過ぎる



時はいつの日にも 親切な友達 過ぎてゆくきのうを 物語にかえる
振り向けば君が泣いてるよ 青春が通り過ぎてく ホームで
過ぎた日を悔やんでみても昨日さ 涙さえ遠く消えて
過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶
失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶



旅立つ遥かな道 二人なら 乗り越えられる 季節が過ぎ去っても
見つめたら 気持ちはエルドラド 過ぎ去る瞬間をむだにしないわ
あゝそうよここがあなたの故郷 帰る時を わたし待ちます 岬に春が過ぎてゆくけど
何もいらない あなたのシナリオに 私をあずけるわ 通り過ぎた時間を 閉じ込めて
忘れられぬ初恋よ 時だけが無情に通り過ぎたあと 残る愛の幻 終わりのないノスタルジア



あの日はもう過ぎし給う 涙の数だけ 海より自然体の野郎
夢を残して過ぎてゆく ラブ・ナイト・スポット おまえとあなたと ふたりきり
過ぎた昭和の 人恋演歌が さむい肩抱く ああ 霧笛の酒場
通り過ぎた夢 そっと振り向き ホロリ あぁ逢いたい
過ぎたことは置き去りにして 泣かないで泣かないで あしたが逃げて行くから



冬が過ぎれば 花が咲く 倖せをありがとう 流す涙を 忘れはしない
時間が過ぎたら 涙が幸福呼んできた
つっぱりが通り過ぎる 思い出が通り過ぎる 通り過ぎれ 
まつ毛濡らし涙こぼす 横顔いまでも忘れない 過ぎゆく時は 何も知らずにいるけど
ありがとう 過ぎゆく人生 指からのがれて こぼれる 砂浜の砂の いとしさ



まだ平気だろう もうこんな時間よ ごめん いいの どうするつもり 乾杯で終電過ぎた
過ぎ去った時を埋めるものはない 遠い夏 遠い夏 遠い夏
人のやさしさ人のぬくもり ああ通り過ぎてわかるものね
静かに時間が通り過ぎます あなたと私の人生をかばうみたいに
青春追えば 青春は遥かに いま過ぎし日々を 振り返れば



愛に燃えた夏は過ぎて 独り心は冬景色 雪が降る 命が凍る
心からの涙はひとつだけ 言葉にならない 通り過ぎた季節は夢の中へ
女の春が たとえ過ぎても 幸せですと 風よ伝えて 夜の夜の博多
もちこめれば いいのだけれど 今日も一日が 過ぎてゆく
忘れる日がくるわ もう過ぎたこと 昨日までのことは



帰りひたすら 待っている あの娘はいくつ とうに二十はよ 過ぎたろに
照れながら 一十百の季節過ぎても お前をはなさない
いい事ばかり手紙に書いて あれから幾つ 何年過ぎた 帰ろかな帰りたい ふる里夢ん中
彼岸過ぎたら 僕の部屋も あたたかくなる