夏がゆく傷を残して 風はもう秋の気配
春夏秋冬 朝から晩まで ファッションブックとにらめっこ 夢みるは あこがれのカッコマン
秋の移ろいに 心乱れる日は くちびるが 淋しがる
愛が見えますか 離れていても 愛が聴こえますか あなたの心に 春も夏も 秋も冬も
うちだしの 太鼓が響く 初秋の 街の甍に 赤い月



ああ 母となり 親父となって 命彩る 港春秋
春夏秋冬 橋を探そう歳月河に 愛の愛の名残りの月が出る
春夏秋冬 祝い唄 グイのグイグイ 飲み干して 天下呑み取る 祭り酒
夏は夢見てよく眠り 秋は心の人になる 三日月に 約束しよう
消しても消えない 心の傷に 酒 尽尽 酒 尽尽 しみじみ 人生 秋の夜



未練だね 待ちわびている 通りすぎてゆく秋に あぁ ふるえてる ふるえてる
やさしい面影は今でも十九 幸せ祈るさどこまでも 俺の人生 秋祭り
春夏秋秋 そんな一年 あなたと過ごしたい
秋風の後 雪が追いかけ 季節がめぐりあなたを変える
つるべ落としの秋がゆく 隠す涙の三度笠 辛ろうござんす ひとり旅



春に出会って 夏に恋して 秋で抱かれて 冬に嘘をつく ああ
春とおもえば 夏が来て 夏とおもえば 秋が来て 所詮最後は 寒い冬
すべて投げ出し馳けつける あなたあなたたずねて行く旅は 夏から秋への能登半島
好きだね秋には 飾り気のない薄化粧
明日は小樽へ 旅立つあなた 秋が泣かせる 節子草 ここは函館 青柳町



帰りたい帰れない あなたの胸に風立ちぬ 今は秋 今日から私は心の旅人
秋から冬へ日本海 女の心に ひゅるる ひゅるる 風が鳴る
秋といっしょに冬が来る 海の 海の 海の暗さよ ああ抱きしめて
待てばこの身も渡良瀬の 秋の中 あなただけに身を焦がす 恋紅葉
秋と一緒に冬が来る 海の海の海のくらさよ あゝ抱きしめて



泣かせてよおもいきり あの日のように 淋しい秋が こんなに 切ないものなら
宝だよ 浪花春秋 これから先もその先も 縁でこそあれ 夫婦の絆
春は花 秋は月 冬は雪 二人に巡る 歳月を 越える 旅路川
にくい恋しい つれて行ってよ ふりむいて 秋も名残りの 驟り雨