甲斐と迷信

 

仕事の遣り甲斐1仕事の遣り甲斐がない仕事の遣り甲斐2
迷信言い伝え猫と迷信迷信1迷信2
日本迷信巡り 
【甲斐・詮】ある行為に値するだけのしるし。ききめ。効果。また、ある行為をしたことに対する自身の心の満足。「努力の甲斐あって合格」 ある行為と代わり得る価値があること。一般的に価値・値打。 
【生甲斐】生きているだけのねうち。生きている意義。生きていくはりあい。 
【言甲斐】あれこれいうだけの効果。なにかをするだけのはりあい。 
【言う甲斐無し】あれこれ言ってもしかたがない。取り返しがつかない。 
【甲斐無い・効無い】物事を行なったり希望したりしただけの効果がない。 
【甲斐無】ふがいないこと。働きのないこと。 
【頼甲斐】たよりにするだけの価値。 
【詮無い】ある行為をしても、その効果や報いがなにもない。やる甲斐がない。
  
【遣り甲斐】  
【達成感】 
  
【遣る】(やる)命じて行かせる。先でどうなるかわからないまま人を送り出す。 はかどらせる。物事を進める。 失敗する。しくじる。 だます。 こらしめる。なぐったり殺したりする。 嫁に行かせる。「娘をやる」 食う。飲む。 暮らす。生活する。「どうにかやってゆける」 
ある動作や行為をする(「する」よりも俗ないい方)。 
遣らずの雨 帰ろうとする人をひきとめるかのように降ってくる雨。 
遣らずぶったくり 人に与えるというようなことはしないで、ただ取り上げるばかりであること。
  
【遣り切る】最後までし遂げる。やりとげる。 
【遣り切れる】最後までし遂げることができる。そのままでいることができる。がまんしきれる。 
遣り切れない 最後までし遂げられない。やっていけない。がまんできない。耐えられない。かなわない。 
【遣繰】不十分なものをあれこれと繰り合わせて収支をつけること。 
【遣繰算段】いろいろと工面をすること。 
【遣繰身上】遣り繰りで辛うじて維持する世帯。 
【遣掛】何かをやりはじめたばかりであること。やっている中途であること。 
【遣り返す】いったん進ませてもとへもどす。自分をやりこめようとする相手を反対にやりこめる。
 
仕事の遣り甲斐 1

■仕事を楽しくする方法
仕事をしているとどうしてもストレスがたまってしまいます。時間に追われたり周囲の人と比べられたり、上司に怒られたりと日々ストレスがたまっていくでしょう。忙しいと朝から夜遅くまで働いて、毎日家と会社の往復だけになってしまいます。しかし毎日ストレスがかかってしまうと、自分の体にも良くありませんし、イライラするとうまくいく仕事もいかなくなってしまいます。また、家に帰ってもイライラしていると家庭もうまくいきません。イライラせずに楽しく仕事ができれば、家庭もうまくいきますし、毎日職場へ行くことも楽しくなり仕事が楽しくなって次第にやりがいもでてきて向上心がわき、自然と良い傾向に導いてくれます。楽しくする方法としては、周囲に流されすぎないことです。周りの同僚や上司が仕事が凄くできる人だと自分も成果を出さなければと思って焦ってしまいますよね。そう思うことはとても大切なことなのですが、焦ってしまうと逆に空回りをしてしまうことが多いのです。そしてうまくいかなかった時には自分を責めて追い込んでしまいます。そうなるともう悪循環にしかなりません。ですからまずは周囲の人に流されずに自分に今できることを精一杯することが大切です。自分に今できることを精一杯することで、徐々に力がついていって自然と仕事がうまくいくようになります。上司にも認められることができますので、信頼されるようになり次第に業務を任されるようになります。そうなると責任感がわいてきて、向上心が芽生え、楽しく業務を遂行することができるようになります。人と比べず今自分にできる仕事を精一杯することで、仕事も順調にいき、上司との信頼関係も築くことができるので、毎日楽しく業務をこなすことができます。
■仕事の遣り甲斐の見つけ方
仕事の遣り甲斐を見つけるというのは、そんなに簡単なことではありません。恵まれている人は、自分がやりたいと思う仕事に就くことができますし、就職先も自分で選んで入るということができます。こうした場合は、最初から遣り甲斐を感じながら仕事ができるわけですから、とても張合いもあって、どんどん遣り甲斐が膨らんでいくという好循環となります。一つ心配があるとすると、何かの拍子に挫折したり、壁にぶつかったりしたときに、乗り越えられるかということでしょう。でも、乗り越えられるかは本人次第であり、その点では恵まれていない人と同じようなことになります。では、それほど恵まれていない人はどうでしょうか。ほとんどの人がこの範疇に入るはずですが、第一志望がうまく行かなかったり、違うジャンルの企業であったり、職種も自分の希望とは異なっっているなどということがあっても、社会人になって、何らか生活の糧を得なくてはならないから、就職したという人が圧倒的に多いはずです。でも、そのこと自体を悲観する必要は全くありません。どのような企業であっても、どのような職種であっても、遣り甲斐というには、そこにあるのではなく、自分の仕事に取り組む態度、姿勢にあるからです。初めから天職があるわけでないと言われます。命を掛けて初めて天職になるというのです。天命などというものも初めからはないと言われます。やはり命を掛けることによって天命となるということです。天職とか天命というと、少し大げさですが、実は縁あって担当した仕事を一つひとつ大事にして、創意工夫しながら、繰り返し行い、改善することも考え、取り組んでいく、そしていくと、その仕事に遣り甲斐が出てくるのです。先ほどの挫折や壁を乗り越えるのも同じことで、魔法の杖はないのです。先哲先人が、目の前の仕事を大切にせよと説くには、そこに真理があるからのです。
■仕事で失敗しても挫けない方法
仕事で失敗をすることはよくあります。中には自分を否定して、どんどん追い込んでしまい、うつ病にまで進行していく場合もあります。これは失敗の経験が少ないために、どう対処していいのかわからないということではないでしょうか。だから失敗はおおいにやるべきです。といっても同じ失敗を何度もやっていては、経験を活かしていないことになるので問題ですが、失敗しても挫けないには、考え方とその後対応が必要です。まず、考え方ですが、どんなに優秀な人でも失敗はします。誰でもすると考えることがです。そして、失敗したことに落ち込んでいるのではありません。そのことを周囲の人がどう見ているか、どう思っているのかを気にしています。つまり、他人の目を気にして自分で悪い方向に考えています。成功しても失敗してもやることは、与えられた仕事をやるだけですから、他人の目を気にしてもしょうがありません。次に、その後の対応ですが、落ち込んで何もしないのでは周囲の評価はがた落ちです。むしろ、その対処で評価は上がりますのでチャンスととらえるべきです。しっかり報告をしてどうするかを上司や同僚と相談する必要があります。これは、早ければ早いほどいいです。そのときに謝ったり、怒られたり、イヤなことはあるでしょうが、それで自分の失敗の罪意識をなくすと考えればよいです。そもそも、仕事での失敗は1人が原因で発生するということはほとんどありません。組織の問題であったり、システムの問題であったり、ルールの問題であったりします。その問題がそのままであれば、いずれ誰かが失敗します。それを早く起こしてバグ出ししたということなので良いことです。その問題を解決することに全力を注ぎ、それをみんなに共有できれば会社としては利益となります。 
 
仕事にやりがいがない人の習慣

あなたは今の仕事にはやりがいがない・・・と感じていないでしょうか?人はやりがいを感じないとどうしても仕事のモチベーションが湧いてこなかったり、仕事辞めたいなぁとネガティブな感情で頭がいっぱいになってしまいます。そこで仕事にやりがいを感じていない人の特徴をご紹介しますので、あなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認してみましょう。
■仕事にやりがいがない
仕事のやりがいがない人は誇りを持っていない
いつも雑用ばかりで、仕事がつまらない・・・。
目の前の仕事に対してこう感じることがあります。
特に入社したばかりなどは理想と現実のギャップにガッカリすることもあるでしょう。
おまけに久々にあった友人が出世してバリバリ仕事をしている話を聞いたりすると、「自分は何をやっているんだろう」と思ったり、「いやぁ、俺も忙しくてさ」なんて見栄を張ったりします。
しかし同じ仕事でもやりがい・誇りを持っている人はプラス思考で考えます。
例えば野球部の1年生はグラウンド整備や球磨きなどいわゆる雑用ばかりです。
そして「なんだよ、野球やらせてくれねーじゃん。もう辞めたー!」という部員がいる一方で、「グラウンドをいつも良い状態にしておけばみんなの練習がしやすくなるな」と黙々と自分のやるべきことをこなす部員もいます。
もちろん監督の目にとまってレギュラーに抜擢されるのは後者でしょう。
これって仕事と同じではないでしょうか?
今やっている仕事の意味を理解し、誇りを持つことが仕事のやりがいにつながっていきます。
仕事にやりがいがないとミスが増える
仕事のミスが多いのは集中できていないからかもしれません。
体調も万全なのに集中できないということは、もしかしたら今の仕事が合っていないということが考えられます。
よくある話しとして、異動したり、転職した後に才能が開花するということがあります。
今までの仕事では「早く終わらないかな。あぁ、まだ1時間も経っていない・・・」と時間が進むのがとんでもなく遅かったのが、仕事内容が変わると「もう夕方!?気付かなかった」という驚異的な集中力を発揮するケースが多々あります。
このように集中できる仕事でないならやりがいを感じることもないでしょう。
あなたは今の仕事に対して、時が経つのを忘れるぐらい集中できる瞬間はありますか?
仕事にやりがいがある人ほどチャンスをものにする
チャンスの女神には前髪しかないとよく言いますよね。
「おっ、チャンスが来た!とりあえずちょっと様子見るか。どうせ後ろ髪を掴めば間に合うんだから。・・・後ろ髪がない!?」とチャンスと感じたらすぐに行動することが大切です。
しかし実際にはその場でそれがチャンスかどうか判断することは誰にもできません。
結局、仕事への意欲が高い人がそれにチャレンジしてチャンスをものにし、そこから良い循環が生まれ、やりがいも倍増していく。
やりがいを感じていない人は行動がワンテンポ遅いので、髪をつかもうと思っても、チャンスの女神の後ろ髪はツルツルでつかめなかった、ということになります。
目標達成を一緒に喜ぶ仲間がいないとやりがいを持てない
共に苦労を味わい、喜びを分かち合う仲間がいるのと、いないのとではやりがいが大きく違ってきます。
たった一人だけでも仲間がいるだけで仕事が楽しいと感じるものですよね。
職場だから・・・とカベを作っていませんか?
上司やリーダーの立場の人は部下を競争ばかりさせていないでしょうか?
また、もともとあるコミュニティの輪に自分から入るのはとても勇気が入りますよね。
それを汲み取って「一緒に頑張ろう」とするだけでその人の世界は変わります。
喜びを分かち合える仲間がやりがいを感じさせてくれるのです。
仕事にやりがいがない人は憧れの人がいない
あなたの職場に憧れの人はいるでしょうか。
「こんな人になりたい!」と感じさせてくれる人との出会いがあると仕事への取り組み方がガラッと変わります。
やりがいを感じていない人たちは「上司がウザい」、「プライベートまでリーダーと一緒にいたくない」と思っている人も少なくありません。
また、憧れとは少し違うかもしれませんが、気になる人や好きな人を作るのも仕事に充実感を与える効果があります。
こういった人の存在は仕事に働きがいを与えてくれます。
ライバルがいない
ライバルの存在がいるだけで仕事に刺激が生まれます。
自然と「負けてたまるか!」という感情も湧いてくるでしょう。
しかし実際には、仲は良いけどライバルと呼べる人はいないというのが多いのでは。
このようになかなかライバルと呼べる存在と出会う機会はあまりありません。
だからこそライバルと呼べる存在と出会ったら大事にするべきです。
仕事にやりがいがない人は「いやいや、俺、別に負けてもいいし」となるかもしれませんが、それで終わらせてしまうのはもったいなさすぎます。
評価されていないから仕事にやりがいがない
仕事にやりがいをもっている人と、そうでない人の違いは「評価」が大きく影響しています。
仕事の評価が高い人ほど、さらにやりがいをもって、また高い評価を得る。
評価が低い人は、やりがいを感じるどころか、「まあ、俺は才能ないからね」と自虐的になります。
本書ではこう伝えています。
「やりがいの大きさは仕事の内容ではなく、仕事の評価によって決まるものである。」
嫌なことから逃げる癖がある
嫌なことはすぐに誰かにやってもらおうとするなど、仕事にやりがいを感じていない人はすぐに逃げようとします。
これが繰り返されると苦しい状況に立ち向かおうとする姿勢が失われていきます。
そして責任転嫁したり、自分は悪く無いと主張したり、長いものに巻かれたり、都合の悪いことを隠蔽したり・・・。
やる気がある人に水をさしてしまうことさえあります。ここまでいってしまったらもう目も当てられませんね。
■仕事にやりがいを感じる瞬間
客や取引先に感謝の言葉をもらった時
一番、この仕事をやっていて良かったと思うのは、客や取引先に感謝の言葉をもらった時でしょう。
例えば、教育関係者だったら保護者や生徒から感謝の言葉をもらった時になりますし、医療関係者なら患者に感謝の言葉をもらった時になります。
自分がやったことを認められた時に、人は自分自身を認めることができます。
誰からも認められないと、自分がやっていることに意味はあるのだろうかという考えが浮かびます。
誰にもほめられずに、人の役に立っているという実感がないと、仕事にやりがいを感じることができません。
こんな仕事をしていいのだろうかと考えてしまいます。
人にほめられることで、その仕事をやっていて良かったと思うのです。
今までやってきたことに意味を感じますし、これからもその仕事をやっていこうという気持ちになります。
感謝の言葉は人を動かすエネルギーになるのです。
上司に自分の仕事を認めてもらえた時
上司に自分の仕事内容を認めてもらえた時に、仕事にやりがいを覚えます。
自分がやっていることを上の人間にほめられると嬉しいものです。
職場での居心地も良くなります。
特に、自分が企画したことや、工夫したことを上司に見てもらい、認めてもらえると、やって良かったという気持ちになります。
自分がやったことは間違いではなかったということがわかるので、仕事に対する自信につながります。
こうした自信を持つことはとても大切です。
仕事に自信を持つと、仕事に対して意欲的になります。
意欲的になると、アイデアがどんどん浮かびます。
自分で動こうという気持ちになります。
そうした気持ちで仕事をしていると、仕事が楽しくなります。
そして、さらに仕事に対してやりがいを感じるようになるんですね。
逆に上司に認められないと萎縮してしまい、やる気がなくなっていきます。
家族に仕事の頑張りを認めてもらえた時
自分の家族に、自分の仕事での頑張りを認めてもらえた時に、仕事をやろうという気持ちが高まります。
仕事はとてもきついものです。
どんな仕事でも、何かしらのきつさ、つらさがつきまとうのが普通です。
そうしたつらさは家族に理解してもらえないことが多いです。
疲れて家に帰っているのに、あれこれと文句を言われては精神的に参ってしまいます。
逆に仕事の頑張りを認めてもらえれば、仕事に対するやる気が出ます。
仕事をもっとしようという気持ちになります。
家族に認められることで、仕事に対して前向きな見方をすることができます。
この仕事って大変だけど、やっぱりいいところもあるよなという気持ちになります。
仕事やってて良かったなという気分になります。
そういうことで、家族に認められることが、仕事のやりがいを感じることにつながるのです。
昇進して役職についた時
昇進して何かしらの役職についた時に、仕事に対するやりがいを感じることがあります。
何かしらの役職につけるということは、それだけの実績があるはずです。
今まで頑張ってきたものがあるはずです。
昇進は、その過去の自分の頑張りを振り返るいい機会になるんですね。
今までこれだけ頑張ったな、こんなことがあったなでも昇進できたし仕事を続けていて良かったなと思うわけですね。
自分の積み重ねを前向きにとらえることは、仕事へのやりがいを感じるには必須です。
この気持ちがなければ仕事にやりがいを感じることはできません。
また、新しい立場になったことで、気分を一新してまたこれからさらに頑張ろうという気持ちになります。
仕事に対するやる気が高まります。
よって、昇進することで、仕事に対するやりがいを感じるわけです。
■やりがいのある仕事とは
夢として持っていた仕事
幼い頃から、「○○になりたい」と夢を持って生きており、それが大人になって叶い仕事として向き合うことが出来ると、どんな仕事であってもやりがいがあると感じるものです。
夢を持ってそのままその夢を仕事に出来る人はごくわずか。
途中で挫折してしまったり、方向性が分からなくなったりと、夢を持ったまま大人になれる人は多くはいません。
そんな中、自分が昔から持っていた夢を実現し、仕事として関わることが出来るようになれば、今後もやりがいを感じるでしょう。
好きなこと、興味のあることだからこそ、仕事にやりがいを感じるのです。
目標が達成しやすい仕事
仕事をする上で、何かしらの目標を持つことでしょう。
それが出世であったり成績を残すことだったりと、職種によって様々存在します。
ただその目標があまりにも遠い存在であったら、やりがいを感じなくなるだけではなく、意欲や向上心すらもなくしてしまいます。
例えば半年頑張れば成果として認められる、一年頑張れば給料がアップする、といった目に見える目標だとやりがいを感じやすくなります。
目標が立てやすく、またその目標を叶えることがあまり難しくない環境だと、自然とやりがいを感じることでしょう。
無理しなくてはならない、犠牲にしなければならない、いつになっても目標をクリアすることが出来ないという状態では、やりがいを感じにくいでしょう。
やればやった分だけ評価される仕事
努力をしていても、それが認められなかったり、自分の成績に繋がらなかったりと、形にならないこともあります。
それまでの努力という経緯があっても、最終的に形にならなければ、そこで「無駄」と感じてしまう人は多いです。
逆に努力すればした分だけ、認められたり報酬に繋がれば、「もっと頑張ろう」という意欲が出てきます。
やればやった分だけ自分の為になり、また仕事でも貢献できていると感じ、やりがいを感じるもの。
努力が報われる仕事であれば、どんな仕事であってもやりがいを持ち、次々と目標を持つことが出来るでしょう。
■仕事のやりがいを探そう
仕事にやりがいを感じている人といない人に分かれますが、スタートは一緒です。
結局は自分に合う仕事を見つけることができるか、憧れの人を作ることができるかどうかになるでしょう。
途中で探すことをやめてしまってはいつまでも仕事が苦痛のままです。
私たちは1日8時間以上も仕事に費やしています。
毎日、毎日何年も8時間苦痛な状態が続くよりも、最初だけ苦しんでやりがいを感じる仕事を見つけ出すほうがより充実できるのではないでしょうか。
もし今の仕事にやりがいを感じることができない人は、これらを参考にしてみてみましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。 
 
仕事の遣り甲斐 2

 

組織における役割と仕事、私は経営戦略部という部署に所属しています。
部署のミッションは大まかに言うと、組織として目標を達成し利益を生み出すため、中長期的な視点かつ大所高所から、@全社の経営方針・戦略を立案すること、A各部門における機能戦略の遂行をサポートすることです。
私の主な仕事内容は、戦略立案に携わるのはもちろん、それを全国・全部門・全社員が受け入れる素地を作ること=組織の活性化推進も担っています。組織自体に元気がなくては、如何に立派な方針や戦略を作っても絵に描いた餅になります。経営資源の中でも、ヒトに関しては、それぞれ考え方や意識に大きな違いがあり、コントロールするのはとても難しいですが、丁寧に一人ひとりを繋いでいって強い組織を作ることは、重要な役割だと感じています。
ご自身の仕事における遣り甲斐は何ですか?
私は入社以来、営業・人事総務・経営戦略と、様々な部門を経験しています。仕事内容によって、達成感や遣り甲斐を感じる部分は違いますが、どの部門でも『お給料をもらっている以上、プロとしての仕事をしよう』という意識は持っていました。仕事なので、時には達成感や遣り甲斐が感じられないものありますが、『プロ意識』を持っていれば、その様な仕事に対しても、モチベーション高く遂行できます。そういう意味では、仕事の一つひとつを高いレベルでこなしていくこと自体に、自分なりの遣り甲斐を感じているのかもしれません。
これまでのビジネス経験の中でもっとも印象に残っている「成果」あるいは「チャレンジ」は何ですか?
これまでにやってこなかった手法を取り入れたり、自分なりの工夫を加えたりして、実際に成果を得られた仕事はどれも印象に残っています。
例えば営業時代、店頭におけるお酒と食品のクロスマーチャンダイジングが流行り始めたのですが、その手法をカタログ販売のお得意先に、他社に先駆けてご提案し、大きな販売実績を残したことがあります。お酒と食品が相乗効果で売れたので、お得意先にとっても販売金額が大きくなり、大変喜んで頂いたのは印象に残っています。
社内外で尊敬する人、あるいはお手本としている人はおられますか?
たくさんいます。家族、友人・知人、会社の同僚・上司など、特に自分にない能力や考え方を持っている人は、素直にすごいなと思っています。
例えば、私の所属している部署は、他部門・他部署との関わりが多く、難しい調整や意思決定も求められます。そのような時、私は必要以上に気を使ってしまったり、なかなか“NO”とは言いにくかったりして、曖昧な表現・煮え切らない態度になってしまうことも度々です。しかし、私の直属の上司は毅然とした態度且つ笑顔で、“駄目なものは駄目”と言い切ります。これは、仕事の目的を自分の中で明確にしており、その目的に沿わない判断はしないし、そのためにはどう思われても構わないという、ブレない考え方を持っているから出来るのだと思います。この上司の『プロ意識』を見るにつけ、私はまだまだだなと思い知らされます。一番身近な私のお手本です。
日本は女性活用において後進国だと言われています。
私は社会に出て働き、自分の生活は自分で支えるのが当たり前だと思っているので、昨今の女性の活躍推進の流れには賛成です。決して女性を優遇するものになってはいけないと思いますが、スピードを上げて改革に取り組もうとしているのであれば、北欧などで取り入れられているクオータ制の導入も良いかもしれません(賛否両論ありますが・・・)。
今後女性が社会的により活躍していくためには、国・企業の役割はもちろん大きなものがあります。私の会社でも、かなり以前からダイバーシティ推進を掲げ、組織として強くなるための一要素として、男女ともに働きやすい環境の整備(育児介護制度の充実・転勤対策など)に取り組んでいます。一方で、本質的に女性の社会参画を促進するには、個人の意識がもっとも重要だと感じています。男女ともに、根強く残る社会的役割分担意識(仕事=男性、女性=家庭)を捨てないと、結局は本質的な改革には至らないままのような気がします。
あなたのモチベーションの源泉は?
前段でも触れましたが、プロ意識を持って仕事を遂行する事自体がモチベーションです。気分によってモチベーションが変わると、どうしても業務品質に差が出ます。お給料をもらっている以上、その様ないい加減な仕事は、できればしたくありません。これまであらためて考えたことはありませんでしたが、この『お給料をもらっている以上…』というのは、きっと自分の中での信念なのだと思います。 

 
 
  
迷信・言い伝え  

 

 
帽子をかぶるとハゲになる  
帽子は蒸れてハゲになるなどとよくいわれている話ですが迷信でして頭がハゲになる事と、帽子を被る事とはまったく関係ないようです。反対に夏場などに帽子をかぶらず、直射日光にあたると紫外線によりダメージを受け抜け毛につながる事もあるようですから帽子を被って頭皮を防御した方が良いようです。  
新しい靴など履物をおろす時、部屋で履いてそのまま家の外に出てはいけない  
(1)新しい履物を手に入れて嬉しくはやる心を抑えてから出かけないと危ない為、縁起が悪いとしたという説。(2)新品の履物を家の中から履いたまま出るのは、棺桶の中の遺体と関連を見出して縁起が悪いという説。ただこれは、室内でも靴を履いている文化の国の人が聞いたら不思議でしょうがないでしょうね。  
新しい靴は朝におろす。夕方におろしてはいけない  
これは夜に外出する事を控えさせようという考えであるようです。昔は電気もなかったので夜は真っ暗な世界が広がっていました。そのような暗がりの中を、履きなれない靴などで外出するのは危ない為にそれを防ごうと考えて製作された話だと思います。  
夕方新しい靴をおろす時は、靴の裏にツバ(煤もしくは炭)を付けると良い  
これは暗がりの中を新しい履物で行くのはあまりよくないのでそれを防ぐため、「夕方に新しい靴を下ろしてはいけない云々」という話を言い伝えたというものの進化形で、用事があるなどで夕方に新しい靴を下ろす場合でもタブーに引っかからないように魔除けの効果があるといわれている煤やツバなどを塗ると良いという対抗策を打ち出したものです。  
落ちている鏡を拾うのは縁起が悪い  
鏡がモノを映し出すのは光の反射を利用しているからです。でも昔の人は鏡はものを映し出すのは鏡に不思議な力があるからだと信じてきました。その為に鏡はいろいろな古代の儀式などにも使用されてきたのです。ものが映る事がなぜだかはわからないから不思議な力のせいだとしたのでしょう。その鏡には人の姿を映すだけでなく、同時に魂も映っていると考えていたので、誰の魂がこもっているかもわからない鏡を拾う事を恐れたのでしょう。 
 
手鏡を上向きに置くと悪いものがくる  
これは床などに手鏡を置いたままで万が一、鏡を踏んでしまうと簡単に壊れてしまいますし破片で怪我をしますから危ないのでそれを防ぐために作られた話でしょう。  
落ちている櫛を拾ってはいけない  
櫛=くし=苦死ということで縁起が悪いからという語呂合わせから発生したようです。またこれを利用して厄落としで櫛(苦死)を捨てるという話もあります。  
キノコは茎が縦に裂ければ毒キノコではない  
これは信じると危険な迷信です。茎が縦に裂ける毒キノコももちろんあります。  
虫食いのあるキノコは食用に出来る  
これも危険な迷信です。虫が食べても平気なものでも、毒キノコは無数にあります。ちなみに他の植物でも虫には無害で人体には有毒と云うものは多数あります。  
初ものを食べると75日寿命が延びる  
初物は旬のものであり、栄養や味が格段に良い。その為に「栄養のあるものを食べるから体に良い」ということになったという説。 
 
うなぎと梅干の食い合わせは下痢になる  
これは説がいろいろありますが(1)うなぎは栄養満点で梅干は食欲増進の効果もあるもので、食べすぎてしまうのでよくないと考えられたという説。(2)うなぎは高級料理で梅干は粗食の代表という事でお互いの格が違いお腹の中で喧嘩をするという話。などがあります。  
テンプラとスイカの食い合わせは下痢になる  
油っぽいテンプラを食べたあとに、さっぱりとしたスイカは美味しく食べれるのでついつい食べ過ぎてしまってお腹を壊す事もあるのでそれでいわれてきたという話があります。  
茶柱が立つと縁起が良い  
[1] (1)茶柱というのは、お茶を湯のみにそそいだときにお茶の中に立つお茶の葉の茎の部分の事です。これが柱のように立っていることで茶柱と呼ばれます。茎の部分が湯のみに入ることが珍しいことなので吉兆と言われるようになったらしいです。また「柱が立つ」という言葉自体も、柱=家の中心を成すもの=それが立つ=良いことという関連性もあるという事です。ちなみに「朝の茶柱は縁起が良い」という時間限定ルールを加えた言い伝えもあります。  
[2] 昔、お茶は大変高価な飲み物でした。だからこそ、たまに茶柱が立つと縁起が良いと考えたそうです。また、急須には葉が出ないようにする網の目がありますが、その小さな網を抜けたきたから、珍しい!すごい!と縁起を担いだようです。他には、安くて茎の多いお茶をたくさん売りたかったために、お茶屋さんが「茶柱は縁起が良い」と言い出したという説もあります。  
お酢を飲むと体が柔らかくなる  
体の柔らかさは筋肉や関節、腱などが関係しているため直接的な効果はありません。でもお酢は適度に摂取すれば、筋肉の疲れなどを取り身体にいいためそういわれたという説。  
食べてすぐ寝ると牛になる  
そのような事をするとみっともない為に、やめさせるようにするために作った話という説。ちなみに食べてすぐに横になるのは、食べ物の消化にもいいため身体には優しいそうです。 
 
スイカの種を食べるとヘソから芽が出る  
これは植物が発芽できるわけもなくありえない迷信です。でも、子供に教育するには良い言葉として考え付いたのでしょう。  
茗荷(ミョウガ)を食べると物忘れをする  
(1)昔の落語の話の中にも出てくるほど、古くからいわれているものですが釈迦の弟子の一人で物忘れがひどくて、自分の名前まで忘れる者がいたため釈迦は、彼の首に名前を書いた札を下げた。彼は釈迦が書き与えたこの札を生涯大切に、常に背負っていました。彼の死後、その墓所に生えた草を、名札を荷って修行したこのものに因んで「茗荷」と名付けた。という説話から、茗荷=物忘れという説。(2)大変に美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまって満腹の為に頭が働かないので、という説。  
桑の実を沢山食べるとお腹に虫がわく  
桑の実は服に果汁がつくと洗濯してもとれにくい事から子供に桑の実を食べさせないようにする為に「沢山食べると虫がわくよ」と嘘を教えたのでしょう。  
敷居を踏むと出世しない  
(1)敷居は場所と場所の境界線上に辺り神聖な場所であり、その部分を踏みつけるのは作法として良くない為、マナーを守らせるようにするためという説。またそのマナーを守らないような人は社会でうまくいかないため出世できないという説。(2)いつも踏んでいると建付けが悪くなるので、それを防ぐためという説。  
畳の縁を踏むと縁起が悪い  
畳の傷みやすい部分なので踏まないようにさせるため。 
 
木材の上下を逆にした逆柱は不幸がある。  
木は本来、上下が決まって生えているにも関わらずそれに逆するのは、自然に反しているので受け入れがたいという説。  
机の上に座ると、尻尾が生える  
見苦しい為に、マナーとしてのしつけという説。  
便所にツバをはかない  
見苦しい為に、マナーとしてのしつけという説。  
墓場で転んで出来た傷は治らない  
昔は埋葬方法が土葬だったために、墓地で転んで傷を負った際、悪い菌が傷口から入ることがあった為に注意するようにという教訓であるという説があります。また、子供などが墓地を遊び場にしないようにするために、戒めとしてそういわれてきたとも言われています。  
墓石の前では親指を隠さないと、親の死に目に会えない  
「墓石に指をささないように」というマナーを頭ごなしでなくしちゃいけないタブーだと教育するという説。 
 
墓場転んだ場合靴を片方置いてこないとあの世につれていかれる  
墓地で転ぶことは縁起が悪く、死者に連れて行かれてしまうと考えられてきました。でも、注意しても転んでしまうこともあります。その際の対抗策として、自分の身代わりに「靴を置いてくる」という考えが生まれたのでしょう。  
つむじを押すと便秘になる (つむじを押すと下痢になる)  
便秘と下痢という正反対の事になるといわれる話ですが押してもそのような効果は無い。  
乳歯が抜けた時、上の歯が抜けたら床下に、下の歯が抜けたら屋根の上に投げると早く生えてくる  
他にも投げる時に「ねずみの歯とかえてくれ」と掛け声をする場合もあります。これはねずみの歯のように伸び続けて欲しいという願いからです。もちろん、乳歯が抜けたあとの永久歯の成長と、投げる事とはまったく関係がないので単なるおまじないの部類なのですが。  
手の冷たい人は心が温かい  
これは心が温まる迷信です。この話が出来た状況を想像すると、手を握り合った際に相手に対してその冷たい手に気を使っての言葉から発生したものと思われます。他にも「手の温かい人は心が冷たい」という言い伝えもあります。  
風邪は人にうつすと治る  
風邪を引いてしまった場合、その風邪を他人にうつすとその風邪を引いていた人は治るという話。実際にはもちろんそんな事はありません。ただ風邪をひいたものが回復した頃に、今度は周囲のものが風邪を引くという事はあります。例えば家庭内などで家族の一人が風邪になり、その風邪を引いていたものが収まりつつある時に他の家族が発病、というような事があってその事が「うつしたら治る」という話になって伝わったのでしょう。 
 
カゴ(ザル)をかぶると背が伸びない  
カゴやザルは頭にかぶるものではありません。でも遊びで子供などが被りたがる事もあります。単に「これはかぶる物ではない」といっただけでは守るとは思えないものも多くいますから「背が伸びなくなる」という恐怖感を付け加えてそのルールを子供などに守らせるために作った話でしょう。  
耳にツバをつけて水に潜ると耳に水が入らない  
これは誤解から生じた迷信のようです。昔、海女さんなどが潜水するときに、耳栓代わりに草を耳に詰めていたそうです。その耳栓を詰める際にツバで湿らせて詰め込んでいました。ツバが耳栓代わりにはならないのはよく考えればわかる事ですがその潜水のプロの海女さんの行動を見た人が「ツバをつける」=「耳に水が入らない」と誤解してしまったという話です。  
夕焼けは晴れ、朝焼けは雨  
夕焼けあった次の日は晴れになり、朝焼けがあった日は雨になるという言い伝えです。これは実際に当たる確立が高いようです。夕焼けは西に雲がなく、水蒸気が少ないという条件で起きます。一般に天候は西から東に移るため、次の日は晴れとなりやすいのです。また朝焼けは東が晴れて西が雲のある状態で起きやすいためその雲が徐々に西から東に来るため雨になりやすい状況という事です。  
てるてる坊主に髪の毛書くと雨降る  
てるてる坊主自体は、天気を晴れにするためのおまじないですが、その坊主に髪を描くことによって、晴れにするのとは反対の意味を持つと考えられたのでしょう。  
てるてる坊主をさかさに吊るすと雨降る  
天気を晴れにするというおまじないのてるてる坊主。それを逆に吊るす事によって、晴れにするのとは逆の意味、つまり雨にすると考えられたのでしょう。 
 
夜口笛を吹くと蛇がやってくる  
(夜に口笛を吹くと天狗にさらわれる/夜口笛をふくと人さらいがくる/夜口笛をふくと泥棒がくる) 夜に口笛を吹くと云々という話は多数のバリエーションがありますが昔は夜は静かでよく音が通るので、迷惑になるので戒めとしてそういう説が伝えられたのでしょう。  
夜に爪を切ると親の死に目に会えない  
[1] (1)昔は電気がなく夜は行灯の火だけで、その暗い中で爪を切ると深爪をしてしまうからそれをさせない為という説。(2)お城の門番で夜間の勤務を夜詰めといっていました。 その仕事はとても重要で、たとえ親が死にそうになっても家に帰れませんでした。その為夜詰めは親の死に目に会えないということで、「夜爪」も縁起悪いこととなったという説。(3)夜爪を切る→世を詰めるに通じてしまい、自分の寿命が縮んで親より先に死ぬからという説。  
[2] これは、まだ家の中に照明がなかった時代、ほの暗い家の中で爪を切ると、深爪をしたり、指を傷つけたりするので危険だという親心から生まれたものだと言われています。また、爪が飛び散ると暗がりでは探しにくいし、踏むと痛いので、やめなさいという礼儀作法の戒めとしたそうです。夜でも昼間のように明るい現代にはあてはまらないようです。  
[3] 日本では、「夜に爪を切ると良くない」とした旨の有名な迷信(俗信)がある。夜に爪を切ると、「親の死に目に会えなくなる」「早死にする」等と言われており、その理由も、夜に爪を切ると暗くて怪我しやすいから、夜爪→世詰(世を詰める)等、様々な諸説があり、はっきりとはしていない。日本の昔の民家では、夜の明かりは火なので、囲炉裏端などで爪を切ると、切った爪が火に飛び込んで燃える臭いが、火葬を連想させた為に忌んだという説もある(下記に詳細するように呪いのために炙ることを連想させるという説もある)。 また、奈良時代〜平安時代にアジア大陸より流入した呪術(シャーマニズム)により髪や爪などの対象となる者の体の一部が傀儡子や丑の刻参りに用いる藁人形に入れる、怨嗟を込めながら呪言などの唱えて火で炙るなどの呪いに用いられたので処理場所に捨てにいけない(あるいは埋めたともされる)夜に敵対勢力に奪われないように切ってはならないという説もある。昔は爪切りが無かったために、爪切りは刃物を使って行われたが、夜の薄暗い中(火の灯りはそれほど細かい作業ができるほど明るくない)では、手許が狂いやすく怪我を、最悪の場合死亡する危険性がある為に親より先に死ぬ(=親の死に目に会えない)とされた。そういうことをする無用心な人は親よりも早く死ぬと言う意味もある。しかし、これは「爪を切るな」は「夜遊びをするな」の意味であり、合理的な喩であるともいわれている。実際には、現代の日本人は夜に爪を切らないと言うわけではない。迷信を知りながらも、夜に爪を切る日本人も多い。むしろ、爪切りや蛍光灯により安全に爪が切れる現代では、風呂上り等夜に爪を切る方が一般的である。  
夜、洗濯物を干すと縁起が悪い  
家事をサボっているように見えるので体裁が悪いというのを婉曲的にやめさせるためという説。  
黄色のビートルを1日3回見ると幸せになれる  
黄色いフォルクスワーゲン製のビートル(現行型のビートルではなく旧型)を1日3回見ると縁起がいいという話です。ビートルは日本でも比較的数が多い外国製の自動車ですが、国産と比べれば段違いに少ないものですし、鮮やかな黄色い車体というのが、当時は物珍しく希少なものに写ったのかもしれませんね。それが、珍しいものを3台見た=吉兆=転じて縁起がよくなると考えが発展したものと思えます。  
霊柩車を見たら親指をかくさないと親の死に目に会えない  
(1)親指は親をあらわすために、あの世に連れて行かれないようにという考え。(2)「霊柩車を見かけても、指をささないように」というマナーを教育するという説。また「霊柩車」ではなく「救急車」という言い伝えもあります。 
 
霊柩車を見たら親指と歯をかくさないと親の死に目に会えない  
上記の親指=親という考えに、「歯」=「はは」=「母親」という条件を足したものと思われます。そして指を隠し、歯を見せないように口を結んでおけば指もささずに、歯を見せて笑うことも出来ないため、マナーを守らせる為の話とも云われています。  
ウサギは水を飲まない  
もちろんウサギも水を飲みますのでまったくの誤りです。おそらく水分の多い野菜などを与えていた時にあまり水を飲まないのでそれで水を飲まないと考えられたのでしょう。また水に濡れるのを嫌がるのでそれで云われたのかもしれません。水分の少ない市販の乾燥飼料で飼育していればわかりますがすごい勢いで給水器より飲んでくれます。ウサギを飼う際にはちゃんと飲み水も用意しましょう。  
ウサギが顔をこすると雨  
飼っていたウサギは毎日のように顔をこすって毛繕いをしていましたが毎日が雨ではなかったです。他にも「ネコが顔をこすると雨が降る」という話もありますがネコも毎日のように顔をこすっているのを見ていましたがもちろん毎日が雨であったわけではありません。  
黒猫に行き先を横切られると不吉  
古来より猫には各国で神聖、魔よけというイメージと同時に、不吉なもの魔のものというイメージももたれてきました。日本でも化け猫、猫の妖怪の話は多数ありますがネズミ駆除に有用な動物としての良いイメージも同時にあります。そしてさらに黒猫は真っ黒い姿に光る目と牙。その考えがマイナスイメージ側に合わさった際には黒猫は不吉というイメージが出来上がったのでしょう。そして不吉であるものに行き先を横切られるのは縁起が悪いと思われたのでしょう。  
黒猫に行き先を横切られると幸運がある  
これは上記の「黒猫に横切られると不吉」の反対の解釈のしかたで不吉になるというのと同じくらいに根拠のないものですが・・・ネコの神秘的なイメージをプラスイメージ側にした解釈です。こちらを信じたほうが気分的には良いでしょうね。また黒猫にマイナスのイメージを持った場合でも、「不吉なものが横切って行ってしまったのでもう自分には降りかからない」というように良い解釈にするというものもあります。 
 
カラスが鳴くと人が死ぬ  
真っ黒いカラスは黒猫同様に神秘的な姿に見え、古来から信仰の対象だったり神の使いと考えられてきました。そして同時にその神秘的なイメージをマイナス側で考えた時には不吉な魔物のイメージも連想させます。実際にカラスは集団行動を取り、かなり知能も高い狡猾な鳥です。また集団で鳴き騒ぎ、雑食のため何でも食べるためにゴミを荒らすなどの害鳥としてのイメージも強いです。鳴くと人が死ぬという話は不吉にも聞こえる鳴き声と同時に、「供物を狙う為、そして住処となる巨木が多くあるため墓地によくいる」=「死者の近くにいる」というように連想される点が大きいように思えます。  
蛇の皮(ぬけがら)を財布に入れておくと金運がよくなる  
脱皮をする蛇の姿は、昔の人は新しい生命が延々と宿って再生する姿と感じていたため、その不思議な力にあやかって財布にお金が返ってくるように願いを込めたためという話です。  
白蛇をみると良い事がある  
[1] 蛇は昔から神秘的な力を持っていると信じられてきましたがその蛇の中で突然変異で時々生まれる色素のない白蛇に出会うことは珍しい事の為に、吉兆と感じてこういわれたのでしょう。  
[2] 蛇は神様の使い、特に白蛇は大変縁起の良い生き物とされています。特に「へびの衣脱ぐを見れば幸福が訪れる」「へびの抜け殻を財布に入れるとお金が貯まる」「へびの抜け殻を財布に入れると宝くじが当たる」「へびの抜け殻をタンスにいれておけば衣服に困らない」蛇とお金に関する言い伝えが多い。  
朝の蜘蛛は敵でも逃がせ、夜の蜘蛛は親でも殺せ  
蜘蛛は虫を捕まえてくれる益虫ですが神様の使いとも思われてきました。キラキラ光る糸を紡ぐその姿が不思議に思えたのでしょう。その為に朝=昼間にいるものは善い神の使い、夜の闇の中にいるもの=悪い神の使いとして解釈をしたのかもしれません。  
ビワの木を庭に植えると病気(不幸)になる  
夏場に美味しい実をつけるビワの木。この木を植えるとなぜ病気や不幸になるという話になったかというと、説がいろいろありますが・・・まずビワの木は常緑広葉樹であり、植えると大きな葉を広げる大木になりますから庭を薄暗くするので陰気な感じになります。 その為に・・・  
説(1)は、そのビワの木の外観が根拠となっています。その大木になったビワの木によって薄暗くなる庭、つまり家屋も薄暗くなり通気も悪くなりますのでそれが原因で病人が出るという説。  
説(2)は、ビワの薬効成分によって逆に縁起が悪いとなった説です。ビワは果実を食べる以外にも昔から葉などを薬効成分として使用していた為、寺院の境内や病人のいる家で薬代わりに育てていました。それが原因で「寺にあるような木は一般家屋には縁起が悪い」、「病人がいる家にビワの木がある」=「ビワの木は病気になる」 になったという説。  
説(3)も、(2)と同じように薬効成分が原因で庭木にビワの木を育てていた所「薬効成分を求めて病人がやってきた」→「病気を置いていったことがある」→「病気になる」という事になったという説。また、庭木にビワの木を育てていた所「薬効成分を求めて病人がやってきた」→「沢山の病人がその家を訪れるようになった」→「病人が病人が沢山訪れる家」→「病人の家」という説があります。  
説(4)は、その薬効成分を使用して利益を上げていた者が一般の家庭でビワを植えられてしまうと価値が薄れるので、ビワは縁起でもない樹木であるという話を流布した、また薬効成分を危惧した医師が不吉な話を流布したという「一般的家庭に植えないようにデマを流した」という説があります。 
 
四葉のクローバーを見つけると幸せになる  
日本には元々はクローバー(シロツメクサ)はなく、江戸時代に渡来した植物ですが四葉のクローバーの話は今では国内でも普通に語り継がれています。普通のクローバーは三つ葉ですがたまに四葉のものなどもあります。この稀にしかないということが吉兆と感じて「幸せになれる」と解釈したのでしょう。  
桜の木を庭に植えるのは不吉  
春に満開になる桜の木は見事ですが昔はこの桜の木を庭に植えることはよくないと言われてきました。おそらく理由は、桜の木はやがて大木になるので、一般家庭の庭木としてふさわしくないという説や散る花が近所迷惑になり、また毛虫が発生するために家の庭木にはよくないというのが理由といわれています。  
ダイダイ(橙)を植えるのは縁起が良い  
ダイダイの実は樹上でもなかなか傷まず、長い間生っています。その姿を見て、また名前がダイダイ=代々=代々栄えるという事から縁起がいいとされ鏡餅の上にも置かれたりしますが、その木を植えることが家の繁栄にも繋がると考えられ縁起が良いとされたのでしょう。  
くしゃみをすると誰かが噂をしている  
くしゃみの語源は「くさめ(くさめえ)」。これは、「糞食らえ(くそくらえ)」「糞食め(くそはめ)」の縮まったものだそうです。くしゃみは、生理現象ですが、昔は、鼻から魂が抜け出すものが「くしゃみ」と考えられ、くしゃみをすると早死にするという俗信がありました。ですから、くしゃみが出た後は「くさめ」と、打ち消す言葉を唱えていたのです。それが転じて「くしゃみ」となったそうです。「くしゃみをすると誰かが噂をしている」は、不吉なものと考えられていたくしゃみが、自分の噂=悪い事・不吉な事として結びついて生まれた言い伝えなのです。くしゃみをした数については、1褒められ、2そしられ、3くさされ(けなされ)、4風邪をひくという言い回しがありますが、これも迷信です。  
あくびはうつる  
あくび自体に感染力があるわけではありません。よく言われるのが、あくびは二酸化炭素の量が増えると出るので、空気が悪い所にいると、同じ悪い空気を吸っている人もあくびをするというもの。一理ありますが、決定的なものではありません。誰かがあくびをすると、それを見た人もあくびをしてしまうという心理的作用が影響しているのではないかという見方の方が強いようです。 
 
しゃっくりが100回続くと死ぬ  
しゃっくりは、胸腔の間にある横隔膜のけいれんから起こります。しゃっくりが100回続くと死ぬというのは迷信ですが、(“3日続くと死ぬ”というところもあり)肝臓やすい臓の病気、呼吸器疾患でしゃっくりが起きることがあるので、頑固に長引く場合は検査も必要です。ところで、しゃっくりを止める方法として、昔からよく言われているのが、「水を飲む」「驚かしてもらう」「息を止める」などですが、あまり有効な手立てはないようですね。ある麻酔科の医師の話によると、ガーゼなどで舌をつかみ、30秒ほど強く引っ張ると、のどの奥への刺激によって、しゃっくりを止めることができるそうです。  
耳たぶが大きいと金持ちになる  
昔から耳たぶが大きいのは福耳と言われます。しかし、日本には金持ちと言われる人がたくさんいますが、耳たぶの薄い人もたくさんいます。たぶん、仏像や七福神のような、ふくよかな耳が幸運をもたらしてくれそうで、このような迷信が生まれたのではないでしょうか。そういえば、仏像にしても恵比寿、大黒、弁天などの七福神にしても皆、ふくよかな耳たぶをしていますよね。  
へそのゴマを取るとお腹が痛くなる  
体の中心にある大切なところで、指で刺激するとお腹に響く感じがするので、そのように言われているのかもしれません。へそのゴマの正体はアカ(^_^;)。ですから、きれいに洗ったほうがいいのですが、お腹に響くような感覚が嫌で、へそを洗わない人が多いようです。ただ、へその真下には筋肉がなく、すぐ腹膜があります。へそのゴマ取りを熱心にしてしまうと、腹膜に刺激を与えすぎてお腹が痛くくなってしまうことがあります。  
酢を飲むと体がやわらかくなる  
サーカスをやる人は酢を飲んでいると言われていたことがありましたが、これは迷信です。酢につけて魚の骨をやわらかくしたり、卵につけると卵の殻を溶かしたりしますが、人間の骨に直接届くわけではないので、身体がやわらかくなることはありません。魚の骨がやわらかくなったのを見て、人間の身体も同じだと考えたようです。  
風邪は人にうつすと治る  
これは、日本において古くから言われていることですが、実際は、風邪を引いて、その人の風邪が潜伏期間を経て、他の人にうつって発病する頃に丁度治ることから、このような言い伝えができたそうです。うつすと治るのではなくて、人にうつる頃には、丁度治っている頃だということ。 
 
妊娠中にお葬式に出てはいけない  
[1] 死のイメージがある場所なので、連れていきたくないという理由があるのでしょうが、昔のお葬式は炊事をしたり、他の世話をこなしたりと女性には大変な労働だったので、体をいたわるためにもそう言う伝えが生まれたそうです。妊娠中の女性がお葬式に出る場合は、「鏡をおなかの中に入れておく(不幸を反射して跳ね返すので)」という言い伝えもよく聞きますが迷信です。他にも妊娠にまつわる伝えはたくさんあります。  
○顔つきがキツくなったら男の子が生まれる。やさしくなったら女の子  
○お腹が前に突き出ていたら男の子  
○つわりがひどいと女の子(逆に男の子といわれるところもあり)  
○妊婦がリンゴを食べると可愛らしい子が生まれる(リンゴは栄養価が高いから)  
○腹帯に書いてある性別の逆になる  
○妊娠中、塩っ辛いものばかり食べたくなったら男の子  
○妊婦はハチミツを食べてはいけない(腸の運動を促進させるので下痢をおこしやすく流産になったら困るので)  
[2] 御葬式という死のイメージが強い場所に連れて行きたくないという気持ちもあるのかもしれませんが、その他にも理由があるかもしれません。昔はお葬式では、女性は何時間も炊事したり、他の世話をこなしたりと労働しなければいけませんでしたよね。大家族の中では出産する年齢の女性は最下層の労働者でしたでしょうから、そのような重労働を軽くする為にいい伝えができたとも言われています。また、家の中でもお寺でも何時間でも正座でしたし冬でも暖房もないこともあったでしょうから、あまり妊婦向けの場所とは思われないでしょう。喪服も着物ではきついかもしれません。しかし、大変親しい親族だったり社葬など、お葬式に妊婦が全く出席できないと不都合がでるケースもありますよね。その場合は「鏡をおなかの中に入れておくと(反射して)跳ね返す」という言い伝えがあります。参列する必要があればそれなりの逃げ道も用意されているのです。「霊が魂を吸い取る」「鏡でそれを跳ね返す」などおどろおどろしい言い回しとは違い、生活に密着したその合理性に、ことわざも人が意図的に作っているんだなと思わせられます。  
火事を見るとアザのある子が生まれる(危険な場所に行かないほうがいいという戒め)  
妊娠中に転んだらアザのある子が生まれる  
もし、あなたが「妊娠中にこれをして欲しくない(またはしてして欲しい)」という行為を迷信を作ってコントロールしたいときにはどんな病気にしますか?あまり重い病気だと不安がらせすぎてデメリットだし、ウソだとすぐばれてしまいます。よく知られていない病名でも×です。多くの人が持ち、機能上あまり不都合のないアザなら「ちょうどいい」のではないでしょうか。他にもアザができるとされる迷信が多いのもそれなりの理由があるように思います。人々が混乱する不幸で危険な火事現場付近で、妊婦さんが野次馬をしているのを愉快に思わないでしょうし、火消しや救済の手伝いを頼む訳にもいきませんしね。「妊娠中にいい行いを心がけて欲しい」という気持ちは参考にして、アザに偏見を持たない気持ちも大事にしていきたいです。   
アワビを食べると目の綺麗な子供になる / ウサギの肉を食べると、ある病気になる(おそらくウサギの顔から連想) / たこを食べると体がぐにゃぐにゃになる(体が黒くなる)  
食べ物に関する言い伝えには見かけに直接関するように思えます。 そして、多少日頃食べなかったり、独特の形をしている食べ物が挙げられていることが多いです。現代の栄養学でその食べ物らから言い伝えの信憑性を測るにしても、バランスよく食べることに越したことはないのではないでしょうか。食事の場で妊婦の前で話題される場面が目に見えるようです。あまり過剰に怯えさせないで欲しいと願います。  
産む前に産着を縫うな / 産後は目を使いすぎると悪くなる  
「産む前に産着を縫うな」と産後しばらくは布や綿でくるみ、お七夜などしばらく日にちが経ってから(この辺は地域によってさまざま)始めて産着を着せてそれを祝うものがあります。この伝承は妊娠から出産前後に赤ちゃんが亡くなったとき、親のダメージを少しでも減らせるよう工夫があるように、個人的には思えます。昔の死亡率の高さがうかがえます。ところで、産む前に産着を縫わないと今と違って既製品もあまりない時代では産後に産着を縫うことになりますよね。「産後3週間は床上げをしない」という言い伝えによって産後は労働から保護されていますが、産んだばかりの母親が今しかないと産着を縫う光景が浮かびませんか。産後は(人にもよりますが)体力が弱っていますので、栄養状態も現在と全く違う昔はあまり目を酷使してほしくなかったのかもしれません。私たちのおばあちゃん以前の世代が産後に新聞や本で目を「使いすぎる」とも考えにくいので(テレビもないし)目を使いすぎるのは裁縫のことではないかと考えます。言い伝えも「脅し」の部分ではなく、根本の方針さえ意識すれば、昔の知恵をはじめて生活に生かせるのではないでしょうか。出産事情も衣服の用意の仕方も、生活そのものがガラリと変わった今、この2つの言い伝えは終わろうとしているように見えます。(でも産後に目の使いすぎは気をつけてくださいね。大事な体の一部ですもの)  
妊婦は2人分食べろ  
病院での食事制限(産院によって差がありますが、日本は厳しい傾向にあるらしいです)に格闘するマタニティライフを送っているときに、あれも食べろこれも食べろといわれると困ります。戦後や戦前の食料事情と現代とは全く違いますものね。また、「産後は水に触るな」という言い伝えで里帰りしない人が困惑したり、という話も聞きますけど、以前は井戸水を運んだり、冷たい土間で朝早くから竈に火を入れてから始める食事の用意など家事労働が別物です。私たちの親の代もそのまた親の代もさらにその上も生活様式そのものが変化し続けているのですから、親の体験がそのまま次に繋がらることは難しいかもしれません。言い伝えのような知恵も一世代で変わってしまうのなら、役に立ちにくいかもしれませんね。  
トイレを磨くと綺麗な子が生まれる  
「トイレなど勤勉に掃除して妊娠中も(適度に)働いて欲しい」という部分と「綺麗な子が生まれる」というご褒美の部分がありますよね。
 
食べてすぐ寝ると牛になる  
食べてすぐにゴロンと横になる牛の姿が怠け者のようで、その行儀の戒めとして言われるようになりました。食後、横になるのは、食事で重くなった胃袋の負担を防ぐためにも体には良いことだそうです。また休むことによって、血液の働きが胃に集中し、消化を早めてくれます。お行儀は悪いのですが、胃腸の弱い人ならむしろ横になったほうが体には優しいのです。  
丙午(ひのえうま)の女は男を食い殺す  
「丙午の女は気が強い」「男を殺す」「夫を早死にさせる」などと言われて、これはもちろん迷信なのですが、いまだに信じている人も多く、過去にもその年の出生率はぐんと下がったそうです。江戸時代、男に会いたい一心で火つけをし、火刑に処された八百屋お七が丙午の女だったという説もありますが、この俗信は十干十二支と五行説を合わせたものから生まれたもので、丙午は、激しく勢いがあるという意味を持つので、それがいつしか凶と恐れられたと言われています。しかしこれは全くの迷信です。  
女の厄年、男の厄年は本当にある?  
地方によって若干違いはありますが、普通厄年と言われているのが、男性は25歳と42歳、女性は19歳と33歳です。特に女性の33歳(さんざん)、男の42歳(死に)は大厄といわれ、病気や事故、仕事の失敗などがおきやすいので気をつけたほうがいいと言われています。もともとは陰陽五行説という学問が結びついて、俗信化したものです。厄年というのは、人生の節目にあたる年。その年は肉体的にも精神的にも変り目の年だから気をつけなければいけませんよという警告でもあるので、全くの迷信とも言い切れないようですね。何かよくないことがあるというわけではありませんが、厄年を通じて、今まで以上に生活に気を配るようにしてみてはいかがでしょうか。  
北を枕にすると縁起が悪い  
人が死ぬと遺体を北を枕にして安置されるので、死んだ人の真似をしてはいけないということから言われているのでしょう。この北枕というのは、お釈迦様が入滅する(亡くなる)時に頭を北にしていたことから、死者の安置もこれにならうようにしたと言われています。しかし、以前は縁起が悪いと嫌われていた北枕ですが、最近は、磁力の関係で熟睡しやすい良い向きとも言われています。方向を気にしていては、よく眠れませんので気にしないことです。死者にかかわる言い伝えは他にもいろいろあります。  
○ご飯に箸を立てると不幸がある(死者に供える枕飯を連想されるので縁起が悪い。また、子供の行儀を正すためにこのような言い方をしたとか)  
○箸から箸への受け渡しはしない(これも行儀作法を正すことからきていますが、火葬場で死者の骨を拾うときが箸と箸で受け渡しすることから)  
○着物は左前に着ない(洋服では女性物が左前というのが普通ですが 和服では一般的に死に装束にあたるため、タブーです。また、右利きの多い日本人では、懐へ物を出し入れするには、右前の方が便利だからとも言われています) 
 
猫が顔を洗うと雨が降る  
「猫が顔を洗えば雨が降る」というのは、一般的に広く伝えられていることですが、地方によっては、逆に「猫が顔を洗うと晴れる」というところもあります。他には「猫が尻をなめると雨になる」「猫が飛びまわるとよく晴れる」「猫が道の真ん中に糞をすると雨が降る」など猫と天気にまつわる言い伝えは数え切れないほどあります。「猫が顔を洗えば雨が降る」は、猫は湿気を敏感に感じ取ることができるので、湿り気を嫌がり顔を洗うと言われていますが、根拠はありません。  
カエルが鳴くと雨が降る  
「カエルが鳴くと雨」は、よく知られている言い伝えです。専門家の調査によると確立は半分以上にもなるとか…。カエルは空気中の湿度の増加を感じ取ることができるという説があります。またアマガエルは、気圧が下がった時にも鳴くとも言われていますが、これらは仮説で決定的な決め手はありません。動物の予知能力というのは侮れませんが、最近は環境の変化でカエルの姿すら見ることができなくなってしまいました。  
ミミズにオシッコをかけると、おチ○○○が腫れる  
ミミズは土を肥沃するのに大変役に立つ生き物です。このミミズにオシッコをかけるなんてとんでもないということから生まれた言い伝えだそうです。また、「汚い手でお○○○○を触ってはいけない」「やたらと立ち小便をするな」という子供たちへの教訓をこめて、このような言い方をしたのだとも言われています。  
朝のクモは縁起が良いが、夜のクモは縁起が悪い  
昔から日本ではクモを見ることに縁起を担ぎました。中でも「朝グモは親の仇と思っても殺すな」「朝グモを殺すと罰があたる」と言われていて、逆に、夜のクモは「親に似ていても殺せ」とか「夜グモが入ると泥棒が入る」など言われています。(地方によっては夜グモは縁起が良いというところもあります) 朝のクモが縁起が良いというのは、中国でも似たようなことが言われていますが、夜のクモに関しては、あの奇妙な姿と糸をたらしてぶらさがっている姿が泥棒を連想させて嫌われたのではないでしょうか。  
ナマズが騒ぐと地震がおこる  
動物が天変地異を予測する俗信の中でもナマズ説は特に有名です。大昔は地底に巨大なナマズが住んでいて、地震はそのナマズが暴れておこるものだと言われていましたが、科学の発達した現代で、そのような迷信を信じている人はいません。でも、ナマズは本当に地震を予知することができるのでしょうか?これは、科学的根拠はなく、迷信と言う意見がほとんどですが、ナマズは地震の前に増大する地電流に敏感に反応するという説もあり、今も研究がすすめれれています。 
 
秋ナスは嫁に食わすな  
これには二つの解釈があり、季節的に一番美味しい秋ナスを嫁には食べさせたくないという姑の「嫁いびり」から生まれた諺という説が一つです。もう一つは、秋ナスは、美味しいのですが、アクが強く、これを食べると体が冷えるため、子供ができなくなったり、流産したりするのを心配した「思いやり」から生まれたという説です。全く逆の意味ですが、秋ナスが美味しいという点では共通してますね。  
宵越しのお茶は飲むな  
お茶はビタミンCたっぷり!他にもビタミンAやカルシウム、フラボノイドや虫歯予防のフッ素も含まれている、とても体に良い飲みものです。ところが、入れてから長時間経つと、うま味成分であるアミノ酸が姿を消し、色も酸化して赤っぽくなり味も落ちてしまいます。同時にお茶に含まれる胃液の分泌を抑える作用も強くなりなりすぎて体に良くありません。  
土用の丑の日に鰻を食べると夏バテしない  
土用の日というのは年に4回ありますが、ここでいう土用は立秋の前の土用です。この慣わしの由来にはいろいろな説がありますが、有名なのは「平賀源内説」です。江戸時代の科学者、平賀源内が、鰻屋の主人に、夏の鰻の売れゆきが悪いのでどうにかならないかと相談され、鰻を食べると長生きするという意味で「今日は土用の丑の日」と書いた看板を出したところ評判となったというものです。科学的には、この時期の鰻が特に栄養価が高いということはありません。しかし、暑くて食欲の落ちる時期にあっさりしたものばかり食べていては元気が出ません。栄養があって、食欲が出そうな美味しいものといえば、鰻もその一つなので、全くのウソとは言えません。  
冬至の日にカボチャを食べると痛風にならない  
カボチャは、栄養価の高い野菜で、ビタミンA、B1、B2、Cのほか、カロチンや食物繊維も多く含みます。痛風は脳出血などによる体の麻痺症状のことですが、この予防に効果的な成分はカボチャには含まれていないというのが事実です。ただし、ウィルスを抑えるビタミンをたっぷり含むので、風邪の予防には効果があります。冬至の日にカボチャは、野菜不足になりがちな冬を乗り切るための先人の知恵とも言えます。  
どんぐりを食べると吃音(どもり)になる  
どんぐりにも種類がいろいろありますが、食料のない戦時中はよく食べていたもので、海外にはどんぐりの粉を利用した料理もあるので、この伝えの科学的根拠はありません。ただし、どんぐりはタンニンという苦味成分を多く含むので、この渋味のため声がふるえる=吃音になると言われたのではないでしょうか。また形が栗に似ているので、子供が間違って口に入れないようにと生まれた言い伝えだとも言われています。 
 
ミョウガを食べると物忘れする  
昔からミョウガを食べると「物忘れする」「バカになる」と言われていますが迷信です。これには説があって、昔、お釈迦様の弟子にミョウガという大変物忘れの多い弟子がいて、死後その人の墓に生えた草をその名にちなんで「ミョウガ」と名付けたとか。なので、それを食べたら、あのミョウガのように物忘れをするようになると言いあったのが始まりだそうです。  
入梅前の梅は食べるな  
梅雨の前の梅はまだ青くて未熟なものが多く、未熟な果実には、果肉や種子に、毒のある青酸化合物が含まれていて、これを食べると中毒症状を起こします。ですから、梅雨前の梅は食べてはいけないというのは本当です。  
流れ星が消える前までに、願い事を3回言うと願いがかなう  
流れ星…偶然に見えても「あ!」と思った次の瞬間には消えていますよね。それなのに、願い事を3回繰り返す時間などあるはずがないです。だからこれは不可能なこと?いえいえ、この不意な流れ星を見つけて、とっさに3回も願いを言えるほど、強く願っていることなら、必ずかなうものなのです。  
花嫁さんのブーケトス  
「受け取った人は次に結婚できる?」のジンクスも国によっては…?アメリカの映画の結婚式シーンでよく見るブーケトス。ご存知のとおり、花嫁さんが投げたブーケを受け取った人が、次に結婚できるというジンクスがあります。この由来は、昔、花嫁さんのドレスは縁起が良いとされていたので、人々がドレスを引きちぎろうとするのを避けるため、ブーケを投げて、人々が気をとられているうちに逃げたところからきたそうです。  
眠れない夜は羊を数える  
よく、眠れないときは「羊が一匹、羊が二匹…」と羊の数を数えるといいと言われています。なぜ羊の数を数えるのでしょうか?これには諸説あって、数を数えるというのは、とても単純な作業で集中力が不用。それを繰り返すと人は段々と飽きてしまうようです。そしてすぐに眠くなるから…。なぜ、羊なのかというと、英語で「羊」の“seep”と「眠る」の“sleep”の音が似ているためです。「眠い…」「眠い…」と言っているのと同じで、自分に催眠をかけていることになるそうです。でも、数は数えなくても、羊のいるのどかな光景を思い浮かべているうちに安らかな気持ちになり眠くなるのかもしれませんね。 
 
「蛇の夢」  
一般的に蛇は「大好き」という人より、「嫌い」という人の方が多いと思います。しかし、伝説や言い伝えの中の蛇は、山の神、水の神、家の守り神、神の使い、などとして人々に崇められてきました。また蛇は、お金の神、ともされていて、多くの言い伝えや俗信、迷信の中に蛇とお金を関係付けるものが登場しています。  
「蛇の夢」もその内のひとつで、夢の中に蛇が登場したら、「お金が儲かる」「お金を拾う」「金運が上がる」と言われています。  
似たような言い伝えに「蛇を飼うとお金持ちになる」「家の縁の下に蛇がいると、家からお金が出ない」「蛇革の財布を使うと金運が上がる」「蛇の交尾を見ると出世する」などというものもあります。  
このように言われる理由としては、蛇の長い体と、脱皮を繰り返して成長していく生態が、永続や繁栄、ひいてはお金をイメージさせるからだ、と言われています。  
ちなみに、精神分析の始祖フロイトは、夢分析においてのヘビを男根の象徴であるとしました。一方ユングは、男性の夢に登場するヘビは女性であるとしています。  
「火事の夢」  
現実の火事は、大切な家や資産を焼き尽くしてしまう、とても恐ろしいものです。しかし、夢判断では火はエネルギーや情熱を表すといわれており、「火事の夢をみるとお金が手に入る」「長生きできる」「幸運が訪れる」という言い伝えも聞きます。その際、火の勢いは強ければ強いほど、良い兆候とされます。  
これは、古来火は神聖なものとされ、良くないものを焼き払う、というようなことから、火事の夢を「良い夢」と位置づけたものと思われます。  
他にも「一富士、二鷹、三茄子」という縁起の良い夢(初夢とすることも多い)をいった諺には、俗信として続きがあり、「四葬式、五火事」とも言われているそうです。  
しかし、煙ばかりの火事の夢は、不安や心配事があるときの心の表れと捉える見方もあるようです。  
また、「火事の夢を見ると寝小便をする」「大雨になる」というように、水と関連付ける言い伝えもあります。こちらは、火を消す、というイメージから言い伝えられているものと考えられます。 
  
猫と迷信・言い伝え 

 

猫が耳の後ろを洗ったら、雨になる (イングランド)  
猫が陽の射す場所を離れて、納屋に寝に行ったら、雨になる (イングランド)  
猫のヒゲがだらりと垂れていたら、雨になる (イングランド)  
猫が四本の足を体の下にしまい込んで眠っていたら、寒く(雨に)なる (イングランド)  
猫の瞳が広がっていたら、雨になる (ウェールズ)  
猫を洗うと雨になる (インドネシア、マレーシア)  
猫が窓の外を眺めていたら、雨になる  
猫が駆け回り、クッションやカーテン、カーペットに爪をたてたら、風が強くなる  
猫が暖炉の火に背を向けて座っていたら、霜が降りるか、嵐が来る  
道で白猫を見かけると縁起がいい (アメリカ) 
自宅の玄関先に見知らぬ黒猫がいたら、繁栄がもたらされる (スコットランド)  
黒猫が住みついたら、幸運がやってくる (アメリカ、イングランド)  
白猫の夢は縁起がいい (アメリカ)  
黒と白とグレーの交じった猫は縁起がいい (アメリカ)  
猫のくしゃみを聞いた人には幸運が訪れる (イタリア)  
片目の猫を見かけたら、親指に唾をつけて手のひらに押し付け願いごとをすると、その願いは叶う(アメリカ)  
黒猫が道を渡ったり、自宅に入ってきたら、大変縁起が良い (イングランド)  
黒猫の胸には白い毛が一本あるものだが、その毛を猫に引っ掻かれずに抜くことができたら、その白い毛は富と愛をもたらす   
黒猫は「魔法の猫」で、餌を与え、敬意をもって接する飼い主に幸運をもたらす (南フランス)  
結婚祝いに黒猫を送ると、新婦に幸せが訪れる (イングランド) 
結婚式の朝、飼い猫がくしゃみをしたら、その結婚は幸多いものとなる   
夜、白猫を見かけると縁起が悪い (アメリカ)  
猫を抱いて川を渡るのは縁起が悪い (フランス)  
玄関先に猫がいると不幸を招く (ノルウェー)  
学校へ行く途中で白猫を見かけると、その日必ず問題が起きる (イングランド)  
時計のネジを捲く前に猫を外に出すのは縁起が悪い (ウェールズ)  
猫を殺したら17年間不幸が続く (アイルランド)  
猫をまたぐのは縁起が悪い (アメリカ)  
猫を逆さまに撫でると、運が不運に転じる (アメリカ)  
月明かりの下、黒猫が行く手を横切ったら、伝染病で死ぬ (アイルランド) 
トーティシェル(べっ甲柄)の猫が木に上ったら、伝染病で死ぬ (フランス)  
トーティシェル(べっ甲柄)の猫に出会うのは、事故死の暗示 (ノルマンディ)  
黒猫が病に臥せる人のベッドに横になったら、その病人は確実に死ぬ。 (イタリー)  
クリスマスに黒猫の夢を見たら、翌年は重い病気にかかる (ドイツ)  
飼い猫が家を去ると、病気がその家を支配する (イングランド)  
猫に酷く引っ掻かれる夢は、病気と問題の暗示 (イタリー)  
葬儀の行列が黒猫に出会うと、その家族の他の人が間もなく死ぬ  
猫を蹴ると足にリューマチを患う  
猫の尻尾で瞼をこすれば、ものもらいが治る  
黒猫を煮込んだスープを飲むと結核が治る (アーリー・アメリカン) 
猫を嫌う人は、雨の中を墓場に運ばれることになる (アイルランド、オランダ)  
猫が墓に現れたら、埋葬されている人の魂は悪魔に支配されている (イングランド)  
死んだ人のそば、または埋葬されて間もない墓で、2匹の猫が喧嘩をしていたら、その一匹は悪魔、もう一匹は天使で、死人の魂を奪い合っている (イングランド)  
猫を溺死させると、悪魔に捕われる  
猫を溺死させると、自らも溺死させられる  
死人が安置されている部屋に猫が入って来たら、その猫に最初に触った人は盲目になる (スコットランドからの移民)この迷信から、死体が安置された部屋に入った猫は、直ちに殺されてしまったとか…  
白猫の夢は吉  
黒猫の夢は吉  
トーティシェルの猫の夢を見たら、恋愛運が吉  
ジンジャーの猫の夢を見たら、金銭運、仕事運が吉 
黒白の猫の夢を見たら、子供について吉。出産も暗示  
トラ猫の夢を見たら、家庭運が吉  
毛色の交じった猫の夢を見たら、友だちができる  
白猫の夢を見たら、創作に吉。予知や魔法など、精神的な面にも吉  
二匹の猫が喧嘩をしている夢は、病気や口論の暗示  
黒猫の夢は、自分の霊的能力や直感を信じることに恐れていることを暗示  
グレーの猫の夢は、夢に導かれることを暗示  
尻尾のない猫の夢は、独立を失うことを暗示  
攻撃的な猫の夢は、自分の女性的な面に問題があることを暗示  
猫にひどく引っ掻かれる夢は、病気や問題を暗示 
野良猫の声や音を夢の中で聞いたら、軽率に人と親しくしないこと  
猫の叫び声や鳴き声を夢の中で聞いたら、不実の友人が仇をなそうとしている  
猫と蛇が親しそうに出会う夢は、険悪な争いが始まることを暗示  
結婚式の為に教会へ向かう花嫁の行く手を黒猫が横切ったら、幸せな結婚が約束される (イングランド)  
猫には、女性が結婚すべきか否かを判断する能力がある。結婚を迷っているなら、猫の尻尾から3本毛を抜いて紙に包み、戸口の下に置くとよい。翌朝、3本の毛がYの形に並んでいたら、答えはYES、Nの形だったらNOだ。(アメリカ)  
飼い猫が黒猫だと、恋する娘に幸運はこない (イングランド)  
未婚の若い女性が猫の尻尾を踏んでしまったら、夫となる人を見つけるまでに12ヶ月かかる(南フランス)  
家で黒猫を大切に扱い幸せにしてやると、航海中は天気に恵まれる  
家に黒猫を飼っていると、漁師である夫は無事に帰ってくる(イギリス)  
漁師の前を猫が桟橋に向かって走っていったら幸運がやってくる。漁師の行く手を横切ったら不幸におそわれる 
猫は幸運をもたらすとして船に乗せられた。その猫が近付いてきたら幸運が、途中で止まってしまったら不幸が、その船乗りにふりかかる。  
芝居の初日、観客の中に黒猫がいたら、芝居は成功する  
猫は劇場の幸運のマスコット。猫を蹴った役者には災難が降り掛かる。  
家を建てるとき、猫を生きたまま基礎に埋め込むと、その家の住人に幸福が訪れる  
猫は豊穣のシンボル。穀物畑に猫を埋めると、豊作になる(ボヘミア)  
新しい家に引越した時は、飼い猫をドアから入れず、窓から入れると、猫はその家に居着く(アメリカ)  
客人は、まず、その家の飼い猫にキスをすると、幸運をもたらすことができる(イングランド 16c.)  
家族が居間で話し合いをしているときには、猫を部屋に入れるな。猫がいると、その猫は家庭のゴシップを町中にばらまく(オランダ)  
5月生まれの猫は、行儀がわるく煩い  
三毛猫は火や熱から守ってくれる 
  
迷信1

 

人々に信じられていることのうちで、合理的な根拠を欠いているもの。一般的には社会生活をいとなむのに実害があり、道徳に反するような知識や俗信などをこう呼ぶ。様々な俗信のうち、社会生活に実害を及ぼすもの。人々に信じられていることのうちで、合理的な根拠を欠いているものは多くあるが、一般的には、そのなかでも社会生活をいとなむのに実害があり道徳に反するような知識・俗信を「迷信」と呼んでいる。  
何が迷信かという判定の基準は常に相対的で、通常、話者の理性による判断から見て不合理と思われるものをこう呼んでいる。  
古来人々は様々なことを信じてきており、その中には今日に至るまで受け継がれているものも多い。ある人から見て、合理性を欠いていて社会生活に害があったり道徳に反している、と思えるものを「迷信」と呼んでいるわけである。  
たとえば、「狐持ち」という俗信がそれである。昔の人だけでなく、現代人も迷信を信じている。  
現代の民俗学者は「迷信」という用語をあまり使わない。今日的な“善悪”の価値判断は、古来の民間知識同士の相互関係や、民間知識の社会や集団での役割などを分析するに際しては、不適切だからである。“迷信”という語は、あくまで現代人の知識を基準とした分類(レッテル)である。 
迷信の今昔  
日本の迷信として挙げられるもののひとつに《狐持ち》の迷信がある。この考え方は、近世の中期のころ、出雲地方で現れ、やがて伯耆・隠岐島前地区に伝わっていった。《狐持ち》の迷信とは、「狐持ちの家系の人はキツネの霊を駆使して人を呪う」と信じている迷信のことである。「狐霊というのは人に憑いて憎む相手を病気にしたり、呪いをかけたりすることができる」と信じられてきた。《狐持ち》とされてしまった家系の人は、この迷信のため差別され、自由な結婚も認められないなどの苦痛を味わった。この迷信は根強く、現在でも忌み嫌われている地方があるほどである。  
昔の人だけが迷信を信じていたわけではなく、現代でも人間というのは皆それぞれ、迷信や思い込みやジンクスを心に抱いている。他人の目から見ればどれほど馬鹿げて見えていようが、人間というのは自分だけの奇妙な信念に固執しないではいられない存在である。  
現代人が現代医学について常識だと思っていることや現代医学を信じていることにも、迷信が多く含まれており、現代医療も十分に調査せず根拠無く信頼することは危険であるので、安易に医者を信じるのは止めて、自分の身体は自分で守る必要があると、五十嵐敏明は指摘した。  
例えば「医師がくれた薬は風邪を治してくれる」などと思うのも迷信の一つである、と米山公啓は指摘した。医者にかかってもかからなくても、風邪は100%自然治癒するものであり、医者は抗生物質を処方することがしばしばあるが、実際には抗生物質は風邪には効かず、"抗生物質が、風邪をひいている期間を短くする"などという科学的論文は存在しないのに、患者は “医者に行けば特別な治療をしてくれて、早く治すことができる” と信じたがっていて、医者のほうも “あの風邪の患者は私の処方した薬によって早く治っているはずだ"” などと迷信を信じたがっているにすぎず、人々が「医者が私の風邪を治してくれた」と思っているのはただの迷信や幻想である、と米山公啓は述べた。  
迷信のうち科学的に根拠のあるような体裁を装っているものは「疑似科学」と呼ばれる。 
迷信が単なる迷信とは言い切れない場合  
現代人に迷信だと思われているものの中には、科学的に検証してみると実は正しいものもある。例えば「ネコが顔を洗うと雨」とか、「ヘソのゴマを取ってはいけない」などといった表現の裏には、それなりに確かな科学的根拠があり、先祖たちが言っていたことの中には、素直に信じると病気や災害を避けられるものも含まれている。  
例えば「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」という表現がある。「夜爪(よづめ)」と言い、「世詰め(よづめ)」と語呂が同じで、短命という意味と重なり忌み嫌われた、と辞書などには書かれている。また夜爪は「夜詰め(よづめ)」につながるともされた(通夜のことを夜詰めとも言う)。 「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」という表現は、日本人のほとんどは、祖父母や両親が言うのを聞いたことがあるはずのものであるが、この表現にはそれなりの知恵が込められているのである。迷信とされているものの中には、確かに単なる迷信にすぎないものもあるが、現代人が見落としているような意外な根拠がある場合もあるのである。夜に爪を切ってはいけない、というのは作法としてそうなのだとも指摘されており。儒教の教えだという。  
昔は照明器具が不十分で、手元が見えなく危険だった。また切った爪の行方も見えず、後でそれを踏むと痛いということもあった。いずれにしても、夜に爪を切ると何もいいことが無いから、夜に爪を切ってはいけないとされたという。 
時代による前提条件や価値観の変化  
ただし、上の「夜に爪を切るな」のように、経験則を総合して「おばあちゃんの知恵袋」やタブーが作られたということはそれはそれで良いとしても、それを聞く人はタブーをそのまま信じてしまう前に、そのタブーができた前提条件を正しく理解する必要がある、と西村克己は指摘した。現在では明るい照明があるし、ケガをしない安全爪きりがある。だから夜に爪を切っても安全性に変わりは無い。江戸時代と現代では前提条件が異なっているので、当時は効用があった表現が今ではそうではない。  
また、日本では昔からトンネル工事には女性を参加させない方針(女人禁制)が貫かれており、それは「山の神を怒らせてしまう」という表現とともに継承されていた。労働基準法第64条の2項は原則として女性の坑内労働を禁止している。現代になって、男女共同社会参画の意識の浸透に伴い、そのような表現も含めて「女性差別だ」という声が上がり、「山の神を怒らせる」は迷信だと非難され、2005年にトンネル工事の女人禁制は規制の見直しが検討された。 
 
迷信2
迷信の発端は原始宗教意識から出ている。迷信の定義を定める場合に、迷信という社会現象や心意現象が発生した原因を一言に要約して定義に織り込む事は至難であり、また文句を徒らに冗長にするばかりであるから、私は迷信成立の原因や迷信の存在を許している社会的事情等を定義に読み込む事を断念し、迷信の内容上の因果関係だけに焦点を絞ってみたい 。  
迷信と精神  
万物の霊長たる人類は、原生単細胞生物の昔から今日に至るまでに幾億年の長い長い進化の歴史を歩んできた。それだけではなしに現代の個人個人の受胎当時は卵という一つの単細胞生物であるが、出生までの胎生に40週間に、祖先生物が歩んだ幾億年の進化分化の歴史を必ず一通り繰り返すのである。その280日間に神経や脳が徐々に分化し、生後2日から3日で意識らしいものができ、その後もなお分化発育を続け青年期になって初めて一人前の高級な精神作用が発揮されるのである。従って人間にはいつから精神があるなどという事は言えない。もちろん身体を離れて精神作用を考えることは出来ない。精神は高等で身体は下等であるという区別もつけられない。しかも今の個人の精神の原型は親の、祖父母の、さらに遡って原始人類の、もっと遡って動物的な進化過程を太古から繰り返し基礎付けられたものなのである。その間に古い祖先の経験の一部が潜在意識として織り込まれている。本能、自然崇拝、霊威観念、宗教信仰、迷信等に関しては、動物に近く、意識、感情等が初発した太古からの生物進化史に遡って研究しなければ解決しがたいものが多々ある。  
迷信は単なる潜在意識のみの所産とはいえないところがある。現代人の心の最深層には、十数万年の長い年月にわたって不意識無意識界を通して継承されている原始宗教意識が、強い感受性を持って迷信を受け入れようと待ち構えているのである。  
自然  
迷信は、昭和25年の調査により、戦後の近代国家を築くにあたり、邪魔な存在と位置付けられ、廃絶すべく、全国レベルで行われた。そして科学万能の高度経済指向が叫ばれ、教育システムも変えられ、徐々に迷信は人々の記憶の中から削除され、高度経済成長の中に人々は飲み込まれて、半世紀が過ぎました。その結果、人々は自然に対しての共存や恐れを忘れ、自然を利益の為に破壊の限りを尽くし、多くの生物を絶滅させてしまった。もう取り返しは効かなくなっている。そして、ついに自然は人間に対して牙を剥き始めている。  
宗教  
もうひとつ大事な事を我々は失いつつある。それは宗教心である。迷信の源流は原始的宗教から発している。自然を崇め、自然を恐れ、自然や自然現象を様々な神に具現化して来た。それが現実では迷信として片付けられてきたのです。つまり迷信と宗教とは表裏一体なのです。迷信を完全に廃絶する事は、宗教をも失わせる結果になるのです。そして、現実に迷信廃絶が叫ばれてから半世紀が経ち、我々は宗教心を無くし欠けています。半世紀前までは、どこの家庭にも有った神棚が、無くなって来ています。我々は困った時には、ご都合主義で神様仏様と手を合わせ、普段は見向きもしない。その結果、人々の心は荒み、自分の事しか頭に無い自分勝手な道徳心や公共心の無い人間が生み出されて来ている。現実の社会現象を鑑みれば、一目瞭然である。 

 


   
出典「マルチメディア統合辞典」マイクロソフト社 / 引用を最小限にするための割愛等による文責はすべて当HPにあります。  
出典不明 / 引用を含む文責はすべて当HPにあります。  
 
  
日本迷信巡り 

 

 
葬式 死のけがれ 
墓参の途中で転ぶと早死にする(東北/関東/中部/近畿/中国)  
箸と箸のはさみっこ、竹箸と木箸を使う事を忌む(関東/中部/四国/九州)  
葬式の帰りに他家へ寄ってはならぬ(北海道/富山/石川/大分)  
葬式に会うと縁起が良い(山形) 悪い(北海道)  
葬式に鼻緒が切れると不幸が起こる(大分)  
野辺送りの帰りは 同じ道を通るものではない(宮城/兵庫)  
墓地で写真をとると 一番近い人が死ぬ(香川)  
道で数珠を拾うと早死にする(秋田)  
仏具は普段の日に買うものではない盆彼岸、命日などに買うものだ(東京)  
彼岸の中日に写真をとるものではない(栃木)  
死人があったのにトリエ鳥居をくぐると災いあり(神奈川/京都)  
死者の寝た後に座ると臆病になる(福井)  
祖先のまつりをしないと身寄りにさわりがある(長崎) 
 
神  
カマドをなおすと兎唇の子が生まれる(愛媛)  
カマドに物をのせると罰があたる(香川)  
カマドに刃物をおいてはいけない(神奈川/兵庫)  
火をいたずらすると寝小便をする(千葉/東京)  
爪や髪を焼くものではない 狂人となる(東京/神奈川)  
柿の種をくべると 目がつぶれる(兵庫)  
水をまくと病気が絶えない(栃木)  
下駄を焚き付けにするものではない(広島)  
井戸に金物を入れるものではない(愛媛)  
井戸に金物を入れると目が悪くなる(山口)  
井戸に金物を入れると水神様が祟る(長崎)  
井戸に何かを落とすと気違いになる(徳島)  
井戸の上に物を置くものではない(京都)  
古井戸を埋めると家人にさわりがある(茨城)  
便所で倒れると死ぬ(北海道)  
便所で転ぶと三年たたぬうちに死ぬ(東京)  
便所で転ぶと身内に不幸がある(宮城)  
便所に落ちると出世しない(千葉)  
便所の中に痰をすると中気になる(山形)  
便所で新しい下駄をはくと割れる(愛媛)  
ほととぎすの初音を便所で聞くと不吉(宮崎)  
山神の祭日に山仕事をすると事故が起き易い(山梨)  
山神の祭日に山に登るものではない(山梨)  
山神の祭日に山に行くと悪いことがある(岡山)  
坑内で口笛を吹くと山の神が怒るので事故が起きる(岩手)  
十五夜の月見に他家へ泊まると十三夜も泊まらねばならない(東京)  
男女連れ立って成田山に参拝すると死別する(埼玉)  
人の通る鴨居の上に神棚を造ると栄えない(神奈川)  
六月に掃除すると福の神を掃き出す(大分/長崎)  
六月にごみを掃き捨てると貧乏する(広島)  
六月にごみを掃き捨てると出費が多い(宮城)  
元旦は掃除するものではない(東京/岐阜/山口/熊本)  
三が日は箒を使うものではない(埼玉)  
元旦に風呂を沸かすと火事になる(埼玉)  
元旦に髪洗いや針を持ってはいけない(埼玉)  
正月中に障子を貼ると不幸になる(宮城)  
盆、彼岸には殺生してはいけない(愛知)  
盆に水泳に行くと死ぬ(愛媛) 
 
朝・夜  
朝食に汁をかけて食うものではない(山梨/静岡/石川/島根/愛媛/高知他)  
朝は言い争いをしてはいけない(愛知)  
着物を裁つのは午前中にすべきで午後からはいけない(山口)  
夜爪を切るものではない、親の死に目に会えぬ、世を詰める、  
福の神が逃げる(奈良/京都他全国70例がある)  
夜は新しい下駄、草履をおろすものではない(長崎)  
夕方、午後からワラ草履はいけない(長崎)  
新しい物は夜おろさない(埼玉/愛知)  
新しい下駄は上から履きおろしてはいけない(茨城/東北以西22例)  
塩は夕方、夜は持ち運んではならぬ(茨城/山梨/鹿児島)  
洗濯物を夜干しすると死神がつく(北海道)  
おしめを夜干しすると赤ん坊が夜泣きする(兵庫)  
夜口笛を吹くと蛇が出る(京都)  
夜口笛を吹くと盗人が入る(福岡/兵庫)  
ホウズキをならすと蛇が出る(福岡) 
 
女  
妊婦が火事を見ると転ぶ、赤アザ、火焼け、コトヤケができる(全国12例)  
妊娠中兎肉を食べると兎唇の子が生まれる(山形/栃木/新潟/京都/愛媛/兵庫)  
妊娠中カマドを修繕すると兎唇の子が生まれる(島根/山口/愛媛/福岡)  
妊婦が葬式を見るとアザのある子を産む(岐阜/石川)  
妊婦は葬式に列するものではない(山形)  
妊婦はネズミのかじった穴をふさいではいけない(兵庫)  
妊婦は婚礼に出席してはならぬ(石川)  
妊婦は生き物をいじめると不具の子が生まれる(兵庫)  
産後の日(十二日)があけるまでは、サンビといって他家に出入りしてはいけない(高知)  
乳を壁にかけると乳が上がる(和歌山)  
空鍋を焚くと産が重い(静岡)  
米を洗う時、米を入れてから水を入れると難産するか馬鹿な子を生む(宮崎)  
女の体の悪い時、神仏に詣でると罰があたる(愛知)  
女が二人死んだ後に再婚するとその女は死ぬ(鹿児島)  
女が葱を踏むと子宮を病む(石川)  
女が炬の上に座ると炬のように目の多い子が生まれる(宮崎)  
女が砥石をまたぐと割れる(愛知)  
女が大工道具をまたぐとけがをする(富山)  
出掛ける間際に綻びを縫ったり、ボタンをつけるなど針を使うと外で怪我をしたり  
恥をかいたりする(全国11例)  
寒中に針を使うと火難にあう(神奈川)  
着物の背筋を縫う時糸を継がずに一糸で縫わぬと背をたつとて忌む(滋賀)  
着物の袷を縫い始めてからほどくものではない(長野)  
衿は二日で仕上げないと早死にする(福岡) 
 
命  
同年齢の縁組(山形/岡山/愛媛)  
男女とも厄年の縁組はどちらかが厄負けする(島根)  
厄年の祝いに同じ厄年の者を招待しない(愛媛)  
同年者の葬式の鐘の音を聞くとーーー(福井)  
一家で一年に二人産まれるとーーー(高知/徳島)  
一家内で二人がお産するとーーー(熊本)  
子と孫が同じ年内に生まれるとーーー(宮城)  
兄妹内で二人同年齢にお産をするとーーー(新潟)  
同年に同室者が二人お産をするとーーー(千葉)  
男女の双子ーーー(福島/神奈川/宮崎)  
双子には紐二本まで同じ物を与えぬとーーー(岐阜)  
乳をくれる時、自分と同じ性の子にはやらないーーー(埼玉)  
一家中の酉年生まれが二人そろうとーーー(岩手)  
双子のどちらかは早く死ぬーーー(熊本)  
一年に二人嫁がせるとーーー(三重)  
嫁入り同士が出会うとーーー(滋賀)  
一家族中の男二人、女二人の兄弟姉妹ーーー(佐賀)  
子供と同年代の家畜を飼うとーーー(福岡/山梨/茨城/埼玉/千葉/佐賀)  
卯年の人が兎を飼うと、人が兎に負ける(京都)  
同年齢の動物同士ーーー(鹿児島)  
病人同士がそろって病院に行くとーーー(徳島)  
火を二人で吹き合うとーーー(栃木/福岡/和歌山) 
 
動植物  
生き物を殺すとよいめにあえぬ(北海道)  
家の中に入ってきた小鳥はとるものではない(埼玉)  
猫を殺すと祟られる(宮城/栃木/愛知/東京)  
蛇や猫を殺す時は半殺しにせず完全に殺すものだ(山形)  
死人を猫がまたぐと死人が起き上がる(熊本/福岡)  
死人を猫がまたぐと死人が生き帰る(香川)  
死人を猫がまたぐと死人が踊り出す(神奈川)  
蛇を指さすと指がくさる(愛媛/熊本)  
狐を殺すとたたる(滋賀)  
いちぢくは植えるものではない(熊本)  
ビワは植えるものではない(福島/和歌山)  
椿の木を伐って地に立てると人を呪うことになる(島根)  
柚の木を植えるものではない。家人が死ぬ(神奈川)  
竹杖は親の死に目にあえぬ(兵庫)  
ホウズキやブドウを植えるものではない(宮城)  
柿の木から落ちると数年中に死ぬ(宮城)  
神山の木を新築家屋に使うと栄えない(宮崎) 
 
農漁業  
種を蒔く時、蒔き忘れたうねがあると不幸なことがある(福岡/滋賀/兵庫)  
麦蒔きのうねはずしはいけない(岩手/島根)  
田植えの時苗を束ねてあった輪の中に苗を植えると死ぬ(兵庫)  
稲苗が背を越すと死ぬ(山口)  
苗代にもち米の種を植えるものではない(千葉/島根)  
苗代にもち米の種を植えると四十九日餅になる(岡山)  
苗代ゃ畔に小豆を植えると四十九日の餅になる(宮城/福島)  
籾種蒔きにはチシゴを忌む(不明)  
ゴマとケシとニンニクを作ると悪い病気になる(山形/福島)  
茄子を二ヶ所に植えると人が死ぬ(静岡)  
土用にゴボウをまくと食べない人ができる(福島)  
同時に出漁の時に東西に別れて漁を出すのをいやがる(兵庫) 
 
食  
赤飯をお茶漬にすると婚礼に雨が降る(岩手/宮城/福島/静岡/福井他12例)  
赤飯にお茶をかけて食うと死んだ時に雨が降る(愛知/京都/徳島)  
女の子が小豆御飯に湯をかけて食うと嫁入りに雨が降る(富山)  
赤飯に汁をかけて食うと雪が降る(群馬)  
赤飯にお茶や味噌汁をかけて食うと嫁に行く時大雪が降る(東京/埼玉/千葉)  
小豆飯に汁をかけて食うと耳が遠くなる(福岡)  
生まれて三日目の子供のある家で餅を焼いて食うと子供がヤケドする(富山)  
新築の祝餅を焼いて食べると火事になる(東京/徳島)  
餅をついた日は焼いて食うものではない(愛媛)  
正月三が日は餅を食べない。食べるとオデキができる(埼玉)  
餅をつくのに下駄をはくものではない(茨城)  
餅をつくのに下駄をはくと、歯の生えた子が生まれる(静岡)  
山芋を食べた茶碗でお茶を飲むと中風になる(東京/千葉/神奈川/愛知)  
山芋を食べた茶碗でお湯を飲むと中気になる(北海道)  
おめでたにはお茶をきらう(神奈川)  
お茶で墨をすると別れを強いる(石川)  
飯粒をこぼすと盲人になる(静岡/京都)  
猫がタコを食うと腰抜けになる(岩手)  
食後すぐ横になると牛になる(長野)  
小正月に小豆粥を吹いて食うと田植に風が吹く(群馬)  
帽子をかぶって飯を食うと母が死んでも涙を流さない(滋賀)  
白粥に塩を入れて炊くと目を病む(愛知)  
毎年梅干を漬けない者が、梅干を漬けると大厄がある(東京)  
夕飯に梅干を食うと目がうすくなる(富山)  
小川の漁の時梅干をきらう(神奈川)  
船乗りは四足をくえない(茨城)  
胡瓜を食べると家に不幸がある(千葉)  
めしすくいの裏を使うと縁起が悪い(熊本)  
大切な仕事をする人が朝食を欠かすと仕事に過ちがある(高知)  
豹尾神の方角から家畜を買っては死ぬ(宮崎)  
腫物のある時、コンニャクやコンブを食べると跡が残る(富山)  
食べ物は二人ではさむと縁起が悪い(東京)  
中の日に味噌を作ると葬式の時に使う(鹿児島) 
 
方角  
家相に吉凶あり、家相が悪いと病人や不幸がありたたる(滋賀他全国8例)  
回り荒神の方角に建築したり、汚い物を置くと病人絶えず(滋賀)  
建築は「三年ふさがり」または三日荒神の位置によってきまる(熊本)  
三方塞がりの方向の家の造作や修繕には必ず不幸が起る(愛媛)  
事業する時や建築には方角を見てもらう(静岡)  
結婚には方角を考える(静岡/愛知)  
門松はアキの方に送る(山梨/京都)  
神仏の置き場所が悪いと人が死ぬ(茨城)  
一東、三南、五西、七北=一のつく日は東へ行くと悪い(兵庫)  
鬼門に家を建てるといけない、主人が死ぬ、いじるものではない(全国17例)  
穢れた事をすると便所、玄関、風呂を建ててはいけない(全国12例)  
鬼門の方と縁組すると死ぬ(京都)  
鬼門(表と裏とも)に当たる木を伐るとたたられる(山梨)  
鬼門の方に移転は禁物(愛知)  
北枕に寝るものではない(全国24例)  
洗濯物を北向きに干すものではない(栃木/兵庫/愛媛)  
鉄瓶(北海道)、やかん、かまど(鹿児島)、かまどの口(高知)を北向きにしない事  
婚礼の時に箪笥や鏡台を北向きに置くものではない(福島)  
神仏は北向き(岐阜)、西向きを避ける(徳島)  
葱を北向きに植えると死人が出る(島根)  
鍋の耳は南北に向けておく(北海道)  
かまどの口は西に向けるものではない(宮城/福井/静岡)  
かまどの口は東か南に向ける(群馬)  
西枕に寝ると縁起が悪い(富山)  
家の西に出口を作ると栄えない(三重)  
家で東の棟を繕うと病人が絶えない(愛知)  
家の東に高い建物を建てると悪い(兵庫)  
風呂の焚口を東向きに作ると凶事がある(鹿児島)  
邸の東南に無花果を植えると凶(三重)  
泉の水は東から流し込むがよい(香川)  
東向きか南向きの家が病気にかからぬ(香川)  
大将軍の方位には建築しない(千葉/兵庫/熊本)  
裏井戸の家には悪事がたえない(愛知3例)  
熊王子の方面に旅行すれば禍あり(岡山)  
道が家に突き当たるような家は悪い(兵庫)  
三角屋敷は栄えない(静岡)  
午寅、未申の方角に出口を作ると盗難あり(東京2例) 
 
禁忌その他  
一夜餅づきはいけないから二日前くらいにつく(栃木6例)  
正月の一夜かざりはいけない(栃木/千葉/東京/神奈川)  
靴下をはいて寝ると親の死目にあえない(福島/千葉/東京/神奈川)  
寝ている人の前に、横に寝てはいけない(栃木)  
従兄弟同士の縁組は良い子ができないと嫌う(千葉/愛知/山口)  
血族結婚はいけない、片輪が出る(香川/大分)  
兄姉弟妹夫婦になるとどちらか死ぬ(愛媛)  
従兄妹と結婚すると気狂いができる(東京)  
人の回りをぐるぐる廻らない(高知)  
布団を頭からかぶると長生きしない(栃木)  
ザルをかぶると貰い物ができる(栃木)  
ザルをかぶると目にものもらいができる(埼玉)  
カマスからカマスに直接物を移してはいけない、三つかみ入れてから口移しする(岩手)  
枕を足で蹴ると頭が痛くなる(富山)  
頭の毛を人に踏まれると頭の病になる(茨城)  
灸を自分の十二支の時にすると身をやく(埼玉)  
生花を頭にさして、それが落ちるとお母さんが死ぬ(静岡)  
寒に頭髪を洗うと火事になる(愛知)  
棒をまたぐと目くぼができる(愛知)  
下水に熱い湯を流すとめくらの子が出来る(愛知)  
出掛けに爪を切ると災難に会う(熊本)  
朝勤めに出る時 喧嘩すると怪我をする(埼玉)  
髪、爪を焼くと貧乏になる(高知)  
保険に入ると死ぬ(宮城)  
財布は秋冬に買うものではない、枯れ落とす(愛知)  
親を睨めばカレイのように目が上につく(北海道)  
将棋をすると親の死に目に会えぬ(埼玉)  
片月見は悪い(栃木)  
薪を根からくべると商売の本がない(鹿児島)  
火事にあった人を宿泊させない(鹿児島)  
結婚式と新築祝いを同時にしてはいけない(宮崎)  
つもごりに風呂に入るとその年の病がぶり返す(愛媛)  
嫁入りの時 風呂を沸かすものではない(岐阜)  
里帰りに泊まるとよくない(茨城)  
婚礼式に寡婦が出席する事を嫌う(高知)  
産日の時は危険な所や山仕事等は絶対七日位は用心すべきである(高知)  
火箸を三丁火鉢につけると家内もめする(福島)  
新しい靴をおろす時 履いたままおろしてはいけない(栃木/静岡/北海道)  
草履を片方作って地震になったらその草履を履くな(宮城)  
縄のような長いものを焼くものではない(徳島)  
朝食を炊くに縄を燃やすとよくない(茨城)  
縄を燃やすと運が悪くなる(福島)  
みだりに写真をとると早死にする(三重)  
写真を破ると縁起が悪い(兵庫)  
家の中で口笛を吹くと福の神が逃げる(岩手)  
口笛を吹くと風がおこる(愛媛)  
トンネルの中で口笛を吹くと落盤する(福岡)  
櫛を拾うと夫婦別れの事がある(大分)  
扇子を拾いば吉事あり 櫛を拾えば凶事あり(奈良)  
帯を着物にして着ると寿命が短くなる(秋田)  
帯を布団にすると永患いをする(東京)  
寝る時 枕元に衣服を置くと永患いをする(東京)  
次男以下の者に一や太等の最初を表す字をつけると長男が不幸になる(福岡)  
たらいを外に置く事はよくない(熊本)  
杭の上に刃物を置くと病人が絶えない(長崎)  
一枚の洋服を二人で縫うな(山形)  
家より出る時、家を掃き出さない(山形)  
新しい風呂に入ると中気になる(兵庫)  
節分の豆を踏むとできものができる(愛媛)  
藏の二階を寝室にしているとよくない(香川他12例)  
本家の前に大きな納屋や他の家があると福の神が入らない(徳島)  
平屋に二階を付けると病人がでるか破産する(神奈川)  
平屋の前又は上へ家を出すと本家がさびれる(埼玉)  
逆柱のある家に住めば繁栄しない(兵庫)  
土間に杭を打つとイグチの子が生まれる(山口)  
奥の間を継げば喧嘩が絶えない(岡山)  
藁葺の家の上だけ壊して瓦葺としない(長崎)  
畳のへりの十の字はいけない(熊本)  
同じ畳数の部屋のある家は不幸がある(宮城)  
人が死んで三年以内に家を建てるとよくない(富山)  
家の上置をくずして広めると家長が死ぬ(長崎)  
二月荒天に向かって家を建てないこと(熊本)  
墓地の跡に家を建てると 病気が絶えない(福島/長崎)  
神社の上に家を建てると その家は繁盛しない(佐賀)  
汽車死のあった位置では年忌がくると又死人がある(千葉)  
自殺者の地は人を呼び、またその場所で自殺者が出る(鹿児島)  
宮山の木を切ると病気になる(高知)  
神社の山林を買うのを嫌う(静岡)  
死んだ時 箒を死人の枕元に立てる(徳島)  
箒を玄関に立てると嫌な人が立ち寄らない(愛媛)  
長居の客を追い出すには箒を立てて風呂敷をかぶせる(愛知)  
長尻の客には箒を立てる(山口) 

 

 
鳥  
夕方日が暮れてから鶏が鳴くと火事が起こる(奈良/東京)  
鶏が夜中に鳴くと悪い事が起きる(千葉/群馬)  
鶏が夜中に時を告げると凶事がある(群馬)  
鶏が夜鳴きすると火事になる(東京)  
病人のある家の上で烏が鳴くとその病人は死ぬ(奈良)  
烏が家の廻りをまわって鳴くと人が死ぬ(滋賀)  
烏が変な声で鳴くと人が死ぬ(石川)  
烏鳴きが悪いと良い事がない、死人が出る(東京)  
烏が鳴くと人が死ぬ(奈良/滋賀/富山/石川/新潟/秋田/広島/群馬他全国)  
鳥影がさすと珍客が訪ねて来る(東京)  
ツバメが家の前に巣を作るとそこの人は死ぬ(熊本)  
夕方家の周りを烏が鳴くと身内の人が死ぬ(佐賀)  
宵に鶏が鳴けば悪い事や不吉な事がある(兵庫/熊本)  
烏が大変鳴くと人が死ぬ(熊本)  
烏の鳴き方で死人がわかる(岡山)  
雌鶏が時を告げたり雄鶏が夜鳴きをすると変事が起きる(兵庫)  
宵に鶏の声を聞けば吉あり(香川)  
宵鳴一、二声我家の災難、三・四声近所の災難、五・六声遠縁の災難(鹿児島)  
鶏が夜中に鳴くと不思議な事がある(宮城)  
渡り鳥や烏の糞が頭上に落ちた時は不幸が起る知らせ(福島)  
ツバメが巣を取れば火事が起こる(福島)  
ツバメが巣を作ると良い事がある(福島)  
家に不幸がある時烏の声が聞こえない(岐阜)  
鳩の巣や百舌のさしえを見るとその家に葬式がある(岐阜)  
烏鳴が悪いと近所の人に災難がある(静岡)  
毎年巣を作るツバメが巣を作らない時は不幸がある(岐阜)  
鳥の糞をかけられると運が良い(長崎)  
鳩が鳴くと天気になる(奈良)  
雌の鶏が鳴くと良い事がある(秋田)  
ツバメの巣が家の中に作られると金持ちになる(石川)  
鶴などが舞来た時は縁起が良い(山梨)  
ふくろうが鳴けば天気になる(鳥取)  
鳥が高く巣を作ると雨多し(京都) 
 
夢 
火事の夢を見ると何か良い事がある(奈良/東京)  
蛇の夢を見ると良い事がある(馬の夢も良い)(奈良/群馬/東京/宮城)  
めでたい夢を見ると逆夢と言って反対の凶事がある(奈良)  
歯の抜けた夢を見ると良くない事が起こる(富山/石川/秋田/広島/兵庫)  
風呂に入った夢を見ると風邪を引く(富山)  
死んだ人の夢を見ると悪い(広島/群馬)  
1富士2鷹3茄子の夢を見ると福の神が来る(奈良/東京/愛媛)  
田植えの夢を見ると人が死ぬ(和歌山/京都/香川/徳島/山形/埼玉)  
初夢に宝船、富士、春に馬の夢を見ると縁起が良い(愛媛)  
死んだ夢を見ると子供が生まれる(愛知)  
魚の夢を見ると誰か死ぬ(山梨/静岡)  
卵の夢を見ると風邪を引く(千葉)  
龍神様の夢を見ると家運の幸福を知らせる(北海道)  
ネズミの夢を見ると縁起が悪い(青森)  
水の夢を見ると火事になる(宮城)  
夜明けの夢で、その日の状況が判断できる(青森)  
馬の夢を見ると金がなくなる(福島)  
牛の夢を見ると風邪を引く(青森)  
魚の夢を見ると縁起が悪い(島根/山口/大分)  
雉の夢を見ると怪我をする(青森)  
火事の夢を見ると喧嘩をする(秋田)  
火事の夢を見ると損害がある(栃木)  
大雪の降る夢を見ると不幸がある(千葉)  
五日の夢や栗の夢は悪い(滋賀)  
夢でお金を貰ったりすると明日金が出て行く(高知)  
茄子の夢を見ると悪い事がある(高知)  
眉のとれた夢を見ると縁起が悪い(栃木)  
東枕に寝て猿の夢を見ると損害もしくは死ぬ事がある(栃木)  
高い所から落ちる夢を見ると重病をやる(富山)  
夜寝ていて火事の夢は良いが水の夢はいけない(滋賀)  
悪い夢を見たら朝言えば良い(香川) 
 
気象(月・星)  
月に星が近づくと人が死ぬ(山形/宮崎/長崎)  
月がカサをかむると死ぬ(北海道)  
冬至の雷鎌要らず(北海道)  
雪の多い時は干ばつがない(千葉)  
雨天に生まれると結婚の時や葬式の時に雨が降る(宮城/愛知/三重)  
流れ星があると人が死ぬ(徳島)  
土用三六寒四六といって、この日に雨が降れば豊年である(静岡)  
月がカサをかむると雨が降る(栃木)  
月がさ小さい時は雨、月がさ大は晴(熊本)  
生まれた時雨だと死ぬ時も雨(愛知)  
流れ星が自分の方向に流れると金持ちになる(愛知)  
照り雨は狐の嫁入り、朝ぐもは大日でり(愛媛)  
月がかさをさしたら三日の内に雨が降る(愛媛)  
秋の夕焼けがあると天気が良くなる(京都)  
五、七の雨に六つひでり(岡山)  
朝焼けは雨降り、入日よければ明日晴天(熊本)  
朝霧は天気が良くなる(熊本)  
太陽や月に笠が出来れば雨が降る(熊本)  
寒に雨が多いと梅雨に雨が多く降る(兵庫)  
生まれた日に雨が降ると、嫁入りにも雨が降る(三重)  
朝雷は近所に出るな旅に出よ(鹿児島)  
月と星の近い時はその月は死人が多い(長崎)  
彗星が出れば何か変事が起こる(佐賀)  
地震の割れが六つ八つは風雨、四つは日照り(東京)  
朝焼けは天気の崩れる前兆、夕焼けは天気(滋賀)  
遠景が遠くに見えれば晴 近くに見えれば雨となる(奈良)  
月に笠をかぶれば雨となる(奈良)  
昼風はやまぬ(宮城)  
富士に早く雪の降る年は霜の降るのが遅い(神奈川)  
流れ星があると人が死ぬ(高知)  
彗星が出ると戦が起る(長野)  
お天道様が赤い時は凶作が来る(長野) 
 
うどんげの花  
うどんげの花が咲くと変事がある(千葉/埼玉/茨城/栃木/鳥取/兵庫)  
うどんげの花が咲くと仏の祟りがある(茨城)  
うどんげの花が咲くと不吉がある(栃木)  
うどんげの花が屋敷に咲くと不幸がある(鳥取)  
うどんげの花が咲くと吉凶何れかがある(兵庫)  
うどんげの花が咲いたら凶(岡山)  
電灯等にうどんげの花が咲いたら変事が起きる(兵庫)  
うどんげの花が咲くとその家庭に不幸がある(奈良)  
昔から庭木が枯れればその家は滅びる(山梨/奈良)  
里芋に花が咲くと不幸ができる(山形)  
ざくろの木が家の建物より高くなると家相が悪くなる(徳島)  
南天が年々増える家は繁昌する(岐阜)  
柿の木から落ちると3年以内に死ぬ(神奈川/茨城/京都/福岡)  
人が柿の木に登って落ちると三年しか生きない(茨城)  
柿の木から落ちると三年目に死ぬ(京都)  
柿の木から落ちると三年たつと死ぬ(福岡) 
 
動物  
蛙が鳴くと雨になる(山形/熊本)  
魚の目は肉親の死ぬ直前に出て、死ぬと直に之が消えてしまう(青森)  
蛙が木に登ると大水が出る(岐阜/兵庫)  
雨蛙が鳴くと雨が近い(熊本)  
蛇が木に登ると雨が降る(兵庫)  
ネズミがいなくなるとその家は火事になる(秋田)  
ネズミがした鳴きすると何かが起こる(長崎)  
ネズミが騒がなくなると何か不吉な事がある(愛媛)  
ネズミが家にいなくなると火事や大水がある(秋田/長崎/愛媛/愛知)  
ネズミがいなくなると火事が起こる、悪い事がある(岩手)  
船からネズミがいなくなると不吉な事がある(徳島)  
ネズミがいなくなると火事になる(福島)  
床下に蟹が入ると病になる(長野)  
春三月狐が鳴くと良くない事がある(滋賀)  
犬の尾の先が白いと運が悪い(愛知)  
犬の遠吠えは不吉がある(熊本)  
野犬が遠吠えすると明日村の人が死ぬ(福岡  
イタチが前を通ると悪い事がある(宮崎/広島/滋賀) 
イタチが左から横切ると不吉で、右から横切ると吉(宮崎)  
前をイタチが右手から横切ると良い事がある(滋賀)  
猫が耳の上を手でなでるときは晴(山形)  
猫が顔をかくすと天候が悪くなる(北海道)  
黒猫が前方を横切ると不幸がある(岐阜)  
黒猫が自分の歩く前を横切った時は不吉な事がある(福島)  
道路で黒猫に横切られると悪い事がある(東京)  
熊を捕ったら七日間天気が悪い(広島) 
 
死  
親兄弟が死ぬ時枕見に立つ(滋賀)  
重病人のある家から夜黄色の火の玉が飛び出すと1週間のうちに死人が出る(滋賀)  
紐が知らずに結ばれていたらその家に死人が出る(富山)  
人が死ぬと火の玉がでる(長野/群馬)  
人魂が出た家は死人が出る(東京/岐阜)  
旅先で死んだ人は家へ何か暗示する(香川)  
人が死ぬと写真が目をつぶる(愛媛)  
夜歩く時影がうすくなると死ぬ(愛知)  
人が死ぬ時人魂が飛ぶ(宮城)  
子供の頃から何でも気がついて 利巧な子は早死にする(青森)  
人影の薄い人は早死にする、写真の皺を寄せると寄った所に患がつく(岐阜)  
火の玉がその家から飛び出すと不幸がある(埼玉)  
死ぬ前に人魂が出る(埼玉)  
死ぬ前日に出て来て、火の玉という(大分) 
 
朝の客  
朝早く女のお客(買物)は縁起が良い(東京/神奈川/山梨/熊本/鹿児島)  
店舗商売はその日の一番早く女の買い手が来るとその日の売上は良い(東京他5例)  
朝 坊主に会うと縁起が悪い(滋賀/愛知/岐阜)  
朝女の人が訪れるとその日は人が多く来る(群馬/兵庫)  
初つけ売りすればその日は売れぬ(鹿児島/宮崎)  
朝早く貸借は縁起が悪い(東京)  
朝の一番客に貸売すれば、その日は売行き悪く閉店前にも貸売がある(鳥取)  
妊娠している時その年の正月の朝男客が来れば男、女客なら女の子ができる(宮崎)  
朝 男が家に入れば縁起が良い(大分)  
朝 人が死んだ事を聞くと良い(兵庫)  
朝早く女が来ると縁起が悪い(愛媛)  
早朝主人が女に会うと縁起が悪い(愛媛)  
朝僧侶を見ると子供が生まれる(愛知)  
早朝女の子の訪問は一日中の幸運金運に恵まれる(千葉)  
子供の生まれる朝最初に男が来ると男が生まれる(愛知) 
 
蜘蛛 
朝蜘蛛は貰い物がある(滋賀)  
朝蜘蛛が下がると縁起が良い(兵庫/群馬/富山/埼玉/石川/茨城/栃木)  
夜蜘蛛は縁起が悪い(兵庫/群馬/富山/埼玉)  
夜蜘蛛が家の中を歩くと縁起が悪い(青森/大分/長野)  
朝蜘蛛がおりると火事が起こる(京都)  
朝蜘蛛がおりると縁起が良い、朝蜘蛛夜百足は縁起が良い(愛媛)  
晩蜘蛛が入って来ると盗難がある(愛知)  
朝蜘蛛が下りると客がある(千葉)  
朝蜘蛛は縁起が良くその日は金が入る(山梨)  
夜蜘蛛が下ってくると悪い事がある(岐阜) 
 
茶柱  
茶柱が立つとその日は何か良い事がある(奈良/大分/鹿児島/島根/愛知)  
茶柱が立つと縁起が良い(神奈川/宮城/千葉/栃木/山梨/静岡他16例)  
朝茶柱が立つと一日中縁起が良い(高知/岡山/熊本/東京)  
茶柱が立つとお客がある(東京)  
茶柱が立ってその倒れた方角に火事がある(青森) 
 
出掛けの鼻緒  
出掛けに鼻緒が切れると縁起が悪い(滋賀/福岡/東京/熊本/愛知他9例)  
出掛けに鼻緒が切れると旅先で悪い事がある(香川/福井/埼玉/栃木)  
門出に草履の紐が切れると災難がある(茨城) 
 
年の初め  
正月に女の人が死ぬと町中で何人も死ぬ(福岡)  
注連飾りの内に町内に死人が一人あればその町内に七人の死人でできる(奈良)  
正月元旦に女客が一番先に来ると縁起が悪い(熊本/福岡/兵庫/山口/高知/愛媛)  
正月の朝女が早く来るのを嫌う(愛媛)  
新春そうそう人が死ぬと良い事がない(新潟)  
一月に女の人が死ぬと毎月毎月その村の人が死ぬ(佐賀)  
元旦から床に付いたら年中病気をする(兵庫)  
元旦に新しい下駄が真二つに割れると身内の人が死ぬ(熊本)  
正月に女が死ぬと続けて三人死ぬ(熊本/高知)  
正月に病気をしたらまた五月、九月にも病気をする(徳島/山口)  
正月三が日の間に人が死ぬと町内で七人死ぬといいます  
お参りしてご祈祷してもらうと良い(京都)  
正月三が日に死人が出るとその年は死人が出る(神奈川)  
元旦に七鳥居潜るとその年は健康に過ごせる(兵庫)  
元旦に泣くと一年中泣く(高知)  
正月元旦に女の人が出掛けると縁起が悪い(香川)  
正月に馬が飛び込めば縁起が良い(愛媛)  
正月に五月、九月に牛が入ると縁起が悪い(愛媛)  
正月の朝牛が離れて家に入ると悪い(愛媛)  
門松に雪がかかると七度降る(埼玉)  
正月中に出産すれば近所に不幸が起る(宮城)  
正月中にその家の人が死ぬと必ずその年にまた誰か死ぬ(岩手)  
正月中に酉の日が三日あると火が早い(岩手)  
門松が倒れるとその年は悪い(静岡) 
 
前兆予知その他  
出立時の争い事は縁起が悪い(富山)  
祝儀に花嫁の足駄の歯が抜けると満足しない(山形)  
眉毛がかゆい時は珍しい知人が来る(山形/秋田)  
嫁入り時、嫁の簪ゃ諸道具が壊れると縁組は長く続かぬ(岩手)  
結婚式に嫁の頭の物が落ちると縁を結ばない(岩手)  
火柱が立つと悪い事がある(岩手)  
祝儀の時事故があれば不縁となる(岩手)  
線香の燃殻が丸く輪になると不思議がある(青森)  
産日と死日と一緒になると不幸が多い(青森)  
味噌が変味すると主人が死ぬ(青森)  
味噌が腐ると家に変事がある(青森/千葉/愛知)  
通り抜けるとその家は栄えない(徳島)  
十一月に酉の日が三度あると火事が多い(神奈川)  
結婚式に簪が落ちると夫が死ぬか離婚(埼玉)  
火を吹くとその方向から人が来る(静岡)  
火を吹くと火事の時火柱が立つ(宮城)  
天獲虫に百歩歩かれると死ぬ(福島)  
結婚の時 雨が降ると降り込みで良い(兵庫)  
初午が早く来ると火事が多い(福島)  
梅干漬が腐ると悪い事がある(兵庫/福島/広島)  
結婚式に雨降りだと一生泣かなければならない(愛知)  
味噌花のつかない時は不幸がある(愛知)  
手足の内側に魚の目が出来ると家人が死ぬ(愛知)  
手足の外側に魚の目が出来ると親類の人が死ぬ(愛知)  
踏み麹の出来が悪いと不吉な知らせ(愛媛)  
上歯から生えると水難に会う(熊本)  
結婚式の場で履物が切れると不縁の元(佐賀)  
手足にいぼが出来ると身内の人が死ぬ(愛知)  
燐が自然に燃えると身内で誰か死ぬ(愛知)  
女の人が死口をたてるとその年は人が多く死ぬ(愛媛)  
あげ塩に大災があればその家は栄える(香川)  
結婚の時雨が降ると降り込みで良い(兵庫)  
結婚式に雪が降ったら悪い(兵庫)  
しばしに行く(山仕事)時、切物を忘れると災難がある(兵庫)  
食事中に箸が折れると悪い事がある(鳥取)  
蔭繕のふたに露がたまると生きている(熊本)  
梅干漬が腐ると悪い事が有る(兵庫)  
爪に黒点が出来ると不幸が有る(鹿児島)  
一家の年なみに九・五・四のような年なみが出来たらふが悪い(佐賀)  
十一月にとりの日が三回あると火事が多い(東京)  
漬物が腐ると家に悲しみ事がある(広島)  
新しく家を建てた時に雨が降れば火事にならない(長野)  
建築の時柱が折れると良い事がない(秋田)  
家の中、又は知人に災難があった時、自分に胸騒ぎが起る(富山) 

 

 
呪術(まじない) 民間療法と占い  
朝 神仏に供えたものを食べるとその日の難を逃れる(北海道)  
朝お茶を飲まぬと縁起が悪い(熊本)  
朝のお茶はその日の厄目をのがれる(群馬)  
朝 お茶を飲むとその日の難を逃れる(山梨)  
朝茶は災難逃れ(宮城)  
朝茶は災難を避ける(神奈川)  
朝茶はその日の難逃れ(熊本)  
火事場に行く時茶を飲んで行くとけがしない(埼玉)  
出がけの茶はその日の難を逃れる(長崎)  
外出の時お茶を飲むと恥じをかかぬ(愛知)  
旅行する時は八十八茶を飲んで行け(熊本)  
正月三日間一年中の厄を払う意味で梅茶を飲む(東京)  
朝食に梅干を食べればその日の悪い事を免れる(富山/茨城)  
冬至に南瓜を食べると長生きをする(愛知/茨城/神奈川/愛媛/山梨)  
土用の丑の日にはうなぎを食う(神奈川/愛媛/兵庫)  
他家の葬式から帰ったら塩払いして入る(愛媛/熊本/埼玉/神奈川)  
葬式から帰って来た時は灰と塩を混ぜたものを門口で踏んで入る(京都)  
死人の枕見に何か金物を置く(兵庫 埼玉)  
風邪を引いたら菌を紙に包んで人通りに捨てると治る(長野)  
火災の時 女の腰巻を振ると風向きが変わる(秋田)  
雷の時 線香を仏壇にあげると落雷しない(長野 茨城)  
悪い夢を見た時は(朝早く起きて)川へ何か流して夢流しをする(兵庫)  
恨み言がある時、わら人形に五寸釘を打つ(愛知)  
人の写真の目を針で突くと目が見えなくなる(愛媛)  
自分が恨んでいる人の写真に傷をつけると、その人は必ず死ぬ(山口)  
勝負に八ツ手の葉を懐に入れていくと運が良い(山形)  
節分の豆を果物の木に巻けば多く実がなる(島根)  
大晦日にそばを食べると運が強い(兵庫)  
嫁入りの時、家を出る際茶碗を割る(徳島)  
鶏小屋の前に瓢箪をつるとイタチが来ない(愛媛)  
赤子が夜泣きしたら烏の絵を書く(徳島)  
小児のひきつけに茄子の漬物をかまどの近くに吊るすと良い(香川)  
腹痛の時、狛犬さんの腹をなでるとなおる(奈良)  
赤子の夜泣きに古草鞋を家の棟を越すこと(但し夜明前)(富山)  
酒を飲んで吐きそうになった時は箒を枕にして寝るとよい(新潟)  
地蔵様へ炒り豆を針に刺して供えると歯の痛みがなくなる(富山)  
歯の欠けた時下歯は上屋根に、上歯は縁の下に投ず(佐賀)  
かごを頭にかぶせると早く成人する(石川)  
食塩を日没後使用するときは魔はらいを行う(宮崎)  
新しい下駄を下ろす時は下駄の裏に「かますみ」をつける(宮崎)  
しゃくりは箸を十文字にして水を飲む(島根)  
死んだ蛇を見たら土にいけると歯が丈夫になる(島根)  
蛇のぬけがらを財布に入れると金が貯まる(広島/三重)  
頭髪を切って道にふりまくと早くのびる(岡山)  
大晦日迄其の年の借金がなし切れる様に茄子の木をむすということ(埼玉)  
毎朝火鉢に線香を一本荒神様に上げると火傷を免れる(福島)  
地震の時呪文を唱える(福島)  
雷が鳴ると線香を入れる(福島)  
家を留守にする時茶碗に三度息をかけて爐辺りに伏せて外出すると留守中盗難を免れる(福島)  
牛の夢わ見た時は三方荒神様のおとがめだからおくどさんをきれいにする(滋賀)  
陰膳をするとお腹がすかない(和歌山)  
輿入れの時玄関にて盃を割る(富山)  
四月八日のお釈迦様の甘茶にて茶の字を書き逆に柱にはっておけば百足が家に来ない(高知)  
農家では正月の三日目に田植初といってカヤをさす平年二本閏年三本(徳島)  
旅にでる時ゼンの湯を飲む(岩手)  
ひきつけた時に雪の下をねぶらせると正気づく(岐阜)  
不動明王の水で目を洗うと良くなる(福島)  
風邪を引いた時は頭に梅干を貼る(愛知)  
妊婦は丑の日や犬の日に腹帯をかける(和歌山)  
妊婦は犬の日に腹帯をかける(京都、佐賀)  
冬至に南瓜を食べると中風にならない(宮城/新潟/富山/静岡/滋賀/三重)  
冬至に南瓜を食べないでいるとはらわたがくさる(山梨)  
冬至に柚子湯をたてる(香川)  
黒豆を食べると声が良くなる(新潟)  
ねずみの黒焼きを食べると寝小便をしなくなる(和歌山)  
めくらになった時お宮様の水で洗うとあく(奈良)  
四月八日にアヒルの玉子を食べると中風にならない(富山)  
ゴキカブリ虫を殺すと目が良くなる(島根)  
土用の日に鳥居をくぐれば中風にかからぬ(徳島)  
中秋の名月に自分の影を映してみて、薄ければ早死にする(奈良)  
手の筋のとおった人は幸福(石川)  
酒を飲む時、杯の酒を火鉢にこぼして厄除けの占いをする(鹿児島)  
眉毛の離れている人は遠くへ嫁に行く(神奈川)  
履物の裏表にて天気を占い表ならば晴れ裏ならば雨曇り(高知)  
名前の字画を数えて運を決める(奈良)  
神に願いが叶って願い解きをしないと罰が当たる(東京)  
祖先の供養をしなければたたる(滋賀)  
祖先のお祭りをしなければ身寄りにさわりがくる(長崎) 
 
数  
3人長屋の仲が悪い(全国23県)  
3人で写真を撮ると真中の人が死ぬ(41県)  
漬物の3切れや、身を切るといって嫌う(栃木/東京/愛知/兵庫/島根)  
一枚の着物を3人で縫うものではない(鹿児島)  
よその家に三日泊まるものではない(福岡/佐賀)  
畳の四枚敷きは縁が悪い(鹿児島)  
おにぎりを四つ作ると縁起が悪い(宮城)  
4間2間の家はいけない(北海道)  
7日帰りをするものではない(福島/新潟/富山/茨城/千葉)  
月の7日は旅立ちに悪い(滋賀/京都/和歌山)  
夫婦7つ違いは相性が悪い(鳥取)  
7日の旅立ち、9日帰りはいけない(秋田/静岡/岐阜/三重/京都/兵庫)  
家を二人で掃除しない(長崎)  
九の付いた丑の日に餅をつかない(秋田)  
一つのタライで二人一緒に洗濯してはいけない(和歌山)  
桝に物を入れる時二人で入れない(大分)  
普通の時は同じ部屋を二人で箒を持って掃除せぬ事(北海道)  
足を洗う時たらいに二人で三本をつけてはいけない(京都)  
二股のさとうきび(又はいも)は食べない(高知)  
大晦日に仏の供養としてむすびに箸をさし平年の時は十二個、閏年の時は十三個供える(秋田)  
一・二・三・四・五の着く日に蚊帳を吊り始めてはいけない(群馬)  
弁当のおかずに沢庵を三かけ食べると身を切るという(千葉)  
漬物は三きれ出さない(神奈川、福島)  
弁当のおかずを三切つめていくと悪い(新潟)  
二つ続いてるものを食べると双子を生む(福井)  
贈り物に偶数を嫌う(静岡)  
漁業者は四・九を嫌う(北海道)  
病気の時、六、三除けをする(長野)  
男の子が七人あれば一人はお寺様にする(青森)  
家中に死人のあった時と産後三十三日がすまないうちは神参りを禁じている(山口)  
三夜泊はいけない、どうしても避けられない時には着物を置いて行く(佐賀、長崎、岡山) 
 
冠婚葬祭  
親の命日には気を付けないと良い事が無い(富山)  
犬の日に結婚すれば必ず帰る(秋田)  
人が死んだ日に雑炊を食べると死んだ人が足を洗いに来る(新潟)  
女が22歳の時結婚すればいけない離縁になる(三重)  
縁組の時、4才と10才違いはいけない(神奈川)  
己申は縁組成立しない(埼玉)  
忌中1年間は屋根修繕が出来ない(京都)  
家内親類に不幸があった時四十九日たつまで神社の鳥居をくぐらない(宮崎)  
同じ年に二人死ぬと三人死ぬと言って人形を埋葬する(富山)  
お葬式の使いに一人で行ってはいけない(香川)  
女は19歳、男は25歳は結婚を嫌う(鳥取)  
24歳の人と22歳の人で、縁組をすると悪い(埼玉)  
25歳28歳などの年齢に結婚してはいけない(大分)  
結婚祝いや仏事にはオツリをつけないこと(二度とないように)(鳥取)  
忌中の間は山や海に行かない(秋田)  
命日に魚を食べてはいけない(宮城)  
若い娘さんがハンカチ指輪を人にやると縁遠い(長崎)  
嫁に行く時二度と帰ってこないように大戸を閉める(山梨)  
親類関係の縁組は良くない(福井、福島)  
縁談の時お茶を出すといけない(秋田)  
葬式に列席して七日間は神へお参りが出来ない(静岡)  
墓に指指すと誰かが死ぬ(岡山)  
四つ違いは夫婦にならない(青森)  
四つ違いは死に別れになる、生きて苦労をみる(宮崎) 
 
住  
縁側からのぼると死んだ時....。(奈良)  
外出してすぐ掃除をしない(長野)  
畳の縁の上へ寝ては悪い(佐賀)  
四つ角の家へ住まない(大分)  
八畳の部屋に娘一人で寝ると大蛇になる(大分)  
畳の角が四つ重なると悪い(三重)  
障子に針を刺すと死んでからその穴を通る(岐阜)  
家を造る時四間と二間に造らぬ(新潟)  
障子の枠穴から物を出し入れしてはいけない(福島)  
庭と座敷を一緒に掃かない(秋田)  
家の中で口笛を吹いてはいけない(山形/山口/島根)  
家の中で四本足の動物(肉類)鶏の卵等食べない(青森)  
三軒長屋の真中に住むと病人が絶えぬ(北海道/滋賀/島根)  
家の中で帽子を被るとナスビがならない(香川)  
家の表から裏へ通りぬけてはいけない(三重/京都)  
白い石を屋内に持ち込むと親に死にわかれる(京都)  
便所の途中で倒れると長病気をする(福島/島根)  
便所にツバをはかれない(高知/宮崎/和歌山)  
便所を掃除すると可愛らしい子が生まれる(大阪/新潟)  
鬼門に流し場や便所などのある家は必ず病人が絶えぬ(北海道)  
鬼門向きに家を建てると縁起が悪い(北海道)  
鬼門の方角を綺麗にする事(佐賀/和歌山)  
土間の敷居の上に乗らない(鳥取/岡山/長野/徳島/東京/群馬/高知)  
敷居の上に薬罐を置くと親の頭が禿る(京都) 
 
衣 
朝出る時出針を使わない(北海道/宮城/福島/群馬/東京/福井/愛媛)  
男が朝、針を持つと其の日悪い事がある(鳥取)  
客商売の家は晩針仕事をすれば針で客足が止る(青森)  
おむつを夜干すと赤ん坊が夜泣きする(群馬/岐阜/新潟/青森)  
帯を枕にすると長病気する(富山/島根)  
縄の帯を嫌う(秋田/岩手)  
洗濯物を北向きに干すと悪い(徳島)  
おしめのある間は藁を燃してはいけない(徳島)  
着物を洗って干したらすぐに着ないで一度たたんでから着る(山口/静岡)  
帯を着物にすると首がしまる(福井)  
着物を左合わせに着ると悪い(新潟/長野/静岡/佐賀)  
着物を縫う時片袖だけつけない事(新潟/福井/島根/広島)  
仕付けのついた着物を着て川に落ちると上がれない(新潟)  
お葬式の時仕付けのかかった着物を着ると怪我をする(新潟)  
衿を紐にすると良くない(島根)  
衿のついていない着物を着るといけない(島根)  
着物の衿を折って着ると良くない(新潟)  
帯で子供の着物を作ると子供が出世しない(新潟)  
一反で着物を三枚とってはいけない(神奈川)  
新しい着物を夕方おろしてはいけない(埼玉/長野)  
寝る時は着物を逆に置いて寝るといざという時に起きられない(富山)  
着物を裏返しで着ると雨が降る(石川)  
立ち結びはいけない(秋田)  
枕を踏むと頭痛持ちになる(東京)  
夜具布団を逆に掛けるものではない(静岡)  
人が死んだ時に洗濯ゃ針仕事をしない(島根)  
朝出る時ほころびを縫うと怪我をする(秋田)  
足袋を履いて寝ると親の死に目に会えぬ(大体/全国に分布) 
 
器物  
鏡を割ると縁起が悪い(佐賀)  
男が鏡を繁繁と見れば死ぬ(佐賀)  
船に乗って航海中は楽器類を鳴らさぬ(北海道)  
女が石臼の目を拭うと盲目の子が生まれる(愛知)  
鍋釜に水を入れないでおくとからごを生む(宮崎)  
赤子に鏡を見せると何時までも赤子のようなとぼけ顔をしている(神奈川)  
赤ん坊に鏡を見せると親の後を追う(富山)  
赤ん坊に鏡を見せると人見知りをする(石川)  
鏡を表に向かって置くと気違になる(滋賀)  
鏡は常に外向きに持っていること(栃木)  
湯を入れて墨をすらない(長野)  
硯の水を吹くと無実の罪をきる(三重)  
硯に字を書くと親の死に目に逢えない(栃木)  
天秤棒をわたると親の肩に腫物がでる(大阪)  
荷棒をまたぐと肩くそがはれる(和歌山)  
新しい下駄を午後または夜下ろさない(福島)  
夜草履を下ろすと足が悪くなったり不吉な事がある(滋賀/三重/静岡)  
夜新しい下駄を下ろすのは葬式の時だけ(山口/静岡)  
夜藁草履を下ろすと火事になる(愛知)  
夜新しい下駄を下ろすと狐に騙される(神奈川)  
履物を座敷から履き下ろしていけない(石川/高知/静岡/香川/群馬)  
箒を担ぐと大きくならない(岡山)  
箒をまたいではいけない(山形/三重)  
箒で人を叩くと火事の時逃げれない(静岡/岐阜/石川)  
箒で人を叩くとハゲの嫁をもらう(島根)  
臼に座ると尻が重くなる(秋田)  
洗面器を洗面所に伏せて寝ると泥棒が入らぬ(秋田)  
ひしゃくをかつぐと雨になる(長野)  
臼の神様におまつりした餅を食べると縁付きが遅い(高知)  
櫛を拾うと苦労する(大分)  
ものさしを手から手へ渡すと仲違いする(石川)  
屏風を逆さにたてると悪い(新潟/山形)  
器に水等を汲み外側にうつす事はいけない(富山)  
切物をまたぐと体の何処かに切傷ができる(京都)  
籠を頭に被ると背が低くなる(滋賀)  
柿の種をやくと貧乏になる(広島)  
かまどの上に刃物は乗せない(大阪/宮崎/長野/滋賀) 

 

 
縁起 言い習わし [1]  
海水浴の前には胡瓜を食べないこと(富山)  
柿の種を爐にくべてはじけた種子の当たった人は臆病になる(秋田)  
柿の種を火にもやすと糖尿病になる(富山)  
柿の種を火にくべると目がつぶれる(鳥取)  
火の中に柿の種を入れてはいけない(北海道)  
柿の種をいろりに落とすと病人が出ないという(富山)  
柿の種を火にくべると歯を病む(岐阜)  
柿の種を火にくべると気狂いになる(神奈川)  
桐の木を「クド」に入れると気狂になる(高知)  
いろりに柿の種子を入れるとらい病(天刑病)になる(山形)  
梅干の種をいろりへすてると歯が痛くなる(石川)  
十二月竹(師走竹)を切ると不幸がある(新潟)  
機織の枠を頭にのせると一生頭の出来物が癒らない(山梨)  
日暮れには竹を切らない(長野)  
青竹を杖にしてはいけない(和歌山)  
梅の種を海中に入れると海が荒れる(岡山)  
玄関先にくるみの木があると病人がなおらない(新潟)  
商人は木をもとよりくべぬ(資本を捨てぬ意)(鳥取)  
花を頭にさすと親の死に目に会えない(長野)  
葱を火に焼くと火の神様が嫌う(長野)  
からかさ松の切り倒しはいけない(大分)  
揚子と揚子で持ち替えてはいけない(東京)  
ねぎを火に入れると悪い(東京)  
神様の生け花は午後にはやらない(宮崎)  
藁は一束燃やすといけない(大阪)  
葱を焼けば赤午が入る(香川)  
石垣の所にあるよもぎを取るといけない(山口)  
初わらびを取って、手や足につけるとはみがかぶらない(山口)  
柿の木から落ちて傷をすれば死ぬ(長野)  
梅干の種を海の中へ落とすと海が荒れる(石川)  
葱をふむと長病になる(富山)  
頭髪に生の草花をさすと親の死に目にあえない(群馬)  
生きた花をさすといけない(岡山)  
帽子に花をさすと親が早く死ぬ(京都)  
クチナシの木を植えるとその子の何處かにあざが出来る(大分)  
椿・無花果・ビワを屋敷内に植えると縁起が悪い(大分)  
神様の側にある木を折ると罰がくだる(千葉)  
セキレイ・ウグイスは取らない(長野)  
ヤマツカシは取らない(長野)  
佛様へ松の木を植えると人が死ぬ(長野)  
部屋の前へ藤の木を植えると悪い(新潟)  
お宮等の木を切ると~ばちがあたる(岡山)  
小豆を町に植えるといけない(佐賀)  
苗代田へ餅稲を植えぬ(新潟)  
餅稲田の廻りに小豆をつくらぬ(新潟)  
苗代へ稲を作るといけない(三重)  
麥蒔の時うね落をすると其の年は悪い(三重)  
田植えの時両方から植えると悪い(滋賀)  
三日苗を植えるといけない(京都)  
田畑の作物を切外れをすると死外れる(京都)  
苗をくくったわらの輪の中に苗を植えると人が死ぬ(京都)  
茄子や北枕や三筋に植えると悪い(和歌山)  
里芋を作ると病気になる(山形)  
二股の大根は双生児を生むといって食べない(滋賀)  
「ノリ」の残りを食べるとお嫁に貰い手がない(高知)  
~佛のお供えものを食べると忘れ物をする(岡山)  
梅干と鰻を食べると死んだり病気になる(大分)  
赤飯に茶漬けて食べると嫁入りの時雨が降る(静岡/徳島/高知/山梨)  
赤飯にお汁をかけて食べると嫁に行く時雨が降る(宮城/長野/埼玉)  
赤飯にお湯又は水をかけて食べると葬式の時雨が降る(富山/福島)  
お皿で飯を食うとお嫁に行ってそうされると言う(徳島)  
杓子をなめると婚禮の時雨が降る(高知)  
三ツ目の赤飯に湯をかけて食べると雨が降る(静岡)  
お墓に供えた物を食べると歯が悪くならない(長野)  
オゴンズ様(庫~)の魚を食うと口がまがる(新潟)  
コブを焼いて食べると天~様が泣く(大阪)  
味噌をたくときのおをたくと豆がもらえない(福井)  
梅干が腐敗すると縁起が悪い(佐賀)  
家を留守にして旅行に行く時頭付の魚を食べる(東京)  
人の食べかけた柿を食べるとガギ病になる(岐阜)  
山で食事した時箸を折らないと足を竹にさす(宮城)  
みょうがを食べると忘れ物をする(秋田)  
皿で水を飲まない(秋田)  
かにと水を食べ合わせてはいけない(神奈川)  
創傷のある時餅を食べてはいけない(福井)  
ウナギと梅干を食うと死ぬ(三重)  
かきと天ぷらを食べると腹痛が起こる(奈良)  
トロロ飯を食べた茶碗で湯を飲むといけない(青森)  
こけらのない魚と南瓜を食べると中毒する(秋田)  
カキと餅を食べると中毒する(秋田)  
夜、鹽(しお)を家の中へ持ち込んではいけない(茨城)  
鹽気の物を粗末にするとひょうそうを病む(長野)  
ご飯を粗末にすれば盲目になる(秋田)  
生米を食べると馬鹿になる(秋田)  
夜、箸と茶碗をたたくと悪い(新潟)  
茶碗をならすと「オツチ」になる(長野)  
ご飯の時左膳においてはいけない(北海道/長野/埼玉)  
ご飯の上へ箸を垂直に立てれば染んだ者(群馬/新潟/佐賀)  
釜から飯をうつす時は一人でする(神奈川)  
長いものを食べた茶碗でお茶を飲んではいけない(神奈川)  
食事するときに足や体をゆすって食べると貧乏になる(千葉)  
物を粗末にすると目がつぶれる(千葉)  
朝ご飯に汁をかけるといけない(北海道)  
ご飯の一箭つきをさける(長崎)  
一杯茶は飲まぬ一箭飯は食べぬ(島根)  
男に飯の黒焦げを食べると人に負ける(島根)  
ご飯の上に箸をさされない(島根)  
そばぜんをしたらいけない(広島)  
茶碗をたたくと(がき)が寄ってくる(京都)  
ご飯を粗末にすると針になって足にささる(長野)  
めしびつに三枚シャモジを入れるな(静岡)  
茶碗を箸で叩くと貧乏神がよろこぶ(岩手)  
一膳飯を嫌う(秋田)  
御飯を盛った茶碗の所に箸をさすと悪い(新潟)  
汁かけめしは、すく(食べる意)な(静岡)  
食事の時おみおつけ(味噌汁)を左においてはいけない(群馬)  
朝茶を飲まないと悪い(宮城)  
飯を食べてすぐ寝る人は犬になる(岩手/北海道/青森)  
御飯を食べて直ぐ横になると牛になる(島根)  
飯を食べてから直ぐ寝る人は貧乏になる(岩手)  
飯を食べてから直ぐ寝る人は牛になる(宮城/石川/福井)  
竹と木の箸を一緒に使うと嫌がる(長崎/神奈川/島根/大分/佐賀/岐阜他)  
食事の時箸から箸へ食べ物を渡さない(広島/秋田/佐賀/千葉/福島他)  
焼箸で食べると出世できない(大阪)  
山の神様へ悪い心の人が行くと必ず本山まで行く途中でけがをするか  
山から落ちる人がある(新潟)  
尻尾の切れた蛇は神様の使いだと信ず(徳島)  
水死人があがらぬと海が騒ぐ(和歌山)  
猿は庚申様のお使い(京都)  
犬が神様の使いだと毎日稲荷様に炊立ての御飯を供え犬にも食べさせる(群馬)  
ねずみは恵比寿様のお使いである(群馬)  
おひきがえるは神様のお使いである(群馬)  
百足は神様のお使いで家を守る(石川)  
百足に女のツバをかけるとむかでが死ぬ(石川)  
百足を殺すと四国八十八箇所を三べん参った事になる(香川)  
赤とんぼは仏の使者である(山口)  
がま(又は蛇)がメス・オス二匹いたら家の守り神(石川)  
八尾の聞名寺に幽霊の掛け軸があって、それをかけてその前で寝ると本当の幽霊が出て来る(富山)  
四つ角にはお化けが出る(長崎)  
狐は稲荷の使者と言われる(高知)  
ごくろう虫(極老虫?)を殺すと伊勢参り一回の価値がある(大分)  
五月の節句に菖蒲湯をたてると頭を病まない(山梨)  
満潮の時人が生まれ干潮の時人が死ぬ(京都)  
正月に神参りする(静岡)  
丑年の娘は戻るといって嫁にださず養子を迎える(石川)  
五月五日に菖蒲湯をたてる(香川)  
七月七日には何を洗ってもきれいになる(洗濯に石鹸を使用しない)(富山)  
節分に豆蒔きをすると縁起が良い(三重)  
お盆の初めの日に夜迎火を、終わりの晩に送り火を焚く(山梨)  
初亥の子を初嫁が祝えば男の子が出来る(鳥取)  
丙午の女は男を食う(男の命を取るの意)(鳥取)  
一月一日、二日、三日の朝豆柄とはぎを炊く(長野)  
漁夫は船がらをたかれない(秋田)  
漁業者として危険な海上生活者ゆえ縁起は割合思う(京都)  
悪い事は一度あれば二度ある(富山)  
二度あることは三度ある(茨城)  
来年の事を言うと鬼が笑う(東京)  
胸に手を当てて寝ると悪い夢を見る(新潟/岡山)  
とろろを食べてお茶を飲むと中気になる(静岡)  
夜梅干しを食べると目がうすくなる(富山)  
はしかの時胡瓜を食べると全快後にも発疹が時々出来る(新潟)  
一個の品物を箸で二人で挟み合うべからず(北海道/神奈川)  
箸でつかみっこをしてはいけない(千葉)  
夜髪をとかない(岩手)  
髪の毛を火鉢で焼かないこと(和歌山)  
夜頭の毛を洗うと親の死に目にあわれない(高知)  
爐に髪の毛をくべてはいけない(福島)  
毛髪を火に燃やすと気狂になる(神奈川/静岡/滋賀/京都/大阪/奈良他)  
髪の毛や爪を火にくべると気狂になる(静岡/徳島)  
腫物の殻を火鉢に落とすと腫物が広がる(岡山)  
水にお湯を入れないこと(岩手/北海道/埼玉/静岡/新潟)  
敷水(水を入れた上に湯を注ぐ事)をきらう(佐賀/埼玉/三重/福島)  
下水がハネルと火事の時走れない(岩手)  
家人が旅に出た時直ぐ掃除をしたり障子を閉じたりしてはいけない(徳島)  
人の出る時にほうきで掃き出すと縁起が悪い(香川/京都/滋賀)  
お祭りに獅子舞をすると魚がとれない(石川)  
下水の中に生きた魚を入れると病人が絶えない(新潟)  
左手で酒をお酌したり水をかけたりしてはいけない(秋田)  
井戸を掘る時女がのぞくと井戸水が濁る(広島)  
用も無いのに湯を煮立たりすると隣の財産が良くなる(岩手)  
船に女一人乗せない(秋田/長崎)  
いか船が出た後髪をほどくといかがとれない(青森)  
アワシマ様、弁天様に男女でお参りすると縁が切れる(和歌山)  
仏様にお鉢をかがすと不幸がある(愛媛)  
仏様に夕方花を上げると仏様が殖えるという(岩手/静岡)  
嫁入り道具を上座から出しては悪い(秋田)  
人が生まれたり死んだりするとその家の人は1週間神参りができない(秋田)  
悪い事をすると地獄の釜に落ちる(長野)  
祖先を粗末にすると「バチ」があたる(大阪)  
伊勢様のお札をふんだりまいたりするとマムシに食われる(岡山)  
出生年の神により食物を忌む(宮城)  
恵比寿様のお供物を子供及び女が食べると縁遠くなる(長野)  
家向を北向にすると不幸があって悪い(秋田)  
悪い事をすると罰があたる(岩手)  
世の中で悪い事をすると地獄に行く(福井)  
親不孝すれば罰が当たる(岩手)  
悪い事をすれば悪い報いがある(千葉)  
嘘をつけば鬼は舌を抜く(青森)  
おへそを出せば雷さんに取られる(大阪)  
親不孝な者は出世しない(秋田)  
ひざ振りをすれば出世しない(秋田)  
和尚様の前に転ぶと穴の中に埋められる(新潟)  
お金を拾う事は縁起が悪い(和歌山) 
 
縁起 言い習わし [2]  
戸障子の紙で尻をふいてはいけない病が起る(滋賀)  
太陽に向かって小便をしないこと(長野)  
歯のすきがあくと金がなくなる(徳島)  
卵の殻を踏むと婦人病にかかる(和歌山)  
鏡もちの上には必ずだいだいをのせる(長崎)  
寫眞をさかてに持たぬこと(高知)  
油揚げを持って山へ行くと狐が化かすという(三重)  
昼間、童話を語るとねずみが小便をひっかける(秋田)  
字の書いた紙で尻を拭くと手が上がらない(滋賀)  
寺のねはんだんこを天下においておくと雷が落ちない(岐阜)  
命日には精進なので魚類を食べられない(秋田)  
3歳5歳には、11月15日にお宮参りをする(東京)  
お七夜に名前をつける(東京)  
31日目に初のお参りをする(東京)  
神仏に手をあわせると一日の災難を軽くのがれる(北海道)  
火の所の時々淨める為にお塩を少々まく(北海道)  
1月15日には小豆御飯をたき神仏にそなえる(長崎)  
お祝いに鯛を使う(高知)  
たちはけを持つと、みが帰るという、だからその人は帰って来る(鹿児島)  
兄弟で同じ年に子供が出来た時に子供が負けないために「カタクチ」を割る(大分)  
縁組の式の時に鯛を使用する(島根)  
冬至にボーフラを食べねばウジ虫になる(鳥取)  
星を見て世の中を考える(奈良)  
海で大暴風の際、金毘羅様を念ず(京都)  
炬燵をかける時は暦を見て日を合わせてかける(福島)  
えびすに財布を供えると金持ちになる(福島)  
ねずみのことを夜者又は、姉様と呼ぶ(福島)  
一杯茶を飲んで出かけると坊主に會う(福島)  
口笛を吹けば天才が落ちる(秋田)  
舊六月一日にははがためとして鏡餅を食べる(秋田)  
五月の節句によもぎと菖蒲で屋根を拭く(秋田)  
白ねずみは大黒の使い(神奈川)  
蛇は弁天の使いである(神奈川)  
便所を掃除していると美しい子供が生まれる(愛媛)  
油虫を殺したら大師様が喜ぶ、大師参り一回に相当する(徳島)  
正月は切物一切用いず福八神を迎え楽しく一日を送ります(佐賀)  
節分の時自分の年だけ豆を食べる(神奈川)  
朝茶を飲む(神奈川)  
一族三夫婦健在の者が橋の流失止めの爲初渡りをする(神奈川)  
足に豆が出来た時は、鳩豆食えと三度呼ぶと豆が治る(福井)  
お彼岸の中日には全日休業し地獄の釜も休むという(富山)  
野道で蛇に追われたら左へ廻ること(石川)  
産婦のえなは墓地に埋める(山梨)  
鳩は八幡様のお使い、鹿は春日の神社のお使い、狼は稲荷様のお使い(石川)  
さるさわの池の畔に住たる狐は、昼は泣いても夜は泣かない(静岡)  
子供の13歳の時、嵯峨野の虚空藏様へ参った(滋賀)  
墓場でころぶと長生きしない(福島)  
階段から落ちたら三年は生きぬ(長野)  
歯の門歯との間が広く開いていると親の死に目にあえない(大阪)  
はしかの時、死んだ家へいったり等すると命にかかわる(青森)  
勝負事は親の死に目にあわれない(鳥取)  
将棋をすると親の死に目にあわれない(高知)  
碁・将棋に熱すると親の死に目にあえない(宮城)  
商人は絶対にサルという言葉を使わない(岩手)  
梯子に腰掛けると商売が悪くなる(岩手)  
客商売の家は庭を掃く時外に向かって掃くと客が逃げる(青森)  
火をたきながら歌を歌えば気狂いになる(岡山)  
火に縄や竹の皮を焼くと悪い(和歌山)  
かまどの前で歌を歌うと火が燃えない(徳島)  
火が燃えている所を又吹くと馬鹿になる(山梨)  
炊事場へ熱湯を流すと自分に何かが起る「手がひょうそうになる」(大阪)  
家の中で縄を焼くと家火事を起こす(滋賀)  
火をたきながら歌を歌わない(滋賀)  
朝は藤・夜は縄を燃やすな(京都)  
爐皿に傷をつけると親の頭に傷をつけたことになる(長野)  
お宮やお寺のものを炊くと気が狂う(富山)  
二人で火をたくと負勝が出る(岩手)  
炬燵の火でタバコを吸えば成功しない(鳥取)  
沖で口笛を吹けば風が吹く(青森)  
米を磨ぐ時、釜の底に少し水を入れてからお米を入れないと空子が出来る(新潟)  
ふかし物等したお湯で髪を洗うと気狂いになる(埼玉)  
足を洗う時、手を用いず両足相互で洗ってはいけない(宮城)  
コンコン狐は村祭り、キャンキャン狐は村騒動(鳥取)  
火の玉を見るといけない(滋賀)  
朝、家で気に入らないことがあればその日は外へ出ても何事も凶(福井)  
出なしに小言を言わぬ(長崎)  
船で口笛を吹いてはいけない(鳥取)  
人の身体をまたぐと、その人より出世しない(奈良)  
朝、熱が出るのは神の「さわり」で、夕方熱が出るのは仏の「さわり」神仏のさわりのある家は神仏が守って居る故、繁昌する(佐賀)  
海へ金物を落とすな(島根)  
妊婦が火事を見るとその子にアザが出来る(全国的)  
妊婦が葬式を見るとその子にアザが出来る(青森/石川/滋賀/島根/岡山)  
妊娠中は近親に死なれても手をつけぬこと(栃木/千葉)  
妊婦の居る時カマドを修理すると兎唇の子が生まれる(全国的)  
妊婦が切物をふところに入れると兎唇の子を生む(岩手/福井/大阪/大分)  
妊婦が茶釜に口をつけて飲むと兎唇の子が生まれる(秋田/石川/長野)  
馬の手網をまたぐと子供が十二月腹にいる(北海道)  
妊婦が馬の手網を踏むと難産する(新潟/高知)  
炭をまたぐと黒い子が生まれる(長野)  
女が砥石をまたぐと砥石が割れる(京都)  
女が砥石、鎌、天秤等をまたいではいけない(奈良)  
妊婦が箒(ほうき)をまたぐとお産が重い(宮城/新潟/富山)  
かますの上に座るとふくろが生まれる(長野)  
みに座れば身があまれる(秋田)  
妊婦が横むしろに寝るとおしの子が生まれる(秋田)  
みにくい人を笑ったら自分がそんな子を持つ(長崎)  
妊婦が墓へ参るといけない(滋賀)  
妊婦の時、田のしりみを新たに切ると兎唇の子が生まれる(三重)  
妊婦で泥棒すればその子が泥棒になる(長崎)  
妊婦が寫眞を取ると生まれた子供が早死にする(愛媛)  
妊婦がその期間中に行う動作が直接胎児の精神を養う(富山)  
袋から袋へものを移すと袋子が出来る(滋賀) 
餅つきの時下駄ばきでつくと歯が悪い子を生む(静岡)  
人につばをかけると口の切れた子が出来る(長崎)  
女が御はちの中から御飯を食べると口の大きい子を生む(島根)  
若い女がセイロの御飯を拾うと空子が出来る(富山)  
妊婦が大きな茶碗で食事をするとその子の口が大きい(広島)  
ナイフ小刀等切れ物で直接食べ物を口に入れると兎唇になる(富山)  
お産後100日以内に柿を食べると乳が出なくなる(埼玉/富山)  
田の中畔を切ると兎唇の子が生まれる(静岡)  
家内で子供が生まれるとお産の火が悪いと言うので仕事を三日休む(高知)  
妊婦が蛇を殺すといけない(岡山)  
妊婦が「ミミズ」に熱湯をかけると前髪のちぢれた子供が生まれる(徳島)  
妊婦は殺生をしてはいけない(和歌山・広島)  
産後又身よりの者が死んだ場合、神様の傍にいけない(東京)  
妊婦が兎を食べるとその子が兎唇になる(全国的)  
妊婦が蟹を食べるとその子が毛深い(大分)  
妊婦が蟹を食べると六本指の子供が生まれる(秋田)  
産後に蟹を食べると虫になる(鳥取)  
妊婦がタコを食べるとタコ肌になる(千葉)  
妊婦がタコの足を食べると子供の前髪がちぢれる(愛媛)  
産後イカ、タコ、エビを食べるものではない(香川)  
妊婦は肉、四足は食べるものではない(千葉/長野/群馬/秋田/島根)  
妊婦の時、魚類(ケンスズキ)等を食うと流産する(大分)  
妊婦があひるの肉を食べるとあひるの足がはえる(栃木)  
妊婦が蛤(はまぐり)を食うとその子が舌を出す(東京)  
妊婦がアワビを食べると産まれる子供の目の性がよい(岐阜)  
妊婦がショウガを食べると六本指の子を産む(秋田)  
妊婦が柿を食べるとその子がくさる(秋田)  
妊婦は子類を食わない(青森)  
妊婦は鮫を食うとその子が鮫肌になる(青森)  
妊婦がハチミツを飲むと腹痛になる(岩手)  
お産後にカボチャを食べるとなりんぼになる(栃木)  
妊婦がマンボを食べると骨なしの子が生まれる(和歌山)  
女が鳩を食うと口から子を生む(鳥取)  
妊婦に灸をやって貰うと、きかない(高知)  
産婦が火傷を見ると、見られた火傷は全快する(長崎)  
夜、爪を切ると親の死に目にあわれない(全国的)  
夜、爪を切ると世がつまる(福島、秋田)  
夜、爪を切ると病気の時、夜話しされる(青森)  
両親のあるものは夜、前髪を洗ったり整理したり爪を切ったり唇を見たりしてはいけない(岩手)  
夜、爪を切る時は、夜爪を切る爪は鷹の爪と三度言う(埼玉)  
親が子の爪を切ると親の目に入る(東京)  
正月六日に初めて爪を切り、夜は切らない(群馬)  
夜、爪を切ると四つ角に立ちんぼが立つ(福井)  
夜、爪を切ると長病気する(石川)  
夜、爪を切ると思う事が叶わない(山梨)  
夜、爪を切る時は家の下で猫の爪を切るといえばよい(岐阜)  
爪を寝床下に敷くと病気になる(山口)  
髪や爪を火に焼くと神様が逃げる(佐賀)  
夜、爪を切ると気狂いになる(長野)  
夜、爪を切ると怪我をする(青森)  
夜、爪を切ったり、出かけに爪を切ったりしてはいけない(岩手)  
夜、爪を切ると通夜することがある(青森)  
夜の爪は何の爪と言って切る(京都)  
夜、爪を切ると夜道が怖い(京都)  
夜、爪を切ると牛の爪になる(和歌山)  
兄弟一緒に爪を切ってはいけない(佐賀)  
出かけに爪を切らない(神奈川)  
爪を水に投ずると死ぬ(佐賀)  
爪を海中に捨てると難破する(高知)  
爪を切って他家に行くと恥じをかく(岡山)  
夜、爪を切り火鉢に入れると泥棒が入る(長崎)  
爪を焼くと食物をやたらに食う(島根)  
爪を焼いてはいけない(広島/岩手/山形)  
いろりに爪を入れるといけない(宮崎/佐賀/和歌山)  
火鉢の側で爪を切ってはいけない(鹿児島/香川/滋賀)  
爪を切って火の中へ入れると火事になる(山口)  
火の中へ爪を切って入れると「つまんばれ」になる(山梨)  
爪を火にくべると長病気する(富山/福井/山梨/長崎/大分/佐賀)  
爪を火にくべると夏病をする(山口)  
爪を燃やすと餓鬼になる(福井/岡山/広島)  
爪を爐にくべると狂人になる(福島/栃木)  
病人に爪を切ってやると死ぬ(徳島)  
爪を切って火にくべるとオシになる(岩手)  
いろりの中へ爪を捨てると爪の形が悪くなる(富山)  
爪を火に焼くと肺病が出る(宮崎)  
爪に火を入れると爪が痛くなる(山梨)  
頭の毛を人に踏まれると頭が痛くなる(栃木/新潟)  
耳くそを火にくべるとツンボになる(神奈川)  
腫物の穀を火鉢に落とすと腫物がひろがる(岡山)  
夜、爪を切っていろりへ入れるとカワキの病になる(富山/岐阜/他4県)  
夜、爪を切って火に入れると癲癇になる(長崎)  
爪を切っていろりに落とすと盲になる(長崎)  
夜、髪をとかない(岩手)  
毛髪を火に燃やすと気狂いになる(神奈川/静岡/滋賀/京都/他5県)  
髪の毛を焼いてはいけない(福島/和歌山)  
爪や髪の毛を火にくべると気狂いになる(静岡/徳島)  
夜、頭の毛を洗うと親の死に目にあわれない(高知)  
髪の毛を左わけにして親に見せると悪い(新潟)  
三人で寫眞をとるといけない(全国的)  
三人で寫眞を取る時は犬や人形を入れて寫す(大阪)  
四人で寫眞を寫すと悪い(北海道/滋賀)  
三人でタバコの火をつけてはいけない(福井)  
木に三人で登ると最初に登った人が落ちる(秋田)  
三人の旅は一人乞食(山梨)  
人間のまわりを三回まわるとその人は死ぬ(三重/大阪/島根)  
子供が火遊びをすると寝小便をする(秋田/岩手/新潟/福井/他3県)  
北枕に寝るといけない(全国的)  
病人は西枕に寝てはいけない(佐賀)  
東向に寝れば病をまねき、北向きに寝れば水虫になる(高知)  
泣きまねをすると親が死ぬ(富山)  
足の毛をそると火事の時逃げられない(富山)  
人の足の裏をかくと貧乏になる(福井/岡山)  
鳥の鳴き声をまねすると唇をやむ(新潟)  
人のポケットへ手を入れると火事になる(愛知)  
子供の血を動物になめさせると親が気狂いになる(石川)  
人の足をくすぐると病がうつる(三重)  
鐵(くろがね)ビンの口を北に向けない(新潟)  
人が海に落ちて死ぬと死骸が上がるまで海が荒れる(石川)  
手水を人にかけると親の死に目にあえない(長野)  
紙布等二人で引っ張り合って切ると双生児を生む(大阪)  
42歳の厄年には竹の子とやりを家に入れない(青森)  
雷様が鳴る時三人で柱の傍に居るな(栃木) 

 

 
日の吉凶  
結婚には吉日を選ぶ(宮城)  
結婚式や建前は吉日を選ぶ(愛媛)  
日吉丸は元旦に生まれ、石川五右衛門は庚申の日夜に宿った(徳島)  
物の初日の吉凶を選ぶ(山口)  
灸をすいる時日が悪いと死ぬ(兵庫)  
祝儀は大安が良い(関東・中国以西14例)  
岩田帯は戌の日にする(富山 愛媛 鹿児島)  
月の五日、二十日は最良の日で万事に良い(熊本)  
友引には葬式を嫌う(全国から93例)  
三隣亡には家を建てない、建前をしない、高い所へ登ると必ず落ちる  
屋根を葺くと火事になる、婚礼をしない(全国48例)  
仏滅には婚礼をしない、家を建てると倒れる、餅をつかない(全国8例)  
甲の日に種を蒔かぬ(三重)  
丙の日に大火をたくと火事になる(三重)  
巳の日に餅をつくと火事になる(山口)  
子丑の日は種蒔きをしない、菜・大根の種(千葉)  
ゑのねの日には穀物を計り出すものではない(愛媛)  
蚊帳を初めて出す日に子の日を忌む(大分)  
味噌を子の日、卯の日にはつかない(大分)  
丑の日に寝つくとながびく(千葉)  
子、丑の日に灰を取ると火事になる(島根)  
衣類の裁物をするのに寅の日を嫌う(静岡)  
卯の日、寅の日には何もつづく(茨城)  
卯の日に種蒔きするな、葬式が出る(長崎)  
卯の日に田植をしない(群馬)  
卯の日、午の日に餅をつくのは良くない(三重)  
牛の日に田植をすると火にたたる(山梨)  
午の日に年取りの餅をつくと火難がある(静岡)  
午の日には大火をたかない(三重)  
午の日、巳の日に餅をつくと火事か人が死ぬ(山口)  
子の日、午の日田植をするとたちばの米となる(広島)  
午の日に田植をすると死場の飯米になる(島根)  
午の日に餅をつくな(大分)  
戌の日に麦を蒔くと麦を食わぬ人が出る(埼玉)  
戌の日に麦を蒔いては悪い(栃木)  
戌の日に麦を蒔かない(群馬)  
婚礼の悪日は巳、午、子、寅(大分)  
味噌醤油を作ってはいけない日がある(鹿児島)  
半下の日に田植をしては悪い(栃木)  
ヂクワに当たる日に水稲の水漬をしない(鹿児島)  
日蝕に作物を作ってはいけない(鹿児島)  
八尋に竹をきると虫が入る(福井)  
結婚式には四月十日を嫌う(愛知)  
節句、冬渡祭には針仕事をしない(栃木)  
一日は旅行を見合わせるものだ(富山) 
 
月の吉凶   
十月には婚礼をあげない(神奈川)  
午の月には田植えをしない(宮城)  
法事を十二月には行わない(徳島)  
七月生まれの子は親にそわない(三重) 
 
土用・寒  
土用に土をいじってはならぬ(京都 熊本)  
土用に杭を打つと病気になる、たたる、死ぬ(石川/福井/山口4例)  
土用や彼岸に婚礼すると不幸がある(神奈川)  
寒には土をいじらない(茨城)  
寒に味噌を煮ると火にたたられる(千葉) 
   
忌まれる年・年まわり・厄年  
閏年にはお墓をいじらない(島根)  
蚊帳を買うものではない(兵庫)  
墓を建て、蚊帳を買うことを忌む(宮城)  
寅年に縁組すると千里行って千里帰るからきらう(山形他6例)  
五黄の寅生まれの女は嫁にもらわない(茨城/富山)  
まる寅はくじ運が悪い(大分)  
寅年は干ばつ(鹿児島)  
卯年に婚礼すると破談が多い(福島)  
卯年の者が一家に三人あれば、その家は栄える(奈良)  
申年には婚礼を忌む(山梨)  
一家に申・寅・巳の三人があると悪い(静岡/大分)  
みづのえ、みづのとの年又は月日に家を建てると火難が多い(静岡)  
丙年の女は夫を殺す、嫁にもらってはいけない  
夫が早死にする、身代を滅ぼす、三度火事になる  
三人の夫を食う、夫は頭が上がらない、どちらかが死ぬ  
縁が遠い夫運が悪い(東北/関東/中部/近畿/中国四国/九州26例)  
厄年には婚礼するものではない、厄年には病気をする  
災難あり(宮城/栃木/静岡/富山/岐阜/愛知/島根)  
女の厄年は二十三、三十三 男二十五、二十八、四十二(全国18例)  
歯の三十三本ある人は人を呪う(島根) 
 
言葉  
馬が死んだ時死んだとは言わず「流れた」という(熊本)  
結婚式に「茶」という言葉を嫌う(愛知)  
水商売人の家で「お茶」と言えば嫌がる(兵庫)  
朝「ざる」と言うと不吉を感じる(愛媛)  
婚礼当日は「さる」「いぬ」「かえる」の言葉を使わない(兵庫)  
商人の家では朝「サル」と言う事を忌む(岐阜)  
婚礼に「房子」と言う言葉を嫌う(滋賀)  
正月の日に「し」のつく言葉を使ってはいけない(徳島)  
長い物のことを言うと漁がない、たとえば蛇の話(兵庫)  
船内で蛇と言うと不吉(徳島) 
 
妊娠  
妊婦が兎を食べると兎唇の児が生まれる(全国的に有る)  
妊婦が蟹を食べると生まれた児は毛深い(大分)  
妊婦が蟹を食べると六本指の児が生まれる(秋田)  
妊婦が蛸を食べると蛸腹になる(千葉)  
妊婦が蛤を食べると舌を出す児が生まれる(東京)  
ナマコを妊婦が食べると骨なし児が生まれる(和歌山)  
妊婦が鴨を食べると鴨指の児が生まれる(栃木)  
妊婦が家鴨の肉を食べると家鴨の足がはえる(栃木)  
妊婦が柿を食べるとその児が腐る(秋田)  
妊婦はもちろん、その家人が新しく竈を築いたり修理しても三つ口の児が生まれる(全国的)  
妊婦が二股大根を食べると双児が生まれる(滋賀・栃木)  
妊婦が二つずつ続いたものを食べると双児が生まれる(福井)  
畳の継ぎ目の上で交合すると双児が生まれる(不明)  
妊婦が火事を見ると生まれた児に赤痣がある(全国的に存在)  
妊婦が葬式を見るとその児に痣が出来る(青森・石川・滋賀・栃木・島根・岡山)  
妊婦が蜥蜴に熱湯をかけると縮れ毛の児が生まれる(徳島)  
妊婦が蛇を殺すと良くない(岡山)  
妊婦が炭をまたぐと黒子が生まれる(長野)  
竈の上に包丁をおくと口の切れた児が生まれる(宮崎)  
妊婦が横ムシロに寝ると唖の児が生まれる(秋田)  
妊婦がカマスの上に座ると袋児が生まれる(長野)  
袋から袋へ物を移すと袋児が生まれる(滋賀)  
米を研ぐ時釜の底に少し水を入れてから研がないと空子が生まれる(新潟)  
紙布等を二人で引っ張って切ると双児が生まれる(大阪)  
妊婦が写真を撮ると生まれた児が早死にする(愛媛)  
妊婦が箒をまたぐとお産が重い(宮城・新潟・富山)  
餅つきの時に下駄履きでつくと歯の悪い児が生まれる(静岡)  
妊娠中は近親者が死んでも手をつけぬこと(栃木/千葉)  
妊婦が墓に詣でるといけない(滋賀)  
妊婦が大きな茶碗でご飯を食べると口の大きな児を産む(広島)  
産婦が火傷を見ると、見られた火傷は全快する(長崎)  
お産後百日以内に柿を食べると、乳が出なくなる(埼玉・富山)  
家内で子供が生まれると、お産の火が悪いというので仕事を三日間休む(高知)  
産後身寄りの者が死んだ場合、神様のそばへ行けない(東京)  
くちなしの木を植えると、その子のどこかに痣が出来る(大分)  
妊婦が蟹をいじめると、その子が蟹のようになる(香川)  
妊婦が生姜を食べると六本指の児が生まれる(秋田)  
妊婦が油気のものを食べると胎毒の児が生まれる(不明)  
妊婦が蜂蜜を飲むと腹痛が起こる(岩手)  
妊婦が南瓜を食べると癪病になる(栃木)  
妊婦が蟹を食べると虫になる(鳥取)  
妊婦が蛸の足を食べると子の頭髪が縮れる(愛媛)  
妊婦は肉、四つ足を食べるものではない(千葉/長野/群馬/秋田/島根/岡山)  
妊婦が鮫を食べるとその子が鮫肌になる(青森)  
女が鳩を食うと口から子を産む(鳥取)  
産後にイカ・蛸・海老を食べるものではない(香川)  
妊婦が田のしりみを新たに切ると三つ口の児が生まれる(三重)  
妊婦が田の中畦を切ると兎唇の児が生まれる(静岡)  
妊婦にすえてもらったお灸は効かない(高知)  
妊婦が切れ物を懐に入れると兎唇の児が生まれる(岩手)  
妊婦が土瓶に口をつけて水を飲むと兎唇の児が生まれる(岩手/福井/大阪/大分)  
女が蒸篭のご飯を拾うと空子が生まれる(富山)  
妊婦が大きな茶碗で食事をするとその子の口は大きい(広島)  
妊婦が泥棒をすればその子が泥棒になる(長崎)  
人につばきをかけると歯の悪い子を産む(静岡)  
妊婦は殺生をしてはいけない(和歌山・広島)  
女が石臼の目を拭うと盲目の子が生まれる(愛知)  
妊婦が砥石をまたぐと砥石が割れる(京都)  
女が砥石、鎌、天秤棒をまたいではいけない(奈良)  
妊婦が卯の花をまたぐと流産する(不明)  
妊婦が転ぶとへその緒が胎児の首に巻き付く(不明)  
妊婦が馬の手綱を踏むと難産する(新潟/高知)  
馬の手綱をまたぐと子供が十二ヶ月腹にいる(北海道) 
 
結婚  
丙午の女と結婚すると夫が食い殺される(神奈川/鳥取・福井)  
己午の縁談は成立しない(埼玉)  
四う目十う目は合性が悪い(青森・福島)  
縁組の時、四つ違い十違いはいけない(神奈川)  
四つ違いは死に別れる、生きて苦労する(宮崎)  
女は十九、男は二十五歳は結婚を嫌う(鳥取)  
女が二十二歳(いわゆる二並び)の時に結婚すればいけない、離縁になる(埼玉・三重)  
二十五、二十八等の年令に結婚してはいけない(大分)  
丑年の娘は戻るといって嫁に出さず、養子を迎える(石川)  
戌(去ぬ)の日に結婚すれば必ず帰る(秋田)  
亥の子に采類を食べると縁が遅い(高知)  
三月に縁組すると悪い(愛知)  
輿入れの時、玄関で盃を割る(富山)  
嫁に行くとき、二度と帰って来ないように大戸を締める(山梨)  
若い娘がハンカチ、指輪を人にやると縁遠い(長崎)  
赤飯を茶漬けで食べると嫁入りのとき雨が降る(静岡・山梨・徳島・高知)  
赤飯にお汁を掛けて食べると嫁入りのとき雨が降る(宮城・長野・埼玉)  
お皿で飯を食うとお嫁に行ってそうされる(徳島)  
杓子を嘗めると婚礼のとき雨が降る(高知)  
豆の皮をむいて食べないと嫁に行くとき裸で行く(新潟)  
恵比寿様のお供物を子供や女が食べると縁が遠くなる(長野)  
粟島様、弁天様に男女でお参りすると縁が切れる(和歌山)  
縁談の時にお茶を出すといけない(秋田)  
縁組のとき鯛を使用する(島根)  
婚礼には伊勢海老を用いる(全国的に有る)  
鶴亀はめでたいものとして婚礼に使われる(全国的に有る)  
目出度いときに不吉な話をしない(岡山) 
 
農業  
苗代に餅稲を植えない(新潟)  
苗代に餅稲を作るといけない(三重)  
餅稲田の周りには小豆は作らない(三重)  
午の日に餅稲は植えられない(秋田)  
犬の日に田植えをすると悪い(群馬)  
六月六日伊勢の田植えに朝十時前に田植えをしない(新潟)  
辰の日に田植えをすると家内が死ぬ(長野)  
酉の日に田植えをすると家事になる(長野)  
中の午の日に田植えをすると不幸になる(山梨)  
午の日に田植えをしない(山梨)  
田植えの時に両方から植えるのは悪い(滋賀)  
苗を括った藁の輪の中に苗を植えると人が死ぬ(京都)  
三日苗(稲苗代で挿苗三日前にとった苗)を植えてはいけない(京都)  
種蒔きしてから四十九日に苗は取らない(鳥取)  
子の日には田植えはしない(鳥取)  
農家では正月の三日目に田植え初めといってカヤを挿す(平年は二本、閏年は三本)(徳島)  
田植えの初植えは卯の日は良くない(長崎)  
田植えに四十九日植えは家に厄がある(熊本)  
午の日に田植えはしない(熊本)  
五月五日に田に入ると悪い(栃木)  
田の神様の日に田には入らない(新潟)  
犬の日に麦は蒔かない(埼玉)  
麦蒔きの時に畝落しをするとその年は悪い(三重)  
麦の初蒔きは犬の日が良い(長崎)  
午の日には大根の種は蒔かない(秋田)  
丑の日には大根を蒔かない(長野)  
いのこの日に大根畑に入ると大根が腐る(滋賀)  
彼岸に大根畑に入ると大根が腐る(滋賀)  
七月には茄子を植えない(新潟)  
茄子を北枕とか三筋に植えると悪い(和歌山)  
春土用前に牛蒡(ごぼう)を蒔く(新潟)  
土用に牛蒡を蒔けば葬式の牛蒡になる(新潟)  
小豆を町に植えてはいけない(佐賀)  
子の日には芋を植えない(長野)  
里芋を作ると病気になる(山形)  
四日に菜類を蒔かない(長野)  
猪の日に畑へ仕事に行くと怪我をする(岡山)  
初日の日は畑に出ない(徳島)  
土用中に土を深く掘ってはいけない(新潟)  
農家では社日の日は土地を掘らない(徳島)  
二月十六日は木を切らない(秋田)  
日暮れには竹を切らない(長野)  
鶏は四羽は飼わない(山形)  
鶏は四羽または八羽を飼う事を嫌う(栃木)  
猫や牛をカウ時は子供と同じ年を飼わない(新潟) 
 
漁業  
沖で口笛を吹くと風が吹く(青森)  
四足の肉類を炉にかけると時化に会う(秋田)  
梅干の種を海に落とすと海が荒れる(石川)  
人が海に落ちて死ぬと死骸の上がるまで海が荒れる(石川)  
水死人が上がらないと海が騒ぐ(和歌山)  
梅の種を海中に入れると海が荒れる(岡山)  
爪を海の中に捨てると難破する(高知)  
子供が生まれて七日の間は船に乗って沖に出られない(青森)  
海女は海に出る時十月十八日に沖に出て死んだというとその日は沖に出られない(新潟)  
船舶の抜錨行くな七の日帰るな五の日に行くな帰るな二十五日(島根)  
月の七日は初めて漁に出ない(大分)  
仏滅の日に漁具を新調しない(京都)  
漁業者は四と九の数字を嫌う(北海道)  
船に乗って航海中は楽器を鳴らさない(北海道)  
イカ船が出た後髪をほどくとイカが取れない(青森)  
炉に藁を焚くと不漁になる(秋田)  
正月又はお祭りに獅子舞をすると漁がない(石川)  
出漁中の漁夫が夜に口笛を吹くと鼻の無い神様がさらって行く(石川)  
出漁中に蛇の話をすると大漁が無い(石川)  
海に出たら無しとか不漁等の言葉は使わない(京都)  
出漁中に猿のことを話せば途中で帰る(兵庫)  
漁船に女子一人便乗すると縁起が悪い(長崎)  
鰯網の母船に女子便乗厳禁(長崎)  
出漁中は蛇を見ると良い(兵庫)  
海上が大暴風の時には金毘羅様を念じる(京都) 
 
天候一般  
大雪が降った年は豊作である(宮城)  
青大将が毎日姿を現すと大洪水になる(福島)  
赤飯に汁を掛けて食べると雨か雪が降る(埼玉)  
茶の木の花が上を向いて咲くと雪が少ない(新潟)  
子供がお茶を飲むと風が吹く(長野)  
ひしゃくを担ぐと雨になる(長野)  
蟹が道に出ていると大水が出るか、雨が降る(山梨)  
朝虹は雨が降る、夕虹は天気になる(岐阜)  
鳥が巣を高く作ると雨が多い(京都)   
六月一日に山に霧がかかれば凶事となる(鳥取)  
ふくろうが鳴けば天気になる(鳥取)  
履物の裏表で天気を占い表になれば晴れ、裏になれば雨か曇り(高知)  
蛇が腹を上にして死んでいれば雨が降る(福岡)  
死んだ蛇の腹を上にしておけば雨が降る(福岡)  
南天の木に尻を向けると雨が降る(福岡)  
青蛙が鳴くと雨が降る(熊本) 
 
農漁村の生活  
外出して七日目に帰ってはいけない(秋田)  
九のついた丑の日に餅をつかない(秋田)  
忌中の間は海や山には行かない(秋田)  
田植えの夢を見ると人が死ぬ(山形)  
外出して七日帰りは良くない(福島)  
七日帰りを避ける(富山)  
午の日に餅をつくといけない(三重)  
忌中一年間は屋根の修繕は出来ない(京都)  
月の十日は泊りがけで外出すると帰れない(京都)  
七日に家を出て九日に帰るのは良くない(京都)  
砥石、草刈鎌、天秤等を女の人が跨いではいけない(奈良)  
四、九の日を嫌う(鳥取)  
行くな十七日、死ぬな二十五日といってその日の往復を避ける(鳥取)  
家の中で帽子をかぶるとナスビがならない(香川)  
朝起きにさると言えばその日は何をしても仕事が捗らない(香川)