嘘だけはなかった愛だと信じてる
二度と傷ついて終わらないために 少し嘘つきな私を許して
堕ちるところまで堕ちて スキャンダラス 楽しまなきゃ嘘よ
この世の悲しい嘘も 遠いアジアのこの街で 願いよ光になれ
まさか 心なんて変わると知っても 変われない自分だけ 今 何故笑うのうそつき



ひとりの身体じゃないなんて 女がほろりとくるような 優しい嘘の 上手い人
愛の誓いなんか あてにならない夢 壊れかければ ただの悪い嘘になる
夢でもいいわ 嘘でもいいわ 帰って下さい しぐれの港
誰か うまい嘘のつける 相手探すのよ
秘密から嘘の数まで あなたひとり占め あゝ 恋ひとすじに 生きて生きて行きたい



嘘ではない そういつまでも 真実の 真実の この愛を
愛が嘘でも夢でも あなたを信じ 息をひそめて私は 生きてゆきたいの
とても母には見れません 苦労話が嘘のよう あゝ 笑う涙の 祝い酒
その痛みもその願いも眠って 背中あわせの 嘘に気づくなんて
嘘を信じて 待ちましょう 夢は夜ひらく 夢は夜ひらく



やさしいその嘘 信じたい 男はヒラヒラ あなたはヒラヒラ 火遊び蝶々
信じて咲いたら夢の花 なみだで咲いたら嘘の花 悲しいものよ 切ないものよ
庇って嘘をつき通す あゝ金沢の格子窓には なみだ雪
愛の言葉の数々 すべてあれは嘘っぱち 冷たい仕打ちの理由はどこに
一度だけ心から嘘をついてよ すぐに忘れてしまうって



嘘か真実かわからずに あぶくを吹き吹き宙返り 金魚金魚 酒場の隅でマッカッカ
終着駅 長崎 嘘をつかれたことよりも 約束を忘れられたことが 少し悲しい
浮気も嘘も許せない あとで後悔するはずさ 女泣かせちゃいけないよ
女の情とは 死ぬまで炎る事 このまま嘘ついて 死ぬまで嘘ついて
私のうそをみんなひきうけて あなた 離れてゆくの



嘘じゃない 夢じゃない 夢物語り 心ゆくまで
嘘でいいから 耳もとで 夢をください もうひとつ 渡りたい 渡れない 盛り場渡し舟
俺の俺の胸をよぎるあいつ 泣いたなら 嘘になる 男の やせがまん
春に出会って 夏に恋して 秋で抱かれて 冬に嘘をつく ああ
嘘の小石に つまづいて 胸に残るは 傷ばかり