3500-4000     


友の情けの盃ほして 阿修羅のように 天使のように 男は生きろ
泣いてたまるか人生は 山川谷のつづらおり 冬に春待つ 男みち
黄昏あとに開く花 香り漂い世界も変わるさ 君と踊るダンスのように
しぶき散れ散れ 逆巻く怒涛を 越えて一節 歌う人生 オーッサー 男伊達
迷いはしない 胸にきざんで 腹におさめて 男一代 燃えてやる



子孫繁栄 末代までも 祈る灯火は 消しはせぬ
私がひとりベルを聞く
オットそういうこの俺も 半端がらすの一本気 でっかく咲こうぜ男華
男吉良常 これから先は 花も実もある 花も実もある 旅もある
笑顔千両で まっことおまえは まっことおまえはよか女



笑うお前がいじらしい そんなお前に人並の 幸せひとつあげたくて 泣けた
見栄も飾りも 酒に換え 君の愁いを 晴らしたい
明日が勝負 男 金五郎 人生ざんげ 龍がさけべば 海が泣く
紅で染めるか涙のあとか どちら先でも待ってると 船はヨー船はヨー 三段跳びだよ 波頭
みれん埋めに 来たけれど あなた恋しい 思いきれない あゝ男鹿半島



吉野の流れは お宝だ 盆のお囃子 夢を呼ぶ 連の網笠 花と咲く
我慢の船さ ここが一番 男の勝負 夢は 夢は 夢は大漁の 男船
おれも おまえも 火の国育ち 惚れた女を 泣かせても すじは通すぜ 男道
根性ひとつで生きて行く 俺の選んだ人生だ 勝って笑うが 男道
真実の道をゆく じんじと仰ぐ あゝ 人道無限 男道



なんちゃらほいさで 嫁とりの 夢も重なる 男灘
どうせ勝負は時の運 そうと決れば 一気に夢を かけて花咲く 男でいたい
ここが見せ場の花舞台 あばれ男の 夢祭り 燃えて火となれ 華となれ
知らず 知らずのうちに 君と歩き始めて 知らず 知らずのうちに
捨てられたのね 私はあなたに しおれた花が 捨てられるように



ああ愛しているから 知りたくないの 早く昔の恋を忘れてほしいの
忘れちゃいやだよ 気まぐれカラスさん 私を泣かすな 白いかもめよ
溜息のヴィーナス 恋はゲーム
マル マル マルジルシ 心に貼り付けて 地球にいい顔させられる
地球の涙に虹がかかるまで



苦しみばかりの連続 逃げられないから せめても 女の中へと逃げ込む
砕けて 散ってしまえ 地獄が なんだ 滅びるのが ああこの世がなんだ
強く揺れあいながら 地上につく頃 苦しみは終わるの 終わるの
結ばれてる二人なら きっと又逢える 地上の愛
つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう



地団駄ふんで人生 酔いしれて人生 新しい酒が人生 新しい恋が人生さ
異国の果てない空 心を映す 今すぐ帰りたいわ あなた
つよく手をとり 生きてよと きらきらきらり きらきらり ゆれて輝く 宗谷湾
誠実の花を 持てばいい 心豊かに しなやかに ああ粛々と 行けばいい
大空めがけて空を切り 飛べ飛べおやじの竹とんぼ どこまでも 飛んでゆけ



なんにもなかった昔のように もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ
今もこの胸 やさしく洗う 清き流れよ いついつまでも
あなたと二人濡れた街 あゝここは長崎 中の島ブルースよ
この道はまるで滑走路 夜空に続く 夜空に続く 夜空に続く
ほんとの 愛情と 正直に 思うのが 少しだけ 気がひける



忘れんしゃい 中洲 那珂川 風が吹く
おやじもう一杯 冷やでついでくれ 江戸はこれより八十里 ああ中仙道
風のあたらぬ日蔭をさがし 生きて行こうよ 二人して
紅い太陽は 東の空から昇る 張子の虎 張子の虎さ
何度言われても あヽお馬鹿さん 懲りない懲りない 私です



旅に出たいの 朝がくるまえに
時の流れが二人をひきさき 心さえつげない いまでは
なんでつらかろ 苦しかろ あなたが枯れたら わたしも 枯れるわ いいですね
まもりたい しあわせ本気で 咲かせたわたし
面影と 生きるなんて 君には させないと



右手にはエロス 君に微睡む時
見つめあえることを夢見る 吐息のあい間に雨の音がする あなたのしぐさで心も溶けてしまう
朝陽の中で微笑んで 形のない愛をつなぎとめて つなぎとめて
やるぞみていろ 室戸の灯台 明日は大漁の 親子船
この恋終わりますか 女はいつも 夢に抱かれて夢にもたれて 暮らしていたくて



今もずっと胸に焼きついてる 波打ち際 消えたメロディ 愛のセレナーデ
思い出も 胸の小筺の 蓋あけて ひたひた寄せる 潮騒の町よ
わたしはまぶたを閉じていた あなたと来なくたって わたしはもとから この海が好き
あなただけを愛しながら 好きで 好きで仕方ない こんな気持ち ゆらゆら蝶になれ
後にさがれぬ道ならば 大地を踏みしめ歩きましょう 



貴女は祈る つらい恋だから 愛の物語
この愛を誓う 星降る夜に 誘われて とまどう 二人
その手をかせよ行くぜ すぐに夜が明ける 死ぬまでの 長い旅だぜ
何んでもなさそに ああ 傷ついた ああ 傷ついた 芥子の花
ああ 長崎 長崎の 夜はむらさき



酒に恨みは ないものを あゝ 長崎は今日も雨だった
小鳩よ飛べるでしょうか あしたは 青空見えるでしょうか 惚れて 長崎ワルツ
霧笛 たそがれ 思案橋 別れても 信じていたい 遠いあの日の 夢ものがたり
なぜに帰らぬじゃがたらお春 サンタクルスのああ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る
面影を追いかけて ふりむけば今日も わかれ雨降る 夜の中島川



虹のしぶきを 受けて立つ 岩の心を忘れるな
女房おまえに 釣られた俺が 長良ひとすじ いのちひとすじ さかな釣る 夢を釣る
あなた私を泣かす人 枕淋しや鵜飼いの宿は 朝が白々長良川
ひとときに賭ける心 雲の切れ間に陽ざしが見える 夜明けの裏通り
ねえ わたしここで 祈っているの あなたとの 愛よふたたびと



むち打ち生きて 愛の涙を ちらすのか 津軽じょんがら流れ唄
夢のひと枝 花が咲く 帰って来いよ 津軽の里へ
林檎も桜も 一緒に咲いて 北の津軽は 春盛り花盛り
今年ァめでたの 父子船 あんたの海だよ 津軽の海は 絆一本 固めて来され
私は帰ります 風の音が胸をゆする 泣けとばかりに ああ津軽海峡冬景色



心に春が来る 桜前線近づく頃は 汽車の音にも エエー振り返える
いつもじょんがら大きな声で 親父うたって 汽車から降りる お岩木山よ 見えたか親父
生まれ故郷は 忘れない 酒っこ飲むたび 口に出る 津軽じょんから 故里の唄
大きな声で叫んでみたよ 岩木よ お前がいたから 俺がいる
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪



逢いたいな あの人に 噛んだ袂で 鈴が鳴る
追いかけてヨコハマ あのひとが逃げる 残したすてゼリフに誰か見覚えはありませんか
花に似たくちびるに ふれただけのあの人は今はいずこ ああ今はいずこ
この指がいまも いまも憶えている いいことなんか なかったけれど それでいいのよ
二人の距離は 戻れないくらい 他人なのね



浮くも沈むも 一緒だと ひとこと言われりゃヨー 夢に酔うのに 追分酒場
涙をふいて ついておいでよ 窓の外は ああ 通り雨
恋は哀しい 通り雨 冷たい足音 聞きながら 淋しく見送る うしろ影
知らない顔して あなたはいない 雨 雨 雨 わたしを泣かす あなたは通り雨
水に流れる花でさえ 別れ惜しんで浮きしずみ 椿散る散る 湯の宿かなし



あなた 濡らすこの世のしぐれ道 涙ふきあう お里・沢市 夫婦づれ
雪に埋れた山あいで ひとり暮らしはつらかろと 抱いてやりたい 紬の女よ
そんな顔してどうしたの 直しなさいね悪い癖 爪を噛むのはよくないわ
汗と涙を 分ち合う ああ その日が その日が 鶴の恩返し
ささいな事が 気にかかる あなたを捨てたわけじゃない



世に武士の 義といわめ などて恐るる ことやある などて撓とう ことやある
あの人がいて 俺がいる いつの日も忘れないよ 命あるかぎり
佐渡はいよいか 住みよいか つらい運命の 恋ゆえに 私は帰らぬ 旅に出た
あなただけを想っていた やさしくなくていいよ クールのまま近くにいて
お守りだったのに 生きてきた中で たったひとつの 天国だったのに



死んで楽しい 天国で あなたの妻と なりますわ
熱帯の花が招いてる ふたりだけの島 もっと遠くに連れて行って ねえ
もっとあなただけの呼び方で 二人 何度も急降下するたび もっと私を変えて
だいじなプロミス 涙をふいて 笑ってごらん それが僕との約束だから
昨日から 生まれ変われる 横顔の泣きえくぼ 涙渇いた あしたが



最後につぶやく 再び会う為の短いさよなら あなたにさよなら 忘れないでね
あなたに生かされて あたしも生きてゆく
星空でもいいから 最後の最後には それ以上のない ロマンスがしたい
もう泣かないわ さびしくないわ 天使も夢みる 春だから
想い出すまい 話すまい 女ひとりが 旅の果て 天城湯ヶ島 白い花



くらくら燃える 地を這って あなたと越えたい 天城越え
守り通した 神の道 天草四郎時貞の 魂が写る 有明の海よ
天がお前の味方じゃないか 花も実もある 男の人生を 歩くその日が必ず来るさ
仰げば天空に真綿の雲が 駆け渡る越後は春
借りちゃおけない あの世まで 儲けご破算 算盤捨てた 男でござる



天竜くだりの 舟唄が やけに身に沁む やけに身に沁む 日の暮れは
失くしたかと思えばまた いつの間にか戻る
さびしい夜は 娘心が 悪戯します
今宵かぎりは あなたのものよ あぁ 赤い玉 悲しいおはなしね
心が先ですか躰が先ですか それとも両方一ぺんですか 殿がたよ お戯れはなし



翼に虹を映して 鳥よ 渡り鳥よ ふるさとへ帰れ
いいえ私は はなさない
語るセリフにつまされる 夢だけはすてまいね 姉妹 お役者 渡り鳥
意地がひとつの 裏街道 背中に冷たい背中に冷たい あゝ初しぐれ
ぬれて重たくなるという あなたみたいな渡り鳥 ついて行ってもいいという



わかってくれますか 私の最後の賭けなの
忘れない 忘れない 男は飲むほど忘れない 男は飲むほど忘れない
もう一度 一から始める そうさ そうさ お前と
部屋を花と写真で 飾りつけて 故里の冬に 眼を閉じる
眠れないのか 寒風で 雀 雀 俺ンち来いよ あったか西日の裏窓に



切ないなら 泣いていいから 心を抱きしめて ひとりで抱きしめて
滝も生きてる自然も人も 街を飾る 関之尾滝は 花を咲かす 都城話
愛したのは何故 こんな悲しみ置き去りに 汽笛をかき消すように 海が泣いた
男一文字 後には退けぬ 度胸人生 義理に竿差し いきるのさ
網に御神酒を ふりかけて 雪に放浪う 度胸船



土のやさしさ その上に 明日は咲かせる 夢の花
声が枯れる 女がむせる 死ぬな 死ぬなとョ 情がうずく
耐えてひと花 咲かせたい 土佐の女はヨー 夢おんな
ひとの別れの さみしさだいて 風と鳴こうか 足摺岬
夢にしがみついてろ 勝っても負けたとしても 明日は鬼になれ



さっきまで泣いていた私を うかれさせる土曜日 だからキライ
夢があるだけ まだいいの 冬・七夕の 恋ならば 次の逢瀬も 雪見月
あなた信じて 生きてゆく 花咲く春が 来るその日まで
愛されていますか 誰かに 大切な人はいますか すべてをかける人は 
北の港は 雪景色 せめて今夜は 夢にでも 逢いに帰って 頼むから



この手のひらの中 陽だまりのかけらさえ 何も残さず 冬のひまわり
哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね
蒼ざめた心ふるわせて 立ちつくす一人立ちつくす
春に出会って 夏に恋して 秋で抱かれて 冬に嘘をつく ああ
ついて行けない 女の心 汽車よわかるか 冬の駅



雪が散る 泣くよに 風が鳴る 叫んで あなたさえ奪いとる冬の河
春とおもえば 夏が来て 夏とおもえば 秋が来て 所詮最後は 寒い冬
不幸を承知で惚れたから せめてあなたの胸の中 おいて下さい 冬の華
もうふたりを つなぎとめる 心さえ この都会に捨ててゆくから
冬の露地 冬の風 冬の町 冬の酒 冬の夢 冬の空 冬の雨 冬の酒



なぜかしらどこからか ふと蘇るあの頃の私達 同じだけ楽しかった
曇る窓を手でふけば しんしん雪が降る 明日が見えない おんな冬の宿
遊んでるとこを 見つけても待つことが 出来る私です
ああ生命は生命 夢は夢 何処で咲くかは 風に訊け
もうあなたのところへは 帰らないだろう ひとりひとり旅に立つ 雪の降る町へ



夜が明けたなら 長い冬の旅 わらってさよなら してあげる
わたし それでも ああ ひとりで想い つらい つらい つらい恋歌 くり返す
想い出は置いてゆけ 流れ着くこの先に 旅を終らす 夢は無い
包んで欲しいその腕で あなたに私見えますか 紅も悲しい冬化粧
夢で泣くなよ 愛しい 愛しいおんな 耐えて花咲け ああ冬花火



情けないほど好きだから あゝ寒さを抱いて せめてひと冬 散るな冬紅葉
ゆれる命火よ もっとつよく つよく抱きしめて ふたり春には 咲けない冬桜
この世のえにしが 結べたら 死ぬまで愛して 離れはしない
泣かないわ ひとりで生きてく 明日のために 季節はずれの 心は 冬仕度
残して行くけど 捨てずにいてと 冬子は遠くへ 遠くへ去りました



想い出 過去から連れてこい あの日のままで 優しいままで わたしのそばに
あなたを恨んで 呑んでます
育てて行きます ふたりでこの愛を きっとなります しあわせに
島をさがしつづけています
風に乗り 届けておくれ 私の愛を



島小島小島小捨ていんなよ ホーイ ヘイ忘れんなよ
天を忘るな ハイハイむるむる むちゃぎてぃうさぎらな
今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名づけた 島田のブンブン ずいぶん いい調子
旅は道づれ この世は情け 酒はまだかよ あヽ東海道
東京へはもう何度も行きましたね 君が咲く花の都



誰もが涙を隠すけど ふれあうぬくもり 思いだしたら そっと瞳を閉じて
口に出せない さよならを 今夜だけは抱きしめて
花嫁衣装は もう無理だけど 渋谷 新宿 吉祥寺 私 東京かくれんぼ
空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール
離しはしないさおまえのことは ほんとね ほんとさ いつまでも二人の東京しのび逢い



今宵 この時 濡れて交じる 言葉さえいらぬ ロマンス
夜は真珠かガラスの街は もらす吐息に 夢もかけあし夢もかけあし 東京セレナーデ
花嫁衣装でつつんであげる 渋谷 新宿 吉祥寺 お前東京たずね人
あなたを今も 待っている 東京で一番淋しい女
どこか似ている 濡れまつ毛 愛して 愛して 愛したりない あゝ東京の雨を札幌で



召しませ花を 粋なジャンバーアメリカ兵の 影を追うよな甘い風 ああ東京の花売娘
夜が更けゆく街 私のため息が流れて 霧になるなる東京
この世の汚れを消せますか 純になろうと瞳を閉じても 東京の夜は短くて
女が鳴らす 口笛は 恋の終わりの 東京ブルース
あなたのいない 同じ駅から わたしは帰りの きっぷを買うの



女の心は切ない霧笛 古い傷あ 身体をあずけ 眠りたくなる時もある
ふたつならんだ夫婦星 東京ふれ愛 めぐり愛
心で暴れて 俺を酔わせないよ みっともないぜ雨 雨 東京もどり雨
そんな耳うちを されると 別れがとてもつらい 東京 東京 ラスト・ナイト
人が見てるべ はずかし ありゃうれしい 胸もふくらみ 東京らんでぶう



お祭りさわぎと 無縁だけれど 此処で頑張るよ
乾いた砂漠の東京も 港町だと思えば濡れる 古い男も女も 生きられる
あなたがいれば 陽はまた昇る この東京砂漠
同じ色の花を咲かそう 東京砂漠 かたすみのめぐり逢い
だれが取ったか どっちがどっちだ 見当がつかない



眠りたい 眠れない かくれる夜がない 東京白夜
雪にこの身をさらしたら 絶ち切ることが出来ますか 焦がれる思いをひとつづつ
さびしげな目の色を みつめているような 東京物語
すばらしき人と すばらしきこの町 みつめ乍ら ここで暮らそう
恋の砂漠の東京で 明日は いいことありそうな 咲く花 散る夢 東京無情



骨のずいまで 演歌で通す それも男の それも男の 東京流転笠
どっこい明日はヨ 錦を飾る 花の東京の アア旅鴉
鳥ん花ん蝶ん 共に諾てぃ いちぶさや いちまでぃん あちまでぃん 忘ららん
じょんがら津軽平野を 思いだすんだヨ 津軽 東日流
この冬は久しぶりに一人だから 白い小雪ちらちらと 妹を呼んでやろうと 私手紙を書いた



せつないものは あなたのやさしさ なぜ 不思議
惚れました 惚れました 女心の底の底まで ああ あんたが命
このまま抱かれて 燃えながら 冬の寒さを 忘れたい ああ 女の夢を流すな 谷の水
せめて終りは 美しく かざりなさいと 咽びなく 滝にふるふる 湯の山しぐれ
きめた心に 春が逝く 啼くな山鳩 湯の町しぐれ



凍てつく空に おまえがゆれる 抱いてやりたい 湯の町酒場
誰にも渡せぬ 恋だもの 夢に生きたい 湯の町椿
わたしゃ湯河原実平さまと 天下取ったる 夢を見た
天城おろしに 傘かたむけて あなた見送る 駅の道
心の杖に なるような 灯りが欲しいよ 日蔭暮しは ながすぎる



誰かが教えてくれた あんた このごろ 嫁入りしたいそうではないかいな ここで覚悟を決めて
あなたと私 今宵 月です 花です
越えたらそこから先 ふたりをさえぎる 昨日はないから 噂の街角 誰も明日を
唄もなつかし あのアロハオエ ああ あこがれの ハワイ航路
君の瞳に愛を見る 男はいつも憧れ気分 抱きしめる時さえ夢暦



負けてたまるか生命がけ 玉井金五郎 暴れまわるぜ花と竜
ふたつの瞳に言葉はいらないの ほら 瞳に映るあなたが今ほほえむから
瞳の中にレインボウ 心残りは 私しゃピアニッシモ あなただけ追いかけて 見つめあうこの恋よ
あなたの心は海よりも深く あなたの心は海よりも蒼い
私はもっと強いはずよ でもあふれて止まらぬ 涙はダイアモンド



海の碧さをもう一度伝えるために 今 瞳を閉じて 今 瞳を閉じて
酒を相手に 愚痴ろうと それも人生 歩く道
夢という名の 荷車を ひいて明日の 道をゆく
亭主風吹かしてよ 私がいるわ あなたが私の道しるべ
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために いつか真実に 笑いながら話せる日がくるから
耐えてしのんだ 世間の噂 明日は流そう あの水に



手に手をとって渡ろやないか 涙と辛抱の八百八橋 道頓堀 情けの 花あかり
ほれてつきあう 今夜の酒は まっ赤に流れる 浪花の心意気
ひとり春を待つ 燃えてさみしい 紅い唇 明日も流れる さだめ川
愛の人生 海に咲かせる 夫婦船だよ ほまれ船
明日という日が オレの道標 明日という名の 道標



皆とはじめた 新しい仕事にもなれて 元気でいるから安心してね
あなたと暮らした街で 今年も暮れてゆくわ 届かないセレナーデ 旋律を失くして
印半纏 背中をきめて 木遣り唄って あおぐ空
男の人生 あれやこれ 泣いて笑って 苦労すりゃ 春もくるさと いうおやじ
南へ旅しませんか 私と 何処へでも 連れてってちょうだい



この命そっくり 明日に賭けるさ
おらんくの池に 潮吹く魚が 泳ぎよる よさこい よさこい
南十字星 祈る倖せ 今日が明日呼ぶ 南国旅情
涙ふくなら 白いハンカチ 私の心よ 地平線をめざせ
月に一夜は 逢えると言えば 夢が咲くんや 恋すじがきに



何もかもが消えたわ ひとりぼっち 誰もいない 私は愛の難波船
男と女の本当の恋は 抱きあったあとではじまる
女心は理屈じゃない タケシもイクオも好きだもん 親も友達も知らないの そうよ私は二股の女
それでもたまに 淋しくなったら 二人でお酒を 飲みましょうね 
乾杯 酔わせないでね 乾杯 あなたとわたし 乾杯 ふたりの明日に



覚えていてね 二人のララバイ 覚えていてね 愛するパイレーツ
きっとこの歌は幸せを呼ぶから いつもこうして聞いているの ここにすわって
愛のない くらしなんて わたしはほしくない ああ 春は遠い ふたりの海峡
僕と君が映るウインド 肩を寄せて指をからませ 二人の銀座
永遠に抱いていてあげる いい夢を見なさいな うたかたの夢を 夜桜がさわぐ



しあわせになれます様に そんな願いで車をはしらせた 時の間の想い出は置いて行こう
どこまでやるさ 恋も喧嘩も 男の稼業 その名も 二代目無法松
今さら 悔やんでも 仕方がないけれど 心乱れて 心乱れて
いやよ涙で 愛しあうよな 恋はもう しないわ
二度目の女房は 春の妻 あなたと歩く どこまでも



知っているくせに 私が惚れていることを
ああ人生は居酒屋ね ああ行きずりどうしが肩寄せて 少し心を気にしてる
つらいときにも 生きる力を くれるひと どこに咲いても ふたりは二輪草
男も濡れる 波をまくらに漂うほどに 匂う女の舞う トルバドール
この街に めぐる めぐる 季節に泣いて それでも熱く 胸は熱く



杏子畑も花盛り あなたの夢は何の色
虹色橋 渡る度に 思い出せば涙 街の灯り なぜか歪む にくい橋よ
夢を抱いて 生きてゆく それでいいのよ 日陰の女
きみはまだ素晴らしい愛を持っている
もうただひとり行かないで 淋しさはひとときで きみはまだ素晴らしい愛を持っている



気ままに過ごすわ 一人で 日暮れたら 夜になったら 忘れてみせるわ あなたを
遠い道の果てで 呼ぶものはなに 遠い道をひとり行く 日暮れ坂
いつしか俺も父母の歳 土の匂いが この身にかえる 日豊本線 ああもどり旅
未練な奴と 能登の岬よ ああ日本海 なまり色した ああ日本海
手紙を書く気も起ります 窓の右てに日本海 屋根のかわらが 変わります



あなたが嫌い 想い出なんていらないが お酒を飲む癖が ああ なおらない
見つめた日本海に 抱かれるよりも 抱きしめること 海が教えてくれました
あなたに抱かれて 眠りたいけど 窓辺の小雪が 思い出うつす
日本全国どこへ行っても酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ
帰り道だよあせらず行こう 明日は淡路か 大和路か 日本列島 アー旅鴉



肌の寒さは 心の寒さ そばで私を 暖めて やがて小雨の 忍び川
女ざかりの短かさを あなたその手で抱きしめて 夢待ち 浮き草 忍ぶ雨
ふたりなら 木の葉のような 舟だって 明日へ流れる 忍ぶ川
そんな近さで愛されるなら どうか私の体を抱いて 忍ぶ 忍ばず 忍冬
抱けばいとしい乳房の重み 明日はどの人好きになる あなたさよなら 忍路海岸わかれ雪



すがるお酒が ぐちになる ああ 泣いて泣いて今夜も 濡れおんな
男追うのは なおのこと 濡れた瞳が 乾いたら もとの女に戻りましょう
あなたを忘れない でもなつかしいだけなの 信じられない
2001年猫まつり ヒゲをピンとさせ旅立とう
貴方と私 熱いさよなら いつかまた会えるといいわね



あなたとわたし 熱いさよなら いつかまた会えると いいわね
生まれる前も 死んだあとも ふたりを結ぶ それは 熱い河
夢追い人ひとり 風の姿に似て 熱き心きみに
いますぐに あなたのままで 燃える恋に身を投げて
だめよだめだめ つらいのと 涙で別れた 年上の女



願い重ねた 歳月に 熱い想いが 生きている 苦労 年輪 樹は育つ
貴方と二人 肩を寄せあい 愛を育てた 燃える日々
喜びと哀しみ 背中合わせ 燃える涙は こぼれ落ち
抱いて 強く抱いて涙があふれる どうぞお願い 夢ならさめずに このまま
離れていく流氷たちが あなたに見える納沙布岬



風よ お前に心があるなら つたえておくれ わたしの願い
あなた あなた あなた あなた恋しいの 女心の せつなさよ
抱いてくれますか 寒い心が寒い 女ひとりの 能登の能登の旅です
漁火ばかりが あああー旅のみちづれ どこまで 夢を漕ぐ
氷鳴らして 想いを馳せりゃ 御陣乗太鼓の 音がする



すべて投げ出し馳けつける あなたあなたたずねて行く旅は 夏から秋への能登半島
誰も忘れたもうひとつの 小さなくにへ
愛を枕に こうして二人 すべてさらけ出して
みれん引きずる 女のように 岩に砕け 風にころがる 波の花
星きらめいて 波の調べに 孤独おさめて 視つめていよう



いのちぎりぎり あゝ 立待ち波止場
あのひとを追いかけて 行けばよかった あの日 いまはひとり 泣く波止場
恋も着きます 夢もゆく 春の紅さす ネオン町
恋ものぞみも波風まかせ 今宵船出だ 男の旅だ
泣けて 泣けて 泣けてきちゃった ねえ お父つぁん



夜の波止場に あなた あなた あなた あなた 忘れきれない人なのに
終わりなき夏の誘惑に人は彷徨う 恋は陽炎 ああ蘇る 愛よもう一度 今蘇る
海の藻屑と 消えた友 あいつの心を 無駄にはしない 波涛万里の男船
悲しき Midnight 白く冷たい Moonlight 恋の魔力与えて
うつつぬかして 泣きっ面 馬鹿は死ななきゃ なおらない



馬鹿やね つなぎきれない愛情なのに 馬鹿やね 抱かれるだけの愛情なのに
人はみな 生きることの 喜びを 今こそ知る
よろこび熱く 伝えよ 友よ 歌え 肩を組んで 今宵の宴に
背中を貸してよ 落ちた涙を 拭うだけ
いつ泣いたらいいのか 気づかぬくらいに 気づかぬくらいに



背中めがけて 想いをこめて 涙こらえて ちょっぴり淋しい 街の夕暮れ
武士の誉じゃ 白梅を 戦闘帽にさして 行こうじゃないか
おじさん おじさん ワシャ 年増はダメなんよョ ワテほんまにスッカラピン 淋しい〜
燃えてあずけた あの夜の 恋もぬれます 恋もぬれます 博多はしぐれ
女の春が たとえ過ぎても 幸せですと 風よ伝えて 夜の夜の博多



いずれ散るのよ 乱れ花 夜の博多の 川やなぎ 弱い女の よりどころ
抱いて下さい待つ身はつらい 明日を夢見る夫婦川 あなたを待ちます博多舟
水は若水 勢いの水が 背で湯になる 十五日
肌があなたを 恋しがる ついて行きたい 博多川
腕に抱かれた 思い出が 酒にちらつく 淋しさよ



失くしたものなど何もないけれど 白いくつ下 もう似合わないでしょう
渚に白いパラソル 答えは風の中ね あなたを知りたい愛の予感
もちこめれば いいのだけれど 今日も一日が 過ぎてゆく
私にやさしいほほえみを かえす 白い花
ああ 北ゆく船の 窓は寒い 雪が雪が 雪が乱れ舞う



服をたたんだ 予定ができたと電話を切った 雨降り 雨降り
雪ほどに きれいです 迷いだけ 舞う ばかり
降りしきる想い 雪ほどにきれいです 迷いだけ 舞うばかり
ねえ 私達は どんな時も 信じていること 約束するわ
ただ逢いたくて もうせつなくて 恋しくて 涙



好きなあなたを 待つ花は もえて紅さす 白牡丹
もてなすものなど ないけれど 白鳥の歌が 聴こえますか
命まるごと 預けてみても 薄羽かげろう おんな宿
好きだね秋には 飾り気のない薄化粧
どうせ この世の 旅路には 心休める 宿も 宿も無い



咲いて乱れて夢うつつ あなたの愛に 散って嬉しい 北の花です 薄雪草
声を殺して黙々と 影を落して粛々と 兵は徐州へ前線へ
真赤っ赤に染められて 俺ら本当にハッピー 愛の花咲く 麦畑
悲しみ多い 恋でした ああ つきぬ恨みの函館 函館ブルース
明日は小樽へ 旅立つあなた 秋が泣かせる 節子草 ここは函館 青柳町



責めればみじめになるばかり ひとりひとり身を引く 函館本線
ひとり別れの 酒くめば つらい 逢いたい 箱根の女よ
八里の岩ねを踏み破る 斯くこそありけれ近時の壮士
積る不孝は 倍返し やだねったら やだね 箱根八里の 半次郎
思い出さえも 残しはしない あたしの夏は あしたもつづく



心の櫓で 半鐘 鳴らしておくれ 恋の火の手が上がる 江戸の華よ
そんな女の 意気地がひとつ ぽつんと灯りを 点す港町
愛し続ける勇気を 私はそれでも捨てない
そっと生きてる人ならば ぽつりぽつりと ふりむくままに ほろりほろりと 鴎歌
うしろ髪ひかれ 涙にぬれて 私は今バスに乗る



さよなら あゝさよなら 裏切るしかさよならが言えません
夫婦燗酒 晩酌に せめて明日を 夢みよう
微笑むこともない 死なないで 死なないで せめて 酒など飲もうよ
男は死ぬまで 船に乗る 女は番屋で 網を刺し 留守を守って 帰り待つ
めんどうがおこらないうちに 彼は私のもの 愛しすぎてる いいでしょう じゃまはさせない



彼はもう来ないでしょう あの部屋に これ以上 あなただけ
そして三年 あきらめましょう やさしいぬくもり ない冬には 女は胸を抱くのです
思い出してなんてあげないわ もう私だって 明日からはハートに忘れもの
俺の来た道 悔いは無い 明日もさすらう けもの道
忘れる日がくるわ もう過ぎたこと 昨日までのことは



あたしは涙の海を漕ぐ 寒いよ こんな夜は 恋唄なみだ酒
私は女です どなたと夜明けを見るのでしょうか 微笑みを うかべて
想い出グラスを君に さよならグラスをあなたに 最後の言葉は 悲しい乾杯
想い出だけを置きざりに このまま ちがう人生を あなたの 背中見送るわ
好きで添えない 人の世を 泣いて怨んで 夜が更ける



聞きたくなかった さよなら でもお願い その娘を連れて この海に来ないで
悲しい女は誰からも程々に愛され けれども憎まれない いつもその程度の恋ばかり
冷たい背中の 他人になるけど まだ少しだけ 愛があるから あなたを許して
あなたなしでは 生きてゆけない 愛し合える日を 待ちわびるのよ
雨降る夜は なお悲し マングースーは 穴の中 遠いふるさと 思い出す



忘れられない さびしさを 歌に歌って 祈る心の いじらしさ
勇気がない人 ダメ 意気地がない人 ダメ だから別れても 悲しくないわ
つまずきそうな夜も 今日まで愛した 勇気を信じて
悲しみがあるうちに どこかへ消えて 寝たふりをする前に どこかへ消えて
だれが眠るの いまは 綺麗な愛なんて 涙と同じ しばらくは 想い出と 踊らせて



あなたの胸を返して この生命 引き換えに したっていいから
僕を抱きしめて はじめて泣いた はじめて泣いた 僕は夢の中で
めぐり逢えると あゝ涙をぬぐってくれる人に あなたは 悲しみの終着駅だから
胸の中でいいきかせてる 涙が好きだから 涙が好きだから
愛の痛み 涙にうつす いつか無理な わがままきいて 帰らないで



生きてくことを望むなら 冷たい風が吹いてる 夜は長い
想い出よ 優しく 背中を見送って 生きていれば いいこときっとあるから
捨てないで この生命(いのち)いらないから
命火を捧げ抜きたい悲願花 涙忘れて逢う夜があれば それで女は生きられる
私のことを 口説きたいなら三日月の夜 入江の奥は 誰も知らない 秘密の花園



さしたかんざし緋牡丹化粧 女の女の女の運命 捨てた夜空に一人行く
あらぬ良識で大人達は逃げてゆく どんな未来になるだろう
飛んでイスタンブール 光る砂漠でロール 夜だけのパラダイス
耐えて忍んだ 遠見角 指もしばれる みちのくしぐれ
音〆め区切は きっちりと つけて男は 咲いて散る



ひとり夜風に 名前を呼べば 星が流れる 尾道水道
喜びも そして悲しみも 笑顔で包んで 抱きしめるの
古い伝えの竹生島 仏のみ手に抱かれて 眠れ乙女子安らけく
いつでも私に言うだけ言わせて 知らん顔知らん顔 どうしてですか
あなたと歩いてみたい わたしはお祈りします 今すぐ来て下さい



美しいから乱れてる 天岩戸か出雲のお国か 燃える炎が美しい
貴方の胸へと ずっと包んでいてね 見失う心 夢までも こわさずにいて
寒くないのか 諸手船 神が選んだ つわ者が 水をかけあう美保関
女に生まれてきたからは 誰もかなわぬと言わせたい
気ままな素顔 一度は狂わせて泣かせてみたいわ ああ あたしのこのひざで



陽炎みたいに踊ってる 氷のようなその微笑みで 私を凍らせて
毎日 吹雪 吹雪 氷の世界 
私酔えば 家に帰ります あなたそんな心配 しないで
帰りたくない もっと酔うほどに飲んで あの人を忘れたいから 忘れたいから
雪の砂漠はつづいても ついてゆきたい 宗谷 紋別 氷雪原野



しんは強くて そこが浜っ子 いいとこなのさ
誰が唄うか 沁みてくる 胸のなかまで 沁みてくる
耐えてみせます そのかわり 明日の約束 ほしいのよ
はなさない 夢の中へ 誘い込む 夢の中で 愛しあう
闇にて潤う共産世界 稼げど家なき貧乏ブルース



私の体をバラ色に染めて そして不思議な気分は ピーチパイ ちょっとまぶしい大人の世界を
心配そうに のぞきこむ あなたの足踏 私もなぞる 浮世耐草 不断草 不断草
逢いたかね あつい胸板 荒くれ腕で も一度抱かれたい 骨が軋むほど
渡るこの世の 芯柱 今日も三十六霊場の お不動さんと共に往く
百年に一度 世紀末の 夢まぼろしでございますぞ



あなたの船の 丸窓で 夜啼く鳥が いたならば それは私の ほととぎす
そうは言ってもやっぱり 怖い 
街の灯りは遠くなびく ほうき星 何もいわずに 私のそばにいて
女のしあわせ男で決まる 胸にしみますその言葉 明日もふたりで夫婦坂
夫婦きずなの 結びめに 点る小さな 夢灯り 待っていてくれ 惚れ女房



襟を合わせて寂しそに 雨になるかしらねえという あまえの声が泣いていた
そう言う私も昭和の女 浮世世渡り下手やけど 浪花女の女の夢がある
あなた この手を離さずに 夫婦日めくり 夢ごよみ
肩であまえて ついてゆく ああ あなた あなた あなたしかいない
可愛いお前が 恋女房 俺の帰りを 待っててくれる



つくしますから がんばって 夫婦つづりは 惚れた仲
夢とゆう名の 傘さして 生きて行きたい 夫婦みち
人生晴れたり曇ったり 笑顔でたえる 夫婦道 ついてゆきます ねぇあんた
乱れ黒髪 手ぐしでといて 俺とお前の つなぐ心に春の 夫婦雨
たとえ裏町ぐらしでも 一度しかない人生を 夫婦ざくらで飾りたい



いのち一筋 花火師が 今宵仕掛ける 夫婦花火の 二つ菊
笑って話せる 時が来る きっとふたりで きっとふたりで 架けよう 夫婦橋
形見に抱きしめて 悲しく身をひいた 女がいたことを 憶えていてほしい
じっと見上げて 明日を祈りゃ 鐘が鳴ります 浪花の空に
泣いて笑った 人生に 明日は陽がさす 花が咲く



曲がりくねった 坂道だけど ついてゆきます 夫婦坂
二人で作った子役をつれて いつか歩こうなァお前 夫婦芝居の花道を
惚れてつくして死ぬまで一緒 おまえとあなたと さしつさされつ飲みますか
何はなくとも思いやり 胸でやさしくあたためて 今夜は飲もうよ 夫婦酒
この人の明日に私の明日がある 一緒に生きてくあなたがいるわ



路地に 灯りが点る夜は 夫婦純情 あなたと 生きる
それが夫婦の愛の花 ありがとう ありがとう お前 おれは離さない
心で詫びます親不孝 この人を命と決めた 流されようと 幸せ求めて 夫婦川
笑顔千両で 生きてゆく
泣ける運命を かばい合う 愛がいのちの 二人づれ 固い きずな 想いやり 夫婦草



意地があるなら踏ん張って 夫婦灯りを 消さないで
似たもの夫婦 涙の一夜が 明けたなら 裏町人生 日本晴れ
ついてゆきます これから先も 夫婦宿借り 夢あかり
これも人生心を重ね 幸せになってやる 夫婦旅がらす
雪割り草よ 春を祈って水をやる ふたりは一人 ひとりは二人 あなたの愛が 道しるべ



ぬくもり探す 胸もない 私は浮雲 流れ雲
好きになってもいいけど 愛してはいけません あなたのその愛は 私だけのものだから
あら あなたやいてるの まさか
女には鋭いカンがある お見通しよすべて 浮気の道は険しい
情けで結ぶ 運命の糸よ 浮舟けむる 雨の宿



重ね合わせた いのちさえ 結ぶすべない 浮寝草
風に舞う 一人さみしい想い出に そっと浮かぶの 浮世絵が
髪の芯まで 焦れていても あゝ思いかなわない 夢で逢いたい 浮世川
夢を見ましょう 恋しい人の どこへ行きましょ 着けましょう浮世船
陽のさす海に おんな浮草 春はいつ来る いつ逢える



おまえ 涙かみしめ 暗い夜道に灯をともす 明日はいずこか 浮草ぐらし
ついてゆきますねえあなた あなたのために生きたいの 生きてゆく
肌は誰にも 許したくない 名もない花が 咲いてます あなたに逢いたい
今夜もひとり 恋しさが つのる想いの浮草の宿
ねぇ あなた この手を放して 暮せない



元気で 父さん いついつまでも 贈る言葉は ありがとう
オヤジがいない世界だもの 品よくやって うまく生きてくれ
明日は大漁だ 男の海で 網を引く手に 俺と倅の父子船
せめて自慢の お立ち酒 無事で倖せ つかみなと 祈りつづける イヤ 父娘坂
演歌は浪曲 荒海仕込み ふたり揃って 舞台へ立った 夢が命の 父娘鷹

 

3500-4000