肩を叩いて微笑みあおう
どこかの街で会ったなら 肩を叩いて 微笑みあおう
抱けば折れそな細い肩 苦労かけるね おまえ おまえ すまないな
お前が行くまでしゃれていたい 肩で泣くじゃない胸で泣くじゃない
肩にこぼれる 雪の花 払えばいつか 春隣り いのちで唄う おんなの情歌



無事を祈って涙ぐむ こんな弱気を みせたくないと 肩でつっぱる 女の岬
俺の肩を 抱きしめてくれ 理由なんかないさ おまえが欲しい
歩く二人の 肩先に 春の陽ざしが あたたかい
幸せになるんだよ 夢のひとつに 肩寄せて 生きてゆこうな 二人して
一生一度の心と決めて 寄り添う肩を 抱いて下さいふたりの絆



過ぎた昭和の 人恋演歌が さむい肩抱く ああ 霧笛の酒場
言葉少なく肩よせて たそがれの中を歩きます 川は流れる橋の下
肩を背中を 腰を抱き 雨夜の接吻 ああ 揺れます 揺れます
心にぽっかり穴があく 酔えば 酔うほど 淋しさが 男の肩抱く 屋台酒
風の哭く夜は肩寄せあえる ゆれてゆれて幸福 明日へ流れる化粧川



あなた恋しい 花友禅の 肩に乱れる あーまよい髪
結婚しようよ 僕の髪は もうすぐ肩まで とどくよ
人は心を言葉にしない 肩より低く 頭をたれて
飲み明かそうよ 酒は 広島の男意気 肩組み飲めば 広島天国
明日からひとりよ ばかね 抱いてくれた肩先が 今でも温かい



心決めたら まっしぐら 涙はいらない 夜風が肩を抱く
きれいだよとささやかれて しあわせがこわい時 あなたの肩を噛む
せめてみんなの 肩よせ合って 愛情ぬくもり 花になれ
こうしてひとり 肩を抱いて 夢をみるわ
木枯しの あゝ 馬鹿野郎が 肩をたたいて 笑ってる



肩の荷物を 降ろしたら 泣きなさい 声をあげて そばで 抱いてて あげるから
今じゃ妻子さえいるという 肩に冷たい 夜の浅草 みぞれ雨
肩を寄せ合い 生きるのよ あなた一緒に 暮らしましょうね
僕と君が映るウインド 肩を寄せて指をからませ 二人の銀座
ああ人生は居酒屋ね ああ行きずりどうしが肩寄せて 少し心を気にしてる



貴方と二人 肩を寄せあい 愛を育てた 燃える日々
よろこび熱く 伝えよ 友よ 歌え 肩を組んで 今宵の宴に
肩であまえて ついてゆく ああ あなた あなた あなたしかいない
母のやさしさこの目に刻み 肩のひとつも ああ ふるさと
泣かせてやりたい思いきり 消えぬ面影 たずねびと 夜の小樽は 雪が肩に舞う



肩を寄せていつまでも ついてゆきます めぐるしあわせ 女の夢ごよみ
かぼそい肩に 幸せを 幸せを 夢の中まで おれがくれてやる
もう一度甘えたい あゝあなただけ 細い運命を 恨んで泣いて 肩に崩れる 戻り傘
うすいコートで包みあう 肩の先にもしあわせが 夜の東京 二人のめぐり逢い
暗い灯影に 肩寄せあって 歌う故郷の 子守唄



肩よせあって 夢が虹となる 浪花人生 夫婦花
泣いて笑って怒鳴り合い あげくに肩まで組んでいる 帽子とりかえて
背中のうすさ 細い肩 馬鹿な男に 夾竹桃の花がしみるよ