流行語 2021

流行語も 
コロナ禍に 振り回されました

年寄りに理解できない 横文字 カタカナ 
耳に残る言葉は僅か
本当に 流行ったんですか

言葉も 世代間格差拡大
 

総選挙 日本維新の会 ひとり勝ち
影の薄い 岸田政権  民の関心 いまひとつ
政治がらみの流行語 生まれません
 


2021年流行語大賞1大賞2大賞3大賞寸評・・・
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●2021年流行語大賞
1日、「現代用語の基礎知識 選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンが発表された。年間大賞には、アメリカン・リーグMVP(最優秀選手)をイチロー氏以来20年ぶりに受賞するなど、米メジャーリーグで今季大活躍した大谷翔平選手に関する「リアル二刀流/ショータイム」が選ばれた。
その他、トップテンには、「ジェンダー平等」「親ガチャ」「Z世代」の社会問題に関連したワードのほか、新型コロナウイルスに関する「人流」「黙食」、今夏に開催された東京オリンピック・パラリンピック関連で「ゴン攻め/ビッタビタ」「スギムライジング」「ぼったくり男爵」。そしてエンタメ業界から、顔を出さずに活動している女性シンガー・Adoのメジャーデビュー曲「うっせぇわ」が選ばれた。
ノミネート30語には、今年も新型コロナウイルスのワクチン接種や生活様式に関するワードが多数ならんだ。また、夏に開催された東京オリンピック・パラリンピックやメジャーリーグでの大谷選手の活躍もあったことから、一昨年と同様、スポーツに関するワードも多く入っていた。
選考委員は昨年に続き姜尚中氏、金田一秀穂氏、辛酸なめ子氏、俵万智氏、室井滋氏、やくみつる氏、そして「現代用語の基礎知識」編集長の大塚陽子氏の6人。
2021年流行語大賞・年間大賞
リアル二刀流/ショータイム
2021年流行語大賞・年間大賞を受賞したのは、大谷翔平さんの「リアル二刀流/ショータイム」。本塁打46本、投手としては9勝と投打ともにトップクラスの成績を残した大谷。この活躍が認められ、アメリカン・リーグの年間MVPも受賞している。大谷の活躍はコロナ禍で暗く落ち込んだ日本に、明るい話題を提供し続けた。
2021年流行語大賞・トップテン授賞語
◾リアル二刀流/ショータイム(大谷翔平さん/ロサンゼルス・エンゼルス所属)
◾うっせぇわ(Adoさん/歌い手)
◾親ガチャ(受賞者なし)
◾ゴン攻め/ビッタビタ(瀬尻稜さん/プロスケートボーダー)
◾ジェンダー平等(芳野友子さん/日本労働組合総連合会会長)
◾人流(寺前秀一さん/株式会社システムオリジン 人流・観光研究所所長・観光学博士)
◾スギムライジング(杉村英孝さん/東京2020パラリンピック競技大会 ボッチャ日本代表 火ノ玉JAPAN)
◾Z世代(TOKYO MX 堀潤モーニングFLAGの皆さん)
◾ぼったくり男爵(一般社団法人共同通信社 外信部の皆さん)
◾黙食(マサラキッチン三辻忍さん/マサラキッチン 店主)
1 イカゲーム
イカゲームは、動画配信サービス『Netflix』で配信されている韓国のサバイバルテレビシリーズ。賞金に目がくらみ、奇妙なゲームへの招待を受けた参加者たちが、昔ながらの遊びを取り入れた死のゲームに巻き込まれる内容。9月の配信からまもなく日本のNetflix視聴数ランキングでも上位に位置。多くの芸能人やインフルエンサーがSNSなどで感想を語るなど、世界的な旋風を巻き起こしている。
2 うっせぇわ
「うっせぇわ」は日本の歌手・Adoさんの楽曲。YouTube再生回数は11月現在で1億8000万回再生、ニコニコ動画では500万回再生以上を記録。ストリーミング再生回数は2億回を突破した。若者を中心に幅広い世代を巻き込むヒット作となった。
3 ウマ娘
ウマ娘は、Cygamesによるスマートフォン向けゲームアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』の略称。ゲームのジャンルは育成シミュレーションでかつて名勝負、伝説のレース、偉大な記録を生んだ競走馬の名前を受け継いだ「ウマ娘」を育成し、レースでの勝利を目指す。実際の競馬さながらのレースはもちろん、レースの勝者がアイドルのようにライブステージに立つウイニングライブなどが楽しめる。
4 SDGs
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、訳すと「持続可能な開発目標」という意味。貧困や飢餓、保健、教育、ジェンダーといった「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標を指す。
2015年に国連で採択された2030年迄に持続可能でより良い世界を目指す国際目標。貧困/飢餓/健康/教育/ジェンダ-/水・衛生/エネルギ-/成長・雇用/技術革新/不平等/都市/生産・消費責任/気候変動/海の豊かさ/陸の豊かさ/平和・公正/パ-トナ-シップ
5 NFT
NFTとは、非代替性トークンの訳でブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳上のデータの単位のことを指す。最近では、デジタルアートとNFTを掛け合わせた作品『NFTアート』というワードが話題となった。これまでデジタルデータ(作品)は複製が容易であったが、NFTの登場によってアートの分野で唯一性を担保できる点が注目された。
6 エペジーーン
フェンシング男子日本代表は、東京五輪の男子エペ団体決勝で勝利し、初の金メダルを獲得した。「エペジーーン」は、団体のキャプテンを務めた見延和靖選手が考案。男子エペ団体「エペ陣」と「ジーンと感動させる」をかけた新語だ。
7 推し活
「推し活」とは、自分が「推す」アイドルやアニメのキャラクターなどを応援する活動のこと。コロナ禍の昨今はオンライン形式のライブ視聴や動画視聴など、推し活のスタイルにも若干変化があったようだ。
8 親ガチャ
「親ガチャ」とは、「ガチャ」=「自分では選べない」を親にかけて「親は自分で選べない、どんな境遇に生まれるかは運」であるという意味。ネット上のスラングとして表現し始め、若者たちの間で広まった。
9 カエル愛
東京五輪のボクシング女子フェザー級金メダリストである入江聖奈選手が、かねてカエル好きを公言していたことから『カエル愛』という言葉が生まれた。入江選手のTwitterにはカエルの勉強と題したツイートを多数投稿している。
10 ゴン攻め/ビッタビタ
東京五輪では新競技のスケートボードで、堀米雄斗選手が初代王者に輝くなど大きな話題を呼んだ。その中で「ゴン攻め」や「ビッタビタ」という言葉がノミネート。2つの言葉はNHKで新競技スケートボードの解説を務めたプロスケートボーダーの瀬尻稜さんから生まれた言葉。その他にも「鬼ヤバい」や「カッコいいすね」といったワードでスケートボード種目を盛り上げた。
11 ジェンダー平等
ジェンダー平等は、一人ひとりの人間が、性別にかかわらず、平等に責任や権利や機会を分かちあい、あらゆる物事を一緒に決めることができることを意味している。ジェンダー平等はSDGs(持続可能な開発目標)にも設定されている。
12 自宅療養
2021年は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、医療ひっ迫が生まれ「自宅療養」をする人が増えた。
13 13歳、真夏の大冒険
「13歳、真夏の大冒険」は、東京五輪のスケートボード競技で、13歳の西矢椛選手が日本選手史上最年少で金メダルを獲得した際に、倉田大誠アナウンサー(フジテレビ)が実況で表現。SNSでは「名実況」と評されるなど話題になった。
14 ショータイム
『ショータイム』はロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が、登場する際に使用されるキャッチフレーズ「イッツ、ショー(翔)タイム」から選出された。なお、歴史的なシーズンを過ごした大谷については「リアル二刀流」という言葉もノミネート入りしている。
15 人流
新型コロナウイルス関連からは「人流」というワードもノミネート入りした。コロナ禍における人の流れの増減を表現する際や、繁華街での人手の様子などを表す言葉として多く用いられた。
16 スギムライジング
東京パラリンピックのボッチャ競技で初の金メダルを獲得した杉村英孝選手の得意技「スギムライジング」がノミネートされた。「スギムライジング」とは、投球したボールを跳ねさせて上に乗り上げるショットのこと。得意技を駆使して頂点まで上り詰めた。
17 Z世代
『Z世代』はバブル崩壊後に生まれ、子供時代に就職氷河期やリーマンショックを見てきた世代のことを指す。Z世代はおおまかに1990年代中盤以降に生まれた世代に当てはまる。X世代、Y世代に次ぐ言葉として定着した。
18 チキータ
『チキータ』とは主に卓球のレシーブに用いる技術で、ボールを横回転にバックフリックする際に表現される。東京五輪で伊藤美誠選手が多用して話題を呼んだ。
19 チャタンヤラクーサンクー
『チャタンヤラクーサンクー』は東京五輪の新競技「空手」で銀メダルを獲得した清水希容選手が決勝で演じた“形”のこと。男子金メダリストとなった喜友名諒選手は『オーハンダイ』を演じた。
20 ととのう
コロナ禍で黙浴が推奨されるなか、サウナ人気に火が付き、愛好家らがサウナで『ととのう』という表現として多く用いられた。テレビ東京ドラマ「サ道2021」も人気を博すなど、サウナ関連ワードがSNSなどで多くつぶやかれた。
21 ピクトグラム
東京五輪開会式で大きな話題を呼んだ『ピクトグラム』。パントマイムで競技アイコンを表現。50にも及ぶ連続パフォーマンスは見る者を魅了した。
22 フェムテック
『フェムテック』とは、Female(女性)とTechnology(技術)をかけあわせた造語。女性が抱える健康的な課題をテクノロジーの分野を活用して解決していく仕組みのことを指す。
23 副反応
新型コロナウイルスのワクチン接種により、免疫ができる以外の反応が発生することを『副反応』と呼んだ。ワクチン接種により頭痛や接種部の痛み、発熱などの様々な症状が見られた。
24 変異株
『変異株』というワードも新型コロナウイルス関連からノミネートされた。今夏に感染力が非常に強い変異株「デルタ」が流行。感染者の爆発を引き起こした。
25 ぼったくり男爵
アメリカ紙『ワシントン・ポスト』が国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長を『ぼったくり男爵』と表現した。同紙はコロナ禍で感染拡大が起きる日本において、東京五輪を強行するバッハ会長を「開催国を食い物にしている」と痛烈に批判した。
26 マリトッツォ
『マリトッツォ』はイタリア発祥のパンにクリームをふんだんに挟んだ伝統的なスイーツのこと。コンビニなどで手軽に購入できることも人気爆発の起因となった。
27 黙食/マスク会食
新型コロナウイルスの飛沫感染を防ぐため、食事中の会話を行わず“黙って食べる”意味。また、食べるとき以外にマスクを着用するなど、外食による感染防止対策として多くの飲食店が推奨した。
28 ヤングケアラー
『ヤングケアラー』は家族にケアを要する人がおり、家事や世話、介護、感情面のサポートを行っている18歳未満の子供のことを指す。新語ではないが、未成年ながら大人が担うようなケア責任を引き受ける子供が大きくピックアップされた。
29 リアル二刀流
『ショータイム』に続いて大谷翔平関連から『リアル二刀流』もノミネート入りを果たした。投打同時出場を難なくこなす大谷に対して『リアル二刀流』という言葉が定着。大谷は今シーズン、投手としては9勝2敗、打者としての最終成績は打率.257、46本塁打と驚異的な1年を過ごした。
30 路上飲み
新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などが実施され、飲食店の営業自粛や時短営業により酒類提供禁止の状況が続いた。これにより行き場を失った者が、路上で飲酒をする行為が多発。『路上飲み』という言葉が広まった。
  
 
 
 
 

 

●『新語・流行語』 年間大賞決定 大谷翔平選手の「リアル二刀流/ショータイム」
その年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の『2021 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が1日に発表され、“年間大賞”にロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(27)の「リアル二刀流/ショータイム」に輝いた。
大谷選手が今期、アメリカン・リーグのMVPを受賞した。打ってはホームラン46本、投げては9勝の実力でMVPの獲得票数満票だ。大谷選手の二刀流は今年、リアルがつく。1つの試合で「指名打者・先発」として出場したのだ。
野球の神様、元祖二刀流のベーブ・ルースの「2桁本塁打&2桁勝利」を103年ぶりに塗り替えることはかなわなかったが、大谷選手の「二刀流」は大リーグで不動のものとなった。2回の手術でも二刀流をあきらめず、ゴミを拾い、審判に敬意を払い、雄たけびがクール、笑顔がキュート。大谷選手のすごさを挙げればきりがない。
そのほか、TOP10は「うっせぇわ」「親ガチャ」「ゴン攻め/ビッタビタ」「ジェンダー平等」「人流」「スギムライジング」「Z世代」「ぼったくり男爵」「黙食」が選出された。
選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)。(五十音順)大塚陽子(「現代用語の基礎知識」編集長)。
「現代用語の基礎知識」選 2021 ユーキャン新語・流行語大賞トップテンの解説
「うっせぇわ」
大人に悪態をつくのは、思春期の不良と相場は決まっていた。しかし、この歌の主人公は「ちっちゃな頃から優等生」だそう。そのわりにあまりに激しい「うっせぇわ」。ミュージックビデオでは歌い手本人ではなくイラストの少女がかみつかんばかりに叫んでいる。これが、マスクはずしちゃだめ、近づいちゃだめ、消毒しなきゃだめ、お酒飲んじゃだめ、だめだめ規制続きの日々に響きに響いた。テンポよしノリよしで子どもが歌い、親はことばが悪いと注意しながらもつられて口ずさむ。1年以上続くコロナ禍で鬱屈した空気を思い切り晴らしてくれたのだ。歌詞をよく読むとこれは昭和の飲み会撲滅運動の歌にもとれる。しかしコロナで「酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい」「皆がつまみ易いように串外しなさい」はしてはいけなくなっている。「会計や注文」もタブレットでできるようになっている。あとは繰り返し同じ話をしなければ飲み会つき合ってくれますか?
「親ガチャ」
ガチャガチャで出てくるアイテムのように親を自分で選べないことで、親が当たりだったりはずれだったりすることをひと言で表現したことば。生まれた時の環境や親で自分の人生が決まっているという人生観が今の若者に広がっているのだという。親は子どもに自分のことは棚に上げ「努力すればなんとかなる」「あきらめなければ道は開ける」といつもがんばることを求めてきたわけだが、これを言われちゃ子どもはつらい。大人も子どももコロナ禍での外出自粛やストレスを感じる日々で、社会的孤立も増えている。生きづらさを抱えた姿が若者世代の「ガチャはずれ」の吐露につながっているケースもあるのだろう。親や家族に限らず、生まれた時代、国や地域など「はずれ」も「当たり」も多様だ。人とのつながりが求められる時代、ソーシャルディスタンスを気にせず支えあいながら暮らしていける世の中であってほしい。
「ゴン攻め/ ビッタビタ」
新競技の解説は重要だ。なんだか日本人選手ががんばっているらしいとスケートボード競技を見ようとチャンネルを合わせてみたものの、何回回ったのかも追いきれない。デッキやノーズなどカタカナ語のオンパレードで、技名に至ってはノーリーバックサイド270スイッチボードスライド、キックフリップ540メロングラブなど…。「私たちが見る競技ではないのか」とあきらめかけた中高年を救ったことばが「ゴン攻め」だ。手すりや階段などの難所をがんがん攻めることをいうそうだ。ねらい通りの場所にぴったりはまることは「ビッタビタ」。これらのことばによってスケボーを知らない多くの視聴者も、より身近に選手の果敢さ緻密さ、危険そうに見えてやっぱり危険と隣り合わせであり、それに瞬間瞬間挑み続ける競技に魅了されていったのだ。わが日本のリーダーは聞くことが得意だという。受け身を武器にしていないで、イノベーションにゴン攻めしてビッタビタに決めてほしい。
「ジェンダー平等」
「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」と日本オリンピック委員会の評議委員会で堂々と持論を披露し辞任に追い込まれた森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会前会長。「すべての人が性別にかかわらず平等な機会と権利を持ち得ること」を意味するジェンダー平等は、今年浸透したSDGs・持続可能な開発目標の1つだ。日本の達成度はとみてみると国会でも女性の議席数、また賃金格差は最低ランクに分類されている。危機感をいだくのは当然として、議員や管理職級の女性の割合を増やしてあげることがジェンダー平等だと勘違いしている人もまだ多いようだ。先入観や思い込みなどの「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」に気づき、だれもが今いる場所で存在を認められる世の中にしていくためには、おかしいことにはおかしいと言える社会である必要があるのだ。
「人流」
「3密」「ソーシャルディスタンス」「夜の街」に続く今年の感染予防にまつわるキーワードが「人流」だ。人の生活をデータとしか見ていない気持ちの悪さはあるものの、強制できない日本での和製ロックダウンの造語としては苦心の作ではあったのだろう。3度目の緊急事態宣言の発令で国民に人流抑制、酒類の提供禁止が求められる一方で、中止に追い込まれたものの五輪パブリックビューイングの準備が進められ、札幌ではマラソンのテスト大会が開催された。オリンピックのための緊急事態宣言であることはもはや明白、開催中止を求める声が徐々に高まった。7月、8月には新規感染者数最大となった第5波が到来したが、パラリンピックが開幕した後には徐々に減少していった。日程と感染者数拡大のグラフは重なっているが、人流抑制の効果のほどはどうだったのか、専門的分析が待たれる。
「スギムライジング」
ジャックボールという目標の白い球に赤・青の球が火花を散らすミリ単位の集中戦、そこにボッチャの宇宙をみた。イタリア語でボールを意味するボッチャはパラリンピック独自の競技で、周囲がおよそ27センチ、ちょうどおにぎりくらいのボールが転がり、ゆっくり弾み、そして乗り上げる。ボールの表面は柔らかくあまり弾まず転がりにくいのだが、密集したボールに乗り上げる技がライジングだ。ライジングは非常に難易度が高い。杉村選手が繰り出すこの精密なコントロールを人は「スギムライジング」とよんだ。乗り上げるだけではない。当てたボールを狙った位置に動かして自らのボールを得点できる究極のポイントで止めるなど、技が光った。緊急事態宣言下のステイホーム期間で初めてボッチャを見て、息をのむ攻防に魅せられた人は多いだろう。スギムライジングは東京パラリンピックを一気に身近にしてくれた。
「Z世代」
1990年代後半〜2000年代に生まれた現在10〜20代前半がそうよばれる。この世代を象徴するものが何かというと、それはもうスマホである。「スマホ」が新語・流行語大賞を受賞したのが2011年、小学生の時には手に持つおもちゃはスマホだった世代だ。スマホは、世界をつなぐ。世界の皆が同じアプリを使い同じものを見て同じものをおもしろいと思う。動画なのでことばはいらない。この実際を見せてくれたのが、スケボー女子たちだ。4つのメダルを獲得した彼女らは世界のプレー仲間と練習の技を動画で撮ってシェアするのだそう。技は盗むもの、秘密にするものだと思っていた時代はもう古い。シェアしてお互
いを「いいね!」し、自分も挑戦し出来たらまたシェアし、一緒に喜び高めていくのだという。まさに理想のライバル関係を見せてくれた。Z世代が世界の指導者になる時代、シェアシェアで機密事項はなにもなく、国同士「いいね!」し合って安全保障なんていらなくなっている、なんていう未来が来てほしい。
「ぼったくり男爵」
2021年5月、第4波が到来、東京オリンピック・パラリンピック開幕まであと2ヶ月半となるこの時期、国民の不安は高まっていた。“コロナに打ち勝っていないのになぜ開催するのか”の疑問に対し「国民の命と健康を守っていく」の一点張りでスルーし、政治家の先生方はひたすら国際オリンピック委員会(IOC)のご機嫌を損ねぬよう立ち居振る舞ってみせた。トーマス・バッハ会長らは日本の感染状況に配慮をみせることなく開催に突き進み、日本が主権さえ手放したように見えるこの状況をアメリカのワシントンポスト電子版は「IOCは商業主義で日本を踏み台にしている」と指摘した。この記事で使われた「Baron Von Ripper-off」にあてられた和訳が「ぼったくり男爵」。一度聞いたらそうとしか見えないピッタリさで瞬く間に拡がった。選手には観光を禁止する一方で帰国前には銀ブラに出かけ、ぼったくり男爵像にさらなる磨きをかけた。元祖オリンピック男爵クーベルタンがこれをみたらなんというのだろうか。
「黙食」
「マスク会食」が呼びかけられ、1回1回外す人vs外しっぱなしの人の一触即発の危機を回避したのがこのことば。「黙々と食べる」から黙食。ポスターを掲示して呼びかけた飲食店が話題になったことでコロナ禍の食事のマナーが定着した。飲食店も無言で飲食すればサービスの品を提供するなどで黙食を促進、お客もSNSで会話するなどで応えた。居酒屋、レストランだけでなく大学の食堂、小学校の給食でも取り入れられ、アクリル板にさえぎられ、ひとり前だけを向いて食事をする寂しい日々はまだまだ続く。コロナを気にせず会話も楽しみながら外食できる日が待ち遠しい。  
 
 
 
 
 

 

●2021年の新語・流行語大賞は「リアル二刀流 / ショータイム」
首都圏を中心とする大都市部に緊急事態宣言が発出され、日本中を鬱々(うつうつ)とした空気が覆っていた時に、どれだけの人が大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手の活躍のニュースに心躍らせただろう。
今年の世相を表す言葉を決める「2021ユーキャン新語・流行語大賞」(自由国民社『現代用語の基礎知識』選)の年間大賞とトップ10が12月1日、発表された。
年間大賞、トップ10の新語・流行語
「リアル二刀流 / ショータイム」【年間大賞】
米大リーグのエンゼルスの大谷翔平選手が、打ってはホームラン46本、投げては9勝の二刀流で大活躍。1試合で「指名打者・先発」として出場する「リアル二刀流」で活躍するさまが「ショータイム」と話題になった。
野球の神様とベーブ・ルースの「2桁本塁打&2桁勝利」を103年ぶりに塗り替えることはできなかったものの、目の肥えた米国の野球ファンをもうならせる実力で、ア・リーグ最優秀選手(MVP)は満票で受賞。最優秀指名打者(DH)に贈られる「エドガー・マルティネス賞」も日本人選手としても初受賞した。審判に敬意を払い、球場のごみを拾い、インタビューでの偉ぶることのない謙虚な姿勢にも多くの人が魅了された。
選考委員の俵万智さんは「『過去最多』と聞いて、メダル数なのか感染者数なのか、一瞬わからない日もあった。五輪とコロナの市松模様のあいだに、社会問題が見え隠れしていて、大谷選手がピンバッジのように輝いている…言葉のうえでも、そんな1年だった」と評した。
ジェンダー平等
2021年2月、東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗元首相が、日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言して大きな波紋を呼び、翌月に辞任した。性別にかかわらず、すべての人が平等な機会を権利を持ちうる、という「ジェンダー平等」が、スポーツの世界でも達成困難な状況にある現状を象徴することになった。
うっせぇわ
2020年10月にストリーミング配信を開始した女性シンガーAdoの「うっせぇわ」。楽曲の発表当時、高校3年生だった彼女の怒りや負の感情を込めた歌詞とパワフルなボーカルは、同世代を中心に広く共感を呼び、2021年9月時点でのストリーミング再生回数は2億回を超えた。
親ガチャ
カプセル玩具やソーシャルゲームの「ガチャ」は、開けてみるまでは当たり外れが分からない。運次第で、自分の思い通りにならない状況のうち、子どもが親を選べないことを「親ガチャに外れた」と表現するようになった。「教師ガチャ」「上司ガチャ」など他の用法にも派生して広がった。
ゴン攻め / ビッタビタ
東京五輪のスケートボードの解説で、プロスケートボーダー瀬尻稜さんが、次々と繰り出した耳慣れない用語が話題となった。「ゴン攻め」は、手すりや階段などの難所を臆せず攻めること、「ビッタビタ」は狙い通りの場所にぴったりとはまること。スケボーになじみのない層にも、競技の魅力を伝えることに貢献した。
人流
2020年の大賞「3密」に続く、今年のコロナ禍関連ワードが「人流」。物流に対して、旅客や人の輸送・移動を意味する。度重なる緊急事態宣言の発令や、飲食店には酒類の提供禁止を要請するなど、人流を抑制しようとするさまざまな試みが続いた。
スギムライジング
パラリンピック競技のボッチャは、目標の白い球(ジャックボール)に、6球ずつのボールをいかに近づけるかを競う。東京パラリンピックに出場した杉村英孝さんは、密着したボールに乗り上げる技「ライジング」という難度の高い技を絶妙なコントロールで繰り出し、個人で金メダル、チームで銅メダルを獲得した。その妙技を称えて「スギムライジング」と呼ばれた。
Z世代
1990年代後半から2000年代に生まれた、現在10代〜20代前半の若者世代の総称。子どものころから当たり前にインターネット環境があり、情報検索や友達とのつながりのツールとしてスマホを使いこなす、デジタルネイティブ世代でもある。
ぼったくり男爵
2021年5月、国内でコロナ第4波に終息の兆しが見えない中、「コロナに打ち勝った証として」という大義のもとで東京2020五輪開催への流れが加速。そこには国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長の意向を損ねないように、という関係者の意図が見え隠れした。このような日本の状況を米ワシントンポスト紙が報じた記事で使われた「Baron Von Ripper-off」の和訳が「ぼったくり男爵」だった。
黙食
会食時に、なるべく他人との会話を避けて、黙々と食事をすることから「黙食」。ポスターを掲示して呼びかけた飲食店が話題になったこともあり、コロナ禍での新しい食事マナーを呼びかけるキーワードとして定着した。  
 
 
 
 
 

 

●流行語大賞は「リアル二刀流」 「うっせぇわ」「親ガチャ」も入選
今年の世相を反映した言葉を選ぶ「2021ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日、東京都内で発表された。年間大賞に米大リーグ・エンゼルス大谷翔平選手の投打にわたる活躍を表した「リアル二刀流/ショータイム」が選ばれた。
大谷選手は先発投手と指名打者を兼ねる「二刀流」で躍動。投手として9勝、打者で46本塁打、100打点などを記録し、ア・リーグMVPに満票で選出された。米解説者が「イッツ、ショー(翔)タイム!」と叫ぶ熱狂ぶりが伝えられ、活躍だけでなく球場でごみを拾う姿や審判への敬意ある振る舞いも話題となった。
トップテンには、東京五輪・パラリンピック関連が複数入選した。初採用されたスケートボードの解説で独特の語り口を披露したプロ選手、瀬尻稜さんの「ゴン攻め/ビッタビタ」、ボッチャ金メダリスト杉村英孝選手の得意技「スギムライジング」、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長をやゆした「ぼったくり男爵」が入った。
新型コロナウイルス関連では、人出の様子を表す「人流」と食事マナーとして呼び掛けられた「黙食」が選ばれた。
このほか、高い歌唱力と刺激的な歌詞が評判となったAdoさんの「うっせぇわ」、子が親を選べないことをカプセル入り玩具の販売機に例えた「親ガチャ」などが選ばれた。
新語・流行語大賞は今年で38回目。30語の候補の中から杏林大教授の言語学者、金田一秀穂さん、歌人の俵万智さん、コラムニスト辛酸なめ子さんら7人の選考委員がトップテンと年間大賞を選定した。  
●2021年の流行語 去年と比べると「流行語の傾向」に大きな変化が…
2021年版「ユーキャン新語・流行語大賞」の結果がついに発表されました!栄えある年間大賞を受賞したのは「リアル二刀流 / ショータイム」。みなさんご存じ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手関連のワードがトップに選ばれました。アメリカン・リーグMVP受賞をはじめ、1年を通して、明るい話題と希望を届けてくれた大谷選手。大賞に選ばれたのも納得です!!!!!
トップ10はこちら!
その年の流行がひと目でわかる「ユーキャン新語・流行語大賞」。今回トップテンに選ばれたワードは次のとおりです。
・リアル二刀流 / ショータイム
・うっせぇわ
・親ガチャ
・ゴン攻め / ビッタビタ
・ジェンダー平等
・人流
・スギムライジング
・Z世代
・ぼったくり男爵
・黙食
今年はオリンピック関連ワードが多め
先日ノミネート30語が発表された際、新型コロナ関連のワードが数多くピックアップされていましたが、トップテンには「人流」と「黙食」が選ばれました。同じくたくさんノミネートされていたのが、オリンピック関連のワード。トップテンには、東京パラリンピック・ボッチャ個人で日本勢史上初メダルとなる金メダルを獲得した杉村英孝選手の得意技、「スギムライジング」がランクイン。東京五輪のスケートボード・ストリートの解説「ゴン攻め / ビッタビタ」に、1度聞いたらなかなか忘れられない「ぼったくり男爵」とバラエティー豊か!そのほかにも、今年を代表する曲といっても過言ではない「うっせぇわ」をはじめ、「親ガチャ」「ジェンダー平等」「Z世代」と、ひんぱんに目にしたワードが並びました。
いっぽう減ったのはエンタメ関連ワード
昨年の「ユーキャン新語・流行語大賞」トップテンと今年の流行語大賞を比較してみると、世相が浮かび上がります。2020年は大賞となった「3密」のほか、「アベノマスク」、「GoToキャンペーン」など新型コロナ関連のワードが圧倒的に多かった印象です。また、「鬼滅の刃」「あつ森」「愛の不時着」「フワちゃん」といったエンタメ関連ワードも多くピックアップされていましたが、2021年はエンタメ系のワードが少ない……!個人的には大ヒット中のNetflixドラマ『イカゲーム』が選ばれなかったのが意外でした。さてみなさんは、この結果をどう思う? 
●ユーキャン新語・流行語年間大賞に「リアル二刀流」「ショータイム」が受賞!
年末恒例の「2021ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の発表・表彰式が1日、都内で行われ、年間大賞に「リアル二刀流」「ショータイム」の2つのワードが選ばれた。年間大賞に2語が選ばれるのは、17年の「インスタ映え」「忖度」以来、4年ぶり。
大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(27)が今季、打ではリーグ3位の46本塁打、投げては9勝(2敗)を挙げた。投手としてだけではなく、登板のない試合も打者として試合に出場することから、「リアル二刀流」の呼び名が定着。大谷が華々しく活躍する様子を、現地実況が名前にかけて「イッツ・ショータイム!」と評することが多かったことから、この2つが候補に入っていた。大谷は表彰式を欠席した。
記者投票によるア・リーグMVPには、満票で選ばれる快挙だった。今季、大リーグ機構(MLB)や全米野球記者協会(BBWAA)などによる表彰レースでは、11冠。大谷一色の活躍だった2021年は、流行語も“二刀流”受賞で花を添えた。元祖二刀流のベーブ・ルースが成し遂げた2ケタ本塁打&2ケタ勝利は来季以降にお預けとなったが、球史を変える大活躍で大きな足跡をしるした。
「新語・流行語大賞」は84年にスタート。ユーキャンとの提携で04年から現在の名称に改称された。選考は「現代用語の基礎知識」編集部の調査による30のノミネートから、選考委員会が10語を選んだ。選考委員は姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムリスト)、俵万智(歌人)、室井滋(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)。
俵氏は「五輪とコロナの市松模様のあいだに、社会問題が見え隠れしていて、大谷選手がピンバッジのように輝いている…言葉のうえでも、そんな一年だった」と今年の選考を評した。  
●2021年流行語大賞 トップ10に「うっせぇわ」 Ado「これからも楽曲を大切に」
今年話題になった言葉に贈られる「2021年ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、都内で発表され、トップ10に社会現象になった女性シンガー・Adoのデビュー曲「うっせぇわ」が選ばれた。
授賞式にはユニバーサルミュージックの中村卓氏が代理で出席。Adoは「光栄な限りです。まさか選ばれるなんてびっくりです。これも楽曲を提供してくださったsyudouさん、MV・ジャケットを手掛けてくださったWOOMAさん、そして楽曲を聴いてくださった皆様のお陰です。これからも楽曲を大切に歌っていければと思っております」とメッセージを寄せた。
「うっせぇわ」は2020年10月23日に配信リリース。わずか半年で、ストリーミングの再生回数1億回を突破した。  
●今年の流行語大賞は「不作」 選考委員が異例の辛口講評
今年は流行語が「不作」だった――? 2021年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の授賞式では、選考委員からトップテン入りした言葉の「弱さ」を嘆く声が次々と上がった。
東京大学名誉教授の姜尚中氏は「自分の口から出したいと思う勢いのある言葉がなかった」としつつ、「来年には勢いのある言葉を期待しています」と語ったほか、杏林大学教授の金田一秀穂氏も「見るべきものを探すのに苦労した」と厳しい見方だった。
「テンションが低い言葉が多かったと思います」
今年の新語・流行語大賞では、年間大賞に選ばれたのは「リアル二刀流/ショータイム」。そのほか、「ジェンダー平等」「うっせぇわ」「親ガチャ」「ゴン攻め/ビッタビタ」「人流」「スギムライジング」「Z世代」「ぼったくり男爵」「黙食」がトップテン入りした。
12月1日の授賞式では、こうした結果について選考委員が1人ずつ講評していったが、その表情は例年になく曇りがちだった。7人いる選考委員の言葉の端々に、年間大賞を含むトップテン入りした言葉の「弱さ」を嘆く文言が目立ったのだ。
先述した姜氏と金田一氏だけでなく、漫画家の辛酸なめ子氏も「テンションが低い言葉が多かったと思います」と残念がった。さらに歌人の俵万智氏は「今年はコロナのニュースと五輪のニュースが、ちぐはぐなパッチワークのように押し寄せてきたなと思います」と、その不協和音ぶりが言葉の力を奪ったと指摘する。
また、俳優の室井滋氏は「終わってみると、オリンピックは本当にあったんだろうかといった感想すら湧いた」としつつ、「オリンピックで発せられた言葉がその後、残ったかというと、その印象は薄い」と、世界的なイベントがあったにもかかわらず、今年が不作であると嘆いた。
やくみつる「『ビッグボス』を来年に繰り越したい」
さらに、漫画家のやくみつる氏に至っては「『ビッグボス』を来年に繰り越したい」と、ノミネート語の発表後に話題となった新庄剛志監督の呼称を引き合いに、早くも来年に言及する始末だった。
とどめは最後に登壇した「現代用語の基礎知識」編集長の大塚陽子氏。「少し前に生まれた言葉、例えば『SDGs』だとか、『ヤングケアラー』だとか、『ジェンダー平等』といった言葉が、今年になって広まった言葉が多い印象です」と、やはり、新語・流行語において2021年が不作だったと暗に示すようなコメントを述べていた。 
●流行語大賞30語に「小室圭」「眞子さん」ワードなしで波紋 ロイヤルパワーか
その年話題になった新語・流行語を決める「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語が4日、発表された。東京五輪・パラリンピックと新型コロナウイルスに関連する言葉が半数を占めた。一方で、ここ数か月にわたって日本中の話題を独占した秋篠宮家の長女眞子さんと小室圭さん夫妻に関するワードがないことに対し、疑問の声も上がっている――。
候補の30語には、スケートボード・ストリートの瀬尻稜プロによる解説で話題になった「ゴン攻め/ビッタビタ」や、ボクシング女子フェザー級金メダルの入江聖奈(日体大)の「カエル愛」、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長をやゆした「ぼったくり男爵」など、東京五輪・パラリンピックに関するものや、「副反応」「変異株」など新型コロナウイルスに関するものが目立った。
選考委員会は「新型コロナと東京五輪で終始した1年」としているが、国民が注目した2人≠フワードが全く入っていないことに、首をかしげる業界関係者は少なくない。
テレビ関係者は「小室さんが拠点とする米ニューヨークからロン毛姿で帰国。小室さんの母・佳代さんと元婚約者男性との金銭トラブルが未解決のまま、先月26日にご結婚されました。ところが、小室さんのニューヨークの司法試験が不合格。その間に、2人にまつわるさまざまな関連ワードが流行したはずですが…」と疑問を呈す。
まず、若者の間で流行したのが小室系男子∞小室系女子≠ニいうワードだ。これは、米ニューヨークでテレビ局の直撃取材を受けた際、小室さんがまさかのロン毛ポニーテール姿だったことから生まれた。
「動画共有アプリ『TikTok』で、同じようなヘアスタイルのモノマネをする動画が『#』で拡散。直撃されたとき、ポケットに手を突っ込み、すまし顔で取材者を無視する様子が若者に大ウケだったんですよ」(芸能関係者)
また今年4月に小室さんが発表し、話題になった小室文書≠煬ゥ逃せない。これは「多くの国民が納得し、祝福される状況ではない」と述べられた秋篠宮さまのご意思に応えようとしたものだが、ふたを開けてみれば国民が納得いく内容では到底なかった。
「全28ページにも及んだ文書に注目が集まりましたが、結局は『金銭は貸与ではなく贈与だった』の一点張り。自らの正当性を主張することに終始し、逆に批判を集めました。ところがバッシングを浴びると『解決金として400万円を返す』とすぐに前言を撤回し『どっちだよ!』と火に油となりました」(皇室ライター)
結局、金銭トラブルは解決されないまま、小室さんと眞子さんは入籍。2人が臨んだ結婚会見も一方的に2人の心情を述べるという異例の形式になったのは記憶に新しい。そこで繰り返されたのが誤った情報≠ニいうワードだ。
「眞子さんが『誤った情報がいわれのない物語となって広がっていくことに恐怖を覚える』と述べられたのをはじめ、会見中『誤った情報』は8回ほど出てきた。そこですぐに疑問に上ったのは『誤った情報とは具体的に何を指すか』。ネットでも大いに物議を醸し、『誤った情報を信じ込んでいるのは眞子さまではないか』と心配する声が噴出した」(同)
いずれにせよ、問題の根本にあるのは佳代さんの金銭トラブル≠ノほかならない。同関係者は「結局、国民が納得いく形で金銭トラブルが解決されない限り、いつまでたっても祝福ムードにはならない。ある意味、金銭トラブルが最も世間、そしてネット上で飛び出したワードと言えるのではないか」と指摘する。
ぶっちぎりの関心事なのにナゼ選ばれなかったのか。ネット上ではここでも「ロイヤルパワー」が疑われる事態となっている。  
●流行語大賞で振り返る2021年のエンタメ
年の瀬も近づいてきた今日この頃。2021年もユーキャン「新語・流行語大賞」の季節がやってきました。11月4日、「現代用語の基礎知識」シリーズを刊行する自由国民社と大賞事務局によって選出された2021年度のノミネート30語が発表。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)や東京五輪に関連するものが目立つ中、今年エンタメ業界で話題になったワードもラインナップされています。
Netflix史上最大のヒット作「イカゲーム」
Netflixで配信されている韓国ドラマ『イカゲーム』がノミネート。人生の一発逆転を目指し、莫大な賞金がかけられたゲームに貧困に喘ぐ参加者たちが命がけで挑むサバイバルスリラーです。配信開始から瞬く間に世界中で話題となり、Netflix史上最大のヒット作となりました。緊急事態宣言の解除もあり、復活した渋谷ハロウィンの狂乱の中でも、本作のコスプレに身を包んだ人が多くいたのも印象的です。
うっせぇうっせぇ「うっせぇわ」!
歌い手・Adoさんの代表曲「うっせぇわ」がノミネート。時に力強く、時に繊細に歌い分けるAdoさんの多彩な歌声、「うっせぇうっせぇうっせぇわ」と過激でキャッチーなサビで注目が集まり、2020年末にブームに。勢いそのまま、社会現象を巻き起こしました。KAI-YOU編集部でもAdoさんにインタビュー取材を敢行。メガヒットした楽曲と自身の距離感やバックボーンにあるボカロ楽曲について語ってもらいました。
うまぴょい♪ うまぴょい♪『ウマ娘』
Cygamesがゲーム・アニメ・漫画・音楽・ライブとクロスメディアコンテンツとして展開する『ウマ娘 プリティーダービー』がノミネート。実在の競走馬を擬人化した「ウマ娘」を育成し、レースでの勝利を目指すシミュレーションゲームです。2016年のプロジェクト発表から紆余曲折ありつつも、満を辞してIPの中心的なコンテンツとなるゲームアプリがリリース。その活況ぶりは、SNSで見ない日はないと言っても過言ではないほど。その過熱的な人気によって、サイバーエージェントの2021年9月期通期の売上高は前年同期比39.3%増の6664億円、営業利益は同208.1%増の1043億円を記録。過去最高業績を達成したと明かしました。
賛否両論のブロックチェーン技術「NFT」
今もなお、アートシーンを中心に議論が巻き起こるNFTがノミネート。NFT(非代替性トークン)とは、ノン・ファンジブル・トークンの略称。ビットコインなどの暗号通貨と同じく、証明と記録によって所有者を特定できる「ブロックチェーン」技術を活用し、デジタルデータにおける「唯一無二性」を担保する仕組みのことです。CryptoPunks(クリプトパンク)と呼ばれるNFTアートの存在から、ドット絵をNFT化して出品するのが一大トレンドに。アーティスト・クリエイターたちの新たなビジネスとして注目される一方で、暗号通貨の計算による環境問題への懸念や、投機対象としての過剰な転売など、今後の発展を心配する声も上がっています。
 
 
 
 
 

 

●流行語大賞ノミネート30語、女性に聞いた「知らないよ」ランキング
毎年恒例の『現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞』。2021年のノミネート30語が発表されました。新型コロナとオリンピック関連ワードが多数を占めていますが、中には“え、こんなの知らないよ”というのもチラホラ。
そこで、女子SPA!では30代40代の女性に、“知らないのはどのワード?”を聞いてみました(※)。ランク上位になるほど意味が知られていないというツラいアンケート結果は、以下の通り。まずは20位から11位まで見ていきましょう。
「リアル二刀流」って?大谷選手まわりはイマイチ知らない
新語流行語大賞ノミネート30語のうち知らないのはどれ?(複数回答)
20位 SDGs 23%
19位 親ガチャ 23.5%
18位 人流 27.5%
17位 ととのう 29%
16位 ウマ娘 29.5%
15位 ショータイム 32%
14位 イカゲーム 32.5%
13位 リアル二刀流 34.5%
12位 ゴン攻め/ビッタビタ 37.5%
11位 Z世代 38%
個性的なラインナップの中で目を引くのは「ととのう」(17位)。これは、コロナ禍で復活したサウナブームにまつわるワード。たっぷり汗をかいた後に水風呂に入っては、またサウナで汗をかくというサイクルを繰り返していくうちに、コンディションが整っていくことを言うのだそう。ねづっちかと思った。
そして、大リーグでホームラン王争いを演じるなど大活躍の大谷翔平選手でしたが、女性への浸透度はイマイチだった模様。「ショータイム」(15位)と「リアル二刀流」(13位)の2つでランクイン。
「ショータイム」は、大谷翔平選手の名前とかけて、アメリカの実況中継で連呼されたフレーズ。「リアル二刀流」は一試合の中で先発投手と打者を同時にこなすこと。野球好きじゃないとピンとこないかもですが、プロの世界ではスゴいことなんですよ。
続いて10位から4位までを見ていきましょう。
「カエル愛」「チャタンヤラクーサンクー」五輪は謎ワードだらけ
同率9位 ヤングケアラー 39%
同率9位 チキータ 39%
8位 13歳、真夏の大冒険 42%
7位 カエル愛 50.5%
6位 ぼったくり男爵 51.5%
5位 フェムテック 52%
4位 チャタンヤラクーサンクー 56.5%
家族の介護に追われ、学業に支障をきたしている18歳未満の子どもを指す「ヤングケアラー」(同率9位)。女性特有の体調やメンタルヘルスの問題を情報通信やテクノロジーの力で対処していく「フェムテック」(5位。女性という意味のフィメールとテクノロジーを合わせた造語)は、今後さらに目にする機会が増えそう。より理解が深まることを期待しましょう。
この2つ以外は、東京五輪関連が占める結果に。「チキータ」(同率9位)は卓球のレシーブで使われる技術のこと。相手のボールに、バナナのようなカーブをかけて打ち返すことが由来だそう。
「13歳、真夏の大冒険」(8位)は、スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛選手のこと。実況を担当した、フジテレビ倉田大誠アナウンサーの発した名ゼリフです。
「カエル愛」(7位)は、女子ボクシングフェザー級の金メダリスト、入江聖奈選手が無類のカエル好きだったことから生まれた流行語。バラエティ番組にも引っ張りだこで、独特のキャラクターで楽しませてくれました。
そんななか異彩を放つのが、「チャタンヤラクーサンクー」(4位)。すみません、筆者も全く知りませんでした。目にした瞬間、“タイ料理?”と思ってしまいました。これは空手で銀メダルを獲得した清水希容選手が演じた形なんだとか。夏の間、ずーっとオリンピックづくしだったはずなのに。
おまたせしました。トップ3の発表です。
同率2位 スギムライジング 57%
まず、「スギムライジング」(同率2位)。パラリンピックのボッチャという競技で金メダルを獲得した、杉村英孝選手のテクニックのこと。
ボッチャは、白いボールに最も近く投げられた人が勝ちというルールなので、どうしても近いところで対戦相手同士のボールが近づいてしまいます。そこで、杉村選手が編み出したのが、混み合ったボールの上に自分の投げたボールを乗っけてしまうという離れ業。
杉村選手の名前と、ボールが浮き上がる様子(ライジング)をかけたというワケ。
同率2位 NFT 57%
「NFT」(同率2位)は、今年現代アート界を席巻したワード。非代替性トークン(Non-fungible token)の頭文字で、デジタルで制作された芸術作品の情報について、それが唯一無二ものであることを証明する仕組みのことを言います。
つい最近も、小学生が夏休みの宿題で書いたピクセルアートに380万円もの値がつき、大変話題となりました。とはいえ、ただでさえ敷居が高そうな現代アートの世界に、難しそうな専門用語。これは知らなくてもムリはないか。
1位 エペジーーーン 59%
そして、残念ながら最も知られていない新語流行語が「エペジーーーン」でした。
オリンピックのフェンシング男子団体エペで金メダルを獲得した日本のキャプテン、見延和靖選手が命名しました。エペのチームを表す“エペ陣”と、ジーンと感動する様子をかけ合わせたことが由来だそう。
ただ、よほどのフェンシング好きじゃない限り、“エペ陣”というフレーズになじみがないので、ちょっと唐突感は否(いな)めなかったかなぁ。
コロナ関連やマリトッツォ、ジェンダー平等は認知度バッチリ
ちなみに、知らない人が少ない、つまり、よく知られていたのは下記の結果になりました。 21位 推し活 20% 同率22位 うっせぇわ 18.5%
同率22位 ピクトグラム 18.5%
同率24位 ジェンダー平等 14%
同率24位 マリトッツォ 14%
26位 副反応 13%
27位 変異株 11.5%
28位 路上飲み 11%
29位 黙食/マスク会食 10%
30位 自宅療養 8.5%
新型コロナの陽性になっても、入院が重症者や重症化リスクのある人に限定されるため病院に受け入れてもらえず、皆が危機感を覚えた「自宅療養」をはじめ、新型コロナやワクチン関連はよく知られている様子。それでも「副反応」を知らない人は13%います。
他には、ブームになったイタリア発祥のクリームたっぷりのお菓子「マリトッツォ」(同率24位)や、ヒットしたAdoの楽曲「うっせぇわ」(同率22位)がランクイン。数年後にはこれらが流行った年として2021年を思い出すこともあるかもしれませんね。
というわけで、大賞の発表は12月の初め頃。一体どのワードになるのでしょうか?
【調査概要】 調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30〜40代女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。 調査期間:2021年11月4日 有効回答者数:30〜40代女性200人 
 
 
  
 
 

 

●『JC・JK流行語大賞2021』 モノ部門は「ガルプラ」 ヒト部門は「INI」が1位 
女子中高生に今年流行ったアイテムを発表する番組『JC・JK流行語大賞2021』が、ABEMAで29日午後8時より配信され、ヒットランキングが発表された。コトバ部門は「気まZ」、モノ部門は「Girls Planet 999:少女祭典(通称:ガルプラ)」、アプリ部門は「ストーリーズエフェクト(Instagram)」、ヒト部門は「INI」が、それぞれ1位に選ばれた。
『JC・JK流行語大賞2021』は、実業家・椎木里佳氏が代表を務めるAMF社と全国の女子中高生のトレンドリーダー集団「JC・JK調査隊」が独自に注目度を算出し、ランキング化したもの。コトバ・モノ・アプリ・ヒトの4部門に分けてトップ5が選出された。
番組は、お笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉がMCを務め、グローバルボーイズグループ・INIから木村柾哉、池ア理人、佐野雄大、モデルでインフルエンサーのなえなの、ギャルモデルのゆうちゃみ(古川優奈)がゲスト出演。INIの木村は、ヒト部門で1位になったことを受け「これからも、この順位に恥じぬよう、活動していきたい」と喜んだ。
また、恋愛番組『恋する週末ホームステイ』で活躍した現役女子高生の川井来夢と山口夢菜がリポーターに初挑戦し、女子中高生の声を徹底リサーチした。『JC・JK流行語大賞2021』の各部門トップ5は以下の通り。
コトバ部門
5位は、TikToker・とびばこが「受験生辞めたい」という質問へのアンサーとして投稿した動画がきっかけで、真似する女子中高生が急増した「超チルなラッパー」。4位は、平成に流行ったヤマンバやガングロなどのギャルブーム再燃を総称した「平成ギャル」。3位は、YouTuber・パパラピーズの大阪弁を強調した口ぐせで「〜もろて」。2位は、小室圭さんが真子さんとの婚約内定会見(2017年9月)で好きな言葉としてあげた「Let it be.」。そして1位は、YouTuber・ウチら3姉妹とうあの言葉で、女子中高生に大流行した「気まZ」に決定した。
モノ部門
5位は、自分の推しのトレカケースをラインストーンやシールでデコる「トレカデコ」。4位は、韓国の菓子や飲み物を家やホテルに持ち寄って旅行気分を味わう「渡韓ごっこ」。3位は、体型に関するいくつかの質問に答えるだけで自分の骨格に合ったファッションスタイルを診断してくれる「骨格診断」。2位は、韓国大人気サバイバルドラマ「イカゲーム」。そして1位は、合計99人が参加したグローバルガールズオーディションプロジェクト「Girls Planet 999:少女祭典(通称:ガルプラ)」に決定した。
アプリ部門
5位は、韓国アイドルのミュージックビデオやライブ、日常の投稿などを視聴できるアプリ「UNIVERSE」。4位は、ファッションから食品まで多彩な商品を販売する通販アプリ「Qoo10」。3位にも、女子中高生に人気の通販アプリ「SHEIN」が入った。2位は、好きな写真や映像をつなげてプロが編集したような動画が手軽に作れる「CapCut」。そして1位は、インスタグラムの動画・写真加工機能「ストーリーズエフェクト」に決定した。
ヒト部門
5位は、変身メイク動画がYouTubeで総再生回数1600万回を記録し、中毒性のあるフレーズや個性的なキャラがクセになる「ウチら3姉妹とうあ」。4位は、無名の新人歌手ながら自作ミュージックビデオがYouTubeで再生回数3200万回を突破、ドラマ主題歌やSpotifyのCM曲にも起用された現役大学生シンガー「Vaundy」。3位は、幼なじみのNIKOとRIHOがコンビを組むYouTuber「平成フラミンゴ」。2位は、累計3200万部の大ヒット漫画「東京卍リベンジャーズ」の実写版ドラケン役で大ブレイクした「山田裕貴」がランクイン。そして1位は、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』で選ばれた11人組グローバルボーイズグループ「INI」に決定した。  
●JCJK流行語大賞、2021年を代表する言葉に「きまZ」が選出
女子中高生向けのマーケティング支援などを手がけるAMFは11月29日、2021年7月〜11月までのトレンドをまとめた「2021年の流行語大賞」を「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分けて発表した。
選考を担当したのは、同社が運営するトレンドリサーチが得意な全国の女子中高生からなるマーケティング集団“JCJK調査隊”のメンバーだ。各部門の1位とランクインの特徴は以下の通り。
ヒト部門で1位を獲得したのは、ボーイズグループのINI。JO1を輩出したオーディション番組「PRODUCE101 JAPAN」のシーズン2でデビューを果たした11人組のアーティストだ。語学力も高いことから「グローバルに活躍できそう」と多くの女子中高生から注目を集め、オーディション番組戦国時代と呼べる2021年の代表的なアーティストとなった。
その他、ヒト部門では2位に俳優の山田裕貴さん、3位に女性2人組YouTuberで、「いま最も見られている」と言われる平成フラミンゴ、4位にはソロアーティストのVaundy、次いで5位にYouTuberのとうあさんがランクインした。
モノ部門で1位を獲得したのは、日中韓で繰り広げられる新人ガールズグループのオーディション番組「Girls Planet 999」。ヒト部門に続き、こちらもオーディション関連番組のコンテンツが最も票を集めた。番組には現役の女子中高生の参加者も多く、「誰推しかで盛り上がった」という女子高生の意見も多く聞かれたという。
2021年大ヒットとなったNetflixオリジナル韓国ドラマ『イカゲーム』は2位に。劇中に登場したカルメ焼きやだるまさんがころんだなどを、文化祭の出し物ですることになったという声もあり、中高生ならではの意見が聞かれた。
アプリ部門では、Instagramの「ストーリーエフェクト」やCapCutなどのカメラ、写真加工、動画編集アプリがランクイン。その他、中国発ファッション通販サイト「SHEIN」やコスメ通販アプリの「Qoo10」が続いた。
最後に、コトバ部門の1位として、2021年の女子中高生を代表する言葉に決定したのは、「きまZ」。ヒト部門で5位を獲得したとうあさんが“気まずい”状況を表す言葉としてYouTube動画内で発信していたものだ。両手を顔の前で平行にZの形にする「きまZポーズ」も、女子中高生の間で写真撮影をする際の定番ポーズとなっている。
2位には、小室圭さんが婚約発表の際に発した「Let it be」。眞子さんとの結婚の際にその発言が再注目され、その発言を音源としたTikTok投稿が多く見られたことからランクインしたと考えられる。4位、5位にもTikTokで数多く投稿されているコンテンツ「平成ギャル」や、「超チルなラッパー」といった言葉がランクインしており、女子中高生がTikTokから少なからず影響を受けていることも推測できる結果となった。  
●2021年JC・JKの流行語大賞! 「ガルプラ」「渡韓ごっこ」「CapCut」
「2021ユーキャン新語・流行語大賞」が発表された。年間大賞は、野球選手・大谷翔平投手の「リアル二刀流/ショータイム」だったが、今年一年間、若い世代ではやったモノ・コトバは何だっただろう? AMF(東京)は、女子中高生の「2021年流行語大賞」を発表した。
発表は、「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門ごと。ヒト部門で1位に輝いたのは、アーティストグループの「INI」。オーディション番組戦国時代とも呼ばれている今年。INIは、オーディション番組「PRODUCE101 JAPAN SEASON2」出身の新人グループだ。ヒト部門2位は、俳優の「山田裕貴」。3位は、YouTuberの「平成フラミンゴ」となった。
モノ部門の1位は、オーディション番組「Girls Planet 999」。最終回の生放送は総視聴数が535万を超えるなど、2021年の女子高生を象徴するコンテンツとなった。2位は「イカゲーム」で、3位は「骨格診断」だった。
アプリ部門の1位を獲得したのは、Instagramの「ストーリーエフェクト」。特にグリッターエフェクトの人気が根強く、「とにかく顔が盛れる」と女子中学生に支持されている様子。2位は、TikTok用の動画加工アプリ「CapCut」。3位は、海外の激安通販アプリ「SHEIN」がランクインした。
コトバ部門で栄えある1位になったのは「きまZ」。文字通り気まずいを表現する言葉で、両手を顔の前で平行にしてZの形にする「きまZ」ポーズも定番になっているとか。2位は、小室圭さんが婚約発表の際に使った「Let it be」。3位は、「〜してもらって」の派生にあたる「〜もろて」となった。 
 
 
 
 
 

 

●「流行語大賞2021」 中高生が選んだら 1位副反応 2位SDGs 3位マリトッツォ
2021年に流行した言葉を決める「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」。ノミネートされた30候補のうち、中高生の間で流行していた言葉はどれでしょうか。高校生新聞では、LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の中高生のうち、202人に11月にアンケートをしました。寄せられた声の一部を紹介します。
ノミネートされた30候補のうち、流行った言葉は?
新語・流行語大賞にノミネートされた30候補の中から、「周りで流行したと思う言葉」を選んでもらいました。1位から10位を中高生のコメントともにご紹介します。
1位 副反応 63.9%
今年、地域や年齢ごとに接種がスタートした新型コロナウイルスのワクチン。その副反応はニュースやSNSなど、さまざまなメディアで取り上げられました。中高生の間でもたくさん話題に上がったようです。
   副反応が話のネタに
学校で友達と「副反応どうだったー?」などたくさん話していました。(みさきち・中学2年)
   コロナ禍あるある:ワクチンの副反応で学校を休む
新型コロナウイルスのワクチンを打つときは「ワクチン打つから副反応で明日休むかも〜」と友達に話していました。クラスでも副反応で休んでいた人がいました。(めいけん・高校1年)
学校の友達は、「ワクチンの副反応出て学校休めないかな〜」とよく言っていました。学校でお休みの人がいると、先生が「ああ、〇〇さん副反応で休みね」ということも多くありました。(きょもち。・高校2年)
2位 SDGs 51.0%
2015年に国連の会議で定められた国際的な目標であるSDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)。メディアに取り上げられるだけではなく、授業で扱う学校もあったようです。
   「SDGsに触れる機会が多かった」1年
学校でSDGsに関係したレポートを提出したり、SDGsのボードゲームを開催したりと、SDGsに触れる機会が多かった。(ちょんまげ・高校2年)
   「18個目の目標」を考えた
SDGs は学校の授業で18個目の目標をみんなで考えました。すべての人が活躍できる世界、空を守る、若者の政治への興味などいろいろな案が出ました。(めいけん・高校1年)
3位 マリトッツォ 49.5%
「マリトッツォ」とは、ブリオッシュというパンに生クリームを挟んだスイーツです。現在はコンビニやパン屋などでも手軽に買えるようになりました。
   英語の授業で使われていた
マリトッツォが英語の授業で使われて「本当にはやっているんだな」と感じました。(三笠・中学2年)
   学校終わりに食べた
学校終わりに友人と食べに行ったりしました。(のんの・高校3年)
   学校の近くに売っていた
学校近くのパン屋さんで売っていました。(マシュマロ・高校1年)
4位 うっせぇわ 48.0%
「うっせぇわ」は歌手のAdoさんが歌う楽曲です。インパクトのある歌詞やミュージックビデオは多くの人をとらえました。カラオケで歌う中高生も多かったのでは?
   「とりま、うっせぇわ歌っとく?」
カラオケで「とりま、うっせぇわ歌っとく?」という感じで使っていました。(すーりん・高校1年)
   小言の返事に
よくお家にいる時に親から小言など言われると妹が使っていました。学校でも流行っていました。(ソア・中学3年)
5位 ウマ娘 45.0%
「ウマ娘」は実在の競走馬を擬人化した異世界のキャラクターたち(ウマ娘)を育成し、レースなどを行うスマホゲームのことです。アニメや漫画でもウマ娘たちの世界を楽しめます。中高生の間ではゲームだけではなく、主題歌なども流行しました。
   主題歌で踊って盛り上がり
主題歌の「うまぴょい伝説」を運動会で使用したり、クラスで競馬が流行したりと、性別関係なくクラスみんなで盛り上がりました。(ラピスラズリ・中学3年)
学校の文化祭で、他クラスがウマ娘の「うまぴょい伝説」を踊っていて、とても盛り上がりました。(moon・中学3年)
5位 推し活 45.0%
好きなアイドルなど自分の「推し」を応援する活動が「推し活」です。コロナ禍で対面のライブが難しくなった時期は、オンラインライブ配信やオンラインでのグッズ販売などで推し活に励むなど変化もあったのだとか。
   「何してるの?」→「推し活してるの〜」
推しのグループの曲を聴いてる時に「何してるの〜?」と聞かれたら「推し活してるの〜」って言います(笑)(にんじん・高校1年)
「推し活」の一環として、好きなジャニーズの出演するテレビをチェックしたり、同じグループのファンの子と話したりしました。ジャニーズのファンは前々から推し活をしていたと思います。(めいけん・高校1年)
7位 変異株 42.6%
「新型コロナウイルスの変異株が世界各地で発見された」という情報が各メディアで取り上げられました。言葉として使った人は少なかったようです。しかし、テレビなどで知り、不安を覚えた人は少なくないのではないでしょうか。
   テレビでよく見かけた
「変異株」という言葉はずっとテレビで流れていた気がします。(リボン・高校3年)
8位 黙食/マスク会食 42.1%
「黙食」「マスク会食」いずれも感染症対策をしつつ食事をする際の新しいマナーです。「黙食」は必要最低限の会話のみで黙って食べることです。「マスク会食」は食べるときはマスクをとり黙って食べ、話すときはマスクを着けてから話す、という風に会食をすることです。中高生のお昼休みにもこの新マナーが適用されていたようです。
   黙食チェックに先生が見回り
お昼時間に学年の先生が「黙食してください」と言いながら廊下をうろうろしています。先生は「先生たちもめちゃくちゃお腹すいてる中見回ってるから、教室覗きに来た時、『また来たよ』とか思わず、応援してね」と言っていました。(すたーあにす・高校1年)
9位 ピクトグラム 31.2%
言語の壁を越えて絵で伝える「ピクトグラム」。東京オリンピックの開会式の際に競技のピクトグラムのまねをするパフォーマンスが行われ、注目が集まりました。
   オリンピック関連の話題の一つに
オリンピックの話をしていたときに話題に上がりました。(なね・高校2年)
10位 イカゲーム 30.2%
「イカゲーム」とはNetflixで配信されている韓国ドラマです。世界中で大人気となりました。中高生の間では、作中に登場するゲームや世界観をまねすることが流行ったようです。
   ジャージ着て「だるまさんがころんだ」
今年の文化祭で、私たちのクラスはイカゲームの世界観を再現した装飾を作りました。(夏蜜柑・高校2年)
みんなで体育の時間にジャージを着て「だるまさんがころんだ(編集部注:作中で登場人物が行うゲームの一つ)」をしました!(みみ・中学2年)
11位から28位は以下の通りでした。
11位 自宅療養 26.2%
12位 ジェンダー平等 24.3%
13位 親ガチャ 20.3%
14位 ヤングケアラー 16.8%
14位 13歳、真夏の大冒険 16.8%
16位 路上飲み 15.8%
17位 Z世代 15.3%
18位 リアル二刀流 12.4%
18位 ショータイム 12.4%
20位 チキータ 10.4%
21位 ゴン攻め/ビッタビタ 8.4%
22位 ととのう 5.4%
23位 人流 5.0%
24位 カエル愛 3.5%
25位 エペジーーン 2.5%
26位 NFT 1.0%
26位 ぼったくり男爵 1.0%
28位 スギムライジング 0.5%
28位 チャタンヤラクーサンクー 0.5%
28位 フェムテック 0.5%

中高生の日常生活でよく使うようになった「副反応」や「黙食/マスク会食」、身近で手に入る「マリトッツォ」、人気コンテンツ「ウマ娘」「イカゲーム」などが選ばれていました。
反対に女性の健康の課題をテクノロジーで解決する商品を表す「フェムテック」、ピクトグラムを除き、東京五輪に関係する言葉(空手の形「チャタンヤラクーサンクー」、ボッチャ杉村選手の必殺技「スギムライジング」、IOCバッハ会長を評した「ぼったくり男爵」)を選んだ人は少ない傾向でした。  
 
 
 
 
 

 

●2021年流行語、ファッション業界のベスト3は「D2C」「NFT」「フェムテック」
年末恒例になった「『現代用語の基礎知識』が選ぶ2021年ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30が11月4日に発表になった。当然のことながらコロナ関連(「自宅療養」「人流」「副反応」「黙食/マスク会食」「変異株」「路上飲み」)が6つ選ばれている。さらにオリ・パラ強行開催の政府への忖度ではないかと思えるほどオリ・パラ関連(「エベジーーン」「カエル愛」「ゴン攻め/ビッタビタ」「13歳、真夏の大冒険」「スギムライジング」「チキータ」「チャタンヤラクーサンクー」「ピクトグラム」「ぼったくり男爵」)は9つも選ばれている。さらに2021年最大のヒーロー大谷翔平関連は「ショータイム」「リアル二刀流」と2つも選ばれている。これですでに17個である。
また、格差拡大で社会の不平等に関する不満を表した言葉が目立ってきているのも今年の特徴だろう。「うっせぇわ」「親ガチャ」「ヤングケアラー」の3つが選ばれている。
さて、こうした中でファッション&アパレル&ライフスタイル関連の流行語では、「SDG's」「NFT」「ジェンダー平等」「Z世代」「フェムテック」の5つが上がっている。最近はいわゆるトレンドやアイテムなどファッション関連の言葉が流行語になることもほとんどなくなっているが、この5つの言葉は、今年企画書や記事や批評にかなり登場した言葉だった。「サステナブル」「エコ」「エシカル」という言葉に代わって、今年SDG’sが登場した。2015年に国連がすべての加盟国の合意で採択した「持続可能な17の開発目標」のことで2030年までに達成すべきだとしている。その17の目標のひとつである「ジェンダー平等」もノミネート30の中にリストアップされている。「ボクたちだってスカート履きたい!」というのがファッションの世界では「ジェンダーフリー」の端的な表現であろう。
「Z世代」というのも今更の感はあるが取り上げられている。1995年から2005年あたりに生まれた男女のことだが、この世代の攻略がなかなか進まないのが、旧来型アパレルメーカーの衰退の原因になっているようだ。この2021年流行語大賞ノミネート30にはとり上げられなかったが「D2C」(Direct to Consumer)ブランドに月商1億円を軽く超えるようなブランドが誕生している。化粧品では言うまでもなく、アパレルの世界でも「ファブリック トウキョウ」「アメリ ヴィンテージ」「コヒン」などが台頭している。こうした流れに乗っていこうと、「チューズベース シブヤ」(そごう西武)や「明日見世」(大丸松坂屋)などD2Cブランドにショールームを提供する百貨店が今年後半には現れている。
「NFT」は非代替性トークンのことだが、ファッション業界では「アンリアレイジ(ANREALAGE)」がアニメ『竜とそばかすの姫』とコラボレーションし発表した2022年春夏パリコレクション(動画)のNFT作品11点が、日本初のNFT美術館「NFT鳴門美術館』によって5000万円で購入された。日本のファッション業界で一早くNFTがビジネスになった例だが、今後もこうした例は続いていきそうだ。リアルな商品でなくとも購入者を満足させる唯一性のあるNFT商品にファッションの未来はあるかもしれない。
そして、今回の流行語大賞ノミネート30語の中でファッション&アパレル&ライフスタイル分野において今後最大のビジネスになりそうなのが「フェムテック」である。女性(フィメール)と技術(テクノロジー)を合成した言葉で、女性の抱える心身の健康問題をテクノロジーで解決する製品やサービスのことだ。2025年には5.3兆円の市場になると予想されている。すでに吸水型サニタリーショーツが大きな市場を形成しているが、今後ウェアラブル搾乳機、膣トレーニンググッズ、生理や排卵日の予測アプリ、妊活用アプリ、産婦人科向けオンライン診療システムなどの本格化が期待されている。
ファッションでは、「D2C」「NFT」「フェムテック」が2021年の流行語ベスト3と言えそうだ。
 
 
 
 
 

 

●egg流行語大賞2021
年末恒例、egg流行語大賞2021を発表〜〜〜!!eggモデル・eggガールズ・egg視聴者などの現役ギャル総勢5000人にアンケートを実施し、egg的今年の流行語を勝手に決めさせて頂いております!昨年のegg流行語大賞にランクインした長州力さんの名言【飛ぶぞ】は今年すごくテレビに取り上げられて話題になりましたね!今年の流行語も話題をかっさらっちゃう可能性あるかも?
10位 こみこみで
ゆうちゃみがテレビに出演した時、テンパりすぎて作った言葉。意味は【色々な意味で、全部合わせて】。何を聞かれてもこの返事をしておけばどーにかその場を乗り切る事が出来る便利な言葉。
9位 なんでも言っちゃって〜
意味はそのまま【なんでもいっちゃっていいよ】。若手ラッパーのLEXさんが出した楽曲。【なんでも言っちゃって】の音源を使って、TikTokでも大バズリした。近年、若者やギャルの間でHIPHOPが大ブーム中。
8位 アセアセ
困った時、焦った時などの語尾に付けて使用。若干相手をイラっとさせる効果あり。ネタ元はあせっている顔文字についている言葉から引用した言葉。(使用例)『料理失敗したかも〜アセアセ』(顔文字)(-“-;A …アセアセ (;^_^A アセアセ・・・
7位 ひよってるやついる?
東京リベンジャーズに出てくるマイキーのセリフ。TikTokでバズった言葉。みんなを一致団結させる効果あり。(使用例)『この中にももちゃんにひよってるやついる?いねーよなー!?』
6位 イエベ。ブルベ。ギャルべ。
パーソナルカラーの基本となる色分類のことで、生まれ持った肌色のベースが黄み寄りなら「イエローベース(=イエベ)」、青み寄りなら「ブルーベース(=ブルベ)」に分けられる。通常この2パターンだが、そこには【ギャルべ―ス】が存在し、生まれ持ってのギャル顔の子を【ギャルべ】と呼ぶ。eggで言うと、あいみが【ギャルべ】。
5位 ずっしょ
【ずっと一緒】の略語。ストーリーやプリクラなどに文字で書く事が多い。【ずっとも】(ずっと友達)等の変化形。eggモデルで言うとモモやえりぴが多用中。
4位 超チルなラッパー
元ネタは受験を辞めたいと悩んでいる女子高生へのアンサーとして、どこかの女子高生が投稿したTikTok動画から始まっている。今すぐ受験を辞める方法として彼女が提案したのが、進路指導室で先生に将来の夢を聞かれた時は「え?あーしの夢っすか〜?超チルなラッパー。」と言うようにアドバイスした。「え?あーしの夢っすか〜?超ギャルなプッシャー。」と韻を踏んだ変化形も最近では登場している。このネタがバズる所からも、近年若者の中でHIPHOP人気が高まっている事が伺える。
3位 羽ばたいてるね
えりぴ発祥の言葉で、【盛れてるね】【イイ感じだね】等のニュアンスを持つ言葉。昔でいう【イケてるね】に近い使い方をされる。まだ使っているギャルは少ないが、年末年始に向けてブームの予感。
2位 ルーズソックス
令和JKも履きだしてブーム到来⁉ 平成JKは運動会や文化祭、ディズニーランドに行くときなど、“特別な日”の思い出としてルーズソックスを履くことが多かったが、令和になりファッションに取り入れる女の子が少しずつ増えていき、ストリート系のファッションに組み合わせるコーディネートがプチバズリした。そして今年、“特別な日”だけでなく、日常的に女子高生が制服にルーズソックスを合わせるファッションが流行。egg復活の4年前から、eggモデル達は制服や私服に合わせて着こなしを発信していた。もしかしてeggがルーズソックスを再ブレイクさせた疑惑も⁉
1位 きゃぱい
ゆうちゃみ発祥の言葉。意味はキャパオーバー。いっぱいいっぱいな様子や、テンパっている事を表す言葉。【きゃぱい】が生まれたきっかけは、仲良しの大阪のおばちゃんの口癖が「キャパオーバーやわ」だった所から、ゆうちゃみが「長いから【きゃぱい】で良くない?」と助言した事がきっかけで誕生。文章にする場合は、カタカナではなく平仮名の方がかわいいと言うのがゆうちゃみのこだわりもアリ。 
 
 
 
 
 

 

●ギャルが選んだ流行語 1位は「きゃぱい」・2位は「ルーズソックス」
株式会社MRAはギャル雑誌「egg」の専属モデル・読者モデル・フォロワー等の現役ギャル5000名を対象にアンケートを実施。その結果をもとにした「egg流行語大賞2021」が発表されました。
「きゃぱい」「ずっしょ」など大人たちには聞きなれないフレーズから、昭和&平成世代には懐かしい「ルーズソックス」まで様々な言葉がランクインしています。
1位はキャパオーバーでテンパっている事を表す「きゃぱい」。egg専属モデルであるゆうちゃみが、仲良しの大阪のおばちゃんの口癖が「キャパオーバーやわ」だった所から「長いから『きゃぱい』で良くない?」と助言したのがきっかけで誕生したとのこと。ゆうちゃみいわく、文章にする場合はカタカナではなく平仮名の方がかわいいそうです。
2位には令和JKも履きだしてブーム到来(!?)と言われている「ルーズソックス」がランクイン。令和JKの間では日常的に制服にルーズソックスを合わせるファッションが流行しているのだとか。制服だけでなくストリート系のファッションに組み合わせるコーディネートがプチバズリしたことでも注目を集めています。
3位は「羽ばたいてるね」。昔でいう「イケてるね」に近い使い方をされる言葉で、eggモデルのえりぴが発祥とのこと。まだ使っているギャルは少ないものの、年末年始に向けてのブームを予感させるフレーズなのだとか。
4位はTikTok発の「超チルなラッパー」。受験を辞めたいと悩んでいる女子高生へのアンサーとして、進路指導室で先生に将来の夢を聞かれた時に「え?あーしの夢っすか〜?超チルなラッパー」と言うようにアドバイスした動画が元ネタとなっています。最近では「超ギャルなプッシャー」と韻を踏んだ変化形も登場しているとのこと。このネタがバズる所からも、HIPHOP人気が高まっている事が伺えます。
5位はずっと一緒の略語である「ずっしょ」。ずっとも(ずっと友達)などの変化形で、ストーリーやプリクラなどに文字で書くことが多いそうです。
6位にはパーソナルカラーの基本となる色分類、イエローベース・ブルーベース・ギャルベースの略語「イエベ・ブルベ・ギャルべ」、7位には東京リベンジャーズに出てくるマイキーのセリフとしても知られる「ひよってるやついる?」がランクイン。
以下8位は「アセアセ」、9位は「なんでも言っちゃって〜」、10位は「こみこみで」という結果となっています。 
 
  
 
 
 

 

●東北流行語大賞2021
俺たちの菅波
宮城県気仙沼市と登米市が舞台となったNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」を代表してエントリー。主人公のモネ(演:清原果耶さん)の相手役となった坂口健太郎さん演じる菅波光太朗医師を応援するハッシュタグ。
「納得できませんね」「ありえない」と理屈っぽく、「あなたのおかげで…は麻薬」「19対5」など視聴者までをも困惑させる言葉を発するが、実はサメ好きで、「あなたの痛みは僕には分かりません。でも、分かりたいと思っています」との優しさでモネのハートをわしづかみ。視聴者のこれから一体どうなるのか、大丈夫かといった思いからトレンドワードが生み出される形となった。このほか、#休菅日、#菅波砲、#菅波沼などのワードがSNSを賑わせた。
おかえりマー君
大リーグ、田中将大選手は古巣、東北楽天ゴールデンイーグルスに復帰した。復帰1年目は23試合に登板して4勝9敗。その結果についてはさまざまな意見があると思われるが、ファンとともに歩みたいという思いがシーズンを通じて伝わってきた。
「おかえりマー君」。この言葉をあらためてかみしめるために、ぜひあの瞬間の映像を見直したい。2013年11月3日。仙台で開かれた日本シリーズ第7戦のジャイアンツ戦。3−0でイーグルスリードの9回表。前日、160球を投げて敗戦投手となった田中選手が連投のマウンドに上がった。球場全体が異様なほどに盛り上がる中、田中選手は球団創立9年目にして初の日本一をプレゼントしてくれたのだ。東日本大震災から2年目。震災の傷跡がまだまだ深刻な中、もらった奇跡のプレゼントだった。
福島の桃、デリシャス
7月の東京五輪で、福島市での試合を終えたソフトボールアメリカ代表のエリクセン監督が記者会見で放った一言。滞在中のホテルで福島の桃のあまりのおいしさに驚き6個も食べてしまったというエピソードに、Twitterでは福島県民をはじめ全国の人々が喜びや感謝の言葉をツイート。一時「福島の桃」が日本のTwitterトレンドワード上位にも入った。
山形版ピクトグラム
東京五輪で採用された競技を表す絵文字ピクトグラムの「山形版」として、7月31日に山形県の公式ツイッターにて発表され大きな話題を呼んだ。「花笠踊り」「芋煮」のほか、35市町村すべてで湧く「温泉」、面積の70%以上を山地が占め登山愛好家を魅了する「登山」、村山市発祥・日本武士道の基本となった「居合道」、収穫量日本一の「サクランボ」の6点を表現。山形県広報広聴課は「オリンピックの際にツイッターで個人的にピクトグラムを作成している方々がいたので、その勢いに乗って制作しました。山形県の魅力を知ってほしかった」とその経緯を話した。
北海道・北東北の縄文遺跡群
2021年7月、北海道・青森・秋田・岩手の1道3県に連なる縄文時代の遺跡群が世界文化遺産に登録された。環状列石や貝塚をはじめとする、全17の遺跡群である。縄文時代は大きくわけると6つのステージに分類されるが、北海道・北東北縄文遺跡群では、この流れを連続的に追うことができる点が評価された。
ホタテ水着
青森県むつ市の海鮮問屋・阿部商店が2011年から制作・販売している商品。青森の豊かな海が育んだ大きなホタテ貝が紐で結ばれた大胆なデザインで、今年9月にむつ市のふるさと納税の返礼品に登録されると、Twitterで3万リツイートに迫るほど話題に。ふるさと納税サイトで一時、装飾品・工芸品部門一位に輝くなど、むつ市のふるさと納税額に大きく貢献した。
ふるさと納税への登録は、今年8月に下北半島を襲った豪雨災害がきっかけ。阿部商店の阿部学さんは「地元の養魚場等の被害を目の当たりにして、面白い商材からむつ市の被害状況を少しでも知って頂き支援金等に結びつけばと考えた」とその経緯を語る。むつ市への6千円以上のふるさと納税で返礼品として受け取ることができる。
サキホコレ
秋田県の新しいブランド米。コンセプトは「コシヒカリを超える極良食味品種」。お米一粒一粒の美味しさが感じられるのが特徴で、高い品質を維持するために作付地域を限定しているとのこと。令和4年秋の市場デビューを見据え、今年は秋田県内、アンテナショップでの販売、学校給食で提供されるなどした。キャッチコピーは「うまさ満開」。
弘前に松屋
2021年9月、弘前市内の空き地に工事看板が立った。「松屋弘前高田一丁目店」。
待望の「松屋・青森へ初出店」。長らく秋田県と青森県は「松屋空白地帯」であり、青森県民が松屋へ行く場合は、岩手県盛岡市まで行く必要があった。それが2021年9月に東北自動車道花輪SA(秋田県鹿角市)に松屋ができ、続いて県内にも出店が決まった。青森県民大歓喜。
清水屋閉店
山形県酒田市中心部の大型店「マリーン5清水屋」(マリーンファイブしみずや)は7月15日、71年の歴史に幕を閉じ、多くの市民が別れを惜しんだ。清水屋は1950年に開業。長年中心商店街を牽引してきたが、客足の落ち込みや前経営者の逝去などにより、営業継続を断念した。閉店セールには多くの市民が詰めかけ、SNSには思い出や感謝のメッセージが相次いで投稿された。県内では2020年に経営破綻した大沼(山形市)に続く閉店で、同県から「デパート」の灯が消えた。
泉外旭川駅
2021年3月13日に開業した奥羽本線の新駅で、秋田駅から土崎駅の間に開設された。秋田県内では20年ぶりの新駅。既存駅の距離は7.1kmで、県庁所在地の中心駅から隣駅までの距離では東北6県で最長だった。駅名は、駅の南側の泉地区と北側の外旭川地区からとった。
大谷MVP
米大リーグエンゼルスの大谷翔平投手(27)の活躍ぶりには、野球ファンならずとも引き付けられたはずだ。打率2割5分7厘、46本塁打、100打点、26盗塁をマーク。リーグMVP、コミッショナー特別表彰、シルバースラッガー賞など、大谷選手が獲得した主要な賞は11冠に達する。
大谷選手は岩手県奥州市出身。北海道日本ハムファイターズから米国に渡った。2021年は新型コロナウイルスの感染拡大によって世界中が重圧にあえいだ。大谷選手の軌跡をたどるうちに世界的な感染症の重圧・不安から一瞬でも解き放たれるように感じた人は少なくないはずだ。
いわきFC
福島県いわき市、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、葛尾村をホームタウンとするサッカークラブ「いわきFC」は今年JFL初優勝し、文句なしの「J3」昇格を決めた。福島県ではJ3の福島ユナイテッドFCに続き2クラブ目、東北地方では7クラブ目のJリーグチームとなった。
いわきFCは2019年11月に全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)で初優勝を飾り、J3の一つ下にあたるリーグ「JFL」へ昇格。そこからわずか2年でのJFL優勝・Jリーグ昇格は、福島・浜通りを中心としたサポーターたちに大きな感動を与えた。
がんばるべし下北
青森県の下北半島は2021年8月の大雨で大きな被害を受けた。大間観光土産センターでは、下北豪雨被害支援ステッカーを販売。「がんばるべし下北」を合言葉に一致団結して復興に向かっている。このステッカーはオンラインショップで購入可能で、ステッカーの収益は、自治体を通じて全額寄付される。
浄法寺のねこ
1994年に岩手県浄法寺町(じょうぼうじまち。現・二戸市)で誕生した町のキャラクター。町内のお寺に伝わる猫塚伝説をもとに作られた。ところが、当時は出番が少なく、25年間倉庫に置かれていた。
転機は2019年秋、二戸市出身のロックバンド「SatoMansion」のイベントに登場した時に、ボーカルの佐藤和夫さんから「浄法寺のねこ」と名付けられた。以来、バンドのファンを中心にじわじわと人気が広がった。地域のイベントに積極的に顔を出し、SNSでは地元のグルメ情報を発信するなど、地元の魅力発信にも余念がない。また、スキーをしたり、隣町のキャラクターと交流するなど、アクティブな一面も。親しみやすさが人気を集めている。今後も目が離せないキャラクターである。
サン・ファン・バウティスタ号
江戸時代初期、仙台藩が建造した木造洋式帆船。藩主・伊達政宗の命によりヨーロッパに派遣された、支倉常長ら「慶長遣欧使節」一行は、この船で月浦(現・石巻市)を出航し、太平洋を渡った。1990年頃より、当時の偉業を未来に伝えるため、船の復元を望む県民の声が高まった。それを受け、1992年復元船の建造が始まり、翌1993年に進水式が行われた。後に石巻市内に完成したテーマパーク「サン・ファン館」に係留・展示された。
2011年の東日本大震災の大津波と翌月の強風では、内部の展示物の流出や、マスト等の折損と、甚大な被害を被った。カナダからの木材提供等により、2013年に修復が終了。宮城県内外から多くの人が見学に訪れ、歴史を伝えるシンボルとして親しまれてきた。ところが老朽化により、解体が決定。保存を望む声が相次いだものの、2021年11月より解体作業が始まった。 
 
 
 

 

●キャバ嬢たちが選ぶ流行語大賞
今年も「2021ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、ロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手の「リアル二刀流/ショータイム」が年間大賞を受賞した。今年は東京五輪とコロナ関連が主に占めた2021年だったが、夜の世界ではどんな1年だったのだろうか? キャバ嬢達に話を聞いたうえで「2021キャバクラ新語・流行語大賞」を今年も勝手に開催してみました! コロナの世相を反映した言葉もランクイン 。
5位 「ベロバロバー」  
元々は歌舞伎町にある同名の人気バー発祥だそうだが、Instagramのハッシュタグとして使うキャバ嬢が急増しているという。意味は「酔っ払ってベロベロになった状態」を表しており、同類語として本シリーズで2019年にノミネートされた「酒ヤクザ」や「酒クズ」などがある。都内の店に勤務する20代のキャバ嬢からは、「普通にベロベロと言うよりも『今日もベロベロバー♪』と言ったほうが何となくかわいい気がする」という声も。
4位 「出戻り組」  
今年1月からの度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によって、休業や時短営業を余儀なくされた夜の店。収入が激減して昼の仕事に転職するキャバ嬢もいたが、大半が時短営業の全面解除によって出戻りしたようだ。都内の店に勤務する20代のキャバ嬢からは、「やっぱり、昼の仕事はムリでした……」(26歳・都内キャバクラ勤務)という声も。キャストが豊富に出戻りした都内の一方で、人出不足に悩まされているのが大阪。元々、掛け持ちで働くキャバ嬢が多く、在宅勤務やリモート授業中は出勤が多かったという。しかし、出社や通学が再開された今となっては出勤人数が激減。営業再開されても女の子が少ないので、客が来ても入店させることができないほど深刻だ。
3位 「朝キャバ」
長きに渡る休業の苦肉の策としてオープンしたのが、朝方から昼過ぎまで営業する朝キャバ。元々、大阪には多かったが朝キャバだが、ことコロナ禍においては都内にも複数の店がオープンした。特に盛況だったのは歌舞伎町、池袋、そして錦糸町の下町エリア。歌舞伎町や池袋では深夜働く男性客、下町エリアでは定年退職した年配客から人気だったという。朝キャバで働く20代の女性キャストからは「時短のお陰で夜10時くらいになると眠くなるようになった。全面解除されても深夜営業に慣れないのでしばらく朝キャバで働くつもり。電車で帰れるし健康的になった気がします」という声も。
2位 「ドンペンTシャツ」
今年、注目を浴びた歌舞伎町の東宝ビル横にたむろう「トー横キッズ」と呼ばれる10代〜20代の若者達。彼らが揃って着ていたのが、ドン・キホーテの公式キャラクター”ドンペン”のTシャツだ。同じキャラクターのドンペンサンダルとともに、歌舞伎町の若者の間で”ドンペンコーデ”が流行した。その人気はキャバ嬢にも飛び火し、ドンペングッズは品切れが続出。フリマサイトにも多数出品された。しかし、品切れになっているのは歌舞伎町のドン・キホーテぐらいで都内の他店舗では在庫があったという。歌舞伎町の住人がいかに歌舞伎町から出られないかという闇が浮き彫りになった。また、トー横界隈の派生版として、大阪では道頓堀のグリコ看板の下にたむろす「グリ下界隈」と呼ばれる若者も出現。こちらは道頓堀沿いの戎橋の下ということもあり、大阪ミナミに勤務する20代のキャバ嬢からは「傍から見ると悲壮感がヤバかった」という声も。
1位(大賞) 「ひよってるやついる?」  
今年、若者の間で流行したものとしてランクインされた、週刊少年マガジンで連載中の大人気漫画「東京卍リベンジャーズ」。その登場人物である、マイキーこと佐野万次郎のセリフが大賞に選ばれた。「コロナだからって飲みに行くのひよってるやついる? いねえよなあ⁉」というSNSのストーリーが溢れ、コロナ禍でも営業する店や路上飲みをする若者で無法地帯と化した。キャラクターも人気を呼び、ハロウィンには東京卍會のコスプレ衣装を着たキャバ嬢がSNSを埋め尽くした。なお、キャバクラ嬢にどのキャラのコスプレをやったのか聞いてみたところ、佐野万次郎(マイキー)、羽宮一虎、佐野エマの回答が特に人気だったという。夜の世界で働いているとテレビをあまり見られなくなるため、世間のニュースや流行に疎くなってくる。しかし、今年はステイホームが長かったことや動画配信サービスの大幅な普及によって、世間の流行にキャバ嬢が近づいているように感じた。2022年はどんな新語・流行語が生まれるのだろうか。 
 
 
  

 

●2021年の「インスタ流行語大賞」
流行先取りメディア「Petrel(ペトレル)」の運営を行うパスチャー(東京都港区)は、トレンドを予測するメディアとして独自に選定した「インスタ流行語大賞」、流行に敏感な10〜20代女性に調査した「部門別インスタ流行語大賞」を発表した。2021年インスタ流行語大賞ランキングは、1位が「47JIIMOTOフラペチーノ」(96%)だった。
2位は「東京卍リベンジャーズ」(92%)、3位が「イカゲーム」(87%)、4位が「SHEIN」(80%)、5位が「セルフ写真館」(67%)だった。
1位の「47JIIMOTOフラペチーノ」は、スターバックスコーヒーが日本上陸25周年を記念した、47の各都道府県の地域限定で全国一斉発売したフラペチーノで、それぞれの地域のバリスタから出てきたアイデアを元に商品化した。
2位の「東京卍リベンジャーズ」は、週刊少年マガジンにて連載中の大人気漫画で、テレビアニメ化、実写映画化、舞台化が行われ今年最も盛り上がった漫画となった。
3位の「イカゲーム」は、Netflixで配信されている韓国のサバイバルテレビシリーズで世界中で話題となり、今年のハロウィンでは「イカゲーム」の衣装で動画や写真をアップしているインフルエンサーも多くいた。
「部門別インスタ流行語大賞」芸能人部門ランキング
10〜20代女性に調査した「部門別インスタ流行語大賞」芸能人部門のランキングでは、1位が「なにわ男子」、2位が「SnowMan」、3位が「JO1」、4位が「SixTONES」、5位が「杉野遥亮」だった。
1位の「なにわ男子」は、ジャニーズ事務所からCDデビューした7人組グループで、デビューが決定してからTV出演も大幅に増えている。
2位も、ジャニーズ事務所からデビューした「SnowMan」がランクインした。近年上位をキープし続け、インスタ女子からの人気の高さがうかがえた。ランキング全体でみても、新人アイドルグループが若者からの人気を集めていた。
YouTuber・TikToker部門ランキング
YouTuber・TikToker部門のランキングでは、1位が「コムドット」、2位が「平成フラミンゴ」、3位が「東海オンエア」、4位が「クレイジーマグネット」、5位が「ジャにのちゃんねる」だった。
1位の「コムドット」は、地元の友達で結成された男性5人組YouTuber。21年上半期に引き続き1位だった。
2位の「平成フラミンゴ」は、TikTokからYouTubeに参入し、チャンネル開設約1年半で登録者が156万人を突破した女性コンビで、 息の合ったシンクロ会話が話題となった。
アーティスト部門ランキング
アーティスト部門のランキングでは、1位が「JO1(ジェイオーワン)」、2位が「SnowMan」、3位が「SixTONES」、4位が「BTS」、5位が「なにわ男子」だった。
1位の「JO1」は、11人組のグローバルボーイズグループで、サバイバルオーディション番組「Produce 101 Japan」から生まれた。デビューから約1年半で、熱狂的なファンを多く抱えている。
このほか、ジャニーズ事務所のアイドルグループを中心に、韓国アイドルグループや韓国発のオーディション番組から誕生した日本人ボーイズグループのランクインが目立った。
流行語部門ランキング
流行語部門のランキングは、1位が「もみあげ手裏剣」、2位が「ちゅきちゅき」、3位が「はにゃ?」、4位が「きまZ(きまぜっと)」、5位が「しか勝たん」だった。
1位の「もみあげ手裏剣」は、他部門でも多数ランクインする「SnowMan」のメンバー、「向井康二(むかいこうじ)」考案の言葉で、最近では「もみしゅり」とも使われている。濃いもみあげをつまみ手裏剣のようにして投げ、「きゅんです」でも使われる指ハートを作る一連の動作から成る。
4位の「きまZ」は、YouTuberウチら3姉妹の「とうあ」が発信源の流行ワードで、気まずい時に使える新流行語だ。
もの・こと部門ランキング
もの・こと部門のランキングでは、1位が「推し活・オタ活」、2位が「オーディション番組」、3位が「東京2020夏季オリンピック」、4位が「嵐W入籍」、5位が「音声読み上げ機能」だった。
1位の「推し活・オタ活」は、「推し活動・オタク活動」の略で、アニメ・漫画、アイドルのファンとしての趣味活動全般を指す。コロナ渦で直接「推し」に会う機会が少なくなったことで活動の幅が広がったようだ。
今回の調査は、「Petrel」の公式Instagramアカウント「@petrel_jp」のフォロワーを対象にインターネットで行った。期間は21年10月20日〜11月2日、有効回答数は23万1521人(性別女性90.9%、男性9.1%)。
 
 
 

 

●ガジェット通信 「アニメ流行語大賞2021」「ネット流行語大賞2021」
「ガジェット通信 アニメ流行語大賞」
WEBメディア「ガジェット通信」の独自調査による「ガジェット通信 アニメ流行語大賞 2021」「ガジェット通信 ネット流行語大賞2021」が発表。『ウマ娘』『東京リベンジャーズ』『PUI PUI モルカー』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』などの関連ワードが上位にランクインしている。
「ガジェット通信 アニメ流行語大賞」「ガジェット通信 ネット流行語大賞」は、「ガジェット通信」が毎年実施する独自の流行語大賞だ。2021年にネットで流行した言葉や表現を募集し、応募があったノミネートワードで一般投票を実施。今回、その得票数上位ワードが発表となった。
「ガジェット通信 アニメ流行語大賞」金賞に輝いたのは、上半期に続いて『PUI PUI モルカー』の「モルカー/PUI PUI」と、同一得票数で『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のネットミーム「マフティー構文 /“やってみせろよ、マフティー!”“何とでもなるはずだ!”“ガンダムだと!?”」。
銀賞も上半期から引き続き『ウマ娘 プリティーダービー」の「うまぴょい」と、さらに同一得票数で『東京リベンジャーズ』の「ひよってるやついる?」が受賞。銅賞は『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の「連邦に反省を促すダンス」から派生したネットミーム「○○に反省を促すダンス」が獲得した。
<金賞>
・モルカー / PUI PUI(PUI PUI モルカー)
・マフティー構文/「やってみせろよ、マフティー!」「何とでもなるはずだ!」「ガンダムだと!?」(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ)
<銀賞>
・ひよってるやついる?(東京リベンジャーズ)
・うまぴょい(ウマ娘 プリティーダービー)
<銅賞>
・○○に反省を促すダンス(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ)
<上位ワード>
・うまい!(鬼滅の刃 無限列車編)
・さらば、全てのエヴァンゲリオン(シン・エヴァンゲリオン劇場版)
・ウマ娘(ウマ娘 プリティーダービー)
・えいえいむん!(ウマ娘 プリティーダービー)
・パクパクですわ(ウマ娘プリティーダービー)
・ゴルシちゃん(ウマ娘 プリティーダービー)
・オニャンコポン(進撃の巨人 The Final Season)
・見える子ちゃん(見える子ちゃん)
・今のはメラゾーマではない、メラだ。(ドラゴンクエスト ダイの大冒険)
・SSR鉄平(ひぐらしのなく頃に業/卒)
・ワシを信じて(ひぐらしのなく頃に/卒)
・グソクムシーwwwwwグソクムシーwwwwwグッソクソクソクwwwwwグッソクッムシーwwwww(ラブライブ!スーパースター!!)
・パウロ株(無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜)
・悪行ポイントが加算されます。(戦闘員、派遣します!)
・ぐんまパワー(ぐんまちゃん)
「ガジェット通信 ネット流行語大賞」
また、「ガジェット通信 ネット流行語大賞」金賞は今年大ヒットしたメディアミックスコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』から「ウマ娘」。銀賞は『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』のネットバナー広告がネットミーム化し広がりをみせた「男の人っていつもそうですね…! 私たちのことなんだと思ってるんですか!?」。そして銅賞には衆院選で話題となったワード「立憲共産党」が入賞した。
金賞:ウマ娘
銀賞:男の人っていつもそうですね...! 私たちのことなんだと思ってるんですか!?
銅賞:立憲共産党
<上位ワード>
・うっせぇわ/Ado
・ワクワクチン○ン
・親ガチャ
・マリトッツォ
・ねンだわ/KK
・菌メダル / 金メダルかじり
・おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。
・無免許当て逃げ都議
・捕まってないだけの詐欺師
・変異株/変異ウイルス
・ワクチン接種
・反ワク
・小室文書
 
 
 

 

●2021年インスタ流行語大賞
「インスタ流行語大賞」とは流行先取りメディアPetrel(ペトレル)がその年に話題・流行となったモノやコト、人物を表彰する賞です。Instagram(インスタグラム)での投稿数やトレンドの先取り感などを基準に独自に選定した「2021年インスタ流行語大賞」と、流行に敏感な10代〜20代女性を対象とした調査に基づく「部門別インスタ流行語大賞」があります。
「部門別インスタ流行語大賞」とは、Petrel公式Instagramアカウントの10代・20代女性を中心としたフォロワーに対し、ストーリーズでのアンケート調査によるユーザーのリアルな意見を集計し、決定した賞です。
芸能人部門 / YouTuber・TikToker部門 / アーティスト部門 / 流行語部門 / もの・こと部門、以上、 5つの部門で「部門別インスタ流行語大賞」を発表いたします。
2021年インスタ流行語大賞
2021年インスタ流行語大賞第1位に選ばれたのは「47 JIIMOTO フラペチーノ」。
「47 JIIMOTO フラペチーノ」は、全国47都道府県に約1600店舗を展開するスターバックスコーヒーが、日本上陸25周年を記念して2021年6月30日(水)に全国一斉発売したフラペチーノ。それぞれの地域のバリスタから出てきたアイディアを元に商品化され、地元の人々に向けて、47の各都道府県それぞれの地でしか味わえない限定フラペチーノを展開しました。
第2位には、「東京卍リベンジャーズ」がランクイン。『週刊少年マガジン』にて2017年13号から連載中の大人気漫画です。「東リベ」「東卍」などの愛称で親しまれています。テレビアニメ化、実写映画化、舞台化が行われ今年最も盛り上がった漫画なのではないでしょうか。
Netflixで配信されている韓国のサバイバルテレビシリーズ「イカゲーム」が第3位。ハラハラドキドキの生き残りゲームは日本のみならず世界中で話題となり、今年のハロウィンでは「イカゲーム」の衣装で動画や写真をアップしているインフルエンサーも多くいました。
また6位の「Let it be」や10位の「超チルなラッパー」など、TikTokを中心に流行した言葉もランクインしました。
芸能人部門
芸能人部門では、ジャニーズ事務所から2021年11月12日にCDデビューした7人組グループ「なにわ男子」が1位に。デビューが決定してからTV出演も大幅に増えており、今後の活躍が期待されます。
2位には2020年1月にジャニーズ事務所からデビューした「Snow Man(スノーマン)」がランクイン。近年上位をキープし続けておりインスタ女子からの人気の高さが伺えます。
また、2021年上半期のもの・こと部門で4位だった「日プ2(PRODUCE 101 JAPAN SEASON2)」からデビューが決定した11人男子グループ「INI(アイエヌアイ)」が8位に。ランキング全体としても新人アイドルグループが若者からの人気を集めている様子。
芸能人部門11位〜20位のランキングは下記になります。11位:赤楚衛二/12位:山田裕貴/13位:眞栄田郷敦/14位:BTS/15位:Aぇ!group/16位:坂口健太郎/17位:IMPACTors/18位:BE:FIRST/19位:SEVENTEEN/20位:ENHYPHEN。
YouTuber・TikToker部門
YouTuber・TikToker部門では、2021年上半期に続き地元の友達で結成された男性5人組YouTuber「コムドット」が1位を獲得。
上半期で20位だった「平成フラミンゴ」が第2位にランクイン。TikTokからYouTubeに参入し、チャンネル開設約1年半で登録者が156万人を突破した女性コンビです。 息の合ったシンクロ会話が話題になっています。
また7位の「むくえなちっく。」はYouTubeとMixChannelで合計25万人超の登録数を誇るJKツインズ。現役女子高生ならではの「あるある」ネタで同年代から人気を集めています。
YouTuber・TikToker部門11位〜20位のランキングは下記になります。11位:ばんばんざい/12位:ねむねむぼーい/13位:とうあ/14位:佐伯ポインティのwaidanTV/15位:48-フォーエイト/16位:もーりー【アホと弟】/17位:なこなこチャンネル/18位:中町綾チャンネル/19位:キヨ。/20位:きりのちゃんねる。
アーティスト部門
アーティスト部門で1位を獲得したのは「JO1(ジェイオーワン)」、2020年3月にデビューした、11人組のグローバルボーイズグループです。サバイバルオーディション番組「Produce 101 Japan(通称:日プ)」から生まれたグループで、デビューから約1年半、熱狂的なファンを多く抱える話題のグループです。
ジャニーズ事務所のアイドルグループを中心に、韓国アイドルグループや韓国発のオーディション番組から誕生した日本人グループのランクインが目立つ結果となりました。いずれもボーイズグループが人気の様子。
アーティスト部門11位〜20位のランキングは下記になります。11位:乃木坂46/12位:Sexy Zone/13位:BE:FIRST/14位:Hey!Say!JUMP/15位:YOASOBI/16位:嵐/17位:ENHYPEN/18位:TWICE/19位:平井大/20位:藤井風。
流行語部門
今年の流行語部門で1位になったのは「もみあげ手裏剣」。他部門でも多数ランクインしている「Snow Man」のメンバー、「向井康二(むかいこうじ)」のネタです。最近では「もみしゅり」の愛称でも親しまれています。
4位の「きまZ(きまぜっと)」はのYouTuberウチら3姉妹の「とうあ」が発信源の流行ワード。気まずい時に使える新流行語です。
また、10位の「さすい」は「さすが〇〇」という意味で使われる言葉で、2021年下半期から若者間でじわじわと流行しているワードです。「さすがにエモい」「さすがに可愛いすぎる」など全て「さすい」で表現することが可能。
流行語部門11位〜20位のランキングは下記になります。11位:おはようでやんす/12位:にゃんにゃん/13位:さーせぇん/14位:ぴえん/15位:一切なーい/16位:草/17位:ぴえん/18位:許せない/19位:それやめれる?/20位:詰んだ。
もの・こと部門
もの・こと部門で1位になったのは「推し活・オタ活」。「推し活動・オタク活動」の略で、アニメ・漫画、アイドルのファンとしての趣味活動全般のことを指します。
元は、応援するアイドルのコンサートや握手会に行ったりすることが「推し活・オタ活」でしたが、最近では「推し」の写真やアクリルスタンドなどのグッズを持参してカフェへ行き、写真を撮ったり、自作の写真ケースやキーホルダーなどを作ったりすることも「推し活・オタ活」のひとつです。コロナ禍で直接「推し」に会う機会が少なくなったことで活動の幅が広がったのかもしれません。
もの・こと部門11位〜20位のランキングは下記になります。11位:ガチャガチャ/12位:フルーツサンド/13位:リール動画作成/14位:アフタヌーンティー/15位:ホカンス/16位:セルフ写真館/17位:IKEA映え/18位:おうち居酒屋/19位:キーリングハンガー/20位:地球グミ。
 
 
 

 

●高校生が選ぶ2021年の流行語・話題のニュース
高校生向け広告・マーケティングを行う、TSUBASAグループのアイ・エヌ・ジーが、流行に敏感な関東の高校生男女200に『2021年の流行に関する調査』を実施した。「今年の新語・流行語大賞で選ばれると思うワードは?」という質問では半分以上の高校生が「イカゲーム」のワードを上げた。Netflixで人気の同作はこの他にも「高校生的2021年流行語大賞は?」や「今年一番流行ったと思う物事は?」などの2部門でも首位を独占。今年9月の配信から熱が冷めないことと相まって圧倒的な関心を集めた結果となった。また、今年一番印象的だったニュースの調査では俳優の菅田将暉と小松菜奈の結婚が1位に。さらに2人とも映画やドラマで大活躍中で、若年層に絶大な人気を誇っていることもあり、それぞれ「今年一番活躍したと思う女性有名人は?」と「今年一番活躍したと思う男性有名人は?」でも1位を獲得した。他ランキングは以下の通りだ。
今年の新語・流行語大賞で選ばれると思うワードは?
1位 イカゲーム 52.0%
2位 副反応 12.0%
3位 ウマ娘 9.5%
4位 黙食/マスク会食 6.0%
5位 うっせぇわ 5.0%
6位 SDGs 4.0%
7位 推し活 3.5%
8位 親ガチャ 3.0%
9位 Z世代 2.0%
10位 ジェンダー平等 0.5%
10位 ピクトグラム 0.5%
10位 変異株 0.5%
10位 マリトッツォ 0.5%
10位 リアル二刀流 0.5%
10位 路上飲み 0.5%
高校生的2021年流行語大賞は?
1位 イカゲーム 8.0%
1位 きまZ 8.0%
3位 はにゃ? 7.0%
4位 超チルなラッパー 6.5%
5位 アセアセ 5.0%
6位 ◯◯しか勝たん 4.5%
6位 Let it be 4.5%
6位 ひよってるやついる? 4.5%
9位 チルい 4.0%
9位 ウマ娘 4.0%
9位 すいやせぇん 4.0%
今年一番印象的だったニュースは?
1位 菅田将暉と小松菜奈結婚(すだなな結婚) 21.5%
2位 京王線ジョーカー男の刺傷事件 15.5%
3位 小室圭さんと眞子さん結婚 12.0%
4位 新型コロナウイルス感染拡大 10.0%
5位 小室圭さん「Let it be」発言 4.0%
5位 なにわ男子デビュー 4.0%
5位 ディズニーチケット値上げ 4.0%
8位 新型コロナウイルス感染者数の減少 3.0%
8位 嵐の櫻井翔と相葉雅紀が結婚 3.0%
10位 東京 2020 オリンピック開催 2.5%
今年一番流行ったと思う物事は?
1位 イカゲーム 18.5%
2位 コムドット 9.0%
3位 東京リベンジャーズ 7.0%
4位 マリトッツォ 4.5%
5位 なにわ男子 4.0%
5位 平成ギャル 4.0%
7位 Snow Man 3.0%
7位 地球グミ 3.0%
9位 Apex 2.5%
9位 フィルムカメラ 2.5%
9位 平成レトロ 2.5%
今年一番流行ったと思う楽曲は?
1位 ミライチズ/夜のひと笑い 8.0%
2位 Butter/BTS 7.0%
2位 ドライフラワー/優里 7.0%
2位 初心 LOVE/なにわ男子 7.0%
5位 うっせぇわ/Ado 6.5%
5位 水平線/back number 6.5%
7位 海のリビング/鈴木鈴木 3.5%
8位 10 月無口な君を忘れる/あたらよ 2.0%
8位 YOKAZE/変態紳士クラブ 2.0%
8位 雲の上/心之助 2.0%
8位 これからのこと/ケプラ 2.0%
8位 なにやってもうまくいかない/meiyo 2.0%
8位 なんでもないよ、/マカロニえんぴつ 2.0%
8位 フィクション/sumika 2.0%
8位 ベテルギウス/優里 2.0%
8位 ヨワネハキ feat. 和ぬか,asmi/MAISONdes 2.0%
今年一番活躍したと思うアーティストは?
1位 BTS 14.0%
2位 なにわ男子 10.0%
3位 YOASOBI 9.0%
4位 優里 8.0%
5位 Ado 7.5%
6位 Saucy Dog 4.5%
7位 鈴木鈴木 3.0%
7位 平井大 3.0%
9位 LiSA 2.5%
9位 LEX 2.5%
9位 村方乃々佳(ののちゃん) 2.5%
今年一番活躍したと思う女性有名人は?
1位 小松菜奈 19.0%
2位 浜辺美波 7.0%
3位 橋本環奈 4.0%
3位 村方乃々佳(ののちゃん) 4.0%
5位 重川茉弥 3.5%
6位 新垣結衣 3.0%
6位 石原さとみ 3.0%
6位 清原果耶 3.0%
6位 中町綾 3.0%
6位 生見愛瑠 3.0%
6位 森七菜 3.0%
今年一番活躍したと思う男性有名人は?
1位 菅田将暉 10.0%
2位 山田裕貴 9.5%
3位 コムドットやまと 7.0%
4位 眞栄田郷敦 5.0%
5位 吉沢亮 4.0%
6位 おいでやすこが 3.5%
6位 高杉真宙 3.5%
9位 目黒蓮 3.0%
9位 横浜流星 3.0%
10位 北村匠海 2.5%
 
  
 

 

●高齢者が今年の流行語大賞に困惑
年末恒例の流行語大賞、大賞に選ばれたのは3密だったね。そりゃあそうだろ。こりゃ誰も文句つけようがないよ。でね、流行ってのは流行り廃(すた)りと言って必ず廃るのが運命なんだからさ、コロナも早く廃ってほしい。流行語大賞を手土産に、一日も早く消え去ってほしいよね。しかし、他にもいろんな言葉がノミネートされてたけど、俺にはナンダカワカラナイのばかりだったよ。
流行語にピンとこない80代
愛の不時着/第4次韓流ブーム
・・・韓流って冬ソナなら知ってたけど、もういまのは知らないよ。ブームって言っても規模が全然違うだろ。ヨン様なんて女性たちがキャアキャア言って大変な騒ぎだったもんな。みんな急に韓国語習ったりしてさ。本当のブームって浮かれちゃって、傍から見てるとバカバカしいぐらいなんだよ。
あつ森
・・・知らないな。平敦盛(たいらのあつもり)ってのは知ってるよ。清盛の弟で、源平の戦いで一ノ谷の合戦だよ。まだ16歳だったんだよ。だけど熊谷直実に首を獲られちゃうんだ。
ウーバーイーツ
・・・知らないな。自転車乗って黒くて四角いリュック背負った出前? よくわかんないね。出前が流行ってるの? ステイホームで利用者が増えたんだ。ウーバーイーツって名前がわかりづらいよ。出前なんだからデーマーエーツでいいんじゃないの。年寄りにもわかりやすくしてくれよ。
ソロキャンプ
・・・知らないな。ひとりで山行ってひとりでキャンプするのが流行ってるの? まあ、このご時世だから密にならなくていいんじゃないの。ひとりで山の中いてさ、せいぜいオオカミに食われないよう気をつけてくれ(苦笑)。俺はひとりはやだよ、誰か話し相手がいないと退屈で仕方ないもの。
NiziU(ニジュー)
・・・知らないな。そういうアイドルが人気なの? 二十人でニジューってこと? 9人組なのか、だったらキューでいいよ。ホントなんでもわかりづらいよ。こりゃ問答だね、無理問答だよ。9人でもニジューとはこれいかに? ひとつでもまんじゅうと言うがごとしなんてな。ウマいねどうも。
フワちゃん
・・・知らないな。テレビによく出てる? そういう番組はほとんど見ないからな。いま人気者なんだ。フワちゃんねぇ・・・俺もマムちゃんって言われるけどね。うーん、フワって言ったら不破哲三さんならわかるけどね。共産党の顔だったからね。いま90歳? どうされてるんだろうね。
鬼滅の刃
・・・これは知らなかったけど、この言葉をよく見かけるよ。最初はキメツって読めなくてオニメツだと思ってた。鬼を退治するマンガだってな。主人公がタンジロウ? 鬼退治って言ったらモモタロウだろ。むかしむかしある所におじいさんとおばあさんが住んでました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗たくに行きました。鬼はまだ出てきません。これがホントの鬼の居ぬ間に洗たくです。めでたしめでたし、なんてな。この鬼滅の刃ってアニメ映画にすごく客が入ってるのか。そりゃいいことだ。興行収入が歴代2位だって? それはいいことだな。映画館も大変だもんな。桃太郎も鬼退治したあとは金銀のお宝を持って帰るわけだから、鬼退治で大金が残るのは世のならわしだね。

まあ、流行語大賞とは言うけど、こんなふうに候補にあがった言葉でもほとんど知らない言葉ばかりだよ。これが全部わかるの、せいぜい40〜50代ぐらいまでなんじゃないの?
編集部)――あと、女子高生の流行語とか、大学生の流行語とか、最近は世代ごとに選ばれるようになっていて、そうなると若者独特のコトバにはお手上げですね――。
そんなもんだよ。だから80代の俺が流行語にピンと来ないのも当然だよ。だからいっそのこと年寄り向け、高齢者向けの流行語大賞を設けてほしいね。免許返納が3位でしたとか、サンマが高かったが2位でしたとか、医者が言うにはが1位でしたとか(苦笑)。巣鴨の地蔵通り商店街あたりに会場作って発表したりしてな。俺はそっちのほうが気になるし、今年の大賞は〇〇〇だったねなんて話したくなるだろうな。
今年の漢字は密?
あとなんだ、今年を表す漢字は何になるかって? ああ、毎年暮れに京都の清水寺で発表してる世相を表す漢字だな。今年は12月14日に発表されるのか。あのね、これはけっこう前から俺は考えてたよ。今年の一字は密しかないよ。別に流行語大賞に3密が選ばれたとか関係なく、もう密で決まり。
だってさ、いままで84年生きててこんなに密、密、密・・・って言ったり聞いたりした年は無かったもの。密で決まりだよ。
あの密っていう字はさ、密閉、密集、密接の三密を避けましょうなんて、今年はあまりよくない、否定的な意味で随分と使われたけどさ、本来はとても徳の有るいい字なんだよ。古くから仏教に三密の教えってのがあるよ。確か、空海さんの教えだよ。ちょっと編集部、調べてごらんよ。
編集部)――あ、ありました。空海上人の真言宗など密教での基本的な教えで、三密は身密(しんみつ)・口密(くみつ)・意密(いみつ)を合わせたものです。それぞれの意味ですが、身密は身体や行動、口密は言葉や発言、意密は心や考え。ざっくりですが、この身・口・意を修行で整えきちんと保つことが大事であるという教えです――。
俺もいまから修行して仏の道を極めたら、毒蝮三太夫から毒蝮三密に生まれ変わるってもんだ。それに密っていう字そのものに、密教の深い意味があるはずだよ。
編集部)――ああ、ありました。密教の密に込められた意味ですが、万物の奥に隠れているもの膨大な要素が詰まっているものだとか――。
密の教えで密教だから、こういう要約はほんの入り口に過ぎなくて、そこには学べば学ぶほど奥深い教えがあるんだろうよ。あらためて俺が言いたいのは密っていう字は、今年はイメージダウンな意味だったけど、本来はとてもいい字だってことだ。
はちみつ、あんみつ、だんみつ、どれも甘くていいだろ。アハハハハ、蜂蜜、あん蜜、壇蜜って密じゃなくて蜜だけどな。
まあ、今年の漢字は密だと思うけど、他になんかあるかい? なになに、感染の染、緊急事態宣言の緊、PCR検査や検温の検、コロナ禍の禍、おいおいどれもこれもコロナばかりだな。
もっと明るい字は無いの? えっ、陽がある? なんだ陽って、どこから来た字だ? 検査で陽性の陽・・・バカヤロウ、またコロナじゃねえか!
まあ、みんなこの時期、こんなふうに今年の漢字を予想してるんだろうけど、俺はもう来年の漢字を予想したいよ。来年2021年の漢字だ。これはもうコロナがおさまってさ、密とか自粛とかステイホームとか解消されて、誰もがごく普通の平穏な暮らしを取り戻していることを願ってね、治療、治癒、完治、世界じゅうが治まるという処から、治って字がいいね。
あれは毎年、清水寺のご住職である森清範さんが筆で書く・・・揮毫(きごう)されるんだよな。あの方はいまお幾つかわかる? 昭和15年生まれの80歳か。俺よりもちょっと年下だな。そしたらいやいやいやご住職、どうもごくろうさんなんて俺が行ってさせっかくですから来年の漢字も書いておきましょうかって治を書き足しちゃおうか。
 
 
 

 

●新語・流行語大賞
大賞   
Top10
 ● 2021 (令和3年)
リアル二刀流/ショータイム
うっせぇわ / 親ガチャ / ゴン攻め・ビッタビタ / ジェンダー平等 / 人流 / スギムライジング / Z世代 / ぼったくり男爵 / 黙食
 ● 2020 (令和2年)
3密
愛の不時着 / あつ森(あつまれ どうぶつの森) / アベノマスク / アマビエ / オンライン○○ / 鬼滅の刃 / GoToキャンペーン / ソロキャンプ / フワちゃん
 ● 2019 (平成31年-令和1年)
ONE TEAM
計画運休 / 軽減税率 / スマイリングシンデレラ/しぶこ / タピる / #KuToo / ◯◯ペイ / 免許返納 / 闇営業 / 令和
 ● 2018 (平成30年)
そだねー
eスポーツ / (大迫)半端ないって / おっさんずラブ / ご飯論法 / 災害級の暑さ / スーパーボランティア / 奈良判定 / ボーっと生きてんじゃねーよ! / #MeToo /
 ● 2017 (平成29年)
インスタ映え / 忖度
35億 / Jアラート / 睡眠負債 / ひふみん / フェイクニュース / プレミアムフライデー / 魔の2回生 / 〇〇ファースト
 ● 2016 (平成28年)
神ってる
聖地巡礼 / トランプ現象 / ゲス不倫 / マイナス金利 / 盛り土 / 保育園落ちた日本死ね / ポケモンGO / (僕の)アモーレ / PPAP / 復興城主
 ● 2015 (平成27年)
爆買い / トリプルスリー
アベ政治を許さない / 安心して下さい、穿いてますよ。 / 一億総活躍社会 / エンブレム / 五郎丸(ポーズ) / SEALDs / ドローン / まいにち、修造!
 ● 2014 (平成26年)
ダメよ〜ダメダメ / 集団的自衛権
ありのままで / カープ女子 / 壁ドン / 危険ドラッグ / ごきげんよう / マタハラ / 妖怪ウォッチ / レジェンド
 ● 2013 (平成25年)
今でしょ! / お・も・て・な・し / じぇじぇじぇ / 倍返し
アベノミクス / 特定秘密保護法 / PM2・5 / ブラック企業 / ヘイトスピーチ
 ● 2012 (平成24年)
ワイルドだろぉ
iPS細胞 / 維新 / LCC / 終活 / 第3極 / 近いうちに… / 手ぶらで帰らせるわけにはいかない / 東京ソラマチ / 爆弾低気圧
 ● 2011 (平成23年)
なでしこジャパン
絆 / スマホ / どじょう内閣 / どや顔 / 帰宅難民 / こだまでしょうか / 3・11 / 風評被害 / ラブ注入
 ● 2010 (平成22年)
ゲゲゲの〜
いい質問ですねぇ! / イクメン / AKB48 / 女子会 / 脱小沢 / 食べるラー油 / ととのいました / 〜なう。 / 無縁社会
 ● 2009 (平成21年)
政権交代
こども店長 / 事業仕分け / 新型インフルエンザ / 草食男子 / 脱官僚 / 派遣切り / ファストファッション / ぼやき / 歴女(レキジョ)
 ● 2008 (平成20年)
グ〜! / アラフォー
上野の413球 / 居酒屋タクシー / 名ばかり管理職 / 埋蔵金 / 蟹工船 / ゲリラ豪雨 / 後期高齢者 / あなたとは違うんです
 ● 2007 (平成19年)
(宮崎を)どげんかせんといかん / ハニカミ王子
(消えた)年金 / そんなの関係ねぇ / どんだけぇ〜 / 鈍感力 / 食品偽装 / ネットカフェ難民 / 大食い / 猛暑日
 ● 2006 (平成18年)
イナバウアー / 品格
エロカッコイイ(エロカワイイ) / 格差社会 / シンジラレナ〜イ / たらこ・たらこ・たらこ / 脳トレ / ハンカチ王子 / ミクシィ / メタボリックシンドローム(メタボ)
 ● 2005 (平成17年)
小泉劇場 / 想定内(外)
クールビズ / 刺客 / ちょいモテオヤジ / フォーー! / 富裕層 / ブログ / ボビーマジック / 萌え〜
 ● 2004 (平成16年)
チョー気持ちいい
気合だー! / サプライズ / 自己責任 / 新規参入 / セカチュー / 中二階 / って言うじゃない…○○斬り! …残念!! / 負け犬 / 冬ソナ
 ● 2003 (平成15年)
毒まんじゅう / なんでだろう〜 / マニフェスト
勝ちたいんや! / コメ泥棒 / SARS / 年収300万円 / バカの壁 / ビフォーアフター / へぇ〜
 ● 2002 (平成14年)
タマちゃん / W杯(中津江村)
貸し剥がし / 声に出して読みたい日本語 / 真珠夫人 / ダブル受賞 / 内部告発 / ベッカム様 / ムネオハウス / 拉致
 ● 2001 (平成13年)
米百俵 / 聖域なき改革 / 恐れず怯まず捉われず / 骨太の方針 / ワイドショー内閣 / 改革の“痛み”
明日があるさ / e-ポリティックス / 狂牛病 / 塩爺(しおじい) / ショー・ザ・フラッグ / 生物兵器(BC兵器) / 抵抗勢力 / ドメスティック・バイオレンス(DV) / ブロードバンド / ヤだねったら、ヤだね
 ● 2000 (平成12年)
おっはー / IT革命
最高で金、最低でも金 / Qちゃん / ジコチュー / 一七歳 / パラパラ / めっちゃ悔し〜い / ワタシ(私)的には… / “官”対“民”
 ● 1999 (平成11年)
ブッチホン / リベンジ / 雑草魂
学校(級)崩壊 / カリスマ / ミッチー・サッチー / 西暦2000年問題 / だんご3兄弟 / 癒し / iモード
 ● 1998 (平成10年)
ハマの大魔神 / だっちゅーの
環境ホルモン / 貸し渋り / 老人力 / ショムニ / モラル・ハザード / 凡人・軍人・変人 / 冷めたピザ / 日本列島総不況
 ● 1997 (平成9年)
失楽園(する)
たまごっち / 時のアセス / ガーデニング / 日本版ビッグ・バン / 透明な存在 / もののけ(姫) / パパラッチ / マイブーム / 郵政3事業
 ● 1996 (平成8年)
自分で自分をほめたい / 友愛/排除の論理 / メークドラマ
援助交際 / ルーズソックス / チョベリバ/チョベリグ / 閉塞感(打開) / アムラー / ガンと闘うな / 不作為責任
 ● 1995 (平成7年)
無党派 / NOMO / がんばろうKOBE
ライフライン / 安全神話 / だ・よ・ね(DA・YO・NE)ま、いっか(MAICCA) / 変わらなきゃ / 官官接待 / 見た目で選んで何が悪いの! / インターネット
 ● 1994 (平成6年)
すったもんだがありました / イチロー(効果) / 同情するならカネをくれ
価格破壊 / ヤンママ / 新・新党 / 大往生 / 人にやさしい政治 / 契約スチュワーデス / 関空(かんくう) / ゴーマニズム / 就職氷河期
 ● 1993 (平成5年)
Jリーグ
サポーター / 新・○○ / FA(フリーエージェント) / 規制緩和 / 清貧 / 天の声 / 親分 / 聞いてないよォ / お立ち台 / 2500円スーツ / ウゴウゴ・ルーガ / たま・ひよ(族) / 悪妻は夫をのばす
 ● 1992 (平成4年)
きんさん・ぎんさん
ほめ殺し / カード破産 / もつ鍋 / 複合不況 / 9K / 謝長悔長 / 冬彦さん / ねェチューして / 上申書 / 宇宙授業 / 歌手の小金沢クン / ツインピークス / Time for change
 ● 1991 (平成3年)
…じゃあ〜りませんか
火砕流 / ひとめぼれ / 八月革命 / 川崎劇場 / 地球にやさしい / 紺ブレ / 若貴 / 重大な決意 / 損失補填 / 僕は死にましぇ〜ん / ダダーン ボヨヨン ボヨヨン / ダンス甲子園 / チャネリング / 雅美さん雅子さんたぬき顔
 ● 1990 (平成2年)
ファジィ / ブッシュホン / オヤジギャル / アッシーくん / ちびまる子ちゃん(現象) / バブル経済 / 一番搾り / パスポートサイズ / 愛される理由 / 昭和生まれの明治男 / 気象観測史上(はじめての…) / スペシャルゲスト
 ● 1989 (昭和64年-平成1年)
セクシャル・ハラスメント / Hanako / DODA・デューダ(する) / まじめ×ゆかい / 濡れ落葉 / オバタリアン・オバタリアン(旋風) / ケジメ / 24時間タタカエマスカ / イカ天 / こんなん出ましたけど〜 / 壁開放 / 平成 / NOと言える日本
 ● 1988 (昭和63年)
ペレストロイカ / ハナモク / トマト銀行 / 遠赤(効果) / カイワレ族 / 今宵はここまでに(いたしとうござりまする) / ドライ戦争 / シーマ(現象) / アグネス論争 / 5時から(男) / しょうゆ顔・ソース顔 / 一村一品・ヒューマンブランド / ユンケルンバ・ガンバルンバ / ふつうは汚職と申します
 ● 1987 (昭和62年)
マルサ / JR / 第二電電 / サラダ記念日 / 朝シャン(モーニング・シャンプー) / ノリサメ / 懲りない○○ / なんぎやなぁ / ゴクミ / マンガ日本経済入門 / ワンフィンガー・ツーフィンガー / サンキューセット / 国際国家 / 鉄人
 ● 1986 (昭和61年)
究極 / 激辛 / ファミコン / 川の手 / 家庭内離婚 / アークヒルズ / 新人類 / 知的水準 / 亭主元気で留守がいい / おニャン子 / プッツン / やるしかない / 150円台 / バクハツだ!・なんだかわからない / 地揚げ・底地買い
 ● 1985 (昭和60年)
分衆 / パフォーマンス / NTT / キャバクラ / 言語戦略 / ネバカ / イッキ!イッキ! / トラキチ / 角抜き / 私はコレで会社をやめました / 投げたらアカン / 100ドルショッピング / 愛しているからチラいのよ / ひょうきん族
 ● 1984 (昭和59年)
オシンドローム / 鈴虫発言 / スキゾ・パラノ / 特殊浴場 / まるきん・まるび / くれない族 / 疑惑 / 千円パック / す・ご・い・で・す・ネッ / 教官! 
   
 
 

 

 
 
 

 

 
 
 

 

 
  
 

 

 
 
 
 
 
 

 



2021/12