2500-3000     


あなたを知った このしあわせと引き換えに 熱い十字架背負います
ゆるやかな 坂道 あの人と 影さえ 触れずに 歩いている
酒の肴にする貴男 ひかげの花で終るなら 夢を見ないで 別れたい
火花散らした戦い終えて 鷺と烏はどこへ行く 風よ散らすな 白い花
やってみなくちゃ分からない 恋の碁盤で 誘い誘われ 鷺と烏のラブゲーム



バカねそれが未練ね せめて今夜はお酒飲ませてね これで他人になるふたり
陽が昇り あしたも 愛する人がいるならば くちびるに桜の唄を
あなたは戻らず 春の日暮れて 桜時雨は 思い出しぐれ
夜明けを待ちます あなたのそばで 木もれ陽ゆれる 明日川
思い出全部 かき集め 涙は捨てて 行きましょう 北のサッポロ



なんで一人にさせるのよ それが哀しい ああ二人の運命です
時間よ止まれ 夜明けになれば どうせ別れる二人なら
あゝ死ぬまでふたりづれ 想い出が 消えるまで チョッと待って札幌 しのび雪
燃えて花咲くアカシアも 名残りつきない時計台 北の街札幌は恋の街ふたりづれ
恋の夕笛 さやかにわたる ああ わたしの札幌 あなたの札幌 夢呼ぶ街よ



どんな道に咲く 雑草でもいい ふりむかないで まっすぐ空に 手をかざし
二人で乗るはずの 船が出て行くわ 三の宮 泣いてサヨナラ 雨に濡れた舗道
チャンチキ チャンチキ チャンチキチ ここは三吉橋界隈
よろこびとおそれとおまえ おまえの笑う三月に
さよならは心を削るだけ 愛と涙とためいきの 三色幻燈 うつしましょう



空が染めてゆく この雪が静かに 海を眠らせて 貴方を眠らせる
変わり行く私 紅くいろづくときめきを 誰に告げましょう
これから どこへ行く 今夜は二人して 楽しい夜が更ける
夏は夢見てよく眠り 秋は心の人になる 三日月に 約束しよう
三日月よ せめても遠い面影を 吐息を酒にあびせつつ 今宵もきみを また想う



ずっとあなたが好きだから 逢いたいよ 逢いたいよ カモメになって迎えに来てよ
逢えるその日がきっと来る ああ わかれの三八度線
愛に命を 賭けてゆく おんな涙の 風の華
あなたが私の道しるべ 寒さしのぎで いいから 抱いて 三陸海岸 冬まじか
どこまでだって 飛んでゆくのよ あなたの愛に 燃えてゆくのよ



たった一度の 人生を 花にするのも がまんなら 山にするのも またがまん
薄れ行く ああ 淡い夕日が 染めた茜の 懐かしく
おさげ 草笛 国なまり あの日の君が目に浮かぶ あゝ夕日に染まる山の駅
愛する人の瞳に 俺の山河は美しいかと 美しいかと
手をふる母よ あの人よ 幾年月日が 流れても 山河のむこうに 故郷が



娘さんよく聞けよ 山男の心はよ 山できたえたよ 男意気だよ
ひとりつぶやくこの俺は 今は 今は 人呼ぶ声も 山頭火
愛の名残は つきないが 死んでゆきます ひと足先に
ああ見上げれば 満天の星 遥か夜空に夢が燃え立つョー 山陽道
せめて空に舞え 見果てぬ想いのせて あゝ海に降れ 散華の花弁



心が痛む 汽笛ばかりが 鳴りやまず 日暮れ桟橋 雨まじり
あなたの知らない 誰かに身を寄せ 夢路をたどるの あなたを忘れて
どうせはかない 命だぜ 俺とお前の この絆 ぐっと結んで ふたり旅
明日は どの色咲こうとも おれは生きたい おれの道
涙ぐんで季節を知るの そんなこよみをありがとうと いつしか伝えたい



残された男に 答えはなかった
笑う事が泣く事が悩む事が 生きる事が 
線路の果てに 夜汽車と消えた あなた恋しい あ なみだ駅
いっそ散らそか 荒磯の波に 十九の春を あゝ 泣いて
四つのお願い聞いて聞いてくれたら あなたに私は 夢中 恋をしちゃうわ



信じることに疲れても リンゴのように 誰も怨まず 明日をやさしく みつめよう
冬を愛する人は心広き人 根雪を溶かす大地のような ぼくの母親
啓子という名の 女がいたら たったひとこと この俺が 淋しそうだと言っとくれ
思い出だけを 抱きしめながら 生きてゆきます このさだめ川 四万十川の宿
逢いたかったよ だきよせて 二人で父母に 手を合掌す 流した涙で めぐり逢い



ちょっぴりのぞいた 赤坂あたり 栃木訛りの 風が吹く
一度食べていかんかね 海女のふるさと志摩半島
夢見るようで いたいから 思い過ごしも恋 それでもいい 今のうち
素敵な恋をしたのかい 馴染みの店のカウンター 今はふたり思い出さがし
楽しかった日々 ただ思い出しただけ さみしいのは 顔だけが思い出せなくて



はじめてのくちずけ もうもどらない あなたの心
君のおもいでよ 君のほほえみよ ここへおいで 今宵せめて夢を見よう
愛をつらぬき 燃えたとしても 心あずけて 燃えたとしても
呑んで明した舟宿の 遠い灯りが 川面に揺れる 思い出川よ
そりゃあ死ぬのは なんでもないが 生きるつらさを のりこえりゃ 春が又くる思い川



お前を好きだと いってみた いってみた 冷たい雨に ああ長崎 思案橋ブルース
思い悩み愛してきた あの日暗い夜道で 小指からめた指切りげんまん
酔えば酔うほど 恋しくて この手に指輪を 戻すのよ
買って 売って 買って 売って 夢と詩の言葉
霜枯れ季節の つらさを越えて 永遠に生きよう ああ 死なず花



臆病だと思えても そんな汚名は あとからそそげる
今では遅いけど 死ぬほど抱きしめて いないあなたに叫ぶ
この命 どこで死のうと 生きようと 死ぬまであなたと 一緒にいたい
なんども同じこと くりかえす
他には何も残っていない



見逃すはずはない 夢なら醒めてよ まだこの娘は 抱かれてくれない
大人の世界を知らない頃に もどってみたいけど むりかしら むりなのね 笑い話よね
何より素敵よ あなたがこの世に 生まれてきたことが
情があるなら 師ねと教えて 私という女に
空を仰いで 泣ける日が そんな時が きっと訪れる 私にだって 



私について 知らなすぎるのは どんな人より たぶん私よ
どうしたらいいのよ 行かないで 行かないで あなたの他に 誰もいない
白線流し 私の一番 きれいだった頃 あの頃の 君に逢いたい
たった一本の映画 それを私は見なかった
港の酒場に 落着きました 私の名前が 変わります



私はここにいる あなただけのために いつもそばにいるわ
ひとしきり泣いたら 馬鹿げたことねと思う ピアノに問いかけてみたけど
あなたの幸せ 願っているわ 私だけはいつまでも
お願い 私を見つめて欲しいの 貴方はもう 私のすべて
負けたくないけど 嫌いになれ 泣くだけ泣け私の恋よ



朝を迎えるそれまでは 今夜のあなたは ねえ あなたは わたしだけの ものですね
風のきらめき はねにたたんで 紙ヒコーキは 空のかなたへ
大切な紫のドレス たまに着る 気分のままで
愛の歳月 いいえ 後悔しないわ 心シクシク からだシクシク あなた恋しい花化粧
だからだから 強く強く もっともっと強く 今は愛して



心の中にあこがれが 今もふくらんでゆくと感じているのに
素肌を焦がして 抱いたあなたに 涙が走ります
時には娼婦のように 何度も求めておくれ お前の愛する彼が疲れて眠りつくまで
もしも二人が 愛せるならば 窓の景色も 変わってゆくだろう
一度の人生それさえ 捨てることもかまわない



だからお願いそばに置いてね いまはあなたしか愛せない
時はかげろう 光る砂の色 ひとりではなく もっと強くなって君を愛しにゆくよ
まつ毛濡らし涙こぼす 横顔いまでも忘れない 過ぎゆく時は 何も知らずにいるけど
ひとり酒 これでいいんだ 春になっても冬景色 お前のせいじゃない
淡い明りの下 もう一度 くちびるでお休み てのひらも添えて 眠りのセレモニー



あなたの船は しぶきを浴びて 左へ右へゆれながら 西へ流れる ああ時雨海峡
胸に吊した似顔絵の 君と一緒に 越える木曽路は 時雨月
ありがとう 過ぎゆく人生 指からのがれて こぼれる 砂浜の砂の いとしさ
ただの男さ 思い出になる恋と 西風が笑うけれど このひとに賭ける
命かえても欲しいあなただから ねえこのまま時間を止めて



時計の針は戻せないのね 二度とあなたの腕には帰れない
あなたは はねかえすように 袖口の時計を見た
踊りましょう 二人で あなたの他に 何も見えない 愛しか見えない
今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ
どんな男といるんだろう 夢の苦さを知りもせず 夢をさがしているんだろ



淋しい終電車 それとも あの娘の 待つ部屋か どこにも あるような 人生か
英語でね あんたがあんたが大好きよ 大好きよ
迷わず熱く 肌を火照らせ この腕に かけて来い
可愛いお蝶は 新茶の香り 月に墨絵の 月に墨絵の ふたり笠
じんとしびれたいい男 街道生まれの これが清水の これが清水の 次郎長どんさ



つかんでおいでよ ありのままに生きることを みつけておいでよ はじけそうな あの日の夢
早く振り向いてね甘いテレパシー 窓の外は spring rain 虹を伝って
あれは初恋忘れない 忘れないよ 忘れないよ あれはふるさとに 萩の花咲く頃
叱ってあげる 子供のように どこか遠くへ 行かないように
あなたに意地悪を してみたくなる



嫌われてはずされて 強がりでいたいから 逃がされて残されて 忘れない
深山のしぐれは 罪ぶかい 女の頬を 叩きます
何が二人をひきさいた ただ あの頃に 二度とはもどれない
一度決めたら 死ぬまで尽くすのよ 愛しくって 愛しくて 狂いそう
いつかはあなた 好きな女性できても 捨てないでよ 捨てないでよ



さよならのその後に はじまるなにかが そうきっとあるよね
捨てられた猫は鳴きもせず どこか身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ
やり直せるなら でもね 帰れる部屋はもうないの だから だから今夜はつき合ってよ
一人ぼっちで果てるだけ
残照の光の海を 二人行く ふたりゆく 花のごとかる罪を抱きて



時はさざ波 私達を 離ればなれ 遠い島へ運ぶ
ただ 転がりながら いのちの産声 そう 上げればいいの
時計を見上げては ためいきついた まだ若かりし あの母の瞳よ
あなたの前で素振りもみせず おどけてばかり ぼくにとっての 不幸さ
やると決めたら 後には退くな 燃える闘魂 怒涛を越えて 花と咲け



何もかもあの人に捧げてた 恋をふりきる 恋をふりきる 若狭の宿よ
好きなあなたの 寝顔をながめ 夢で花咲け 若狭の春よ
一夜の夢で 終るなら 波に浮かんだ 小舟のように 名残り枕を 重ねたい
あなたは支えてください 私の人生の中では 私が主人公だと
守ってあげたい あなたを苦しめる全てのことから 守ってあげたい



燃えて募ります おんな手鏡 寒すぎて 問わず語りで 夜が更ける
あなたの未来を みつめてほしいの 涙で綴り終えた お別れに手紙
泣いたり笑ったり 俺の人生夢芝居 故郷は いつも 酒の中
馬鹿でした 女ひとりの 淋しさに すがる夜更けの手酌酒
好き勝手してても寂しくて 笑いたい 笑いたい おなかの底から 笑いたい



夢の前 生きゆく人の咲きほこる命 流れし 光のように
男いっぴき りんりんと 朱雀大路を 駆けのぼれ
隠れて流す 忍び酒 男心の 盃に 注いだ浮世の 酒の味
遊びだったら 抱いていた あゝ夢がよろける 影法師
消しても消えない 心の傷に 酒 尽尽 酒 尽尽 しみじみ 人生 秋の夜



月に淋しさ 打ち明けながら なみだ杯 酒きずな
同じだよ 酒に酔う心 淋しすぎるぜ 生きるってことが 男ってやつは
悩むことはない 泣いて笑ってそれも人生 我を忘れてはめをはずして 酒とバラの日々に
うしろ髪ひく恋だけど 昔に戻れる夢もない 倖せ祈って あぁ俺は今夜も酒とふたりづれ
酔うほどつらさ忘れるよ 流れる唄で友が来る 酒と涙の人生さ



飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は静かに眠るのでしょう
飲んで飲んでうなずけば ああ風になる 男の背中 酒に書いた詫び状
酒に酔うほど 貴方が恋しい 酔いが醒めれば なお恋しい
あなたのそばで飲みたいの あゝ今夜も 酒はゆらりと
帰っておいでよいつだって 吐息まじりのこぼれ唄 酒は手酌でほろ酔いで



今頃どこかで どんな女と寝てるやら さよなら 酔いどれ女よ 酒は女の子守唄
酔いきわまれば 泣くもよし 酒に男の 涙あり
おまえが恋しいよ やけのやん八朝まで 朝まで酒だよ
詫びながら手酌酒 演歌を聞きながら 愛してるこれからも わかるよ なァ酒よ
泪とふるさとと 年老いた父と母 子供と なぁ 女房 わかるよ なぁ 酒よ



なぐさめて 酒よ今夜は 男をぬきで わたしをちょっぴり なぐさめて
雨の裏街 扉をあける そんな私が好きでした 酒よ お前はやさしいんだね
私はあなたを 忘れない 酔えば果てない 酔えば果てない酒々物語
美酒に酔いしれ それぞれに 人生楽しみゃ それでいい
古い傷あとを 思い出酒場に 捨てるのさ あいつあいつは どこにいる



すててください 溜息を 釧路 夜霧の 釧路夜霧の 幣舞酒場
今日も集まる 酒場のすずめ ちゅんちゅん ちゅんちゅん お前のもうよ 人恋酒場
またふられて乾杯だ それじゃお元気で乾杯だ また一人で乾杯だ 酒場であばよ
また長い夜をどうして すごしましょう 愛の香りも 消えたあの部屋
いつかは故郷へ帰る 苦い酒で苦い酒で ひとり泣いている 酒場のろくでなし



いつも幸せ 背を向けるけど 明日も咲きましょ 酒場の花よ
嘘か真実かわからずに あぶくを吹き吹き宙返り 金魚金魚 酒場の隅でマッカッカ
夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま独り ああ いま独り
新宿どこサ 淋しがり屋の 吹きだまり
夜明けの数だけ おもいでがある 夜明けの数だけ やすらぎがある



酔いしれて 心の傷を洗いたい ネオン悲しい酒場川
すがりつきたい その胸に 雨が今夜も 涙を誘う
夢をさがそと わかれたが 未練がお前が あゝ酒二合
死ねば あの世で 添えますか 叶わぬ願い 抱きながら 酒に みれんな 独り言
憂き世あらしに 負けないで 見せてください 初孫を 歌は高砂 寿酒よ



うれし涙は 盃に 親の愛情を なみなみ注いで どうか皆の衆で祝っておくれ
何も酬いてやれぬ身が ああ せつない 樹氷の宿
都会のしぐれに 濡れるたび 俺の心は 磁石のように 熱い思い出 探してゆれるよ
なぜかかなしい宗右衛門町よ さよならさよなら もう一度だけ 明るい笑顔をみせとくれ
流氷とけて 春風吹いて ハマナス揺れる 宗谷の岬



未練だね 待ちわびている 通りすぎてゆく秋に あぁ ふるえてる ふるえてる
重いコートは脱ぎすてなければ  歩けないような そんな気がして
サンマ 煙の向こう 二人の思い出 今はもう見えない
着く度に よくにた女が降りてくる そして今日も一人 明日も一人 過去から逃げてくる
時刻表もいらない旅だよ 終着駅 夜明けさえ来れば 別な俺の始発駅になる



終着駅 長崎 嘘をつかれたことよりも 約束を忘れられたことが 少し悲しい
もしも海に この身投げたなら あ鴎よ いまは 過去という名の 愛に ひとり はぐれて
生きてるかぎり どこからだって 出直せる 終着駅は 始発駅
約束を忘れられたことが 少し悲しい
まだ平気だろう もうこんな時間よ ごめん いいの どうするつもり 乾杯で終電過ぎた



終わりなのと私から訊けば 最後のステージは ボロボロのひとり芝居
想い出ひとつ 置き去りに 瞼に消える 終列車
陽の光あびて 夜明けの海へ あーあー 舟を出そうよ
未練が胸に舞い戻る 夜更けてさびしくなったなら 歌いだすのさ舟唄を
どうぞこの恋 いついつまでも もえて火となれ 花となれ



かもめには後で伝えてね かもめになれなくて 帰りましたと お目目の赤い すずめより
やわな生き方を 変えられたらきっと 好きになれたはず 坊やイライラするわ
やさしい面影は今でも十九 幸せ祈るさどこまでも 俺の人生 秋祭り
あなたといつまでも 春なのに 泣いて駈けだす 十九の港
春が来るよな夢をみて ホケキョホケキョと鳴いていた



きっと二人の この愛だけは 決して消えない 変わらない
はるかな夢 もう誰もここにいない ひき潮の海のように
ゆられたら ゆられたら 海を見た
泣くことよりも これでいいのよ なにもかも あなたひとすじ ついてゆく
頬のゆるみが 許してる 誰が名付けた ためらい月と なさけ一夜の 十六夜を



空は無限だ どこまでひとつ ああ 十和田湖 さざ波よ
優しくしないで 最後の夜なら 別れより出逢ったことが 哀しいわ ふたりは
誰でもさみしい 人恋し 俺たちやっぱり 昭和だね ああ
宿り木みたいな 人だけど ふたりは一緒に 枯れて行く 惚れた男でございます
今日咲く花が実になって 孫という名の孫という名の 芽を出せと 祈る幸せ 祝い唄



夢を未来に賭けながら 夫を敬い助け合い やがて白髪の 生えるまで
吹けばとぶよな 小さな木でも 枝は栄える 葉もしげる 門出うれしい 祝い酒
今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船
ついて行きたい ついて行きたい 夢を点して 出で湯橋
夜が流れる 恋がきらめく 心がふれあう 出逢い川



未練の色はとこしえに 私 運命の子供と呼ばれたい
苦労くの字に からだを曲げて 涙と登る この坂が 明日へ続く 出世坂
春の日もさす 花が咲く 出世桜は 男の華だ
船底いっぱい 土産を積んで おふくろさんの 古希の祝いを してやるぜ
恋を捨てるか 男を捨てるか 問答無用の 出世前 投げた涙が 明日を呼ぶ



おんなの夢は 惚れ通す 俺が倖せくれてやる
どこか似ているふたり 結婚しちゃったふたり いつも一緒もまたいい 
花の嵐が 散り急ぐ前 春が来る朝 今日が出発 出発の朝
永遠と読んでも いいですか あゝ春が来た あなたと言う名の 春が来た
くじけそうです このままじゃ 春のしぐれが 切なくて 心にともす 夢灯り



風に吹きあげられたほこりの中 二人の声も消えてしまった あゝ あれは春だったんだね
春になれ 夢を連れてこい もうあと幾つ眠れば 桜の便り
どこかえ行きましょうか 移ろいやすさ 若さのいいとこ
遅い春でも 春は春 生きてゆこうよ ふたりの人生を
うたう鴎ののどかさ白さ この世の理想をうつし絵の 調べにのせる春の琴



見ていて下さい 私は変わります 二度と過ちはくり返さない
夜に人恋う 花になる あなたに逢いたい ああ春の雪
小枝の つぼみにも 聞こえてくるでしょ 春の足音
薄い陽ざしの この世でも 泣かされながら しあわせさがす 春の夢
しみじみと かさねる幸福 月も微笑む ふたりに 離れはしません



春よ遠き春よ 瞼閉じればそこに 愛をくれし君の なつかしき声がする
濡れた素肌が 面影さがす あゝ もう一度 逢いたいの 春雨の宿
春夏秋秋 そんな一年 あなたと過ごしたい
未練残すな 浮世の恋に ため息が ああ 風流だね
自分の胸の 風穴に ふりそそぐ 恋雨の 痛みで傾ぐ 時雨傘



おまえを守ると 言われたら 春告鳥は 歌い出す 命の歌を 歌い出す
心を温め 恋つがい 添わせて下さい 春女房
明日は可愛い 恋人で 今夜は女房で 尽くしてあげる
寒いわ こんな時こそ あなたに居てほしい
かろやかな 雲のよう 風よ わたしを連れてゆけ



ベッドの上で 踊るジルバ 演じているのは 私だけ
僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ惜しむかのように求めあう
ぶつかり転んで 這ってでも 大漁旗あげ つき進む 港駿河の ヤレ男節
生きられるだけ 許されるだけ このときめきの中
二度と会えない ふたりでも 胸の中で生き続ける 大好きな微笑み



風は話をつくる だから噂はきかない 信じているのさ純子 純子便りをおくれ
まだ足りない まだ足りない まだ心が軽い
あなたのため 祈りを愛を込めて 迷わず唄う 純情歌
三日三晩も 黒髪とかす あぁ月見草 それでもいいです 純情ひとすじに
夜の盛り場 はなやぐ街で 男と女の 純情物語



巡り巡ってふりだしよ いつまでたっても恋の矢は あなたの胸にはささらない
順子 君の名を呼べば 僕は悲しいよ だから 心のドアを ノックしないで
きみはうねる きみは跳ねる きみは染まる きみは歌う
見たいものです 初孫の いつか世に出る ひとり立ち 夢が心の 杖になる
傷つくものと言葉で遊び 私の恋が 今消えてゆきます



あなたを愛してる きっときっとよ ひとりで来てね 指切りしてね そして秘密
空にちぎれる汽笛は 女ごころのさよなら 二度とかえらぬ ひとを呼ぶ
笑って死ねるさいつだって そうさそれ程愛してる お前一人が 生きてくささえ
砂が泣くことを知っていますか キュッキュと泣くのです あなた恋しと呼ぶのです
綺麗な時の私に 今すぐ 二人戻れる 時は流れ 愛に溺れ 昨日を残して



いい歌を唄って下さい あなたの隣のやさしい人に 心を開いて下さい
恋しさだけがつのる あなた求める心 叱りながらの 女ひとりの旅です
いつも女は待っている 女あっての 男じゃないか
知らぬ誰かに 身をまかせ 眠りたくなる 夜もある
本当に私 馬鹿なのね 知っていながら いつも待ってるなんて



男しだいで 女は変る 女しだいで 男も変る 何も言わずに あなた 私を抱いて
あなたが欲しい 雨 雨 いつあがる おんなの涙は いつ晴れる
できはしないの 今の私に 忘れろなんて あとは言わないで 女ですもの
だから男が大好きよ たとえ結婚無理でも 今の二人は 大好きさ
きみの明るい 顔みれば 明日もやる気が わいてくる 女にゃ年はいらないよ



いまさら引くにも 引けないわたし みれんの花が しのび逢う夜は 乱れ咲く
悪い人 ほんとはどっちなの 通り雨でも 好きなのよ この恋だけが 女のいのち
忘れられないなつかしい たった一度の恋の花 胸にかざって生きるのよ
涙ごころを みちづれに あゝどこへ流れる 女のうず潮
かもめ啼く声 波の音 早く一緒に 聞きたくて



帰ってくるはずないのにネ 誰かが待ってる港町 漁火 灯台 女のかぞえ唄
そっとあなたを見送る夜は ふけてふけて消えてく 花ネオン 女にばかり つらい街
世間のうわさ 気にはしないわ かまわない あゝあなたの私 私のあなた
こんなわたしでよかったら 死にたくなる程あなたが好きよ
眠りつけない いつまでも 心乱れて 心乱れて つらい夜



いつかはお願い かなえてほしい 女の夢をかなえてほしい
夢を見てたの お馬鹿さん 泣いてみせても 私の負けね
つかんだつもりでも わたしには女の しあわせ夢かしら
今度いつとも聞かないで 傘をあなたにさしかける 雨の湯の町 女のしぐれ
未練一つが ああ 女のためいき



何処へ行こうか ねえおさけ 北か南か 故里か あゝ独りとまり木 夜涕き鳥
涙のかれた女でも 一度でいいから泣かないで 愛のすべてをつかみたい
愛し尽くして どこまでも そうゆうもんなんですね 女の恋は
何処で生きても ひとり花 何処で生きても いつか散る
みれん北陸なごり雨 あなた次第よ私の行く道は 大垣 結びの戻り旅



これが女のまごころなのよ あなただけを信じながら 夢を見たいのよ
愛ひとすじに あなたひとりのためにだけ わたしは生きてく 女でいたい
浮気も嘘も許せない あとで後悔するはずさ 女泣かせちゃいけないよ
きっとつかむわ幸せを 二度とあかりをけさないで これが女のみちならば
もとの私に かえれない あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ



雨よ あの人つれてきて あゝ 女の 女のみれん
朝はゆきどけ 春間近 ほんとに私で いいのでしょうか
涙こらえるつらさより 愛することのきびしさを 私は教えてほしかった
男は酒に酔い 女は夢に酔う 眠りたい 眠りたい あなたのゆりかごで
命あずけて せめて夢でなぞる ぬくもり 逢いたい女の わがまま



それが女の 愛なのよ ふたりの明日 信じて歩きたい
泪こらえて夜空を仰げば またたく星がにじんでこぼれた
浮世川 ああ今日も 小舟のように ゆれて流れて 流れてゆれて 女の一生 夢航路
いまじゃ消せない 女雨
追って行きたい 汽車がふたりを 引き離す



ひとりで踊る 恋歌を ああ 悲しい三拍子 女の円舞曲
涙ぼろぼろ 夜の街 これが二人の 運命なら 落ちてゆきます どこまでも
どんと早よ帰れ 一番船でよ 私しゃ一生 あんたの鴎 あ 好きだよ
つらい知らせはなれっこだから 夜汽車でマフラー 編むのです
夢でいいから もう一度 おねがいやさしく 抱きしめて



こんな女の 切なさを あなた判って 呉れますか
だからかんにん かんにん 私は私の道を行く
ほほえむ北の ローカル線 今日から出直す 女の始発駅
あの人に あゝ 酔えば 口ずさむ ねんねん 女の子守唄
女が女を捨てました お酒をください お酒を お酒を



ふえるだけなの ああ どうすりゃいいんでしょう あなたに くずれそうな夜
そばにいるのに今度はいつと 女の生きがいは淋しいのです
女のつとめを 果たしていつか 花咲く里に 辿り着く
指さきに こめた女の 悲しみが おれの心に おれの心に 痛むから
そこまで春は来てるのに 運命なら 泣かない あゝ別れ雪



夜明けはいつくる 日本海 泣いちゃダメね この冬すぎれば 春もくる
拾い集めてョー あなたの船が いつか来る日を 信じて待つわ
命あげます あなた あなた 薪能 横笛が叫び 激しい 愛を舞う
春まだつめたい路地裏に 咲かす女の 咲かす女の 愛の花
あなたの愛が いつまでも どうかそっと 咲かせましょう



辛い運命の面影に 未練せつない 女の夜汽車
愛が終わったはかなさと ああ 死にたいとも言えなくて 折れた翼がまだたためない
生きてゆきます 涙を捨てて 落葉 木枯し 女の流転
涙似合う身の上 しあわせ探し歩く 北の旅路はどこまで
私はひとりで 生きて生きて 生きて行くのよ 灯りを探し 旅立つ女



今夜も溺れて 雨に泣く
抱いてみつめる あの北岬 惚れてしまえば 女は負けね なみだ 鴎のなみだ
添いとげましょうか 心揺れます紫陽花に 梅雨の晴れ間の ああ 女の暦
許さないわよ 全て終わりよ
女は昨日のために 男は明日のために 今日だけ 一人で



耳をすませば滝の音 京都 嵐山 大覚寺 恋に疲れた女がひとり
淋しいネ 女ひとりの夜はさ ギターが唄う 別れ歌 聴いてはあの人 おもいだす
妬いてやの字の 夫婦やないか 女もつらいよ ほんまにな
涙の分だけ強がりみせて これからは そうよ 私 待ってる女でいたい
100年たっても 1000年たっても 俺らお前に謝りっぱなしさ



その横顔に 光ってた 君はすてきな 君はすてきな女学生
月も片割れ 室戸の風に 捨てる涙を 誰が知ろ 異名も 女鬼龍院
いいのね ほんとに私でも 声にならない おんな泣く川 女泣川
生きる奴には 牙をむく せめて日本の いしずえに なれるものなら 悔いはない
女 呼んで もんで 抱いて いい気持ち 女 なんてそんなもんさ



悪い女に もうさせないで 惚れて惚れて 生命より惚れて あなたを 許しているのに
女しか分からない 未練酒 酔えば酔うほど あなたが欲しくなる
せめてなりたい 麓の花に 土産持たずにゃ 戻れない 母の故郷は 山の涯て
出直したいわね 初めから 一杯つがせて ねぇお兄さん
塩瀬の帯を 締めて弱気を 虫封じ 嵐踏み越え 生きていく



わかれても 好きなひと 忘れられない あなたに逢いたい
あなた待ってもいいかしら 北は木枯 南は小雨 女心は あゝ港の灯
良しとせぬ我が身の要望も ちょいとあざ笑うかの 夢のような 熱中
人生なんて アルバムの様に しみじみ後で 感じるものよ
忘れはしません母さんの 背中で遊んだあの頃を 生駒は哀しい女町



ずっと女房にしていて下さいね 小さな人生 この胸いっぱい あなたに乾杯
女房きどりですがりつく うなじの白さが目にしみて なにも言えない俺なのさ
綺麗になるわ 失した恋を 抱きしめたまま 涙の一踊り
ひとりぼっちに 私をさせて さだめの果てに 船は行く 未練せつない 女恋港
恋よ悲しいけれど わたしは涙の 涙の女郎花



泣けるんだよ どうしようもないから 誤解偏見独断の あんちきしょう 傷まみれの青春
哀しみはいつも あとからついてくる 涙と道づれに
負けるなよ ここで負けたら 終りじゃないか 意地が支える 剣ヶ峰
心なしか今夜 波の音がしたわ 男心さそう 胸さわぎの腰つき
夢をかぞえて 袂を噛めば 逢坂山の あゝ 月もなみだの 傘をさす



小さな星が 涙のように 光っていた
誰が誘いかけても 知らないふり しているんだよ いいね
風に長い髪を なびかせながら いついつまでも この街で いついつまでも 暮したい
だけど小犬は 忘れない たったひとりの 神様を 神様を
ほんとにだけど 言えないものね かくしていたい 小指が好きよ



痩せてやつれた 夢をみて 眠れぬ夜更けが またつづく
だって私を 疲れきった私を 捨てる勇気が あったじゃないの
名もない鴎に なりたくて 海なり岬を 函館本線は 涙の線路を 走ります
ああ旅路の汽笛が 時計の針が この胸を泣かせる 小樽のめぐり逢い
セピア色した雨が降る イエスタデイをもう一度 窓の向こうに あぁ小樽運河



あの娘可愛や 小田原育ち 人の噂の なかに咲く
わたし裸足のマーメイド 小麦色なの 好きよ きらいよ
泣いて泣いて 泣いて忍んで泣き濡れて 胸に降る降る 小夜しぐれ
やさしいあなたを 想い出しているの 少しは私に 愛を下さい
ふり向いて右手を振り うれしそうに微笑んだ いつか見た僕だけの少女よ



垣根の向こうに 少女はいつか 行くことを知っていた
じれったい 私は私よ関係ないわ 特別じゃない どこにもいるわ ワタシ 少女A
少年達よ 我物顔で この風上に立て
そしていつもこの涙を拭うのも私の手
船頭さんはうちの人 ぎっちらぎっちらこ 昭和も遠くに なりました



明日は何処やら 雲に聞け 俺は昭和の時次郎
束の間に みえるまぶしい 青空さ ああ 俺も昭和の たずねびと
明日に希望を 浮かべて生きる そうよ昭和の女は 命を賭ける
いやと言えずに ない袖ふって バカをしたがる この俺に よく似た女房が ついてくる
だれも探しに 行かないものを おれは求めて ひとりゆく



夏草茂る焼跡で 再出発を誓いつつ 別れた友は 達者やら 昭和よさらば ありがとう
世間の風の冷たさに こみあげる涙 苦しみに耐える二人は枯れすすき
色づく夢が 色づく夢がまだあった ふるえる愛が ふるえる愛がまだあった
国のために 燃えつきた 青春の 傷あとに 独り飲む酒 涙がにじむ
闇が切れたら 夜も明ける 行こかこの道 どこまでも



ありがとう 今夜は飲めよ 熱い酒 ふたりの人生 たたえよう
木枯しいたく しみる夜は いつものように 抱きしめて 泣かせはしないよ もうこれ以上
後にゃ引かれぬ 任侠の意地を 月も見ている 月も見ている富士見坂
坂の小樽と 歌の新潟を 結ぶ昭和の あゝ北前船だよ
夢つばめ 生命が縁を奪うまで いつも 隣りにいて欲しい



いとしさすぐに こみあげ泣ける 今度は男に 生れてきたい
酒よ 再会 かえり船 また逢う日まで カスマプゲ 命くれない
とまどいもするだろ 誰かと恋に落ちながら 思い出すのはあの人だけ
同じように愛せないとわかってる 知らない同士なのね ただそれだけ
夏が来た ほろ苦い想い出つれて 夏が来た ただひとり湘南哀歌



あなたのこと想うたび 誰もがためされている悲しい街を 彷徨ってく
しばらく あなたも 悲しみのふりをして せめて最後の夜を 過ごすから
あなたの都会にも 雪よ降れ
生れ変わるなんて出来ないから 眠りなさい 時のベットに 疲れた身体よこたえて
女の勲章 綺麗な笑いじわ 悔いない一生 ほろりと笑いじわ



笑って許して おねがいよ
明日もまた会える二人のように別れよう 二度と会えぬなら 笑顔で別れよう
今 証拠をみせてほしいわ 証拠をみせてほしいわ 直接
過ぎ去った時を埋めるものはない 遠い夏 遠い夏 遠い夏
長寿の港 お前ありゃこそ 無事着いた ともに祝いの あがり酒



霧に抱かれた 黄浦江 恋ひと夜 夢ひと夜 二人の上海 上海しのび逢い
ふかす煙りの 消えゆく影に ああ上海の 花売り娘
遥かたどるは想い出か それともあすは異国の船か 嘆きのボレロ
長いおさげをゆらして きっと僕を待っていてくれる 心ひとつ上海我愛
別れた瞳 リル リル ひとりさまようリル 誰かリルを知らないか



今日より明日の世を思い 澄んだ瞳で見つめてる そういう人に私はなりたい
泣いているよな雨音きけば 思い切ない三度笠 ああ赤城悲しや 里ごころ
火をつけておくれよ 情けと 度胸で 勝負する
もう帰れない 故郷に おまえがいれば 燃える黄昏
冗談じゃねえ 男と女 あばよ ひとつ 想い出が 置きざりの胸の中



いつか実がなる 花が咲く 男の春は きっと来る
お前忍べば ぬくもりが 離したくない 今度こそ 小雨 中洲の ひとり旅
惚れた男の背にすがり あなた ふたり流れる 情け川
女の情とは 死ぬまで炎る事 このまま嘘ついて 死ぬまで嘘ついて
心の中に冬がくる 恨み言葉も ただ恋しさに 涙まじりの うたになる



情橋に男が 男がひとり立っていた
あのときのうた あなたの声でもう一度だけ ガードが轟きちぎれ飛ぶ
今宵はルンバ 二人でルンバ みんな忘れて 踊る 熱い 火のように
初めてふたりが ちぎりをかわした その想い出が 妖しく匂う
落ちてゆけたら いいものを いのちの花咲け 情無川



ダイヤと違うの涙は さみしいだけならいいけど ちょっと悲しすぎるのよ涙は
果ては枯れ野か朽ち葉色 いとあわれ いとをかし 女の綾なす色絵巻
人のやさしさ人のぬくもり ああ通り過ぎてわかるものね
恋しがり屋さん そうよ私も しょうがないもの 色は匂へど 散りぬる女よ
時が織りなす 色もよう 女ってどんな色 女ってどんな色 どうにでも染まるのよ 女って白い色



明日は東京へ帰ります あゝ 星の降る 八ヶ岳 あなたが恋しい 信濃路ひとり
人がそこで生きとるネー 人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー
逢えば情の 深川に 流れて あえぐ あえぐ あえぐ 恋小舟
バラよバラよきれいなバラ バラをみつめて 心うきうき
いい年齢だからと身を退いて 見つめているのも腹立たしい 俺はまだまだ 激しく生きたい



心が痛い 心が張り裂けそうだ
笑顔をくもらす暗い季節がそっと来る それでも ふたりは 信じて 愛して 生きたいね
やさしい風に背中をそっと押されて 素敵な明日へ 歩きだす
つめたい空に 鳥が飛び立つように 私も旅に出るわ ひとり泣きながら
生きてる屍を 鬼が時々越えてゆく 心の荒野はまだ続く



この街を 捨てて行けない 心の糸を 結び直して うつむかずに 歩いて行くわ
ほどよき酔いよ 心の酒 煌めき 芳しき夢よ 心の酒 輝き
淋しさを知れば きっと愛しあえる
朝陽と出逢って 夕陽に踊って 淋しさを知れば きっと愛しあえる
背中は弓なりに こなごなの心の破片 ぼくに愛の矢を 射るんです



ふりだした雨を見つけたら かなしみ忘れてしまおう
おれのみちずれ おまえと決めて 夢よかれるな この胸にいつまでも
私のうそをみんなひきうけて あなた 離れてゆくの
すがらない しあわせを 忘れたい あの人を いまは心 ボロボロだけど
秋風の後 雪が追いかけ 季節がめぐりあなたを変える



嘘じゃない 夢じゃない 夢物語り 心ゆくまで
もしも涙が溢れそうなら 時間を止めて抱き寄せて 心を込めて花束を
親子絆を 引き継ぐ橋を 架けておきたい 残したい それが女の 心意気
遠い虹には憧れ いつもそばには哀しみ それでも明日を信じて 心飾って歩こう
未来に愛をあずけて 輝けよ MY HEART



心の宿 なのさ 見つめることで 確かめあって 明日を 歩きたい
心凍らせて 夢を凍らせて 涙の終わりに ならないように
うねる波の彼方から陽が昇ったら 夜明け前の光をもって お前に会いに行こう
お前ならきっと出来る 俺に出来なかったことが 人の世の暗さに 灯を点すことが
優しくされたら 何度も惚れる 愚図だね こんな いい女 どこにいる



言いたかないけど 言わせてね
ひきとめて ひきとめて 未練ごころを ああ 泣いて長崎 中の島ブルース
ああ 新潟は新潟は 霧に更けゆく
愛のゆりかご 悲しみはひそかに 喜びはおおらかに 二人で歌う愛の歌
どこか優しい仲間たち 新宿 新宿 新宿みなと町



だまされちゃって 夜が冷たい 新宿の女
いつか一度を 待ちましょう
主の安否を思い出す 鴎の鳴く音に 窓の戸開けて 聞けば松風 波の音
雨が教えたお店があるわ 雨が教えた夢がある 恋は 二人の北新地
出船せつない新湊 一目逢いたい内川の 灯り恋しい神楽橋


本当の自由は 本当の平和なときよ
情がなくちゃ 情がなくちゃね 抱いても抱かれても 心寒いよ
でも時は流れる いつか砂に帰る いつか又 深紅の花咲くまで その時まで
深川雀が 噂ばなしに 親にゃ内緒に しておくれ 恋しお方も木場育ち
モノクロの夢が 誰かの胸の中 今夜も色づいて どこかで 深夜劇場の明かりが消える



また逢えると行って欲しい 忘れられない 涙の果実よ
最後は もっと抱いて抱いて 息もできぬほど さよなら
賽の河原で 船賃賭けて 鬼を相手に 将棋指す
いくらほどよく 咲いたとてコーリャ 御殿の桜に とどかない
それはあのとき 蒼い心の海にひとつぶ投げた 真珠のピアス



少しでいいから教えてよ あの人のことを
まっかに燃えた 太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの
うぬぼれやさんね得意顔 それでいいわ あなたが大好き
みたまよ何処に 迷いておわすか 帰れ早く 母の胸に
MyFriend 私がいる 朝日なら また昇るよ 朝日なら また昇るよ

 

2500-3000