税金に「思いやり予算」などない国防分担金

どうして真正面から国民に説明しない 
国土防衛の一端を米国にお願いする経費だと 
戦略的に合理的な手段だと 
 
国家の存在意義は国民の生命財産を守ること 
「思いやり予算」などと胡散臭い(うさんくさい)言葉をなぜ使う 
戦略あっての適正な分担なら 
国防分担金に賛成する  
 
代議士先生  
日本の政治家になってください
 


言われてもしょうがない言いたい放題
  
   
誰が血を流す 
自衛隊だけでは手薄 
アメリカ兵も血を流す 
一緒に守ってください  協力してください
   
自衛隊 
真っ先に血を流す 
大事にしよう  誇りにしよう 
守ってください
 
文官 一緒に血を流さず済む戦略を考えよ 
外交官 血を流さず済む外交を考えよ 
政治家 強い軍隊にしよう 
予算 ミサイル大増産 危険な国に向けて置く
   
針鼠 
一緒に死のう戦略  強いと思えば攻めて来ない 
古来 強いと思わせることが基本戦略 
技術大国ミサイル大増産
  
ダム堤防より二頭が追える 
暇な工場が潤う 国の安全が確保できる 
血を流さずに済む  最後は脅しに使える
   
声援 
誇りが持てるから  兵隊は国のために死んだ 
天皇はいない 
バカにする国民を守るか  
仕事で血は流さない  負ける 
負ける軍隊なら要らない
   
古来軍隊のない国は必ず滅んだ 
軍隊あっての外交だ 
軍隊を大事にしよう
 
 
 

 
2001/ 
 
 
言われてもしょうがない言いたい放題
思いやり予算の始まりは? 
安保条約・地位協定が結ばれた1960年当時、敗戦国日本と日本を占領した米国との国力の差は歴然としていた。しかしその後、日本の高度成長、米国経済力の相対的低下を背景に米国は、同盟国への軍事分担を要求するようになり、日本を「安保ただ乗り」と批判する米国の圧力が強まる。1978年、日本政府は初めて地位協定24条の原則を踏み越えて、米軍基地で働く日本人従業員の福利費の一部を負担した。当時の金丸信防衛庁長官が支出の法的根拠を「思いやり精神で」と語ったため、思いやり予算と呼ばれるようになった。 
日本の政治家は日本国民のためでなく、アメリカのために働いていることは次のことからも明らかである。日本国民は「思いやり予算」という名目で莫大な金額をアメリカ軍のために支払わされている。 
日本の国家財政は破綻しているにもかかわらず、在日米軍に巨額の税金が使われている。1993年度は日本政府の発表によると、思いやり予算として、米軍に支払った金額は5612億円にものぼる。しかし実際は、正しい評価をすれば、はるかに巨額になる。在日米軍の土地の価値は正しく評価すると30兆円ほどの価値があり、賃貸料だけを考えても、米軍は年間8400億円以上支払わなければならないのである。
在日米軍一人あたりの年間の日本政府の負担金は約1440万円。日本の民間企業に働く労働者の年間の平均給与は467万円(98年10月24日朝日新聞)この三倍以上になる。ちなみにドイツ駐留の米軍一人あたりのドイツ政府の負担金はただの40万円。同じように先の戦争の敗戦国であり、アメリカの同盟国なのに、どうしてこうも違うのか。 
来年度の在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)をめぐる政府内の折衝は20日、今年度より2.8%減の2603億円(契約ベース)とすることで決着した。施設整備費が5.4%減の809億円となったのが響いた。防衛庁は同日、復活要求しないことを決めた。大蔵省によると施設整備費で概算要求を削り込んだのは初めて。思いやり予算をめぐっては日米の財政事情の逆転を受けて抑制を唱える大蔵省と、日米安保重視の立場から削減に抵抗する外務省・防衛庁の綱引きが繰り広げられたが、大蔵省が主張を通した形だ。日本側の負担内容を定めた現行特別協定の期限を2001年3月に控え、新協定をめぐる交渉にも影響を与えかねない。 
思いやり予算は(1)施設整備(2)基地従業員の労務費(3)光熱水料(4)訓練移転経費からなる。今回の折衝で削られたのは、日本側の判断で減額できる施設整備費。米軍横田基地など12基地で電気施設の改修などを一部先送りした。それ以外の項目は、大半が米国との特別協定に基づいているため削れなかった。防衛庁は「米側は日本の財政事情に配慮して理解してくれた」とみている。
ただ、思いやり予算をめぐっては批判的な世論が強まっているうえ、政府内にも「光熱費や水道代が実質的に使い放題になっていることに、国民の理解が得られるだろうか」と危ぐする声がある。このため、外務省・防衛庁は、特別協定の改定に向け、協定で定めている領域まで大なたが振るわれることを警戒している。