欲しい



あなたが欲しい 愛が すべてが欲しい
快楽の中に君が誘う 君を奪うぜ 欲望が俺を打ちのめす
切ない心 気づいて欲しい 月に吠える夜
信じていて あなたのことを 信じていて欲しい あなたのことを
背中抱いて欲しい 人はなぜ生まれ どこへ流れるの こんな夕暮れ あゝ人恋し



夢の中でも すすり泣く 今でも私は あなたが欲しい
わかって欲しい 私の気持 離れずに 一途に咲いて あなたと生きる
心が痛む これを宿命と いうのでしょうか やっぱり欲しいわ あなたのすべて
同じ痛みで 家族の絆を いつまでも 守って欲しいの あなた様
いつも欲しがる女の夢を あなた泣かせて 捨ててゆく 逃げてゆく



落ちてゆきたい あなたが欲しい いっそ明日は 雪になれ
しあわせが けい子 けい子 欲しくはないか どこか似てる二人で 暮らそうよ
振向かないで 歩いてゆける そんな力を与えて欲しい
明日はいらない あなたが欲しい 夢をかえして しのび川
俺の肩を 抱きしめてくれ 理由なんかないさ おまえが欲しい



とまり木を あなたその手で 包んでよ 他にはなんにも 欲しくない
いいのこのまま 死んだって あなた欲しさに 抱きしめる 枕さみしい ひとり宿
教えて下さい忘れる術を 貴男を 諦めて 生れ変われる 明日が欲しい
待ち疲れてもう踊れない だれかと三拍子じゃ辛い ほっといて 相手を変えて欲しい
もう一度めぐり逢えたら その時は 痩せた分だけ 愛して欲しい 夢もはかなく 波に散る



背広に残るよ移り香が あゝ二度と逢えない運命でも あの人が欲しい
愛が欲しい 愛が 暗い胸に まばたくだけの 愛でいいから
あなたの為に 使って欲しい 私の明日も そして未来も
生きればいいの 未練の涙だけは 責めないで欲しいのよ 雨のエアー・ポート
せめて泣くだけ 泣かせて欲しい おけさ浜なす 風岬



奥尻のはばたきを聴いて欲しい 島中みんなで呼んでます 島中みんなでお待ちしています
歌姫 スカートの裾を 歌姫 潮風になげて 夢も 哀しみも 欲望も 歌い流してくれ
今度生まれてきた時も どうぞ女房にして欲しい 心ひとつの 華きずな
寂しくないか ああ情あるなら あのひとに 一途な想いを 伝えて欲しい
誰にわかって 欲しくはないが 問わず語りに 夜が更ける



あなたがいなけりゃ 困るのよ お願いわたしの あなたでいて欲しい
お願い 私を見つめて欲しいの 貴方はもう 私のすべて
命かえても欲しいあなただから ねえこのまま時間を止めて
あなたが欲しい 雨 雨 いつあがる おんなの涙は いつ晴れる
女しか分からない 未練酒 酔えば酔うほど あなたが欲しくなる



夢つばめ 生命が縁を奪うまで いつも 隣りにいて欲しい
また逢えると行って欲しい 忘れられない 涙の果実よ
夜のせいよ あなたのせいよ あなたが欲しい あなたが欲しい
せめて欲しいの もう一夜 雪よあなたに降れ降れ 湯の町椿
包んで欲しいその腕で あなたに私見えますか 紅も悲しい冬化粧



心の杖に なるような 灯りが欲しいよ 日蔭暮しは ながすぎる
耐えます身の上不倖せ だから いって欲しいのよ まごころ込めて おれ好み 別嬪さんと
せめて明日は いい日が欲しい ああ どこへ流れる 迷い川
優しさなんか 恋しくないよ ぬくもりなんか 欲しくはないよ どうせひとりの 夢酔枕
女の青春を 唇を 返してくれとは言わないが 死ぬまで愛して欲しかった



抱いて欲しいと誘う 仕草 気づかない 野暮な人
今が 一番 いい時ですか 望み抱くのは 欲ばりですか
涙が凍る心が燃えるあなたが欲しい ひとりが辛いこんな夜は あなたを許せない
生きてゆけない ひとりでは ああ あなた あなたが あなたが欲しい
私を迎えに来て 優しい声が胸に残る あの囁きが欲しい



ひらひらひらと いまいちど 返して欲しい 恋文流し
恋こい恋 燃えてこい あなたのすべてが 欲しいから