思考実験

楽しい物作り 
先ず関係のありそうなことを 手当たりしだいに調べる 
頭の中で 
組み立て実験する  
行ったり来たり試行錯誤 
確信がもてたら開発スタート 
 
自分を褒めたい 
いや 見守っていてくれた人に感謝 
お金を使わせてくれた会社に感謝

 


  
色分解  
色補正マスク     
RGB 色分解フィルター、色分解ネガ 
YMCK キアカアイスミ印刷インキ減色混合 
ハイライトマスク、シャドーマスク調子補正 
   ハイライト補正・シルバーマスク
   アルファベットマスクへの転用を教わる
  
 
露光計算・積算光量計 
連続調から網点に変換 
コンタクトスクリーン、リスフィルム 
ハイライト露光、主露光、フラッシュ露光の計算式を完成 
計算尺を繰る
 
フィルム自動現像機の現像液自動補充装置 
出口に光センサーを並べる 
遮光率を積分 
現像液の劣化を推定補充する 
工業所有権を知る リス型現像液用の制限を忘れ不成立
 
ダイレクトスクリーニング 
光・光源装置を知る
クセノンランプ 水銀灯 メタルハライドランプ
 
アナログ素材のコントロールの楽しさ格別 先生になる もどき
   
ベンチャーの風
何となく会社作りに参加
商社まがいの割賦販売 材料販売で成功
オイルショックで水泡
廃液処理 
霞ヶ関 ビルの屋上でクロム全自動処理(グラビア製版用) 
企業責任に応える 
センサー 制御システムを知る
 
フィルム自動現像機 1
部材に鉄を使う 表面は通常塗装
ローラー軸受け材料など 部品選択の無知を知る 
アルカリ現像液 定着液酢酸の雰囲気に負ける 大失敗
フィルム自動現像機 2
素材は ステンレス PP 塩ビ
機内は一方向に換気
不細工な手作り自動現像機だったが 
性能を極める 
ローラー芯金の歪をとる 
巾30cm長さ30mロールペーパーを蛇行させずに搬送
コストで選んだポンプ
大会社に言われるままに大きくなった頭のないポンプ・メーカーも知る 
出荷後 交換に全国を回る
  
平行光 
遮光子で実用・安価な平行光を極める 
ハニカムボード 飛行機の構造部材を黒く塗る 
セルフォクレンズ 走行式露光機 
露光機を完成 
印刷製版では見当精度の向上 
プリント基板・アートワークの標準機
  
職人技にせまる 
露光量で任意な領域の網点の大小を制御 
色・調子補正 ドライドット 
8ビットPCでシミュレーション・ソフトを完成 
コンピュータの可能性も知る
  
マイコン・積算光量計 
物作りも松竹梅 
品揃え・シリーズ化も物作り 
ベストではなくてもベターでいい商品を知る
 
原寸カメラ 
セルフォクレンズで製版カメラもどき 
勢いあまって全自動製版カメラのOEM受ける 
走りながらの物作りの限界を知る 
製造・先輩がんばり 発注元の友達 時間稼ぎをしてくれる 
1000台の予想が1700台 市場の創造
 
画像処理 
人間が見る大きさの限界10μ 
パートのおばさんが液晶基板ガラスの検査 
画像処理・CCDでチャレンジ 
完成前に資金続かず下りる 
大会社やり遂げる 大型液晶時代を支える
  
動体の三次元座標測定システム 
どうせだめだろうと回ってきた窓際テーマ 
予算なし時間は無制限 
図書館は三省堂・最新技術書を立読み(感謝してます)
 
電波・光 
飛行機は人間がいないと着陸できないらしい 
電波高度計の誤差は10M 
車輪は丈夫なはず 
レーザー測距機 
精度は良いが 道具には不向き 
いずれも300,000Km/secの世界 
速過ぎて制御自体が高価になる 
商品にならない
   
音波 
340m/secの世界 
100mランナーはムリだが 普段の人の動きなら十分 
コマ送り映画程度なら15回/secのサンプリング 誤差4mm達成 
動体に超音波発信機 天井に耳を並べる 
成功 リアルタイムで三次元座標がわかる
  
スポットライトの自動追尾完成 
結婚式を安く豪華にショーアップ 
何人でも同時に追尾可 
赤外線 
対抗馬 複数の同時測定は不可 
ただし補間計算処理ソフトは優秀 数段上だった なめらかな追尾 
画像処理 
対抗馬 理論は正解 
複数の測定では追尾対象がいれかわる
   
机上・企画倒れPCデスク 
PC市場予測 オフィスの形態研究  
PCデスクが結論 
液晶ディスプレーが実用化 3-5年が商品寿命と最終予測まで加えたことが裏目 
翌年PCデスクが130万台売れたとの業界レポート 
自己納得
  
目に見えるほこり獲り・空気清浄機 
のり付きフィルター ターゲットは10μのほこり 
フィルターの汚れを外から見えるようにする 
順調な滑り出し 
作る 売る 私だけで走ったことが悪かったらしい 
試験販売で終り
  
サビない水 
友人の傑作 金属を腐食させない水 閉鎖系循環液 
加速試験 推定超えて実証4年超える 
零細企業 理論は後から考える  
キーワードは溶存酸素 宣伝コピーを極める
HPの制作
「サビない水」を通して HPの制作をマスター
情報量の多さがアクセス数に比例
一時 HP制作を生業とする
  
物作り小史・40年

 
2004/ 
 
歪をとる 
ローラー芯金の歪をとる 数ヶ月丸棒を天井から吊る 
ハイデル印刷機胴 鋳物を数年放置し真っ赤か それから加工とのこと
似て非なる特性 
樹脂軸受け材料 化学式は近似 
酢酸耐性 デルリンはOK ジュラコン6ヶ月で劣化
家電部品 
感温リードスイッチ 
信頼性と安価の両立
 
最新情報の入手 
大きな本屋さんの専門書コーナー(昔の話) 
今ならHP検索 
ただし情報の信頼性の判定は自己責任 
手前味噌妖しげな理論花盛り
PC 
カシオ?の関数ポケコン 64バイトのプログラム磁気カード 
沖電気if800 オールインワン・プリンターつきが嬉しかった     
NEC98 囲い込みソフトに泣かさる 
シャープ・ラップトップ 便利持ち運び可 
DELL 1993年宣言してNEC98を捨てる 豊富なソフトを知る 
 
PCが近似式づくりを可能にしてくれた 
「最小二乗法」がプログラム・BASIC勉強のきっかけ 
 
PCは道具 使いやすさを追求  
ハードを意識させるようなら道具ではないと思うようになる 
いつのまにかハードへの拘りはなくなった 
その時々の最新機を買う 
昔バカなコピーを流した会社があった 
「国民標準機」もちろん消えてなくなった