冷たい



世間の風の冷たさも 耐えてゆけるさ今ならば 心みやげに 逢いに来たんだよ
冷たくなったわたしのぬけがら あの人をさがして遥かに飛び立つ影よ
飛んで行き度い鴎の様に 又逢う日迄唯一人 冷たい風に染む涙
別れる私 つめたい女だと 人は言うけれど いいじゃないの 幸せならば
冷たい仕打ちを くぐりぬけ 明日に向って 生きてくふたり



そうよ窓の外は冷たい 痛みを感じられる 心だけが温かい
私のあすはどこにある 心つめたい夜の海峡 ひとり旅
肌に冷たい夢しずく いまも未練の爪をかみ あなた あなた あなたの影を 独り追う
見つめたら 気持ちはエルドラド 過ぎ去る瞬間をむだにしないわ
冷たくされている ほんの時代の流行りのために



闘わない奴等が笑うだろう ファイト 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ
やさしいふり つめたいふり 激しいふり ふりふり いま心を迷わせる
夜更けの街裏通り 消えたネオンにもたれて 乾いた風が素肌に 冷たくしみとおる
つめたく別れても たとえどんなに流れていても お前が俺には最後の女
激しく燃えてる心を掴んで はなさぬこの恋この愛 振り向かぬ 冷たい君だけど



だって最後に 見つめたまま 死ねれば 幸せと 思い出は心に降った雪の花
冷たい雨、雨、雨、雨、いまさら あなたがこんなに愛しい
つめたい青春を 怨むことさえ あきらめた 弱い私は 噂の女
冷たい風に耐えながら 冬空に咲く花の 花の魂を 抱いてゆく
君と見つめ合い 他人の愛は無く 明日は遠去かる 冷たいドアのような鏡



空と君とのあいだには 今日も冷たい雨が降る 君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
愛の言葉の数々 すべてあれは嘘っぱち 冷たい仕打ちの理由はどこに
お前を好きだと いってみた いってみた 冷たい雨に ああ長崎 思案橋ブルース
春まだつめたい路地裏に 咲かす女の 咲かす女の 愛の花
世間の風の冷たさに こみあげる涙 苦しみに耐える二人は枯れすすき



つめたい空に 鳥が飛び立つように 私も旅に出るわ ひとり泣きながら
だまされちゃって 夜が冷たい 新宿の女
小雨つめたい 路地裏で 淋しさつのり 涙がひとつ 酔いどれ人生 夜が明ける
今じゃ妻子さえいるという 肩に冷たい 夜の浅草 みぞれ雨
北風冷たい 帯広の夜 可愛いあの娘と かた寄せた 今夜も飲もうよ いつもの店で



恋は哀しい 通り雨 冷たい足音 聞きながら 淋しく見送る うしろ影
意地がひとつの 裏街道 背中に冷たい背中に冷たい あゝ初しぐれ
見つめた日本海に 抱かれるよりも 抱きしめること 海が教えてくれました
悲しき Midnight 白く冷たい Moonlight 恋の魔力与えて
冷たい背中の 他人になるけど まだ少しだけ 愛があるから あなたを許して



生きてくことを望むなら 冷たい風が吹いてる 夜は長い
冷たい人もキライです あなたはなぜか醒めていて 恋さえほんの景色だと
冷たい人だけど あんなに愛した想い出を 忘れはしないでしょう
夢を描いて また消して ひとりみつめる 薄紫の 肌に冷たい 麗人の花
あゝ泣きながら すがりつく つめたくされるほど 燃えるのよ燃えるのよ



女の夢が 冷たいグラスの底で泣く 夜よわたしに なぜ永い
酒に酒におぼれて いなければ 冷たすぎます世の中は
死んだら涙 流してくれますか 冷たい躰 抱きしめてくれますか