思い出・想い出



せつないほどすきとおる 愛の想い出
よみがえる愛 思い出にはできない 逢いたくて 今も 瞳閉じるけれど
思い出を心に待ってよ これきりなんて云わずに 恋は異なものすべからく
お酒に縋って 思い出語るような そんな女には なりたくないわ
好きなのに泣いたのは何故 思い出はいつの日も 雨



ひと晩泣いて 終わり バイバイ 思い出にバイバイ 愛なんて 蜃気楼
思い出ばかり またつもらせて あなたという名の雪が降る
あなたのぬくもりを そのぬくもりを思い出し そっと瞳 閉じてみる
悪い人にはしたくない ああ ときどきは 思い思い出してね あなたに命がけ
風が私の髪をはげしく揺らすたびに あの日あのときの口づけ思い出す



冷めた私だけど 又 あの夜を思い出す あなただけ そっと抱きしめて
甘い口づけ 遠い想い出 夢のあいだに 浮かべて 泣こうか
その時きっと 恋の想い出 おとぎ話にすりかわるでしょう
忘れきれない この心 深くなる おもいで河へと身を投げて もう 私はどこへも流れない
涙が凍る 心が 心が 心が燃える 汽笛がむせぶ おもいで港町



くらしも荒れたこのごろは おもいで酒に酔うばかり
筏を曳いてく 船音に あの日があの日が浮かぶ おもいで酒場
思い出を呼んだとて あなたがあなたが 消えてく おもかげ列車
つらいときには入道雲を じっとにらんで おやじの苦労 想い出しては たえて行く
唄う故郷の 新相馬 淋しくなるたび 想い出す あんたの心が ふる里よ



凍てつく心 ここは日本海 想い出よ なぜ何故 女ひとりを なぜ泣かす
思い出だけじゃ 女は泣くよ お酒と夢で これから生きる
思い出揺れる 心も揺れる 私の愛のラストシーン
意地をささえた 思い出を 捨てて来ました 女がひとり 呑みほしましょうか
たどる瀬のない かなしい恋の おもいで川に 生きる舟



想い出かざる さよならグラス 今夜はひとりに させないで
胸に残る 想い出と さよならを するために
想い出を なぞるように踊る 初めて会った夜のように
おもいで酒場の 止り木は ああ熱い涙に ぬれて横浜
青い表紙も色褪せて 想い出ばかりが しみて哀しい はたちの詩集



想い出の たばこのこげあと 目にしみる お願い私をすてないで
想い出だけを残して ああブルーナイトイン札幌 薄野の夜は更ける
風に吹かれりゃしみじみと 想い出します囲炉裏ばた
ふるさとは 父母の匂いがするよ あの人の あの友の 想い出を唄おう
想い出くるくる風車 浮かれ囃子の笛太鼓 あゝあゝふるさとは いいなあ 祭り唄よ



あなたは来ない 思い出たどれば 切なさばかり 月も十六夜 涙揺れます
遠い思い出だと笑い合える そんな時がくるのかしら 明日さえ手探りで 生きるふたりにも
時の中に捨てていったものとひきかえに 思い出は汚されない
思い出にやさしく 酔える あなたからいつも その気にさせる よその誰より
くり返すだけの思い出は 明日を知らぬ 過去の物語



心が今は灰色のリバイバル ああ くりかえすだけの思い出は 明日を知らぬ 過去の物語
せめて今夜は 想い出の 灯りつけます 道志川
想い出 はぐれたままで 愛が泣いてる あなたに 抱かれたままで
想い出にさせないで 悲しみにさせないで あなたの心に抱かれていても
いつでも 思い出してね くり返す くり返す さざ波のように さざ波のように



愛の思い出 貴方がくれた ひとりぼっちの 私のために
だって最後に 見つめたまま 死ねれば 幸せと 思い出は心に降った雪の花
この世の運命 恨んでも どうにもならない 想い出ばかり ああ氷点の街 旭川
思い出グラス抱きしめて 熱い想いをとかすのさ 飲もうぜ今夜も 夜が明けるまで
雪が舞うたび 未練がつもる さよなら想い出 汽笛が咽ぶ



明日はあなたの 想い出も すべて燃やして しまいます 未練が眠りを さまたげる
愛も気にせず生きたのに 罪な心が届けられ わたし 女を思い出す
渚に埋めた涙には 秘密の想い出が 言葉じゃ言えない 好きよ
すべて 遠い日の思い出さ
何かちょっと困った時にでも そっと思い出してくれたなら きっと俺はとても幸せだよ



素直に言えるの 時の中でいつしか想い出にかわった あなたさえ
かなわぬ夢ほど 胸を飾る おもいで
恋によごれた女は明日から 白い京都の片隅に 想い出をすてるの
忘れちゃいない 今も尚 破れた赤い 提灯よ あなたの思い出灯してる
想い出はあしたを 知らないけれど 過去から旅立つ 空港物語り



昨日までの私を 思い出しただけなの 幸せだったわ ありがとう
つっぱりが通り過ぎる 思い出が通り過ぎる 通り過ぎれ 
今夜だけは 恋人のままで 踊りたいの 想い出 たどりながら
想い出の灯が点る 港のあのホテル 最後にもう一度 あなたあなた行きたいの
人は覚えているのだろう 幼い日に見た夢を 思い出してみない



あなたは戻らず 春の日暮れて 桜時雨は 思い出しぐれ
思い出全部 かき集め 涙は捨てて 行きましょう 北のサッポロ
あゝ死ぬまでふたりづれ 想い出が 消えるまで チョッと待って札幌 しのび雪
思い出だけを 抱きしめながら 生きてゆきます このさだめ川 四万十川の宿
素敵な恋をしたのかい 馴染みの店のカウンター 今はふたり思い出さがし



楽しかった日々 ただ思い出しただけ さみしいのは 顔だけが思い出せなくて
君のおもいでよ 君のほほえみよ ここへおいで 今宵せめて夢を見よう
呑んで明した舟宿の 遠い灯りが 川面に揺れる 思い出川よ
ただの男さ 思い出になる恋と 西風が笑うけれど このひとに賭ける
古い傷あとを 思い出酒場に 捨てるのさ あいつあいつは どこにいる



夜明けの数だけ おもいでがある 夜明けの数だけ やすらぎがある
都会のしぐれに 濡れるたび 俺の心は 磁石のように 熱い思い出 探してゆれるよ
サンマ 煙の向こう 二人の思い出 今はもう見えない
想い出ひとつ 置き去りに 瞼に消える 終列車
やさしいあなたを 想い出しているの 少しは私に 愛を下さい



とまどいもするだろ 誰かと恋に落ちながら 思い出すのはあの人だけ
夏が来た ほろ苦い想い出つれて 夏が来た ただひとり湘南哀歌
遥かたどるは想い出か それともあすは異国の船か 嘆きのボレロ
冗談じゃねえ 男と女 あばよ ひとつ 想い出が 置きざりの胸の中
初めてふたりが ちぎりをかわした その想い出が 妖しく匂う



主の安否を思い出す 鴎の鳴く音に 窓の戸開けて 聞けば松風 波の音
思い出されて つらくなる 酔いざめ女が 飲みほす未練酒
抱いてください あの日のように ため息ばかり おもいで濡れます 酔い待ちしぐれ
さよなら思い出 今日までの私たち 夜が明けたら一面真っ白な朝が来る
これが運命だと 想い出グラス 飲みほせば あなた明日は いらないわたし



小さな旅の海ぞいの宿 あなたあなた想い出が またふえました
ああ淋しいとささやけよ  想い出のクリフサイド・ホテル 君がいちばん哀しいね
夢も色づく 日昏れ刻 想い出はアカシア 瞼の白い花
想い出ぼろぼろ 崩れるから 瞳こらして 闇ん中
想い出だけを 残して消える 忘れないでね 台北の夜 再見 再見 また逢う日まで



思い出も 胸の小筺の 蓋あけて ひたひた寄せる 潮騒の町よ
想い出すまい 話すまい 女ひとりが 旅の果て 天城湯ヶ島 白い花
想い出は置いてゆけ 流れ着くこの先に 旅を終らす 夢は無い
想い出 過去から連れてこい あの日のままで 優しいままで わたしのそばに
しあわせになれます様に そんな願いで車をはしらせた 時の間の想い出は置いて行こう



虹色橋 渡る度に 思い出せば涙 街の灯り なぜか歪む にくい橋よ
あなたが嫌い 想い出なんていらないが お酒を飲む癖が ああ なおらない
あなたに抱かれて 眠りたいけど 窓辺の小雪が 思い出うつす
腕に抱かれた 思い出が 酒にちらつく 淋しさよ
思い出さえも 残しはしない あたしの夏は あしたもつづく



思い出してなんてあげないわ もう私だって 明日からはハートに忘れもの
想い出グラスを君に さよならグラスをあなたに 最後の言葉は 悲しい乾杯
想い出だけを置きざりに このまま ちがう人生を あなたの 背中見送るわ
雨降る夜は なお悲し マングースーは 穴の中 遠いふるさと 思い出す
だれが眠るの いまは 綺麗な愛なんて 涙と同じ しばらくは 想い出と 踊らせて



想い出よ 優しく 背中を見送って 生きていれば いいこときっとあるから
風に舞う 一人さみしい想い出に そっと浮かぶの 浮世絵が
青いインクの 悲しさよ 今は帰らぬ 思い出の貴方 熱き唇にふれもせず
飲むほどに 酔うほどに つれもどす 思い出 クルクル 風車
踊りましょう 思い出たどりながら 涙こらえて サヨナラ



それがわたしのさよなら 幸せは ほんの少しでいいの 想い出消えない
思い出すと涙が出るから 返事はいらない 返事はいらない
ああ 忘れない 忘れない いついつ迄も 母のやさしい おもいで暦
哀しみがこわれるほど さよならまで 想い出にしたくない
あの人の思い出を 抱きしめて 忘れな草 もう一度 ふるえてよ あの人の夢にとどけ



思い出させる あの女 北の酒場に いた女
おもいでばかり 浮かべています 今日もひとり 枕を相手に
君の面影 胸に秘め 想い出すのは 想い出すのは 北上河原の 初恋よ
思い出孕む 旅の宿 ああ 愛の眠りに 身をまかせ 本惚れ ほのかに 色香れ
できることならもう一度 私のことを思い出して あれが最初で最後の本当の恋だから



おもいで灯り 街あかり ふたりで燃えた 雪まつり 魅せられてサッポロ 好きですサッポロ
夢でもいいから思い出して 愛し合った日のこと
そんな昔もありました 思い出してはまた涙 夢は夜ひらく
別れの朝だ 起こしてくれよ みんな想い出 持って行け 写真一枚 あればいい
想い出のページに またひとつ 幸せあふれる その姿



おもいで大阪 心に刻んで 夢を飲み干す 夜更けのふたり
夜明けのうたよ あたしの心に 思い出させる ふるさとの空
おもいでくわえて 背を向ける 男はみんな 夜明けのトンボ 女の胸を 貸りるだけ
つきぬ想い出の 花は夜来香 恋の夜来香 
夢が一つの想い出さ 泣いて涙が枯れたなら 明日の光を胸に抱く



冷たい人だけど あんなに愛した想い出を 忘れはしないでしょう
想い出も見えないけど ただひとつまぶた閉じて たずねる人がいる
ほほえみを覚えてる 想い出 はなさなけりゃいいさ しっかり はなさなけりゃいいさ
想い出さえ 誰にも言えずに シークレット・ラヴ 音をたてて 絆が切れた
愛する人と別れて来たのか コートの衿に思い出隠し 指輪のあとにくちびる寄せた



ついて来いよと 言った日を思い出し 今夜も恋しぐれ
想い出川を渡ります 別れても愛してる 未練が寒い 恋やどり
あなた背中を 向けないで おもいでばかり 巻きつけて ひとり暦を まためくる
消えてゆく思いでのかけら これで すべてはすべては終わる