おんな・女



女は誰もきらめき愛されたい 時代に逆らいながら 踊りたい 抱きしめられて
泣いた女の涙も知れずに いっそこのままふらちな心で 夢から醒めずわからず
処女と少女と 娼婦に淑女 いい顔 今日はどの顔で 誘うのかい
このまま一人で 眠りについたら 無口な女になるわ
お酒に縋って 思い出語るような そんな女には なりたくないわ



負ける女がなお悪い 三拍子そろった 東京ワルツ
いい女だったと きっと後悔する 振り向かせてみな 私はTokyo 見返り美人
うしろ姿で悩ませる 少しみだれた みだれた ああいい女
追えば逃げてゆく 恋は盗人のよう すべてを奪う 女 女 あきらめて 女
ぶってください おんなの迷い ひとり渡れぬ あじさい橋よ



よくぞ今日まで尽してくれた 絆ひとすじ あっぱれ恋女房
女になるわ 逢いたい 逢いたい 今すぐに 逢いに行きたい
女の扱いが にくらしいほど あなたは上手になってゆく
雨がふる ふりむかないわ ふりむかないわ きょうからわたしは あなたの女
朝の部屋 あなたの移り香 抱きしめて泣く 可愛い女でいたいのよ



「うん」と言えば怒るし 「いや」といえば黙るわ 男と女は いつもあまのじゃく
わかっているわ アマン かき上げる長い髪の 女は夜の匂い
人生 山坂 峠道 ついて行きます 離れへん うちはあんたの 女房やもん
別れる私 つめたい女だと 人は言うけれど いいじゃないの 幸せならば
お前がやっぱり おいらには いい男いい女 恋のめぐり逢い



辛い焦がれる程に まして女の ひとり寝は いさり火 泡沫 波まくら
恋は魔法つかい つえを振るだけで ただの女の子が ガラスのプリンセス
あの頃シュープリームス 誰かれポニー・テール 女になるのが嬉しや悲しや
いのち舟 舟になれなれ 男と女 明日にまかせる 浮き沈み
愛に甘える やすらぎが あれば私は 生きられる 恋は女の いのち舟



素肌につもる陽差し ゴージャスな女神 常夏のシエスタ 覚めないで
ひとりの身体じゃないなんて 女がほろりとくるような 優しい嘘の 上手い人
いつも欲しがる女の夢を あなた泣かせて 捨ててゆく 逃げてゆく
笑顔無理して作った女房 できたヤツだった あゝうちの女房
そんな愛こそ 好きさモンスター 女は女 夜もバラバラ 我はエロティカ・セブン



涙でとかした恋化粧 風のあまさに頬染める おしろい花は おんな花
いいひとだったあの人 おとこ雪 おんな雪 運命に負けて北国
可愛いやつと思うなら あなたの女にしてくれますか
わたしはおんな 灰になるまで 男の胸に おんなは抱かれて 夢をみる
ぬくもり呉れた 優しいおまえの あつい肌 灯りがほしい おもかげの女



どこか不幸がとりつきやすい そんな気がする ほくろがひとつ あれはおゆきという女
どうしたらいいの どうしたら 許しあうのがさだめでしょうか おんなの街角
沖じゃカモメが泣く お別れ波止場 サヨナラ サヨナラ おんなの出船
あなたの行く道ついてゆく おんなのおんなの おんなの純情
たとえ苦労の 日めくりしても そばに そばにね おんなの純情



肩にこぼれる 雪の花 払えばいつか 春隣り いのちで唄う おんなの情歌
愛のぬくもりョー恋しかろう あなた何処まで 女の冬路は いつ終る
泣くだけ泣いて 笑顔で生きるの 明日から これが最後の 女の涙
強い女になれないけれど 明日の幸せ 探して生きたいの 涙ひとすじ 女 化粧花
ちょっと待ってよ その気はないよ ぼろりボロボロ 雨すだれ 茜街道 おんな笠



忘れられない せつない恋よ おんな港町 別れの涙は 誰にもわからない
わざと自分を傷つけて 同じ痛みに泣きながら ぬれて行きます おんな傘
馬鹿な女でよかったら 明日を夢見る 止まり木に 戻って ねえあんた
飛んでゆきたい 腕の中 おんな人生 えー恋まつり
夢に見ました幸せを 夢がさめればむなしさが 強く生きよう女の道を



つらい命に花そえて 痛みに耐えてちりばめた ああいや果てのおんな道
凍てつく心 ここは日本海 想い出よ なぜ何故 女ひとりを なぜ泣かす
惚れたあんたが石垣に ヨッシャ のぼる人生おんな富士
無事を祈って涙ぐむ こんな弱気を みせたくないと 肩でつっぱる 女の岬
笑顔千両で ヨイショと越える おんな人生 夢街道



出世太鼓の出番がきた 腕もちぎれと乱れ打ち その名も女 おんな無法松
女はいつもミステリー 行かないでお嫁サンバ ひとりのものにならないで
お梶あなたについてゆく おんな哀しい恋綴り 逢いたい せめて夢でも 藤十郎
思い出だけじゃ 女は泣くよ お酒と夢で これから生きる
おにぎりが好きだって どこか彼女に似てるって かげのあるよな 指輪して



おしえてあなた いけない女に なりそうで 自分がこわいの
その気になりさえすりゃ 選ぶのも 捨てるのも いつだって 女しだい
姉さん女房を気どるほど かしこい女じゃないけれど
男と女のかけひきは 負けても勝ってもつらいもの やけに降れ降れ 恋しぐれ
亜紀に美幸にはるみ節 釧路 帯広 苫小牧 女ごころがわかります



ここじゃ男は盆暮れに 御神酒飲みほし女を替える
今度生まれりゃ あんたと暮らす カラスの女房に なるからね
今はいいのよ このままで 女哀しい かりそめの花
おまえとの時ゆれる ただ俺だけの 女をこのまま抱いて
闇にひとすじ おんな火が あなた求めて 恋慕う くちべに心中 しのび会い



人の噂の裏通り 古い女と 指さされても 思い切れない みれん町
意地をささえた 思い出を 捨てて来ました 女がひとり 呑みほしましょうか
あなたひとりのおもかげを 抱いているのよ あゝやっぱり女
季節がわりの景色のように 男と女を つないで 離す
足音を追いかけ すがれたらいいけど 男と女じゃ女が弱い 男と女じゃ男が悪い



次の港はありはしないさ ああ ここまで来たら サクセス 女は明日の 顔を持つ
そうよ私はさそり座の女 さそりの星は一途な星よ
俺が女であったなら きっとおまえに 惚れるだろう
愛の女神はジプシー 砂でうらなう土曜日 ルビーのように輝く
でっかい太陽が 恋の女神なのさ 踊りに行こうよ 海は友達なのさ



男だろうと 女ならもっと あの人に妙に近づきすぎる気がするの バカじゃないかしら
女に生まれたら女にいきたい
愛におぼれる女です 耐えて春待つ 耐えて春待つ あゝなみだ橋
もうこれ以上は 待てません 雨雨 しゃくなげの雨 私もやっぱり 女です
エプロンすがたが 似合うよな 女になります 愛してくれますか



渋い笑顔に どことなく かなしい昔が あるみたい そんな女の ひとりごと
いつも甘えるかわいい女 そんな夕子にそんな夕子に ほれました
この俺捨てても いいんだよ あゝしかたない だから女房にゃ弱いんだ
夜霧よそっとつつめ 悲しいだけの女を
酔えば酔うほど 男と女 心とけあう たそがれ酒場



男はみんな 悪女が好き 優しさを見抜かれて そうよ又一人
あなたに寄り添い いつまでも 心やさしい 女房でいたい
あなたも大切に 生きるに下手なこの俺を ささえてくれた いい女
できごころから まごころまで おんな心の色がわり 男と女 心と心
渡る世間は 男次第 紅蓮の炎に 身を焦がし 生きて行くのか おんな道



いつでもかわいい 女でいられた あのころよ 逃げだせなくて あゝ恋しくて あゝせつなくて
男だって女だって一人は一人 時には逆巻く怒涛のように 時には舞い散る木の葉のように
身の上なんて聞きっこなしよ お客さん ふるさとのなまりさえ 忘れた女です
あんたひとすじ あんたひとすじ なにわの女 灯をともす
誰にも心変りはあるけれど あなたを疑いたくない 泣かずに待ちますいつまでも 女だから



女房になれと言ったのよ そうよ おじさん このお酒 夢の欠片よ にがい酒
雨音が忍び込むニューグランドホテル 優しさに甘えない女だった
いっそ気楽と 笑うけど 女ごころのはかなさに 話合わせる ネオン舟
燃えて添い寝の 夢ごこち 女模様の 女模様の 万華鏡
君 髪の芯までびっしり 君 髪の芯まで女だったよ



女の春を待つ 路地裏あかり チビリチビリ 夜の居酒屋 ひとり酒
抱かれて眠りたい 女だってそんな気持ちで 口に出してみても 罪じゃないでしょう
すがる女と迷った男 二人の夜は ブルーライトのすみの席 内緒の話
あなたと別れて 暮らしても 私はあなたの 女です 女です
おれに似合いの幸せは そうさおまえという女 心つないで ふたり坂



岬がくれの 燈台灯り あなた私の命綱 ついて行きたい 男女舟
恋で割った水割りに 酔ってしまった男と女
死んで私は 月になる 夜明けの中で 女がひとり フランス人形 抱いていた
ついてゆきたい 尽くしたい べにばなは 愛の花 燃える女の いのち花
女の命燃やしたい 染めて下さい あなたの色に 恋に炎えます紅情歌



信じてみようか もう一度 おんなにうまれて しあわせか しあわせ そのうち きっと来る
赤い靴はく女の子 長い黒髪なびかせて 人形をかかえて泣いている 船を見つめて
毎晩女の子から キッスの贈り物 輝いてた リヴァプール
思いもよらずに そういうことって よくあるけれど 私は まさかの女よ
つめたく別れても たとえどんなに流れていても お前が俺には最後の女



ふたりづれ とべない女が とびました
愛を知った大人になって 女は少女になれるのね 恋しくて恋しくて 泣きたくなっちゃうわ
むらさきの雨、雨に 濡れて泣いている 愛した女の 心でしょうか
彼女の帰りを待つの メリケン情緒は涙のColor 彼女の姿が消える
男と女は素敵なことね ゆらゆらら



わたし 泣かない いつも 女ひとり よこはま 別れ雨ブルース
都会の海で心ぬかれる 私よりイイ女なんていないのに
飛び立つ私を 見送るあの人 ああよわいものですね 女なんて
独りで生きてく 術もない こんな女は嫌ですか 抱いてくれますか
男と女の物語 時代の風が吹いたばかりに 運命が揺れ動く



生命がもし消えても 次の星で まためぐり逢いたい 愛しい女よ
辛い想いを過去にして 紅を忘れた女の唇に 愛しつづけるボレロだけ
女に過去はつきまとう 崩れるように酔いしれて しあわせ薄い爪をかむ
もうこれからは どんな女にも 君の影だけを 求めるだろう
この人につれて行ってね 最後まであなただけよ あなたひとりの女です



心の貧しい女だわ 私
知ってか知らずかあなたへの 愛を両手に呟いた 私は女
分かって下さい私も辛い 他人の頃の昔に戻る 女 女なみだは 別れの一夜雨
追えば遠くに逃げてゆく そんな男と女
他の女を 抱けないように くちびる私に置いてゆけ



待っているのは 見知らぬ街の 見知らぬ女さ
あなた手にした 女傘 写真でもとって みましょうか
つめたい青春を 怨むことさえ あきらめた 弱い私は 噂の女
泣かない女でいたいけれど 愛をおぼえた心切なくて あなたに逢いたい 今は春
生きる支えの 扇の要 いいえ 昔は昔 今は今 越前雪舞い おんな舞い



ついておいでと啼いてます ヒュルリ ヒュルリララ ききわけのない 女です
死んで花実が咲くじゃなし 怨み一筋生きて行く 女いのちの怨み節
演歌 惚れた女と 道づれに どこまでも
駄目に 駄目になります 女の愛は 潮風も 潮風も涙の 冬港
みれん水割 恨みを流す 明日に生きる 夢に生きる 横浜のおんな



アマ色の髪のサラって女さ なつかしホンキートンク・マン
やさしい香りがいついつまでも 俺の心に残る女 故郷へ帰っていっちゃった
見せておくれよ 可愛い笑顔 俺と女房の 宝物
いのちの流れに 身をまかす 火の酒 飲みたいよ おんなの涙 華になれ
胸がふるえて あふれる涙 女に生まれ 女で生きた せめて証を くださいね



宵に褄とる女にも きっといつかは幸福が 来ると今日まで信じて生きた
おんな 一代 舞扇 どうぞ幸福 くるように あゝ神楽坂 愛して生きるのよ
あなたとガラス越しに くちづけしたい 私はまだ少女なのかな
愛も気にせず生きたのに 罪な心が届けられ わたし 女を思い出す
女の春のうれしさに しあわせ 乱舞 花乱舞



今度生まれてきた時も どうぞ女房にして欲しい 心ひとつの 華きずな
お願い 何も聞かないで ありふれた女の 悲しい過去なんて
どんとこい 波よこいよ 海の女と 海の 海の男だよ
風に唄って 出船だよ 津軽 下北 最果て港 海は男の 恋女房
そして朝 誰もいなくなる そして昼 少女のことを気にかけている



ふられ上手な女たちよ 乾杯 乾杯 夢追い人ね 女たちは
雪の重さに 耐えて咲く 女の花です 寒牡丹
忘れてくれるな 俺の愛する女は 愛する女は 生涯お前ただひとり
女は愛の前で目覚めるのね 奇跡のように美しく グラスにワインを 花瓶にスミレを
新しい朝が目の前だったのに 深く瞳を閉じて今 天女のようにお前は一人 空へ帰る



泣いて泣いて日本海 旅の終わりの 灯も見えず ああ 女が女がひとり
すがり付きたい 思いっきり 日本列島 漁港の女はヨ いつまでたっても 甘えん坊
あなたを追って 今日も会えずに泣く女
恋によごれた女は明日から 白い京都の片隅に 想い出をすてるの
好きな人にも涙みせずに あゝかくれて 京都の女は 生きるために泣く



貧しい女やから 思いでだけで温かい 京都 京都ああ去りがたし
させてください私にも 離したくない離さない 女うす紅九十九坂
抱き寄せた 女性が泣いている 熱い胸が震えて 今宵は誰も愛さない
女は意地をはるけれど ひとりじゃ生きて ゆけないわ
恋に破れて まだ三月 女はおくれ毛かき上げる



夢のしずくに 身をまかせ 夜明けせつない 女ごころの 月見草
尽くして 尽くして みたいから 諦めないわ 愛したい 女って男で 変わるのよ
燃える故郷 走馬燈 幻夢のえれじい 男と女 冬に迷子の にごりえの街
氷の女発の 手紙をしたためます 涙で 濡らした 切手を最後に貼ります
女がたどる人生を 口にも出さず呑むお酒 倖せか お前ほんとに倖せか



結婚しそうで しなそうで 倖せそうでしょ私 こんな女も いいものよ
それぞれの利き腕で 夢を見るのも女あたし 夫がいます でも愛さずにいられない
可愛い女房で ついてゆけ 旅の幸せ 祈ります
今日も波の音 あんた教えた 歌がわりに あぁ 北の港町 冬待つ女
うち やっぱり女です さみしいよ あんた あんたに いてほしい



ざんぶざんぶと 面影ゆれる 港ほろほろ あぁ女唄
つらい女の この気持ち 戻って来てよ ねぇ ねぇあなた
女ごころの ほろ苦さ 霧笛海鳴りすきま風 港町
汽笛のかげに泣く女 捨ててゆく捨てられてゆく それもこの町なみだ町
あゝ鴎啼け啼け ついて行け行け荒海はるか 男と女の港町



冬から春へ かけ足で 女の胸も とける頃 ああ 海峡に風が吹く
するりと逃げる そんな気がして 泣きそうな 港恋唄 おんな唄
紅葉のわたしを打ちのめす おんなごころを 錦に染めて ただ散るだけの 愛ですね
女の恋が うるむネオンに にじんで消える 高山の夜
あなたなしでは 生きて行けない女です 願い一途な黒髪を 映すこの世の水鏡



惚れた女が 死んだ夜は 涙流れる ままでいい 酒よ 俺を泣かすなよ
その夢いまだに 果たしていない 今夜はのみたい 女房とふたり
嵯峨野ほろほろ よわい女をぶつように 鐘が鳴りますまたひとつ
迎え来てねとョー 待ってる女の 黒髪にからまる 祭り唄
愛に命を 賭けてゆく おんな涙の 風の華



啓子という名の 女がいたら たったひとこと この俺が 淋しそうだと言っとくれ
一度食べていかんかれ 海女のふるさと志摩半島
情があるなら 師ねと教えて 私という女に
深山のしぐれは 罪ぶかい 女の頬を 叩きます
いつかはあなた 好きな女性できても 捨てないでよ 捨てないでよ



燃えて募ります おんな手鏡 寒すぎて 問わず語りで 夜が更ける
馬鹿でした 女ひとりの 淋しさに すがる夜更けの手酌酒
今頃どこかで どんな女と寝てるやら さよなら 酔いどれ女よ 酒は女の子守唄
泪とふるさとと 年老いた父と母 子供と なぁ 女房 わかるよ なぁ 酒よ
着く度に よくにた女が降りてくる そして今日も一人 明日も一人 過去から逃げてくる



おんなの夢は 惚れ通す 俺が倖せくれてやる
心を温め 恋つがい 添わせて下さい 春女房
明日は可愛い 恋人で 今夜は女房で 尽くしてあげる
夜の盛り場 はなやぐ街で 男と女の 純情物語
空にちぎれる汽笛は 女ごころのさよなら 二度とかえらぬ ひとを呼ぶ



恋しさだけがつのる あなた求める心 叱りながらの 女ひとりの旅です
いつも女は待っている 女あっての 男じゃないか
男しだいで 女は変る 女しだいで 男も変る 何も言わずに あなた 私を抱いて
あなたが欲しい 雨 雨 いつあがる おんなの涙は いつ晴れる
できはしないの 今の私に 忘れろなんて あとは言わないで 女ですもの



きみの明るい 顔みれば 明日もやる気が わいてくる 女にゃ年はいらないよ
悪い人 ほんとはどっちなの 通り雨でも 好きなのよ この恋だけが 女のいのち
涙ごころを みちづれに あゝどこへ流れる 女のうず潮
帰ってくるはずないのにネ 誰かが待ってる港町 漁火 灯台 女のかぞえ唄
そっとあなたを見送る夜は ふけてふけて消えてく 花ネオン 女にばかり つらい街



いつかはお願い かなえてほしい 女の夢をかなえてほしい
つかんだつもりでも わたしには女の しあわせ夢かしら
今度いつとも聞かないで 傘をあなたにさしかける 雨の湯の町 女のしぐれ
未練一つが ああ 女のためいき
涙のかれた女でも 一度でいいから泣かないで 愛のすべてをつかみたい



愛し尽くして どこまでも そうゆうもんなんですね 女の恋は
これが女のまごころなのよ あなただけを信じながら 夢を見たいのよ
愛ひとすじに あなたひとりのためにだけ わたしは生きてく 女でいたい
浮気も嘘も許せない あとで後悔するはずさ 女泣かせちゃいけないよ
きっとつかむわ幸せを 二度とあかりをけさないで これが女のみちならば



もとの私に かえれない あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ
雨よ あの人つれてきて あゝ 女の 女のみれん
男は酒に酔い 女は夢に酔う 眠りたい 眠りたい あなたのゆりかごで
命あずけて せめて夢でなぞる ぬくもり 逢いたい女の わがまま
それが女の 愛なのよ ふたりの明日 信じて歩きたい



浮世川 ああ今日も 小舟のように ゆれて流れて 流れてゆれて 女の一生 夢航路
いまじゃ消せない 女雨
ひとりで踊る 恋歌を ああ 悲しい三拍子 女の円舞曲
こんな女の 切なさを あなた判って 呉れますか
ほほえむ北の ローカル線 今日から出直す 女の始発駅



あの人に あゝ 酔えば 口ずさむ ねんねん 女の子守唄
女が女を捨てました お酒をください お酒を お酒を
そばにいるのに今度はいつと 女の生きがいは淋しいのです
女のつとめを 果たしていつか 花咲く里に 辿り着く
指さきに こめた女の 悲しみが おれの心に おれの心に 痛むから



春まだつめたい路地裏に 咲かす女の 咲かす女の 愛の花
辛い運命の面影に 未練せつない 女の夜汽車
生きてゆきます 涙を捨てて 落葉 木枯し 女の流転
私はひとりで 生きて生きて 生きて行くのよ 灯りを探し 旅立つ女
抱いてみつめる あの北岬 惚れてしまえば 女は負けね なみだ 鴎のなみだ



添いとげましょうか 心揺れます紫陽花に 梅雨の晴れ間の ああ 女の暦
女は昨日のために 男は明日のために 今日だけ 一人で
耳をすませば滝の音 京都 嵐山 大覚寺 恋に疲れた女がひとり
淋しいネ 女ひとりの夜はさ ギターが唄う 別れ歌 聴いてはあの人 おもいだす
妬いてやの字の 夫婦やないか 女もつらいよ ほんまにな



涙の分だけ強がりみせて これからは そうよ 私 待ってる女でいたい
その横顔に 光ってた 君はすてきな 君はすてきな女学生
月も片割れ 室戸の風に 捨てる涙を 誰が知ろ 異名も 女鬼龍院
いいのね ほんとに私でも 声にならない おんな泣く川 女泣川
女 呼んで もんで 抱いて いい気持ち 女 なんてそんなもんさ



悪い女に もうさせないで 惚れて惚れて 生命より惚れて あなたを 許しているのに
女しか分からない 未練酒 酔えば酔うほど あなたが欲しくなる
あなた待ってもいいかしら 北は木枯 南は小雨 女心は あゝ港の灯
忘れはしません母さんの 背中で遊んだあの頃を 生駒は哀しい女町
ずっと女房にしていて下さいね 小さな人生 この胸いっぱい あなたに乾杯



女房きどりですがりつく うなじの白さが目にしみて なにも言えない俺なのさ
ひとりぼっちに 私をさせて さだめの果てに 船は行く 未練せつない 女恋港
恋よ悲しいけれど わたしは涙の 涙の女郎花
ふり向いて右手を振り うれしそうに微笑んだ いつか見た僕だけの少女よ
垣根の向こうに 少女はいつか 行くことを知っていた



明日に希望を 浮かべて生きる そうよ昭和の女は 命を賭ける
いやと言えずに ない袖ふって バカをしたがる この俺に よく似た女房が ついてくる
女の勲章 綺麗な笑いじわ 悔いない一生 ほろりと笑いじわ
冗談じゃねえ 男と女 あばよ ひとつ 想い出が 置きざりの胸の中
女の情とは 死ぬまで炎る事 このまま嘘ついて 死ぬまで嘘ついて



果ては枯れ野か朽ち葉色 いとあわれ いとをかし 女の綾なす色絵巻
恋しがり屋さん そうよ私も しょうがないもの 色は匂へど 散りぬる女よ
時が織りなす 色もよう 女ってどんな色 女ってどんな色 どうにでも染まるのよ 女って白い色
親子絆を 引き継ぐ橋を 架けておきたい 残したい それが女の 心意気
優しくされたら 何度も惚れる 愚図だね こんな いい女 どこにいる



だまされちゃって 夜が冷たい 新宿の女
ああ 私はずるい女です おぼれて泣いても 所詮は人の妻
男もいろいろ 女だっていろいろ 咲き乱れるの
夢の小島に 着きたがる 人生海峡 おんなの旅は 今日も荒海
あなた色に 染まりたくて 繰り返す 女心 水の恋詠 歌います



好きよ好きよ好きよ ほんとに酔う程愛しい 男と女の水割りのセレナーデ
思い出されて つらくなる 酔いざめ女が 飲みほす未練酒
雨に濡れながら 口ずさむ歌は 酔いどれ女の流れ歌 巷の風の歌
男と女の 背負い水 そうよこの手に 受けとめて 女 ひとすじ 酔花火
歩いてゆける 日向みち いいのねあなた 私のような おんなでも



じれったい 私は私よ関係ないわ 特別じゃない どこにもいるわ ワタシ 少女A
抱かれた数だけ 夜空の星が また増えちゃった 私星おんな
闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に誰がした
女の子から男の子へ 愛に対する答えをあげましょう
何を信じて生きてく女 春はいつくる 渋谷 新宿 池袋



つらい女のなみだ坂 あなたをもしも嫌いなら 別れもたやすく できるのに
男を支えて 女が燃えた 遠いあの日の 夫婦雲 映し流れる 石狩川よ
娘盛りの胸ん中 恨み恋しの雪女
照らす雪洞 夢あかり 熱いおんなの いのち灯を
千代紙を 折っては見たが ままならず 倖せ祈ろう 今は遠い女



千年の孤独の扉と知らず 鎖された心に 貴女の香り
咲くのも 散るのも 女なら 命染めます 千年桜
陸で女のケツ追うて 馬鹿をみるなよ どっしり生きろ
ああ何という女 素敵に 愛の神話は きみから始まる
それとも死んで いいですか 速達にたくした 女の願い どうぞあなた 許して



所詮流れる他人の川は 恋に溺れる舟もない おんな 馬鹿なおんな
耐える女に なりました 明日に生きます 他人町
あなたに逢いたくて はじめて女のしあわせを おしえたあなたは 憎いひと
この胸でこの指で 約束したのに 霧の中あの女 いまでもホラ待っている
浪花のおんなや うちは 泣き止むのも早い めそめそしたって あかん



そんな女とそんな男が 一夜限りの夢に酔う 大阪 大阪 大阪ナイトクラブ
三十路女の夢ひとつ 明日は咲かせて 北新地 あなたひとすじ 大阪なさけ
笑顔千両で 小春のように 生きてゆきたい 浪花のおんな
死ぬほど抱いて あんたと添いたい 情け花 難儀なもんやね 大阪のおんな
大阪の女 負けたらあかん 若い私に演歌は似合いませんか



女はいつもみをつくし 男はいつも明日へ逃げる 大阪 大阪 恋と夢が 川に映る街
男はあなたナオキ 女はきみさキョーコ 夜はまだ早いから せめてはしご酒
抱きしめて 帰したくない 水割り 行きずり 古い傷 男と女のラブゲーム
五分と五分との恋ならば 女はもともと強いもの 男に泣いて男に泣いてもらいます
惚れた女房と 子供の待つ港 歌え 男の海の船唄ヨ



賭けて悔いない この命 かわい女房よ 女房よ 恨むなおまえ
笑顔千両で まっことおまえは まっことおまえはよか女
おれも おまえも 火の国育ち 惚れた女を 泣かせても すじは通すぜ 男道
苦しみばかりの連続 逃げられないから せめても 女の中へと逃げ込む
この恋終わりますか 女はいつも 夢に抱かれて夢にもたれて 暮らしていたくて



貴女は祈る つらい恋だから 愛の物語
女房おまえに 釣られた俺が 長良ひとすじ いのちひとすじ さかな釣る 夢を釣る
雪に埋れた山あいで ひとり暮らしはつらかろと 抱いてやりたい 紬の女よ
想い出すまい 話すまい 女ひとりが 旅の果て 天城湯ヶ島 白い花
声が枯れる 女がむせる 死ぬな 死ぬなとョ 情がうずく



耐えてひと花 咲かせたい 土佐の女はヨー 夢おんな
ついて行けない 女の心 汽車よわかるか 冬の駅
曇る窓を手でふけば しんしん雪が降る 明日が見えない おんな冬の宿
夢で泣くなよ 愛しい 愛しいおんな 耐えて花咲け ああ冬花火
あなたを今も 待っている 東京で一番淋しい女



女が鳴らす 口笛は 恋の終わりの 東京ブルース
女の心は切ない霧笛 古い傷あ 身体をあずけ 眠りたくなる時もある
乾いた砂漠の東京も 港町だと思えば濡れる 古い男も女も 生きられる
惚れました 惚れました 女心の底の底まで ああ あんたが命
このまま抱かれて 燃えながら 冬の寒さを 忘れたい ああ 女の夢を流すな 谷の水



男と女の本当の恋は 抱きあったあとではじまる
女心は理屈じゃない タケシもイクオも好きだもん 親も友達も知らないの そうよ私は二股の女
二度目の女房は 春の妻 あなたと歩く どこまでも
男も濡れる 波をまくらに漂うほどに 匂う女の舞う トルバドール
夢を抱いて 生きてゆく それでいいのよ 日陰の女



女ざかりの短かさを あなたその手で抱きしめて 夢待ち 浮き草 忍ぶ雨
すがるお酒が ぐちになる ああ 泣いて泣いて今夜も 濡れおんな
男追うのは なおのこと 濡れた瞳が 乾いたら もとの女に戻りましょう
だめよだめだめ つらいのと 涙で別れた 年上の女
あなた あなた あなた あなた恋しいの 女心の せつなさよ



抱いてくれますか 寒い心が寒い 女ひとりの 能登の能登の旅です
みれん引きずる 女のように 岩に砕け 風にころがる 波の花
女の春が たとえ過ぎても 幸せですと 風よ伝えて 夜の夜の博多
いずれ散るのよ 乱れ花 夜の博多の 川やなぎ 弱い女の よりどころ
命まるごと 預けてみても 薄羽かげろう おんな宿



ひとり別れの 酒くめば つらい 逢いたい 箱根の女よ
そんな女の 意気地がひとつ ぽつんと灯りを 点す港町
男は死ぬまで 船に乗る 女は番屋で 網を刺し 留守を守って 帰り待つ
そして三年 あきらめましょう やさしいぬくもり ない冬には 女は胸を抱くのです
私は女です どなたと夜明けを見るのでしょうか 微笑みを うかべて



悲しい女は誰からも程々に愛され けれども憎まれない いつもその程度の恋ばかり
命火を捧げ抜きたい悲願花 涙忘れて逢う夜があれば それで女は生きられる
さしたかんざし緋牡丹化粧 女の女の女の運命 捨てた夜空に一人行く
古い伝えの竹生島 仏のみ手に抱かれて 眠れ乙女子安らけく
女に生まれてきたからは 誰もかなわぬと言わせたい



女のしあわせ男で決まる 胸にしみますその言葉 明日もふたりで夫婦坂
夫婦きずなの 結びめに 点る小さな 夢灯り 待っていてくれ 惚れ女房
そう言う私も昭和の女 浮世世渡り下手やけど 浪花女の女の夢がある
可愛いお前が 恋女房 俺の帰りを 待っててくれる
形見に抱きしめて 悲しく身をひいた 女がいたことを 憶えていてほしい



女には鋭いカンがある お見通しよすべて 浮気の道は険しい
陽のさす海に おんな浮草 春はいつ来る いつ逢える
馬鹿ね 身体が許してる 戻って来てよ あなたの女です 別れたけれど あなたの女です
ばかな女よ許してね ああ ああ 私あんたと 別れて北へ
みれんな恋など 引きずらないで ひとりで歩ける 女になりたい



明日をさがして 女がひとり さすらいの北の果て 別れの旅路
どこかにいい人いるはずよ あゝゆれる心の 片恋おんな
バカな女と言われても 忘れられない恋だから 面影グラスに 忍び泣く
離しちゃいけない 女だった 面影ゆれる ひろしまで もう一度逢えたら
そんなおんなの 生き甲斐に 春に花咲け 春に花咲け 母紅梅



もう一度女に 生まれるならば きれいなままで あなたにあげる
忘れ蛍よ 届けておくれ 未練たちきる すべもない 弱い女の 夢ひとつ
抱いてやりたい あの女を 雪降り止まぬ 北のめぐり逢い
あんた負けるなよ エンヤラ コラセ 鴎よ唄え 北の女のョ お祭りだ
幼な馴染が ふと気が付けば 男と女の 北の街 恋の味



思い出させる あの女 北の酒場に いた女
女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿
そっとうなずく横顔に むせび泣くよな 雪嵐 ああ 北の女よ かわいいやつよ
帰ればいいっしょ 死ぬほど飲めて 潮まつりの 深なさけ 北の女房はヨー あんたの港
まわり道した 航海ラムプ 消すのはあの女の 店だねと 北へ男は帰る



あれは上りの 汽車の笛 恋にすがって 冬を越す 北国おんなを あゝ捨てないで
からめた指が運命のように 心を許す北の酒場通りには 女を酔わせる恋がある
命ぎりぎり愛したい 涙ぼろぼろすがりたい リラの花咲く都 薄野 女待ちます 北物語
船にのせれば 空似の女の 細い衿あし 濡らす若狭の 小夜しぐれ
出来れば昔の ふたりの暮らし 願う心の 女ごころの ああ堀川運河



生きてくもの 多分 悲しみに この手を振り 今日から 未来女
花の一輪ない岬 もしもおろかと言われても 私女おんなです
辛いのよ しあわせ信じて 涙を越えて 生きる女の 夢いちど
おんなが哀しい いのち狂おしく あなたひとりに あゝ 夢おぼろ
だまされたわけじゃない あなたを恨むと不幸せ 男と女は 夢芝居



肩を寄せていつまでも ついてゆきます めぐるしあわせ 女の夢ごよみ
負けないわ 女の女の 幸せよりも 夢を選んだ 私です
あなたの声に 花いちりん 飾るのよ 飾るのよ おんなの夢ひとつ
耐えて行けます 浮世みち 女ごころの 夢一夜
男と女はなおつらい それでいいのさ いいんだよ 逢うも別れも 夢ん中



涙咲かせて 男と女のまま 眠らせて 今宵だけは
いつかはめぐり逢う 俺の命がほれている 女はひとり
涙 ため息 夢待ち酒場 ひとり注ぎたす おんな酒 夢を下さい 私にも
明日を信じて 生きてく私 こんな一途な 女の 夢灯を 消さないで
女蟋蟀 羽根震わせて 浅い眠りに 耐えきれず 手繰る明日の 夢ひとつ



愛に生きるわ 命の限り 深い情の 名寄の女よ
笑顔の裏で じっと耐えてる せつない涙 女は女は女は恋に 命がけ
女の青春を 唇を 返してくれとは言わないが 死ぬまで愛して欲しかった
好いとるばい 好いとるばい あん男呼んでいる 不知火の女
こんな女で よかったら 命預けます



冬から春 誰かを抱く季節 迷い猫と迷い女と一緒に暮した
好きな女の出来た男と そんな男をあきらめた女が 別れの場面 探してる
ああ恋は終わっても 待ちますあなた どこへ行く流れ雲 木曽路の女
酒や女に ふりこむな 希望 辛棒 きかんぼう 三つ揃えた この棒で
われた手鏡に 語りかける おんなの朝は ひとり ひとり



あなたは純子を 送ってね ああ福岡の 空におんなの さだめ星
別れて この世の 無情を悟る 女のため息 夜寒酒
今は かえらない さすらいの人を 愛した女 この私
薄らな笑が凍りつき 女ごころの夜叉が舞う 憎し 憎しと 血を吐いて
男女の心が 求め合う もっと激しく私を奪って 火の肌抱きなさい



すがる想いが なお募る 夢が 夢が 夢が散る 女かなしい 夜の雪
おもいでくわえて 背を向ける 男はみんな 夜明けのトンボ 女の胸を 貸りるだけ
わたしのあなた 道に迷った 女の未練 どこへながれる 夜明けの川
夢に逢いたい おんなの旅路 雪が雪が 空に連れ舞う 憂愁平野
乙女の想い 汲みもせず ふるさと捨てた ばちあたり どこの誰やら ばちあたり



拾われた女と 拾った男の 物語り それで それでいいじゃない
女なら抱かれなよ 身も心もさらしてしまえよ ああ 淋しくなったら
これでいいのよ 私の運命 踊り絵姿 女の意地を 懸けて激しい 乱れ舞い
雨よかくしてふたりの夜を 泣いて涙がかれはてるまで おんな心を抱きしめて
秋から冬へ日本海 女の心に ひゅるる ひゅるる 風が鳴る



あなた抱いてね しっかりと 男と女 女と男
春を呼ぶ 流氷よ 女の肌が ああ 男をしごく
一人が寒い 心が寒い 女が寒い 忘れられない 命が寒い
行こか釧路へ戻ろか襟裳 春はどこやら 旅まくら 夢の 絆 ひとすじ 女のさだめ
足をとられた野良猫を 可哀相ねと抱き上げた やさしい女よ



次の女も同じような 宿命になるような 気がするの
女はいやだ いやだ そのくせ心は 開きがち 誰れかが 恋しくて
そんな男と女だけ 涙きらり きらきらきらり 女泣きます お前の腕で
あなたに抱いて ほしいの 男と男と 女の女の 涙のナイトイン東京
身も世も捨てたい 夜だけど おそすぎた何もかも 君は遠い女



なんて馬鹿な 女でしょう 恋の 残り香を抱いて ゆらゆら 揺れています
女だから 耐える 忍ぶ あせる ふるえる あなたに逢いたい
愛する人と 別れることは 死ぬよりつらい 生きる女の 恋しぐれ
私の生きざまを 女の生きざまを あなたにひと目 見てほしくって
振られたぼくより哀しい そうさ哀しい女だね君は



好きなように 私をかえて あなた好みの あなた好みの 女になりたい
辛い運命です 長崎は雨 いつもそうですね 女は 泣かされて 待ちわびて
つくり笑顔で 別れ酒 どんと一発 恋は女の 胸三寸
女を捨て 待つのを捨て この街捨てて 旅に出るわ あの人 あきらめて
わかっているけど今はただ あなただけ あなただけ 夢をみさせて わたし女



ふたたび 恋歌を 女を捨ててはいけないと 誰か歌ってあげておくれ
春よ来い ふたりの春よ来い しあわせ願う おんなの恋ごころ
あんたに始めて抱かれたあの夜に ぼっちぼっち 帰りたいおんな恋月夜
捨てる勇気の邪魔になる 今も燃えてる愛が悲しい おんなの恋艶歌
今夜は一本 つけるわと 俺の気持を ひきたてる 俺にゃすぎた 女だよ



女ならくるおしいままに 恋人も濡れる街角
愛だけが俺を迷わせる 恋人も濡れる街角 女ならくるおしいままに 恋人も濡れる街角
女の夢が 冷たいグラスの底で泣く 夜よわたしに なぜ永い
女の胸から したたる愛が 画けるでしょうか この海に
ついてゆきたい 男の夢に 浪花そだちの 女です



生きる女の 夢ひとつ 消しは 消しは 消しはしません 浪花の灯り
折れた情けの 枝で死ぬ 浪花節だよ 女の女の人生は
がんばりゃ もうすぐ幸福がくる 一本惚れたよ 女やないか
帰るあてない ひとでもいいの 待てば女は 生きられる
女は愁いを身につけて 川のように大地を流れ 私も生きたい凛として



逢うことも見ることも ない夢の女か 流れゆく時の中 人は旅をする
あたしだって あぁ女らしく あぁ煌めきたい わかってくれますか
女が泣いて 雨降る夜に こっそり出やる
浮標の代りに 女火が 螢となって 波に舞う ホー ホー 螢火海峡
越前岬は今も 昔のままだろか 男と女の男と女の 哀しみ織りなす 螢川



女の過去って何よ何よ何よ おしえてあなた いけない女になりそうで 自分がこわいの
あなた教えて未練火を どこで消したらいいのでしょうか 外は粉雪 心は吹雪 冬の海峡 女震えて眠れない