惚れたお前の負けだよ もてない男が好きなら 俺も考えなおすぜ
教えよう 俺の骨は鋼鉄で出来ている 筋金入りさ
俺のぬけがらだけが宙に舞う ああ このまま 悲しみよ 雨になれ
快楽の中に君が誘う 君を奪うぜ 欲望が俺を打ちのめす
悲しみはすべて 俺にあずけて 今はあずけて 俺にあずけて



だから俺は 何故笑ってるんだいって聞くと また 遠くを見てただ笑ってるだけ
最後のカーブを曲がり 俺はいつものように朝を待った
抱き合って墜ちてゆく 他人が見た夢の中へ 毒薬の接吻で 俺を殺しなよ
傍に俺らが居なければ 三浦のおじさん 寄ってくる
忘れてくれたらいいものを あいつあいつ 俺を泣かせるあいつ



ままになるなら 男を捨てて 俺も生きたや 俺も生きたや 恋のため
お前には 悲しい思い させないさ 泣くがいい 泣くがいい 涙は 俺がふく
今夜は一本 つけるわと 俺の気持を ひきたてる 俺にゃすぎた 女だよ
もう一度 俺をすてろと 云わないで ついて行きたい 恋瀬川
お前に溺れて 暮らすだろ 北の海へと 流れる俺さ



ふけてゆく夜の流れの中で 俺は俺 信じてる友がいる 俺に乾杯 君に乾杯
だけどお前を今は愛してる 俺しかないんだね 俺しかないんだね お前には
似た者同志さ 俺たちは しあわせを しあわせを 今日からふたりで
俺のみちづれ おまえだけ その笑顔そのひとみ はなさない
夢ならさめるな 旅の夜 おまえと俺の 雨宿り



二人で生きる 明日があれば 今日から俺が おまえの港
おまえとの時ゆれる ただ俺だけの 女をこのまま抱いて
明日のゆく道 守ってくれる 心の母は 俺の俺の北斗星
明日を二人で探そうよ 決めた決めたよ お前は俺の俺の俺の心花
愛がふたりの命なら 強く生きよう これからも お前は俺の心の花だよ



波風たてず この俺に よくぞ今日まで ついてきた 俺の人生 悔いはない
俺が女であったなら きっとおまえに 惚れるだろう
さらば友よ もうふりむくじゃない 俺の 俺の この涙 知られたくない
俺たちはノッペリとした都会の空に いくつのしゃぼん玉を 打ち上げるのだろう
津軽の海峡荒れて 俺もお前も 故郷へふるさとへ 帰りつけない 文明沙漠



俺の肩を 抱きしめてくれ 理由なんかないさ おまえが欲しい
この俺捨てても いいんだよ あゝしかたない だから女房にゃ弱いんだ
流れてる 俺たちの好きだった ドック・オブ・ザ・ベイ
あなたも大切に 生きるに下手なこの俺を ささえてくれた いい女
冬の夜明けはもう近い 俺とお前の 明日が待ってる のぞみ坂



お前だもの 俺が泣けて来たって 無理もないさ 無理もないさ
お袋の下手なブルース 俺には高すぎた鉄のフェンス
遅い春ほど あたたかい 俺とおまえと ふたり咲き
おいでよもっと俺のそば つらい涙にくじけずに 春の来る日を おまえとふたり酒
俺の帰りを 待ってるだろか 心がふるさとに 飛んで 飛んで もうすぐ祭りだなぁ



俺もどんとまた 生きてやる これが日本の 祭りだよ
俺が見た文化っていいじゃん ハニー 時代と場合にって言うじゃない
つめたく別れても たとえどんなに流れていても お前が俺には最後の女
南無三 あゝ夢を切る 俺も生きたい ムサシのように
俺がこの手を離したら 舟が流れてゆくように 二度と逢えない わかれ川



カモメ舞うあの街 片すみのぬくもり 捨ててひとり旅に出る俺を 許してくれ
だけど独りで 生きてた訳じゃない 君だけにモテる俺さ この世で一番
俺は車をおりて お前に手をのばし ふらふらと歩きだす 雨の物語
俺を慰め蝉しぐれ 旅の衣におもかげ抱けば ふいに木洩れ陽 奥州路
抱いた指さき もう離さない おまえのそばには 俺がいるじゃないか



ついて来るならついて来い これがちぎりの盃だ 俺のみちづれ おまえに決めた
義理と人情の 花道に 俺の出番が 来たようだ
明日という日を 持ちあげる 俺の出番は 俺の出番はきっと来る
旅はまだつづく 俺を連れてゆけよ かすみのかなたへ
やらなきゃならない 夢ひとつ 俺の 俺の人生 ああ ああアン 浪花節



俺の目は夜通し こんなに光ってるんだ 悲劇で迎える朝など くそっくらえ
俺の恋 決めた恋 愛し続ける あいつを
はんかくせえと人は言う 病院入れと人は言う しかし俺はプレスリー
海のカモメに 託してお呉れ 俺は待ってるぜ
機嫌なおして 来いよ来いよ 俺らの家まで 俺らの家まで



俺らこんな村いやだ 東京へ出るだ 東京へ出だなら 銭コア貯めで東京で牛飼うだ
やさしい香りがいついつまでも 俺の心に残る女 故郷へ帰っていっちゃった
見せておくれよ 可愛い笑顔 俺と女房の 宝物
闘鶏は死んでも 音をあげぬ 俺は河内の 俺は河内の次郎長や
俺の死に場所 ここだと決めた それが男さ それが男さ 花と竜



花も嵐も ふたりの旅路 きっとなろうよ しあわせに おまえは俺の 俺の宝もの
男の想いを その胸に抱きとめて あしたの希望を 俺たちにくれるのだ
おふくろの姿が 見えるだろか この俺の泪が とべよ鴎
何かちょっと困った時にでも そっと思い出してくれたなら きっと俺はとても幸せだよ
忘れてくれるな 俺の愛する女は 愛する女は 生涯お前ただひとり



愛はきっと導くもの 俺と逢ってあなたがもいちど 生まれ変わればいい
死ぬとき決まる 最後に拍手が 来るような そんな男に ああ俺はなる
闇を切り裂く俺のナイフが 二人の明日照らすその時まで
本当は心が 脆いのさ 泣いてもいいよ 寄り道をしていた 俺が悪いのさ
濡れた眼差し見せたら 泣くなよ 俺まで 哀しくなるから



俺を育てた 荒くれ海で 親子二代の 暴れ者 俺もお前も 玄海の漁師
芒葉末に 聴く夜は 俺も人の子 人並に 詫びておりやす 股旅鴉
春をあいつと 待ちたいが しょせん俺らの行く先は 倖せ番外地
お前が好きなのさ 俺の二度ない人生を そうだお前に あずけよう
俺は飛べなくなるまで夢はすてない



雲の切れ間に あの娘が浮かぶ 俺とお前の 一本釣りだ 待っていてくれ かつお船
惚れた女が 死んだ夜は 涙流れる ままでいい 酒よ 俺を泣かすなよ
待って 待っておくれよ この俺を
俺達子連れの 再婚同志 今宵宴で 絆を結び 親子で旅立つ 人生航路
馬鹿を承知の 俺等の胸を 何故に泣かすか 今朝の風



愛する人の瞳に 俺の山河は美しいかと 美しいかと
ひとりつぶやくこの俺は 今は 今は 人呼ぶ声も 山頭火
どうせはかない 命だぜ 俺とお前の この絆 ぐっと結んで ふたり旅
啓子という名の 女がいたら たったひとこと この俺が 淋しそうだと言っとくれ
泣いたり笑ったり 俺の人生夢芝居 故郷は いつも 酒の中



うしろ髪ひく恋だけど 昔に戻れる夢もない 倖せ祈って あぁ俺は今夜も酒とふたりづれ
都会のしぐれに 濡れるたび 俺の心は 磁石のように 熱い思い出 探してゆれるよ
時刻表もいらない旅だよ 終着駅 夜明けさえ来れば 別な俺の始発駅になる
やさしい面影は今でも十九 幸せ祈るさどこまでも 俺の人生 秋祭り
誰でもさみしい 人恋し 俺たちやっぱり 昭和だね ああ



おんなの夢は 惚れ通す 俺が倖せくれてやる
100年たっても 1000年たっても 俺らお前に謝りっぱなしさ
女房きどりですがりつく うなじの白さが目にしみて なにも言えない俺なのさ
明日は何処やら 雲に聞け 俺は昭和の時次郎
束の間に みえるまぶしい 青空さ ああ 俺も昭和の たずねびと



いやと言えずに ない袖ふって バカをしたがる この俺に よく似た女房が ついてくる
いい年齢だからと身を退いて 見つめているのも腹立たしい 俺はまだまだ 激しく生きたい
お前ならきっと出来る 俺に出来なかったことが 人の世の暗さに 灯を点すことが
舵に運命を まかせた人生 夢は大漁 親父と俺の 親子船
夢みる人よ 身も心も身も心も 一つに溶けて 今 俺の腕の中で 眠る人よ



二度とこの愛 はなさない 俺の旅路に 日もさそう
そうだ 俺たちは人間だもの 二人のからだには 血が流れているから
情けが沁みて も一度賭けて 賭けてみたくなる 俺も人生 まだなかば
誇りに思い 歩き続ける 明日からも 俺の人生 まだ途中
俺とお前はいつまでも あゝ人生二人三脚 たのむぜお前



消えてく翼よ 二度とは逢えない さようなら 夜ふけの空港 俺もひとりさ
いついつまでも おまえの傷みは 俺のもの いかすじゃないか あゝ
変わりないか 風邪ひくな 流れゆくあの雲に 祈るこの俺さ
何にも言うなよ 男じゃないか 俺も お前も 流れ星じゃない
夢を積み荷の いのち船 俺はしっかり 舵をとる



おまえは なるのだ 俺を乗り越え 大物に
俺と お前で お前と俺で でんと 仕上げる 千両味
俺に聞くより風に聞け 理窟じゃないよ 男の 男の人生は
やさしい言葉かけるなよ 俺のことなど気にするな いい人みつけて 生きてくれ
俺の俺の胸をよぎるあいつ 泣いたなら 嘘になる 男の やせがまん



男は人生 賭けてみる あゝ花吹雪 花吹雪 俺の希望が 舞うような
魂を重ねて眠るため 俺はしばらく此処にいる 風に吹かれて此処にいる
花の咲く春 信じつつ 友よ 明日に賭けてゆけ 俺も生命を賭けてゆく
ひとつ覚えの 捨て台詞 俺がやらなきゃ 誰がやる
俺はうしろを見たくない あいつが側に あいつが側に ああ いる限り



俺が見つけたきれいな花さ 二人で日のさす街で暮そうか 心がゆれる 男の水割り
オットそういうこの俺も 半端がらすの一本気 でっかく咲こうぜ男華
根性ひとつで生きて行く 俺の選んだ人生だ 勝って笑うが 男道
女房おまえに 釣られた俺が 長良ひとすじ いのちひとすじ さかな釣る 夢を釣る
大きな声で叫んでみたよ 岩木よ お前がいたから 俺がいる



あの人がいて 俺がいる いつの日も忘れないよ 命あるかぎり
眠れないのか 寒風で 雀 雀 俺ンち来いよ あったか西日の裏窓に
心で暴れて 俺を酔わせないよ みっともないぜ雨 雨 東京もどり雨
いつしか俺も父母の歳 土の匂いが この身にかえる 日豊本線 ああもどり旅
真赤っ赤に染められて 俺ら本当にハッピー 愛の花咲く 麦畑



俺の来た道 悔いは無い 明日もさすらう けもの道
可愛いお前が 恋女房 俺の帰りを 待っててくれる
乱れ黒髪 手ぐしでといて 俺とお前の つなぐ心に春の 夫婦雨
明日は大漁だ 男の海で 網を引く手に 俺と倅の父子船
カモメ 俺も帰ろう うつむいた あの頬の涙ぬぐいに



風まかせ 夢まかせ 俺の人生風まかせ 明日は明日の風が吹く
花の笑顔が あればいい 俺とおまえの 風暦
だけど勝負は一対一よ 王将だろうと何だろと 後にゃ引かない 俺のみち
秘伝は心に あるはずだ 包丁一代 俺が 拓くぞ 俺の道
俺はただの男だぜ 何も 何も 何も 何も 怖くないのか



道はそこにある 風よ今夜も 俺の涙を かくしておくれよ
流れる雲はちぎれても 俺はおまえを 離しはしない 待ってておくれよ おまえが故郷さ
岩木は吹雪の中か やるだけやってみるさ 俺は男じゃないか 帰りたい 帰れない
街道がらすがひと声鳴いた 明日は何処やら 明日は何処やら 俺ら望郷旅鴉
あゝおまえがいなけりゃ この俺は 何んにもできない でくの坊



湯呑み茶碗で 酒くみ交わす 寒い冬でも 心は春だ 俺ら北海 一番船だ
親父仕込みの 俺らの宝 嵐を越えてく 北海船だ 男の夢がある
待っていてくれ 納沙布かもめ 俺の船唄 船唄 男唄 届け はるばる 北故郷
おふくろよ もう一度だけ 俺の涙を ふいてくれ
死ぬ時は二人一緒ねと 泣いているお前には 涙より似合う幸せを 俺が探すから



いつかはめぐり逢う 俺の命がほれている 女はひとり
探しあぐねて 渚に立てば 霧笛が俺を 呼んでいる
かばってくれた可愛いい娘 かけてやりたや優言葉 今の俺らじゃままならぬ
帰りたい帰れない 青春と呼ばれた日々に 戻りたい戻れない 狭間で叫ぶ俺がここに居る
生命がある 勇気がある 夢がある そして お前にゃ 俺がいる



友よ 俺は今でも 守るために走っていたいのだ
俺は男を隠しながら きみと夜を抱いている
裸足のまんまで立たされても 裸足のまんまで責められても 俺は俺を信じてやる
色あせた写真の中で お前のほほえみが 俺の胸をさす
どうせ俺らはどこかの流れ者 生まれっつきのうらぶれた 小汚ねえ暮らしに乾杯



しばれた心と ふるえる足で それでも俺を 許すのか