「人を殺してみたかった」 親の顔が見たい

人を殺してみたかった 
人を解剖してみたかった 
遺体をバラバラにしてみたかった 
 
こんな子供に誰がした  
親の責任です 
親が出てきて謝罪してみませんか
 


佐世保同級生殺害事件
 
  
  
  
「人を殺してみたい」 
「人を解剖してみたい」 
「遺体をバラバラにしてみたい」 
普通の人間の願望とは思えません 
気違いと言います
 
(報道が客観的なものであれば) 
親が悪い 
家庭が悪い 
親に「親の自覚」も無くなったのでしょうか
 8/2 
父親の謝罪文  
今回、私の娘が起こした事件により、何の落ち度もないお嬢様が被害者となられたことについては、お詫びの言葉さえ見つかりません。  
人生の喜びや幸せを経験する時間を奪われ帰らぬ人となったお嬢様の苦しみと無念さ、 お嬢様を愛しみ育てられたご両親様及びご親族様が受けた衝撃と悲しみの深さを深慮し、胸が張り裂ける思いでいっぱいです。事件後、その思いが頭を離れることは一秒たりともありません。本当に申し訳ございませんでした。  
また、この事件により、社会に多大なるご不安・ご迷惑をお掛けし、捜査当局その他関係各位にご面倒をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。  
未だご遺族様へ直接の謝罪ができていない段階で、社会に対して私の心情を申し上げることについては、逡巡しておりました。しかし本件が社会的反響の多い大事件であることを重く受け止め、事件から1週間が経過せんとする現時点で、加害少年の父親として、今後ご遺族様に対して、せめて道義的な責任を直視した対応をさせていただく決意であります旨、私の心情を披瀝させて戴きます。  
今は私自身生きる自信さえ喪失しかけておりますが、私の命をもってお詫びしても償うことはできないものと捉え、特にご遺族様に対しては、そのご心情を十二分に配慮しつつ、適切な時期・方法において、謝罪・補償等、私の力の及ぶ限り誠意ある対応をしていく所存です。  
複数の病院の御助言に従いながら、私たちでできる最大限のことをしてまいりましたが、私の力が及ばず、事件が発生したことについては、誠に残念でなりません。  
どんな理由・原因があるにせよ娘の行った行為は、決して許されるべきものではありません。本件については本当に申し訳ございませんでした。重ねてお詫び申し上げます。 
  
親の責務を見直しましょう 
馬鹿な子供でも 常識程度の躾けは親の務めです 
いじめ 教育が悪い 社会が悪いなどといった 
問題のすり替えに注意しましょう
  
少子解消の楽しみの後に 子育てが待っています 
「ゆとり教育」で 子育ての方法は教わっていません 
核家族で年寄りがそばにいません 
親としての子育て 国が親の「親」教育を始めしましょう

 
2014/8 
 
 7/31
佐世保同級生殺害何度も殺人のサイン出ていた (7/31)  
繰り返し毒物を食べさせようとした小学時代  
長崎県佐世保市で同級生の松尾愛和さんを殺害した同級生は、小学6年当時に5回にわたって給食への異物混入事件を起こしていました。  
2010年12月1日から10日ごろにかけて計5回、自分のクラスの女児と男児の給食に異物を混入しました。  
被害者は女児と男児それぞれ1人づつを狙って混入し、他の生徒に被害はなかった。  
1〜4回目は女児を狙い、水、ベンジン、液体漂白剤、靴用の粉末洗剤の順に使用していた。  
5回目だけは男児を狙い、衣類用の粉末洗剤をカレーに入れた。  
いずれも薬物などを水道水に混ぜて使用。薬剤は家から持ち出していた。  
女児を狙って洗剤を入れたところを男児に目撃され注意されたので、復讐のために男児を狙ったのではないかと、当時を知る人が推測している。  
女児を狙った理由については、同年9〜10月ごろに、女児と口論をしていた。  
女児から『今から勉強ばかりするのは分からん』といわれ、ばかにされたように感じ、憂さ晴らしの為に毒物を入れたと話している。  
「テストの点がすべてじゃないやろう」と言われたので「テストの点がすべてさ」と言い返した。  
学校によると5回目に男児を狙ったときに担任に報告し学校が把握した。  
少女の実母と父親は、2人の児童と両親に直接会い、謝罪したという。  
学校では適切なカウンセリングをして収まったとしている。  
だが別な証言をする人もいる。  
犯人の生徒は男児に発見され担任に「告げ口」された時に「殺してやるからな」というような言葉を言っていたのを同級生が記憶している。  
そして加害者の両親は一方で謝罪しながらも、この事件が外部に漏れないように学校と教育委員会に強い圧力を掛けていたようだとしている。  
この異物混入事件は佐世保市内や長崎県では、当時かなり噂になり、今でも当時の掲示板などで噂が飛び交っていたのを見る事ができる。  
だが外部に表立って漏れる事は無く、当時どこにも報告せず隠蔽された。  
教育委員会は「少女の進学先に事案の概要を伝え、中学や高校でも見守りは続けられていた」としているが「見守り」が何を意味しているのかはまったく不明である。  
金属バット襲撃事件高校時代  
去年10月にすい臓がんで母親が死亡すると、元々おかしかった加害者の行動がますます凶暴化していった。  
警察によると3月か4月ごろ、就寝中の父親を金属バットで襲って殴りつけて、頭蓋骨陥没骨折と歯を折る重傷を負わせていた。  
この後すぐ父親は少女の為にマンションを借りて別居しているが、恐らく殺される危険を感じて家から追い出したと想像できる。  
このころ近所の年上の女子高校生らに、母親が亡くなってすぐに別の女性と結婚する父親に不信感を持っていることを相談している。  
不満を持つとすぐ攻撃的になり、憎んだ対象を傷つけようとするのは少女の特徴だった。  
母親が亡くなったり父親が愛人を連れ込むのは不幸に違いないが、それで父親を殴り殺そうとするのは、元々本人が強暴だからとしか言いようがない。  
少女は4月に別居し、父親は5月に再婚した。  
4月に高校が始まっていたが1学期に3日しか登校していなかった。  
中学時代の担任教諭が週1回程度訪ね、食事をしたり相談に乗っていた。  
報道では被害者と加害者はクラスの友人とされているが、学校に行っていなかったので中学時代の知り合い以外、クラスに知っている人は居なかった筈である。  
被害者と加害者は中学の同級生で、家が徒歩数分の距離、親同士が弁護士で知り合い互いにアニメ好きなどの共通点から、学校に通っていなくても時々連絡をとり、会っていた。  
被害者は普通の学校生活を送り、多くの友人がいたので、加害少女はアニメを通じた友人の1人に過ぎなかった。  
一方加害者にとって被害者は同じ年齢の唯一の友人だったようだ。  
というのは加害者は中学では「猫を解剖する女」として避けられていた。  
小学校の異物事件も同じ学校の生徒を通じて知られており、同級生はあまり親しくしようとしなかったのである。  
ただ加害者が苛められていた、というような話は出ていないし、普通にクラブ活動もしている。  
猫の解剖事件中学から継続  
「猫などを解剖したことがある」と警察に話しているが、この猫殺しは中学に入学してすぐに同級生の間で噂が広まっていた。  
警察の取調べに対して、何度も猫を解剖していたと話しているが、どこの猫をどのように捕獲し、なぜ中学の同級生らは知っていたのかなど、詳細は明らかにされていない。  
ただ中学入学時には、クラスメイトはみんな知っていて彼女を避けていたという証言がある。  
逮捕後に彼女自身の口からは、「中学のときから人を殺したいと思っていた」「猫を解剖するうちに、人を殺したいと思うようになり、我慢できなくなった」被害者については「仲のいい友達だ」と供述している。  
「1人暮らしのマンションで一緒にテレビを見るなどしていたら、我慢できなくなった」「人体に興味があり、殺してバラバラにしてみたかった」など色々と話しているが、一度も後悔している様子は見せず、被害者に対しての謝罪とか可哀想だなどの言葉を発した事は無い。  
一週間前には既に殺害を決意しており、用意周到に道具を揃え、被害者を騙す為に買い物に誘ってから一緒に自宅に行き、油断させて後ろから襲っている。  
その後殺害を隠すことも考えていたようで、被害者の携帯電話を草むらに隠し、遺体をバラバラにしようとした痕も残されている。  
父親からの被害者についての問い合わせ電話にも、あらかじめ想定していたのかうまく言い逃れている。  
そして遺体を切り刻む行為をした後で、シャワーを浴び血を洗い流して服を着替えて外に出ている。  
部屋に入られては困るので、父親が来たら言い逃れようと考えたのかもしれない。  
実際には警察官がやって来て少女を警察署に連れて行き、部屋の鍵を開けて中に入った。  
人を殺すことへのためらい、殺害後の後悔などの感情が一切見られない。  
小学生のころから「人を殺したい」感情を周囲に繰り返し表明していた。 
 7/30
猫を解剖..人を殺して解剖してみたくなり、我慢できなくなった⇒佐世保・高1女子殺害容疑者少女の狂気…酒鬼薔薇との類似性 (7/30)  
<佐世保・高1女子殺害事件>次々と明るみ出る容疑者少女の常軌を逸した動機。容疑者少女は「恨みはなかった」という、しかし、小動物解剖癖があり、それがエスカレートし「人を殺して解剖してみたい」という衝動を抑えられなくなかった。酒鬼薔薇事件との類似性――神戸連続児童殺傷事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」の場合は祖母だけが頼りだった中学生がその死をきっかけに精神障害を悪化させ、狂気の連続殺人件を起した――一方、今回の容疑者の場合は、仲が良く頼りにしていた母親が2013年10月に膵臓ガンで亡くなった後の半年後に父親が再婚しようとした。その父親の寝込みを襲って金属バットで殴り、頭の骨や歯を折るなどの重傷を負わせていたりしている。結局、その弁護士をしているらしい地元名士の父親は5月に再婚する。精神障害を悪化させた状況は酒鬼薔薇事件との類似性を思い起こさせる。  
“猫を解剖人殺したいと思うように”と供述 (NHK 7/30 19:27)  
長崎県佐世保市で高校1年生の女子生徒が殺害された事件で、逮捕された同級生の女子生徒は動機について、「猫を解剖するうちに、人を殺したいと思うようになり、我慢できなくなった」などと供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。また、被害者については「仲のいい友達だ」と供述しているということで、警察は、供述の内容について、慎重に捜査を進めるとともに、当時の精神状態についても調べることにしています。  
今月27日、長崎県佐世保市のマンションの部屋で、15歳の高校1年生の女子生徒が死亡しているのが見つかり、被害者の同級生で、この部屋に1人で住む16歳の女子生徒が、殺人の疑いで警察に逮捕されました。  
これまでの調べに対し、女子生徒は「人を殺してみたかった」という趣旨の供述をしていることが分かっていますが、その後の調べで、「猫を解剖するうちに、人を殺したいと思うようになり、我慢できなくなった」などと、動機について供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。また、被害者については「仲のいい友達だ」と供述し、特に取り乱した様子はなく、取り調べに応じているということです。  
これまでの調べでは、2人の間にトラブルは確認されていないということです。警察は、女子生徒の供述の内容について、慎重に捜査を進めるとともに、当時の精神状態についても調べることにしています。  
「ネコ解剖したり…人間で試したくなった」同級生殺害の女子生徒が供述(サンスポ 7/30 20:59)  
長崎県佐世保市で同級生を殺害したとして逮捕された高校1年の女子生徒(16)が「ネコを解剖したり、医学書を読んだりしているうちに、人間で試したいと思うようになった」と供述していることが30日、捜査関係者への取材で分かった。「中学生の頃から人を殺したい欲求があった」と供述していることも判明した。  
県警は女子生徒の家から医学に関する書籍を押収し、女子生徒の供述内容について慎重に捜査している。精神鑑定が必要との見方をさらに強めている。  
また県警は、現場となった女子生徒の自宅マンションに近い市中心部の商店街から、防犯カメラの映像を押収した。  
県警によると、女子生徒は事件前の行動について「(被害者と)一緒に買い物をした」と供述している。県警は映像を分析するなどして、2人の足取りを調べている。  
関係者によると、県警が押収したのは、遺体が見つかったマンション近くにある、商店街の防犯カメラの映像。  
周辺には多くの防犯カメラが設置されており、県警は商店街の関係者に依頼し、事件のあった26日の複数の映像をコピーした。  
女子生徒の逮捕容疑は、26日午後8時ごろ、同級生の松尾愛和さん(15)の後頭部を多数回殴り、ひもで首を絞めて殺害した疑い。(共同)  
加害女子高生の「異常なサディズム的な傾向」酒鬼薔薇事件との共通性を指摘する声  
(Jcastニュース 7/30 20:00)  
長崎県佐世保市の殺人事件は、加害者の女子高生(16)が同級生を解剖したと報じられるなど、残虐な側面が浮き彫りになっている。専門家からは、1997年にあった神戸連続児童殺傷事件との共通性を指摘する声が出ている。  
「ネコを解剖したことがあり、人間でもやってみたかった」。加害生徒は、長崎県警の調べにこう供述したといい、同級生は実際に、首や左手首ばかりでなく、胸から腹にかけても大きく切り開かれていたという。  
人に苦痛を与えることに性的な興奮を覚える?  
生徒は「恨みはなかった」とも供述し、同級生との具体的なトラブルも確認されていない。自宅マンションのベッドの上でこうした行為をしていたとみられ、証拠隠滅を図っただけとは言いがたいようだ。  
その異常な行動には、予兆のようなことも度々起こっていたと報じられている。  
小学6年生だった2010年12月には、同級生2人に「バカにされた」として給食に洗剤を混入させる騒ぎを5回も起こしていた。中学生時代には、小動物を解剖していたとされている。さらに、母親が13年10月に膵臓ガンで亡くなった後、再婚しようとした父親の寝込みを襲って金属バットで殴り、頭の骨や歯を折るなどの重傷を負わせていたという話もある。生徒は、その後の14年4月から、マンションで高校生としては異例の一人暮らしを始めている。  
こうした行動については、神戸連続児童殺傷事件で「酒鬼薔薇聖斗」を名乗り当時14歳の男子中学生だった犯人と似ているとの指摘が多い。  
当時の報道によると、中学生は、裁判で精神鑑定にかけられ、2つの精神障害の合併症だとされた。  
それは、人や動物に対して攻撃的な特徴のある重症の「行為障害」と、人に苦痛を与えることに性的な興奮を覚える「性的サディズム」だ。行為障害とは、大人なら人格障害に当たり、人格が完成していない子供に使われる。  
ネコ殺しなど異常行為の積み重ねが原因?  
精神科医の町沢静夫さんは、今回の加害女子高生も、2つの精神障害を発症していたのではないかとみる。  
「ネコを解剖したり、給食に洗剤を入れたりしたのは、行為障害に当たると思います。それを積み重ねることによって、殺すことに快感を覚える性的サディズムになったのではないでしょうか。女性には珍しいですが、酒鬼薔薇のケースと同じように、同性に対してもありうるはずですよ」  
ただ、酒鬼薔薇事件では、精神病は認められず、責任能力はあったとされており、今回の加害生徒も同様ではないかとしている。  
報道によると、生徒は、ハンマーなどの凶器を事前に購入しており、殺すことに計画性があった。「マンションで一緒にテレビを見るなどしていたら、我慢できなくなった」と供述しているともいい、最後まで同級生を殺すことへの葛藤がありながらも衝動を抑えられなかったようだ。  
町沢さんは、生徒が母親を慕っており、「母親が亡くなって起こったことのショックが大きかったのではないか」と見る。酒鬼薔薇事件でも、祖母だけが頼りだった中学生がその死をきっかけに精神障害を悪化させたとされており、今回の生徒もその可能性があるとみている。  
加害の対象が同級生に向いたのは、「親の愛に恵まれていた同級生に無意識のうちに嫉妬するなどしていたこともあったのでは」とも話している。 
佐世保女子高生殺害長崎県「命の教育」実体は非行隠蔽 (7/30)  
犯人の少女は犯罪の常習犯  
犯人は小学生の時から給食に毒を入れて同級生達を殺害、または傷つけようとしていた。  
その際に「殺してやりたい」と言っていたのを同級生らは記憶している。  
中学に入ってからは近所の小動物(猫だと思われる)を殺しては解剖する行為を何度か繰り返していた。  
殺人くらいやりかねない札付きのワルであって、要監視対象のレベルですが、学校と教育委員会は、少女の非行や犯罪を「無かった」ことにして隠すという最悪の解決法を取った。  
それどころか少女がスケートで国体レベルの水準だったので表彰までしていた。  
この背景には父親が弁護士で母親が佐世保市の教育委員という権威を少女が持っていたのと無関係ではない。  
犯罪を起こした未成年者は、隠してしまい犯罪自体が無かったかのようにする。  
こうして非行件数を減らしたのが長崎県の「命の教育」でした。  
佐世保市内で、というより殺人現場から徒歩3分の場所で弁護士事務所を構えている父親は一切表に出てこず、それでいて自分や娘の情報がマスコミやネットで公開されないように圧力や抗議だけはしている形跡がある。  
たとえば彼の職業が弁護士である事や、娘(犯人)の情報が書かれていたサイトが、相次いで謎の閉鎖をしたり、記載ページが削除されている。  
有名新聞などは弁護士と書かずに一斉に「士業」などと報道している。  
それでいて被害者の周辺には付きまとい、家族や同級生にインタビューしている。  
娘が犯罪行為を犯すたびに、弁護士で地元の名士という地位を悪用して、隠蔽するように圧力を掛けていたといわれているこの父親が、娘の性格を決定付けたと言っても過言ではない。  
給食毒物事件、教育委員会が隠蔽  
7月29日、佐世保市議会文教厚生委員会は、佐世保市教育委員会から事件への対応について報告を受ける会合を開いた。  
少女が小学生のときに給食に異物を混入した事案が取り上げられ、当時の市教委の対応をただす声が上がった。  
長崎県教育委員会によると、少女は小学6年生のとき、家から漂白剤や洗剤を持ちだし、学校の給食に混ぜて大きな問題になった。  
佐世保市教育委員会は、当時の対応について「学校から混入事件に関する報告があり、県にも報告した。心のケアなどもさせていただいた」と説明した。  
「市議会に報告しなかった点は反省したいと考えている。その後の県教委の対応については知らない」とも述べた。  
永元太郎・佐世保市教育長は「引き継ぎ対応システムが県側とつながっていない」などと説明したが、市議からは「県教委と市教委の連携がどうなのかと以前から疑問に思っていた」などの意見が相次いだ。  
彼らが実際にやった事は「心のケア」などではなく、事件そのものが起きなかった事として外部に漏れないようにしたことと、マスコミが報道しないように、生徒や父兄が騒がないように押さえつける事だった。  
事件を無かった事にするために、教育委員会は県に報告せず、警察や児童相談所、精神病院その他の機関にも連絡せず秘匿した。  
当然「心のケア」が出来るはずも無く、口封じをするように圧力を掛けただけだった。  
給食に毒を入れるというのは一般的に大変な犯罪であって、大人なら当然逮捕され裁判を受け、実刑で服役するレベルの重罪です。  
それを無かった事にして隠蔽した結果、本人はなんら処罰されず、歪んだ心が直される事も無かった。  
加害者の少女に関する、長崎県や佐世保市の不正はこれだけではない。  
小動物解剖事件も隠蔽  
佐世保市では2004年6月、小学6年生の女児が同級生を殺害するショッキングな事件が起きた。  
それ以来「命を大事にする教育」と称して、実際には子供が犯罪を犯しても隠して非行件数を少なくする行為を繰り返していた。  
生まれるべくしてこの街から殺人鬼が生まれている。  
加害者の少女は以前から異常行動を取っていて、中学に入学すると同級生の間では「猫を殺して解剖している」という噂が立ち誰も友達になろうとはせず浮いていた。  
この件について長崎県警に取り調べで「小動物を何度も解剖していた」と話していて、事実だった事を確認している。  
性格は一言で現すと陰気で、笑ったり挨拶するような子供ではなかった。  
中学では放送部に入っていて将来はアナウンサーになると話している。  
中学、高校を通じて友人だったという人はなく、友人は1人も居なかったようです。  
成績は良く、市内の進学校から東大を目指していたが、高校には通学せず留学しようとしていた。  
父母兄ともにスケート選手で本人もスケートに取り組み、長崎県では将来国体選手になると期待していたようである。  
絵画の才能もあり県展のような美術展で表彰されたことがある。  
ピアノコンクールでも入賞したようである。  
誰も彼女を咎めない空気が存在した  
そして父が地元の有名弁護士で、母は佐世保市の教育委員で長崎県スケート連盟会長だった。  
こうした事も学校と教育委員会が彼女の行動を、いつも不問にしていたのと無関係ではない。  
彼女は、かなり異常な行動や犯罪を犯しても処罰されない、ある種の特権を持って佐世保で生きていた。  
犯人は少なくとも一週間前から被害者を「遊ぼう」と誘い、同時にノコギリ、ハンマー2つ、紐をホームセンターなどで購入して周到に殺害の用意を始めている。  
被害者に会うと殺意を持ちながらアニメ関係の買い物などを楽しみ、自分の部屋に誘い入れると被害者が後ろを向いているところをハンマーで十数回殴った。  
被害者を油断させて無防備にし、後ろ向きにするまで計算して襲っているのである。  
検死によるとハンマーでは死亡しておらず、その後首を絞められて窒息死している。  
その後首と手を切断し、さらに腹を切り裂いて内臓を開いている。  
その後きれいな服に着替えてマンションの周囲を、うろうろしているところを警官に捕まった。  
自分の父親から被害者について電話で質問されたので、解剖を中断して血のついた服を着替え、様子を見に外に出たのだろう。  
警官によると、捕まえたとき少女の服に血などはついていなかった。  
逮捕されてからも一言も後悔や反省、被害者への言葉などは発していない。  
「命の教育」が作り出した怪物である。 
 7/29
長崎佐世保高1女子殺害事件 (7/29)  
「人を殺してみたかった」「人を解剖してみたかった」「遺体をバラバラにしてみたかった」  
とても勉強ができ、スポーツもでき、立派な家庭で育ち、県内有数の進学校に通う女子生徒(16)。その有能な女生徒が、同級性の女生徒を殺害しました。子どもが子どもを殺す。最悪の悲劇的犯罪です。  
長崎県佐世保市で県立高校1年の松尾愛和(あいわ)さん(15)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同級生の女子生徒(16)〜捜査関係者によると、遺体は首と左手首が切断され、胴体の一部も切られていた。これまでの県警の調べに対し、女子生徒は「すべて私がやりました」などと殺害を認め、動機については「人を殺してみたかった」「遺体をバラバラにしてみたかった」といったことを話しているという。  
女子生徒「人を殺してみたかった」佐世保の同級生殺害朝日新聞デジタル7月28日  
一般の殺人動機の多くは、人間関係のもつれです。つい、カッとなって殺してしまったというものです。または、金目当ての殺人などもあるでしょう。これらは、もちろん悪いことですが、私たちにも理解できる動機です。  
しかし犯行動機として、「人を殺してみたかった」「人を解剖してみたかった」「遺体をバラバラにしたかった」というのは、一般の人の理解を超えています。ここが、彼女の「病理性の高さ」と言えるでしょう。  
おそらく、これらの供述はウソではないでしょう。彼女は、ただ殺したかった。そして、遺体を解剖しバラバラにしたかったのでしょう。  
(このような供述は、どれほどご遺族の心を苦しめることでしょう。)  
人を殺してみたかった  
普通の動機がない殺人の中には、「快楽殺人」があります。人を殺すことが快楽なのです。多くの場合、快楽殺人者は男性で、殺すことに性的快感を得ています。  
今回は、性的快感を感じるような狭い意味での「快楽殺人」ではないでしょう。性的快感を得るという目的すらなく、ただ殺したかった「純粋殺人」ではないかと考えられます。  
他の動機がなく、殺すこと自体が目的という意味での、「純粋殺人」です。  
「人を殺してみたかっか」という供述で思い出すのは、2000年に発生した、17歳高校3年生男子による愛知県豊川市主婦殺人事件(愛知体験殺人事件)です。  
彼の犯行動機が、「人を殺してみたかった」「人を殺す体験がしたかった」でした。  
彼も、今回の容疑者女生徒と同様に、成績優秀な高校生でした。彼は、「他人への共感性の欠如、抽象的概念の形成が不全、想像力の欠如、強いこだわり傾向」があり、「高機能広汎(こうはん)性発達障害あるいはアスペルガー症候群」とされ、医療少年院へ送致されました。  
(アスペルガー障害だからといって、危険な犯罪を犯すわけでは決してありません。)  
遺体をバラバラにしてみたかった  
バラバラ殺人事件は、その衝撃度から、きわめて残虐な犯人像を思い描かれます。しかし多くの場合、遺体を切断する理由は、単純です。遺体を処理したいが、重くて運べないというものです。  
しかし、今回の遺体損壊は、身元を隠すためでもなく、遺体を処理するためのものでもありません。  
容疑者の女生徒は、小動物の解剖をしていたと伝えられていますが、人間のこともバラバラにしてみたいと思ったのでしょう。首と手首の切断に加えて、胸から腹部にかけてもお大きく切開されていたとも報道されています。  
(補足 4/30の報道によれば「ネコを解剖したことがあり、人間でもやってみたかった」と供述)  
長崎・佐世保市で、高校1年生の女子生徒が同級生を殺害した事件で、逮捕された少女は「人を解剖してみたかった」と供述しており、遺体の腹部には切られた跡が残されていた。  
佐世保同級生殺害遺体の腹部には切られた跡フジテレビ系(FNN)7月29日  
この供述から思い出す事件は、2007年に発生した、高校3年生の男子による、会津若松頭部切断母親殺害事件があります。  
この少年も優等生でした。彼は供述しています。  
「もっと(母親の遺体を)バラバラにするつもりだったが、ノコギリで切断する音が大きく、(同居の)弟に気づかれると思ってやめた」「死体を切断して飾ってみたかった」「グロテスクなものが好きだ」「母親は好きでも嫌いでもない。恨みはない」「(殺害するのは)弟でも良かったが、たまたま母親が泊まりに来た」「遺体を切断してみたかった。だから殺した。だれでもよかった」「誰でもいいから殺そうと考えていた」「戦争やテロが起きないかなと思っていた」  
この少年は、「比較的軽度な精神障害」があり「障害に対する充分な治療とともに、長時間継続的な教育を施す必要がある。その過程で真の反省を促し、更生させることが望ましい」とされ、医療少年院送致となりました。  
家裁は、少年を次のように表現しています。  
「少年は障害により、高い知能水準に比して内面の未熟さ、限局された興味へこだわる傾向、情性の希薄さ、他者への共感性が乏しいなどの特質があり、自分の劣等感を刺激されると不満などを蓄積する傾向がある。」  
今回の事件の少女も、これまでの事件で「殺してみたかった」「バラバラにしたかった」と語った加害者少年達と、似たような特徴を持っていたのかもしれません。  
小学校時代の給食薬物混入事件  
今回の佐世保高1女子殺害事件の容疑者女生徒は、小学校時代にクラスメイト複数の給食に複数回「漂白剤」を入れるという事件を起こしています。そのときの動機は、報道されていないのでわかりません。その同級生に対する怒りや恨みがあったのかもしれません。あるいは、「毒を入れてみたかった」「毒を飲むとどうなるか、観察してみたかった」のかもしれません。  
2005年に、静岡で高校1年の女子生徒によるタリウム母親毒殺未遂事件が起きています。彼女も優等生です。県内でも有数の進学校に通い、化学部に所属していました。  
この女生徒は、母親に毒物であるタリウムを与えながら、ネット上のブログで犯行の経緯を日記風に記録していました。内容は、事実と創作が混ざっていたようです。  
母親との間に特別な確執はなく、母親のことを、「好きでも嫌いでもない」と語っています。  
この事件も、「少女は幼児期から発達上の問題があり、人格のゆがみも認められる」とされ、医療少年院送致となりました。  
類似事件で世界的に有名なのが、家族や友人を殺して記録をとっていた「グレアム・ヤング連続毒殺事件」であり、映画化もされています(「グレアムヤング毒殺日記」)。  
なぜ友人を殺害したのか  
今回の事件の被害者は、容疑者の友人です。自宅に1人で遊びにくるような関係です。なぜ、この友人を殺害し、遺体を傷つけたのでしょうか。  
可能性は、いろいろ考えられます。  
・激しい争いがあった。  
・激しい争いはなかったが、逆恨みした。  
・争いはなかったが、大切な友人だからこそ、何かの理由で裏切られたと感じて絶望して殺害した。  
・トラブルは何もなく、嫌いでもなかったが、好きでもなく、身近にいたので、殺してバラバラにした。  
上記で紹介した事件も、誰でもいいから殺したかったと語り、そして家族や友人を殺害しています。  
容疑者少女の病理性 / 事件はなぜ起きたか  
事件の背景として、彼女には、何らかの発達上の障害や、パーソナリティーの障害があったのかもしれません。  
その彼女の中に、異常な空想が広がっていったのでしょう。人を殺すこと、そして遺体を解剖しバラバラにすることへの欲求が強くなっていったのでしょう。それは、一般の人には理解できない異常な好奇心です。その悪魔のような欲求を、彼女は、小動物の解剖などをしながら何とか抑えていたのかもしれません。  
しかし、やさしかったお母さんが亡くなります。家庭環境が大きく変わります。その結果、ぎりぎりのところで保たれていた心のバランスが崩れてしまったのかもしれません。  
神戸の酒鬼薔薇事件でも、やさしかったおばあちゃんがなくなった後、彼はネコ殺しを始め、ついに殺人に至いたり、幼児を殺害して遺体を切断する事件を起こしています。  
命を大切にする教育の限界と私たちの課題  
佐世保市、長崎市では、10年前にも、子どもが子どもを殺す事件が起きています(2003年:長崎男児誘拐殺人事件・2004年:佐世保小6女児殺害事件)。  
佐世保市長崎市で、長崎県全体で、10年前の事件以来、命を大切にする教育が行われてきました。これらの教育は、もちろん意味があったと思います。しかし、10年前の事件も、今回の事件も、酒鬼薔薇事件なども、病理性の高い加害者による事件です。  
この病理性は、道徳教育によって改善するようなものではありません。一般の学校教育、家庭教育では、なかなか防止できないものでしょう。とても難しいのですが、給食異物混入事件など子どもの頃にトラブルを起こしたとき、それを一つのサインとしてとらえ、心理的、精神医学的な個別対応がもっとできていたらと思います。  
そして、問題を抱えている少年達が犯罪を実行しないですむ、環境づくりでしょう。  
今回の事件でも、学校を欠席しがちで一人暮らしの女子生徒の部屋を、先生方が定期的に訪問していました。関係者は努力していました。それでも事件は起きてしまいました。  
ただ、もしも大好きなお母さんが生きていて、以前と変わらぬ家庭環境が続いていれば、今回の殺人事件は起きていなかったかもしれません。  
彼女も家庭のことで悩んでいたでしょう。自分の心のゆがみのことでも、悩んでいたかもしれません。思春期、青年期の自分探しに失敗したのかもしれません。  
犯罪への特効薬はありません。重い刑罰も、今回のように逃亡を考えていない加害者にはあまり効果がないでしょう。  
それでも、愛されている環境、愛を実感できる人間関係、やりがいのある学校生活や仕事、楽しい趣味など。これらの「社会的絆」が、どんな場合も犯罪防止につながるでしょう。  
今回の女生徒も、医療少年院送致になるかもしれません。犯罪を犯したのですから、制裁を受けるのは当然です。そしていずれ、社会に戻ってきます。心理的、医学的治療を施し、真に反省させるとともに、再犯を防止するためにも、社会的絆が必要です。  
事件は起きてしまいました。  
私たちが考えるべき事は、被害者の冥福を祈るとともに、被害者側の人々の保護と支援、学校の生徒たちなど傷ついている関係者の保護と支援、そして類似犯罪の防止に努力する事ではないでしょうか。  
子どもを犯罪被害から守りましょう(犯罪から子どもを守ろう:岡山誘拐監禁事件から)。  
子どもが加害者にならないように努力しましょう。  
それは、トラブルが起きたときに、ただ穏便にすますことではありません(「子どもを守る」の本当の意味は?:心理学者が伝える正しい子どもの「傷つけ方」)。  
そして、事件の教訓を生かし、少しでも光り輝く社会を作っていきたいと思います。 
「同級生殺害」スーパー中学生だった女子生徒!目標は東大、スポーツ県代表、美術最優秀賞 (7/29)  
「人を殺してみたかった。遺体を解剖してみたかった」  
佐世保市で同級生を殺害した高校1年の女子生徒(16)は捜査員にこう話しているという。死因はひもで首を絞められたことによる窒息死だが、首と左手首が切断されていたほか、他に多くの切り傷があった。遺体は腹部が大きく切り開かれていたという報道もある。  
殺害された松尾愛和さん(15)は1週間前に母親に「女子生徒の家に遊びに行く」と伝えていた。女子生徒は事前に市内の量販店で凶器となった特殊な工具を購入したらしい。ハンマーは450グラムもある外壁を壊すのに使う石頭ハンマーとボルトの緩みを調べる先のとがったテストハンマー、ノコギリは刃渡り25センチのスレートを切る特殊なものだった。  
ピアノコンクールでも入賞  
加害女子生徒はどんな子どもだったのか。地元で有名な名士の一家に生まれ、県内有数の中高一貫校に進学、女子生徒を知る人は「目標は東大って聞いていた」という。学業だけでなく、スポーツは長崎県代表として全国大会に出場、美術展では最優秀賞、ピアノコンクールでも入賞するという幅広い才能の持ち主だ。  
ところが、異常な行動もあった。4年前の小学校6年生の時だ。市教育関係者によると、女子生徒が給食時に味噌汁に漂白剤を入れ、複数の子どもが嘔吐する事件があった。この時は母親が保護者に土下座して詫びたために大きな問題にならなかったが、父親は「学校や教育現場の管理が悪いからこういう問題が出たのではないか」と学校側に反発したという。女生徒には小動物を解剖する問題行動もあったという。この教育関係者は「この時きちっと対処していれば今回の事件は起こらなかったかもしれない」と悔やんでいる。  
ショック大きかった?母親死去直後に父親の再婚  
優れた才能の半面、深い闇の部分を持つ女子生徒に変化が起きたのは、高校へ進学した今年4月(2014年)だったようだ。母親をがんで亡くしたあと、父親が再婚した。再婚に女子生徒は反対で、父親が所有していたマンションのワンルームで独り暮らしを始める。  
実家の近くの住民は「奥さんが亡くなられて1年もたたないうちに若い人と結婚、二人で手をつないで楽しそうに歩いていましたね。多感なお嬢さんがいらっしゃるのに、お嬢さんが可哀そうだった」と話す。結局、女子生徒はこの9月に海外留学を目指すということで、高校を進学しても3日間しか登校していなかった。  
司会の小倉智昭「素晴らしい才能を持っていたどこかで、ちょっと歯車が狂ってしまったとしか考えられない」  
安田洋祐(大阪大経済学部准教授)は「殺害された子は女子生徒が3日間しか登校していないのを心配して遊びに行くことにしたのでしょうね」と悔やむ。  
女子生徒の身柄は28日に検察に送られたが、このあと家庭裁判所で精神鑑定を受け、責任能力の有無を調べられる。責任能力があると判定されれば検察に逆送され、起訴となれば裁判員裁判を受けることになる。 
人を殺してみたかった―犯罪心理学者も戸惑う佐世保「同級生殺害」動機 (7/29)  
長崎・佐世保市で高校1年生の松尾愛和さん(15)が殺害された事件で、加害者の女子生徒(16)は、警察の調べに「人を殺してみたかった」と話しているという。  
松尾さんの死因は頸部圧迫による窒息死だった。頭を金属製の工具で殴ったあと、ひものようなもので首をしめていた。その後、数種類の刃物で首や左手首を切断したと見られる。刃物は遺体のあったベッドの上、工具は下にあった。  
「死体の切断には普通2パターン。どちらにも当てはまらない」  
きのう28日(2014年7月)、松尾さんの通夜が行われ、両親は弁護士を通じて、「あまりにも突然のことで何も考えられない。愛和は大切に育ててきた宝物でした。いまはただ心静かに見送ってあげたい」とコメントを出した。  
女子生徒は4月から事件のあったマンションで1人暮らしだった。昨年秋、母親が亡くなり、父親は5月に再婚していた。彼女を知る人は「普通の子だったが、お母さんが死んでからおかしくなったと聞いていた」という。1人暮らしは秋に留学するためのトレーニングと説明していたが、学校にはこの一学期、3日しか登校していなかった。  
動機については、犯罪心理学の専門家も見方はさまざま、というより読めないといったほうがいい。  
「死体の切断には普通2つのパターンがある。証拠隠滅と性的快感。この場合はどちらでもない。理解がむずかしい」「母親が亡くなって心のバランスが崩れ、奥底にあった欲求がふきだしたのではないか」「被害にあった生徒は優しくて面倒見がいいということですが、その友だちが来ていた時だけ孤独感から解放された。帰ってほしくないというのが動機かもしれない」  
警察は近くのホームセンターで特定の型のカナヅチやノコギリの購入記録を調べていったという。おそらく自供の裏付けだろう。そんなものまで準備するというのをどう読むのか。  
小学生時代には友人の給食に洗剤やベンジン  
佐世保市では10年前に小6の女児が同級生に刃物で切りつけ殺害する事件があった。以来、学校では命の大切さを教えることに力をいれてきた。  
女子生徒は小学6年生のとき、2人の児童の給食に5回にわたって粉末洗剤や漂白剤を投げ入れたり、スポイトでベンジンを入れたことがあったという。「勉強していることを小ばかにされたから」と語っていた。両親は教育熱心だった。  
また、このころ小動物の解剖で問題になってもいた。  
井上貴博アナ「教育現場では悩ましい問題ですね」  
共同通信の久江雅彦・編集委員兼論説委員は「命が大切だと教えないといけないというのは、若干寂しい思いがするが、こうなったら愚直にもう1度命の大切さを教えるしかないでしょうね」という。  
そうかな。愛知県で2000年、見知らぬ民家に侵入して主婦を殺害した17歳の少年も「人を殺してみたかった」と話していた。教育のレベルの話ではないような気がする。 
高1女子同級生殺害の女子生徒「人を殺してみたかった」遺体解剖を試みた可能性も (7/29 スポーツ報知)  
長崎県佐世保市の高校1年・松尾愛和さん(15)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された女子生徒(16)が「人を殺してみたかった」「遺体を解体してみたかった」との趣旨の供述していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。遺体のそばからはハンマーやのこぎりが押収されたことも判明。また遺体の腹部が大きく切り開かれていたことも、捜査関係者への取材で分かった。県警は殺害後に遺体を解剖しようとした可能性もあるとみて、調べている。  
衝撃の事件が発覚してから一夜明けたこの日、さらに衝撃的な事実が明らかになってきた。  
捜査関係者によると、女子生徒は「人を殺してみたかった」と供述。「遺体を解体してみたかった」という趣旨の供述もしているという。また、遺体は首と左手首が切断されていた以外に、腹部が大きく切り開かれていたことが、関係者への取材で分かった。  
女子生徒の部屋のベッドにあおむけに寝かされた遺体のそばから複数のハンマーやのこぎりが押収され、女子生徒が「自分で買った」と供述していることも判明。捜査関係者によると、ハンマーは先がとがり、のこぎりは金属も切断できるタイプだったという。  
司法解剖の結果、松尾さんの死因は窒息死だったことが明らかになった。県警は女子生徒がハンマーで頭を殴り、遺体を切断するために事前に準備したとみて、市内のホームセンターに購入履歴を問い合わせるなどして入手経路などの裏付けを急いでいる。  
また県警は、殺害後に遺体を解剖しようとした可能性もあるとみており、女子生徒の殺害当時の心理状態を解明するため、精神鑑定を求めることも検討している。  
県警によると、女子生徒は取り調べに対し殺害を全面的に認め、殺害に至った経緯を話し始めており「2人で外で遊んだ後、マンションに行った」「一緒に市内で買い物をした」などと話している。県警は防犯カメラの映像や女子生徒のスマートフォンの記録を解析して事件前後の足取りを調べる。  
県警などによると、女子生徒は冷静で感情を高ぶらせる場面は1度もなく、朝出された弁当も普通に食べた。反省や謝罪の言葉は、現在のところ口にしていないという。  
「人を殺してみたかった」と供述した主な少年事件(年齢は当時)  
神戸連続児童殺傷事件1997年2〜5月、神戸市須磨区で小6男児(11)ら2人が殺害、3人が負傷した。逮捕された中3男子(14)は「人を殺してみたかった。首を切ってみたかった。弱い者なら誰でもよかった」と供述。  
豊川市夫婦殺傷事件2000年5月、愛知県豊川市で主婦(65)が殺害され、夫(67)が負傷。逮捕された高3男子(17)は「人を殺してみたかった。若い未来のある人は(殺人の対象にしては)いけないと思った」と供述。  
河内長野市家族殺傷事件2003年11月、大阪府河内長野市で母親を殺害し、父親と弟に重傷を負わせて逮捕された大学生の長男(18)は「自殺する前に一度、人を殺してみたかった」と供述。 
佐世保松尾愛和さん殺害の女子高生猫を殺しては解剖 (7/29)  
毒物混入し「殺してやる」。近所の猫を殺しては解剖  
加害生徒は佐世保の一等地にある高級住宅地域で、弁護士の父と地元の名士だった母との間に生まれました。  
両親はスケート競技を通じて知り合ったようで、父母ともにスケート競技の選手で生徒も両親と一緒にスケートをしていた。  
父は弁護士として市内に事務所を構えて成功していた。  
母は長崎県スケート連盟の会長を務めていた一方で、人権活動を熱心に取り組み、佐世保市の教育委員を2期務めて、活動を表彰されたりしていました。  
両親共に佐世保では名士と言って良く、傍目から見て羨むほどの成功者の家庭だった。  
兄も進学校に通って有名大学を目指していて、本人が通っていた市内の高校も地元では最も優秀な進学校だった。  
だが小学生の頃から加害生徒は次々に問題行動を起こしている。  
小6だった平成22年12月、同級生の給食に洗剤を混入させる問題を起こした。  
担任には「バカにされたので入れた」と説明している。  
この時「殺してやりたい」と言ったという。  
また小動物を解体するような事をして学校などで問題になっていた。  
ニュースで言っている小動物とは要するに猫だったようで、近所の猫を殺しては解剖していた。  
問題行動は弁護士の父と教育委員の母が、すべて圧力を掛けてもみ消していた。  
中学時代は放送部に所属して、将来はNHKのアナウンサーになりたい、と夢を語っていた。  
母親が去年10月に膵臓がんで亡くなり、父親が5月に再婚すると新しい母とうまく行かなかった。  
家族とうまく行かなくなり、父の弁護士事務所から徒歩数分の場所に、部屋を借りて別居させたようである。  
別居は少女のほうから希望し、また少女は9月から海外留学をする予定だった。  
幼なじみの女性(17)には、母が亡くなって半年で父親が再婚した事に、納得できないという事を話していた。  
もともと明るい性格ではなく、激しく興奮することも在った加害生徒は、母の死から別居後には、より一層精神が不安定になっていた。  
殺害は計画的に行われた。  
まず被害者を外に誘い出だしてどこかで遊んだ後で、自分の部屋に入り後ろを向いていた被害者をハンマーで何度も殴りつけた。  
被害者が後ろを向いていたということは、一般的に言って口論した後などではなく、被害者が襲われるとは思っていない時に、完全に油断していて襲われている。  
続いて首を絞めて殺害し、ベッドに寝かせて刃渡りは25センチのノコギリで、首と手首を切断した。  
胴体にも切断しようとした痕があったので、バラバラにしてどこかに捨てようとした疑いがある。  
スケート競技で「期待の新人」とされていた加害者は、普通の15歳より体力はかなり強かった。  
司法解剖の結果、死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息と判明しました。  
15歳の少女がハンマーやノコギリに興味を持つとは思えないので、殺害の為にあらかじめ用意していたと考えられます。  
殺害した理由については「人を殺してみたかった」「解剖したかった」と話している。  
凶器のハンマー、ノコギリ、紐は「自分で買った」と話しています。  
正反対の性格の2人  
被害者と加害者の関係について、周囲の人はトラブルを把握していなかったが、正反対の性格だと思っていた。  
殺された松尾愛和さんは明るく積極的で面倒見も良く、誰からも好かれるタイプだったようである。  
近所の子供の世話などを進んでやり、祭りや町内の行事でも親子で参加して、すれ違うとニコニコ挨拶する子だった、と近所の住人たちは語った。  
松尾さんは中学校から写真部に所属し高校でも同じ部活動を続けていた。  
無欠席で、まじめに勉強に取り組み、生活態度もよく、問題を起こした事はなかった。  
同年代の友人も大勢居た。  
加害者の生徒は反対に笑うことが少なく、暗い印象を周囲に与え、近所の人とすれ違っても挨拶しなかったという。  
頭は良かったが興奮しやすく突然泣き出したり、怒り出したりする事があった。  
と中学時代から知る人たちは証言している。  
スケートではかなり期待されていて、スケート競技のサイトでは「国体でも期待しましょう」などと書かれている。  
だから並みの15歳少女を殴り倒して、ねじ伏せる体力はあった。  
また高校には進学したものの、秋に海外留学する為に、実際には通学していなかった。  
同年代の生徒達とは交流が無く、切り離された状態だったようです。  
2人は同級生で中学も同じ学校だった。  
ともに両親が弁護士で、佐世保市内に弁護士事務所を構えて、2人の家は徒歩10分ほどだった。  
親同士も同業者として互いに知っており、交流もあったと考えられています。  
何かと比較される対象になりやすかった2人は、アニメという共通の趣味を通じて交流していた。  
客観的に見て被害者の少女は幸せそうな家庭で生活しており、加害者の少女は家族や周囲の人とのつながりが感じられず、不幸そうだった。  
こうした事は恐らくこの年代の少女にとって、非常に大きな劣等感に感じていた筈である。 
 7/28
長崎・佐世保高1女子同級生殺害事件の犯罪心理学:教訓はなぜ生かされなかったか (7/28)  
佐世保高1女子同級生殺害事件  
長崎県警は27日、長崎県佐世保市の高校1年、松尾愛和(あいわ)さん(15)を工具で殴るなどして殺害したとして、同じ高校の同級生の女子生徒(15)を殺人容疑で逮捕した。遺体は女子生徒が1人で住むマンションの室内で見つかり、頭部と左手首が切断されていた。女子生徒は「すべて私が1人でやりました」と容疑を認めており、県警が経緯や動機を調べている。[高1同級生殺害/遺体の一部切断女子生徒逮捕 佐世保毎日新聞 7/28] 
長崎県で、佐世保市で、「また」衝撃的な事件が起きてしまいました。 決して、この地域が悪いわけではないのですが。むしろ以前の事件後、学校現場は良い活動をしてきたはずなのですが。  
長崎市、佐世保市での事件  
2003年長崎市で中学1年の男子生徒が幼児を連れ去って殺害する事件が発生。[長崎男児誘拐殺人事件]  
2004年年佐世保市で、小学6年の女子児童が校内で同級生をカッターナイフで切りつけ殺害する事件が発生。[佐世保小6女児殺害事件] 
容疑者生徒と被害者生徒  
まだ断片的な報道しかされていませんが、成績の良かった女生徒のようです。被害者女児生徒とは中学も一緒で、高校も同じクラスになりました。県内有数の進学校と報道されています。  
容疑者である女生徒は、成績は良かったものの、友人は少なく、小学校のときから人間関係でトラブルを度々起こしていたとの証言もあります。  
犯行現場となったのは、1人暮らしをしていたワンルームマンションです。母親との死別後、父親が再婚しましたが、この女生徒は新しい家庭を嫌い一人暮らしを始めたとの報道もあります。  
被害者生徒は、明るく面倒見の良い生徒だったようです。友人も少なく学校も休みがちだった容疑者生徒に、やさしくしていたとも思われます。学校は県内有数の中高一貫進学校・新たな供述も 「人を殺してみたかった・遺体をバラバラにしたかった」 
教訓はなぜ生かされなかったか  
長崎県教育委員会は、命の大切さを小中学校の児童・生徒に教える「心の教育」に力を入れてきた。〜県教委と佐世保市教委は、毎年それぞれ「長崎っ子の心を見つめる教育週間」「いのちを見つめる強調月間」として、命の大切さや規範意識に関する授業を集中的に行う期間を設け、学校ごとに講話や授業参観、地域交流などを実施してきた。 [また悲劇、長崎県「命の教育」届かず 読売新聞 7/28]  
命を大切にする心の教育は、すばらしいと思います。長崎県は良い活動をしてきたと、私も聞いています。  
しかし、残念ながら再び事件は起きてしまいました。子どもが子どもを殺す事件は、事件の中でも最悪です。そして、とても稀なケースですから、残念ながらどんなにすばらしい地域でも、起きてしまうことはあるでしょう。事件が起きたからといって、地域を責められません。  
しかし、命を大切にする教育がこのような事件を防止する力になっていたかと言えば、それは疑問です。  
以前の長崎市の事件も、佐世保の小学生の事件も、今回の女子高生殺害事件も、事件の背景には、発達の問題や深い心の病理性が考えられるからです。  
教育はもちろん大切ですが、たとえ教育が悪いからといって、同級生を自室で殺害し遺体を切断するような事件が起きるわけではありません。  
道徳的な教育は大切ですが、それで心の深い病理性が解決するわけではありません。  
関係者を責めるつもりは一切ありません。この容疑者少女に関わってきた人々は、おそらくその時々に努力してきたことでしょう。しかし、もしも誰かがもっと深く心の病理性の部分まで関われていたら、結果は違っていたかもしれません。  
成績は良くても、トラブルは起きていたようです。おそらく本人も困っていたのではないでしょうか。もしかしたら、チャンスはあったかもしれません。  
もちろん将来人を殺すことなど予測はできません。それでも、トラブルが起きたときに、トラブル処理だけではなく、専門機関につなげ、彼女をケアし続ける体制が取れていたら、事件は起きなかったかもしれません(実際にどうだったのかはまだ報道されていません)。  
殺人事件ですから、簡単に容疑者を擁護するつもりはありません。しかし、プロの犯罪者ではない未成年者による少年事件は、小さなきっかけで事件が発生したり、防止できたりする可能性が大きいのです。  
道徳的な教育、教育的支援、心理、精神医学的なケア、身近な人々に支え、それらがさらに充実していれば、被害者は出なかったかもしれません。  
学校へのケア  
事件は起きてしまいました。事実の解明と正しい裁判が必要です。同時に、被害者保護、被害者遺族保護、そして地域と学校を守る必要があります。  
加害者と被害者の両方を出してしまった学校は、嵐が吹き荒れていることでしょう。  
事件の解決と、家族のケア、生徒たちの心のケア、そして学校全体が傷ついているスクールトラウマへの対応が必要です。 
松尾愛和さん殺害の女子高生小学生から殺人予告佐世保 (7/28)  
事件の概要  
7月27日、長崎県佐世保市の県立高校1年、松尾愛和(あいわ)さん(15)を殺害した同じ高校の同級生の女子生徒(15)を殺人容疑で緊急逮捕した。  
加害者は中学から被害者と同級生で、殺害時はクラスも同じだった。  
松尾さんは26日午後2時過ぎに、、「加害者の部屋に遊びに行く」と言って外出した。  
午後6時40分ごろ、「今から帰る」と母親にメールがあったが、帰宅しなかった。  
被害者の母親は加害者の親に問い合わせ、加害者の親は加害者に行方を聞いたところ、「松尾さんとは、6時半ごろに別れた」と答えたという。  
午後11時ごろ、両親が110番通報し、捜索願を出した。  
行方を捜していた警察官が午前3時20分ごろ、マンションの入り口付近で女子生徒を見つけ、松尾さんの所在を尋ねたところ「知らない」と答えた。  
警察官は女子生徒の親の許可を得てマンションの部屋に入り、ベッドであおむけに倒れて首の切られた遺体を発見した。  
部屋には凶器と刃物があり、左手と首が切断してあった。  
当初は「(松尾さんがどうしたのかは)知りません。夕方ごろに別れた」と話し、関与を否定していた。  
「すべて自分1人でやった。昨夜8時ごろ、殴ったり首を絞めたりして殺した」と話した。  
被害者の後頭部には数回、殴られた痕があったほか、首にはひものようなもので絞められた痕も見つかった。  
女子生徒は、母親が昨年秋に亡くなった後、父親が今年に入って再婚。市内で暮らす父親らと別に、4月ごろから一人暮らしをしていた。  
加害者の家庭環境  
以下の情報はネット上の情報を元にしたもので、真実の可能性が極めて高いものの、事実誤認や、第三者の創作の可能性はゼロではありません。  
新聞やテレビ報道によると、殺害現場は長崎県佐世保市島瀬町のマンション一室で、2人は同市祇園町の県立高校(長崎県立佐世保北高等学校)通称北高の1年の同級生だった。  
北高は毎年東大など有名校に合格者を出す名門の進学校だった。  
捜査関係者によると、女子生徒は過去に小動物の解剖を繰り返すなどの問題行動があった。  
殺害されたのは松尾愛和(あいわ)さん(15)で、父の職業は弁護士。  
一方加害者の父の職業も弁護士で、愛和さんが帰宅しなかったとき、母親が加害者の親に電話していることから、親同士が知り合いだったと考えられます。  
被害者の父、加害者の父ともに自分の名前を冠した弁護士事務所を、長崎市内の近所で経営していました。  
娘2人は中学から同級生だったので、親子とも数年来の付き合いはあったと思われる。  
加害者の母親は長崎県スケート連盟会長で、佐世保市教育委員を務めたが、半年前に急死しています。  
市民運動家として熱心に活動していたらしく、長崎の活動記録や表彰が残っている。  
佐世保市の教育を考える市民会議 第2回議事録  
「今は、佐世保の中心部に住んでおりまして、3歳の女の子と小学校2年になる男の子の母親でございます。」2001年11月に3歳の女の子は、現在15歳の筈で子供の年齢が一致しています。  
小学生のときに殺害予告  
同級生などによると、加害者は小学6年のときに給食に異物を混入する事件を起こしている。  
その時、弁護士の父や、教育委員だった母が学校へ乗り込んできて抗議したため、異物混入事件は報道されることも警察ざたにもならず、外部に漏れないように処理された。  
この時だけではなく、加害者の両親のモンスターぶりは地域では有名であり、加害者の兄の学校に乗り込んでは、学校の経営方針にまで口出ししていたという。  
つまり加害者兄妹はどんな問題行動を起こしても、モンスター両親が学校や相手の家に怒鳴り込んで、むしろ被害者や学校を脅したりするのが日常的になっていたようです。  
これらは地元の人や元同級生を名乗るネット上の情報です。  
小学校の給食に異物を混ぜたときに、混入するのを男子生徒に見られて発覚した。  
加害者の少女は「ぶっ殺してやる!」とか「殺してやりたい」と言っていたという。  
それが12歳のときで、3年後に(別な同級生を)本当に殺した事になります。  
両親がもみ消さず、学校も弁護士や教育委員の圧力に屈しないで厳しい処分をしていたら、今度の殺人は起きなかったのではないか?  
モンスター親によって問題を起こしても罰を受けずに育った。  
罪悪感を感じず、価値観の歪んだ子にした両親の罪は非常に重い。  
殺人くらい犯しかねない人格に育ってしまうのは、予見できた気がします。 
同級生殺人加害少女の父親自殺か、関係者に衝撃 (10/6)  
長崎県・佐世保で起きた高1同級生殺人事件で、5日夕方、加害少女の父親が自宅で死亡しているのが見つかりました。警察では自殺を図ったとみていますが、突然の死に関係者は衝撃を受けています。  
「なんで、お前逃げたんかという気持ちも強い。僕は本当に彼は一生償い続けて生きていくべきと思っていた」(加害少女の父親の友人)  
こう語るのは、佐世保市の高1同級生殺害事件で逮捕された加害少女の父親の友人です。今年7月、16歳の少女がマンションの自室で同級生の女子生徒を殺害した事件。逮捕された少女は調べに対し、人を殺してみたかったという趣旨の供述をしており、遺体の一部を切断した手口とあわせて社会に衝撃を与えました。  
そうした中、加害少女の53歳の父が5日、自宅で首をつって死亡しているのが見つかったのです。遺書は発見されていませんが、警察では自殺とみています。父親は今年3月に加害少女から金属バットで殴られ、大けがをしましたが、父親は事実を知った教職員を口止めしたとされており、このとき適切に対応していれば殺人事件は防げたと批判する意見もあります。  
「意外と強気で振る舞っていたんですけど、すごい弱い部分もあって。この親までが自分の命を絶ってしまったら、何にもならないというか、なんか空しいですよね」(死亡した父親の友人)  
加害少女は現在、検察の精神鑑定を受けていますが、事情を詳しく知る父親が死亡したことで、事件の全容解明への影響も予想されます。 
佐世保同級生殺害事件容疑少女の父自殺報道 (10/5)  
佐世保高1女子同級生殺害事件、逮捕された少女の父親自殺報道  
今日、ショッキングなニュースが入ってきた。  
今年7月、長崎県佐世保市で起きた高1同級生殺人事件で、逮捕された少女の父親が自宅で死亡しているのが見つかりました。  
死亡していたのは、今年7月、佐世保市内で高校1年の同級生を殺害した疑いで逮捕された16歳の少女の父親です。5日午後4時過ぎ、知人女性から消防に119番通報があったということです。自宅の中で首をつっていたという情報もあり、警察では、自殺を図った可能性があるものとみて調べています。 / 出典:佐世保・同級生殺害事件、加害少女の父親が死亡 TBS系(JNN) 10月5日(日)21時18分  
長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、殺人容疑で逮捕された少女(16)の父親が5日午後4時ごろ、同市内の自宅で首をつっているのが見つかった。〜自殺を図ったとみられる〜 父親は事件後、弁護士を通じて書面で「どんな理由、原因でも娘の行為は許されるものではない。おわびの言葉さえ見つからない」と述べていた。 / 出典:<佐世保同級生殺害>容疑の少女の父が自宅で自殺か 毎日新聞 10月5日(日)20時28分  
精神鑑定と今後捜査、更正への影響  
佐世保高1女子同級生殺害事件「人を殺してみたかった・遺体をバラバラにして解剖したかった」と供述している少女。  
逮捕された少女は、現在精神鑑定を受けている。精神鑑定は、脳波や血液検査のような検査だけではない。おそらく、鑑定人が少女との人間関係を徐々に作りつつ、対話を進めていたことだろう。  
今回の出来事をどの段階で少女に知らせるのかはわからない。しかし、いずれにせよスムーズな精神鑑定の進行に悪影響があるだろう。実母はすでに死去し、父も亡くなったことで、生育歴を調べていくにも支障があるだろう。  
少女は、有罪になったとしても、死刑にも終身刑にもならない。少年法の精神からも、また実際上からも、彼女の更正プログラムを作っていかなければならない。今回のことで、困難度はさらに増すことになるだろう。  
少年事件では、加害者少年が少年院から出てみると、両親は離婚し、家は売り払われていたといったケースもある。これでは、更正は難しい。今回の少女も、実の両親がいない社会の中で、更正をしていかなければならなくなった。  
加害者家族の自殺  
家族の逮捕も、家族の自殺も、とてもつなく衝撃的だ。  
加害者の家族が自殺することは、残念ながら、時おり起きている。  
2008年に発生した秋葉原通り魔事件の加害者加藤智大の弟は、逮捕直後に手記を週刊誌に発表などしていたが、2014年に自殺している。彼は死の直前、週刊現代のインタービューに答えて語っている。  
「あれから6年近くの月日が経ち、自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることを諦めようと決めました。死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。どう考えても浮かばない。何かありますか。あるなら教えてください」。 (『秋葉原事件』加藤智大の弟、自殺1週間前に語っていた「死ぬ理由に勝る、生きる理由がない」)  
東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の加害者宮崎勤(1989年逮捕、2008年死刑執行)の父親も、1994年に自殺している。父親は自宅を売却し、その代金を被害者の遺族に支払うようにした後、自殺している。この自殺に対して「現実逃避であり被害者家族を顧みない行為である」と非難する識者もいた。  
今回の父親の自殺も、社会的に言えば無責任な行為と言われてもしかたがない。  
ただ、自殺予防の観点から言えば、自殺を潔いなどと美化することも、また亡くなった人を責めることもしたくはない。  
被害者の家族・加害者の家族  
犯人に家族を殺された被害者遺族は、地獄の苦しみを味わっている。  
長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、被害者の女子生徒(当時15歳)の両親が18日、四十九日法要後の心境をつづった手記を、代理人弁護士を通じて公表した。「娘を失った悲しみ、寂しさ、悔しさもかわらず毎日、涙があふれます」〜「防げたのではないか」〜「家族の中心にいた笑顔のたえない大切な娘だった」〜「理不尽に娘の命を奪ったあの行為をも決して許す事はできません」〜「これから先もかわらず思う気持ちは私達の娘を返してほしい。それだけです」 / 出典:佐世保・高1殺害:被害生徒両親が手記「決して許せぬ」 毎日新聞 2014年09月19日  
そしてこれまでの事件の加害者家族も。  
全国から段ボール1箱分にもなる非難の手紙〜長女は、勤め先を退職に追いやられ、婚約も破棄になり、次女も看護学校を退学〜 「人殺し!」という脅迫電話〜自宅の壁には「殺人者の家」と落書きされ、学校からも転校を勧められ、〜『家族を抹殺する』などのインターネット上の書き込み〜  / 出典:“加害者”家族の現実 失われる日常、自殺、退職、執拗な脅迫:ビジネスジャーナル2013  
罪意識と恥意識  
悪いことをしてしまったとき、大失敗をしたとき、臨床社会心理学的に言えば、人は「恥意識」を持つ時と、「罪意識」を持つときがある。  
イエスを銀30枚で裏切ったユダは、自殺している。イエスを三度知らないと拒んだペテロは、激しく自分を責めながらも、逃げ出さず、許されて、キリスト教の土台を作っている。  
恥意識は、自分の行為を後悔するが、自分が窮地に陥っていることに苦しみ、「穴があったら入りたい」という感覚となり、人間関係から退却する。さらに心が追いつめられると、自分を否定し、社会を否定し、破壊的行動に至る。  
一方、罪意識は、自分の誤った行為を強く意識し、謝罪の思いとつぐないの思いがわく。仮に許してもらえなくても、努力し続けようとする。人間関係から逃げず、建設的行動がとれるのだ。  
被害者側も、加害者側の心からの悔い改めを、求めているのではないだろうか。  
被害者家族支援と加害者家族支援  
犯罪を起きたときには、犯人逮捕と被害者保護をすること。正しい裁きが行われ、適切な制裁が行われること。同様の犯罪の発生を防ぐこと。それが、もちろん大切だ。その上で、すべての関係者を支援することが、必要ではないだろうか。  
崩壊した家庭の中から、新たな加害者や、新たな悲劇が生まれることもある。それは、犯罪被害者にとっても、新たな重荷になりかねない。  
「ワールド・オープン・ハート」は、加害者側の家族を支援する団体である。私の家族も被害者になるかもしれないし、私の家族も逮捕されることもあるかもしれない。  
家族の再犯を防ぎ、新たな被害者の発生を防ぐためにも、家族が癒され力を持つことが必要ではないだろうか。