総理大臣 答弁書の読み間違い

国語学力の低下
単なる不勉強
常識の欠如

総理大臣 お役人の作った答弁書の棒読み
今後は振り仮名も追加しましょう
 


 
 
唯我独尊
発言の文脈 個性的な我田引水
遡れば 文字の読み方 独創的なことを知りました
読み間違いなど よくあることです
たいしたことではありません 国会はセレモニーです
お役人頼みの政治
「云々」「でんでん」
「訂正でんでんというご指摘はまったく当たりません」。1月24日の参議院代表質問で、民進党の蓮舫代表の質問にこう答えた安倍晋三首相。「云々(うんぬん)」を「でんでん」と読み間違えたと大騒ぎになり、官邸関係者も「誤読ではないか」と認めている。2017/1  
首相「保健所」誤読
民主党の加藤敏幸参院国対委員長は11日の記者会見で、安倍晋三首相が同日の参院本会議で待機児童の解消に関し「保育所」と答弁すべきところを「保健所」と誤読したことに不快感を示した。「同じ政治家として間違ってほしくない」と指摘した上で「『保健所』となると、ニュアンスが違ってくるので感じが悪い」と述べた。2016/3  
「歯舞」読めなかった沖縄北方相
島尻安伊子・沖縄北方領土担当相が記者会見で、北方領土の一つである「歯舞(はぼまい)群島」を読めない場面があった。2016/2  
「川内原発」「カワウチ原発」と読んだ経産相
担当大臣に全く原発への関心も知識もなかったことが明らかになった。SM大臣こと、宮沢洋一経産相(64)が野党に追及の火ダネをまた与えた。3日の九電・川内原発視察で職員らに訓示した際、「かわうち原発、大変厳しい原子力規制委員会の新規制基準に適合した」と発言。正しくは「せんだい」原発を「かわうち」と思いっきり言い間違えた。2014/11  
「十分」「じゅうはちかたな」
自衛隊の戦闘機の「F-18」を「エフ“ボウ”ジュウハチ」と読んだ人がいます。答弁の原稿が手書きだった時代には「十分」を「じゅうはちかたな」と読んだ人も。そういうレベルの国会議員もいたんです。  
 
 
「順風満帆」「じゅんぷうまんぽ」
司会に続き麻生代表の挨拶になった。すると相変わらず「順風満帆」を「じゅんぷうまんぽ」と言っていたので白けて、途中で見るのをやめた。当選した議員達に自信満々で、「皆さんの中にはかつての私たちのようにじゅんぷうまんぽで当選したひとたちばかりでないかたもいる」のように言っていたから、これは新聞等で誤読を指摘されても、意地でも直さないのか、いまだに誤読と知らないかであろう。
「未曽有」「みぞうゆう」
「未曽有(みぞう)」は「今までに一度もなかったこと」や「非常に珍しいこと」をあらわす形容詞で、大地震などの大きな自然災害が起こった時に使います。麻生財務大臣が総理だったときに「ミゾウユウ」と誤読したことが話題を呼んだことでこのフレーズは一躍有名になったともいわれています。 
麻生首相の読み間違え一覧 
「怪我−かいが」「完遂−かんつい」「焦眉−しゅうび」「順風満帆−じゅんぷうまんぽ」「措置−しょち」「思惑−しわく」「低迷−ていまい」「破綻−はじょう」「頻繁−はんざつ」「踏襲−ふしゅう」「前場−まえば」「未曾有−みぞゆう」「有無−ゆうむ」「詳細−ようさい」
 
「ハマグリ」
安倍晋三首相が1月20日開会した通常国会の施政方針演説で江戸時代の土佐藩家老、野中兼山がハマグリを放流した逸話を引き、「350年を経た今も高知の人々に大きな恵みをもたらしている」と紹介した。しかし高知県はハマグリの水揚げが元来少なく、「ハマグリは全くなじみがない」と地元漁業者。高知県の海岸部では魚介資源の減少も顕著で、現実と懸け離れた演説内容に異論が飛び交った。首相は演説の最後で、野中兼山が船いっぱいのハマグリを「末代までの土産」と全て海に投げ入れたのをきっかけに、土佐湾で養殖が始まったとのエピソードを披露。「自らの未来を自らの手で切り開く行動」だとして、国会での憲法論議を深める契機にしようと呼び掛けた。2017/1

安倍晋三首相が施政方針演説で、土佐藩家老の野中兼山のハマグリの故事を引用したことについて、作家の柳田邦男さんが毎日新聞1月28日付朝刊(東京本社発行)掲載のコラム「深呼吸」で触れています。
「 [知の地域創造] 人と人とのつながり重視を」のタイトルで、冒頭に安倍首相の演説を紹介。柳田さんは「世のため、人のために身を投げ出す行為のエピソードは、人の心を引き付ける。しかし、それを『地方創生のかがみ』にしようというのなら、土佐湾のハマグリ漁が現在どうなっているか、という現実を見ておく必要があるだろう」と指摘した上で、「高知県漁業振興課によると」として、県内のハマグリの漁獲量は1986年の約11トンをピークに減り、2015年には主要産地の合計が400キロ近くにまで落ち込んだことを書き、ハマグリ漁が潜水作業を伴い体力面で負担が大きいため、担い手が少なくなってしまったのが原因だと紹介しています。
施政方針演説に対しては「安倍首相が格好良く持ち出した野中兼山の美談も、現時点での政策論としては、空疎なものとしか映らない」と厳しい評価で、新聞記者がこんな文脈で土佐湾のハマグリ漁のエピソードを書いたらボツになるだろうと酷評。「だが悲しいことに、そのような虚構のエピソードで『地方創生』なるものが格好をつけられているのが、この国の政治なのだ」と嘆いています。
コラム全体の論旨は、現状の「地方創生」は経済偏重になっていると指摘し、新しい発想として「知の地域創生」を提示するものです。読んで共感することが多い内容でした。 

 
2017/7