枯れすすき

小名木川
川沿いのすすき  緑をとりもどす

「昭和枯れすすき」
昭和50年前後 最初のベンチャーの風 
オイルショック 4年で撤退

「津軽海峡冬景色」 昭和52年 
グループ会社に吸収 助けけていただきました
 


 
 
 
 
昭和48年 餓鬼集団の新会社に参加
経営者不在 皆が走る
営業マン 自分ながら よく走りました
残念ながら オイルショック 急激にお客様も経営悪化
当然 新会社も危機
グループ会社に吸収してもらいました
演歌大好き人間 自動車 カセットテープ
いつの間にか 
演歌の歌詞 記憶のキーワード 宝庫になる
 
 
 
 
「昭和枯れすすき」  1974
貧しさに負けた いえ 世間に負けた
この街も追われた いっそきれいに死のうか
力の限り 生きたから 未練などないわ
花さえも咲かぬ 二人は枯れすすき
   踏まれても耐えた そう 傷つきながら
   淋しさをかみしめ 夢を持とうと話した
   幸せなんて 望まぬが 人並でいたい 
   流れ星見つめ ・・・
この俺を捨てろ なぜ こんなに好きよ
死ぬ時は一緒と あの日決めたじゃないのよ
世間の風の 冷たさに こみ上げる涙
苦しみに耐える ・・・
 
 
 
 
・・・ 世間に負けた
上司に尻尾は振りませんでした
一匹狼 マイペース
世の中捨てたものでは 捨てる神あれば拾う神あり
 
 
 
 
・・・ いっそきれいに死のうか
自身 納得するまでやる
寝る時間を惜しんで働きました
見ていてくれた人 応援いただきました
 
 
 
 
・・・ 未練などないわ
やれること やりつくす
不運 世相に負けました 
店仕舞い 直接販売から代理店販売へ
 
 
 
 
・・・ そう傷つきながら
良くも悪くも 経験
強くなりました 嫌いな言葉 「失敗に学ぶ」
成長 自分の世界
 
 
 
 
・・・ 夢を持とうと話した
どんな自分に どんな会社に どんな家庭に
タイムスケジュール  お絵描き
だから今 ・・・ する 
全て行き当たりばったり
 
 
 
 
・・・ 人並みでいたい
人並以上になりたい
収入 食事 生活 住まい
家族との旅行 ドライブ関東走りきる
 
 
 
 
・・・ なぜこんなに好きよ  
同僚 大事に
競争相手 社会常識 お勉強
切磋琢磨
 
 
 
 
・・・ あの日決めたじゃないのよ
皆の夢 バラバラになる
組織人間 仕事人間 サラリーマン
我慢 2-3年が限界
 
 
 
 
・・・ こみあげる涙  
心の中 人それぞれ
空中分解
涙も出ない 自分のことだけ考える
 
 
 
 
 
 
 
「津軽海峡冬景色」  1977
上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中
北へ帰る人の群れは 誰も無口で 海鳴りだけをきいている
私もひとり連絡船に乗り こごえそうな鴎見つめ
泣いていました ああ 津軽海峡 冬景色
 ・・・ 
ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと 見知らぬ人が指をさす
 ・・・  
 
 
・・・ こごえそうな鴎見つめ
どんな仕事が待っている
自分の生き方  どんな生活
人任せにできない
 
 
・・・ 見知らぬ人が指をさす
社会の変化
他人の意見 異業種の価値観
学校の先輩 同窓 交流

 
 

「平成枯れすすき」 
最期の煙草に 火をつけて ふたりで一緒に 吸いましょか
今世の契り 来世まで 誓って結ぶ 赤い糸 
川面に浮んだ 枯れすすき あんたもあたしも 枯れすすき
   最期に観る月 まんまるい 疲れた心に 暖かい
   都会の水は 苦かった 今更帰る 田舎も無い ・・・
最期のくちづけ ほろ苦い ふたりで流した 涙味  
この世に未練 無いふたり 極楽浄土 探す旅 ・・・ 
 
 
「怨む」「恨む」
・・・
相手に伝わらない 時間の無駄
見る目の無かった 自分を反省
笑い飛ばして忘れる
死んで花実が咲くじゃなし 怨み一筋生きて行く 女いのちの怨み節
恨み言葉も ただ恋しさに 泪まじりの 演歌になる
この世の運命 恨んでも どうにもならない 想い出ばかり ああ氷点の街 旭川
つめたい青春を 怨むことさえ あきらめた 弱い私は 噂の女
みれん水割 恨みを流す 明日に生きる 夢に生きる 横浜のおんな
かむった面は鬼の面 うらむつもりが またほだされて なかで涙があふれます
崩れるように身を寄せりゃ 夜明けを怨む雨が降る 雨が降る
もう怨むまい もう怨むのはよそう 今宵の酒に 酔いしれて
信じることに疲れても リンゴのように 誰も怨まず 明日をやさしく みつめよう
捨てられた猫は鳴きもせず どこか身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ
心の中に冬がくる 恨み言葉も ただ恋しさに 涙まじりの うたになる
夢よ飛んでけ恨み忘れて あなたに届け せつない気持
娘盛りの胸ん中 恨み恋しの雪女
賭けて悔いない この命 かわい女房よ 女房よ 恨むなおまえ
酒に恨みは ないものを あゝ 長崎は今日も雨だった
あなたを恨んで 呑んでます
悲しみ多い 恋でした ああ つきぬ恨みの函館 函館ブルース
好きで添えない 人の世を 泣いて怨んで 夜が更ける
恨むでしょうか おろかな母だと ごめんね ごめんね こんな母の子に 生まれて
螢 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け
だまされたわけじゃない あなたを恨むと不幸せ 男と女は 夢芝居
もう一度甘えたい あゝあなただけ 細い運命を 恨んで泣いて 肩に崩れる 戻り傘
たとえひと冬 待ったとて 逢えぬ運命が 怨めしい 唄も涙の 流氷挽歌
 
 
 
 
 
 
 

 
2020/7
 
津軽海峡
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「海峡」
明日がほしい 暗い海峡 灯をともし ついてゆきます あなたが港町
霧笛よ泣くな ぐずれば逢いたい あんた あんた あんたの海峡
人目の無い国へ 春はいつくる 春はいつくる いじわる海峡
私のあすはどこにある 心つめたい夜の海峡 ひとり旅
あなた愛した ここで生きるわ ああ 心の海峡 別れ風
津軽の海峡荒れて 俺もお前も 故郷へふるさとへ 帰りつけない 文明沙漠
船が揺れれば心も揺れて 強くあなたにまた縋る あゝ愛の旅ゆく ふたりの海峡
も一度やり直せるなら このままこのまま帰り船乗る もう遅いもう遅い涙の海峡
雪と一緒にみれんが積もる 情けの糸を切らないで 飛ぶに飛べない 海峡かもめ
雪を切れ切れ 寒椿 明日は咲きます 海峡の宿
決めた心を 火の酒に もやして身をやく 海峡酒場
すがる未練の 浮標あかり あなたどうして 生きればいいの 心凍える 海峡氷雨
花をみつめて 夢を探したら 海峡平野は もう春の海
生まれ変わればこの命 雪の蛍に なれるでしょうか ああ釜山海峡 日本海
あゝこの舟は木の葉舟 漕いでも漕いでも たどる岸ない 飢餓海峡
叫ぶ名前も 闇に呑まれて これより先は 波も泣いてる 忘れ海峡
冬から春へ かけ足で 女の胸も とける頃 ああ 海峡に風が吹く
そばで一緒に しぶきを浴びる 夢を追います 根室海峡
あなたの船は しぶきを浴びて 左へ右へゆれながら 西へ流れる ああ時雨海峡
夢の小島に 着きたがる 人生海峡 おんなの旅は 今日も荒海
嵐と云う名の海峡越えて たどり着きたい 幸せ港
望む雷州 海峡通う あの船に君と揺られたい 恋と夢の島 海南島
私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ津軽海峡冬景色
愛のない くらしなんて わたしはほしくない ああ 春は遠い ふたりの海峡
がんばろうね ふたりでね 影がより添う 豊予海峡
逢いに行きたい 抱いてやりたいよ 北のふるさと 海峡こえて
いつになったら夜があける 津軽海峡 心をはこべ 北のかもめよ心をはこべ
あなたは遠く ふたたび逢える ことも無い 北の海峡 別れ波
あゝ砂に抱かれた 埋もれ舟 あのひとを 追いかけて 星が流れる 北海峡
花を手向ける春の日が ああ北海峡 沈んで浮いて どうせ死ぬまで どうせ死ぬまでひとりだよ
紅の寒椿 夢の中でも 散りいそぐ 鳴門海峡 海が鳴る
吹雪の岬 身を投げて 死んでくれると いうのなら あゝあなた 夜叉海峡
船は来るのに 戻らぬ人を 鴎どうして 忘れりゃいいの 夢を返して 夕霧海峡
みな仲間 右も左も 有りゃせんと しぶきが吠えるぞ 来島海峡
抱かれたい あまえたい 心が寒い 北の海峡 ああ なごり雪
浮標の代りに 女火が 螢となって 波に舞う ホー ホー 螢火海峡
あなた教えて未練火を どこで消したらいいのでしょうか 
   外は粉雪 心は吹雪 冬の海峡 女震えて眠れない