眠る



催眠術でも覚えようかしら 三つ数えて眼を閉じれば ほら You Love Me
大胆に甘くこの腕で眠らせてあげる ダイヤの罠を散りばめて 百万光年輝いていたい
時折さめた笑顔の君 眠れない夜もある 二人だけになれば とびきり
微笑さえも壊れたまま 今夜だけは眠らせてよ あゝあなた
このまま一人で 眠りについたら 無口な女になるわ



眠れない夜は あたしをたずねておいで ひとりで泣いてちゃみじめよ
だからお願い聞いて私の願い あなたとあなたと眠りたい
冬眠したい 冬眠したい 冬眠したい
抱けなきゃ今夜は眠れない 男にゃそんな夜があるって事を 知ってるくせに
一人で眠るのね 待ってつかれて今夜も 一人で眠るのね



このまま一緒に 死にたいと 眠れなかった いつまでも
帰る場所も 無いのなら 君の腕で眠りたい
抱かれて眠りたい 女だってそんな気持ちで 口に出してみても 罪じゃないでしょう
カーテン閉じても暗がりは なかなかなかなか作れない ふるえて眠る子守唄
今宵は眠れそうにない



けれど眠れぬ 陽が昇るまで
眠れない私はつれづれに わかれうた今夜もくちずさむ
つらいときには わたし抱いて 枕がわりに 眠ればいいわ
雨が止んだら あたしはひとり あなたのガウンを まとってねむる
夢を見ないで眠れても そっと寝返るすき間が寒い ここは旅路の港町



明日はあなたの 想い出も すべて燃やして しまいます 未練が眠りを さまたげる
夢でもいゝから もう一度だけ あなたに抱かれて眠りたい
もう少しで 逢える そんな夢みて 私 眠むる
倖せって不倖せと いつでも背中合わせ 眠りましょう独りの夜は
愚か者よ 今宵は眠れよ



空が染めてゆく この雪が静かに 海を眠らせて 貴方を眠らせる
逢いたいよ 今日もひとり 瞳がきみのこと 抱きしめるから眠れない
明日に出会えると 信じて眠るの 幼い日のように
からだをはんぶんずらして眠る そんな寝姿忘れない 合縁橋の合縁橋の夢やどり
おやすみ 眠んな やすらぎに包まれて 涙か この雨 黒のララバイ



心がさわいで眠れないから だからだから だから今夜はオールナイトで
咲いてみたとて摘み手もなくて 砂の枕にもたれて眠りゃ 瞼刺します潮風が
この手に抱かれて 眠ればいゝさ 今ならお前を しあわせに出来る
夏は夢見てよく眠り 秋は心の人になる 三日月に 約束しよう
時には娼婦のように 何度も求めておくれ お前の愛する彼が疲れて眠りつくまで



淡い明りの下 もう一度 くちびるでお休み てのひらも添えて 眠りのセレモニー
捨てられた猫は鳴きもせず どこか身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ
飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで やがて男は静かに眠るのでしょう
春になれ 夢を連れてこい もうあと幾つ眠れば 桜の便り
知らぬ誰かに 身をまかせ 眠りたくなる 夜もある



眠りつけない いつまでも 心乱れて 心乱れて つらい夜
男は酒に酔い 女は夢に酔う 眠りたい 眠りたい あなたのゆりかごで
痩せてやつれた 夢をみて 眠れぬ夜更けが またつづく
生れ変わるなんて出来ないから 眠りなさい 時のベットに 疲れた身体よこたえて
拒みながら 求めてゆく 淋しい私が眠りにつくまで 愛に酔わせて



夢みる人よ 身も心も身も心も 一つに溶けて 今 俺の腕の中で 眠る人よ
熱いくちづけに 酔いしれながら いつか眠った すぎし夜よ
酔い惚れて いいですね あなたの胸で 眠りたい 心うれしい 夜だから
木ぼりの人形 にぎって眠る 若いあの娘の 見る夢も
浅い眠りにさすらいながら 街はほんとは愛を呼んでいる



精一杯の愛だったんだ さあ化粧をおとしたら 髪をとかして このまま静かに眠ろう
いつ 誰が云ったのですか いっそ いっそあなたの手で 眠らせてほしい
眠りたいけど 眠れもしない あなたで 夜が明ける
魂を重ねて眠るため 俺はしばらく此処にいる 風に吹かれて此処にいる
眠れないのか 寒風で 雀 雀 俺ンち来いよ あったか西日の裏窓に



女の心は切ない霧笛 古い傷あ 身体をあずけ 眠りたくなる時もある
眠りたい 眠れない かくれる夜がない 東京白夜
あなたに抱かれて 眠りたいけど 窓辺の小雪が 思い出うつす
だれが眠るの いまは 綺麗な愛なんて 涙と同じ しばらくは 想い出と 踊らせて
古い伝えの竹生島 仏のみ手に抱かれて 眠れ乙女子安らけく



目のない魚が住むという 風もおちたか さてひと眠り
惚れた私が 眠れずに あなた待つ身に どこか似てる
思い出孕む 旅の宿 ああ 愛の眠りに 身をまかせ 本惚れ ほのかに 色香れ
罪よ あんたあたし騙して 眠っちまった永遠に 眠っちまった恋人よ
こんなに切なくて ひとりで眠れはしないから



涙咲かせて 男と女のまま 眠らせて 今宵だけは
女蟋蟀 羽根震わせて 浅い眠りに 耐えきれず 手繰る明日の 夢ひとつ
泣いて疲れて 眠るまで 抱いてやろうか 素肌を温め いっそ このまま 天国へ
夜の寒さに たえかねて 夜明けを待ちわびる 小鳥たち お前も静かに眠れ
その痛みもその願いも眠って 背中あわせの 嘘に気づくなんて



母に抱かれ眠る児のように 貴方に安らぎ与えたい
むなしく返るは谺よ 君よ眠れ また逢う日を 夢みるような 星あかり
夜を舞う君の姿を追いかけて あのまなざし揺れて眠れない
眠りもいらない なぐさめもいらない 酒もいらない 腕に虹だけ抱いて
あなた教えて未練火を どこで消したらいいのでしょうか 外は粉雪 心は吹雪 冬の海峡 女震えて眠れない