人生 山坂 峠道 ついて行きます 離れへん うちはあんたの 女房やもん
散るを惜しまぬ おりょうの心 月もご存じ嵐山
今年も 又 山茶花 こぼれ お前の好きな 春がやってくる
それぞれの人 原宿表参道 ゆれて青山通り 原宿表参道 ゆれて青山通り
山河を時がすぎても 恋人よ いつか逢いたい 逢える日まで 待とう



故郷離れてから早十二年 変わるなよその眺め 八重山の島々よ
思びじゃすーさ 思びじゃすーさ 山原ぬ詩
どこか佗しい赤提灯の 情け横町流し唄 ああ哀愁の高山よ
いつか ひと山 あてたらきっと 連れて行きたい 異国町 夢ひろがる駅前カフェ
すがりつくよな夢がある 円山 花町 母さんの 願いがしみた日陰町



山に譬える 不動の決意 いつか解って くれりゃよい それが翁の独り言
箱根山を 越えたいものと 咲かせます心華 大阪のはな
生まれ変わればこの命 雪の蛍に なれるでしょうか ああ釜山海峡 日本海
いい山かけたか若い衆 明日はでっかく 飛び出せと 笛が鳴る おどってヨ
女の恋が うるむネオンに にじんで消える 高山の夜



たった一度の 人生を 花にするのも がまんなら 山にするのも またがまん
おさげ 草笛 国なまり あの日の君が目に浮かぶ あゝ夕日に染まる山の駅
愛する人の瞳に 俺の山河は美しいかと 美しいかと
手をふる母よ あの人よ 幾年月日が 流れても 山河のむこうに 故郷が
娘さんよく聞けよ 山男の心はよ 山できたえたよ 男意気だよ



ひとりつぶやくこの俺は 今は 今は 人呼ぶ声も 山頭火
ああ見上げれば 満天の星 遥か夜空に夢が燃え立つョー 山陽道
深山のしぐれは 罪ぶかい 女の頬を 叩きます
耳をすませば滝の音 京都 嵐山 大覚寺 恋に疲れた女がひとり
せめてなりたい 麓の花に 土産持たずにゃ 戻れない 母の故郷は 山の涯て



夢をかぞえて 袂を噛めば 逢坂山の あゝ 月もなみだの 傘をさす
弘法山にはからすが急ぐ 煙草かく娘のエー なんとしょ手がはずむ
さよならお山よ ごきげんよろしゅう また来る時にも 笑っておくれ
泣いてたまるか人生は 山川谷のつづらおり 冬に春待つ 男みち
いつもじょんがら大きな声で 親父うたって 汽車から降りる お岩木山よ 見えたか親父



雪に埋れた山あいで ひとり暮らしはつらかろと 抱いてやりたい 紬の女よ
せめて終りは 美しく かざりなさいと 咽びなく 滝にふるふる 湯の山しぐれ
きめた心に 春が逝く 啼くな山鳩 湯の町しぐれ
一夜を憩う 山男 星を仰ぎて 明日を待つ
そっとお酒に 持ちかえながら ひとり聞く夜の 北山しぐれ



青い空の下 北の山河がざわめいて 赤い花が咲く
夜の円山 見かけたという 噂たずねりゃ他人の空似 夜霧よ歌うな ブルースは
歳を重ねて 妻から母へ 生きる旅路の ああ山や河
もう夜が明ける 与作 与作 お山が呼んでいる ホーホー ホーホー
内山 山の辺 ひとり道 あなたを呼べば 風ばかり