消える



流れる距離と時間を消して 急げ心よ もっとあなたの近くへゆくわ
波音は無情の この愛なき場所は 夏の天使が消えた
大好きよ ごめんね ゆるせなくて いつか時が運び去った 砂に書いた文字 消えるみたいに
今夜こそ この距離を越えたい 降りしきる世界に 何もかも消えてく
忘れないで 貴方の愛がいつか 消えたら私は散る



そして消すのよさよならの影
泣き続ければいい 涙が消えるまで あなたのぬくもりが あなたが消えるまで
過ぎた日を悔やんでみても昨日さ 涙さえ遠く消えて
咲かせなさい その胸に消えないバラを 陥としてみて この私TATTOOで
愛はひとつ 消えることなく いつか何処かで まためぐり逢えるでしょうか



消えそで消えない灯を ふりむきふりむき 白い夜道ただひとり
あなたを奪ったあの人は 年は三十八 まだ消えぬ
いつか遠くへ消えた人 ああ あなた 遠い遠い日の 私のあなたでした
この街が最後の街だろう 消えてゆく男に赤いバラ
思い出を呼んだとて あなたがあなたが 消えてく おもかげ列車



星が流れて消えゆく瞬間も 君も忘れない 誰かの心に今宵鈴が鳴る
心のほのお 消えぬ間に 今日はふたたび 来ぬものを
残して 残して消えゆく さよなら列車
果てしない海へ 消えた僕の若い力 呼んでみたい
いつかは消えゆく さだめでも 命もやして 抱きあった しのび宿



あなたが好き そう思うだけで憂鬱さえ はじいて消せるのね
夢をください 消えない夢を 泣いて紅ひく とまり木の花
あなたの匂いが 恋しいよ 愛のともしび 消えそうで
掬い上げたら 幻のように 消えてしまうの ひとひらの雪ね
雨は降る降る 遠く消えてく背中と いつかきそうな 別れをぬらす



夜更けの街裏通り 消えたネオンにもたれて 乾いた風が素肌に 冷たくしみとおる
愛した心の残り火を 吹き消しましょうと ひとり言 涙がほろり ほろり酒
雲に溶けてボールが消えた 今日はじめて見た あなたがまぶしい草野球
あなたへの燃える火を 断ちきれない 消せはしない
緑の風が揺れ ガラス窓に青空うつし 重い心をかき消すように



彼女の帰りを待つの メリケン情緒は涙のColor 彼女の姿が消える
寄りそう緊張がチョイと 情報をさえぎれば 闇の中へ消えてゆく
生命がもし消えても 次の星で まためぐり逢いたい 愛しい女よ
一人夕陽に浮かべる涙 いとしき日々のはかなさは 消え残る夢 青春の影
この両手に あなたの身体の ぬくもりが 今も消えずに残る



さだめがにくい 心の叫びも 岩角の しぶきに消える 愛愁岬
愛が乾いて 消えました
夢をのこして 消えてゆく 逢えない二人を 結ぶように
泣いてまた呼ぶ雷鳥の 声もかなしく消えてゆく ああ奥飛騨に 雨がふる
降っても 消える雪 それでも雪は 降りしきる



今宵更けゆく銀座 たのしい街よ ふたり消えゆく銀座 夜霧の街よ
見送ればもう遥かに消えてゆく 私も濡れる 遣らずの雨
ひとしきり泣かせて 五月雨 流れ 流れて 流れは遠く 愛の影消してよ
遠くの岬が 滲んで消えた
風は何も知らずに 季節を運ぶけど 今もあの人の笑顔 胸に消えぬままに



暗闇の中 むなしい恋唄 あの日あの頃は 今どこに 今日も消える 夢ひとつ
涙で消せない 恋だから いつかは赤く 咲くでしょう
女の恋が うるむネオンに にじんで消える 高山の夜
異国の空に 消えた人 ああ 大阪空港待合室
あとはどこかへ連れてって 今夜は二人踊って二人 灯りが消える おとな同志の恋の夜



青い星の光が彼方に 消えゆく水辺には 明日が やがてやってくる
涙のかわりの 置きみやげ 最後の台詞だけ 言わせてよ 早く消えちまえ
あゝ死ぬまでふたりづれ 想い出が 消えるまで チョッと待って札幌 しのび雪
線路の果てに 夜汽車と消えた あなた恋しい あ なみだ駅
消しても消えない 心の傷に 酒 尽尽 酒 尽尽 しみじみ 人生 秋の夜



また長い夜をどうして すごしましょう 愛の香りも 消えたあの部屋
想い出ひとつ 置き去りに 瞼に消える 終列車
きっと二人の この愛だけは 決して消えない 変わらない
風に吹きあげられたほこりの中 二人の声も消えてしまった あゝ あれは春だったんだね
傷つくものと言葉で遊び 私の恋が 今消えてゆきます



そっとあなたを見送る夜は ふけてふけて消えてく 花ネオン 女にばかり つらい街
いまじゃ消せない 女雨
ふかす煙りの 消えゆく影に ああ上海の 花売り娘
モノクロの夢が 誰かの胸の中 今夜も色づいて どこかで 深夜劇場の明かりが消える
愛しさを知る程に ああ 老いてゆく またひとつ消えたのは ああ 愛だった



消えてく翼よ 二度とは逢えない さようなら 夜ふけの空港 俺もひとりさ
傷つく心の姿 何かが終って そして何かが崩れて消えた あゝ
流れも時も たちどまる 窓うつ風は 心の傷も 昨日も今日も 消してゆく
あなたの満月が 消えないかぎり 私は私は ついて行く
お邪魔でしょうが お邪魔でしょうが消えません わかって下さいますね あなたなら



想い出だけを 残して消える 忘れないでね 台北の夜 再見 再見 また逢う日まで
消すに消せない 生命のあかし これが人生 男のしるべ
子孫繁栄 末代までも 祈る灯火は 消しはせぬ
今もずっと胸に焼きついてる 波打ち際 消えたメロディ 愛のセレナーデ
愛したのは何故 こんな悲しみ置き去りに 汽笛をかき消すように 海が泣いた



この世の汚れを消せますか 純になろうと瞳を閉じても 東京の夜は短くて
何もかもが消えたわ ひとりぼっち 誰もいない 私は愛の難波船
海の藻屑と 消えた友 あいつの心を 無駄にはしない 波涛万里の男船
悲しみがあるうちに どこかへ消えて 寝たふりをする前に どこかへ消えて
意地があるなら踏ん張って 夫婦灯りを 消さないで



}それがわたしのさよなら 幸せは ほんの少しでいいの 想い出消えない
泣かせてやりたい思いきり 消えぬ面影 たずねびと 夜の小樽は 雪が肩に舞う
まわり道した 航海ラムプ 消すのはあの女の 店だねと 北へ男は帰る
愛してね 一度燃やした 恋の灯を どうか一生 消さないで
明日を信じて 生きてく私 こんな一途な 女の 夢灯を 消さないで



逢いたい逢えない せつなく消える命でも 心の灯りはあなただけ
こうとしか生きようのない 人生がある せめて消えない 轍を残そうか
あなたを待ちます 夜霧に消えてゆく 最終列車
夢を描いて また消して ひとりみつめる 薄紫の 肌に冷たい 麗人の花
今日も一人あたし一人 消したはずの恋の嵐 かれた心につきささる



胸の傷跡 消せるやら まだ忘れない まだまだ恋しい 夢にはぐれた 恋千鳥
生きる女の 夢ひとつ 消しは 消しは 消しはしません 浪花の灯り