「何らかの関与があった可能性が高い」との見方を示した。獣医学部新設のキーパーソンは誰かとの問いには、和泉洋人首相補佐官ではないかと答えた。
文科省が獣医学部新設を巡る規制緩和に抵抗していたとの批判があることについては「文科省は設置認可をする立場で、責任を自覚していた」と述べた。 
 
前川前文科次官の会見 2
 早期開学促す一連の文書「ほぼ100%間違いない」
学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設計画を巡り、前川喜平・前文部科学省事務次官が23日、日本記者クラブで会見した。前川氏は文科省の追加調査で明らかになった、内閣府が同省に早期開学を促したとされる文書について「ほぼ100%間違いないもの」と断言した。前川前事務次官の冒頭発言は以下の通り。

前回、私が記者会見したのは1カ月ほど前ですが、国家戦略特区における獣医学部の新設の問題を巡りましてはその後もさまざまな動きがあった。日本記者クラブのご依頼というのもいい機会と捉えまして、会見させていただくことにした。
私には、何ら政治的な意図はない。また、いかなる政治勢力とのつながりもない。「安倍政権を打倒しよう」などという大それた目的を持っているわけでなく、その点についてはぜひご理解をたまわりたいと思っている。都議選の告示日とたまたま今日は重なってしまいましたが、これは単にスケジュール調整の結果であって、政局であるとか選挙に何らかの影響を与えるというつもりは全くない。
また、文科省における再就職規制違反問題があった。私はその責めを負って辞任したという経緯があるが、この問題との関係を臆測する方もいる。あるいは新国立競技場の整備計画、その白紙撤回や再検討といった問題、これとの関係があるのではないかと臆測される向きもある。あるいは私の親族が関与する企業とか、そういったところとの関係もあるんじゃないかと、このような臆測もあるわけですが、これは全て全く関係はございませんのでその点ははっきりさせておきたいと思う。
(前回は)5月25日に会見させていただいたが、その際に私が考えたのは獣医学部新設を巡って、私は行政がゆがめられたという意識を持っており、これにつきましてはやはり国民に知る権利があると思った、ということ。またその事実が隠ぺいされたままでは日本の民主主義は機能しなくなってしまうのではないか、という危機感を持っていたということです。
一部の者のために国の権力が使われるということがもしあるのであれば、それは国民の手によって正されなければならないと、そのためにはその事実を知らなければならないと、そこに私の問題意識がある。
文科省は最初、問題となっている文書について存在が確認できないという調査結果を発表したわけだけれども、その後、追加調査で文書の存在についても認めた。これによって文科省は一定の説明責任を果たしたと思うし、私は出身者として、追加調査を行うことによって隠ぺいのそしりを免れたということはうれしく思う。
松野(博一)文科相も大変苦しいお立場だと思っていて、その苦しいお立場の中で精いっぱい誠実な姿勢を取られたのではないかと思っている。その点については敬意を表したいと思う。
文科省が存在を認めたさまざまな文書の中には私が在職中に実際に目にしたもの手に取ったものもあるし、私自身は目にしたことのないものもある。しかし、いずれも私が見る限り、その作成の時点で文科省の職員が実際に聞いたこと、あるいは実際に触れた事実、そういったものを記載しているというふうに考えていて、ほぼ100%、その記載の内容については間違いのないものだと評価している。
◇職員による文書のリーク「勇気を評価したい」 官邸や内閣府は「不誠実」
こういった文書をそれぞれ、現職の職員も行政のゆがみを告発したいという思いから外部に提供する行為が相次いでいるが、勇気は評価したい。こういった文書が次々と出てくることによって国民の中にも、この問題を巡る疑惑というのはさらに深まっているのではないかなと思う。
文科省が100%の説明責任を果たしたかと言えば、それはまだ100%とは言えないかもしれないが。一定の説明責任は果たしつつあると思う。一方、記載されている事実は多くの場合、内閣府との関係、総理官邸との関係を巡るものだ。これらは官邸、内閣府はさまざまな理由をつけて、認めようとしていないという状況にある。そういった姿勢は私から見れば、不誠実と言わざるをえない。真相の解明から逃げようとしている。
特に文科省の文書の中に出てくる「官邸の最高レベルが言っていること」という文言や「総理のご意向」という文言がある。内閣府が自分の口から発した言葉を、いわば自ら否定しているという状況で、これはありえない話だ。
それから、規制改革全般をスピード感を持って進めるという総理の意思を反映したものという説明は、これはかなり無理がある説明と思っている。そうした指示があったとして、それをこの文書に書いてあるような、記載事項のように取り違えるはずがないと思っている。
素直に読めば、「官邸の最高レベルが言っていること」「総理のご意向」であるという発言が何を指すかと言えば、「(愛媛県)今治市における獣医学部の開設時期を平成30年4月にしてほしい」という1点だ。それが加計学園のことというのは関係者の間では、公然の共通理解だったと言える。
こういった状況を踏まえ、官邸あるいは内閣府は、この加計学園に獣医学部新設を認めるに至ったプロセスを、国民に対して説明責任を果たす必要があると思っている。そのために必要があれば、第三者性が高い組織がプロセスを検証してもいいのではないかと思う。
私は、文科省時代に政策を検証するプロセスに携わったことがあって、新国立競技場の建設計画を巡って最初の計画が白紙に戻った後、「どうして経費が3000億円に達するようなものになってしまったのか」の経緯を検証し、その責任の所在を明確化する検証委員会を設けたときのその事務局長を務めていた。アドホック(目的が限定された)な組織を作り、政策決定を検証することはできる。その際に諮問会議の議員や、内閣府の幹部職員からヒアリングすることもできる。
月曜日の記者会見で総理が「指摘があれば、その都度、真摯(しんし)に説明していく」と話し、「国民から信頼が得られるよう、冷静に一つ一つ、丁寧に説明を積み重ねる努力をしなければならない」とも話した。総理が先頭に立って説明責任を果たしていただきたいと思っている次第です。 
 
前川前文科次官の会見 3
 前川前文科次官「第三者組織で検証を」 日本記者クラブで会見
前川喜平前文部科学省事務次官は23日夕、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設を巡る問題に関し「第三者性の高い組織で検証される必要がある」との認識を示した。安倍晋三首相が丁寧に説明すると19日の記者会見で表明していることを踏まえ、首相に「先頭に立って説明責任を果たしてほしい」と訴えた。
文科省が20日に公表した萩生田光一官房副長官の「発言概要」とされる文書に関しては「ほぼ事実だと思う」と表明。萩生田氏に関しては「何らかの関与があった可能性が高い」との見方を示した。獣医学部新設のキーパーソンは誰かとの問いには、和泉洋人首相補佐官ではないかと答えた。
文科省が獣医学部新設を巡る規制緩和に抵抗していたとの批判があることについては「文科省は設置認可をする立場で、責任を自覚していた」と述べた。 
テレビの使命は パンとサーカス
内容の軽重は無関係
国民の目を現実から逸らさせることです

 
2017/6/23