田中文科相 出来レース 「大学設置学校法人審議会」を成敗

新聞報道が正しければ 
 岡崎女子大 / 開校準備に2億7000万円  
 秋田公立美術大 / 新校舎を建設中 
文科相の諮問機関 「大学設置学校法人審議会」の答申以前に  
すでに見切り発車していました 
 
形だけの答申 一般には「出来レース」と呼びます 
無駄な審議会の整理になります 田中文科相の判断を応援しましょう


 
 
 
大臣の否認理由にも問題がありますが 
それ以上に問題なのは 
「大学設置学校法人審議会」の存在です
 
 
 
「大学設置学校法人審議会」廃止を提案してください 
文科相のセレモニー審議会です 
アリバイ証明審議会です 
委員のお小遣い稼ぎ審議会です
 
 
 
  
考え思ったことを素直に口にする大臣です 
鈴木宗男成敗の実績もあります 
名を捨てる 問題提起の名人

 
2012/11  
 
 
田中眞紀子文部科学大臣 記者会見録 (2012/11/2)
今日の閣議は院内でありましたが、電力需要のことに関する会議が閣議前にありましたけれども、それは今日発表になると思います。閣議では特別ございませんでした。  
その他に、私の方から二つのポイントをお話ししたいと思いますけれども、一つは10月18日の参議院で文部科学省に対して質問がありました、東京都専修学校各種学校協会の件ですけれども、これはずっと役所の方でフォローしておりまして、結論はまだ出ていませんが、大変背後が結構複雑というか、かなりしつこくヒアリングをしてもらっていまして、逐一報告を受けております。なかなか実態が分からなかったんですけれども、要するに旅費などの未執行経費が、架空計上ですけれども、これの請求が確認されました。それから、協会の事務処理等の内部の統制にも問題があったということやら、その他相当いろいろなことが分かってきているようでございますけれども、あとポイント的にはですね、この人材育成事業の他の29の事業についても同様の問題がないかどうか、調査を徹底的によくするようにという指示をしてございます。文科省としても、この事業における執行の手続の再点検を行いたいというふうに思います。結果は、もちろん厳正に対処しなければいけないんですけれど、予算の事業としてはこれは継続しておりますので、全容がしっかりと明らかになった段階で見直しをしたいというふうに思っております。結構複雑な組織だということが分かってきました。これが1点目でございます。  
それからもう一つは、今後の大学設置の認可のありようについて、将来のために全体的に抜本的な見直しをするということを決めました。大学の問題。これは要するに設置審そのものについて抜本的にしっかり見直したいと思います。その理由は、戦後67年経過しておりますけれども、大半が大学同士が委員として、違う方も入っておられますけれども、大学同士がお互いに検討しているということもありますし、一番大きなことは大学の数が全国で約800あるんですね。私、全国の地図を書いてもらって、そこに各県別にどれだけの数があるかと、一目瞭然のものを事務方に作ってもらいまして、それを見ましたけれども、約800、ちょっと弱ですけれどもあるんですね。すごくたくさん戦後つくられてきているわけですよね。量よりも質ですし、その理由は少子化っていうこともありますけれど、大学教育の質自体がかなり低下してきていると。そのために就職が不可能ということもあったりとか、就職できない理由はそれだけではもちろんありませんけれども、そういうことにもつながっているということがあります。それから運営も、これだけ数がありますと、学校同士、大学同士の競争も激化していたりして、運営に問題があるというところはしょっちゅう皆さんが御指摘なさっているとおりですし、私ども国会議員、各議員が、閣僚もこの間、話をしてそうなんですけれども、何のために学校があるのかとか、生徒がいないとか、経営が危ないんじゃないかというようなことは、皆様も随分お聞きになることが多いというふうに思います。ですから、その定数不足で、私の知っているある所なんかは、倒産を防ぐために海外からとにかく来てくださいと言って呼んでいるようなところもありますし、堀越学園のケースはもう御存じだというふうに思いますが、8年間で40億円もの借金をつくっているわけですね。こういうことが、額はこんなに大きくないかもしれませんが、全国にある中で、67年間、またこのあとも同じように設置審にお任せしてやっていくということがいいかどうかということは、もう火を見るよりも明らかですから、設置審そのもののありようについて抜本的に見直ししたいと思います。たまたま昨日だったと思いますけれども、会計検査院から各省庁に対するいろいろな指摘があったのですが、その中で財務省からも大学の削減ということも指摘をされております。それも付言したいと思います。今回のこと、具体的な数字等お知りになりたいでしょうか。これは4種類あってですね、取下げとかそれから不認可もありますし、保留もあるし、それから設置の許可・認可、四つあるんですね。今回は不認可が一つ、取下げが一つ、それから御自分の方から取り下げられたのが一つ、それから保留が五つ、これは12月までに決めるんだと思います。  
それから設置の認可16につきましては既存の四年制大学、もう既にあるものが学部の編成なんかをしたいということですから、それには柔軟に対応していきます。もう既に大学になっております。あと他に3校ありまして、これは短大などです3校とも。短大などを廃止して四年制に是非新設をしたいということですので、これは残念ながら認可するわけにはいきません。それで、今日も文部科学委員会でも読み上げましたし、皆様にも冒頭から私申し上げましていますけれど、日本はやはり個人の多様性をもっと大切にしていって、本当に学力のある、本当の学力のある人間が自立していく社会をつくらないといけないと思います。単に学歴だけがあっても、実際本当に就職してもすぐ転職してしまうとか、生きがいにつながらないとかいうことではなくて、自分探しをする場が、小学校、中学、高校、私は高校の頭ぐらいまでに自分の将来性が、こういうことを仕事にしたいなとか、こういう研究をしたいなとか、こういう技術を身に付けたいなということが気付くといいと思います。某新聞のデータを見ましても、日本は世界の先進国の中で自分探しがかなり遅い方で、大学を出て就職の頃になっても、自分の適性は何か分からないという人が多いというようなことも載っていますけれど、そういうふうなこともあります。あとは、たまたま、高等専門学校の創立50周年にお招きいただいたんですけれども、ああいう学校やら専門学校も非常に就職率もよろしいですし、生徒さんたちが生き生きしているところ、私は実際にそこに行ったこともありますけれども、そういう道もあるということですね。やっぱり早いうちから自分は何が向いているか、何が好きかということを見つけることもできることがいいというふうに思いますので、ただ今、そのような結論を下したというところでございます。以上です。  
【質疑】  
記者 大臣が、国会答弁に立たれるのは10年ぶりだと思うんですが、抱負といいますか、思うところがございましたら。  
大臣 別にありません。普通です、平常心というか。  
前原さんの事務所費の問題なんですけれども、野党側は前原さんの説明に納得されていないと思うんですが、これについて大臣のお考えを。  
他の議員のことはコメントいたしません。  
先ほどの大学認可の話、設置審を抜本的に見直すというのは、設置審のそのメンバーの選び方とか、そういうことを見直すということでしょうか。  
それもワン・オブ・ゼムでしょうけれども、どういう大学をつくっていくことが日本の社会の、それから世界に貢献するかというふうな視点が、もう67年間も同じようなルーティンワークであると、やはり探せないところ、気付かないところもあると思うんですね。ですから違った視点で、大学設置審というのは大変影響力があると思いますので、どういうふうな人材をつくりたいかとか、そういういろんな多様な視点の方が入ってくださるようにすると。主に大学同士でやっているところは遠慮もあるかもしれませんしですね。  
それはいつぐらいをめどに抜本的な見直し作業を進めていかれるのでしょうか。  
できるだけ早い方がいいと思っていますけれども。人選なんかも時間がかかるでしょうし、それからどういうふうなものにしたいかということについても、どういうふうな設置審にしたいかというビジョンもあると思いますから、やっぱりそれについてもいろいろ意見を聞きながら、速やかにとは言いながらも慎重に進めなければいけないというふうに思います。  
委員のメンバーの交代をさせることは。  
個々のケースを見ないとですね、今は即答はできません。この方がいいとか悪いとかそういう個人的な問題ではなくて、設置審というものがどうあることが、より50年、100年後のためにいいかということです。  
そもそも有識者の審議にかけて、その結果を尊重して設置の認可を決めるという仕組み自体は残すということでしょうか。  
それも含めてですね、いろんな方の意見を聞いてみないと。まだ副大臣等にもこの話は伝わっているかどうかよく分かりませんし、ただ官房長官とか総理には御報告をしてあるんですけれども。ですから、やはり幅広くいろんな方から意見を聞いて、どういう設置審が理想かということも考えなければいけないというふうに思います。  
大臣の御認識としては、今、大学が多すぎるというようなことで、さらにここから増やしていくというのはなかなか難があるというふうなお考えなんでしょうか。  
多すぎるというか、質の問題で、前からそういう認識は持っていましたけれども、最近頻繁に、例えば堀越学園は極端なケースかもしれませんけれども、それに類似していることもあるというふうに思いますし、このあいだ中央大学でしたか、理事長のお知り合いのお孫さんか何かそういう話があったりとかですね。まず公立がどうあるべきかとか、私学がどうあるべきかとか、短大というのは、そもそも今の時代、つくられた時はそれなりの意味があったんでしょうけれども、何で四年制にしたいのかとかですね、短大があった方がいいのかとか。それから地域性もあると思いますね。それだけのニーズがあるかどうか、学校側は経営者の視点になるわけですからね。それだけの需要が本当にあるのか、それからその地域の交通の利便性で遠隔地からでも速やかにその学校に通学するような人がいるのかどうかとか、そういうことを詳しく分析をしていくような設置審であってほしいと思うんですよね。ですから、これがたまたま作ってもらった図なんですけれども、グラフもありますけれども小さくて御覧になれるかどうか、こういうふうに全国にあるんですよね。だから人口比もあるし、それから少子化もあるでしょうし、それから地域の特色といいますか、特色のある地域、産業地域なのか、農業なのかですね。全体から見て、日本中どこでもニーズがあるのはお医者様、医者不足、看護師不足とか、いろいろ言われていますけれども、そういうことで全部トータルで立体的に勘案してなるほどねと思うようなものがあって、しかも地域からも、国全体からも、交通が便利であれば、そこに寮があれば、あるいは遠くても通っていくかもしれませんし、そういう主体的に選べる、そして結果が出る大学というものが必要じゃないでしょうか。  
文部科学省はこれまで大学設置委員会について、「事前規制」から「事後チェック」へという方針でこれまで進めてきたんですが、それをまた再び「事前規制」という方に舵を切るということですか。  
規制ということではありませんけれども、事後でやっても、今、トラブルが多すぎると思いますよね。頻繁に社会面をにぎわせているようなことを御覧になっても。そう思われませんか。ですから規制ということではありません。イノベーション、改革と思ってもらった方がいいと思います。  
設置審の在り方の話し合いは、これは省内で行うということですか。それとも何か検討会をつくってやられるということでしょうか。  
検討会の方がいいかもしれませんね。省内でもいろいろ知恵はありますけれども、あまねく天下のいろんな方たちの意見を聞いて、収斂(しゅうれん)していく方がいいと思いますけれども。そうそう時間は永久にかけられませんけれども、今の設置審の方々の中にも問題意識を持っている方もおられると思いますので、またそういう皆さんの意見も聞かなければいけないと思います。  
事後チェックの体制の方は強化するというお考えなんでしょうか。  
大臣) そちらも並行してできればいいですけれども、あんまりエネルギーが分散するといけませんから、両方並行してやらなきゃいけないんでしょう。 (了) 
 
田中文科相、3大学新設認めず…審議会答申覆す (2012/11/2)  
田中文部科学相は2日の閣議後記者会見で、文科相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」が2013年度の開校を認可する答申を行った大学3校について、不認可としたことを明らかにした。  
大学の質の低下が進んでいるため、大学設置の認可を審査する審議会制度を抜本的に見直すという。田中文科相は「見直しを行う間は、大学の新設を認めない」としている。  
文科省によると、審議会の認可を大臣が覆すのは、過去30年では初めて。同省は3校に問題はないとしているが、3校は来春の開校ができない見通しになった。  
記者会見で田中文科相は、文科省が先月、ずさんな経営が続いた学校法人「堀越学園」(群馬県高崎市)への解散命令を決めたことに言及。「大学はたくさん作られてきたが、教育の質自体が低下している。そのために就職が不可能ということにもつながり、大学同士の競争の激化で、運営に問題も出ている」と述べた。  
 
田中文科相が不認可とした新設大学は次の通り。  
1〉秋田公立美術大(秋田市)美術学部美術学科=入学定員100人、3年次編入学定員10人  
2〉札幌保健医療大(札幌市)看護学部看護学科=入学定員100人  
3〉岡崎女子大(愛知県岡崎市)子ども教育学部子ども教育学科=入学定員100人  
田中文科相、3大学設置認めず審議会答申覆す (2012/11/2) 
田中真紀子文部科学相は2日、来年度の新設を申請していた3大学について、不認可と決めた。いずれも前日には文科省の大学設置・学校法人審議会が認可を答申していた。答申が覆された例は、少なくとも過去30年間はないという。田中文科相は、同審議会のあり方を抜本的に見直す方針を示した。  
不認可とされたのは、秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大(愛知県)。いずれも来春の開学を予定していた。藤村修官房長官は2日の記者会見で「文科大臣の政策的な判断」としている。新設するには再申請しなければならず、開学は早くても2014年度になる。  
同審議会は、大学の学長ら有識者の委員で構成され、学校法人、大学、短大、学部の新設や廃止の妥当性について、文科相の諮問を受け、答申するのが役割。今回、3大学については、法令に適合しているとして、1日に新設を認める答申を出していた。  
同省によると、審議会の大学設置分科会の正委員15人のうち、10人は現役の学長や教授らで、大学・短大に所属している。田中文科相は2日午前の閣議後会見で、委員の大半が大学関係者であることを問題視し、「多様な視点が必要。大学同士だと遠慮があるかもしれない」と指摘した。  
また、現在783校ある4年制大学について「競争が激化していて、質や運営に問題があるところがある」とも指摘。また、「事前規制ということではない。イノベーション、改革だ」と説明した。不認可となった3大学の関係者からは「理解できない」「到底承服できない」などの声が上がっている。  
 
岡崎女子大の設置準備室は「混乱している。審議会の答申は開学を認めており、大臣の判断は受け入れがたい。今後、緊急の理事会を開いて対応を協議する」と話した。秋田市大学設置準備室によると、校舎の新築や増築、改修工事などは全体で約3割まで進んでいたという。  
田中文科相:3大学の新設認めず…審議会の答申覆す (2012/11/2)  
田中真紀子文部科学相は2日、閣議後の記者会見で「大学設置認可の在り方を抜本的に見直す」と述べ、認可を厳格化する方針を示した。また、大学設置・学校法人審議会が1日に来春の開学認可を答申していた秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大(愛知県)の3件の4年制大学を不認可とした。文科相が審議会答申を覆したのは、省内に資料が残る30年間で初めてで、極めて異例の判断。  
学校法人が大学を開校したり学部を新増設したりする場合、文科相は審議会にその可否を諮問し、答申を受けて決定する。田中文科相は全国に4年制大学が780(国公立181、私立599)校あることに触れ「大学教育の質が低下している。そのために就職できないことにもつながっている」とし、当面は新設を認めない方針を示した。今後、検討会を設け、メンバーの多くが大学の学長や教授で占められている審議会の在り方を見直す。  
1日に答申された学部の開設(16件)、大学院の開設(13件)は答申通り認可した。  
まさかウチが・文科省幹部驚き…大学新設不認可 (2012/11/2)  
来春に新設される予定だったはずの大学が、突然、「不認可」とされた。  
田中文部科学相が2日の閣議後記者会見で明らかにした、3大学の設置を認めない決定。文科相の諮問機関の判断を覆す前例のない措置に、文科省幹部も驚きを隠さず、事実上、開校の道が閉ざされた学校側からは、「まさかうちが不認可になるとは」など戸惑いの声が上がった。  
今回、不認可とされたのは、文科相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」が来年度の認可答申をしていた、岡崎女子大(愛知県岡崎市)、札幌保健医療大(札幌市)、秋田公立美術大(秋田市)の3校。  
このうち、岡崎女子大側では「子ども教育学部子ども教育学科」(定員100人)の開校を予定していたが、2日午前、文科省から「不認可」の連絡が入ったという。ホームページでは「開学の案内」を掲載し、認可を前提に短大の定員も来年度から100人減らすことを決めており、大学設置準備室の担当者は「理由も分からず納得できない。経営的にも影響は避けられないだろう」と語った。  
札幌保健医療大の設置準備室も、受験を希望する生徒らを対象に学校説明会などを開催してきた。同室の担当者も「認可が遅れて、不安を感じていたが、まさかうちの大学が不認可になるとは」と驚いた様子。「入学を希望してくれていた生徒に申し訳ない」とした。  
秋田公立美術大を新設予定だった、秋田市大学設置準備室の担当者は「情報収集中でコメントできない」と言葉少なだった。  
驚きの声は文科省内でも上がった。同省幹部は「寝耳に水で驚いている。審議会から答申が出た段階になって、その判断をいきなりひっくり返すのは良くないのではないか」と語った。文科省では、教育内容や経営状況が不十分な場合、新規大学の設置を不認可にしてきた経緯はあるが、この日の唐突な決定に別の同省幹部は、「政策的な理由で不認可にしたのは初めてのことだ」とした。  
田中文科相考え直して…編入希望絶たれた短大生 (2012/11/3)  
「到底承服できない」――。文部科学相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」が認めていた大学3校の来春開校に2日、田中文科相がストップをかけたことに、大学の地元から強い反発が噴き出した。  
「大学が多すぎ、質が低下している」。不認可決定はそのような理由だったが、3校に落ち度はなかった。開校を見込んで準備を進めてきた学生や大学側は突然の決定に振り回され、激しい動揺が広がった。  
「直前に言われても困る。また一から考え直せというのか」  
秋田市の秋田公立美術工芸短大2年の女子学生(20)は、来春、短大から生まれ変わるはずだった秋田公立美術大(4年制)の3年次に編入する希望を絶たれた。  
「(田中文科相には)できれば考え直してほしい」と困惑気味に話した。  
やはり編入を考えていた1年の女子学生(19)も「(短大卒業後の)就職は全く想定していなかったので、他大学への編入も考えなくては」と肩を落とした。  
4日に予定していた美術大として初のオープンキャンパスも中止が決まった。  
秋田市の穂積志市長は記者会見し、「我々は審議会から示された審査基準を一つひとつクリアしてきた。審議会は大臣の諮問機関であり、そこで許可したものを大臣が覆すのは行き過ぎだ」と怒りをぶつけた。近く文科省を訪ね、不認可の撤回を求めるという。  
3年前から札幌保健医療大(札幌市)の新設準備を進めてきた学校法人「吉田学園」には1週間前、文科省から「認可に少し時間がかかっているが、手続きに問題はない」と説明があったばかりだった。それだけに鈴木隆・大学設置準備室長は「不認可」の連絡を受け、「あまりに唐突。とても受け入れられない」と憤る。教員約30人は既に内定済み。現在の職場に退職届を提出した人もいる。  
来春、4年制大学の岡崎女子大(愛知県岡崎市)を開設予定だった学校法人「清光学園」の長柄孝彦理事長は2日夕、緊急記者会見を開き、「文科省が示している基準をすべてクリアしているのに認可されないのは理不尽。はい、わかりましたとは言えない」と語気を強めた。校舎の改修や備品の購入費としてすでに2億7000万円を投じ、来春から専任教員として新たに12人の採用を内定していた。  
大学不認可「到底承服できない」と憤る秋田市長 (2012/11/3)  
文科省に秋田公立美術大の「不認可」撤回を求める考えを示した穂積志・秋田市長  
文部科学省が2日、2013年4月の開学を目指していた秋田公立美術大学(秋田市新屋大川町)の設置申請を「不認可」としたことで、準備を進めてきた秋田市や学校関係者らに驚きと戸惑いが広がった。  
穂積志市長は急きょ記者会見し、「到底承服できない」と憤りをあらわにし、近く文科省を訪ね、不認可の撤回を求める考えを示した。  
同大は秋田公立美術工芸短大(同)を4年制化し、高い専門性を持つ人材を育てて大学の競争力を向上させようと、市が2011年から開学準備を進めていた。  
市や教育関係者らでつくる「4年制大学設置準備委員会」は、昨年5月から基本構想を練り、美術学部美術学科(定員100人)内に「景観デザイン」「ものづくりデザイン」など五つの専攻を置く学科編成やカリキュラムを決定、今年3月、文科省に設置認可を申請していた。今月12日から、推薦入試などの願書を受け付ける予定だった。  
同短大の4年制化は、1期目の穂積市長が市長選で初当選した際の公約でもある。穂積市長は会見で、「設置を認可するという審議会(大学設置・学校法人審議会)の答申が、大臣の考え一つで覆されたことは到底承服できない」と厳しい表情で述べた。文科省が不認可を撤回しなかったとしても「4年制化を目指す方針に変わりはない」とし、最短で13年度の再申請、14年度の開学を目指すとした。  
さらに穂積市長は、不認可の理由について、文科省から「(申請した)項目に問題があったのではなく、審議会の見直しが必要と聞いている」と説明。「我々は審議会から示された審査基準を一つひとつクリアしてきた。審議会は大臣の諮問機関であり、そこで許可したものを大臣が覆すのは行き過ぎだ」と批判し、「答申の結果が出た後でメンバーがどうだとか、審査基準が緩いとか言うのは、行政のあるべき姿でない」と不満をあらわにした。  
市は同大の職員として新たに教員14人、事務職員2人の採用を内定し、本人に伝えている。穂積市長は今後の対応は未定とした上で、「迷惑をかけることになってしまう。(開学が1年遅れて)また優秀な教授陣に巡り合えるかもわからない」と懸念を示した。  
市大学設置準備室によると、昨年度、北海道・東北の高校2年生6665人に行った調査で、同大への進学を「希望する・考える」「候補の一つとする」と答えた学生は907人だった。今年1月、同短大の1年生148人に行ったアンケートでは、32人が3年次編入を希望していた。  
市は4年制化に向け、同短大の敷地内で研究棟の増築工事や、彫刻棟とサークル棟の新設工事を行っている。施設整備費は計約5億2000万円。同室は「4年制化にはいずれ必要な工事。施設整備は進める」としている。  
「不認可騒動」新学部設置申請の大学にも影響 (2012/11/3)  
今回の「不認可騒動」は、新学部などの設置を申請していた多くの大学にも影響を及ぼしていた。  
来年度、法学部と健康科学部を新設する常葉学園大学(静岡市)は、文科省から「認可」の連絡が遅れたため、両学部の推薦入試を急きょ延期した。  
当初、先月25日に連絡が入る予定だったが、「認可」の通知はなく、同省に問い合わせても「見通しが立たない」と言われただけ。  
両学部を含め、推薦入試は今月18日に実施予定で準備を進めていたが、募集要項を高校や受験生に発送するはずだった今月1日の直前になっても連絡がなく、延期を決めた。  
2日に認可されたものの、推薦入試を今月中に実施するのは難しいといい、担当者は「受験生に迷惑をかけた。せめて認可がいつぐらいになるのか教えてもらえればもう少し混乱を防げた」と話した。  
田中文科相:札幌保健医療大など、3大学の新設認めず審議会答申覆す (2012/11/3)  
田中真紀子文部科学相は2日、大学設置・学校法人審議会が2013年度の開学認可を答申していた3大学について、不認可とすることを決めた。閣議後の記者会見で明らかにした。文科相が審議会の答申を覆したのは省内に資料が残る30年間で初めて。理由について「大学教育の質がかなり低下している。同じように審議会に任せていいかどうかは火を見るより明らか」と述べ、審議会の在り方を見直す方針も示した。  
不認可とされたのは秋田公立美術大(秋田市)▽札幌保健医療大(札幌市)▽岡崎女子大(愛知県岡崎市)の3校。3校は教育内容や財務内容に問題はないものの、来春の開校はできない見通しとなった。14年春の開校を希望する場合は再申請する必要がある。  
学校教育法は、学校法人が大学を開校する場合、文科相は審議会にその可否を諮問しなければならないと定めている。昨年度までの9年間で計93大学が答申通り文科相によって認可された。  
田中文科相は記者会見で、全国に4年制大学が今年度783(国公立178、私立605)校あることに触れ「大学教育の質が低下している。そのために就職できないことにもつながっている」と話し、当面は新たな大学設置を認めない方針を示した。  
今後、外部有識者を入れた検討会を設け、審議会の在り方を見直す。田中文科相は審議会メンバーの多くが大学の学長や教授で占められていることについても問題視しており、メンバー構成が変わる可能性もある。  
1日に答申された学部の開設(16件)、大学院の開設(13件)は答申通り認可するとした。  
田中文科相:美術大不認可「あまりに突然」怒りと困惑の声/秋田 (2012/11/3)  
田中真紀子文部科学相の突然の方針転換で設立が不認可とされた秋田公立美術大。来年4月の開学を前提に準備を進め、4日にはオープンキャンパスを開催する予定だったが、職員らは構内の垂れ幕を急きょ撤去するなど中止の対応に追われた。穂積志市長は大学設置を引き続き目指す考えだが、開学までの準備が長引けば税金で賄う費用も膨らむ。市や大学、高校など関係者からは「あまりにも突然だ」と怒りと困惑の声が上がった。  
秋田公立美工短大に通う2年の女子学生(19)は「驚いた。開校の準備が整いつつあったのに。理由の詳細が知りたい。編入や入学を希望している生徒への対応はどうなるのか」と話した。同短大付属高等学院2年の女子生徒は「大学になると聞き、学習面で頑張らなければと意欲が高まっていた。残念というよりも、驚きが大きい」と話した。  
高校生の進路にも不安を与えている。市大学設置準備室は「設置認可申請中」と注記した大学概要を県内の各高校に配布。県内各校は来年4月の開校は既定路線として進路指導していた。  
市大学設置準備室によると、昨年11月に東北、北海道の高校2年生6665人を対象に実施したアンケートでは、同大受験を考えていたのは907人と約14%に上る。  
仁賀保高の藤田悟教頭によると、同高コンピューター・グラフィックスデザインコースの生徒2人が進学を考えていたという。藤田教頭は「生徒の意欲がそがれる。進路の選択肢がいきなり減らされるのは大きな損失だ」と驚いた様子だった。  
大学設置のための費用は、昨年度と今年度当初予算ベースの費用を合計すると約7億7062万円。開学が遅れれば、さらに膨らむ可能性がある。着任予定だった教職員などの処遇も決めなければならず、穂積市長は「問題はこれから出てくる」と述べた。  
市に4年制化を答申した有識者委員会の委員を務め、大学設置委員の経験もある県立近代美術館長の河野(こうの)元昭・尚美学園大大学院教授は田中文科相の不認可表明について「就任したばかりなのに急な路線変更」と憤る。少子化時代に大学が増えすぎ、財政が悪化しているなどの指摘にも「正論だがそれはこれからやるべきこと。前の大臣のままだったら認可されていたのでは」とおさまらない。「一番迷惑を被ったのは進学しようと準備していた高校生と短大から編入しようと思っていた学生では」と話した。  
田中文科相:3大学新設不認可大学側「理不尽」 (2012/11/3)  
田中真紀子文部科学相が2日、大学設置・学校法人審議会が来春の開学認可を答申していた秋田公立美術大(秋田市)▽札幌保健医療大(札幌市)▽岡崎女子大(愛知県岡崎市)の3大学を不認可とした。開学準備を進めていた各校には、まさに「寝耳に水」の判断。現場には混乱が広がった。3大学側は来週にも田中文科相に面会を求め、撤回を要求する。  
岡崎女子大 / 開校準備に2億7000万円  
岡崎女子大(愛知県岡崎市)を来春開学する予定だった学校法人清光学園は2日、運営している岡崎女子短大で記者会見を開いた。長柄(ながら)孝彦理事長は厳しい表情で「認可条件をクリアしていたのに理不尽。憤りを感じる」と語った。  
同大は子ども教育学科の1学科(定員100人)で開学する予定で、ホームページやチラシでPRし、10月にはオープンキャンパスも開いた。約2億7000万円をかけて短大の教室・設備の改修や備品購入を進め、新たに雇用する12人の専任教員も内定していた。  
不認可について長柄理事長は「大きな痛手で計り知れない損失」と述べた。田中文科相の「大学の数が多すぎ、質が低下している」との趣旨の発言に対しては「エリート主義のあらわれで、極めて問題がある」との声明文を読み上げた。  
今後は、現状を高校などに説明すると共に、教員内定者と対応を話し合う。大学の定員は、短大の定員を100人削減して振り替える形を取っていたため、短大の募集定員を増やせるか文科省と相談するという。  
同大は保育士や幼稚園教諭などの人材育成が目的で、長柄理事長は「社会的ニーズに応え、社会的責任を感じて(新設を)申請した」と強調した。岡崎市は「保育士確保に苦労しているなかで、市内に4年制大学の養成校が誕生すると期待していたが残念だ」とのコメントを発表した。  
秋田公立美術大 / 新校舎を建設中  
「大臣の考え方一つで方針が変えられるのは行政の継続性を逸脱している。到底承服できない」。秋田市の穂積志(ほづみもとむ)市長は2日、緊急記者会見を開き、田中文科相への憤りをあらわにした。  
09年の市長選で初当選時、穂積市長は現在の秋田公立美術工芸短大を4年制化して秋田公立美術大にする構想をマニフェストに掲げた。背景に短大生の就職率の低迷などがあった。  
田中文科相:3大学新設不認可文科省内も驚き (2012/11/3)  
田中真紀子文部科学相は、10月26日と同30日の閣議後に開かれた記者会見でも「大学の認可が多すぎる」と持論を述べていたが省内の驚きは大きかった。  
ある幹部は「認可を想定し大学に進学する予定で就職活動していない短大生がいる」とあまりの影響の大きさを危惧。別の幹部は「法人や学生のサポートなどできることをこれから最大限考えるしかない」と頭を抱える。  
田中文科相は2日の記者会見で「副大臣にこの話が伝わっているか分かりません」とも述べ、省内で十分な説明を尽くしていないことをうかがわせた。  
また、批判の的とされた審議会委員は、慎重な対応に終始。ある委員は「委員としては設置審査を粛々と行った。認可か不認可かは、文科相の判断だと思っている」とコメント。また、別の委員も「お答えできる立場にないのでコメントは控える」とした。【石丸整、福田隆】  
基準緩和で大学数急増  
4年制大学は1990年度の507(国公立135、私立372)校から、今年度は276校(54%)増えて783(国公立178、私立605)校となった。進学率の高まりとともに90年代に大学の設置基準が緩和されたことが背景にある。  
定員割れの大学も増加している。学生数が定員を割った大学は1990年度は15校にすぎなかったが、2011年度は223校と急増。少子化が進む中、大学数の多さを指摘する声もある。  
大学を新設しようとする学校法人は、前年3月末までに大学設置・学校法人審議会に申請する必要がある。審議会は教育課程や必要な教員数、運営に必要な財産を審査。学長らの面接などを経て、10月ごろ答申を出す。  
審査で設置基準に満たないと判断されれば「警告」を受けたり、修正要求や申請の取り下げを求められるケースもある。  
一方、大学設置・学校法人審議会はメンバー29人のうち7割強の22人が大学関係者で占められている。任期は2年で、大学教育に関わる視点での検討が期待されている。  
解説 / 唐突な判断、危険はらむ  
文部科学相は大学設置・学校法人審議会が出す答申に従う義務はない。しかし、学校教育法は審議会への諮問を定めており、歴代の文科相は答申を尊重して認可を判断してきた。今回文科省の担当者は「大臣の政策判断」と説明するが、あまりに唐突な判断だ。  
大学新設不認可:文科省幹部、頭抱え学生への影響危惧 (2012/11/3)  
田中真紀子文部科学相が2日、大学設置・学校法人審議会が来春の開学認可を答申していた秋田公立美術大(秋田市)▽札幌保健医療大(札幌市)▽岡崎女子大(愛知県岡崎市)の3大学を不認可とした。田中文科相は、10月26日と同30日の閣議後に開かれた記者会見でも「大学の認可が多すぎる」と持論を述べていたが省内の驚きは大きかった。  
ある幹部は「認可を想定し大学に進学する予定で就職活動していない短大生がいる」とあまりの影響の大きさを危惧。別の幹部は「法人や学生のサポートなどできることをこれから最大限考えるしかない」と頭を抱える。  
田中文科相は2日の記者会見で「副大臣にこの話が伝わっているか分かりません」とも述べ、省内で十分な説明を尽くしていないことをうかがわせた。  
また、批判の的とされた審議会委員は、慎重な対応に終始。ある委員は「委員としては設置審査を粛々と行った。認可か不認可かは、文科相の判断だと思っている」とコメント。また、別の委員も「お答えできる立場にないのでコメントは控える」とした。  
新設不認可:3大学「寝耳に水」広報や校舎新築、徒労に (2012/11/3)  
田中真紀子文部科学相が2日、大学設置・学校法人審議会が来春の開学認可を答申していた秋田公立美術大(秋田市)▽札幌保健医療大(札幌市)▽岡崎女子大(愛知県岡崎市)の3大学を不認可とした。時間と予算をつぎ込んで開学準備を進めていた各校には、まさに「寝耳に水」の判断。これまでの広報活動や校舎新築などの準備が無に帰しかねず、現場には混乱が広がった。3大学側は来週にも田中文科相に面会を求め、撤回を要求する。  
秋田公立美術大  
「大臣の考え方一つで方針が変えられるのは行政の継続性を逸脱している。到底承服できない」。秋田市の穂積志(ほづみもとむ)市長は2日、緊急記者会見を開き、田中文科相への憤りをあらわにした。  
09年の市長選で初当選時、穂積市長は現在の秋田公立美術工芸短大を4年制化して秋田公立美術大にする構想をマニフェストに掲げた。背景には短大生の就職率の低迷などがあった。  
今年度予算では開学を見越した校舎の新設費として約5億1912万円を計上し、工事は10月末現在で36%が完了。新大学の3年次に編入(定員10人)を希望している短大生32人の進路も白紙となる。穂積市長は「出はなをくじかれた思いだ」と険しい表情を見せた。  
同短大2年の女子学生(19)は「不認可にした理由の詳細が知りたい。編入や入学を希望している生徒への対応はどうなるのか」と話し、同短大付属高等学院2年の女子生徒は「大学になると聞き、学習面で頑張らなければと意欲が高まっていた。残念というよりも、驚きが大きい」と語った。  
札幌保健医療大  
看護学の単科大・札幌保健医療大(札幌市東区)を開設予定だった学校法人「吉田学園」。大学設置準備室の鈴木隆室長は「教員の数など大学設置基準を超える手厚い態勢で開校準備に当たってきたのに『今ごろなぜ』という気持ちだ」と憤りを隠さない。  
同学園は札幌市で専門学校9校を運営しており、このうち看護専門学校の「北海道保健看護大学校」の大学化を目指し、約4年前から準備を進めてきた。既に校舎の改築工事を済ませ、約30人の専任教員や数十カ所の実習病院も確保。3日には学生募集のためのオープンキャンパスを開き、募集要項を配布する予定だった。しかし「不認可」で急きょ中止せざるを得なくなり、職員が参加希望者一人一人に手分けして連絡するなど対応に追われた。  
大学不認可―田中さん、乱暴すぎる (2012/11/3)  
田中真紀子文部科学相がきのう、3大学の開学申請を不認可とした。  
前日に同省の大学設置・学校法人審議会が「可」と答申したのを、たった1日でひっくり返したのだ。  
不認可となった3校は来年度以降、申請し直さなくてはならない見通しになった。  
この30年間で、答申が覆った例はない。しかも、申請内容の問題ではなく、「大臣の政策的な判断」だという。  
これでは3校は到底、納得できまい。  
各校が新設を申請したのは半年以上も前のことだ。この間、審議会とやり取りを繰り返し、その意見を受け入れて計画を修正してきた。  
開校の予定は来春で、すでに志望者向けの説明会を開くなどの準備を進めていた。もう11月だ。大学側だけでなく、志望者も動揺しているだろう。  
田中文科相は不認可にした理由について、記者会見でこう語っている。  
「大学がすごくたくさんつくられ、教育の質がかなり低下してきている」「大学同士の競争の激化で、運営に問題のあるところもある」  
たしかに、いま全国の私立大の半数近くが定員割れを起こしている。その原因が、大学の数が増え続けてきたことにあるのも事実だ。  
4年制大学はこの20年の間に1.5倍に増えている。短大の4大への衣替えが続いているせいもあるが、何よりも文科省が91年に大学認可の規制を緩和したことが大きかった。  
過当競争の結果、経営難に陥る大学も少なくない。  
大学が多すぎるからといって、今ある大学を安易に淘汰(とうた)すれば、在校生が路頭に迷ってしまう。まず新設に歯止めをかけようと考えること自体は間違ってはいない。  
田中文科相は、現在のように委員の大半を大学関係者が占める審議会で認可の是非をきちんと審査できるのか疑問だ、とも指摘している。  
だが、大学行政や審議会のあり方は、別途議論して制度改革を進めるべき問題だろう。  
すでに申請されていた3校については、現行制度に基づいて判断するのが当然だ。政策を転換するつもりなら、審査している間に伝えるべきだった。大臣の鶴の一声で変更していい性格のものではあるまい。  
大学界にも自助努力を求めたい。定員割れしている大学が自ら定員を削るなどの工夫をしないと、事態は改善しない。