諺 ことわざ 人の知恵

 

 

ああ言えばこう言う 
愛、屋烏に及ぶ 
愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る 
合縁奇縁 
愛多き者は則ち法立たず 
愛多ければ憎しみ至る 
匕首に鍔を打ったよう 
相碁井目 
挨拶は時の氏神 
愛してその悪を知り、憎みてその善を知る。 
愛してその醜を忘る 
愛想づかしも金から起きる 
愛想も小想も尽き果てる 
相対の事はこちゃ知らぬ 
開いた口が塞がらない 
開いた口には戸は立たぬ 
開いた口へ牡丹餅 
愛立てないは祖母育ち 
相手変われど主変わらず 
相手のさする功名 
相手のない喧嘩はできぬ 
相手見てからの喧嘩声 
愛は小出しにせよ 
愛は憎悪の始めなり 
愛別離苦 
逢い戻りは鴨の味 
藍より出でて藍より青し 
逢うは別れの始め 
合うも不思議、合わぬも不思議 
阿吽の呼吸 
敢えて遅れたるに非ず、馬進まざればなり 
敢えて主とならずして客となる 
敢えて天下の先とならず 
逢えば五厘の損がいく 
仰いで天に愧じず 
青柿が熟柿弔う 
青田と赤子はほめられぬ 
青菜に塩 
青菜は男に見せな 
青は藍より出でて藍より青し 
青葉は目の薬 
青表紙を叩いた者にはかなわぬ 
赤い信女が子を孕む 
赤犬が狐を追う 
明き所には王法あり、暗き方には神明あり 
赤子のうちは七国七里の者に似る 
赤子の手をひねる 
赤子は泣き泣き育つ 
赤子を裸にしたよう 
暁知らずの宵枕 
垢で死んだ者はない 
飽かぬは君の御諚 
垢も身のうち 
明るけりゃ月夜だと思う 
垢を洗って痕を求む 
上がって三代、下がって三代 
秋荒れ半作 
秋カマスは嫁に食わすな 
秋高く馬肥ゆ 
空き樽は音が高い 
商い三年 
商い上手の仕入下手 
商いは数でこなせ 
商いは門門 
商いは本にあり 
秋茄子嫁に食わすな 
秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる 
秋の稲妻は千石増す 
秋の入り日と年寄りは、だんだん落目が早くなる 
秋の扇 
秋の鹿は笛に寄る 
秋の空と男心は七度変わる 
秋の日と娘の子はくれぬようでくれる 
秋の日は釣瓶落とし 
秋の夕焼け鎌をとげ、秋の朝照り隣へ行くな 
秋葉山から火事 
秋日和半作 
空家で声嗄らす 
空家の雪隠でこえなし 
諦めは心の養生 
○ 失敗や不運だったことをくよくよと考えるよりは、きっぱりと諦めたほうが精神の健康にはよいということ。 過去の失敗や不運にとらわれていつまでも悔やんでいても、心の健康を害す。
○ 生活をしていると、とかく諦めきれないことが多いです。でも、諦めないで、ずっと引きずっていると、心には大きな負担がかかります。ですから、すぱっと諦めてしまいましょう。それが、心の養生になります。人に仕返しをしようとして失敗し、それでも諦めきれないとか、好きな人にふられたが、それでも諦めきれないとか、いろんなことがあります。でも、クヨクヨと悩んでいても、何も解決しないなら、すぱっと諦めて、もっと建設的なことに心を向けましょう。だめなら、諦めるしかないのです。もちろん、まだ可能性があるなら、諦めない方がいいときもあります。しかし、どうしようもないことなら、すぱっと諦めれば、心の負担はとても少なくなります。
○ 過ぎ去ってしまった過去の失敗や悪い出来事などを、いつまでも悔やんでみても、 心がくもってゆくだけで、心の健康にっとってあまりよくない、ということのようです。 ですから、きっぱりと、だめになってしまったことを忘れ、今できる身近なことから始めてみる、 というのが、心の健康にとって、一番よい、ということではないかと思います。
目標に向かって努力することはできますが、運は努力ではどうにもならないのではないでしょうか。また、十分に気を付けていても、思わぬ失敗ということも避けられない場合もあるのではないでしょうか。 不運に見舞われたり、失敗をしてしまったりすると、とても悲しい気持ちになりますね。しかし、やり直すことのできないことをいつまでも考えているよりも、諦めは心の養生と気持ちを切り替えて、次に進むことを心がけたいですね。

「出る月を待つべし、花の散るをうらむことなかれ」
諦め / 思い切る。断念。
思い切る / 望んでいる思いを断ち切る。
呆れが礼に来る 
商人と屏風は曲がらねば立たぬ 
商人に系図なし 
商人の嘘は神もお許し 
商人の子は算盤の音で目をさます 
商人の空誓文 
商人の空値 
商人の元値 
商人は木の葉も錦に飾る 
商人は損していつか倉が建つ 
商人は損と原価で暮らす 
商人は腹を売り客は下より這う 
顎のしずく、口に入らぬ 
悪、小なりとて為す勿れ 
悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議るに足らず 
悪因悪果 
悪縁契り深し 
悪言の玉は磨き難し 
悪言は口より出ださず、苟語は耳に留めず 
悪妻は百年の不作 
悪性の気よし 
悪事千里を走る 
悪事千里を行く 
悪事身に返る 
悪獣もなおその類を思う 
悪女の賢者ぶり 
悪女の深情け 
性格の悪い美人と、性格は悪くないが不美人、どちらを選ぶかとなれば、大抵の男は、性格は二の次にして美人を採る。言うまでもなく、この二つのタイプの両脇に、性格の良い美人と、性格も悪い不美人がいる。しかしこちらは答えが明瞭なので、問題の起きようもなく、しかもそうそう居るものではないから、今回の考察から除外して構わないのである。  
まあナンダカンダ言っても、男は「イイ女」が好きなんである。”いやぁ、よだれの出るような、イイ女だねぇ!一晩でいいから、お付き合い願いたいモンだねぇ!”このように、男のスケベな眼差しを浴びることに狎れ、甘い言葉でおだて上げられていれば、女は気持ちよく思い上がって、驕慢になる。男に可愛がられようとする、健気な努力を怠り、プライドだけが高くなる。愛嬌を振るのはカネの為。”愛??そんなママゴト!フン!”・・こんなのに限って、”アタシってこう見えても尽くすタイプなの”ってほざく。  
この格言の「悪女」とはこの「イイ女」の反対、「悪いイイ女」ではなくて、”イヤァー、折角だけど、遠慮させてもらうわ、ハハ・・”の口。  
性格の悪い美人に辟易すると、”やっぱり女は心だわ”と改心して、いざ付き合ってみれば、痒いところに手が届く、まさに至れり付くせりの殿様気分。しかし勝手気儘に生きてきた男が、女に何から何まで世話を焼かれるというのも、次第に鬱陶しくなってくるもので、まして「たまにはイイ女と・・・」遊んだことがバレたりしたら、その焼もちの激しいったらありゃしない。”アタシがこれだけあんたのことを思って尽くしているっていうのに・・・”女の献身がなんとなく重く被さってくるんですね。”悪かった悪かった・・・謝る、ほんの出来心だから・・・”???あっ!そうか!悪女ってのは、男に”悪かった悪かった”って、すぐ謝らせる女のことだったのか!そして謝ればまあ何とか許してくれる深い情けもある。  
そうか世の中の女はほとんどが「かわいい悪女」ってことなのね。
 
悪女は鏡を疎む 
悪銭身に付かず 
悪に従うは崩るるが如し 
悪に強ければ善にも強し 
悪人あればこそ善人も顕れる 
悪人には友多し 
悪人の友を捨てて善人の敵を招け 
悪人は、我が造りしものに捕らえらる 
悪人は善人の仇 
悪の裏は善 
悪の報いは針の先 
悪の易きや火の原を燎くが如し 
悪は一旦の事なり 
握髪吐哺 
悪は延べよ 
欠伸を一緒にすれば三日従兄弟 
悪法もまた法なり 
悪木盗泉 
悪を長じて悛めずば、従って自ら及ばん 
悪を為すも刑に近づく無し 
悪を悪むは、その始めを疾む 
悪を見ては農夫の努めて草を去るが如し 
安坐で川 
挙ぐることは鴻毛の如く、取ることは拾遺の如し 
開けて悔しき玉手箱 
朱を奪う紫 
挙げ句の果て 
上げ膳据え膳 
阿衡の佐 
阿漕が浦に引く網 
顎で背中を掻く 
顎で蠅を追う 
顎振り三年 
朝雨に傘いらず 
朝雨は女の腕まくり 
浅い川も深く渡れ 
朝謡は貧乏の相 
朝起き千両、夜起き百両 
朝起きは三文の徳 
朝雷に川渡りすな 
朝神主夕坊主 
朝顔の花一時 
朝駆けの駄賃 
麻殻に目鼻をつけたよう 
朝曇りに驚く者は所帯持ちが悪い 
朝曇り昼日照り 
朝酒は門田を売っても飲め 
浅瀬に仇波 
朝題目に宵念仏 
朝茶は七里帰っても飲め 
明後日紺屋に今晩鍛冶屋 
朝鳶に蓑を着よ、夕鳶に笠をぬげ 
朝虹は雨、夕虹は晴れ 
朝につるる蓬 
朝寝朝酒は貧乏のもと 
朝寝好きの夜田打ち 
朝寝八石の損 
朝寝坊の宵っ張り 
麻の中の蓬 
朝の一時は晩の二時に当たる 
朝のぴっかり姑の笑い 
朝腹に茶漬け 
朝日が西から出る 
朝比奈と首引き 
朝風呂丹前長火鉢 
浅みに鯉 
朝飯前のお茶漬け 
朝焼けは雨、夕焼けは晴れ 
朝油断の夕かがみ 
朝を荷って金を捨てる 
薊の花も一盛り 
海驢の番 
悪しき人に順って避けざれば、繋げる犬の柱を廻るが如し 
足寒ければ心を傷む 
朝に紅顔ありて夕べに白骨となる 
朝に其の事を忘るれば、夕べに其の功を失う 
朝には富児の門を叩き、暮には肥馬の塵に随う 
朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり 
朝に夕べを謀らず 
明日は明日の風が吹く 
明日夕べに及ばず 
足駄をはいて首ったけ 
足駄をはく 
足の跡はつかぬが筆の跡は残る 
足の裏の飯粒をこそげる 
足下から鳥が立つ 
足下に火が付く 
足下の明るいうち 
足下の鳥は逃げる 
足下を見る 
足を重ねて立ち、目を側ててみる 
足を削りて履に適せしむ 
足を知らずして履を為る 
足を万里の流れに濯ぐ 
足を棒にする 
味無い物の煮え太り 
明日ありと思う心の仇桜 
飛鳥川の淵瀬 
明日食う塩辛に今日から水を飲む 
明日知らぬ世 
明日のことは明日案じよ 
明日の事を言えば鬼が笑う 
明日の百より今日の五十 
明日はまだ手つかず 
明日は我が身 
預かり物は半分の主 
小豆の豆腐 
東男に京女 
あずり貧乏人宝 
汗出でて背を沾す 
畦から行くも田から行くも同じ 
遊びに師なし 
与うるは取らんがため 
当たった者の、ふの悪さ 
当たって砕けろ 
頭が動けば尾も動く 
後を滅せんと欲して雪中を走る 
後は野となれ山となれ
目先のことさえ解決できれば、後はどうなってもかまわないというたとえ。由来は、作物を収穫した後の耕地は、もう作物を収穫した後だから野になろうが山になろうが知ったことではない、ということからきています。また、江戸時代の浄瑠璃作家、近松門左衛門の作品「冥途の飛脚」の一節で「栄耀栄華も人の金、はては砂場も打ち過ぎて、あとは野となれ大和路や」からきているとも言われています。
類義語 先は野となれ山となれ/末は野となれ山となれ/旅の恥はかき捨て
      旅の恥は弁慶状
対義語 立つ鳥跡を濁さず/飛ぶ鳥跡を濁さず/鳥は立てども跡を濁さず
      鷺(さぎ)は立ちての跡を濁さず
水鳥が飛び去った後の水辺が、濁らずに清いままであることから、立ち去る者は、自分のいた場所を汚れたままにせず、綺麗にしてから立ち去るべきだという戒めの言葉になります。引き際は、綺麗であるべき、という意味もあります。
穴があったら入りたい 
穴蔵で雷聞く 
侮る葛に倒さる 
彼方を祝えば此方の怨み 
穴の端を覗く 
穴の狢を値段する 
穴を掘って言い入る 
姉女房は身代の薬 
あの声で蜥蜴食らうか時鳥 
あの世千日、この世一日 
訐きて以って直と為す者を悪む 
痘痕も靨 
家鴨の鴨の気位 
阿鼻叫喚 
危ない事は怪我のうち 
危ない所に登らねば熟柿は食えぬ 
危ない橋も一度は渡れ 
危ない橋を渡る 
虻蜂取らず 
虻もたからず 
虻も取らず蜂に刺される 
油紙に水を注ぐよう 
油紙へ火の付いたよう 
脂に画き氷に鏤む 
油に水 
油を売る 
油を以って火を救う 
油を以って油煙を落とす 
阿呆に付ける薬はない 
阿呆の一徹 
雨上がりの薬缶照り 
甘い粉にむせる 
甘い物に蟻がつく 
雨栗日柿 
雨垂れ石を穿つ 
雨垂れは三途の川 
雨夜の月 
余り寒さに風を入る 
余り茶に福あり 
余り円きはまろび易し 
余り物にも福がある 
網、呑舟の魚を漏らす 
阿弥陀も銭で光る 
網無くて淵をのぞくな 
網にかかった魚 
網にかかるは雑魚ばかり 
網の目から手 
網の目に風たまらず 
網の目に風とまる 
雨、塊を破らず 
蛙鳴蝉噪 
黄牛に腹突かれる 
雨が降ろうが槍が降ろうが 
飴で餅 
飴と鞭 
雨に沐い風に櫛る 
雨に濡れて露恐ろしからず 
雨の降る日は天気が悪い 
雨の夜にも星 
雨は花の父母 
雨晴れて笠を忘る 
雨降って地固まる 
雨を冒して韮を剪る 
飴を舐らせて口をむしる 
危うきこと朝露の如し 
危うきこと虎の尾を踏むが如し 
危うきこと累卵の如し 
危うきを見て命を致す 
怪しきを見て怪しまざれば、怪しみ却って破る 
過ちて改むるに憚ることなかれ 
過ちて改めざる、是を過ちと謂う 
過ちの功名 
過ちは好む所にあり 
過ちを文る 
過ちを観て仁を知る 
荒馬の轡は前から 
嵐の後には凪がくる 
嵐の前の静けさ 
争い果てての乳切り木 
新たに沐する者は必ず冠を弾く 
蟻集まって樹を揺るがす 
有りそうで無いのが金、無さそうで有るのが借金 
有りての厭い、亡くての偲び 
蟻の穴から堤も崩れる 
蟻の思いも天に昇る 
蟻の熊野まいり 
蟻の塔を組む如し 
蟻は蹴る能わず、針は呑む能わず 
蟻も軍勢 
歩く足には泥がつく 
有る手からこぼれる 
ある時はありがあり、ない時は梨もない 
有る時は米の飯 
有る時払いの催促なし 
有るは厭なり、思うは成らず 
有るは借銭、無いは金 
淡きを食らい薄きを着る 
合せ物は離れ物 
慌てる蟹は穴へ入れぬ 
慌てる乞食は貰いが少ない 
阿波に吹く風は讃岐にも吹く 
合わぬ蓋あれば合う蓋あり 
阿波の着倒れ、伊予の食い倒れ 
粟一粒は汗一粒 
粟の粃有るが若し 
粟を給すること多くして馬痩す 
粟を量りて舂く 
鮑の片思い 
晏嬰の狐裘 
鮟鱇の待ち食い 
あんころ餅で尻を叩かれる 
暗室に欺かず 
晏子の御 
安車蒲輪 
鞍上人なく、鞍下馬なし 
案じるより団子汁 
安心立命 
案ずるより生むが易い 
安石出でずんば蒼生を如何せん 
安宅正路 
暗中的を射る 
暗中模索 
安に居て危を思う 
安歩以て車に当つ

 

衣、新を経ずんば何に由りて故ならん 
帷幄の臣 
威あって猛からず 
いい後は悪い 
言い勝ち功名 
言いたいことは明日言え 
意到りて筆随う 
言うた損より言わぬ損が少ない 
言う勿れ、今日学ばずして来日ありと 
言うに落ちず語るに落ちる 
言うは易く行なうは難し 
言う者罪無くして聞く者を戒む 
家売れば釘の価 
家柄より芋茎 
家其の所に足る者は、聖人にも従わず 
家に諫むる子あれば、其の家必ず正し 
家に<タン>石なし 
家に杖つく 
家に無くてならぬものは上がり框と女房 
家に鼠、国に盗人 
家に幣帚有り、之を千金に享つ 
家の高いより床の高いがよい 
家は弱かれ主は強かれ 
家貧しくして孝子顕る 
家貧しくして親愛散じ、身病みて交遊罷む 
家貧しくして良妻を思う 
家貧しくて親老ゆれば録を択ばずして仕る 
家を出ずれば七人の敵あり 
家を移して妻を忘る 
鋳掛け屋の天秤棒 
烏賊の甲より年の功 
怒りには則ち理を思い、危うきには義を忘れず 
怒りは逆徳なり、兵は凶器なり、争いは末節なり 
怒りは敵と思え 
怒りを遷さず 
怒れる拳笑顔に当たらず 
衣冠の盗 
毬栗も内から割れる 
生き馬の目を抜く 
勢いを以って交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆ 
行きがけの駄賃 
意気軒昂 
生きての恨み死しての嘆き 
憤りを発して食を忘る 
生き二両に死に五両 
息の臭きは主知らず 
生き恥かくより死ぬがまし 
生き身に餌食 
生き身は死に身 
意気揚揚 
衣錦の栄 
戦を見て矢を矧ぐ 
異口同音 
生簀の鯉 
意見三両、堪忍五両 
意見と餅はつくほど練れる 
韋弦の佩 
懿公鶴を好む 
諍い果てての契り 
諍い果てての乳切り木 
砂長じて巌となる 
砂に黄金、泥に蓮 
砂を集めて塔を積む 
井渫えて食われず 
いざ鎌倉 
石、玉をつつみて山輝く 
石臼に箸を刺す 
石が流れて木の葉が沈む 
石蟹の穴へ海蟹は入らず 
石車に乗っても口車に乗るな 
石地蔵に蜂 
石で手を詰める 
石に裃 
石に灸 
石に漱ぎ流れに枕す 
石に錠 
石に立つ矢 
石に花咲く 
石に蒲団は着せられぬ 
石に耳あり 
石の上にも三年 
石の物言う世の中 
石橋を叩いて渡る 
石部金吉鉄兜 
医者が取るか坊主が取るか 
医者寒からず儒者寒し 
医者上手にかかり下手 
医者知者福者 
医者と味噌は古いほどよい 
医者の薬も匙加減 
医者の自脈効き目なし 
医者の只今 
医者の不養生 
石破れ天驚く 
貴珠賤眸より出ず 
衣食足りて礼節を知る 
石を抱きて淵に入る 
以心伝心 
渭樹江雲 
<イスカ>の嘴 
居ずば出会え 
出雲の神より恵比寿の紙 
出ずる息の入るをも待つべからず 
いずれ菖蒲か杜若 
伊勢へ七度、熊野へ三度 
伊勢や日向の物語 
葦巣の悔い 
居候置いて合わず居て合わず 
居候の三杯目 
急がば高火 
急がば回れ 
急ぎの文は静かに書け 
磯際で船を破る 
磯の鮑の片思い 
痛い上の針 
衣帯を解かず 
痛くもない腹を探られる 
板倉殿の冷え炬燵 
板子一枚下は地獄 
痛し痒し 
戴く物は夏も小袖 
鼬になり貂になり 
鼬の最後っ屁 
鼬の無き間の貂の誇り 
鼬の道切り 
痛む上に塩を塗る 
韋駄天走り 
一悪を以て其の善を忘れず 
一運ニ腰三拍子 
一翳眼にあれば空華乱墜す 
一淵には両鮫ならず 
一押しニ金三男 
一か八か 
一眼の亀浮木に逢う 
一芸は道に通ずる 
一言居士 
一期一会 
一合取っても武士は武士 
一言既に出ずれば駟馬も追い難し 
一事が万事 
一字千金 
一日三秋 
一日千秋 
一日敵を縦せば数世の患い 
一日作さざれば一日食らわず 
一日作さざれば百日食らわず 
一日の長 
一日再び晨なり難し 
一時の懈怠は一生の懈怠 
一字の師 
一樹の蔭一河の流れも他生の縁 
一場の春夢 
一善を廃すれば衆善衰う 
一衣帯水 
一種二肥三作り 
一諾千金 
一と言うたら二と悟れ 
一度あることは二度ある 
一度死ねば二度死なぬ 
一度はままよ二度はよし 
一度見ぬ馬鹿、二度見る馬鹿 
一度焼けた山は二度は焼けぬ 
一無かるべからず、二あるべからず 
一難去ってまた一難 
一に看病二に薬 
市に帰するが如し 
一日一字を学べば三百六十字 
一日之を暴して十日之を寒す 
一日猿楽に鼻を欠く 
一日の計は朝にあり 
市に虎あり 
一に養生二に介抱 
市に禍を買う 
一人虚を伝うれば万人実を伝う 
一人倹を知れば一家富む 
一人の斉語、衆楚の<かまびす>しきに耐えず 
一人善く射れば百夫決拾す 
一念岩をも徹す 
一念天に通ず 
一年の計は元旦にあり 
一農耕さざれば民之が為に飢う 
一の裏は六 
一暴十寒 
一馬の奔る、一毛の動かざるは無し 
一引き二才三学問 
一姫二太郎 
一富士二鷹三茄子 
一枚の紙にも裏表 
一網打尽 
一目置く 
一目の網は以て鳥を得べからず 
逸物の鷹も放さねば捕らず 
一も取らず二も取らず 
一文吝みの百知らず 
一文銭で生爪剥がす 
一文銭も小判の端 
一文高の世の中 
一葉落ちて天下の秋を知る 
一葉目を蔽えば泰山を見ず 
一陽来復 
一粒万倍 
一利を興すは害を除くに如かず 
一輪咲いても花は花 
一蓮托生 
一を聞いて十を知る 
一を知りて二を知らず 
一を以て万を知る 
一攫千金 
一家の富貴は千家の怨み 
一家を機杼す 
一気呵成 
一騎当千 
一饋に十度立つ 
一簣の功 
一挙手一投足 
一挙両得 
一箕を以て江河を障う 
一薫一蕕十年なお臭あり 
一鶏鳴けば万鶏歌う 
一結杳然 
一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ 
一行失すれば百行共に傾く 
一口両舌 
一狐裘三十年 
一刻千金 
一壺千金 
一災おこれば二災おこる 
一死一生乃ち交情を知る 
一子相伝 
一視同仁 
一瀉千里 
一升入る瓢は海へ行っても一升 
一将功成りて万骨枯る 
一升徳利こけても三分 
一升徳利に二升は入らぬ 
一升の餅に五升の取粉 
一所懸命 
一心岩をも透す 
一炊の夢 
一寸先は闇 
一寸の光陰軽んずべからず 
一寸延びれば尋延びる 
一寸の虫にも五分の魂 
一石二鳥 
一殺多生 
一銭を笑う者は一銭に泣く 
一旦緩急あれば 
一箪の食一瓢の飲 
一知半解 
一籌を輸す 
一張一弛 
一朝一夕 
一朝の怒りに其の身を忘る 
一丁字を知らず 
一擲乾坤を賭す 
一擲千金 
一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る 
一頭地を抜く 
一刀両断 
一得一失 
一敗地に塗る 
一杯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ 
一杯は人酒を飲む二杯は酒酒を飲む三杯は酒人を飲む 
一髪千鈞を引く 
一班を見て全豹を卜す 
一匹の馬が狂えば千匹の馬が狂う 
一匹の鯨に七浦賑わう 
一夫関に当たれば万夫も開くなし 
一夫耕さざれば天下其の饑を受く 
一片の雲も日を蔽う 
鷸蚌の争い 
溢美の言 
いつまでもあると思うな親と金 
いつも月夜に米の飯 
いつも柳の下に泥鰌は居らぬ 
乙夜の覧 
佚を以て労を待つ 
従兄弟同士は鴨の味 
猗頓の富 
井戸から火の出たよう 
井戸の端の童 
居ない者貧乏 
田舎に京あり 
田舎の一升は江戸でも一升 
田舎の学問より京の昼寝 
稲荷の前の昼盗人 
井に坐して天を見る 
古を以って今を制すれば事の変に達せず 
犬一代に狸一匹 
犬が西向きゃ尾は東 
犬と猿 
犬に肴の番 
犬になるなら大家の犬になれ 
犬に念仏猫に経 
犬にも食わせず棚にも置かず 
犬に論語 
犬の一生は三日 
犬の尾を食うて回る 
犬の川端歩き 
犬の遠吠え 
犬は人につき猫は家につく 
犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ 
犬骨折って鷹の餌食 
犬も歩けば棒にあたる 
犬も朋輩鷹も朋輩 
稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く 
豕を抱いて臭きを知らず 
猪も七代目には豕になる 
命あっての物種 
命あれば海月も骨に会う 
命長ければ恥多し 
命長ければ蓬莱に会う 
命に過ぎたる宝なし 
命の洗濯 
命は槿花の露の如し 
命は義によりて軽し 
命は鴻毛より軽し 
命は宝の宝 
命は風前の灯のごとし 
命は法の宝 
命より名を惜しむ 
井の中の蛙大海を知らず 
祈るより稼げ 
衣帛を重ねず 
衣は新に如くはなく、人は故に如くはなし 
医は仁術 
医は仁術などと言われた時代はもうとっくの昔のことで、(医も算術)になってから久しい。医者稼業とか開業医というように医業は採算を抜きにしては成立しない職業であることは言うまでもない。ただ、医業は収益を挙げるのが最終目的ではなく、患者さんの健康問題に力をかすのが第一目的で、その行為の報酬としてなにがしかの収入を得るのが本来の姿であるはずである。 しかし、医院とか病院を経営していくためには、赤字経営にならないように冗費を省くのは当たり前のことであろうが、積極的に収入を増やす方法を考える様になるのが自然の成り行きであるようだ。特に健康保険が絡まってきて、経済面から色々な制限規則がかせられるようになって来ると、保険金の給付が受けられる項目をうまく選んで病名をつけ、それを裏付けるのに許された必要検査をやり、投薬も出来るだけ新薬とか高価薬を処方して利鞘を稼ぐような対策を取ることが習慣になってしまったということである。 病院勤務の医師は、病院経営者の方針に従うように有形無形の圧力をかけられているうちに、自主的の判断などはいつの間にか消えてなくなり、そこの病院のやり方に順応することになると思う。個人開業医の場合は、自主的に、もっとも営利的な医業方式を選んでしまうのではないか。そして、患者におもねって、不必要だと思いながらも色々な検査をしたり、注射をしたり、投薬もするなどの誘惑に勝てないのだと思う。これが外科医の場合には、患者の信用をよいことにして、不必要な手術をすすめて、収入の増加も図るということがあろう。外科医が多ければそれに応じて手術数も増えるという統計から押して考えると、外科手術が必要であるか否かは、外科医の匙加減にかかっているということに違いない。だから、外科手術などをすすめられた時には、患者側としては、頭ごなしに医師の言葉を信用して手術が必要だと決めてしまわないで、納得のゆくまでよく説明を求めることである。その上、さらに念のためセカンド・オピニオン(違う医師の意見)も聞いてみるなどの努力を怠るべきではない。 
衣鉢を継ぐ 
意馬心猿 
茨垣を裸身で潜る 
茨に棘あり 
茨の中にも三年の辛抱 
渭浜の器 
韋編三絶 
移木の信 
居仏が立ち仏を使う 
今泣いた烏がもう笑う 
今の甘葛、後の鼻面 
今の情けは後の仇 
今参り二十日 
今際の念仏誰も唱える 
芋茎で足を突く 
芋頭でも頭は頭 
芋の煮えたもご存じない 
芋虫でもつつけば動く 
倚門の望 
いやいや三杯 
卑しむ金木で目を突く 
厭と頭を縦に振る 
いらぬ物も三年たてば用に立つ 
伊蘭の林に交われども赤栴檀の香は失せず 
入り日よければ明日天気 
入り船あれば出船あり 
入り船によい風は出船に悪い 
炒り豆と小娘はそばにあると手が出る 
炒り豆に花 
入るを量りて出ずるを為す 
入れ物と人はある物使え 
色男金と力はなかりけり 
色気と痔の気の無い者はない 
色気よりも食い気 
色の白いは七難隠す 
色は思案の外 
色を見て灰汁をさせ 
曰く言い難し 
鰯網で鯨捕る 
鰯で精進落とし 
鰯の頭も信心から 
鰯の頭をせんより鯛の尾に付け 
言わぬが花 
言わぬ事は聞こえぬ 
言わぬは言うにまさる 
言わねば腹ふくる 
韋を佩びて以て己を緩くす 
衣を解き食を推す 
夷を以て夷を制す 
殷鑑遠からず 
因果応報 
因果の小車 
韻鏡十年 
印形は首と釣り換え 
慇懃無礼 
咽喉夕臂の地 
陰徳あれば陽報あり 
陰徳は末代の宝 
引導を渡す

 

有為転変の世の習い 
有為も辛いも食うての上 
飢えたる犬は棒を怖れず 
飢えては食を択ばず 
飢えに臨みて苗を植うる如し 
上には上がある 
上に交わりて諂わず、下に交わりて驕らず 
上見ぬ鷲 
上を下へかえす 
烏鳶の卵毀らずして後鳳凰集まる 
魚の木に登るが如し 
魚心あれば水心 
魚と水 
魚に泳ぎ教える 
魚の釜中に遊ぶが如し 
魚の水を得たるが如し 
魚の水を離れたよう 
魚の目に水見えず、人の目に空見えず 
魚は江湖に相和る 
魚は鯛 
魚を争うものは濡る 
魚を得て<せん>を忘る 
うかうか三十きょろきょろ四十 
羽<かく>肉を飛ばす 
羽化登仙 
浮き沈み七度 
雨奇晴好 
浮き世の苦楽は壁一重 
浮き世は衣装七分 
浮き世は牛の小車 
浮き世は回り持ち 
浮き世渡らば豆腐で渡れ 
鶯鳴かせたこともある 
鶯のかいごの中の時鳥 
有卦に入る 
右顧左眄 
烏合の衆 
雨後の筍 
兎死すれば狐これを悲しむ 
兎の上り坂 
兎の罠に狐がかかる 
兎も七日なぶれば噛み付く 
兎を見て犬を放つ 
牛売って牛に成らず 
牛追い牛に追わる 
牛に経文 
牛に対して琴を弾ず 
牛に乗って牛を尋ねる 
牛に引かれて善光寺参り 
牛の歩みも千里 
牛の一散 
牛の小便と親の意見は長くても効かぬ 
牛の鞦と諺とは外れそうでも外れぬ 
牛の角を蜂が刺す 
牛は牛連れ 
牛も千里、馬も千里 
烏衆の交わり 
羽觴を飛ばす 
後ろ髪を引かれる 
後ろ千両前一門 
後ろに目無し 
後ろの目、壁に耳 
後ろ坊主の前角鬘 
後ろ指を指される 
牛を馬に乗り換える 
牛を食らうの気 
牛を桃林の野に放つ 
右次左次物言わず 
氏無くして玉の輿 
蛆虫も一代 
烏鵲の智 
氏より育ち 
臼から杵 
嘘は盗人の始まり 
失せたる針をば債らぬもの 
嘘から出た実 
嘘つきは泥棒の始まり 
嘘と坊主の頭は結ったことがない 
嘘にも種がいる 
嘘は後から剥げる 
嘘八百 
嘘も方便 
嘘を言うと閻魔様に舌を抜かれる 
嘘を言えば地獄へ行く 
嘘をつかねば仏になれぬ 
有象無象 
打たぬ鐘は鳴らぬ 
歌より囃子 
打たれても親の杖 
うだつが上がらぬ 
内閻魔の外恵比寿 
内兜を見透かす 
内で掃除せぬ馬は外で毛を振る 
内で蛤、外では蜆 
内に省みて疚しからず 
内に誠あれば外に形る 
内の米の飯より隣の麦飯 
内の中の盗人は捕まらぬ 
内の前の痩せ犬 
内裸でも外錦 
内広がりの外すぼり 
内弁慶の外地蔵 
内股膏薬 
烏鳥の私情 
迂直の計 
訴え無きを以て貴しと為す 
梁の塵を動かす 
美しいも皮一重 
打つも撫でるも親の恩 
移れば変わる世の習い 
器と名とは以て人に仮すべからず 
打てば響く 
烏頭白くして馬角を生ず 
烏兎匆匆 
独活の大木 
独活の煮え太り 
鰻に梅干し 
自惚れと瘡気の無い者はない 
兎の毛で突いたほど 
鵜の真似する烏 
鵜の目鷹の目 
産屋の風邪は一生つく 
盂方なれば水方なり 
旨い事は二度考えよ 
馬逸足と雖も輿に閑わざれば良駿と為さず 
旨い物食わす人に油断すな 
旨い物は小人数 
旨い物は腹にたまる 
旨い物は宵に食え 
馬に乗るとも口車に乗るな 
馬に乗るまでは牛に乗れ 
馬には乗ってみよ、人には添うてみよ 
馬の耳に風 
馬の耳に風 
馬は馬方 
馬は馬連れ 
馬も買わずに鞍を買う 
馬痩せて毛長し 
生まれた後の早め薬 
生まれながらの長老なし 
生まれぬ先の襁褓定め 
馬を牛と言う 
馬を牛に乗り換える 
馬を得て鞭を失う 
馬を崋山の陽に帰し、牛を桃林の野に放つ 
馬を買わんと欲してまず牛を問う 
馬を鹿 
馬を水辺に連れていけても、水を飲ませることはできない 
海魚腹から川魚背から 
海千山千 
海に千年河に千年 
生みの親より育ての親 
海の事は漁師に問え 
海の物とも山の物ともつかぬ 
有無相通ず 
梅に鶯 
梅を望んで渇きを止む 
埋もれ木に花咲く 
烏有に帰す 
怨みに報ゆるに徳を以てす 
怨みほど恩を思え 
怨み骨髄に入る 
売られた喧嘩は買わねばならぬ 
売り家と唐様で書く三代目 
売り言葉に買い言葉 
売り出し三年 
瓜に爪あり爪に爪なし 
瓜の皮は大名に剥かせよ、柿の皮は乞食に剥かせよ 
瓜の蔓に茄子はならぬ 
瓜は二つ 
売り物には花を飾れ 
漆は剥げても生地は剥げぬ 
憂え身に及びて後憂うるも及ばず 
憂えを救い災いを分かつ 
烏鷺の争い 
浮気と乞食はやめられぬ 
噂をすれば影がさす 
竿を好むに瑟を鼓す 
雲雨の交わり 
雲煙過眼 
雲霓の望み 
雲根鈍 
雲散霧消 
生んだ子より抱いた子 
膿んだものは潰せ 
雲中の白鶴 
雲泥の差 
雲泥万里 
運は天にあり 
運は寝て待て 
運否天賦 
運用の妙は一心を存す 
運を天に任せる 
運を待つは死を待つに等し

 

栄華有る者は必ず憔悴あり 
郢書燕説 
嬰児の貝を以て巨海を測る 
頴水に耳を洗う 
詠雪の才 
穎脱して出ず 
盈満の咎 
英雄色を好む 
英雄人を欺く 
笑顔に当てる拳はない 
得難きは時、会い難きは友 
易簀 
益者三楽、損者三楽 
益者三友、損者三友 
易者身の上知らず 
靨は七難隠す 
えぐい渋いも味のうち 
会者定離 
えせ侍の刀いじり 
えせ者の空笑い 
得たり賢し 
枝、本より大なれば必ず披く 
枝先に行かねば熟柿は食えぬ 
枝を伐って根を枯らす 
枝を矯めて花を散らす 
越鶏は鵠卵を伏す能わず 
越俎の罪 
越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く 
越陣は悦に安んじ、楚人は楚に安んず 
得手に鼻突く 
得手に帆を揚げる 
江戸中の白壁は皆旦那 
江戸っ子の往き大名帰り乞食 
江戸っ子は五月の鯉の吹き流し 
江戸っ子は宵越しの銭は使わぬ 
江戸の敵を長崎で討つ 
江戸は八百八町、大阪は八百八橋 
江戸べらぼうに京どすえ 
画に描いた餅 
柄の無い所に柄をすげる 
榎の実はならばなれ、木は椋の木 
海老踊れども川を出でず 
海老で鯛を釣る 
海老の鯛交じり 
笑みの中の刀 
栄耀の餅の皮 
選んで粕を掴む 
縁あれば千里を隔てても会い易し 
宴安は酖毒 
<えんえん>に滅せずんば炎炎を若何せん 
煙霞の痼疾 
鴛鴦の契り 
轅下の駒 
猿猴が月を取る 
遠交近攻 
円鑿方<ぜい> 
塩車の憾み 
遠心は近隣に如かず 
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや 
燕雀鳳を生まず 
円石は千仭の山に転ず 
偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず 
淵中の魚を知る者は不詳なり 
塩鉄の利 
円転滑脱 
縁と命は繋がれぬ 
縁と浮世は末を待て 
鉛刀の一割 
豌豆は日陰でもはじける 
縁なき衆生は度し難し 
炎に付き寒に棄つ 
縁に連るれば唐の物を食う 
炎に趨り熱に付く 
縁の切れ目は子で繋ぐ 
縁の下の鍬使い 
縁の下の筍 
縁の下の力持ち 
縁の下の舞 
縁の目には霧が降る 
縁は異なもの 
円木警枕 
閻魔の色事 
遠慮なければ近憂あり 
遠慮ひだるし伊達寒し

 

老い木に花咲く 
老い木は曲がらぬ 
老いたる馬は道を忘れず 
老いたるを父とせよ 
追風に帆を上げる 
老いては子に従え 
老いてはますます壮んなるべし 
老いて再び稚児になる 
老いの一徹 
老いの学問 
老いの木登り 
王侯将相寧んぞ種あらんや 
往者は諫むべからず 
応接に暇あらず 
負うた子に教えられて浅瀬を渡る 
負うた子より抱いた子 
負うた子を三年探す 
会うた時に笠を脱げ 
横着者の節句働き 
追う手を防げば搦めて手が回る 
奥に媚びんよりは竈に媚びよ 
王は十善神は九善 
鸚鵡能く言えども飛鳥を離れず 
往を彰かにして来を察す 
枉を矯めて直に過ぐ 
往を告げて来を知る 
負えば抱かれよう 
大嘘は吐くとも小嘘は吐くな 
大男総身に知恵が回りかね 
大男の殿 
大風が吹けば桶屋が喜ぶ 
狼に衣 
大川に水絶えず 
大河を手で堰く 
大木一本倒るれば小木千本の嘆き 
大きい薬缶は沸きが遅い 
大きな家には大きな風 
大きな話より小さな現実 
大木の下に小木育つ 
大木の下に小木は育たず 
大阪さかいに江戸べらぼう 
多し少なし子三人 
大遣いより小遣い 
大掴みより小掴み 
大取りより小取り 
大所の犬となるとも小所の犬となるな 
大中の小中 
大鍋の底は撫でても三杯 
大船に乗る 
大船も小穴から沈む 
大風呂敷を広げる 
大水に飲み水なし 
陸に上がった河童 
置かぬ棚を探す 
置かぬ棚をも探せ 
傍目八目 
尾から行くも谷から行くも同じ事 
大鋸屑も言えば言う 
大鋸屑も取柄 
起きて働く果報者 
起きて半畳寝て一畳 
沖な物あて 
沖にも付かず磯にも付かず 
屋烏の愛 
屋下に屋を架す 
屋上屋を架す 
奥歯に衣着せる 
奥歯に物がはさまる 
臆病風に吹かれる 
奥山の杉のともずり 
お蔵に火がつく 
送る月日の関守なし 
屋漏に愧じず 
桶屋の縄たが 
螻蛄の水渡り 
驕る平家は久しからず 
驕る者は心嘗に貧し 
驕れる者久しからず 
教うるは学ぶの半ば 
教えの民を化するは命よりも深し 
お仕着せの長口上 
伯父が甥の草を刈る 
遅牛も淀、早牛も淀 
遅かりし由良之助 
恐れ入谷の鬼子母神 
おたまじゃくしが蛙になる 
煽てと畚には乗るな 
小田原評定 
落武者は芒の穂にも怖ず 
落ち目に祟り目 
お茶を濁す 
お茶を挽く 
落ちれば同じ谷川の水 
夫の心と川の瀬は一夜に変わる 
頤で蝿を追う 
頤を解く 
男心と秋の空 
男伊達より小鍋だて 
男猫が子を生む 
男の目には糸を張れ、女の目には鈴を張れ 
男は三年一度笑う 
男は閾を跨げば七人の敵あり 
男は辞儀に余れ 
男は裸百貫 
男は度胸、女は愛嬌 
男は松、女は藤 
男は妻から 
男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く 
落とし穴に落とし石を下す 
落とした物は拾い徳 
大人は火の子 
踊り三人見手八人 
同じ穴の狐 
同じ穴の狢 
同じ釜の飯を食う 
鬼が住むか蛇が住むか 
鬼が出るか蛇が出るか 
鬼瓦にも化粧 
鬼に金棒 
鬼に瘤を取られる 
鬼に衣 
鬼にもなれば仏にもなる 
鬼の居ぬ間に洗濯 
鬼の霍乱 
鬼の首を取ったよう 
鬼の空念仏 
鬼の立てたる石の戸も情けに開く 
鬼の女房に鬼神 
鬼の目にも涙 
鬼の目にも見残し 
鬼も十八番茶も出花 
鬼も頼めば人食わず 
鬼も角折る 
鬼を一車に載す 
斧の柄朽つ 
己達せんと欲して人を達せしむ 
己に克ち礼に復る 
己に如かざる者を友とするなかれ 
己の頭の蝿を追え 
己の長に伐らず 
己の欲せざる所は人に施す勿れ 
己を舎てて人に従う 
己を責めて人を責むるな 
己を虚しうす 
己を以て人を量る 
斧を掲げて淵に入る 
斧を研いで針にする 
尾羽打ち枯らす 
帯に短し襷に長し 
思し召しより米の飯 
溺るるに及んで船を呼ぶ 
溺れる者は藁をも掴む 
お前追従する者は必ず陰にて謗る 
おまえ百までわしゃ九十九まで。 
御神酒上がらぬ神はない 
思い内あれば色外に現る 
思い置きは腹の病 
思い面瘡思われ面皰 
面い立ったが吉日 
思い半ばに過ぐ 
思い邪無し 
思う事言わねば腹ふくる 
思う事一つ叶えばまた一つ 
思う子に旅させよ 
思う仲には垣をせよ 
思うに別れて思うぬ添う 
思う念力岩をも徹す 
思えば思わるる 
重き馬荷に上荷打つ 
重きを負いて遠きに渡れば地を択ばずして休む 
表木綿の裏甲斐絹 
重荷に小付け 
親思いの主倒し 
親思う心にまさる親心 
親方思いの主倒し 
親方日の丸 
親が親なら子も子 
親が死んでも食休み 
親苦労する、その子楽する、孫乞食する 
親孝行と火の用心は灰にならぬ前 
親子の仲でも金銭は他人 
親子一世、夫婦は二世、主従は三世 
親知らず子知らず 
親父と南蛮は辛いほどいい 
親擦れより友擦れ 
親の恩と水の恩は送られぬ 
親と子供は銭金で買われぬ 
親に先立つは不幸 
親に似た蛙の子 
親に似ぬ子は鬼子 
親には一日三度笑って見せよ 
親に目なし 
親の甘茶が毒となる 
親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない 
親の意見と冷や酒は後で効く 
親の因果が子に報う 
親が行った悪いことは、その子供に及び、結果として、 何の罪もない子供が、苦しむこと。  
このことわざは、仏教的考え方、「以前に行った善悪が原因となって後の結果として、良い事や 悪い事が現れてくる」という「因果(いんが)」のことを言っている言葉のようです。 この場合の因果とは、悪い行いの報いとしての子供の不幸を取り上げていますが、 良い行いをした場合の報いも、あると思われます。別の言い方として、 「親の罰は子に当たる(おやのばちはこにあたる)」ということわざもあるようです。 音吉は、このことわざをなんとなく聞いたことがあるように思いますが、詳しく知ったのは、 今回が初めてで、こんなことわざがあったのかと、おどろいています。  
親=子を産み、その子を育てて、やしなっていく人。父や母。子を持つ者。 因果=「いんが」と読み、前に行ったよしあしが原因となり、 のちになってその結果のよしあしが現れること。原因と結果。 子=親から、生まれてきた人。子供。 報う=「むくう」と読み、むくいる。 罪=「つみ」と読み、道理に反した悪い行い。 むくいる=受けた行いなどに対して、それと同じようなことを返す。 善悪=「ぜんあく」と読み、善と悪。善いことと悪いこと。 罰=「ばち」と読み、人の悪い行いに対する神仏のこらしめ。 普通、「ばちがあたる」という言い方をする。「ばつ」とも読む。 ばつ=悪い行いに対するこらしめ。 

親の打つ拳より他人の摩するが痛い 
親の奥歯で噛む子は他人が前歯で噛む 
親の恩は子で送る 
親の恩より義理の恩 
親の心子知らず 
親の十七子は知らぬ 
親の脛をかじる 
親の背でもただは掻かぬ 
親の光は七光り 
親の目は贔屓目 
親の物は子の物、子の物は親の物 
親の欲目 
親の欲目と他人の僻目 
親は親、子は子 
親はなくとも子は育つ 
親は木綿着る子は錦着る 
親馬鹿小馬鹿 
お山の大将俺一人 
親見たけりゃ子を見ろ 
親も親なり子も子なり 
泳ぎ上手は川で死ぬ 
及ばぬ鯉の滝登り 
愚か者に福あり 
負わず借らずに子三人 
終わり良ければすべて良し 
尾を塗中に曳く 
尾を振る犬は叩かれず 
尾を振る犬も噛むことあり 
恩が仇 
温故知新 
穏座の初物 
恩讐分明 
C正定省 
雄鳥が卵を産む 
女心と秋の空 
女賢しくして牛売り損なう 
女三人あれば身代が潰れる 
女三人寄れば姦しい 
女と坊主に余り物がない 
女の一念岩をも透す 
女の腕まくりと朝雨には驚くな 
女の髪の毛には大象もつながる 
女の心は猫の目 
女の目には鈴を張れ 
女は三界に家なし 
女やもめに花が咲く 
恩の腹は切らねど情けの腹は切る 
恩甚だしければ怨み生ず 
乳母日傘 
陰陽師身の上知らず 
温良恭検譲 
恩を仇で返す 
恩を以て怨みに報ず
 

 
さ  

飼い犬に手を噛まれる 
飼い飼う犬も主を知る 
貝殻で海を量る 
貝殻で海を干す 
会稽の恥 
解語の花 
海賊が山賊の罪をあげる 
書いた物が物を言う 
懐寵尸位 
快刀乱麻を断つ 
快犢車を破る 
海棠の眠り未だ足らず 
飼い鳥を刺す如し 
甲斐無き星が夜を明かす 
櫂は三年櫓は三月 
隗より始めよ 
回瀾を既倒に反す 
怪力乱神を語らず 
風邪は万病のもと (CommonCold) 
ちょっと風邪気味だ、ほんの鼻風邪の程度だからなどといって風邪を馬鹿にしてはいけない。風邪を引いたときには、ごく初期の時に、(いざ鎌倉)と大事を取るのが一番よいことは誰しも知っているが、すぐ仕事を休むわけにはいかないので無理しながら暫く我慢しておくうちに、発熱するとか、声が出なくなったり、咳がひどくなってから周りの人からすすめられて、やっと床につく・・というパターンが普通のようである。(風邪をこじらせて)余病を引き起こしたなどは自慢にもならない。最初からそうならないように注意するのが、生活の知恵というものであろう。 
風邪はヴァイラス(ウイールスとも呼ばれる)という「ばい菌」による伝染病で、その種類も200以上あるのだからやりきれない。そのなかでも、症状がひどく、広い範囲で(流行)する性質のヴァイラスはフルーといって区別されている。フルーは「スペイン風邪」、「はやり風邪」として全世界を風靡してデビューして以来、名前は「香港フルー」とか「オーストラリア・フルー」と変えることはあっても、本幹はそのまま、めんめんとして今日まで続いている。そして、幸いにも、フルーのためには、予防のためにワクチンが開発されているので、フルー・シーズンにさきがけて、注射を受けられるようになっている。 
フルーは風邪の一種だといっても、性質が強烈で、人体に入ると全身症状を起こして、老人とか乳幼児、またエイズにかかって(抵抗力)の弱った人などには死病となることがある。しかし、「普通の風邪」を引いただけで、死ぬことは少ない。「余病」というのは曖昧であるが、急性中耳炎、急性副鼻腔炎、急性肺炎、急性腎炎、急性膀胱炎、急性神経炎などいくらでもある。風邪のヴァイラスによって引き起こされた各器官の急性炎症に効く薬はないとされているので、風邪が大事にならないように、早くから、昔からすすめられている、充分水分を取って、暖かくして、安静にして(果報は寝て待て)式の(治療法)をとるのが最良である。 

偕老同穴 
間、髪を容れず 
汗馬の労 
看板に偽りあり 
看板に偽りあり 
管豹の一斑 
完膚無し 
完璧 
管鮑の交わり 
冠古けれども沓に履かず 
冠敝ると雖も必ず首に加う 
歓楽極まりて哀情多し 
冠履倒易 
冠履は同じく納めず 
冠履を貴んで頭足を忘る 
韓廬を馳せて蹇兎を追う 
棺を蓋いて事定まる 
管を以て天を窺う 
骸骨を乞う 
睚眦の怨み 
鎧袖一触 
害心ある者妨害あり 
外柔内剛 
蓋世の気 
我田引水 
最近、情報メデアでよく話題に上がる前立腺癌と乳ガンなどの治療法の選択肢のことで、外科的手術を選ぶべきか、それとも放射線治療にするべきか、患者が決めるのに苦慮するという報道がある。問題は、外科医は手術を薦めるのに反して、放射線科の医師は放射腺治療を薦めるということである。それも、何人もの外科医に相談してみても答えは手術、放射線科医師は誰もが放射線治療を支持するという現実では、中立の立場から判断することなど無理な相談である。専門家の意見がまとまらないで、素人の患者が選択を任せられるというのでは困ったものである。癌治療の最前線にある二つの専門科が、掛け値なしで、自分が実行できる治療法が最適であると信じているという現状が発生した理由は、医師も人の子で(身びいき)の感情が先行する傾向から抜け出せないからであろう。この外科医の考え方について、放射線科に属する慶応大学の近藤医師の著書にも取り上げられているので、ご承知の読者も多いと思う。要するに外科医は手術以外の治療法でも手術と同じ成績を上げることがあることには、考えが及ばないということらしい。しかし、アメリカでは大分以前からオンコロジストという腫瘍専門科医が癌治療の検討会(TumorBoard)に出席して発言しているので、中立的な立場から意見を述べるようになっている形式が取られているので、患者が医学的の判断を強いられることはなくなっている。残されているのは、患者の自主的決定であるから、治療の結果がどう出ても医者を恨むことも出来ない仕組みになっている。 
医療に関する考え方もその人が携わっている分野に都合の良いように判断して意見を出すことになるので、いわゆる客観的は見方というものは求めるのが無理というべきであろう。従って誰に相談するかによって答えは予測されていると見るべきであるから、初めから相談する相手を上手に選ぶことが大切である。 

咳唾珠を成す 
磑風舂雨 
凱風南よりして彼の棘心を吹く 
雁は八百、矢は三本 
雁は八百、矢は三文 
玩物喪志 
雁も鳩も食わねば知れぬ 
眼裏に塵あって三界窄

 

木、縄に従えば則ち正し 
聞いた百より見た一つ 
聞いて極楽見て地獄 
既往は咎めず 
棄灰の刑 
奇貨居くべし 
葵<かく>の志 
木株にも物着せよ 
木から落ちた猿 
気が置けない 
気が利き過ぎて間が抜ける 
危機一髪 
聞き取り学問 
聞き取り法問 
忌諱に触れる 
麒驥の跼躅は駑馬の安歩に如かず 
麒驥も置いては駑馬に及ばず 
危急存亡の秋 
箕裘の業 
枳棘は鸞鳳の棲む所に非ず 
雉子の頓使い 
規矩準縄 
聞くと見るとは大違い 
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥 
聞くは気の毒、見るは目の毒 
聞くは法楽 
聞けば聞き腹 
旗鼓相当たる 
騎虎の勢い 
箕山の節 
起死回生 
樹静かならんと欲すれども風止まず 
旗幟鮮明 
木七竹八塀十郎 
起承転結 
帰心矢の如し 
雉の隠れ 
幾事密ならざれば則ち害成る 
雉も鳴かずば打たれまい 
机上の空論 
雉を食えば三年の古傷も出る 
杞人の憂い 
鬼神は敬して遠ざく 
鬼神は邪無し 
傷口に塩 
瑕に玉 
傷持つ足の下り坂 
鬼籍に入る 
機先を制する 
驥足を展ぶ 
汚く稼いで清く暮らせ 
北に近けりゃ南に遠い 
北枕に寝るな 
来る者は拒むこと勿れ、去る者は追うこと勿れ 
来る者は日々に親し 
騎竹の年 
騎竹の交わり 
吉事門を出でず 
機知の巧有れば必ず機知の敗有り 
羈鳥旧林を恋い池魚故淵を思う 
吉凶は糾える縄の如し 
吉凶は人によりて日によらず 
橘中の楽 
啄木鳥の子は卵から頷く 
狐、虎の威を借る 
狐が下手の射る矢を恐る 
狐之を埋めて狐之を<あば>く 
狐死して兎泣く 
狐死して丘に首す 
狐其の尾を濡らす 
狐と狸 
狐七化け狸は八化け 
狐に小豆飯 
狐につままれる 
狐の子は面白 
狐の嫁入り 
狐を馬に乗せたよう 
木強ければ則ち折る 
来て見れば、さほどでもなし富士の山 
木で鼻をくくる 
岐に哭し練に泣く 
木に竹を接ぐ 
木に餅がなる 
木に縁りて魚を求む 
機に因りて法を説け 
杵で当たり杓子で当たる 
昨日の襤褸今日の錦 
昨日の敵は今日の味方 
昨日の友は今日の仇 
昨日の淵は今日の瀬 
昨日は昨日、今日は今日 
昨日は今日の昔 
昨日は人の身、今日は我が身 
昨日は嫁、今日は姑 
気の利いた化け物は引っ込む時分 
茸採った山は忘れられない 
木の長きを求むる者は必ず根本を固くす 
木登りは木で果てる 
木の股から生まれる 
木の実は木の本 
驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば之に及ぶ 
機は得難くして失い易し 
木は木、金は金 
木は規に依って直く人は人に依って賢し 
貴は驕と期せずして驕自ずから来る 
気は心 
木は檜、人は武士 
気は世を蓋う 
驥尾に付す 
季布の一諾 
木仏金仏石仏 
危邦に入らず乱邦に居らず 
君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶ 
君射れば臣決す 
君飾らざれば臣敬わず 
君君たらずと雖も臣臣たらざるべからず 
君君たり臣臣たり 
君に事えて数すれば斯に辱めらる 
君辱めらるれば臣死す 
亀毛兎角 
木もと竹うら 
鬼門金神我より祟る 
客の朝起き 
九牛の一毛 
急行に善歩無し 
窮寇は追うこと勿れ 
朽策の六馬を馭するが如し 
丘山は曳くきを積みて高きを為す 
九死に一生を得る 
九仞の功を一簣に虧く 
窮すれば通ず 
窮すれば濫す 
九層の台は累土より起こる 
窮鼠猫を噛む 
窮鳥懐に入る 
窮鳥懐に入れば猟師も殺さず 
朽木は雕るべからず 
笈を負う 
裘を反して薪を負う 
杞憂 
今日あって明日ない身 
京女に江戸男 
胸襟を開く 
郷原は徳の賊 
強将の下に弱兵なし 
兄弟牆に鬩げども、外その務りを禦ぐ 
兄弟は他人の始まり 
兄弟は両の手 
驚天動地 
強弩の末魯縞に入る能わず 
恭なれば則ち患に遠ざかる 
京に田舎あり 
京の着倒れ大阪の食い倒れ 
今日の情けは明日の仇 
今日の後に今日はなし 
今日の一針、明日の十針 
今日の夢大阪の夢 
今日は人の上、明日は我が身の上 
狂夫の言も聖人之を択ぶ 
狂夫の楽しみは智者の哀しみ 
喬木は風に折らる 
経も読まずに布施を取る 
狂瀾を既倒に廻らす 
恭礼に近づけば恥辱に遠ざかる 
虚虚実実 
曲学阿世 
跼天蹐地 
虚舟舟に触るとも人怒らず 
曲肱の楽しみ 
虚にして往き実にして帰る 
虚に拠り影を搏たしむ 
居は気を移す 
虚名久しく立たず 
許由巣父 
器用貧乏人宝 
清水の舞台から飛び下りる 
思い切った行動を取ること。「清水の舞台」とは、京都にある清水寺(きよみずでら)の本堂のことをいいます。清水寺の本堂は前部分が山の斜面にせり出すように建てられていて、長大な柱で「舞台」と呼ばれる部分を支えています。この柱の数は実に139本といわれており、そこに釘は使われておらず、「懸造(かけづくり)」あるいは「舞台造(ぶたいづくり)」と呼ばれています。この本堂は、1633年(寛永10年)に徳川家光の寄進によって再建されたもので、国宝として認定されていて、毎日多くの観光客が訪れています。ちなみに舞台の高さは11メートル程度ですので、現代の高層建築物に慣れた目から見ると、「聞いたほどには高くないなぁ」と感じる人も多いようです。 
「清水の舞台から飛び降りたつもりでやってみるか!」などと、思い切りや決断を表すときに使われるこの言葉。鎌倉時代の「宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)」には、そこから飛び降りた男の話が載っています。口論の末、追われた男が清水寺の御堂に逃げ込み、そこにあった衝立を抱えて舞台から飛び降り、怪我もせずに谷底に着地して逃げ延びた、というくだりがあります。実は、清水寺の代々の寺務長は日記をつけていて、その日記をひも解いて、今までに何人の人が舞台から飛び降りたか、そしてその人がどうなったか、という記録が残っています。 
現存する日記は1694年(元禄7年)以降のもので、その年から明治政府が「飛び降り禁止令」を出した1872年(明治5年)までの148年間に、234人の人が飛び降り、235件の飛び降り事件が記録されています。234人、235件と差が出ている理由は、同じ人(女性)が2度飛び降りているからです。そして、飛び降りて生きていた人は・・・、実に85%(200人)あまりの人が生還しています。 
江戸時代には「傘を差して清水の舞台から飛び降りると恋が成就する」などという俗信もあったようで、いつの時代も「飛び降りること」が連想されていたと思われます。 

綺羅、星の如し 
嫌いは知らぬの唐名 
錐、嚢を通す 
切り株にも衣装 
錐の嚢中に処るが如し 
桐一葉 
器量より気前 
錐を立つる地なし 
麒麟児 
騏の躓き 
騏も老いては駑馬に劣る 
切る手遅かれ 
綺麗な花は山に咲く 
岐路亡羊 
軌を一にす 
驥をして鼠を捕らしむ 
木を見て森を見ず 
錦衣玉食 
金甌無欠 
槿花一日の栄 
金科玉条 
巾幗の贈 
金銀は回り持ち 
金言耳に逆らう 
金谷の酒数 
金剛なれば則ち折る 
琴瑟相和す 
琴瑟調わず 
金城鉄壁 
金城湯池 
錦上花を添う 
金石の交わり 
琴線に触れる 
金銭は親子も他人 
禁断の木の実 
禽鳥、百を数うると雖も一鶴に如かず 
金湯の固きも粟に非ざれば守らず 
金時の火事見舞い 
金の卵を産む鵞鳥を殺すな 
金の茶釜の七つもあるよう 
金蘭の契り 
金を炊ぎ玉を饌う 
金を攫む者は人を見ず 
疑心暗鬼を生ず 
疑事無功 
義は泰山より重く、命は鴻毛より軽し 
耆婆、扁鵲でもいかぬ 
牛飲馬食 
牛首を懸けて馬肉を売る 
牛耳を執る 
牛鼎の意 
牛蹄の<しん>には尺の鯉無し 
牛刀を以て鶏を割く 
徼幸は性を伐つの斧なり 
尭鼓舜木 
行住坐臥 
尭の子尭ならず 
業は勤むるに精しく嬉しむに荒む 
玉石混淆 
玉石倶に焚く 
玉斧を乞う 
魚豕の惑い 
魚腹に葬らる 
漁夫の利 
魚目燕石 
義理と褌欠かされぬ 
義理張るより頬張れ 
義を見てせざるは勇無きなり 

 

苦あれば楽あり 
株を守りて兎を待つ 
食いつく犬は吠えつかぬ 
食い物と念仏は一口ずつ 
食い物のあるのに鉄砲汁 
空谷の跫音 
食うことは今日食い、言うことは明日言え 
食うた餅より心持ち 
空中楼閣 
食うに倒れず病むに倒れる 
食うべき折りに食わざるは粮なき者となる 
食おうとて痩せる 
苦髪楽爪 
釘の裏を返す 
釘の曲がりは鉄槌で直せ 
釘を刺す 
公卿にも襤褸 
公卿の位倒れ 
苦言は薬なり、甘言は病なり 
草、囹圄に満つ 
臭い物に蝿たかる 
臭い物に蓋をする 
臭い者身知らず 
草木も眠る丑三つ時 
腐っても鯛 
楔を以て楔を抜く 
腐り縄に馬を繋ぐ 
腐り縄にも取り所 
腐れ縁は離れず 
腐れ木は柱と成らず 
草を打って蛇を驚かす 
孔子の倒れ 
孔雀は羽ゆえ人に捕らる 
鯨に鯱 
鯨も魚、白魚も魚 
医師は人を殺せど薬人を殺さず 
薬あればとて毒を好むべからず 
薬九層倍 
薬の灸は身に熱く、毒な酒は甘い 
薬人を殺さず、医師人を殺す 
薬も過ぎれば毒となる 
薬より養生 
癖ある馬に乗りあり 
癖なき馬は行かず 
曲者の空笑い 
糞も味噌も一緒 
下さる物なら夏も小袖 
管の穴から天を覗く 
下り坂に腰を押す 
管を巻く 
管を以て天を窺う 
口あれば京へ上る 
口あれば食い、肩あれば着る 
口動けば手が止む 
口から出れば世間 
朽ち木は柱と成らず 
口先の裃 
口自慢の仕事下手 
口叩きの手足らず 
口でけなして心で褒める 
口では大阪の城も建つ 
口と財布は締めるが得 
くちなわの口裂け 
口に甘いは腹に毒 
口に栄耀、身に奢り 
口に風邪をひかす 
口に地代は出ない 
口に関所がない 
口に使われる 
口に戸は立てられぬ 
口に糊する 
口に蜜あり腹に剣あり 
口は口、心は心 
口は重宝 
口は虎、舌は剣 
口は禍の門 
唇亡びて歯寒し 
口弁慶 
口も八丁手も八丁 
狗猪も余を食わず 
口より出せば世間 
履新しと雖も冠となさず 
沓の蟻、冠を嫌う 
轡の音にも目をさます 
靴を度りて足を削る 
靴を隔てて痒きを掻く 
苦爪楽髪 
衢道を行く者は至らず 
苦肉の策 
国大なりと雖も戦いを好めば必ず亡ぶ 
国に入ってはまず禁を問え 
国に盗人、家に鼠 
国乱れて忠臣見る 
国破れて山河あり 
苦杯を嘗める 
九は病、五七は雨に四つ旱、六つ八つならば風と知るべし 
苦は楽の種 
九百九十九匹の鼻欠け猿、満足な一匹の猿を笑う 
首斬る罪人にも三日の日延べあり 
頸を述べ踵を挙ぐ 
窪い所に水溜まる 
雲となり雨となる 
雲に梯 
雲に汁 
蜘蛛の家に馬を繋ぐ 
蜘蛛の巣で石を吊る 
蜘蛛は大風の吹く前に巣をたたむ 
雲は竜に従い風は虎に従う 
雲を霞 
雲を掴む 
雲を掴んで鼻をかむ 
供養より施行 
食らえどもその味わいを知らず 
鞍掛け馬の稽古 
暗がりから牛 
暗がりに鬼を繋ぐ 
暗がりの渋面 
暗がりの恥を明るみへ出す 
苦楽は生涯の道連れ 
水母の風向かい 
水母の行列 
水母の骨 
水母骨に会う 
蔵の内の財は朽つることあり、身の財は朽つることなし 
暗闇の鉄砲 
暗闇の独り舞 
暗闇の頬被り 
苦しい時には親を出せ 
苦しい時の神頼み 
苦しい時は鼻をも削ぐ 
車の両輪 
車は海へ舟は山 
車は三寸の楔を以て千里を駆くる 
車を馬の前に置く 
車を借る者は之を馳せ、衣を借る者は之を被る 
紅は園生に植えても隠れなし 
暮れぬ先の提灯 
黒犬に噛まれて灰汁の垂れ滓に怖じる 
食わず嫌い 
食わず貧楽高枕 
食わせておいて扨と言い 
食わぬ飯が髭に付く 
食わぬ犬をけしかける 
食わぬ殺生 
鍬を担げた乞食は来ない 
句を作るより田を作れ 
君子危うきに近寄らず 
君子行いを以て言い、小人舌を以て言う 
君子重からざれば威あらず 
君子蕩蕩として小人戚戚たり 
君子に三戒あり 
君子に三楽あり 
君子に二言なし 
君子の交わりは淡きこと水の如し 
君子は憂えず懼れず 
君子は屋漏に恥じず 
君子は下問を恥じず 
君子は器ならず 
君子は義に喩り小人は利に喩る 
君子は言に訥にして行いに敏ならんと欲す 
君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む 
君子は三端を避く 
君子は死するに衣冠を脱がず 
君子は独りを慎む 
君子は豹変す 
君子は庖廚を遠ざく 
君子は交わり絶ゆとも悪声を出ださず 
君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず 
葷酒山門に入るを許さず 
薫は香を以て自ら焼く 
君命も受けざる所あり 
薫蕕は器を同じくせず 
愚公、山を移す 
愚者の百行より知者の居眠り 
愚者も一得 
虞<ぜい>の訴え 
愚を守る 
群蟻腥羶に付く 
群軽軸を折る 
群犬怪しむ所に吠ゆ 
群して党せず 
軍者ひだるし儒者寒し 
群盲象を評す 
軍門に降る 
群羊を駆って猛虎を攻む 
軍は和にあって衆にあらず 

 

形影相同じ 
形影相弔う 
形影相伴う 
敬遠 
蛍火を以て須弥を焼く 
桂冠 
傾蓋故の如し 
謦咳にに接する 
荊棘の道 
桂玉の艱 
鶏群の一鶴 
醯鶏甕裏の天 
鶏犬相聞こゆ 
鶏犬雲に吠ゆる 
経験学問にまさる 
鶏口となるも牛後となる勿れ 
傾国 
<けい>蛄春秋を知らず 
稽古に神変あり 
荊妻 
敬して遠ざける 
経師は遇い易く人師は遇い難し 
慶者堂に在り弔者閭に在り 
軽車の熟路に付くが若し 
傾城 
傾城買いの糠味噌汁 
蛍雪 
蛍雪の功を積む 
兄たり難く弟たり難し 
軽諾は必ず信寡し 
兄弟牆に鬩げども、外その務りを禦ぐ 
兄弟は手足なり 
は渭を以て濁る 
刑は軽きを厭わず 
刑は刑無きに帰す 
桂馬の高上がり 
鶏鳴狗盗 
鶏鳴の助 
桂林の一枝、崑山の片玉 
鶏肋 
怪我の功名 
袈裟と衣は心に着よ 
獣雲に吠ゆる 
けちん坊の柿の種 
血気盛りに神祟らず 
結構は阿呆の唐名 
桀の犬尭に吠ゆ 
褻にも晴れにも歌一首 
煙る座敷には居られるが、睨む座敷には居られぬ 
螻蛄才 
螻蛄の水渡り 
螻蛄腹立てれば鶫喜ぶ 
蹴る馬も乗り手次第 
毛を謹みて貌を失う 
毛を吹いて疵を求む 
毛を見て馬を相す 
犬猿の仲 
蒹葭玉樹に依る 
喧嘩過ぎての空威張り 
喧嘩過ぎての棒乳切り 
喧嘩にかぶる笠はない 
喧嘩は降り物 
喧嘩両成敗 
懸河の弁 
牽強付会 
拳拳服膺 
涓涓塞がざれば終に江河となる 
乾坤一擲 
見性自覚 
見性成仏 
賢者ひだるし伊達寒し 
剣術十年、槍三年 
賢人は危うきを見ず 
健全なる精神は健全なる身体に宿る 
涓滴岩に穿つ 
犬兎の争い 
捲土重来 
剣は一人の敵、学ぶに足らず 
犬馬の心 
犬馬の養い 
犬馬の歯 
犬馬の労 
堅白同異の弁 
肩摩轂撃 
倹以て廉を助くべし 
倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難し 
黔驢の技 
賢路を妨ぐ 
剣を売り牛を買う 
剣を落として舟を刻む 
堅を被り鋭を執る 
剣を使う者は剣で死ぬ 
賢を見て斉からんことを思う 
鯨飲馬食 
芸が身を助けるほどの不仕合わせ 
芸術は長く人生は短し 
芸人に年なし 
芸は道によって賢し 
芸は身の仇 
芸は身を助ける 
撃壌の歌 
逆鱗に触れる 
隙を過ぐる駒 
下戸の肴荒らし 
下戸の建てた蔵はない 
下戸の手剛 
下戸は上戸の被官 
下種と鷹とに餌を飼え 
下種の後知恵 
下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し 
下種の勘繰り 
下種の口に戸は立てられぬ 
下種の逆恨み 
下種の謗り食い 
下種の知恵は後から 
下種の話は糞で収まる 
下駄も阿弥陀も同じ木の切れ 
下駄を預ける 
外題学問 
月下氷人 
月旦拍 
外法成就の者は子孫に伝わらず 
外法の下り坂 
外面如菩薩内心如夜叉 
厳家には桿虜無し 
原憲の貧 
現在の甘露は未来の鉄丸 
言は身の文 
言悖りて出ずる者は亦悖りて入る 

 

小家から火を出す 
鯉が踊れば泥鰌も踊る 
濃い茶目の毒気の薬 
恋に師匠なし 
恋に上下の隔てなし 
鯉の滝登り 
鯉の人跳ね 
恋の山には孔子の倒れ 
恋は曲者 
恋は思案の外 
恋は仕勝ち 
紅一点 
光陰に関守なし 
光陰人を待たず 
光陰矢の如し 
紺屋の白袴 
行雲流水 
後悔先に立たず 
口角泡を飛ばす 
高閣に束ぬ 
溝壑に<うず>まる 
江河の溢は三日に過ぎず 
好機逸すべからず 
剛毅木訥仁に近し 
好客三年店を変えず、好店三年客を変えず 
孔丘盗跖倶に塵埃 
孝経で親の頭を打つ 
肯綮に中る 
膏血を絞る 
巧言簧の如し、顔之厚し 
好言は口よりし、莠言も口よりす 
巧言令色鮮し仁 
孝行のしたい時分に親はなし 
鴻鵠一挙千里、恃む所は六<かく>のみ 
巧妻常に拙夫に伴のうて眠る 
巧詐は拙誠に如かず 
恒産無き者は恒心無し 
功罪相半ばず 
高山の巓には美木無し 
嚆矢 
行尸走肉 
膠漆の交わり 
孔子に論語 
孔子も時に会わず 
後者の戒め 
巧者は余り有り拙者は足らず 
膏燭は明を以て自らを鑠く 
項斯を説く 
口耳四寸の学 
口耳の学 
香餌の下必ず死魚あり 
好事魔多し 
好事も無きに如かず 
好事門を出でず悪事千里を行く 
好事を行いて前程を問う勿れ 
工人数業を変うればその功を失う 
荒神の火傷 
後塵を拝する 
後生畏るべし 
孔席暖まらず墨突黔まず 
黄泉の客 
黄泉の路上老少無し 
浩然の気 
鴻漸の翼 
巧遅は拙速に如かず 
口中の雌黄 
皇天親無く惟徳を是輔く 
口頭の交わり 
荒唐無稽 
<こう>兎三窟 
<こう>兎死して走狗煮らる 
功成り名遂げて身退くは天の道なり 
江南の橘、江北に植えれば枳となる 
効能書き読めぬ所に効能あり 
孝は妻子に衰う 
妻子を持つと、それに対する愛情が先になり、親に対する孝行の心が薄れることで、いつまでも親孝行を忘れないようにせよという教え。  
官は宦成るに怠り、病は小癒に加わり、禍(わざわい)は懈惰(かいだ)に生じ、孝は妻子に衰う。此の四者を察して、終わりを慎むこと始めの如くせよ。詩に曰く、初め有らざる靡(な)し。克(よ)く終わり有る鮮(すくな)しと。(『説苑』 敬慎篇)  
官と宦は大体同じ意味でありますが、強いて区別する時は、官は一般的総称、宦は人間を主として具体的に用いる。文字本来の意味から言えば、役所の中に書類等の山積しておるのが官。宦は臣下が官庁の中におるという文字であります。  
出世するにしたがって役人は怠けてくる。病気は少し治ってきた時に気がゆるみ、不養生をして悪くなる。禍(わざわい)は怠けるところから生じてくる。親孝行は女房子供を持つ頃から衰えてくる。まことにその通りであります。だから『詩経』にも、「初め有らざる靡(な)し。克(よ)く終わり有る鮮(すくな)し。」(終わりまで立派にやりとげることの難しさをいったもの)と言うてある。  

孝は百行の本 
公は明を生ず 
膏は明を以て焚かる 
<こう>飯も壺<そん>に及ばず 
甲張り強くして家押し倒す 
高飛の鳥も美食に死す 
光風霽月 
好物に祟りなし 
弘法筆を択ばず 
弘法も筆の誤り 
高木に縁りて四方を望む 
高木は風に折らる 
高木は風に嫉まる 
小馬の朝駆け 
高慢は出世の行き止まり 
厚味寔に<せき>毒 
功名を竹帛に垂る 
鴻毛を以て炉炭の上に焼く 
蝙蝠も鳥のうち 
紺屋の明後日 
甲羅を経る 
蛟竜雲雨を得 
黄粱一炊の夢 
亢竜悔いあり 
紅炉上一点の雪 
甲論乙駁 
行を省みる者は其の過ちを引かず 
公を以て私を滅す 
声なきに聴き形なきに視る 
声なくして人を呼ぶ 
声梁塵を動かす 
小男の腕立て 
小男の総身の知恵も知れたもの 
氷に鏤め脂に画く 
氷は水より出でて水より寒し 
氷を叩いて火を求む 
木陰に臥す者は枝を手折らず 
小刀に鍔 
古稀 
狐裘にして羔袖す 
狐丘の誡め 
狐裘蒙戎 
狐裘弊ると雖も補うに黄狗の皮を以てすべからず 
故郷へ錦を飾る 
故郷忘じ難し 
鼓琴の悲しみ 
狐疑逡巡 
枯魚河を過ぎて泣く 
黒牛白犢を生む 
告朔の<き>羊 
黒甜郷裡 
鵠は浴せずして白し 
黒白を弁せず 
鵠を刻して鶩に類す 
虎渓三笑 
虎穴に入らずんば虎子を得ず 
虚仮の一心 
沽券に関わる 
股肱の臣 
糊口を凌ぐ 
虎口を脱す 
虎口を逃れて竜血にいる 
ここばかりに日は照らぬ 
心内あれば色外に現る 
心焉に在らざれば視れども見えず 
志ある者は事ついに成る 
志は木の葉に包む 
志は満たすべからず 
心に笠着て暮らせ 
心に連るる姿 
心を以て心に伝う 
心の仇は心 
心の鬼が身を責める 
心の駒に手綱許すな 
心の欲する所に従えども矩を踰えず 
心は面の如し 
心は小ならんことを欲し志は大ならんことを欲す 
心は二つ身は一つ 
心広く体胖なり 
心程の世を経る 
心持ちより搗いた餅 
心安いは不和の基 
小米も噛めば甘くなる 
虎視眈眈 
孤掌鳴らし難し 
胡椒丸呑み 
小食は長生きのしるし 
乞食に朱椀 
乞食に貧乏なし 
乞食にも門出 
乞食にも三つの理屈 
乞食の朝謡い 
乞食の大連れ 
乞食の系図話 
乞食の子も三年たてば三つになる 
乞食の断食 
乞食も場所 
小姑一人は鬼千匹に向かう 
湖上に魚を鬻がず 
孤城落日 
古人の糟粕 
去年の暦 
炬燵水練 
炬燵で河豚汁 
炬燵弁慶 
小宝脛が細る 
壺中の天 
胡蝶の夢 
凝っては思案に能わず 
木っ端を拾うて材木を流す 
コップの中の嵐 
骨肉相食む 
骨肉の親 
涸轍の鮒 
子で子にならぬ時鳥 
事ある時は仏の足を戴く 
事が延びれば尾鰭が付く 
尽く書を信ずれば則ち書なきに如かず 
琴柱に膠す 
事に敏にして言に慎む 
琴の緒絶ゆ 
言葉多き者は品少なし 
言葉は心の使い 
言葉の下に骨を消す 
言葉に物はいらぬ 
言葉は国の手形 
言葉は身の文 
小鳥網で鶴をせしめる 
小鳥を捕らえて大鳥を逃がす 
子供川端火の用心 
子供の喧嘩に親が出る 
子供は教え殺せ、馬は飼い殺せ 
子供は風の子 
小無に子を呉れるな 
小鍋は直に熱くなる 
子に黄金満<えい>を遺すは一経に如かず 
子に過ぎたる宝なし 
子にすることを親にせよ 
子に引かるる親心 
小糠三合あるならば入り婿すな 
子の心親知らず 
此の父有りて斯に此の子有り 
斯の人にして斯の疾あり 
子は有るも嘆き、無きも嘆き 
子は一世、夫婦は二世、主従は三世、他人は五世 
子は生むも心までは生まぬ 
子は親を映す鏡 
子は鎹 
子は三界の首枷 
琥珀は腐芥を取らず 
小判で面張る 
虎豹豈犬羊の欺きを受けんや 
虎豹の駒は食牛の気あり 
鼓腹撃壌 
小袋と小娘は思ったよりいりが多い 
小舟の宵ごしらえ 
瘤の上の腫れ物 
子ほど喜ばせにくいものはなく、親ほど喜ばせやすいものはない 
孤父の戈を以て牛矢を<さ>す 
小坊主一人に天狗八人 
枯木栄を発す 
枯木死灰花開く 
古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪と為る 
子煩悩に子なし 
小股取っても勝つが本 
駒の朝走り 独楽の舞い倒れ 
小娘と小袋は油断がならぬ 
虚無僧に尺八 
小村の犬は人を噛む 
米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる 
米の飯と天道様は何処へ行っても付いて回る 
米の飯に骨 
米の飯より思し召し 
米屋は三度目にかえよ 
米を数えて炊ぐ 
子持ち二人扶持 
子持ちの腹に宿無しが居る 
蜘蛛の子を散らすよう 
子養わんと欲すれども親待たず 
子故の闇 
惟日も足らず 
此もまた人の子なり 
之を亡地に陥れて然る後に存す 
之を用いれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となる 
転がる石には苔が生えぬ 
頃は三月、夜は九月 
転ばぬ先の杖 
健康問題に注意するのはよいことではあるが、これも「石橋を叩いて渡る」の式で、おっかなびっくりで神経質になってしまっては人生は楽しくなくことは疑いない。病気の事以外でも疑心暗鬼で心配が先に立つ人よりは、何事も楽観的にみて行動する人の方が「病は気から」と言われる心因性の病気にかかる率は少ない筈である。しかし「年寄りの冷や水」の諺にもあるように、無理をするのも、体には良いとは思えない。それが運動をして体を鍛えるということであれば話は別である。 
とにかく適当な運動は、心臓病の人にも糖尿病の人にも良効果があると言われているし、骨や関節の保全にも役立つとされている。ただし、運動とゼンソクの関係は簡単によいとかわるいとかと決められないらしい。それから、運動による減量法も流行している。運動もよいが、転んで怪我をしたくないと言うのであれば、安全な所を選んで、杖でもついて、極端に走らないよう工夫をすべきであろう。そうして気分爽快となれば、それが健康にもつながるものである。 

転べば糞の上 
衣の袖から鎧が見える 
衣は新しきに若くは莫し、人は故きに若くは莫し 
衣ばかりで和尚はできぬ 
衣を染めんより心を染めよ 
転んでもただは起きぬ 
子を思う夜の鶴 
子を知ること父に若くは莫し 
子を捨てる藪はあれど親を捨てる藪はなし 
子を見ること親に如かず 
子を持って知る親の恩 
子を持てば七十五度泣く 
崑山玉を出だし麗水金を生ず 
崑山の下、玉を以て鳥を抵つ 
根性に似せて家を作る 
今度と化け物見たことない 
蒟蒻で石垣を築く 
蒟蒻で学者は田舎が良い 
蒟蒻の幽霊 
紺屋の明後日 
紺屋の白袴 
金輪際の玉も拾えば尽きる 
ご意見五両、堪忍十両 
五噫を歌う 
合歓の木は槐の木 
郷に入りては郷に従う 
剛の者に矢が立たぬ 
合抱の木も毫末に生ず 
合浦の珠還る 
濠濮の間の想い 
毫毛斧柯 
毫釐の差は千里の謬り 
呉越同舟 
呉下の阿蒙 
五月蕨は嫁に食わせるな 
御器も持たぬ乞食 
呉牛月に喘ぐ 
極楽願わんより地獄作るな 
極楽の入り口で念仏を売る 
後家花咲かす 
後光より台座が高くつく 
後生大事 
後生願いの六性悪 
後生は徳の余り 
後生より今生が大事 
御所内裏の事も陰では言う 
御所の御成りはすわすわ半時 
五十歩百歩 
五十にして四十九年の非を知る 
五十にして天命を知る 
五重塔も下から組む 
梧前灯下 
<ご>鼠五技にして窮す 
五臓六腑に沁みわたる 
碁で勝つ者は将棋で負ける 
碁で負けたら将棋で勝て 
五斗米のために腰を折る 
事は蜜を以てなり、語は泄を以て敗る 
五風十雨 
呉服五層倍 
五本の指で切るにも切られぬ 
<ごまめ>でも尾頭つき 
<ごまめ>の歯軋り 
芥溜めに鶴 
五里霧中 
五両で帯買うて三両でくける 
碁を打つより田を打て 
言語道断 
権者にも失念 
権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる 
 

 

才余りありて識足らず 
才あるも才あらざるも、亦名其の子を言う 
綵衣以て親を娯しましむ 
塞翁が馬 
斎戒沐浴 
採菓汲水 
才覚の花散り 
歳寒の松柏 
災害は忘れた頃にやってくる 
細工は流流仕上げを御覧じろ 
細工貧乏人宝 
歳月人を待たず 
細行を矜まざれば、終に大徳を累わす 
才子才に倒れる 
才子多病 
宰相とならずんば則ち良医となれ 
才色兼備 
采薪の憂い 
採ずる仏の鼻を欠く 
災難なら畳の上でも死ぬ 
賽の河原 
賽は投げられた 
財布の紐を首に掛けるよりは心にかけよ 
豺狼路に当たる、安んぞ狐狸を問わん 
福は眥に盈たず、禍は世に溢る 
竿竹で星を打つ 
竿の先の鈴 
竿の三年櫓は三月 
竟に入りては禁を問う 
魚は上揩ノ焼かせよ、餅は下種に焼かせよ 
坂に車 
酒外れはせぬもの 
酒屋へ三里、豆腐屋へ二里 
左官の垣根 
先勝ちは糞勝ち 
先立つ物は金 
先の雁より手前の雀 
先は野となれ山となれ 
先んずれば人を制す 
鷺と烏 
鷺を烏 
策士策に溺れる 
桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿 
桜三月、菖蒲は五月 
桜は花に顕る 
簀を易う 
酒入れば舌出ず 
酒買って尻切られる 
酒が酒を飲む 
酒極まって乱となる 
酒と朝寝は貧乏の近道 
酒と産には懲りた者がない 
酒なくて何の己が桜かな 
酒に別腸あり 
酒の徳孤ならず必ず隣あり 
酒の中に真あり 
酒の酔い本性違わず 
酒は愁いを掃う玉箒 
酒は燗、肴は刺身、酌は髱 
酒は古酒、女は年増 
酒は三献に限る 
酒は諸悪のもと 
酒は天の美禄 
酒は猶兵のごとし 
酒は飲むとも飲まるるな 
酒は飲むべし飲むべからず 
酒は百毒の長 
酒は百毒の長 
酒は本心をあらわす 
酒はやめても酔いざめの水はやめられぬ 
酒を嗜む勿れ、狂薬にして佳味に非ず 
笹の葉に鈴 
囁き千里 
差し出る杭は打たれる 
匙の先より口の先 
砂上の楼閣 
匙を投げる 
左遷 
沙汰の限りに非ず 
左袒 
沙中の偶語 
五月の鯉で口ばかり 
薩摩守 
里腹七日 
鯖の生き腐り 
鯖を読む 
様に様を付ける 
寒さ小便ひだるさ欠伸 
寒さの果ても彼岸まで 
鞘走りより口走り 
左右を顧みて他を言う 
皿嘗めた猫が科を負う 
皿に桃を盛る 
去り跡へは往くとも死に跡へは行くな 
猿が魚釣る 
猿が仏を笑う 
猿知恵 
猿に烏帽子 
猿に絵馬 
猿に木登り 
猿の尻笑い 
猿の水練、魚の木登り 
猿の空蝨 
猿の人真似 
猿は人間に毛が三筋足らぬ 
猿も木から落ちる 
去る者は追わず 
去る者は日日に疎し 
猿を<こう>中に置けば豚と同じ 
触らぬ神に祟りなし 
触り三百 
山雨来たらんと欲して風楼に満つ 
三益友 
三年勤め学ばんよりは三年師を選ぶべし 
三槐を植う 
三欠くの法 
三寒四温 
三界に家なし 
三界の火宅、四衢の露地 
三顧 
三顧の礼 
三国一 
三五の十八 
三歳の翁、百歳の童子 
山紫水明 
三枝の礼 
三舎を避く 
山椒は小粒でもぴりりと辛い 
山椒目の毒原薬 
三日向顔せざればその心測り難し 
三日書を読まざれば語言味無し 
三尺下がって師の影を踏まず 
三十にして立つ 
三十の尻括り 
三十振袖四十島田 
三十六計逃げるに如かず 
算術者の不身代 
三寸の舌に五尺の身を亡ぼす 
三寸の轄 
三寸の舌を掉う 
三寸の見直し 
三寸俎板を見抜く 
三損友 
三代続けば末代続く 
山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し 
山中暦日なし 
三度の火事より一度の後家 
三度の飯も強し柔らかし 
三度目の正直 
三人行えば必ず我が師あり 
三人子持ちは笑うて暮らす 
三人市虎を成す 
三人旅の一人乞食 
三人虎を成す 
三人寄れば金をも溶かす 
三人寄れば公界 
三人寄れば文殊の知恵 
三年園を窺わず 
三年たてば三つになる 
三年父の道を改むること無きは孝と謂うべし 
三年飛ばず鳴かず 
三釜の養 
三編回って煙草にしょ 
秋刀魚が出ると按摩が引っ込む 
三面六臂 
山門から喧嘩見る 
三余 
算用あって銭足らず 
算用十八、手六十 
算を乱す 
財少なければ悲しみ少なし 
材大なれば用を為し難し 
才槌で庭掃く 
財に臨みては苟くも得んとすること母れ 
財宝は地獄の家苞 
財を先にして礼を後にすれば民利る 
財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かず 
雑魚の魚交じり 
雑魚も魚鰭 
坐して食らえば山も空し 
座禅を組むより肥やし汲め 
座を見て皿をねぶれ 
座を見て法を説け 
讒臣国を乱し妬婦家を破る 

 

思案の案の字が百貫する 
尸位素餐 
塩辛を食おうとて水を飲む 
仕置き場の巾着切り 
塩にて淵を埋ずむ如し 
塩を売れば手が辛くなる 
四海兄弟 
四海波静か 
死灰復燃ゆ 
四海を家とす 
四角な座敷を丸く掃く 
鹿の角を蜂が刺す 
屍に鞭打つ 
鹿待つところの狸 
鹿見て矢を矧ぐ 
鹿を馬 
鹿を逐う者は兎を顧みず 
鹿を指して馬と為す 
只管打坐 
志学 
歯牙にもかけない 
歯牙の間に置くに足らず 
敷居が高い 
閾を跨げば七人の敵あり 
色即是空、空即是色 
至貴は爵を待たず 
死棋腹中に勝着あり 
色欲は命を削る斧 
しくじるは稽古のため 
四苦八苦 
仏教用語。お釈迦様は、35才で、仏の悟りをひらかれたときに、最初に、人生は苦なり と仰言ったと言われます。これは、どんな人の人生も、本質は苦しみだと言うことです。ですから、浄土真宗の開祖、親鸞聖人も、人生のことを、難度海(なんどかい)とか、生死の苦海(しょうじのくかい)と言われています。確かに、人生、苦しいことと楽しいこととどちらが多いかと言われると、苦しいことが多いように思います。社会的な地位や、名誉、財産を得ても、それで安心というわけではありません。いろんな不満が出てきたり、いろんな不安がでてきます。苦しみ、悩みのない人は誰もいないでしょう。
お釈迦さまが、すべての人が逃れることが出来ない、苦しみを、大きく四つ、さらに 四つ、全部で八つに分けて教えられたものです。
1 生苦
2 老苦
3 病苦  
4 死苦  (上記 四つを四苦という)
5 愛別離苦(あいべつりく) 
6 怨憎会苦(おんぞうえく) 
7 求不得苦(ぐふとっく)  
8 五陰盛苦(ごおんじょうく)  (四苦とあわせて八苦といいます)
二千六百年前に説かれた仏教ですが、この四苦八苦の教えを聞くと、人間は、どんな時代も、どんな場所でも同じことに苦しみ悩んでいることがよく分かります。私たちが幸せになれないのは、苦しみの原因が分からないからです。苦しみから目をそらしている間は、心からの安心や満足は、ありません。苦しみから目をそらさず、見つめて行くことが本当の幸せへの第一歩です。

至言は言を去る 
至言は耳に忤らう 
子貢が多言も顔子の一黙には如かず 
市虎三伝 
獅子吼 
しし食った報い 
獅子屈中に異獣なし 
獅子身中の虫 
死して義ならざるは勇に非ざるなり 
死しての千年より生きての一日 
死して後已む 
死しての長者より生きての貧人 
獅子に鰭 
獅子に牡丹 
死屍に鞭打つ 
獅子の子落とし 
獅子は小虫を食わんとてもまず勢いをなす 
獅子奮迅 
獅子も頭の使いがら 
死者に鞭打つ 
私淑 
支証の出し遅れ 
師匠は鐘の如し 
四時の序、功を成す者は去る 
榻の端書き 
死児の齢を数う 
蜆貝で海を量る 
蜆千より法螺貝一つ 
四十過ぎての道楽と七つ下がって降る雨は止みそうで止まぬ 
四十にして惑わず 
四時を貫きて柯を改め葉を易えず 
沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり 
死生、命あり 
咫尺を弁せず 
死せる孔明、生ける仲達を走らす 
士族の商法 
舌三寸に胸三寸 
舌三寸の囀りに五尺の身を果たす 
親しき仲に垣をせよ 
親しき仲に礼儀あり 
親しき仲は遠くなる 
下地は好きなり御意はよし 
滴り積もりて淵となる 
舌の剣は命を断つ 
舌の根の乾かぬうちに 
舌は禍の根 
舌を二枚使う 
舌を巻く 
四知 
七擒七縦 
七細工八貧乏 
七尺去って師の影を踏まず 
七生七擒 
七十の三つ子 
七度探して人を疑え 
七人の子とはなすとも汝に心許すな 
七年の病に三年の艾を求む 
至知は幾ならず 
七歩の才 
七夜のうちの風邪は一生つく 
死中に活を求む 
四鳥の別れ 
鷙鳥百を累ぬるも一鶚に如かず 
疾行には善迹無し 
漆膠の契り 
七珍万宝随一は人の命と人の誠 
知って知らざれ 
知って問うは礼なり 
失敗は成功の基 
疾風迅雷 
疾風に勁草を知る 
櫛風沐雨 
七的張りて弓矢至る 
室に怒りて市に色す 
室に入りて矛を操る 
疾雷耳を掩うに及ばず 
湿を悪んで下きに居る 
四天二天 
舐犢の愛 
至徳を論ずる者は俗に和せず 
四斗八斗 
子と袍を同じくせん 
市道に交わり 
死なぬ子三人皆孝行 
死なぬものなら子一人、減らぬものなら金百両 
慈なるが故に能く勇なり 
品川海苔は伊豆の磯餅 
士に一定の論あり 
死に牛に芥かける 
死に馬に鍼 
死に馬が屁をこく 
死にがけの念仏 
死に花を咲かせる 
死に別才あり 
死に別れより生き別れ 
死人に口なし 
死人に妄語 
死ぬ死ぬという者に死んだ例しなし 
死ぬほど楽はない 
死ぬ者貧乏 
死ぬる子は眉目よし 
死ねば死に損、生くれば生き得 
鎬を削る 
駟の隙を過ぐるが若し 
死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽し 
死は己を知る者の為に死す 
芝居は無筆の早学問 
驟戦えば則ち民罷れ、驟勝てば主驕る 
死馬の骨を買う 
柴舟の宵ごしらえ 
四百四病の外 
四百四病より貧の苦しみ 
渋柿が熟柿に成り上がる 
渋柿の長持ち 
糸麻有りと雖も菅<かい>を棄つること無かれ 
揣摩憶測 
死命を制す 
四面楚歌 
下いびりの上諂い 
駟も舌に及ばず 
霜を履んで堅氷至る 
社未だ屋せず 
社燕秋鴻 
釈迦に経 
釈迦に経の読み違い 
釈迦に宗旨なし 
釈迦に説法 
杓子馬も主が使えば歩く 
杓子定規 
杓子で腹を切る 
杓子は定規にする 
杓子は耳掻きにならず 
尺の木も必ず節目あり、寸の玉も必ず瑕<てき>あり 
尺も短き所あり、寸も長き所あり 
借家栄えて母屋倒れる 
尺を枉げて尋を直くす 
社稷の臣 
車軸を流す 
社鼠の患い 
鯱鉾立ちも芸のうち 
尺蠖の屈するは伸びんがため 
<しゃっ>火微なりと雖も卒に能く野を燎く 
借金は身上の薬 
射は仁の道なり、正を己に求む 
娑婆で見た弥次カ 
しゃべる者に知る者なし 
しゃべる者は半人足 
沙弥から長老 
沙弥から長老にはなれぬ 
三味線もひき方 
舎を道傍に作れば三年して成らず 
炙を欲する色 
醜夷に在りて争わず 
衆寡適せず 
習慣は自然の如し 
習慣は第二の天性なり 
衆曲は直を容れず 
衆愚の諤諤たるは一賢の唯唯には如かず 
衆口金を鑠かす 
衆口は禍福の門 
衆之を悪むも必ず察す 
宗旨の争い釈迦の恥 
衆少多きを成す 
周章狼狽 
衆心城を成す 
修身斉家治国平天下 
終身善を為し一言則ち之を破る 
終身道を譲るも百歩を枉げず 
衆草と伍す 
秋霜烈日 
舟中も敵国 
衆と好みを同じくすれば成らざるなし 
舅の物で相婿もてなす 
姑の仇を嫁が討つ 
姑の十七見た者がない 
姑の三日誉め 
主と病には勝たれず 
衆怒犯し難し 
秋波を送る 
愁眉を開く 
衆盲象を模す 
衆力功あり 
湿を悪みて下きに居る 
臭を万載に遺す 
菽水の歓 
菽麦を弁ぜず 
祝融の災い 
守株 
主将の法は務めて英雄の心を攬る 
主従は三世 
手足処を異にす 
手足を惜く所なし 
首鼠両端 
酒池肉林 
出家の念仏嫌い 
出藍の誉れ 
朱に交われば赤くなる 
朱買臣五十富貴 
須弥山と丈競べ 
春宵一刻直千金 
春日遅遅 
春秋高し 
春秋に富む 
春秋の筆法 
駿足長阪を思う 
春氷を渉るが如し 
春風駘蕩 
春風の中に座するが如し 
春眠暁を覚えず 
駿馬痴漢を乗せて走る 
春蘭秋菊倶に廃すべからず 
雌雄を決す 
宵衣肝食 
小異を捨てて大同につく 
傷弓の鳥 
小弁は義を害す 
葉公の竜 
しょう事なしの米の飯 
証拠の出し遅れ 
小忍ばざれば則ち大謀を乱る 
勝者の用うる所は敗者の棋なり 
蕭牆の患い 
小心翼翼 
正直の頭に神宿る 
正直の儲けは身につく 
正直は阿呆の異名 
正直は一生の宝 
正直貧乏横着栄耀 
正直者が馬鹿を見る 
小事に拘わりて大事を忘るな 
小事は大事 
生者必滅 
掌上に運らす 
霄壌の差 
猩猩は血を惜しむ、犀は角を惜しむ 
猩猩能く言えども禽獣を離れず 
小事を軽んずる勿れ 
小人の過つや必ず文る 
小人閑居して不善を為す 
小人窮すればここに濫す 
小人罪なし、玉を懐いて罪あり 
小人の腹を満ち易し 
小人の交わりは甘きこと醴の如し 
小人の勇 
小人は始め有りて終わり無し 
小水石を穿つ 
小水の魚 
誦数以て之を貫く 
小節を規る者は栄名を成す能わず 
少壮努力せず老大徒に傷悲す 
笑中に刀あり 
掌中の珠 
小忠は大忠の賊 
小恥を悪む者は大功を立つる能わず 
小敵と見て侮る勿れ 
少年老い易く学成り難し 
少年に学ばざれば老後に知らず 
少年よ大志を抱け 
小の虫を殺して大の虫を助ける 
賞は厚くし罰は薄くすべし 
松柏摧かれて薪と為る 
商売は草の種 
商売は道によりて賢し 
焦眉の急 
勝負は時の運 
正法に不思議なし 
章甫を履に薦く 
章甫を資して越に適く 
将門に必ず将あり、相門に必ず相あり 
証文の出し遅れ 
小利大損 
小利は大利の残ない 
鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず 
蕉六の夢 
将を射んとせば先ず馬を射よ 
鍾を聞いて日と為す 
小を捨てて大に就く 
燭を乗りて夜遊ぶ 
升を以て石を量る 
杵臼の交わり 
諸行無常 
食牛の気 
食後の一睡万病円 
食指が動く 
食前方丈一飽に過ぎず 
食なき者は職を択ばず 
職人貧乏人宝 
初心忘るべからず 
蜀犬日に吠ゆ 
書は言を尽くさず、言は意を尽くさず 
書三度写せば魚も魯となる 
黍離の嘆 
書を校するは塵を払うが如し 
書を以て御する者は馬の情を尽くさず 
精げの中の籾 
知らざるを知らずと為せ 
知らずば人に問え 
知らずば人真似 
知らぬ顔の半兵衛 
知らぬ神より馴染みの鬼 
知らぬが秘密 
知らぬが仏 
知らぬが仏、見ぬが秘事 
知らぬ京物語 
知らぬ呉服商売より知った小糠商い 
知らぬ他国にも鬼はない 
知らぬは亭主ばかりなり 
知らぬ仏より馴染みの鬼 
知らぬ道も銭が教える 
白羽の矢が立つ 
虱の皮を槍で剥ぐ 
虱は頭に処りて黒し 
芝蘭の室に入る如し 
尻馬に乗る 
尻から抜ける 
尻切れ蜻蛉 
尻毛を抜く 
知りて知らざれ 
尻に火がつく 
尻に帆かける 
支離滅裂 
尻も結ばぬ糸 
知るの艱きに非ず、行うの惟艱きなり 
知る人に縄を掛ける 
知る者は言わず言う者は知らず 
知る者は博からず 
汁を啜って同罪 
白河夜船 
白き糸の染まんことを悲しむ 
代物には花を飾れ 
吝ん坊と灰吹きは溜まるほど汚い 
吝ん坊の柿の種 
仕を致す 
死を鴻毛の軽きに比す 
死を作るより田を作れ 
歯を没す 
信、豚魚に及ぶ 
深淵に臨んで薄氷を履むが如し 
真金は鍍せず 
信言は美ならず、美言は信ならず 
唇歯輔車 
神出鬼没 
信賞必罰 
針小棒大 
心中より饅頭 
浸潤の譖り 
信心過ぎて極楽を通り越す 
信心は徳の余り 
信心も欲から 
薪水の労 
進退これ谷まる 
身体髪膚之を父母に受く 
心胆を寒からしめる 
死んだ子の年を数える 
死んだ子は賢い 
死んだ者の因果 
死んで花実が咲くものか 
心頭を滅却すれば火もまた涼し 
信なき亀は甲を破る 
信の闇より無闇が怖い 
親は泣き寄り他人は食い寄り 
神仏混淆火事掛合い 
心腹の疾 
深謀遠慮 
辛抱する木に金がなる 
辛抱は金、挽臼は石 
森羅万象 
薪燎を積むが如し 
針縷に順う者は帷幕を成す 
慈ある父も益なき子は愛せず 
時雨の化 
自家撞着 
自家薬籠中の物 
地が傾いて舞が舞われぬ 
自画自賛 
<じ>基有りと雖も時を待つに如かず 
自彊息まず 
児戯に類す 
自業自得 
地獄極楽は心にあり 
地獄で仏に会ったよう 
地獄にも知る人 
地獄の一丁目 
地獄の上の一足飛び 
地獄の釜の蓋が開く 
地獄の沙汰も金次第 
地獄は壁一重 
地獄耳 
地獄も住家 
十歳の翁、百歳の童 
磁石鉄を吸うとも石を吸わず 
磁石に針 
地震雷火事親父 
地震の時は竹藪へ逃げろ 
事実は小説よりも奇なり 
耳順 
自縄自縛 
辞譲の心は礼の端なり 
爾汝の交わり 
時節の梅花春風を待たず 
児孫自ずから児孫の計あり 
児孫のために美田を買わず 
地蔵の顔も三度 
地蔵は言わぬがわれ言うな 
じたばたしても鶏は裸足 
十把一からげ 
十編探して人を疑え 
十編読むより一遍写せ 
日月逝けり、歳我と与にせず 
実は嘘の奥にあり 
地頭に法なし 
自分で蒔いた種は自分で刈らねばならぬ 
自分の頭の蝿を追え 
自分の子には目口が明かぬ 
自分の盆の窪は見えず 
耳聞は目見に如かず 
自暴自棄 
慈母に敗子あり 
自慢高慢馬鹿のうち 
自慢の糞は犬も食わぬ 
自慢は知恵の行き止まり 
麝あれば香ばし 
蛇が出そうで蚊も出ぬ 
鵲巣風の起こる所を知る 
弱肉強食 
麝香は臍故命をとらるる 
弱冠 
蛇の道は蛇 
蛇は寸にして人を呑む 
蛇を禁ずるに邪を以てす 
十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべし 
十月の投げ木 
獣窮まれば則ち噛む 
十行倶に下る 
十七八藪力 
十読は一写に如かず 
十人十色 
十年一剣を磨く 
十年一昔 
十八の後家は立つが四十後家は立たぬ 
重箱で味噌をする 
重箱に鍋蓋 
重箱に煮染め 
重箱の隅を楊枝でほじくる 
十分はこぼれる 
重宝を抱く者は夜行せず 
十目の視る所、十手の指す所 
柔も亦茹わず剛も亦吐かず 
十文が油をとぼして五文の夜なべせよ 
柔能く剛を制す 
充閭の慶 
獣を得て人を失う 
獣を追う者は目に太山を見ず 
豎子の名を成す 
儒者の不身持ち 
順境は友を作り、逆境は友を試す 
蓴羹鱸膾 
順風満帆 
上位は国を医やす 
城下の盟 
常着よしの晴れ着なし 
上交諂わず下交驕らず 
城狐社鼠 
上戸に餅、下戸に酒 
上戸の手弱 
上戸は毒を知らず、下戸は薬を知らず 
常山の下 
常山の蛇勢 
盛者必衰 
常住坐臥 
常常綺羅の晴れ着なし 
上手な嘘より下手な実意 
上手の小糸 
上手の鷹が爪隠す 
上手の手から水が漏る 
上手の猫が爪を隠す 
上手はあれど名人はなし 
上手は下手の手本、下手は上手の手本 
上手昔より上手ならず 
冗談から駒 
上知と下愚とは移らず 
上の上は下の下を知る、下の下は上の上を知らず 
情張りは棒の下 
城府を設けず 
女子と小人は養い難し 
助長 
而立 
次郎にも太郎にも足りぬ 
人口に膾炙す 
沈香も焚かず屁もひらず 
人後に落つ 
仁者は憂えず 
仁者は盛衰を以て節を改めず 
仁者は敵なし 
仁者は山を楽しむ 
人心の同じからざるは其の面の如し 
人心は山川より険し 
人事を尽くして天命を待つ 
人生意気に感ず 
人生七十古来稀なり 
人生は朝露の如し 
人生夢の如し 
人生僅か五十年 
人跡繁ければ山も凹む 
人中の麒驥 
沈丁花は枯れても芳し 
仁なれば則ち栄え不仁なれば則ち辱めらる 
人面獣心 
迅雷耳を掩うに暇あらず 

 

水火の争い 
水火は辞せず 
水火を通せず 
水火を踏む 
粋が川へはまる 
粋が身を食う 
水臼の夢 
垂拱して天下治まる 
垂鏡私無し 
吹金饌玉 
水魚の交わり 
推敲 
水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なり 
<すい>策繁く用うるは遠きを致すの術に非ず 
随珠和璧 
水晶の削り屑 
水晶は塵を受けず 
水晶を灰汁で磨いたよう 
醉生夢死 
垂涎 
好いた同士は泣いても連れる 
好いた目からは痘痕も靨 
水中に火を求む 
水滴石を穿つ 
錘刀を以て太山を墜つ 
翠は羽を以て自ら残なう 
推輓 
酸いも甘いも噛み分ける 
騅逝かず 
垂簾の政 
数奇 
数行並び下る 
末重き物は必ず折る 
末始終より今の三十 
据え膳食わぬは男の恥 
末大なれば必ず折る 
末の露、本の雫 
末は野となれ山となれ 
好かぬは得せぬの唐名 
姿は俗性を現す 
姿は作り物 
好きこそ物の上手なれ 
好きには身をやつす 
空き腹にまずい物なし 
隙間風は冷たい 
過ぎたるは猶及ばざるが如し 
好く道より破る 
優れて良き物は優れて悪し 
少しきを救わざれば大破に及ぶ 
すさまじきものは宮仕え 
進むを知りて退くを知らず 
雀網で雁 
雀脅して鶴失う 
雀海中に入って蛤となる 
雀の上の鷹猫の下の鼠 
雀の千声鶴の一声 
雀の角 
雀の涙 
雀原へ礫 
鼈が時をつくる 
捨て子は世に出る 
捨て子も村のはごくみ 
捨てる神あれば拾う神あり 
捨てる子も軒の下 
砂の底から玉が出る 
砂原は三里行けば二里戻る 
脛一本腕一本 
脛に傷持つ 
脛に傷持てば笹原走る 
拗者の苦笑い 
素引きの精兵 
すべての道はローマに通ず 
滑り道とお経は早いほうがよい 
住まば都 
速やかならんことを欲すれば則ち達せず 
住むばかりの名所 
住めば都 
相撲に勝って勝負に負ける 
相撲に負けて妻の面張る 
擂粉木で芋を盛る 
擂粉木で重箱を洗う 
擂粉木で腹を切る 
駿河の富士と一里塚 
するは一時名は末代 
寸陰を惜しむ 
寸膠は黄河の濁を治する能わず 
寸進尺退 
寸善尺魔 
寸鉄人を殺す 
寸土寸金 
寸にして之を度れば丈に至りて必ず差う 
寸の金を切ることなし 
寸を進めずして尺を退く 
寸を<ま>げて尺を伸ぶ 
随珠を以て雀を弾く 
頭寒足熱 
頭巾と見せて頬冠り 
ずくなしの大だくみ 
木菟引きが木菟に引かれる 
杜撰 
図星を指す 

 

生相近し習い相遠し 
井蛙の見 
井蛙は以て海を語るべからず 
生ある者は死あり 
青雲の志 
青雲の交わり 
精衛海を<うず>む 
西王母が桃 
臍下丹田 
青眼 
成蹊 
晴耕雨読 
成功の下久しく処るべからず 
正鵠を失わず 
生殺与奪 
青山骨を埋ずくべし 
西施にも醜なる所有り 
西施の顰みに倣う 
済勝の具 
精神一到何事か成らざらん 
盛事は説かず 
聖人に夢無し 
聖人は褐を被て玉を懐く 
聖人は尺璧を貴ばずして寸陰を重んず 
清水に魚棲まず 
清濁併せ呑む 
成竹を胸中に得 
成中星を視れば数星に過ぎず 
井底の蛙 
急いては事を仕損じる 
青天の霹靂 
青天白日 
盛徳の士は乱世に疏んぜらる 
性に率う、之を道と謂う 
盛年重ねて来らず 
生年百に満たず、常に千歳の憂いを懐く 
生は難く死は易し 
生は奇なり死は帰なり 
清白を子孫に遺す 
性は猶湍水のごとし 
性は道によって賢し 
清風故人来たる 
青蠅白を染む 
成立の難きは天に升るが如し 
声涙倶に下る 
精を得て<そ>を忘る 
生を重んずれば則ち利を軽んず 
生を偸む 
生を視ること死の如し 
積悪の家には必ず余殃あり 
席暖まるに暇あらず 
尺蚓堤を穿てば能く一邑を漂わす 
積羽舟を沈む 
赤手を以て江河を障う 
析薪を負う 
赤心を推して人の腹中に置く 
赤縄 
石上五穀を生せず 
雪上霜を加う 
積水淵を成す 
積善の家には必ず余慶あり 
石鼠五能一技を成さず 
積土山を成す 
跖の狗尭に吠ゆ 
咳払いも男の法 
赤貧洗うが如し 
鶺鴒原に在り、兄弟難を急にす 
世間知らずの高枕 
世間の口に戸は立てられぬ 
世間は張物 
世間は広いようで狭い 
世人交わりを結ぶに黄金を須う 
世帯仏法腹念仏 
切匙で腹を切る 
折角 
尺蠖の屈するは伸びんがため 
石火光中此の身を寄す 
折檻 
節季の風邪は買ってもひけ 
積毀骨を銷す 
節供倒しは薬礼になる 
席巻 
切磋琢磨 
切歯扼腕 
節制は最良の薬 
雪駄の裏に灸 
雪中の松柏 
雪中の筍 
雪隠で饅頭 
雪隠の錠前 
窃<ぷ>の疑い 
雪泥の鴻爪 
せつないときの神叩き 
せつない時は茨も掴む 
せつない時は親 
節を折る 
拙を守る 
背中に眼はない 
背中の子を三年探す 
背に腹はかえられぬ 
瀬のわきは渦 
狭家の長刀 
狭き門より入れ 
蝉は七日の寿命 
蝉雪を知らず 
瀬より腹 
瀬を踏んで淵を知る 
千日の勤学より一時の名匠 
川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰す 
千貫の鷹も放さねば知れず 
千貫のかたに編笠一蓋 
千鈞の重きを鳥卵の上に垂る 
千金の裘は一狐の腋に非ず 
千金の子は市に死せず 
千金の子は坐して堂に垂せず 
千金の弩は<けい>鼠の為に機を発たず 
千金の弩を以て潰癰を射る 
千金は死せず百金は刑せられず 
千鈞も船を得れば則ち浮かぶ 
千金を買う市あれど一文字を買う店なし 
千軍は得易く一将は求め難し 
千軍万馬 
千軒あれば共過ぎ 
線香も焚かず屁もひらず 
千古不易 
千石取れば万石羨む 
千石万石も米五合 
詮索物、目の前にあり 
千載一遇 
千雀万鳩鷂と仇を為す 
千畳敷に寝ても一畳 
千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰ゆ 
先生と言われるほどの馬鹿でなし 
泉石烟霞の病 
戦戦兢兢 
戦戦慄慄日に一日慎め 
川沢<お>を納れ山藪疾を蔵す 
栴檀の林に入る者は染めざるに衣自ずから芳し 
栴檀は双葉より芳し 
先手は万手 
船頭多くして船山へ登る 
船頭のそら急ぎ 
千日に刈った萱一日に亡ぼす 
千日の旱魃に一日の洪水 
千日の行を一度に破る 
先入主となる 
千人心を同じうすれば則ち千人の力を得 
千人の指さす所病無くして死す 
千人の千年、蜻蛉の一時 
千人の諾諾は一士の諤諤に如かず 
千の倉より子は宝 
浅は与に深を測るに足らず 
<せん>は蛇に似たり、蚕は<しょく>に似たり 
千聞は一見に如かず 
先鞭をつける 
千篇一律 
千万人と雖も吾往かん 
千三つ 
先憂後楽 
千羊の皮は一孤の腋に如かず 
千里駕を命ず 
千里眼 
千里行を留めず 
千里同風 
千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず 
千里の馬も蹴躓く 
千里の馬も蹴躓く 
千里の行も足下より始まる 
千里の行も足下より始まる 
千里の堤も蟻の穴から 
千里の堤も蟻の穴から 
千里の野に虎を放つ 
千里の野に虎を放つ 
千里の道も一歩より起こる 
千里の道も一歩より起こる 
千里一跳ね 
千里一跳ね 
千里も一里 
千里も一里 
千慮の一失 
千慮の一失 
千慮の一得 
千慮の一得 
<ぜい>鑿相容れず 
是是非非 
絶体絶命 
銭ある時は鬼をも使う 
銭あれば木仏も面を返す 
銭金は親子でも他人 
銭無き男は帆の無き舟の如し 
銭無しの市立ち 
銭は足無くして走る 
銭は阿弥陀ほど光る 
銭は馬鹿かくし 
銭儲けと死に病に徒はない 
銭持たずの団子選り 
是非は道によって賢し 
善悪の水波の如し 
善悪の報いは影の形に随うが如し 
善悪は友による 
善悪は友を見よ 
善因悪果を招く 
善言は布帛よりも暖かし 
前車の覆るは後車の戒め 
前車の轍を踏む 
善者は弁ならず、弁者は善ならず 
善書は紙筆を選ばず 
前事の忘れざるは後事の師なり 
禅譲放伐 
前人木を植えて後人涼を得 
前轍を踏む 
善に強い者は悪にも強い 
善には善の報い、悪には悪の報い 
善人なおもて往生を遂ぐ、況んや悪人をや 
善の裏は悪 
善は急げ 
善は失うべからず、悪は長ずべからず 
善馬の肉を食らいで酒を飲まざれば人を傷う 
善敗己に由る 
膳部揃うて箸を取れ 
善も積まざれば以て名を成すに足らず 
前門の虎、後門の狼 
善を責むるは朋友の道なり 

 

創痍未だ癒えず 
滄海の遺珠 
滄海の一粟 
滄海変じて桑田となる 
喪家の狗 
宗祇の蚊帳 
創業は易く守成は難し 
叢軽軸を折る 
糟糠にだに飽かざる者は梁肉を務めず 
糟糠の妻 
糟糠の妻は堂より下さず 
葬式すんで医者話 
曾参人を殺す 
宋襄の仁 
漱石枕流 
滄桑の変 
甑中塵を生ず 
桑中の喜び 
桑田変じて滄海となる 
そうは問屋が卸さぬ 
双璧 
桑蓬の志 
桑麻の交 
草莽の臣 
草木皆兵 
蒼蠅驥尾に付して千里を致す 
総領の十五は貧乏の世盛り 
総領の甚六 
巣林一枝 
倉廩実ちて囹圄空し 
倉廩実ちて礼節を知る 
葬礼帰りの医者話 
滄浪の水清まば以て吾が纓を濯う可し 
甑を落として顧みず 
楚王細腰を好み朝に餓人有り 
惻隠の心は仁の端なり 
即時一杯の酒 
則天去私 
鼠穴を治めて里閭を壊る 
底に底あり 
底もあり蓋もあり 
楚囚其の冠を纓す 
謗りを止むるは身を修むるに如くは莫し 
謗れば影さす 
俎上の魚 
俎上の魚江海に移る 
俎上の鯉 
粗相が御意に叶う 
そっと申せばぎゃっと申す 
袖から火事 
袖から手を出すも嫌い 
袖すり合うも多生の縁 
袖の上の玉の砕けたよう 
袖の下に回る子は打たれぬ 
袖は長くとも手を伸ばされぬ 
袖引き煙草に押し付け茶 
袖振り合うも多生の縁 
外愛嬌の内そんぶり 
外襤褸の内錦 
備えあれば患い無し 
備わらんことを一人に求むなかれ 
其の一を知りて其の二を知らず 
其の君発を好めば其の臣決拾す 
其の樹を陰とする者は其の枝を折らず 
其の誼を正し其の利を謀らず 
其の国に入れば其の俗に従う 
其の子を知らざれば其の友を視よ 
其の進むこと鋭き者は其の退くこと速やかなり 
其の地に非ざれば之を樹うれども生ぜず 
其の罪を憎んで人を憎まず 
その手は桑名の焼蛤 
其の疾きこと風の如く、其の徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し 
その右に出ずる者なし 
其の身正しければ令せずして行わる 
其の道に非ざれば則ち一<たん>の食も人に受くべからず 
其の本を揣らずして其の末を斉しゅうす 
側杖を食う 
蕎麦の花も一盛り 
楚人弓を遺れて楚人之を得 
楚人好く楚語を説く 
空念仏も三合どまり 
そろそろ行けば田も濁る 
算盤で錠が開く 
添わぬうちが花 
損して得取れ 
損して恥かく 
損者三友 
蹲鴟を悪鳥と為す 
蹲鴟を羊と為す 
損せぬ人に儲けなし 
樽俎折衝 
損と元値で蔵を建て 
象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知る 
象は歯有りて以て其の身を焚くかる 
草履履き際で仕損じる 
粟有れども食わざれば飢えに益無し 
賊に兵を借す 
賊の後の棒乳切り木 
 

 

大海の一滴 
大は小を兼ねる 
宝の持ち腐れ 
多芸は無芸 
竹を割った様 
畳と女房は新しい方が良い 
多多益々弁ず 
立っている者は親でも使え 
立つ鳥跡を濁さず 
立て板に水 
蓼(たで)食う虫も好きずき 
立てば芍薬(しゃくやく) 座れば牡丹 歩く姿は百合の花 
棚からぼた餅 
狸が人に化かされる 
旅の恥はかき捨て 
旅は道連れ世は情け 
短気は損気 
 
田歩くも畦歩くも同じ 
大隠は朝市に隠る 
大禹は寸陰を惜しむ 
大怨を和すれども必ず余怨有り 
鯛の尾より鰯の頭 
大海知らぬ井の蛙 
大海の一粟 
大海を芥を択ばず 
大海を手で塞ぐ 
大海を耳掻きで測る 
大廈成りて燕雀相駕す 
大廈の材は一丘の木に非ず 
大廈の<たお>れんとするは一木の支うる所に非ず 
大家後無し 
大寒にして後裘を求む 
大旱の雲霓を望む 
大姦は忠に似たり 
対岸の火事 
大器小用 
大器晩成 
大義親を滅す 
大疑は大悟の基 
大義名分 
大魚は小地に棲まず 
大軍に関所なし 
大軍の後には必ず凶年あり 
大賢は愚なるが如し 
大絃急なれば小絃絶ゆ 
大巧は巧術無し 
大行は細謹を顧みず 
大孝は終身父母を慕う 
大巧は巧術無し拙なるが若し 
太公望 
大巧を天下に建つる者は必ず先ず閨門の内を修む 
大巧を成す者は衆に謀らず 
大巧を論ずる者は小過を録せず 
大国を治むるは小鮮を烹るが若くす 
太鼓を打てば鉦が外れる 
泰山頽れ梁木壊る 
泰山卵を圧す 
太山に登りて天下を小とす 
泰山の霤は石を穿つ 
泰山の高きは一石に非ず 
泰山は土壌を譲らず 
泰山北斗 
泰山前に崩るるとも色変せず 
大山鳴動して鼠一匹 
太山を挟みて北海を超ゆ 
大匠に代わりて<き>る者は其の手を傷る 
大匠は<き>らず 
大匠は拙工の為に縄墨を改廃せず 
大樹将軍 
大樹の下に美草無し 
大上は徳を立つる有り 
大人は虎変す 
大人は赤子の心を失わず 
大声俚耳に入らず 
太盛は守り難し 
大智は愚の如し 
大敵と見て恐れず、小敵と見て侮らず 
泰斗 
鯛なくば狗母魚 
大恩は報ぜず 
大吉は凶に還る 
大工の掘っ立て 
乃公出でずんば蒼生を如何せん 
大黒柱と腕押し 
大黒柱を蟻がせせる 
大根を正宗で切る 
醍醐味 
大事小に化し小事無に化す 
大事の中に小事なし 
大事の前の小事 
大事は必ず細より作る 
大事は小事より顕る 
大事は小事より起こる 
大丈夫の一言は駟馬も走らず 
大人は大耳 
大体に従う者は大人と為る 
大地に槌 
大椿の寿 
大徳は少怨を滅ぼす 
大同小異 
大同廃れて仁義あり 
大の虫を生かして小の虫を殺す 
大馬越を思わず 
日月は地に墜ちず 
瓜を投じて瓊を得 
日月に私照無し 
財布の底と心の底は人に見せるな 
七十にして心の欲する所に従えども矩を踰えず 
太鼓も撥の当たりよう 
 
太鼓判をおす  
鯛の尾よりいわしの頭  
高嶺の花  
高みの見物  
高をくくる  
竹屋の火事  
出しに使う  
叩けばほこりが出る  
立つ瀬がない  
伊達の薄着  
縦のものを横にもしない  
盾をつく  
棚に上げる  
他人の空似  
他人の飯を食う  
狸寝入り  
駄目をおす  
断金の交わり  
断腸

 

知恵者一人馬鹿万人 
血は水よりも濃し 
着眼大局 (碁から) 
仲裁は時の氏神 
朝三暮四 
長所は短所 
塵も積もれば山となる 
 
知恵と力は重荷にならぬ  
近火で手をあぶる  
池魚のわざわい  
竹馬の友  
血で血を洗う  
血も涙もない  
提灯に釣鐘

 

ついた餅より心持ち 
月と鼈(すっぽん) 
月夜に釜を抜かれる 
角を矯(た)めて牛を殺す 
罪を憎んで人を憎まず < 古之聽訟者惡其意不惡其人/孔子の言葉 
爪で拾って箕(み)でこぼす 
爪に火を灯す 
爪の垢を煎じて飲む 
鶴は千年亀は万年 
 
杖にすがるとも、人にすがるな  
月の前のともし火  
月夜のかに  
辻褄を合わす  
角を出す  
壷にはまる  
旋毛が曲がる爪に火をともす  
面から火が出る  
面の皮が厚い  
面の皮をはぐ  
鶴の一声 

 

亭主の好きな赤烏帽子 
敵に塩を送る 
敵を見て矢をはぐ 
木偶(でく)の坊 
鉄は熱いうちに打て  
[ Strike while the iron is hot. / 鉄は熱して軟らかいうちに鍛えて有用な形につくりあげることから ]  
○ 鉄は、熱して軟らかいうちに鍛えよ。精神が柔軟で、吸収する力のある若いうちに鍛えるべきである、というたとえ。人も精神が柔軟性に富む若い時代に有益な教育を施さなければならないということのたとえ。  
○ 物事は、関係者の熱意がある間に事を運ばないと、あとでは問題にされなくなるというたとえ。 手遅れにならないうちに処置を講ぜよということのたとえ。  
○ 鉄は真っ赤に焼けている時は、やわらかく、形を変えられますが、さめて、 かたくなった状態では、形が整わないということから生まれた句。大人のときより 若いときのほうが、新しいことを覚えるのが早く、しっかりと身につく、という意味があり、 又、何かを行う場合には、人の関心が高く熱意のあるうちに、始めるべきで、よい時機(チャンス)を 失ってはいけないという意味もあるようです。又、別の言い方として、「幼子は白き糸の如し」 (おさなごはしろきいとのごとし)ということわざがあり、これは、幼い時を白い糸にたとえ、 白い糸がどんな色にも染まるということから、 幼い時のしつけの大切さを言ったもののようです。  

出る杭は打たれる 
手を拱く(こまぬく、こまねく) 
天は二物を与えず 
 
手があく  
手がかかる  
手が回らない  
手が回る  
てこでも動かぬ  
手塩にかける  
手玉に取る  
鉄は熱いうちに打て  
鉄砲玉の使い  
手取り足取り  
手に汗をにぎる  
手にあまる  
手につかない  
手に乗る  
手のうらを返す  
出ばなをくじく  
手八丁口八丁  
手前みそ  
手も足も出ない  
出る幕がない  
手を打つ  
手を変え品を変え  
手を切る  
手を下す  
手を抜く  
手を引く  
手を広げる  
手を結ぶ  
手を焼く  
天狗になる  
天に唾す  
天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず 

 

灯台下(もと)暗し 
同病相憐れむ 
豆腐に鎹(かすがい) > 糠に釘と続けることもある 
同類相哀れむ 
遠くの親類より近くの他人 
年上の嫁は金の草鞋を履いて探せ 
年寄りの冷や水 
飛ぶ鳥跡を濁さず < 「立つ鳥跡を濁さず」の変形、近年みる形で古いものではない 
飛ぶ鳥を落とす勢い 
捕らぬ狸の皮算用 
虎の威を借る狐 
虎は死して皮を残す > 人は死して名を残すと続けることもある 
取り付く島も無い 
泥棒にも三分の理あり 
泥棒を捕らえて縄をなう / 泥縄 
どんぐりの背比べ 
飛んで火に入る夏の虫 
 
峠を越す  
唐人の寝言  
遠きを知りて近くを知らず  
時は金なり  
読書百篇義自ずから現る  
毒にも薬にもならず  
どこ吹く風  
とどのつまり   
隣の花は赤い   
鳶が鷹を生む   
鳶に油揚げをさらわれる   
虎に翼   
とらぬ狸の皮算用   
虎の尾をふむ   
虎の子   
泥を吐く 
 

 

無い袖は振れぬ 
泣き面に蜂 
泣く子と地頭には勝てぬ 
泣く子は育つ 
無くて七癖 
情けは人の為ならず 
為せば成る (上杉鷹山が家臣に示した和歌から) 
夏の雨は馬の背を分ける 
七転び八起き 
名は体を表す 
怠け者の節句働き 
生兵法は大怪我のもと 
ならぬ堪忍するが堪忍 
 
内助の功   
長いものには巻かれろ   
長口上はあくびの種   
泣かず飛ばず  
泣かぬほたるが身をこがす   
流れにさおさす   
鳴く猫はねずみを捕らぬ   
仲人七嘘   
情けが仇   
なしのつぶて   
生木を裂く   
波風が立つ   
波に乗る   
なめくじに塩   
習うより慣れよ   
習わぬ経は読めぬ   
生る木は花からちがう   
何でも来いに名人なし 

 

煮え湯を飲まされる 
二階から目薬 
逃がした魚は大きい 
憎まれっ子世にはばかる 
日光を見ずして「結構」と言う勿れ 
二度あることは三度ある 
二兎を追う者は一兎をも得ず 
女房と畳は新しいほどよい 
 
逃げるが勝ち   
錦を着て郷にかえる   
西と言ったら東と悟れ   
西も東も分からない   
二束三文   
二束のわらじを履く    
似たもの夫婦   
煮ても焼いても食えぬ   
二度教えて一度叱れ   
二度聞いて一度もの言え   
二の足を踏む   
二の舞を演じる   
二枚舌を使う   
人間の皮をかぶる   
人参飲んで首くくる 

 

糠(ぬか)に釘 
盗人に追い銭 
盗人にも三分の理 
濡れ手に粟(あわ) > の掴みどり-と続けることもある 
 
盗人が盗人に盗まれる   
盗人の昼寝   
盗人を見て縄をなう   
濡れ衣を着る   
濡れぬ先の傘   
濡れ鼠 

 

猫に鰹節 
猫に小判 
猫にまたたび 
猫の手も借りたい 
猫も杓子も < 「女子も赤子も」を「めこもしゃくしも」と読んだことより 
猫をかぶる 
寝耳に水 
 
願ったり叶ったり   
根がなくても花は咲く   
猫なで声   
猫にかつおぶし   
猫の額   
猫の前のねずみ   
猫の目のよう   
猫は虎の心を知らず   
猫ばばを決め込む   
猫もまたいで通る   
ねじを巻く   
寝た子を起こす   
根堀り葉堀り   
根も葉もない   
寝る子は育つ   
念には念を入れよ 

 

能ある鷹は爪を隠す   
能なし犬は昼吠える   
能なしの口たたき    
残り物には福がある   
のどから手が出る   
喉元過ぎれば熱さを忘れる 
のみの夫婦    
乗りかかった船   
乗るか反るか   
暖簾に腕押し 
暖簾を分ける 
 

 

馬鹿とはさみは使いよう 
馬鹿の一つ覚え 
恥の上塗り 
八細工七貧乏 
八方塞がり 
初物を食えば七十五日長生きする 
花より団子 
歯に衣を着せぬ 
早起きは三文の徳 
 
背水の陣   
吐いた唾は呑めぬ   
歯がたたない   
馬鹿につける薬はない   
馬鹿の一念   
測りがたきは人心   
馬脚をあらわす   
白紙に戻す   
拍車を加える   
薄氷をふむ   
化けの皮を現す   
箱入り娘   
恥と頭はかき次第   
箸にも棒にもかからぬ  
始めが大事  
箸より重いものを持たない   
恥を知らねば恥かかず   
橋を渡す   
畑ちがい   
旗を揚げる   
蜂の巣をつついたよう   
鳩に豆鉄砲   
鼻息が荒い   
鼻が利く  
鼻であしらう   
鼻にかける   
鼻につく  
鼻持ちがならない   
羽をのばす   
歯の抜けたよう   
腹八分目に医者いらず   
鼻を折る   
鼻を高くする   
鼻をつく   
鼻をならす   
花を持たせる    
幅を利かせる   
羽目をはずす  
腹が黒い  
腹がすわる  
腹の虫がおさまらぬ   
腹の皮がよじれる   
腹を合わせる  
腹をかかえる   
腹を決める  
腹をさぐる   
腹を割る   
腸わたが煮えくり返る   
腫れ物にさわるよう   
歯を食いしばる   
万事休す 

 

引かれ者の小唄 
人の噂も七十五日 
人の口に戸は立てられぬ 
人の振り見て我が振り直せ 
一人口は食えぬが二人口は食える 
人を呪わば穴二つ 
人を見たら泥棒と思え 
火のない所に煙は立たない(火のないところに煙は立たぬ) 
百聞は一見に如かず 
冷や飯を食わせる 
瓢箪(ひょうたん)から駒 
火を見るより明らか 
 
日暮れて途遠し  
膝が笑う   
膝をくずす   
膝を屈する  
膝を進める   
膝を正す   
膝を交える   
額を集める   
左うちわで暮らす   
一泡吹かせる   
一筋縄で行かぬ   
人のふんどしで相撲をとる   
一肌脱ぐ   
人を食う   
火に油をそそぐ   
火の消えたよう   
火の車   
日の目を見る   
火蓋を切る   
貧乏くじを引く 

 

風前のともし火 (「座禅三昧経」から) 
夫婦喧嘩は犬も食わぬ 
笛吹けど踊らず 
覆水盆に返らず 
武士に二言はない 
武士の情け 
武士は相身互い 
武士は食わねど高楊枝 
豚に真珠 
豚もおだてりゃ木に登る 
袋のねずみ 
 
吹く風枝を鳴らさず  
ふぐにもあたれば鯛にもあたる   
袋のねずみ  
豚に念仏猫に経   
淵に雨   
ふちゅうの魚   
ふところを叩く    
船は船頭に任せよ   
船を漕ぐ   
冬の雪売り   
篩にかける   
古傷は痛みやすい    
踏ん切りがつく   
分相応に風が吹く 

 

臍が茶を沸かす 
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる 
下手の考え休むに似たり 
下手の横好き 
 
へそを曲げる   
屁のかっぱ   
蛇に噛まれてくち縄に怖じる   
蛇に見込まれた蛙   
弁慶の立ち往生   
弁慶の泣き所 

 

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い 
臍(ほぞ)を固める 
仏作って魂入れず 
仏の顔も三度まで 
 
坊主の花かんざし    
棒にふる   
忘年の交わり   
吠え付く犬は噛み付かぬ   
細くても針はのめぬ   
ほぞを噛む   
ほっぺたが落ちる    
ほっぺたをつねる   
骨折り損のくたびれ儲け   
骨抜きにする   
骨身を削る   
盆と正月が一緒に来たよう 
 

 
や      

蒔かぬ種は生えぬ 
枕を高くして寝る 
負け犬の遠吠え 
負けるが勝ち 
馬子にも衣装 (歌舞伎から) 
待てば海路の日和あり 
丸い卵も切りよで四角 
 
魔がさす   
幕を切って落とす   
負け惜しみの減らず口   
枡で量って箕でこぼす  
的を射る   
まな板の鯉   
眉が曇る   
眉が晴れる   
眉に唾をつける   
真綿で首を絞める   
眉をひそめる   
眉を開く   
眉を寄せる   
満を持す 

 

ミイラ取りがミイラになる 
水の泡となる 
三日坊主 
三つ子の魂百まで 
実るほど頭を垂れる稲穂かな (詠み人知らずの俳句) 
戒めの言葉。身分が高くなればなるほど、稲穂のように頭を下げて腰を低くしましょうの意。国会議員などに戒めとして言われる。人格者ほど謙虚であるというたとえ。[類義] 米は実が入れば俯く、人間は実が入れば仰向く/人間は実が入れば仰向く、菩薩は実が入れば俯く/実の入る稲は穂を垂れる/実る稲田は頭垂る/実るほど頭の下がる稲穂かな
耳に胼胝(タコ)ができる 
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ (空也の作とされる和歌から) 
身から出た錆 
 
見かけばかりで空大名   
右の耳から左の耳  
神輿を上げる   
神輿をすえる   
水入らず   
水掛け論   
水際立つ   
水と油   
水に流す   
水を打ったよう   
水をさす   
水を向ける   
味噌も糞も一緒  
三日見ぬ間の桜   
身の毛がよだつ   
耳が痛い   
耳が遠い   
耳が早い   
耳に入れる   
耳に逆らう   
耳にする   
耳に入る   
耳を疑う   
耳を貸す   
耳を傾ける    
耳をくすぐる   
耳を澄ます   
耳をそろえる   
耳をふさぐ   
身もふたもない   
身を粉にする 

 

昔取った杵柄(きねづか) 
虫のいい 
虫の居所(いどころ)が悪い 
虫の知らせ 
娘十八番茶も出ばな 
無理が通れば道理が引っ込む 
無理は三度 
 
向かうところ敵なし   
虫が知らせる   
虫が好かない   
むしずが走る   
虫の息   
虫も殺さぬ   
胸が痛む   
胸がいっぱいになる   
胸がさわぐ   
胸がすく   
胸がつぶれる   
胸三寸に納める   
胸に一物   
胸に浮かぶ   
胸に刻む   
胸に釘   
胸に迫る  
胸に手をあてる   
胸を痛める   
胸を打つ   
胸を躍らせる   
胸を焦がす   
胸をさする   
胸を突かれる    
胸をときめかす   
胸を割る   
無用の長物 

 

明鏡も裏を照らさず 
名物に美味いものなし 
芽が出る 
目くそ鼻くそを笑う 
目は口ほどにものを言う 
 
名馬にくせあり   
目が利く   
目が肥える   
目がない   
眼鏡にかなう   
目から入って耳から抜ける   
目から鼻へ抜ける   
目白押し   
目の上のこぶ   
目で殺す   
目と鼻の間   
目にあまる   
目に入れても痛くない   
目に物見せる   
目の敵にする   
目の正月   
目の前が暗くなる   
目は心の鏡   
目引き袖引き   
目星をつける   
目もくれない   
目を疑う    
目を奪う   
目をかける   
目を凝らす   
目を皿にする   
目を盗む   
目を細める   
目を丸くする   
目をむく 

 

餅は乞食に焼かせよ魚は殿様に焼かせよ 
餅は餅屋 
本木(もとき、幹のこと)に勝る末木(うらき、枝のこと)無し 
物は試し 
桃栗三年柿八年 > ゆずは九年でなりかかり梅は酸いとて十三年-と続けることもある 
門前市をなす 
門前の小僧習わぬ経を読む 
 
元のさやに収まる   
元の木阿弥 
手を加えた甲斐があって一旦良くなったものが、再び元のつまらない状態に戻ってしまうこと。折角(せっかく)の苦労や努力が無駄になること。故事 / 「和州諸将軍伝」筒井順昭が病死したとき、嗣子の順慶が幼少だったので、遺言によって順昭の死を隠し、順昭と声のよく似た木阿弥という盲人を招いて薄暗い寝所に置き、順昭が病床にあるように見せ掛けていたが、順慶が長ずるに及んで木阿弥は元の市人の身に戻った。[ 和州諸将軍伝は江戸時代の軍記物。宝永4年(1707)。閑雲子。大和国(現在の奈良県)の筒井氏に関する記載が中心。] 諸説 / 朱塗りの朱が剥(は)げて木地が現われたという意味の「元の木椀」から転じたものかとも言われる。
物は考えよう   
物は相談   
物も言いようで角が立つ   
もろはの剣 
 

 

焼き餅焼くとて手を焼くな 
焼け石に水 
焼木杙(やけぼっくい)に火がつく 
安物買いの銭失い 
柳の下にいつも泥鰌(どじょう)はいない 
薮から棒 
薮をつついて蛇を出す(略)薮蛇 
病は気から 
高血圧があると血圧計に出た時、そんなはずはない、血圧計が壊れているのでは?と疑う人もあるかも知れないが、何種類もの血圧計で測っても(高血圧)の数値が出たら、その数値を信じるほか致し方もあるまい。しかし、その数値を金科玉条として、その人が高血圧症であると即断してはいけない。そもそも、血圧というものは、刻々と変動しているもので、何時も一定の数値を保っているものではない。血圧は朝起きた時と、一日の活動を開始してからの期間とか就寝時に測った数値は同じでない位は誰にでも想像できよう。特に運動している時とかその直後には血圧の上昇が考えられる。それでは、精神的の興奮は血圧に影響があるのかの問題であるが、それが大ありである。たとえば、ホワイトコート・シンドロームという現象にも明らかに示されている。これは、医師などの付けている白衣のある所で測った血圧値は高くなることである。その血圧上昇の程度は患者により様々で、予断は出来ないから厄介である。そしてその疑似高血圧には(慣れ)の現象がないので、高血圧症の病名を付けられる可能性がある。  
山より大きな猪(しし)は出ぬ 
闇夜に提灯 
闇夜に鉄砲 
闇夜の烏 
 
八百長   
やすりと薬の飲み違い   
柳に風   
藪医者の手柄話   
藪医者の病人選び   
病上手に死に下手   
山高きが故に貴からず   
闇から闇   
矢も楯もたまらず   
やり玉に上げる 

 

有終の美   
雄弁は銀沈黙は金   
油断大敵   
指をくわえる   
指を指す   
指をそめる   
夢は逆夢 

 

宵越しの金は持たぬ 
「てやんでえ、こちとら江戸っ子だい。宵越しの銭は持たねえや」…
落語や時代劇でおなじみのせりふです。でも、江戸っ子はどうして宵越しの銭を持たなかったのでしょうか。
きっぷがいいという気質もあったのでしょうが、最大の理由はおそらく、大火事が頻発したことでした。天正18年(1590)から明暦3年(1657)までの67年間で、記録に残る大火が 140回。つまり江戸は半年に1回、大火事に見舞われていたのです。木と紙の家に火がつけばひとたまりもありません。その度に、体ひとつで命からがら逃げ回ったことでしょう。
その上、江戸はお金を貯めておくのが難しいまちでした。銀行のような貯蓄機関がなかったのす。といって住居には鍵がないので、隠しても泥棒にいつ盗まれるか分かりません。江戸ではお金の保管が非常に難しかったので、焼けたり盗まれるよりは使い切ってしまった方がいいと考え、「宵越しの銭は持たない」江戸気質が育ったのでしょう。
火災の度に、町民はお金も家財道具も失いました。しかし何度焼け落ちても、江戸はその度に復興しました。家具やお金を失っても、人々のエネルギーさえ残っていれば、まちは見事によみがえることを何度も何度も実証したのです。
商店街の衰退や、ふるさとの過疎化の進行は、江戸の火事とちょっと似ています。ただ一晩で燃えてなくなるか、長い期 間にゆっくり滅びていくかの違いだけです。
江戸の町民はその度立ち上がり、まちの復興を果たしてきました。現代の私たちも、エネルギーさえ残っていればまちの復興はできるはずです。ここで泣き言でも言おうものなら、 江戸っ子に「てやんでえ、べらぼうめ」と笑い飛ばされることでしょう。


その日に稼いだお金は翌日に持ち越すことなく、その日中に使い果たすという意味。
あまり思い悩んでクヨクヨしない、お金にキレイでお金離れが良いという江戸っ子の気風の良さを表しており、自慢でもありました。
しかし理由は他にもあったようです。火事と喧嘩は江戸の花と言われるほど火事が多かった江戸の町。今の銀行のようなものはありませんから、コツコツ貯金していても一晩で無くなってしまうということもありました。
また天気によって仕事の有無が左右される職人や、屋台や棒手振りの商人などもその日その日で収入が違います。そんな日常を少し粋がって表現していたのかもしれませんね。
もちろん、きちんと貯金をして将来設計を立てていた人もたくさんいるわけですから、必ずしも江戸っ子が無計画に生きていたということではありません。
お金のことをいつまでもグズグズと言わないという、江戸っ子の心意気を表しているのでしょう。

欲と二人づれ   
欲に目見えず   
横車を押す 
横槍を入れる 
葦の髄から天井のぞく 
世は情け   
夜道に日は暮れぬ 
夜目遠目傘の内 
寄らば大樹の陰 
喜んで尻餅をつく  
弱り目に祟り目
 

 

来年の事を言えば鬼が笑う 
むかしから、来年の事を言うと鬼が笑うと言います。それには、こんなわけがあるのです。
むかしむかし、とても強いすもうとりがいました。ところが突然の病で、ころりと死んでしまいました。人は死ぬと、えんま大王のところへ連れていかれます。生きている時に良い事をした者は、楽しい極楽へ送られます。生きている時に悪い事をした者は、恐ろしい地獄へ送られます。
えんまさまは、すもうとりに聞きました。
「お前は生きている時、何をしていた?」
「はい、わたしはすもうをとって、みんなを楽しませてきました」
「なるほど、そいつはおもしろそうだ。よし、お前を極楽に送ってやろう。だがその前に、わたしにもすもうを見せてくれ」
「でも、一人ですもうをとる事は出来ません」
「心配するな。ここには強い鬼がたくさんおる。その鬼とすもうをとってくれ」
えんまさまは、一番強そうな鬼を呼んできました。
相手が鬼でも、すもうなら負ける気がしません。すもうとりはしっかりとしこをふんでから、鬼の前に手をおろしました。
鬼も負けじとしこをふんで、手をおろしました。
「はっけよい、のこった!」
えんまさまが言うと、すもうとりと鬼が四つに組みました。
鬼は怪力ですもうとりを押しますが、でもすもうとりは腰に力を入れて、
「えい!」と、いう声とともに、鬼を投げ飛ばしました。
投げ飛ばされた鬼は岩に頭を打ちつけて、大切な角を折ってしまいました。
「ああっ、大切な角が」 角が折れた鬼は、わんわんと泣き出しました。
「こらっ、鬼が泣くなんてみっともない!」
えんまさまが言いましたが、でも鬼は泣くばかりです。
困ったえんまさまは、鬼をなぐさめるように言いました。
「わかったわかった。もう泣くな。来年になったら、新しい角が生えるようにしてやる」
そのとたん鬼は泣きやんで、ニッコリと笑いました。
そんな事があってから、『来年の事を言うと鬼が笑う』と、言うようになったそうです。

楽あれば苦あり 
楽は苦の種苦は楽の種 
らちが明かない 

 

理屈と膏薬はどこへでもつく   
律義者の子だくさん   
理に勝って非に落ちる   
良薬は口に苦し   
臨機応変 

 

瑠璃も玻璃も照らせば光る 
類は友を呼ぶ 

 

礼も過ぎれば無礼

 

労多くして功少なし 
老少不定(ろうしょうふじょう) 
ろうそくは身を減らして人を照らす   
老馬の智   
六十の手習い 
ローマは一日にして成らず 
露命をつなぐ 
論語読みの論語知らず 
論より証拠 
ボイルハイツは1952年の11月にアメリカにやってきた私が最初に住み着いたところであるだけに思い出が深い。ボイルアベニューにある引退者ホームはユダヤ系の引退者ホームであったと聞いている。日本人町からファースト・ストリート(第一街)を東に行って橋を渡り、坂を上りきったところにある南北の道がボイル・アベニューであり、第一街を通るPカーが停まるところでもあった。この交差点から北へ歩くとホワイト・メモリアル病院があり私はそこで耳鼻科の修練生として留学したのだが、スポンサーは436南ボイル・アベニューに診療所を構えていた原初治先生(H. James Hara, M.D.という看板)であったのだから、ボイル・アベニューは通り慣れた道であった。  
菜食主義を実践していたホワイト・メモリアル病院の食堂で三食することになった私には、時々、日本人町に降りて、日本食を食べるとか、セブンスデイ・アドベンチスト教会員の家庭料理に招かれる以外には菜食で生きたことになる。  
日本に居たころは粗食が健康によいとか、お寺で食べた精進料理がおいしかったことは見聞きしていたが、菜食主義の料理には接したことはなかった。  
ここで、取り上げてみたいのは、菜食主義者が喧伝する、菜食の効能のことである。  
菜食主義者が口にしない肉類のことでも規則の解釈が一筋縄ではいかないようである。旧約聖書にある、動物の肉でも豚肉は禁忌であるが、それ以外の肉類はよいのか。鳥の肉や魚の肉は問題ないのか。動物の卵は肉の中に入れないのかどうか。などいろいろと疑問が出てくる。  
菜食主義者はもともと宗教色が強くて医学的にみれば必須アミノ酸が欠乏するおそれがあることが指摘されているが、菜食者が健康を保持できないで長生きできないという統計などはないらしい。この統計というものは始めに結論ありで、証拠をでっち上げるために作られることが多いのであまり信用できない。  
沖縄人が長生きをするのは黒豚を食べる習慣があるからなども怪しいものと思うが、魚では鰭や尻尾のない貝類とか蟹類、さらに、鰻などはいけないなどの規則は迷信に近いと思う。
 
 

 
 

輪をかける 
若い時の辛労は買ってもせよ 
若気の過ち 
人は(厄年)になる頃には何となく自分の健康状態が気にかかるようになるらしい。若くて健康に自信のある頃は、フル・スピードで暴飲暴食もするし、睡眠時間も切りつめて仕事や付き合いに精を出すのは誰しもやることである。 
とにかく、歳をとってスタミナも落ち、酒量も減るのは当たり前のことで、「若気の過ち」が祟ったと思う人はいない。しかし長年に亘って大酒を飲み、煙草もどんどん吸っていると肝臓の機能も悪くなり、肺や胃癌にかかる可能性も増加することは確かである。この不摂生も年を重ねていると(蓄積作用)が出てくるとも考えられ、慣れて抵抗力がつくから害にならないと安心するのは筋が通らない。ところが、人には遺伝的要素による体の仕組みによる個人差というものがあり、若い頃から摂生に努めていたから成人病にはかからないという保証はないのであるから話がややこしくなる。従って運を天に任せて好きなように生きる方が楽しいと言う人があっても、あながち間違いだと決めつけることは出来ないと思うが、無鉄砲な生き方は危険が伴うと心に銘じるべきであろう。 
わが刀で首切る   
我が身をつねって痛さを知れ     
わざわい転じて福となす 
わざわいは口から   
和して同ぜず   
渡りに船   
渡る世間に鬼はなし 
笑う門には福来る 
割れ鍋に綴(と)じ蓋(ぶた) 
わわしい女は夫を食う 
「口のやかましい女は、夫の身をだめにする」という意味。もともとは狂言【太鼓負】に出てきた言葉。「わわしい女は夫を食ふといふが、そなたのことぢゃ。」・・・と家では情けない夫が妻に言った言葉。似た言葉で「雌鳥歌えば家滅ぶ」というヒドイものもある。確かに、しとやかな女性は素敵だけれど、あまりに言いすぎでは?がみがみ言われて言い返せない情けない夫たちの声が語り継がれてことわざになったのでしょう。  
 

 

 

  
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