夏がゆく傷を残して 風はもう秋の気配
8月に人を恋しては傷つく 後悔はしていないけれど
息を切らして走る ああ 傷つけあうよりも 今一人をえらんだの
二度と傷ついて終わらないために 少し嘘つきな私を許して
ひとりになって 歩いてみたい 傷つけあえば すべてなくすから



鮮かにかえらない夏 きみがただキレイで わけもなく 傷つけてた夏
傷つくだけのLでも 愛は愛でしょう Lは愛でしょう
傷つける人もないけど 少しだけにじんだアドレス 扉にはさんで帰るわ あの日に
泣いてもいいの ままにならない この世に生まれ 燃えて傷つく さだめです
このいたみ あなたわかって 下さいね 惚れてふられた 傷のあと



わざと自分を傷つけて 同じ痛みに泣きながら ぬれて行きます おんな傘
だから笑い続けるだけよ 愛の傷が癒えるまで 喜びも 悲しみも 忘れ去るまで
悔む気持は ないけれど 泣いてまた泣く 胸の傷
昔の傷はきれいに忘れてしまえよ 外は雨 もう帰らない ふたりは今夜からひとつ
よそを向かないで 抱きしめて 瞳をそらしたら きっと傷つけてしまう



死ぬより悲しいわ お酒に酔って こんな夜は心の傷跡いやしたい
にじむ涙よ そぼ降る雨よ 酒でなだめる 胸の傷 揺れて淋しい ほつれ髪
あなたをきっと傷つける だからはなれて行くけれど 君こそ命 君こそ命 わが命
誰かをいつも傷つけた 真っ白な空の下 メリーゴーランド 独りで今日も廻してる
消しても消えない 心の傷に 酒 尽尽 酒 尽尽 しみじみ 人生 秋の夜



古い傷あとを 思い出酒場に 捨てるのさ あいつあいつは どこにいる
酔いしれて 心の傷を洗いたい ネオン悲しい酒場川
傷つくものと言葉で遊び 私の恋が 今消えてゆきます
泣けるんだよ どうしようもないから 誤解偏見独断の あんちきしょう 傷まみれの青春
国のために 燃えつきた 青春の 傷あとに 独り飲む酒 涙がにじむ



いついつまでも おまえの傷みは 俺のもの いかすじゃないか あゝ
傷つく心の姿 何かが終って そして何かが崩れて消えた あゝ
流れも時も たちどまる 窓うつ風は 心の傷も 昨日も今日も 消してゆく
抱きしめて 帰したくない 水割り 行きずり 古い傷 男と女のラブゲーム
何んでもなさそに ああ 傷ついた ああ 傷ついた 芥子の花



女の心は切ない霧笛 古い傷あ 身体をあずけ 眠りたくなる時もある
蒼い灯りよ 汐鳴りよ 心の傷が 道づれの 旅に散る散る 別れ雪
真冬の浜辺に傷あと埋め 夢はあきらめて 北へ流れる
別れ惜しんで いる内に 男心に 傷がつく 明日は 明日の風が吹かァ
嘘の小石に つまづいて 胸に残るは 傷ばかり



胸の傷跡 消せるやら まだ忘れない まだまだ恋しい 夢にはぐれた 恋千鳥