牛丼 マクドナルド ケンタッキー 焼き鳥 鯉の甘酢あんかけ

狂牛病 
鳥インフルエンザ 
鯉ヘルペス 
 
牛丼 
マック 
フライドチキン 
焼き鳥 
鯉のあらい 
鯉の甘酢あんかけがなくなる 
 
しばらくは 
「焼おにぎり」か
 


輸入食品に日本は潰される
  
   
牛丼 
大昔お世話になりました 
脂身ばかりの牛丼で倒産 
再生 
今度は天災災難かわいそう
  
マック 
不味いパン?に 
挟まれた得体の知れないもの 
値下げで失敗お休みもよし
  
フライドチキン 
油が口にひろがる 
どうでもよし
 
 
養鶏会社会長 
死んで花実が咲くものか 
鳥インフルエンザ 
隠し嘘つき時間稼ぎ 
バレて辱し首吊り自殺
  
焼き鳥 
焼いて食べるものだから 
まあ安心か
  
鯉のあらい 
足利の思い出 
寄合いで取寄せる「鳥常」の味
  
鯉の甘酢あんかけ 
なくなった六本木「梅江」のお楽しみ
  
「焼おにぎり」 
残りご飯の変身 
お醤油の香ばしさ 
漬物があれば最高

 
2004/  
 
  
輸入食品に日本は潰される 
この本を読むと、わが国が近いうちに食糧危機を迎えることを予感させられます。この国で捨てられる残飯の量は世界一だとか。多くの国民は飽食に慣れ、食べ物に対する感謝の気持ちも薄らいでいるように思われます。  
一方、私たちが日ごろ口にしている食べ物の安全性にも、赤信号がともっていることがわかりました。輸入食品に対する依存率が異常なまで高くなっている現状を知ることで、食べ物に対する考え方が変わるはずです。いまわが国の食糧事情は戦慄すべき状況なのです。しかも、現職の国会議員が訴えていることなので、事態の深刻さが現実問題として伝わってくると思います。
なぜ腐らないのか、横浜に野積みされた輸入食品  
ある日、私の開いているホームページにメールが届いた。神奈川県の職員からである。そこには、横浜の埠頭に野積みされている、異臭をはなつ輸入食品を見てきたことが書かれてあった。  
ビア樽みたいな青いポリタンクに入った、シメジ、なめこ、たけのこ、にんにく、ワラビ、きゅうり、ヒラタケ。一応塩漬けになっているものの、炎天下に何ヶ月も放置されていて平気なのだから、一体何が入っているのやら。  
さらに幌をかぶった部分では、一応空気が遮断されるので、こぼれたにんにくなどが腐敗したような強烈な異臭に襲われ死にそうになる。こんなのは序の口、真夏にはもっとすごいことに、と言われて、それだけはご勘弁をと思う。  
本当だろうか。このメールを読んで私は、横浜の埠頭に野積みされている野菜を見に行くことにした。衆議院議員の視察ではこんなところは見せてもらえるものではない。  
2003年8月29日、炎天下、私は神奈川県庁前でミニバスに乗り込んだ。群馬県の婦人団体の見学に便乗させてもらったのだ。案内役の奥村さんは開口一番、「このごろは野積みの食品が前よりも少なくなりました。見学できない屋上とか奥の建物裏とかに移動したものが多いのです。この輸入食品には虫もつかないし、周りには鳩もカラスも寄りつきません」と物騒なことをいう。  
トラックの行き交う山下埠頭を右に左に曲がって突端に近いあたり。グリーンのシートでできた粗末な小屋が数棟。その外に埃をかぶった青いポリタンクの列がぴっしりと並ぶ。なるほど本当に野積みである。あたり一帯は壊れかかった中古の重機がならぶ荒涼としたところだ。  
また、「ここにある食品は、食品というより貨物のひとつにしか過ぎないのです。食品を野積みにするのは日本だけでしょう。ほらここに〈ここはゴミ捨て場ではありません〉という看板があるでしょう」と、奥村さんは語る。  
車を降りて、早速手近にあるポリタンクのねじり蓋を開ける。物はゴボウだ。中からビニール袋に入った何かの液体に漬け込んだ白い切ったゴボウが現れる。  
いつ入荷したのだろうか。ポリタンクに日付が書いてあった。「15414」とか数字が書かれてある。今年の4月14日に入荷したものが、塩漬けというだけで、この炎天下に4〜5カ月さらされていて、腐らないのだろうか。  
それにしても、誰もが入ろうと思えば入れるこんなところに、誰でも蓋を開けられる状態で置いてあって、大丈夫なのだろうか。食の安全安心とはほど遠い状態ではある。  
野積みの青いポリタンクは腰ぐらいの高さだが、それが2段3段と重ねてある。次々に開けてみると、中味は実にさまざまである。フキ、細竹、ナメコ、にんにく、シメジ。にんにくは「蒜米」、シメジは「姫茄」と書くらしい。どれも中国からである。さまざまに見える品目であるが、なにか共通点があるような気がする。もともと細いものか、もしくは細かく切ってあって、商品になって売っているときには、液体漬けで密封のポリ袋に入っているようなものたちである。  
変わったものがあった。タラの芽だという。液体漬けで茶色に染まっていて、あの青々としたタラの芽とは全く見えない。奥村さんは「これはスーパーの天ぷらになるものです。このような加工食品は、形さえあれば色や香りはあとからつけるので何とでもなります。大体、戻すときは水ではなく薬品で戻すそうです」と言う。  
まだまだある。山ごぼうの木の箱、きゅうり、セリ、えのき茸、なたまめ。高菜を開けてみると、すごい悪臭である。高菜や野沢菜など菜類の漬け物のおみやげ品は、怪しい。中国産のこのような怪しい液体に漬け込んだ状態で原料が入ってくるのである。原料が中国産といっても、青々とした菜っ葉の状態で輸入されるのではないのだ。安い駅前そばやの山菜そばの原料も怪しい。ロシア産のわらびもあった。ベトナムの塩漬けきゅうりもある。  
梅干し用の梅肉もある。紀州や小田原のトラックが買いにきているというが、ほんとうだろうか。わらびは福島や新潟、岐阜などと、それぞれ日本の産地のトラックがくるというのである。
輸入食品が奇形やアレルギーを生んでいる  
輸入食品はアメリカから日本に来るには2〜3週間かかっている。中国はそれより近いとはいえ国土は広大で、国内のアクセスだけでも日本に出荷するまで膨大な時間がかかっていると思われる。そんなはるばる遠くから、腐ることなく旅してくる輸入食品の食品添加物で、日本人の健康は蝕まれているのではないか。  
最近、日本は奇形についての医学が特に進んでいて、ベトちゃん・ドクちゃんの治療を受け入れている。それ以上に、死産で処理されて統計に出ない奇形児出産が最近多いと噂されているのは本当だろうか。アトピー性皮膚炎が急増しているのは、日本人に食生活の歪みからアレルギー体質が蔓延しているからではないか。  
奥村さんの疑問は尽きない。  
奥村さんはよく、この野積みの輸入食品が山になっている横浜港を、「ここはふるさと食品のふるさとだ」と言う。日本各地の名産地に運ばれて、国産品に化けて出てくるという意味である。  
にわかには信じられないが、これらの大量の輸入食品は、いったいどこに運ばれて、どのようにして私たちの食卓に並べられるのだろうか。
戦争で開発された木の葉や草がいつまでも青々としている薬品?  
アメリカはベトナム戦争で、枯葉作戦で除草剤が使われたことが有名であるが、それとは逆に、木の葉や草が腐らない薬も開発したそうだ。兵隊がカムフラージュのために、頭や背中に雑草、木の葉などを背負って移動する。これらの木の葉や草をいつまでも青々とさせている薬を開発したというのである。  
もしかしたら「木の葉や草をいつまでも青々とさせる薬」を、食品防腐用の添加物に使っているのではないだろうか。この話は私が衆議院の同僚になる民主党の鮫島宗明議員から直接聞いた話である。確かな文献はないものの、鮫島さんは農学博士でもあるので、私は横浜の埠頭に野積みされていた腐らない野菜を見ては信じざるを得ない。  
食品を腐らせない、腐敗や変質を防ぐための添加物は、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤などがあるということだが、発ガン性を疑われるものもあり、多量にとったり、各種のものを重ねてとったりしたときに、問題が大きい。悪質な毒性をもつとして、これまでに禁止になったものも多いのである。  
野積みでも数年も腐らない野菜類の塩漬け加工の輸入食品は、なにがどれだけ入っているかわからない恐さがある。
中国産冷凍ほうれん草に農薬クロルピリホス  
中国から輸入されていた冷凍ほうれん草に、日本の残留基準をはるかに上回る農薬クロルピリホスが検出されたと、初めて新聞で報道されたのは2002年3月3日のことであった。  
この報道は、冷凍野菜の便利さを享受し、それに慣れ始めていた国民に大きな衝撃であった。また外食産業は安価な中国産野菜に大きく依存していたので、実際の影響が大きかった。  
ところで、これらの検査は輸入食品の検疫検査でわかったのかと思ったら、そうではなかった。この検査をして公表したのは、民間の農民連(農民運動全国連絡会)食品分析センターである。なんと厚生労働省は中国産の冷凍野菜について、モニタリング検査(一部を抽出して行なう検査)も何もして来なかったのである  
農薬クロルピリホスは有機リン系殺虫剤で、正常な神経伝達を妨げることによって殺虫効力を示す。リンゴやナシの害虫駆除、住宅のシロアリ駆除などに使われている。大量に摂取すると神経系に影響を与え、痙攣やめまい、吐き気、意識喪失をおこすことがある。また脂溶性であるがために動物の脂肪中に貯蔵され、長期にわたる障害や慢性毒性も報告されている。  
この報道を受けて、厚生労働省はあわてふためいて、初めて冷凍ほうれん草のモニタリング検査を行なうと発表した。驚くべきことには、冷凍品などの加工食品には残留農薬の基準値がないとの理由で、輸入時に何らの検査もなされず野放し状態だったのだ。  
ところであの広い中国全土で、クロルピリホスの禁止令など通用するのだろうか。中国で農家の庭先に行くと、「DDT」の空き袋が積まれているといった噂は、今でも多く耳にする。(中略) 以上のような経過で、中国産冷凍ほうれん草に農薬クロルピリホスがふんだんに使われていて、輸入自粛解除後にも、中国の検疫局が検査合格証明書を発行しているものにもクロルピリホスが検出される実態が明らかになった。これでは中国政府の証明書などは信じられない。しかし、それだけではなかったのである。  
2002年1月に、厚生労働省は「中国産野菜検査強化月間」を設けて、100%モニタリング検査を行なった。その結果、生鮮大葉や冷凍・生鮮ニラ、生鮮ブロッコリーなど9件に、基準値を超えるフェンバレレートやクロルピリホス、メタミドホスなどの農薬(殺虫剤)が検出された。(中略) こうして調べてみると、農薬に汚染された中国野菜が日本にどっと押し寄せているのである。
アメリカに頼っていて本当に日本の食料は安心か  
日本は少ない人口なのに世界の食料を食べ尽くしている。  
世界人口の2%しかない日本が、世界の農産物輸入の11%(金額ベース)を輸入している。1位EU18%、2位アメリカ14%についで世界第3位の食料輸入国である。ちなみにEUは日本の人口の3倍、アメリカは2倍以上もいるのだ。  
しかも農産物輸入に比べてその輸出はたいへん少なく、輸入額から輸出額を差し引いた純輸入額をみると、1984年以降ずっと世界第1位の純輸入国となっている。  
1999年には純輸入額が336億ドル(4兆2千億円)であり、2位ドイツ134億ドル、3位イギリス127億ドルを大きく引き離している。  
逆に輸出額のほうが多い純輸出国は、オランダ、フランス、オーストラリア、ブラジル、アルゼンチン、アメリカなどとなっている。  
日本の農産物輸入の相手国としては、アメリカが38%と断然多い。2位は中国12%である。1990年にオーストラリアを抜いて上がってきたのだ。この10年の間に全輸入額も299億ドルから369億ドルへと増大しており、中国からの輸入農産物の伸びはたいへん大きい。他の輸入相手国は、オーストラリア、カナダ、タイと続き、この上位5カ国で70%近くを占めている。  
代表的な農産物別に見ると、小麦(世界の輸入額の7%)、とうもろこし(同23%)、肉類(同28%)について、日本が世界で最も輸入額が多い。  
そして、その輸入相手国は、いずれもアメリカがトップである。(中略)  
このように食料輸入はほぼアメリカ一辺倒といっていいほどである。本来なら日本は買い手であり、売り手のアメリカにクレームをつけることができるのに、逆に「買わせていただきます」といった感じである。
アメリカを信頼している日本は自給率が大幅に低下  
アメリカをはじめとした少数の特定の国に依存度が高いこのような構造は、国際需給の変動や輸入相手国の輸出政策の影響を受けやすい、もろい体質を持っている。  
1973年に、アメリカは一時的ではあれ大豆の禁輸をしたことがあった。そのために飼料価格が暴騰したが、そのようなことがいつ起こるかわからないのである。  
この1973年の出来事は、今調べてみると、ソ連(ロシア)が食肉の需要を満たすために、大量の穀物の買い付けに走り、アメリカは自国の穀物が不足して高騰するのをおそれて、穀物の輸出を規制したのである。それだけの理由だった。イラク戦争のいきさつを見ても、アメリカがいかに自国利益第一主義かがよくわかる。  
アメリカにとっては、わずか2カ月間の大豆輸出規制だったが、世界の穀物相場は、一気に4〜5倍に高騰した。当時イギリスは食料自給率50%を切り、ドイツは65%、フランスはかろうじて100%を維持していたが、ヨーロッパ各国は、食料が現実に輸入できなくなることを知り、愕然とした。  
その時から各国は穀物の自給をめざして動き出したのだ。それ以来、EU各国は農家の育成・保護に力を入れ、EU予算の半分をつぎ込んで、食料自給率の達成に努力してきたのだ。ひとえにアメリカが信用できないからであるといえる。  
その結果、2000年にイギリスはカロリーベースで食料自給率74%、ドイツは96%、フランスは132%になった。データがとれる先進国の食料自給率を調べると、イタリアを除くすべての国が自給率を上げており、イタリアは6ポイント下落したが73%となっている。そのなかで日本だけは、1970年の60%から2000年に40%と、20ポイントも下がっている。先進国のなかで最も低く、しかも一貫して低下し続けている。  
いざ食糧危機のときに重要になってくる主要食糧の「穀物自給率」に至っては、日本は28%であり、ドイツもイギリスも、すでにこの20年間で100%を達成している。
いざ食糧危機になったとしたら日本はパニックに  
2003年、オーストラリアは大干ばつで、あれだけの食料輸出国が輸入国に転落した。この年、日本の冷夏、ヨーロッパの猛暑、中国の大洪水と、異常気象はさらに続いている。いつ最大の食料輸出国アメリカが、輸出禁止せざるを得ないような状況に陥らないとも限らない。そうなったときに、アメリカに食料を依存している日本はどうなるだろうか。ブッシュ大統領は「食料を自給できない国は国でない」と語っているのだ。  
おそらく、アメリが輸出を禁止するらしいと情報が飛び交うだけで、小麦粉は暴騰して、すぐにパニックになり、スーパーに並んでも買えなくなるのではないだろうか。実際に、小麦、大豆、とうもろこしの輸入が止まったら、国家備蓄も少ないことから、すぐに酪農、畜産が大打撃を受けて、飼料は配給制になり、鶏卵搾乳は飼料の配給が優先されるものの、豚や肉牛は屠場に運ぶしかなくなるだろう。  
そうなればパン、菓子、豆腐、肉類はスーパーから姿を消し、レストラン、ハンバーガーの店も開店休業に陥ることになる。  
このように考えれば、消費者にとっても、食料、穀物の自給率はたいへんな問題であることは理解していただけると思う。そしてさらに、ヨーロッパ各国がなぜ穀物自給率の100%達成に、なりふりかまわず取り組んできたかもわかろうというものである。
輸入魚のラッシュで魚価が半値からさらに下回る  
ここ14〜5年の間に、ものすごい勢いで魚介類が輸入されている。  
博多の港に行ってみると、中国からの鮮魚運搬船がズラーっと並んでいて、どこの国の港かと思うほどだ。博多の魚市では、水揚げのかなりの量が中国産だといわれている。  
かつての漁獲量はこの14〜5年に半分以下に落ち込んでいる。  
いきおい中国などから安価な魚介類の輸入を進めることになる。そうなれば、当然魚価も下がる。漁業者も安い魚価では採算が取れず、漁に出かけなくなり、漁獲量の減少も加速してきているのだ。  
漁業者数は10年前に比べて10万人減って25万人である。漁業者の高齢化も激しく、船も古くなっている。これではやっていけるはずがない。漁業者の自殺も増えている。
日本は世界の水産貿易量のなんと4分の1を輸入  
日本は今や魚介類の輸入大国である。日本の水産物の輸入は、2001年に世界の水産貿易の、金額で26%、数量で13%を占めていて、金額・数量ともに世界最大の水産物輸入国である。  
輸入相手国は中国からが最も多く、金額・数量ともに最大である。中国は近年世界のなかで水産物輸出国として躍進しており、2000年には金額ペースで、タイに次いで世界第2位の輸出国になった。  
一方、日本における食用魚介類の自給率はどんどん低下し、1993年の63%から2001年の53%まで、7〜8年の間に10ポイント以上下がってしまっている。
世界の食糧危機の到来は近い  
今日、世界には8億4000万人の飢餓人口がひしめいているといわれている。そのうち、食料が入手できずに餓死していく人だけで、年に1500万人もいるのである。これらの飢餓で苦しんでいる人たちに、NGO組織などを通じて食糧の援助を続けている。  
ところが近年、世界の農地の灌漑面積の伸びは鈍化し、穀物の単位面積あたりの収穫量も鈍化を見せている。穀物1トンに水1000トンといわれているが、水資源の不足は深刻で、中国の黄河水域、パキスタンのインダス川流域においては地下水の低下で、いたるところで塩害、土壌の劣化が進み、世界全体で、毎年日本の農地面積よりも大きい600万ヘクタールの農地が砂漠化現象で流失している。  
また化学肥料の大量投入による土壌の劣化で、これ以上の化学肥料の大量投与は制約され、温暖化現象から地球環境を守るため、森林を新たに耕地として開拓することも規制されるようになった。  
最近中国では生活が豊かになるにつれて、食肉などの動物性たんぱく質の需要が拡大して飼料穀物需要が急増。ついに穀物の輸入国に転換した。これから中国において輸入が本格化されれば、25年後には1億7千万トンの輸入が必要となるとされているが、これは現在の世界の貿易総量を超えるものである。さらにインドの人口爆発は、いずれ15億人を超えてその中国を追い抜いてしまうといわれている。  
忘れてならないのは、アメリカにおいても1988年は大凶作で、自国の自給分さえ足りなかったことである。幸い当時はかなりの備蓄量があったので、ことなきを得たのであった。また今年になってオーストラリアが大干ばつで凶作になり、穀物輸出国から輸入国に転じてしまった。  
日本も、1993年の冷害で米を緊急輸入した。あの当時輸入されたタイ米が、今でも横浜港の埠頭倉庫に積まれたままだという。  
農業は天候に左右されやすく、ここのところの異常気象は大洪水、旱魃、寒害など、食糧危機がいつ来るかわからないことを暗示している。