「たくない病」 と 「たらだら病」

性格が悪い 

億劫 
自分の専門分野 何でも首を突っ込んできた

心配性
最悪を想定するのが 仕事の一部だった
 


心配性を治す
 
 
 
 
 
 
 
何もしたくない
見たくない
言いたくない
聞きたくない
億劫
 
 
 
 
大地震がおきたら
病気になったら
死んだら
心配性
(毎日の保険屋さんのTVコマーシャルで増幅)
 
 
 
 
宝くじが当たったら
昔の借金の清算
 
 

 
2017/2
 
心配性を治す
心配という言葉を辞書で調べるとこのように書かれています。
「物事の先行きなどを気にして、心を悩ますこと」
つまり、まだ起こってもいないことを不安に思って、それを事前になんとかしようと思っている状態のことを言います。事前になんとかできる問題であれば、心配はそこで止まるのですが、今何をやってもどうにもならないことだからこそ悩んでしまうわけで。今どうにもならないこと・・・というのは不安になります。でも普通はそれで心配はするけど、どれだけ考えてもどうにもならないものなので、いずれは諦めてしまいます。
ところが、心配性の方はそこで諦めることができないので、ずっと悩み続けることになり、それがまた自分を苦しめてしまうのだと思うんです。
心配性の仕組み
心配性の人とそうでない人の違いは、この不安が湧き上がってきた時に諦めることができたか、できなかったか・・・だと思うんです。
「物事の先行き」というのは誰もが不安に思うことです。でも普通は不安にはなるけど、それは当たり前のことだからと思ってある程度諦めてしまいます。
でも心配性の人は、この不安が心に残っているのがどうしても許せないのであって、そのためにこの不安をどうにかしてなくしてしまおう・・・とします。
「物事の先行き」に対する不安をなくそうとする・・・ということなんですね。
ところが、この不安というものは人に備わったものなので、いくら頑張ったところでなくなったりはしません。いえ、むしろ、不安を感じなくなったら大変です。不安があるから、将来に備えたり、身の安全を守れたり・・します。
でも心配性の方はこの不安をなくしてしまおうとします。
ところが、不安はいくら考えてもなくならない。だから余計不安になってまた心配する。だから、何度も何度も同じことを考えてしまうのであって、それが心配性の仕組みなのだと思うんです。
あるがままに認めることで心配や不安は薄れてゆく
さて、心配性を治すには、この湧き上がってきた不安を当たり前のことだと受け入れてしまう勇気を持つこと・・・だと思うんです。
不安をなくそうとする・・・それはできません。不安はどんな時でもなくなったりはしない。それは私達に備わったものであり、またなくてはならないものでもあるからです。
だから、不安はなくならない・・・そう受け入れてしまうことだと思います。
その不安を受け入れるだけの勇気を持つことなんだと思うんです。
湧き上がってきた不安・・・それを、あぁ、不安だな。でも仕方がない。不安というのはなくならないものだから・・・と受け入れてしまうことで、面白いことに不安はどんどん薄れてゆきます。
不安というのは、なくしてしまおうとすると大きくなり、受け入れてしまうと小さくなってゆくもの・・・だからです。
だから、心配性を治すには、不安を受け入れてしまう必要があると思うんです。
不安を感じながらも、それを受け入れて前に進むこと。すると不安は薄れていって、堂々巡りをやめることができるようになります。
不安は行動に出ると薄れてゆく
もう1つ心配性を治すために必要なことがあります。
それが対策を練るということです。
不安というのは、ある種のシグナルだと思うんです。
対策を考えた方がよいかも知れないよ・・・というシグナルです。
例えば、将来のことが不安になったりします。これは不安を湧き上がらせることで、今将来に対する備えをしておいた方がいいんじゃない?ということを知らせてくれているんです。
将来のことが心配だし、不安・・・とずっと考えている人は、もしかしたら、考えることはしているけれど、行動をしていないのかも・・・知れません。
将来の不安が止まらなくなったら、そのためにできることを対策として2つ、3つ考えてみます。そして、それを実践してみる・・・実際に動く・・・ということが大切で、動き出した時に・・・不安というものは薄れてゆきます。
失ってしまうのではないかという心配の止め方
失ってしまうのではないか・・・という心配はやっかいです。
例えば、健康を失ってしまうのではないか、収入を失ってしまうのではないか、地位を失ってしまうのではないか、友達を、財産を、家を・・・。こういう心配は誰にでもあると思うんです。
この心配の止め方は、「感謝すること」だと思うんです。
例えば、仕事を失ってしまうのではないか・・・という不安があったとします。この場合、まずは、先ほど申し上げたように「対策を考えて実践する」ことだと思うんです。
対策を練ってしまうことである程度の不安はなくなります。この場合であれば、
○ 今の仕事を失った時の対策に半年間生きていけるだけの貯金をしよう
○ 会社にとって必要な人材になれるために○○の仕事を覚えよう
・・・というような対策を考えて、それを実行に移します。
それでも残る不安や心配は「感謝」することで薄れてゆくようです。「今、仕事があるのはありがたいことだ」と感謝してみます。「収入があって、食べてゆけることに感謝します。」という風に感謝してみます。すると面白いことに心配というのはどんどん小さくなっていったりします。
感謝というのは心配につけることができる薬のようなものだと思うんです。