早く出てこい「21世紀ビジョン」と財政再建計画

はじめに財政再建計画ありき 
どんな世の中が創りたい 
所得倍増  列島改造  1億総中流  
ふるさと創生 首都移転 地域振興券 
 
1億総上流 
歴史を繰り返したくない
 


   
不景気の長いトンネル 抜けると雪国
 
成長産業 
農業 米離れ 
糸 消滅 アパレルで再生 
鉄船 成熟 
家電 成熟 
車 成熟再編 
土建 不滅に翳り 
テーマパーク 束の間 
コンピュータ 箱もの作り 
 
ソフト 美味しいが手が出ない
   
情報化社会 
1980年代後半 日本でも叫ばれた 
信じたアメリカはホワイトカラーもリストラした
 
土地転がしに明け暮れた 
銀行株屋が大手を振った 
百姓まで金貸しを始めた 
バブル崩壊 
2000年やっと情報化社会宣言
   
整理学 
バカは有益無益  区別できない  整理できない  
身の回りの遠いところから捨てればよい 
埃だまりから捨てればよい
 
無駄を無駄としてとって置く余裕 
どだい無駄などない 
捨てた本を思い出すことがある 
マンション買って壁一面の本箱を頼んだ
 
   
ビジョン 
独立した  同様に独立した新しい会社を支援した 
本邦第一次「ベンチャー」風に乗った 
走ることでは負けなかったが 「 経営」を知らなさ過ぎた 
どんな会社にしたいか考えはなかった  
オイルショックで終わった
   
ITの先にどんな社会がある  ITはツールだ 
ITで儲けたの損したの損得ビジョンしかない 
勝ち負けビジョンしかない
   
答えは簡単  どんな生活を楽しいと感じるか 
働く時間は少ないほどよい 
楽しい家庭を作る 
時に美味しいものが食べられる 
時に旅行ができる 
老後の不安が無い
 
全て同時に叶うなど望んだりしない 
時刻表を作り 一つひとつやれそうであれば 
安心して我慢もする 無駄遣いもする 
世の中が明るくなる
   
夢 
カメラマンになりたかった 
皆が土門拳を誉めた  私は好きになれなかった 
芸術って何 無い知恵絞って真剣に考えた 
好き嫌いでよいと悟った
 
黒沢明 小津安二郎 大島渚 ミケランジェロ・アントニオーニ フェリーニ 
映画に写真は勝てないと思った
 
心を瞬間揺するが 揺すり続けてくれない 
写真をやめた
   
物造り 
口下手だった 
理屈で物を売った  理論を作った 
仕事が面白くなった 
自分の話ができるようになった 
物を作った
 
信じて買ってもらえた 
仕事を楽しんだ
 

 
2000/