「三矢研究(有事研究)」と「財政再建計画」思考停止

35年前 憲法9条がある 戦争は放棄した  
有事研究はしてはならない 
 
今は景気が悪い 気分が滅入る  
財政再建計画を検討してはならない  

今は起きていない 皆が不安がる
危機管理計画を検討してはならない 

国家予算 楽観的な要素・要因を想定して作る

 


三矢研究
  
   
出たとこ勝負 
何も考えない  とりあえず安心できる 
そのとき考える
   
見て見ぬふり 
見えない  何も起きていない 
とりあえず安心できる
   
なかったことにする 
忘れる  関係なし 
とりあえず安心できる
   
水に流す 
庇いあい  責任なし 
とりあえず安心できる
   
戦術戦略シュミレーション 
都合の悪いシュミレーションはしない 
都合の良いシュミレーション  とりあえず安心できる
   
良薬口に苦し 
甘い薬を探す  薬を飲んだことにする 
とりあえず安心できる
   
転ばぬ先の杖 
立たない  一人で歩かない外に出ない 
とりあえず安心できる
   
保険 
皆で行動する  皆で同じ事をする 
とりあえず安心できる
 
   
百年の計 
どうせ生きていない  夢物語を作る 
とりあえず安心できる

 
2000/ 
 
 
三矢研究
昭和40年2月に有事を想定した研究の存在が明らかとなり、国会は紛糾した。衆議院予算委員会で、社会党議員岡田春夫は、第2次朝鮮戦争を想定した自衛隊内部の研究・資料を曝露した。この「三矢研究」と名付けられた研究資料は、陸・海・空の自衛隊とそれを統括する統合幕僚会議の幹部が極秘に研究したものである。正式名称は「昭和38年度総合防衛図上研究」であるが、昭和38年に行われた研究であることから「三矢研究」と名付けられた。 
北朝鮮が再び韓国を奇襲攻撃することによって発生する第2次朝鮮戦争に対して、日本の自衛隊とアメリカの在日米軍がどのように共同して対処するか、いかにして国家機関、国民の総動員態勢を確保するか、また、そのための法的整備の考察が中心となっている。しかしながら、これはあくまでも自衛隊内部における図上のアカデミックな研究である。 
このとき統合幕僚会議事務局長であった田中義男の主導で行われた三矢研究は戦後日本におけるはじめての有事研究であった。日本政府はこの研究の存在を否定することはなかったが、防衛庁は秘密漏洩を理由に防衛次官らを処分した。これ以後「有事研究」は日本においてタブーとなった 。