怨む



恨み言葉も ただ恋しさに 泪まじりの 演歌になる
この世の運命 恨んでも どうにもならない 想い出ばかり ああ氷点の街 旭川
つめたい青春を 怨むことさえ あきらめた 弱い私は 噂の女
死んで花実が咲くじゃなし 怨み一筋生きて行く 女いのちの怨み節
みれん水割 恨みを流す 明日に生きる 夢に生きる 横浜のおんな



かむった面は鬼の面 うらむつもりが またほだされて なかで涙があふれます
崩れるように身を寄せりゃ 夜明けを怨む雨が降る 雨が降る
もう怨むまい もう怨むのはよそう 今宵の酒に 酔いしれて
信じることに疲れても リンゴのように 誰も怨まず 明日をやさしく みつめよう
捨てられた猫は鳴きもせず どこか身を寄せ その運命 恨まずに そっと 眠るだけ



心の中に冬がくる 恨み言葉も ただ恋しさに 涙まじりの うたになる
夢よ飛んでけ恨み忘れて あなたに届け せつない気持
娘盛りの胸ん中 恨み恋しの雪女
賭けて悔いない この命 かわい女房よ 女房よ 恨むなおまえ
酒に恨みは ないものを あゝ 長崎は今日も雨だった



あなたを恨んで 呑んでます
悲しみ多い 恋でした ああ つきぬ恨みの函館 函館ブルース
好きで添えない 人の世を 泣いて怨んで 夜が更ける
恨むでしょうか おろかな母だと ごめんね ごめんね こんな母の子に 生まれて
螢 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け



だまされたわけじゃない あなたを恨むと不幸せ 男と女は 夢芝居
もう一度甘えたい あゝあなただけ 細い運命を 恨んで泣いて 肩に崩れる 戻り傘
たとえひと冬 待ったとて 逢えぬ運命が 怨めしい 唄も涙の 流氷挽歌