愛がこぼれて行く音が 雲になる 風になる
抱いてやろうぞ ふところに 明日は晴れるかヨー あかね雲
つらいときには入道雲を じっとにらんで おやじの苦労 想い出しては たえて行く
みろよ 燃えている あかね雲 そのうちなんとかなるだろう
遠まわりしたけれど 二度とはぐれずに ちぎれ雲 お前を探しに



空に憧れて 空をかけてゆく あの子の命はひこうき雲
北国 浮き雲 母の顔 いつの日か帰ろう 星降る町へ
雲に溶けてボールが消えた 今日はじめて見た あなたがまぶしい草野球
男いのちを 紅くする 空も晴れたよ いつか見た めおと雲だよ
流れる雲のように生きろと 瞳細めて優しい声で もう一度



この世のすべて 限りある命なら 君と行こう 青い空で二人 雲になりたい
いつからあなたと愛し合い 渇いた瞳が離れない それから なみだ雲ばかり
あなたを忘れたい 雨雲の向こう側に 青空が戻る明日を探して
浮雲の向こうに 明日が見えそう 変わらない ぬくもり 心にしみいる
あかね雲 引く海の果て あこがれ燃ゆる 空の男さ 白い雲 青い空 紅の翼 翼



雲の切れ間に あの娘が浮かぶ 俺とお前の 一本釣りだ 待っていてくれ かつお船
教えてよ雲雀よ 春の秘密を
かろやかな 雲のよう 風よ わたしを連れてゆけ
明日は何処やら 雲に聞け 俺は昭和の時次郎
男を支えて 女が燃えた 遠いあの日の 夫婦雲 映し流れる 石狩川よ



変わりないか 風邪ひくな 流れゆくあの雲に 祈るこの俺さ
ひとときに賭ける心 雲の切れ間に陽ざしが見える 夜明けの裏通り
仰げば天空に真綿の雲が 駆け渡る越後は春
美しいから乱れてる 天岩戸か出雲のお国か 燃える炎が美しい
ぬくもり探す 胸もない 私は浮雲 流れ雲



雲の切れ間に 星ひとつ 風の街 明日を夢見る 風の街
流れる雲はちぎれても 俺はおまえを 離しはしない 待ってておくれよ おまえが故郷さ
天使に逢いにゆく そして雲の上寝そべって 貴方の夢を見る
ああ恋は終わっても 待ちますあなた どこへ行く流れ雲 木曽路の女
帰りたいけど帰れない 帰れない 夕焼け雲の その下で ひとりの酒に 偲ぶ町