世相を知りたかったら三省堂か八重洲ブックセンターへ行きなさい

店先に並んでいる本の種類が世の関心事 
一つのフロアーの入り口の本がその道の関心事 
 
一つの分類・分野の本の多さに選択肢の多さ結論のない分野が判る 
一つのフロアーの分類分野の面積比でその学問の盛衰が判る 
数学・物理・化学基礎学問は終わった(三省堂5階) 
 
あと3年したら世相を知りたかったらホームページ数を見なさい・・・になるか
 


  
専門書が消えてゆく 
昔は何か計算したいとき数学書の公式をこねくり回した 
もっともらしい近似式は最小二乗法で定数を決めた 
公式から必要な数式展開が作れると自己満足に浸れた
  
一時数学を理解しないもの用に公式だけでなく数式展開まで書かれた物理学書があった 
化学経済統計プログラミング教養書しかり便利だった 
何か計算式が欲しいとき 
同じような考えの専門書を探すことで生きた数学が簡単に理解できた 
レイトレーシングのプログラミング書は専用光学ミラー設計プログラムに化かした
  
最小二乗法なら今は簡単にエクセルの近似グラフから定数が読み取れる 
何かまた入口と出口だけの世界に逆戻りみたいだ 
公式専門書か分数も理解できないもの用の2極分化か 
基礎学問の専門書が減った新刊も減った  
いいのかな
  
日本で数学物理化学は死ぬのか
  
経済 
残念だが結論のない学問 
過去は歴史になる 
経済も歴史になってからしか評価できない
 
未来は占いだ 
カッコつければ統計学だ確率だ博打だ 
未来が予測できたら  
自分だけ儲けたいから誰もが行動を変える
 
その時点で予測が狂う 
誰かが儲かることは誰かが損することだ皆が儲かることはない 
この部分は真理で歴史は繰り返される
  
経済書のコーナーは不滅 
経営書も不滅
  
小説 
コーナーに増減はないが行く度に場所が変わっている 
(行く回数が減っているので当然か) 
ジャンルの流行すたりが激しいのだろう 
文字離れとインターネットで 
衰退するだろう
  
積読大賛成 
買って  
何が書かれている本を持っているかだけ覚えておけばよい 
これも読書だ 
これで安心
  
エッセイ 
一冊頭から読まなくて良い 
開いたところから読む 
読む薬 
不思議の国ニッポン 
山本夏彦 
恐い死のある風景 
大好き 
  
老眼 
ラッシュでだんだん読めなくなる 
歳を悟らせられる 
本を読まなくなる
  
通勤読書 
20代若いとき小説を抱える 
30代根気がなくなるエッセイを抱える 
40代気分転換週刊誌を抱える 
老眼手に文字物を持たなくなる
  
目を細めて吊り広告を読む 
見比べると広告コピーも素晴らしい面白い

 
1996/2000/