コロナ越冬 2022

コロナ禍
今年も1年 振り回されました

三密注意
外出自粛
引きこもり
人とのつながり 薄らぐばかり

来年もお相手は コロナですか


●三つの「密」を避けて行動しましょう
1. 換気の悪い 「密」閉空間
2. 多数が集まる「 密」集場所
3. 間近で会話や発声をする「密」接場面 
●感染対策 6つのポイント
1. マスク着用・手洗い・寒くても換気の徹底
2. 屋外でも、人と人との距離を十分にとる
3. 体調が悪ければ無理な登校・出勤はやめましょう
4. 会食時は大皿・箸の共用は避け、会話時はマスク
5. マスクをしていても大声を出して騒がない
6. 帰省時など県外との往来の際は特に注意
新たな変異株(オミクロン株)が国内で確認されました。他県ではデルタ株の確認もあります。基本的な感染対策は変わりませんので、引き続き徹底をお願いします。  
●オミクロン株は何が怖いのか? WHOも大警戒 
オミクロン株の何がそんなに厄介なのか? 50カ所“プチ整形”で別人レベルの顔つきに
11月26日、WHOが新型コロナウイルスのオミクロン株を「懸念すべき変異株」(VOC)に指定した。南アフリカ共和国の感染例報告からわずか2日での、警戒度最大。WHOの迅速すぎる動きは世界を震撼(しんかん)させた。
南ア国立伝染病研究所(NICD)によると、同国では10日間のうちに感染者数が312人から1万1535人へと急増(12月2日)。11月中にゲノム解析された分だけでも、オミクロン株は249件中の183件に上り、74%を占めたという。
世界では全大陸でオミクロン株が確認され、すでに50超の国と地域に広がっている(12月8日時点)。
そうした感染拡大のスピードはもちろん脅威だが、それ以上にオミクロン株が厄介視されているのは、けた違いの変異の多さによる。
国連地域情報センターのまとめ(11月30日時点)によれば、オミクロン株には50個もの変異が確認されており、そのうち32個は「スパイクタンパク」に生じている。スパイクタンパクは、感染(ウイルスの細胞への侵入)に不可欠な役割を果たし、免疫システムにとってはウイルスの目印でもある。
大量の変異は、いわば一気にあちこち“プチ整形”が施されて、顔つきがすっかり変わってしまったことを意味する。
インドから世界に広まり、先行の変異株に代わって感染の主流となったデルタ株でさえ、スパイクタンパク上の変異は9個である。デルタ株のVOC指定まで約半年かけたWHOも、今回は一層の危機感を持つわけだ。 
細胞に侵入しやすく、免疫から逃れやすい “顔認証をすり抜け”再感染リスク2.4倍
ただし、一口にスパイクタンパク上の変異といっても、その影響にはいくつかのパターンがある。
例えば、アルファ株(英国型)やベータ株(南ア型)、ガンマ株(ブラジル型)では、「細胞への侵入のしやすさ」を高める変異が確認されている。デルタ株に特徴的なのは、「免疫からの逃れやすさ」を促す変異だ。
オミクロン株は上記の両パターンを複数持ち合わせているため、「感染力が高い」とされる。
特に、免疫から逃れやすいということは、「再感染しやすい」と言い換えられる。無理もない。免疫の“顔認証システム”は、過去の感染の記憶をベースに準備されている。顔つきがガラッと変わっていれば、すり抜けるのは簡単だ。
実際、南アの研究グループは12月2日、「オミクロン株の再感染リスクはデルタ株やベータ株の2.4倍」とする査読前論文を公表した。
研究では、11月27日までに感染が判明した280万人中、再感染の疑いは3万5670人だった。特に、デルタ株の流行時に感染した人の再感染が多いという。オミクロン株に、過去の感染で得た免疫を回避する能力があることを示す、疫学的な証拠といえる。
ただし、南ア国立伝染病研究所(NICD)のアン・フォン・ゴットベルク氏は、再感染やブレイクスルー感染では重症化しないとの見通しを示している。
では、オミクロン株に対し、私たちは今あるワクチンと治療薬でしのげるのか。今回はひとまずワクチンについて確認しておきたい。 
世界でブレイクスルー感染続々 ファイザーは3回接種でオミクロン株にも自信
ワクチンについて一番問題になっているのが、「ブレイクスルー感染」だ。ワクチン接種完了後のオミクロン株感染が、世界中で続々と報告されている。
日本国内でも、2例目に感染が確認されたナミビア人外交官は、入国前の10月に2回接種を完了していた。また、イスラエルではファイザー3回接種を完了した医師2人のブレイクスルー感染も報告されている。ただ、いずれも軽症だ。
そもそも再感染が多いなら、ブレイクスルー感染が起きても何ら不思議はない。ワクチンは疑似的な感染を起こして免疫システムを作動させ、本当の感染に備えるものだからだ。
これに対し米ファイザー社は当初から、ワクチンの効果に自信を示してきた。同社幹部のラルフ・レネ・ライナート氏は12月2日、同社ワクチンはオミクロン株に対して「効果が著しく低下するとは考えていない」とした。
ただ、オミクロン株の感染を防ぐには、3回接種が必須のようだ。
12月8日、同社は3回接種であればオミクロン株の感染も防げそうだとする暫定的な研究結果を公表した。ファイザー接種者の血液を使った実験で、3回の接種によって、オミクロン株の感染を防ぐ抗体量が2回接種の25倍に増加。従来株に対する2回接種後とほぼ等しい効果が望めるとした。
なお、ファイザー接種者12人の血液を使った細胞実験では、2回接種で生じる抗体だけではオミクロン株感染を防げないことも報告されている(12月7日)。
それでも同社は、2回接種でもオミクロン株感染による重症化は防げるとみている。あるいは、過去に新型コロナ感染経験がある人がファイザーを接種していた場合は、その抗体はオミクロン株の感染を予防できるという。
ファイザー社は、来年3月にオミクロン株に対応した最新型のワクチンを供給できるとしている。また、いずれにしても接種は「今後何年にもわたって毎年必要になる可能性が高い」と、同社CEOのアルバート・ブーラ氏は定期接種化の必要性を指摘している。 
モデルナの効果は「はるかに低い」可能性 それでもワクチンは無意味ではない
米モデルナ社の見立ては厳しい。CEOのステファン・バンセル氏は11月30日、オミクロン株に対する同社ワクチンの効果は、従来株に対するより「はるかに低い」との見通しを示した。オミクロン株に特化したワクチンを大規模に製造できるまでには、数カ月かかるとしている(フィナンシャル・タイムズ)。
やはり免疫をすり抜ける能力の高さには、相当の警戒が必要のようだ。では疫学的な視点ではどうだろう。公式発表はないが、考える手掛かりはある。
南ア医学研究会議によれば、12月2日時点のコロナ病棟の入院患者38人のうち、6人がワクチン接種を受けており、24人が未接種、8人が接種状況不明だという。また、新型コロナによる肺炎患者9人のうち8人は未接種で、子どもは1人だった。
オミクロン株の割合は、11月中に急速に7割以上に達した。Our World in Dataによれば、南アで接種されたワクチンの内訳は、ファイザーが約58%、モデルナ約38%、ジョンソン・エンド・ジョンソンが約4%となっている。
母数が極端に少ないが、入院患者の接種状況に照らしてみると、オミクロン株への効果は皆無とまではいえないようだ。
WHOのマイケル・ライアン氏も7日、オミクロン株がワクチン接種で得られる免疫を完全に回避する可能性は「非常に低い」とAFP通信に語った。
オミクロン株発生前の9月時点の米国では、ワクチン接種者に比べて未接種者の感染確率は5.8倍、死亡確率は14倍だった(CDC)。オミクロン株の出現によってこの数字が世界的にどう変わるか、注視していく必要がある。 
いち早く外国人入国を禁じた岸田政権 毒性によっては早々に緩和の決断も?
さて今回、オミクロン株に対する日本政府の対応は確かに速かった。
岸田首相は11月29日、南アフリカ共和国からのオミクロン株の報告を受け、早々に外国人の全面入国禁止を発表した。安倍・菅政権の“轍(てつ)”を避けるべく、批判を自ら「すべて負う覚悟」を示したもので、国内から一定の評価を得た。
ただ、同日に通知した国際線の新規予約停止要請は、3日で撤回を余儀なくされた。
その直前には、アフリカ南部諸国のみを対象に渡航制限を敷いた日本や米英各国が、南ア大統領から「不当で非科学的、かつ発展途上国を苦しめるもの」「大きく失望した」と名指しで批判を受けるなど、混乱も続いていた。
なぜこれほどまでに、国は翻弄されるのか。それはひとえに、オミクロン株が「何をしでかすか」が未知数で不気味だからだ。人は知らないものを恐れる。
ただ、大量の変異も、人類にとって実際どの程度の脅威になるかは、厳密にはまだ分からない。
発症前に感染させやすいのであれば、水際対策にも限界がある。オミクロン株は「デルタ株と比べ、感染から他の人に感染させるようになるまでの期間が短い可能性がある」という報道もあり(英保健当局、BBC)、すでに日本人の感染例も報告され始めている。
今後オミクロン株の性質がより明らかになり、もし毒性がさほど強くないとなれば、早めの入国規制緩和も考えるべきだろう。ワクチンや治療薬に一定以上の効果が認められ、円滑に十分に入手できるのなら、なおさらだ。その場合、往来再開の遅れは経済に甚大な被害をもたらしかねない。
オミクロン株を取り巻く状況は、刻一刻と変化している。引き続き、岸田政権の迅速で柔軟な判断に期待したい。 
●オミクロン株 感染力は?重症化は?分かってきたこと 12/8 現在  
日本を含め、多くの国や地域で確認されるようになってきている新たな変異ウイルス「オミクロン株」。これまでデルタ株より感染力が強い変異ウイルスはありませんでしたが、南アフリカではオミクロン株に置き換わってきているとされています。感染力は強いのか、感染した場合に重症化するのか?そして、オミクロン株で“第6波”が起きる可能性はあるのか? いま分かっている情報をまとめました。 
オミクロン株 デルタ株より感染力強い?
新型コロナウイルスは変異を繰り返していて、これまでにも感染力が強かったり、病原性が高く、感染した場合に重症になりやすくなったりする変異ウイルスはありました。この夏以降、デルタ株が世界の新型コロナウイルス感染のほぼすべてを占めるようになっています。世界中の研究機関から、ウイルスの遺伝子配列が登録されるサイト「GISAID」に報告されているのは、この2か月間でも99.8%がデルタ株。感染力でデルタ株を凌駕する変異ウイルスはこれまでありませんでした。それが、オミクロン株を初めて報告した南アフリカでは、デルタ株をしのぐ勢いでオミクロン株の感染の報告が相次いでいます。11月に行われた遺伝子解析の結果でみると、4分の3がオミクロン株に置き換わっているとみられています。デルタ株よりも感染力が強いのではないかと警戒が高まっているのです。遺伝情報を調べてみると、新型コロナウイルスの表面にある突起「スパイクたんぱく質」の変異が30ほどと、これまでの変異ウイルスより多いことが分かりました。ウイルスが細胞に感染する際の足がかりとなる部分で、細胞により結び付きやすい変異があり、感染しやすくなっていると考えられています。また、抗体の攻撃から逃れる変異もあります。こうしたことから、WHO=世界保健機関は、オミクロン株を最も警戒度が高い「懸念される変異株=VOC」に位置づけました。 
現在報告されている以上の広がりか
ヨーロッパではオミクロン株が報告されていない国から入国した人からもウイルスが検出されているほか、遺伝子解析が十分に行われていない国もあります。このため、国立感染症研究所は、アフリカ地域を中心にオミクロン株の感染がすでに拡大している可能性があると指摘しています。専門家は、アルファ株やデルタ株が大きく広がったときと同じように、いま見えている数以上に世界各地で感染が広がっているのではないかと懸念しています。 
“第6波で広がるおそれ”指摘も
いま、日本は、新型コロナウイルスの感染者数が去年(2020)夏以降で最も少ない状態です。しかし、厚生労働省の専門家会合などは、ワクチンの接種から時間がたって効果が弱まることや、気温が下がり感染が拡大しやすい室内の閉めきった環境での活動が多くなることで、感染拡大の“第6波”が起きるおそれを指摘しています。専門家は、オミクロン株が感染力が高かった場合、ただでさえ感染拡大しやすい季節に“第6波”として広がってしまい、大きな感染拡大になることを警戒しています。多くの人が感染すると、重症化しやすい人にも感染が広がります。このため、この夏の“第5波”などで経験したような医療が危機的な状態になるおそれがあるとしていて、こうしたことからも感染対策を続けるよう呼びかけています。いま、ワクチン接種を終えた人は80%近くと高くなっていて、これまでの感染拡大の際とは状況が異なりますが、ワクチンを接種した人でも感染するケースもオミクロン株で報告されています。感染力や感染した場合の重症になりやすさ(病原性)を見極められるまでは、最大限の警戒をするという対応が取られています。 
これまでの変異ウイルスとの比較
感染力や病原性など、いま分かっていることをWHOや国立感染症研究所、各国の公的機関などの情報をもとに、ほかの「懸念される変異株=VOC」と比較する形でまとめました。 
感染力
オミクロン株は、スパイクたんぱく質の変異の数から見ると、感染力が強まっている可能性が指摘されています。WHOは2021年12月7日現在、「これまでの変異ウイルスと比べて増殖しやすいとみられるが、これで感染が広がりやすくなるかはまだ分からない」としています。WHOによりますと、オミクロン株を最初に報告した南アフリカでは、11月第2週から感染者数が増加していて、11月末の1週間では前の週に比べて2倍以上になったとしています。 
病原性
WHOによると、12月6日の時点で、ヨーロッパの18か国で確認された212の感染例すべてが軽症か無症状だったということです。一方で、南アフリカでは11月末からの1週間で新型コロナの入院患者は82%増加しましたが、オミクロン株の感染者が占める割合は明らかになっていないとしています。そのうえで、感染者数が増えれば入院患者の数は増えるとして、全体像を把握するにはより多くの情報が必要だとしています。厚生労働省専門家会合の脇田隆字座長は12月1日の記者会見で、「去年2月の武漢からのチャーター便でも死亡例はありませんでした。病原性はまだ分かっておらず、市中感染しているところの状況を見るなど、慎重に考えるべきだ」と話しています。また、アメリカ政府の主席医療顧問を務めるファウチ博士は12月5日、アメリカメディアのインタビューで、「重症化の度合いはそれほど高くないようだ」と述べる一方で、断定するには時期尚早でさらなる研究が必要だとする考えを示しました。国立感染症研究所 感染症危機管理研究センターの齋藤智也 センター長は、12月7日、NHKの「クローズアップ現代+」で、重症化しやすい人たちに感染していない段階かもしれないことや、感染から重症化までは一定の時間がかかることもあり、重症化しやすいかどうか見分けるには少なくともあと2ー3週間かかるとする見方を示しています。 
再感染のリスク
▽『アルファ株』→ウイルスを抑える抗体の働きは維持、再感染のリスクは従来株と同じか
▽『ベータ株』→ウイルスを抑える抗体の働きは減る、ウイルスを攻撃する細胞の働きは維持
▽『ガンマ株』→ウイルスを抑える抗体の働きはやや減る
▽『デルタ株』→ウイルスを抑える抗体の働きは減る
▽『オミクロン株』→再感染のリスクが上がっている可能性があるという報告も
WHOでは、ワクチンや過去の感染によって免疫を持つ人でも再感染しやすくなる変異があるとしています。南アフリカでは、再感染のリスクが11月にはそれ以前と比べて2.39倍になっているとする研究報告があるということです。しかし、WHOは再感染のリスクや、ブレイクスルー感染がどの程度起きるか見極めるためには、さらに研究が必要だとしています。 
ワクチンの効果(ファイザー・モデルナのmRNAワクチン)
▽『アルファ株』→感染予防・発症予防・重症化予防ともに変わらず
▽『ベータ株』→発症予防・重症化予防ともに変わらず
▽『ガンマ株』→感染予防・発症予防・重症化予防ともに変わらず
▽『デルタ株』→感染予防・発症予防・重症化予防ともに変わらず(感染予防・発症予防は下がるという報告も)
▽『オミクロン株』→不明(※重症化予防効果あるとの見方も)
オミクロン株について、ワクチン接種を完了した人でも感染しているケースが報告されています。症状は軽症だとされています。ファイザーとともにワクチンを開発したビオンテックのCEOは、アメリカメディアのインタビューで、オミクロン株に対しても重症化を防ぐ効果がある可能性が高いという見解を示しています。 
治療薬の効果
オミクロン株の変異のため、重症化を防ぐために感染した初期に投与される『抗体カクテル療法』に影響が出ないか懸念されています。一方で、ウイルスの増殖を防ぐ仕組みの飲み薬には影響が出ないのではないかと考えられています。また、WHOは、重症患者に使われる免疫の過剰反応を防ぐ薬やステロイド剤は、引き続き効果が期待されるとしています。 
感染経路
新型コロナウイルス感染経路は、飛まつや「マイクロ飛まつ」と呼ばれる密閉された室内を漂う小さな飛まつが主で、ウイルスがついた手で鼻や口などを触ることによる接触感染も報告されています。オミクロン株について、感染力が強まっているおそれはありますが、同様の感染経路だと考えられています。 
専門家「第6波の元になっていく可能性も 油断してはいけない」
ワクチンやウイルスに詳しい北里大学の中山哲夫 特任教授は「国内に入っているという前提で考えないといけない。検査体制を充実させる必要があり、濃厚接触者を追跡できないと、第6波の元になっていく可能性もある。病原性については、感染しても重症化しにくいかどうかはまだはっきりわからない。それなりに感染力が強いと、重症化する人が一定数出てくると考えられるので油断してはいけない」と話しています。また、新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会のメンバーで、東邦大学の舘田一博 教授は「感染性に関してはかなり高いことが推定されているが、重症化しやすいかどうかはまだはっきりと結論が得られていない。まだ、オミクロン株で重症化したという報告はほとんどないが、高齢者や免疫不全の人などがどれだけ重症化するのか注意して見ていく必要がある。ワクチンの効果については、弱まったとしても全く効果が無くなるとは考えにくいのではないか。追加接種を粛々と進めていくことが重要になる。また、治療薬について、抗体カクテル療法は効果が下がる可能性はあるので、これからのデータを待たないといけない。開発中の飲み薬は、ウイルスの遺伝子を増幅する酵素や合成に関わる酵素を阻害するもので、オミクロン株でもその部分には変異が入っていないので、効果は維持されるのではないか」と話しています。 
これまでと同様の対策を
オミクロン株は、▽デルタ株より感染力が強く、病原性も高い変異ウイルスなのか、▽感染力は強いものの、重症化の割合は低い変異ウイルスなのか、2021年12月初めの段階ではまだ見極められません。オミクロン株の起源は分かっておらず、国際的なウイルスの監視網が届いていないところで発生したと考えられています。現在、感染力や病原性について、世界中で研究が進められていて、WHOや国立感染症研究所などが情報を更新していく予定です。私たちができる対策はこれまでと変わりません。厚生労働省の専門家会合も、ワクチン接種の推進に加えて、マスクの着用、消毒や密を避けるといった基本的な対策を続けるよう呼びかけています。 
 
 

 
2021/12