故郷



空を背中にかついで歩けば どこへ行っても心のふるさと お〜い お〜い北海道 
唄う故郷の 新相馬 淋しくなるたび 想い出す あんたの心が ふる里よ
忘れて いつまでもしあわせに さよなら故郷
あゝそうよここがあなたの故郷 帰る時を わたし待ちます 岬に春が過ぎてゆくけど
津軽の海峡荒れて 俺もお前も 故郷へふるさとへ 帰りつけない 文明沙漠



身の上なんて聞きっこなしよ お客さん ふるさとのなまりさえ 忘れた女です
ふるさとを捨てた 何かが待っているよな そんな気がして
ふるさとへいつの日か あゝあのふるさとへ帰りたい
母のふるさと ああ色丹恋し 苫屋が恋し 落書き恋し ノサップ岬
ぼくは知りたい きみのふるさと ふるさとの はなしをしよう



俺の帰りを 待ってるだろか 心がふるさとに 飛んで 飛んで もうすぐ祭りだなぁ
ふるさとは 父母の匂いがするよ あの人の あの友の 想い出を唄おう
ふるさとはそんなにも あたたかいものなのね
想い出くるくる風車 浮かれ囃子の笛太鼓 あゝあゝふるさとは いいなあ 祭り唄よ
心は今夜もホームにたたずんでいる ネオンライトでは 燃やせない ふるさと行きの乗車券



あなたの帰る故郷は歌と踊りもにぎやかに パーランク 今鳴りひびけ
哀しみを 埋めながら 故郷に雪が降る 夢が降る
故郷離れてから早十二年 変わるなよその眺め 八重山の島々よ
帰りつきたい 旅路の果てに わが故郷は 心のふるさと
やさしい香りがいついつまでも 俺の心に残る女 故郷へ帰っていっちゃった



故郷の 火の河 寒い夏
あゝあのふるさとを超えるものなし 父なる強さで世に立ちて 母なる心で世に返さん
燃える故郷 走馬燈 幻夢のえれじい 男と女 冬に迷子の にごりえの街
夜汽車に乗れば 近くなるふるさとに 寝ずに窓を見る
生きるささえは ただひとつ ああ 故郷へ帰る 夢があるから



海に捨ててよこの身体 せめて海鳥よ 私の爪を運んでおくれ 故郷へ
あゝ好きです 東京の人 故郷をあげたい あの人にあげたい
手をふる母よ あの人よ 幾年月日が 流れても 山河のむこうに 故郷が
一度食べていかんかれ 海女のふるさと志摩半島
あれは初恋忘れない 忘れないよ 忘れないよ あれはふるさとに 萩の花咲く頃



泣いたり笑ったり 俺の人生夢芝居 故郷は いつも 酒の中
泪とふるさとと 年老いた父と母 子供と なぁ 女房 わかるよ なぁ 酒よ
いつかは故郷へ帰る 苦い酒で苦い酒で ひとり泣いている 酒場のろくでなし
せめてなりたい 麓の花に 土産持たずにゃ 戻れない 母の故郷は 山の涯て
もう帰れない 故郷に おまえがいれば 燃える黄昏



誠を秘めた 玉砂利ふめば 語りかけるよ 心のふるさと
ふるさとよ めぐり逢う日は ない君だけど 君のしあわせ 祈ってる
何処まで行くのだろう 赤いこの空何処まで続く ふるさとへ続く
せめて最後は 故郷の空に 咲いて散りたい 男花
弱音吐くなよ 男じゃないか 故郷へ錦を 飾るまで



生まれ故郷は 忘れない 酒っこ飲むたび 口に出る 津軽じょんから 故里の唄
翼に虹を映して 鳥よ 渡り鳥よ ふるさとへ帰れ
雨降る夜は なお悲し マングースーは 穴の中 遠いふるさと 思い出す
帰っておいでよ ふるさとへ 這えば立て 立てば歩めの母親ごころ
流れる雲はちぎれても 俺はおまえを 離しはしない 待ってておくれよ おまえが故郷さ



私ひとりを 待っている 涙の故郷 夢に夢に うかぶから
母のやさしさこの目に刻み 肩のひとつも ああ ふるさと
愛は死にますか 心は死にますか 私の大切な故郷もみんな 逝ってしまいますか
逢いに行きたい 抱いてやりたいよ 北のふるさと 海峡こえて
涙にじんだおふくろ便り おれの帰りを待ってるらしいと あゝわがふるさとよ



待っていてくれ 納沙布かもめ 俺の船唄 船唄 男唄 届け はるばる 北故郷
無口なふたりが たまには酒でも 飲んでるだろか あの故郷へ帰ろかな
十六で捨ててきた 雪のふるさとあの町へ 夢で今夜は ああ帰りたい
夜明けのうたよ あたしの心に 思い出させる ふるさとの空
私はあなたのふるさと きっと待っているから



乙女の想い 汲みもせず ふるさと捨てた ばちあたり どこの誰やら ばちあたり
故郷なんかにゃ 帰らない 流氷ギシギシギシ 鳴るばかり
暗い灯影に 肩寄せあって 歌う故郷の 子守唄