笑ってうなずいた 11月のエイプリルフール 歩道橋の下をランプの河が流れてた
心にいつまでも 咲いている あの人とこの橋の あじさいの花
ぶってください おんなの迷い ひとり渡れぬ あじさい橋よ
言問橋から飛ばそうか だっておきゃんも お年頃 ハイ お年頃
愛におぼれる女です 耐えて春待つ 耐えて春待つ あゝなみだ橋



今夜もここで 別れましょう ビルの谷間の 淀屋橋
あなたが恋しい 戎橋 ちょっと待って大阪 涙町 ちょっと待って大阪 恋の町
離しはしない 離れはしない ああ 鳥取 鹿野橋 ふたりの恋物語
泣きたいほどさ 赤坂 麻布 数寄屋橋 ゆられてゆれて ふたりの東京
おしゃれして 渡っておいでよ ベイブリッジ 恋のかけ橋 ベイブリッジ・ブルース



ひたすらな素直さを 乗せて 流れてる想い川 真心の橋を あなたへ渡す時
さくら模様の 春いづこ あなた恋しい みれん橋
ひとりつぶやき たたずむ橋は おもいきれない きるにきれない みれん橋
好きおうて 惚れおうて 明日もふたり 流れゆく みれん橋 もどり川
言葉少なく肩よせて たそがれの中を歩きます 川は流れる橋の下



十年たったら この恋を 命ゆらゆら 雨降り橋は 逢瀬かさねた 別れ橋
渡りとうない 戻り橋 どないしよう どないしよう 野村岐れの 思案道
邪魔するけれど 勇気誠実この汗で 明日へ架けたい 橋がある
橋を渡れば 香林坊 あなたの背中に あゝ雪が降ります 金沢の夜
からだをはんぶんずらして眠る そんな寝姿忘れない 合縁橋の合縁橋の夢やどり



春夏秋冬 橋を探そう歳月河に 愛の愛の名残りの月が出る
チャンチキ チャンチキ チャンチキチ ここは三吉橋界隈
心が痛む 汽笛ばかりが 鳴りやまず 日暮れ桟橋 雨まじり
お前を好きだと いってみた いってみた 冷たい雨に ああ長崎 思案橋ブルース
ついて行きたい ついて行きたい 夢を点して 出で湯橋



情橋に男が 男がひとり立っていた
親子絆を 引き継ぐ橋を 架けておきたい 残したい それが女の 心意気
出船せつない新湊 一目逢いたい内川の 灯り恋しい神楽橋
橋のむこうはみれん川 いいの私は 心の妻と 涙かくして 春を待つ
切なさもつのるけど 春まだ遠い しろい命降り積む 雪舞橋よ



酒でぬくめて 唄うのよ ああここは前橋 なぜかこの唄 前橋ブルース
また胸が痛いなら この掌で抱きしめ 夢見橋 渡ろうね あんたとふたり
霧笛 たそがれ 思案橋 別れても 信じていたい 遠いあの日の 夢ものがたり
手に手をとって渡ろやないか 涙と辛抱の八百八橋 道頓堀 情けの 花あかり
虹色橋 渡る度に 思い出せば涙 街の灯り なぜか歪む にくい橋よ



笑って話せる 時が来る きっとふたりで きっとふたりで 架けよう 夫婦橋
親子で暮らせる その日まで 虹のかけ橋 染めて色ずく 母子草
恋はそれまで おあずけさ 北の桟橋は 別れ夕陽が 泣く港
小春びよりの明日を呼ぶ ええやないか あいあい傘で 夢をひろげる 浪花めおと橋