本音の政治

ドナルド・トランプ 
米国国民の本音の代弁者 
 
本音の政治運営 
先ずは 世界の警察官を退職  
次に 万里の長城を建設 鎖国 
政策の心配は不要 私についてきなさい
 


  
ドナルド・トランプ。米国の実業家、不動産ディベロッパー。不動産王と称される人物。ペンシルバニア大学ウォートン校ファイナンス学科卒業後、父の会社で不動産管理と投資の実務を経験。その後、不動産ブームに乗りオフィスビル開発、カジノ、ホテルの運営などで財を成す。トランプタワー、トランプタージマハル、トランプマリーナなど建物に自らの名をつけることでも有名。幾度かの破産を経験しつつも毎回復活する立志伝中の実業家。 
 
 
 
 
 
 
 
 
○ 全てのイスラム教徒はアメリカに入国させてはいけない!  
○ イスラム過激派は野蛮人だ、核兵器を使え!  
○ 不法移民は全員強制退去させよ!  
○ 移民なんかくそくらえ
○ メキシコは問題のある人間を(米国に)送り込んでいる、彼らは強姦(ごうかん)犯だ  
○ メキシコ人は犯罪と麻薬をアメリカに持ち込んでいる!  
○ メキシコとの国境に万里の長城を作れ!
○ 中国もメキシコも日本もアメリカから金を奪っている!  
○ キャロラインケネディを日本の大使にしておくのはオバマのコネが理由だ!
○ 習主席がアメリカに来ても晩餐会などやらなくていい、マクドナルドでも食わせておけ!   
○ 世界同時株安は中国、お前らのせいだ!   
○ 韓国などタダで守ってやる必要はない
○ 貴様! 俺を誰だと思ってるんだ! 不動産王のトランプ様だぞ!  
○ 世界は俺を中心に回っているんだ!  
○ あの顔を見てみろよ。だれがあんな顔の奴に投票するってんだ?  
 (共和党候補フィオリーナ氏に対してのコメント)  
○ グラハム議員(共和党)に対し「ばか」「間抜け」  
○ 彼(マケイン氏)は戦争の英雄ではない、私は捕虜にならなかった人が好きだ  
○ (他の共和党議員について)「誰があんな奴に投票するというのか!顔を見てみろ!次の大統領があんな顔でいいのか?」  
○ おい! そんな小汚い子供より、俺を先に助けろ! 金ならいくらでもやるぞ!  
○ 「トランプさん、あなたはバットマンですか?」質問に対し、トランプ氏「そうだよ!」
○ 心配するのは時間の無駄、心配は問題を解決するうえで邪魔になるだけだ  
○ どうせ考えるのならば、大きく考えろ!どうせ生きるのであれば、大きく生きろ!  
○ 時速0キロメートルでいったいどれだけ進めるというのか?  
○ 小さな損失を避け続けて成功は得られるわけではない、大きな成功を追って初めて成功を手に収めることができるのだ  
○ 理想的な仕事というものは仕事も休みも区別がつかなくなるような仕事のことなのだ  
 
米大統領選、NYタイムズがクリントン氏への支持を表明  
米ニューヨーク・タイムズ紙は30日、米大統領選の民主党有力候補であるクリントン前国務長官への支持を表明した。また共和党候補についてはジョン・ケーシック・オハイオ州知事を支持した。同紙はクリントン氏の国務長官としての功績などを称賛し、「近年の歴史において、大統領候補として最も適性のある」候補の1人と評価した。海外での武力行使を提案する際に拙速過ぎた点はあるとしながらも、他の共和党候補と比べれば軍の最高司令官にふさわしいとの見方を示した。同紙は、2008年の前回大統領選でもクリントン氏への支持を表明していた。ケーシック氏については「支持率の低迷は明らかだが、候補者の過激な発言や経験不足にうんざりしている共和党員にとって唯一まともな選択肢」とした。共和党候補指名争いで支持率トップを走る不動産王のドナルド・トランプ氏については、国際政治の経験も学ぶ意欲もないと指摘。また同党のテッド・クルーズ上院議員についても「発言に節操がない」と酷評した。  
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米紙ニューヨーク・タイムズは30日、今年の米大統領選の立候補者では民主党のヒラリー・クリントン前国務長官、共和党ではオハイオ州のジョン・ケーシック知事を支持するとの論説を掲載した。有力紙とされる同紙の支持表明は、来月1日に民主、共和両党の指名候補争いの初戦となるアイオワ州の党員集会に臨む両氏に追い風となる可能性がある。タイムズ紙はクリントン氏の経験と政策理念を評価。一方で指名争いのライバルとなっているバーニー・サンダース上院議員については大銀行の解体や医療制度改革案を含む一部の公約の実現性に疑問を呈した。「ヒラリー・クリントンは米国の未来図を確保する上で民主党にとって適切な選択である」と指摘。「中産階級に繁栄への希望を与え、女性の権利を拡大させ、不法移民の滞在に合法性の機会をもたらし、米国の安全を維持する」などの未来図に同調した。共和党候補の支持率で首位である人物が示す未来図とは根本的に異なっているとも述べ、同党の指名争いで優勢な戦いを続ける実業家ドナルド・トランプ氏を突き放した。同紙はケーシック知事について、これまでの共和党指名候補争いで露呈されている極端な主張と経験不足に飽き飽きしている同党支持者にとっては唯一選べる候補であると主張。ただ、避妊の権利の限定や同性愛結婚への不支持などを表明していることから穏健派ではないとも指摘した。その上で、約20年の下院議員時代に見せた党派内での闘いや超党派的な交渉経験などに言及し、妥協に応じ、生活を向上させる政府の能力を信じている人物であると評価した。
 
トランプ氏阻止へ「あらゆる措置を」 米紙が異例の社説  
「共和党指導者よ、あなた方はトランプ氏阻止のため、あらゆる措置を全力でとるべきだ」――。米紙ワシントン・ポストが25日、米大統領選の共和党候補者指名獲得に向けて独走する実業家、ドナルド・トランプ氏を止めるため、同党指導者に行動を起こすよう促す異例の社説を掲載した。同紙は「思いもよらなかったことが不可避になりつつある」との書き出しで、トランプ氏が序盤の予備選・党員集会で大勝していることから「同氏が共和党の指名候補者になりそうだ」との見通しを示した。同氏の主張する不法移民1100万人の強制送還を「スターリンか、(カンボジアの)ポル・ポト以来の強制措置だ」などと大統領候補としての資質を疑問視し、「共和党の指導者が、弱い者いじめの扇動家が党の旗手になるのを阻止するのに措置をとらなければ、歴史は共和党を厳しい目で見るだろう」と指摘した。同時に「トランプ氏の勢いがいずれ衰える、または彼と対決すれば彼を利するだけだとの仮説があったが、誤りだった」とも強調。「良識ある指導者は同氏を支持しないと声をあげ、彼を阻止するためにできることをすべき時だ」と訴えた。
 
ローマ法王、トランプ氏批判 「キリスト教徒ではない」  
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は18日、メキシコ訪問からの帰路の機中会見で、米大統領選で共和党の候補指名争いをリードする不動産王ドナルド・トランプ氏について問われ、「橋ではなく壁を築くことばかり考える人は、キリスト教徒ではない」と述べた。これに対し、トランプ氏は「宗教指導者が他人の信仰を疑問視するとは恥ずべきことだ」と猛反発。両者の「舌戦」が大統領選にもたらす影響が注目されている。トランプ氏は、不法移民対策としてメキシコ国境沿いに壁を建設することなどを主張する。これに対し、法王は17日、米国との国境の町でミサを行い、「移住を強いられるという悲劇は今日の世界的な現象だ」などと発言。命がけで国境を越えようとする移民らを受け入れるよう呼びかけた。北米のカトリック教徒がトランプ氏に投票できるかと記者に問われた法王は、「(投票の是非には)関わらないが、言えるのは、もし彼がそのように言ったのなら、キリスト教徒ではないということだ」と述べた。批判を受けたトランプ氏は18日、「過激派組織『イスラム国』(IS)がバチカンを襲撃すれば、法王は『トランプが米大統領になっていればよかった』と思うことになると断言できる。なぜなら、口ばかりで行動の伴わない政治家とは違い、(私が大統領になれば)ISは根絶されるからだ」とすぐさま反論した。 
 
「トランプ大統領」を喜ぶのは誰か  
世界的な脅威が増大するなか、その頂点にあるのは、おどけた仕草や罵声、高笑いだ。米国は、いや世界は、不動産王ドナルド・トランプ氏が主演するリアリティショーの虜になっている。  
他のすべての米大統領選候補を合わせたよりも多くのテレビ放映時間やニュース紙面が、共和党の指名獲得を目指すトランプ氏一人に度々割かれている。  
この自由世界のリーダー候補は、これまで1日たりとも、いや1時間たりとも公務に就いたことはない。テレビ番組「セレブリティ・アプレンティス」のホスト役を務めていた政治家トランプ氏は、政治の現場での修業は何一つやったことがない。  
それこそまさにトランプ氏が支持される理由だ。富と名声で洗い清められたトランプ氏は、現実の政治によって汚されていないのである。  
トランプ氏が大統領に当選する可能性は、依然として低いとはいえ、今やありえない話ではなくなってきた。選挙結果の予測がよく当たると言われる「ファイブサーティエイト」のネイト・シルバー氏は依然としてトランプ候補の指名獲得に懐疑的だが、以前に比べれば、はるかにそのトーンは落ちている。  
「私が想像した以上にトランプ氏にとって好都合な条件が揃いつつある。彼がまだ指名争いに残っているということ以上に、彼を止めようという協調的な取り組みが見られないことに驚いている」とシルバー氏は指摘。問題は、トランプ候補を止めようとするのが、共和党のエスタブリッシュメントだという点だ。  
シルバー氏がまだ心の準備をしていない段階まで予測を進めると、「トランプ大統領」がホワイトハウスの執務室に到着した場合、どのような状況が待ち受け、どのような書類がデスクに積まれているのだろうか(もちろん、彼は書類を床に払い落とし、側近にこう叫ぶだろう。「メキシコ人を追い出せ。壁を築け。ムスリムを入れるな。中国人に失せろと言ってやれ。あの愉快なプーチンを呼んでこい」)  
だが、彼が真剣に政治を行う気になったと仮定した場合は、どうだろうか。  
トランプ氏が毎日のように罵倒する彼の前任者は、1期目に他国首脳との関係を「リセット」しようと努力した。ロシアのプーチン大統領(「リセット」という言葉が採用されたのは対ロ関係の文脈だった)、ジョージ・W・ブッシュ前大統領が掲げた「テロとの戦い」に対して深い恨みを抱いていた中東各国の首脳、そして2012年に就任した中国の習近平国家主席などとの関係だ。  
欧州諸国に対しても、オバマ大統領はとても友好的だった。2011年5月、中世に建造された英ウェストミンスター会堂で行った同大統領の演説を生で聴いたが、そこでは、「米国と英国以上に、民主主義の価値をしっかりと守り、声高に唱え、それを守るために熱心に戦う国は、世界中にもほとんど存在しない」と宣言した。  
そして、米国スパイがメルケル独首相の携帯電話を盗聴していた可能性が高いとはいえ、オバマ氏自身は同首相に高い敬意を示している(今週リークされたエドワード・スノーデン氏収集による米国家安全保障局の文書からは、ベルルスコーニ氏がイタリア首相だった時期には、プーチン大統領との通話を中心に、同氏の携帯電話も盗聴していたという)。  
だがそうした努力の甲斐もなく、オバマ大統領はロシアと中国のナショナリズム(どちらも強力で恐ろしい原動力となっている)に、共通の攻撃ターゲットを与えてしまった。  
世界で最も断固たる反欧米派であるプーチン大統領は、2014年3月、扇動的な演説を行った。そのなかで彼は、西側国家は「現実の政策において、国際法ではなく、銃による支配に従うことを好んでいる。彼らは思いどおりに行動しており、世界の運命を決めるのは自分であり、常に自分だけが正しいのだと信じ切っている」と述べた。ロシアというバネを限界まで抑えつけることは、「強く跳ね返るので」危険だと彼は警告。その後も米ロ関係は悪くなる一方である。  
中国との関係はまだマシではあるが、大差はない。習近平主席は昨年9月にワシントンを訪れてオバマ大統領と会談した。険悪な雰囲気にこそならなかったが、合意に達した点は、世界の二大大国が直面する問題のスケールに比べれば、ほとんどなかった。  
習主席は2月に入り、中国内で活動する外国メディアを含む報道機関に対して、中国共産党の指示に従うよう命じた。経済成長が減速するなかで国内の引き締めを進めており、汚職摘発を進めている党内や国内の不満を警戒している。西側諸国は、執行部への反感をそらすための手軽な仮想敵なのだ。  
オバマ大統領が信頼を回復したいと願っていた中東の指導者の多くは、彼自身が賞賛した「アラブの春」とともに一掃されてしまった。そして、その「春」自体も霧消し、中東地域では新たな独裁者が登場、もしくは混沌が支配している。欧州各国はオバマ氏を支持しているが(電話盗聴をめぐる対立が発生したときを除く)、欧州連合では、統一通貨も、域内の自由移動を認める政策も崩れつつあり、米国にとって十分なパートナーになれずにいる。  
こうした状況で失われたのは何か。恐らく「世界」そのものである。各国首脳は今日、ポスト冷戦期で最も大きな課題に直面している。ロシア問題専門家のロバート・レグボルド氏は、来月刊行される著書のなかで、そうした課題のいくつかを列挙している。  
その一つが急速に迫っている「第2の核の時代」への対処である。いまや、近隣諸国に対する攻撃的な意志を持った国々(パキスタンとインド、将来的には恐らくイランとイスラエル、そして北朝鮮とそれ以外のほとんどの国)が核武装をめざしている。  
さらに、気候変動というやっかいな問題への対処も課題に含まれる。海水面が上昇し、往々にして貧しい低地の国々に打撃を与えることを防ぐにはすでに手遅れであることを認識しつつ、大規模災害を緩和する戦略を考案し、温暖化の一層の進行を予防しなければならない。  
北極圏の未来に関する有意義な協議を発展させるという課題もある。現時点では、ロシアがこの地域を一方的に軍事化しようとしている。  
かつて、各国首脳がこれほどグローバルな規模で活動することはなかった。世界が大量破壊の脅威にこれほど晒されたこともなかった。今ほど、共同行動や、実質を伴う合意が求められ、不和に終止符を打つことが必要とされている時代はなかった。だが、我々がいま目にしているのは、新たな希望に満ちた時代ではなく、冷たい死の世界をもたらしかねない冷戦期の再現なのである。  
だが、その一方で、自由世界のリーダーに就任する可能性が高まっている男は、歯を剥き出し、腕を振り回し、わめいている。「我々は勝って、勝って、勝ち続ける国だ。そしてまもなく、この国はまた、勝って、勝って、勝ち始めるのだ」と。 
 
 

   
2016/2