運命・さだめ



赤いバラの花を 手にしたあなたを見た時 これが運命 まちがいないわと感じた
汝はあざみ さだめの 径は はてなくも 香れよせめて わが胸に
泣いてもいいの ままにならない この世に生まれ 燃えて傷つく さだめです
いいひとだったあの人 おとこ雪 おんな雪 運命に負けて北国
カラリコロリ 運命から回り 男鹿の波よ お願いあのひと おばこナ



どうしたらいいの どうしたら 許しあうのがさだめでしょうか おんなの街角
感じてる 運命を きっと また逢えること きっと 愛しあえるわ
燃えてこがれて ふたりの夜を そっと待ちます あゝ運命花
花の姿に励まされ たおやかに凛々と さだめの雪を踏みしめる
恋のさだめが 指さすままに ゆれて流れる ああしぐれ川



いつかは消えゆく さだめでも 命もやして 抱きあった しのび宿
両手にあまる ぬくもりに 流されて 今夜も溺れる さだめ川
落ちてゆくのが運命なら いのち いのち いのち あずけて どこまでも ふたり
これが二人の悲しい運命 男心が何故分からぬと 教えてやりたい 亜紀子
涙に漕ぎ出そう 哀しみのボートで 流されても運命ならいいの



男と女の物語 時代の風が吹いたばかりに 運命が揺れ動く
背広に残るよ移り香が あゝ二度と逢えない運命でも あの人が欲しい
あれはふたりのさだめ星 ああ ここからが この駅が ふたりの旅立ち愛始発
さだめがにくい 心の叫びも 岩角の しぶきに消える 愛愁岬
この世の運命 恨んでも どうにもならない 想い出ばかり ああ氷点の街 旭川



生きる さだめの風が吹き 折れよとばかり 花の舞
花びらをつけては散らす それがさだめね悲しいものね お願いあなたに逢いたいの
この人とこの人と おなじ運命を 生きるふたりの情け川
花は咲いて 小鳥は啼いて その命 終るのさ みんな独り 私も独り これが生きる さだめ
なんで一人にさせるのよ それが哀しい ああ二人の運命です



思い出だけを 抱きしめながら 生きてゆきます このさだめ川 四万十川の宿
捨てられた猫は鳴きもせず どこか身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ
未練の色はとこしえに 私 運命の子供と呼ばれたい
涙ぼろぼろ 夜の街 これが二人の 運命なら 落ちてゆきます どこまでも
そこまで春は来てるのに 運命なら 泣かない あゝ別れ雪



辛い運命の面影に 未練せつない 女の夜汽車
ひとりぼっちに 私をさせて さだめの果てに 船は行く 未練せつない 女恋港
舵に運命を まかせた人生 夢は大漁 親父と俺の 親子船
かめば唇 血がにじむ 運命哀しい 人妻椿
愛が夫婦の積荷なら 離れない離さない 運命まかせた 渡し舟



添えぬさだめに泣かされて みれんひと雨 酔町川よ
雪割草は私の心 夢をささやく 花びらに 愛の運命を たくしたい
これが運命だと 想い出グラス 飲みほせば あなた明日は いらないわたし
どんな運命が愛を遠ざけたの 輝きはもどらない わたしが今 死んでも
夢をつないだ 運命の糸をヨー たぐり寄せたい この胸に



季節が哀しいのよ もしもわがままを言わずに 生きれば運命はちがったの
待っていた運命の人に 広い世界でひとりだけ 大切な あなた
永遠を誓ったわたし達 あー 二人の縁は 儚い運命
佐渡はいよいか 住みよいか つらい運命の 恋ゆえに 私は帰らぬ 旅に出た
ひとり春を待つ 燃えてさみしい 紅い唇 明日も流れる さだめ川



さしたかんざし緋牡丹化粧 女の女の女の運命 捨てた夜空に一人行く
泣ける運命を かばい合う 愛がいのちの 二人づれ 固い きずな 想いやり 夫婦草
情けで結ぶ 運命の糸よ 浮舟けむる 雨の宿
からめた指が運命のように 心を許す北の酒場通りには 女を酔わせる恋がある
私らしく生きてゆく キレイに心磨けばきっと 運命は笑いかける



もう一度甘えたい あゝあなただけ 細い運命を 恨んで泣いて 肩に崩れる 戻り傘
あなたは純子を 送ってね ああ福岡の 空におんなの さだめ星
これでいいのよ 私の運命 踊り絵姿 女の意地を 懸けて激しい 乱れ舞い
たとえひと冬 待ったとて 逢えぬ運命が 怨めしい 唄も涙の 流氷挽歌
行こか釧路へ戻ろか襟裳 春はどこやら 旅まくら 夢の絆 ひとすじ 女のさだめ



今日の運命を ゆきずりの 船にあずけて 拭くなみだ
川の蛍も 知ってるでしょう かなしい花ですね さだめの花ですね 恋あやめ
花散る運命の恋人達 それが僕らのもんじゃない 真夜中育ちの民よ頑張るのだ
辛い運命です 長崎は雨 いつもそうですね 女は 泣かされて 待ちわびて