家政婦は見た

覗き見する
垣間見る
盗み見する

一度も 私はしませんでした
偶然 「垣間見て」
物事のある一面を知ったことが 何度かありました


 
 
机での仕事 覗き込まれる
聞かれたことに 答えても
判らない人
関係のない人
人に話せない段階もある
 
 
何書いてるの
 
 
何読んでるの
 
 
何の図面
 
 
何の設計
 
 
何を作るの
 
 
何のプログラム
 
 
次は何やるの
 
 
何やってるの
 
 
 
 
 
一匹狼 貫きました
完成まで適当な答え
 
 


2019/1
 
覗き見 (のぞきみ) 
こっそりとのぞいて見ること。「戸のすき間から覗き見する」
小さな穴やすき間などからこっそりと様子をうかがい見ること。 「障子の穴から−する」  
覗く・覘く・臨く 
すきま、小さな穴に目を近づけて向こう側を見る。「半開きのドアから室内を―」「顕微鏡で―」。ひそかにうかがい見る。 「大人の世界をやたらに―・きたがる子」
高い所から、体を伸ばすようにして見おろす。 「谷底を―」
少しだけざっと見る。 「古本屋を―」
こっそり見る。また、ちょっと見る。 「子供の教科書を−・いてみる」 「人の日記を−・く」
ひそかにようすをうかがう。また、隠しごとや秘密にしている物などをこっそりと見る。「私生活を―・く」「娘の日記を―・く」
望遠鏡・顕微鏡などで見る。 「双眼鏡を−・く」
物の一部分だけが外に現れる。 「襟から下着が―・いている」
物に向かって位置をしめる。のぞむ。 [臨] 「この平張はかはに−・きてしたりければ、づぶりとおちいりぬ/大和 147」  
・・・しかし透き見をすると言っても、何しろ鍵穴を覗くのですから、蒼白い香炉の火の光を浴びた、死人のような妙子の顔が、やっと正面に見えるだけです。その外は机も、魔法の書物も、床にひれ伏した婆さんの姿も、まるで遠藤の眼にははいりません。しかし嗄・・・芥川竜之介「アグニの神」
・・・洋一は横から覗くように、静な兄の顔を眺めた。「うん、――それよりもお母さんの側へ行くと、莫迦に好いにおいがするじゃありませんか?」 叔母は答を促すように、微笑した眼を洋一へ向けた。「ありゃさっきお絹ちゃんが、持って来た香水・・・芥川竜之介「お律と子等と」
・・・よし、それとても朧気ながら、彼処なる本堂と、向って右の方に唐戸一枚隔てたる夫人堂の大なる御廚子の裡に、綾の几帳の蔭なりし、跪ける幼きものには、すらすらと丈高う、御髪の艶に星一ツ晃々と輝くや、ふと差覗くかとして、拝まれたまいぬ。浮べる眉、・・・泉鏡花「一景話題」
・・・さしたての潮が澄んでいるから差し覗くとよく分かった――幼児の拳ほどで、ふわふわと泡を束ねた形。取り留めのなさは、ちぎれ雲が大空から影を落としたか、と視められ、ぬぺりとして、ふうわり軽い。全体が薄樺で、黄色い斑がむらむらして、流れのままに出た・・・泉鏡花「海の使者」
・・・答えがないので、為さんはそっと紙門を開けて座敷を覗くと、お光は不断着を被ったまままだ帯も結ばず、真白な足首現わに褄は開いて、片手に衣紋を抱えながらじっと立っている。「為さん、お前さん本当にそんなことを言ったのかね?」「ええ」と・・・小栗風葉「深川女房」
・・・ひょいと中を覗くと、それが本堂まで続いていたので、何と派手な葬式だが、いったいどこの何家の葬式かと、訊いてみると、「――阿呆らしい。葬式とちがいまっせ。今日はあんた、灸の日だんがな」 と、嗤われた。が、丹造は苦笑もせず、そして、だん・・・織田作之助「勧善懲悪」
・・・ひょいと覗くと、右の眼尻がひどく下った文楽のツメ人形のような顔――見覚えがあった。「横堀じゃないか」小学校で同じ組だった横堀千吉だった。「へえ。――済んまへん」 ふとあげた顔を面目なさそうにそむけた。左の眼から頬へかけて紫色には・・・織田作之助「世相」
・・・夜晩く鏡を覗くのは時によっては非常に怖ろしいものである。自分の顔がまるで知らない人の顔のように見えて来たり、眼が疲れて来る故か、じーっと見ているうちに醜悪な伎楽の腫れ面という面そっくりに見えて来たりする。さーっと鏡の中の顔が消えて、あ・・・梶井基次郎「泥濘」
・・・縁端から、台所に出て真闇の中をそっと覗くと、臭気のある冷たい空気が気味悪く顔を掠めた。敷居に立って豆洋燈を高くかかげて真闇の隅々を熟と見ていたが、竈の横にかくれて黒い風呂敷包が半分出ているのに目が着いた。不審に思い、中を開けて見ると現われた・・・国木田独歩「酒中日記」
・・・という意味を言ったのであったが、船頭もちょっと身を屈めて、竿の方を覗く。客も頭の上の闇を覗く。と、もう暗くなって苫裏の処だから竿があるかないか殆ど分らない。かえって客は船頭のおかしな顔を見る、船頭は客のおかしな顔を見る。客も船頭もこの世でな・・・幸田露伴「幻談」
・・・難界が谷というは窟の中の淵ともいうべきものなるが、暗くしてその深さを知るに由なく、さし覗くだに好き心地せず。蓮花幔とて婦燭を岩の彼方にさしつくれば、火の光朧気に透きて見ゆるまで薄くなりて下れる岩あり。降り竜といえるは竜の首めきたる岩の、上よ・・・幸田露伴「知々夫紀行」
・・・枯れ萎れた茎の根へ、ぐいと一と鍬入れて引き起すと、その中にちらりと猿の臀のような色が覗く。茎を掴んで引き抜くと、下に芋が赤く重なってついている。常吉はうしろからぽきぽきとそれをもぎ取って畚へ入れる。一と畚溜ればうんと引っ抱えて、畦に放した馬・・・鈴木三重吉「千鳥」
・・・玄関に立ったままで六畳間のほうを頸かしげて覗くと、青扇は、どてら姿で寝床をそそくさと取りかたづけていた。ほのぐらい電燈の下の青扇の顔は、おやと思ったほど老けて見えた。「もうおやすみですか。」「え。いいえ。かまいません。一日いっぱい寝・・・太宰治「彼は昔の彼ならず」
・・・試みに、食堂のなかを覗くと、奉仕の品品の饗応にあずかっている大学生たちの黒い密林のなかを白いエプロンかけた給仕の少女たちが、くぐりぬけすりぬけしてひらひら舞い飛んでいるのである。ああ、天井には万国旗。 大学の地下に匂う青い花、こそばゆい・・・太宰治「逆行」
・・・戸内を覗くと、明らかな光、西洋蝋燭が二本裸で点っていて、罎詰や小間物などの山のように積まれてある中央の一段高い処に、肥った、口髭の濃い、にこにこした三十男がすわっていた。店では一人の兵士がタオルを展げて見ていた。 そばを見ると、暗・・・田山花袋「一兵卒」
・・・戸口から手が覗く。袖の金線でボオイだということが分かる。その手は包みを提げているのである。おれは大熱になった。おれの頭から鹿の角が生える。誰やらあとから追い掛ける。大きな帽子を被った潜水夫がおれの膝に腰を掛ける。 もうパリイへ行こうと思・・・著:ディモフオシップ 訳:森鴎外「襟」
・・・昆虫の世界は覗く間がなかった。八月にまた行ったとき、もう少し顕微鏡下の生命の驚異に親しみたいと思っている。寺田寅彦「高原」
・・・東照宮前から境内を覗くと石燈籠は一つ残らず象棋倒しに北の方へ倒れている。大鳥居の柱は立っているが上の横桁が外れかかり、しかも落ちないで危うく止まっているのであった。精養軒のボーイ達が大きな桜の根元に寄集まっていた。大仏の首の落ちた事は後で知・・・寺田寅彦「震災日記より」
・・・そして怖々に、障子を開けて塀越しに覗くと、そのまま息を凝らしてしまった。「何だ、どうした?」 それでも、お初は黙っている。 利平は、傷みを忘れて、赤ン坊を打っちゃったまま、お初の背後に立った。 と、其処は、本部の裏縁が見えて・・・徳永直「眼」
・・・左手はとびとびに人家のつづいている中に、不動院という門構の寺や、医者の家、土蔵づくりの雑貨店なども交っているが、その間の路地を覗くと、見るも哀れな裏長屋が、向きも方角もなく入り乱れてぼろぼろの亜鉛屋根を並べている。普請中の貸家も見える。道の・・・永井荷風「元八まん」
・・・霜の白い朝彼は起きて屹度犬の箱を覗く。犬は小さいながら成長した。春らしい日の光が稀にはほっかり射すようになって麦がみずみずしい青さを催して来た頃犬は見違える程大きくなった。毛が赤いので赤と呼んだ。太十が出る時は赤は屹度附いて出る。附いて行く・・・長塚節「太十と其犬」
・・・とエレーンは訴うる如くに下よりランスロットの顔を覗く。覗かれたる人は薄き唇を一文字に結んで、燃ゆる片袖を、右の手に半ば受けたるまま、当惑の眉を思案に刻む。ややありていう。「戦に臨む事は大小六十余度、闘技の場に登って槍を交えたる事はその数を知・・・夏目漱石「薤露行」
・・・右から盾を見るときは右に向って呪い、左から盾を覗くときは左に向って呪い、正面から盾に対う敵には固より正面を見て呪う。ある時は盾の裏にかくるる持主をさえ呪いはせぬかと思わるる程怖しい。頭の毛は春夏秋冬の風に一度に吹かれた様に残りなく逆立ってい・・・夏目漱石「幻影の盾」
・・・と、西宮はわざと手荒く唐紙を開け、無遠慮に屏風の中を覗くと、平田は帯を締め了ろうとするところで、吉里は後から羽織を掛け、その手を男の肩から放しにくそうに見えた。「失敬した、失敬した。さア出かけよう」「まアいいさ」「そうでない、そ・・・広津柳浪「今戸心中」
・・・蕪村に至りては阿古久曽のさしぬき振ふ落花かな花に舞はで帰るさ憎し白拍子花の幕兼好を覗く女ありのごとき妖艶を極めたるものあり。そのほか春月、春水、暮春などいえる春の題を艶なる方に詠み出でたるは蕪村なり。例えば伽・・・正岡子規「俳人蕪村」
・・・が、二度三度場所をかえて覗くと、勢をつけて、さっと餌壺の際に下り立った。そして、粟を散らしながらツウツウと短い暖味のある声で雌を呼び寄せるのである。 雌を驚かせて、気の毒には思うが、自分には、実に心深い見ものであった。こればかりでなく、・・・宮本百合子「小鳥」
・・・彼等としては、普通に国で女の子と喋る時のように喋っているつもりであろうけれども、その栄養のよい体の楽々とした吊皮への下りようや、何か云っては娘の顔を覗く工合が、周囲の疲労し空腹な男女の群の中にあって、どうしても、独得な雰囲気をなしているので・・・宮本百合子「その源」
・・・こう云って、息子の顔を横から覗くように見て、詞を続けた。「ゆうべも大層遅くまで起きていましたね。いつも同じ事を言うようですが、西洋から帰ってお出の時は、あんなに体が好かったのに、余り勉強ばかりして、段々顔色を悪くしておしまいなのね。」「・・・森鴎外「かのように」
・・・暫くして、彼はソッと部屋の中を覗くと、婦人がひとり起きて来て寝巻のまま障子を開けた。「坊ちゃんはいい子ですね。あのね、小母さんはまだこれから寝なくちゃならないのよ。あちらへいってらっしゃいな。いい子ね。」 灸は婦人を見上げたまま少し・・・横光利一「赤い着物」
・・・薄暗いので、念を入れて額縁の中を覗くと、肖像や画ではなくて、手紙か何かのような、書いた物である。己は足を留めて、少し立ち入ったようで悪いかとも思ったが、決心して聞いて見た。「あれはなんだね。」「判決文です。」エルリングはこう云って、・・・著:ランドハンス 訳:森鴎外「冬の王」  
窓からなんぞ覗く / げにも覗く / 下から覗く / 窓下を覗く / 二度三度場所をかえて覗く / 問題を覗く / 顔を覗く / 中を覗く / ちよいと覗く / 一角だけを覗く / 遠目鏡を覗く / 鏡を覗く / 中から車窓を覗く / 鴾色の覗く / 外を覗く / 店を覗く / 方を覗く / 欄間があって、ひょいと覗く / そッと覗く / 影をちらと覗く / 客間をさし覗く / 床下から上を覗く / 裡を覗く / 鷹が覗く / 熟と覗く / 男を、覗く / 節穴だらけ、だから、覗く / 屹度外面を覗く / 部屋を覗く / ゆやと覗く / 窓口を覗く / 窓を覗く / 覚ゆネクタイを結ぶと覗く / 病室をそっと覗く / 中からあけて覗く / ソッと覗く / ことは無論、覗く / 硝子戸を覗く / 窓から覗く / 銑太郎も覗く / 畚を覗く / 何を覗く / 海を覗く / 何しろ鍵穴を覗く / 熱心に覗く / 横から覗く / 頭が覗く / 節穴を覗く / 戸口を覗く / 密と覗く上から覗く / そうだから、覗く / 格子を開けて覗く / 闇を覗く / 横から彭を覗く / 眼から覗く / 頤をさし覗く / 方向を覗く / 台所から覗く / 区画されたので覗く / 庄の覗く / 隙間から覗く / 腰硝子から覗く / 飾窓を覗く / 襖をあけて覗く / 間から覗く / これだなと思って、ひょいと覗く / 皮膚の下に覗く / 鉢を覗く / 顔をさし覗く / 樣子を覗く / 穴から覗く / 天を覗く / 目をぱちくりと遣って覗く / 其処らを覗く / 草のすぐ覗く / 空を見るさえ覗く / 三日月が覗く / 舞台を覗く / 舞臺を覗く / 寝間、ひょいと覗く / ヒョイと覗く / 蒼ざめた顔を覗く / 首を傾げると覗く / 春頃からボイジャーサロンを覗く / 結局後ろから覗く / 内部を覗く / 顕微鏡で覗く / 間からそっと覗く / 顔が覗く / 底を覗く / 店先を覗く / 格子を開けようとして覗く / ところを覗く / げに覗く / 井戸を覗く / 新聞を覗く / 谷あいを覗く / 内を覗く / 其処を覗く / 下を覗く / 節穴からそっと覗く / 私は、覗く / 鼬がちよろりと覗く / 狐格子を覗く / 軒続きに覗く / すきから覗く / フト窓から下を覗く / 峠から覗く / 蝦蟇が覗く / 峰から伸出いて覗く / 硝子窓を覗く / 世界を覗く / 逸作を覗く / 珍らしそうに覗く / 深淵へ覗く / 岩が覗く / 双眼鏡で覗く / 家々を覗く / 実験室を覗く / 枕許を覗く / 裏庭を覗く / 表から覗く / 暗闇を覗く / 裏を覗く / 母衣を覗く / 思きて覗く / つて、覗く / 批評眼を覗く / 頸かしげて覗く / あとを覗く / 垣から覗く / 端から覗く / 首を伸ばして、覗く / 硝子窓から覗く / 生活内部を覗く / 私が覗く / 古本屋を覗く / 希望を覗く / のでなく覗く / 覗穴から中を覗く / 寝顔を覗く / 顏を、覗く / 顔を、覗く / 中から谷底を覗く / 此方を覗く / 眉で覗く / びして外を覗く / そばに寄りて覗く / ボール箱を覗く / 端を開いて覗く / 誰も覗く / 眼玉で覗く / 膝で覗く / 外からヌッと覗く / 幕兼好を覗く / そこからこっちを覗く / 奥から覗く / 顔から俺を覗く / 破れからそつと覗く / 屋根を覗く / 蝙蝠が覗く / なかを覗く / 逆さに覗く / 道化眼鏡を覗く / 鮠の子でも、と思って覗く / 二階から覗く / ことを許さず、はた覗く / 障子から覗く / ところから外を覗く / 股倉から覗く / 空をも覗く / 乾坤は、ついに、覗く / 影で覗く / フト水瓶を覗く / のを覗く / 奥を覗く / 簾から外を覗く / 蔭まで来て、覗く / 内容を覗く / 横顔を覗く / わきから覗く / 武者窓を覗く / 破れから覗く / ここを覗く / ギクッとしながら、覗く / 三分ほどめくって、覗く / 復一が覗く / 表を覗く / 病人で居ながら、覗く / 寄つて戸から覗く / 破れ目から外を覗く / 縁側から覗く / 口から覗く / 細目にあけて覗く / 蓋を持上げて覗く / 横眼に覗く / 方を伸び上がって覗く / 外から覗く / 店をちらりと覗く / すすきの蔭から覗く / 蔭から内を覗く / 七はそっと覗く / 土間を覗く / 寄席でも覗く / 隙間から高座を覗く / 台所を覗く / 軒下から奥を覗く / 底をじっと覗く / 裏窓を覗く / 木戸口から露地を覗く / 水を覗く / 處を覗く / 門内を覗く / 居眠りしてるかと思って覗く / 竊と覗く / 上から首を延して覗く / 陰から下を覗く / 聾者円ら眼に重なり覗く / かすかに覗く / たましいを覗く / 世界でも覗く / 手を着いて、覗く / 奇妙に懐しい思ひがしたので、一寸覗く / 台所口から覗く / ヒヨイと覗く / ドアから覗く / 人間界を覗く / 夢中で覗く / 病室を覗く / 内側を覗く / 所を覗く / 息を詰めて覗く / これを覗く / 足下を覗く / 其姿見を覗く / ズルイ所は時々覗く / ものを覗く / 鏡をどけるが、又暫くして覗く / 顔つきが時々覗く / 座敷を覗く / 分野のみを覗く / ウインドウを覗く / 於てのみ覗く / 天蓋を覗く / 布団を押し開いて覗く / 活動を覗く / そと集い覗く / 三畳間を覗く / 試験管を覗く / 思つて彈倉を覗く / 世界は覗く / 化粧は覗く / 窓から外を覗く / 光線が覗く / 窃かに覗く / 亭主が覗く / ために伸びあがって覗く / 水甕を覗く / お金なんぞ覗く / 首を傾げて覗く / その間から覗く / 中をそっと覗く / 夏雲も覗く / 格子窓から覗く / 箱底を覗く / 山を覗く / ように、覗く / 遠目金を覗く / 集つてなかを覗く / 幹に掴まって覗く / 絵本を近々と覗く / 幹に掴まつて覗く / 僕は覗く / 電子望遠鏡を覗く / 様子をちらと覗く / 望遠鏡を覗く / 頸筋を覗く / 底でも覗く / 応接室を覗く / 色が覗く / ガラス戸をあけて覗く / 崖から下を覗く / 蓋をあけて覗く / 間から下を覗く / さな座敷を覗く / 文吾の覗く / 路地を覗く / 海の底を覗く / 鼻の尖を出して、覗く / ほか、覗く / 噴火口を覗く / 姿を覗く / 顔を改めて覗く / 左から盾を覗く / 欄干を覗く / 二階を覗く / 肱掛窓を覗く / 鯉を覗く / 橋がかりからそこを覗く / こごみなりに覗く / ここだけを覗く / 上から底を覗く / 古本屋を時々覗く / なかをちらりと覗く / 心を覗く / 星を覗く / 下界を覗く / 次に覗く / 沼を覗く / 上を覗く / 下女部屋を覗く / 過去を覗く / 中に覗く / 裾から覗く / 二人で覗く / 畑を覗く / リンネを覗く / 室を覗く / 戸内を覗く / 隙から覗く / 顏を覗く / かをるが覗く / そつと覗く / 上から水草を覗く / 陰から覗く / 雨戸をこじあけて覗く / 茶の間を覗く / 風呂を覗く / 格子から風呂場を覗く / 三吉座を覗く / 山門から奥を覗く / 湯を覗く / 足を留めて覗く / 一しょに覗く / 方から覗く / そこを覗く / 節穴からでも覗く / 玄竜は一寸覗く / 谷を覗く / から天を覗く / 山百合が覗く / 布目を覗く / 三崎町を覗く / 框に覗く / 窓外を覗く / 紅唇から覗く / 未来を覗く / こちらを覗く / 肉の覗く / 鶯を覗く / 料理方を覗く / 穴を覗く / 気がして来て、ああ、覗く / 雲から覗く / 冠木門を覗く / 蕾が覗く / バザアも覗く / 外より覗く / ちょっと立留まって覗く / 幌から覗く / これで覗く / ところだろうと、なんだか覗く / 塀越しに覗く / 水中を覗く / 西洋小間ものを覗く / 繻子を覗く / 格子を覗く / 窓から表を覗く / 厠を覗く / 顔を出して覗く / 雲霧じゃ、覗く / 所をでも覗く / 窓に覗く / 娘が覗く / 一人二人と集り覗く / 鯉が見たくなって覗く / 倚って覗く / 其処をふと覗く / うちを覗く / ガラス窓から何気なく内側を覗く / 暖簾をあげて覗く / 物もらいが覗く / 東照宮前から境内を覗く / 鍵穴を覗く / 残り惜さうに眼鏡を覗く / ように、薄くほんのりとして覗く / 庭を覗く / 戸口から手が覗く / 蛸退治を覗く / 光を覗く / あまりある日泉を覗く / 真水お覗く / 水をば覗く / 窓から、そっと覗く / 目を覗く / 花の覗く / 岬を覗く / 鍋を覗く / 役部屋を、そっと覗く / 下より覗く / 墓を覗く / 春画を覗く / 影がちらりと覗く / 窓より覗く / 父親が覗く / 半ば開かれてあるので、かれは伸びあがってそっと覗く / 窓から内を覗く / 黒太夫も覗く / 顕微鏡を覗く / 線路ぎわにしゃがんで顕微鏡を覗く / 虫眼鏡で覗く / 肩ごしに覗く / 入口を覗く / 窓から彩色硝子をとおして覗く / 戸を覗く / 手元を覗く / 囃子屋台を覗く / 小間から覗く / 密と再び覗く / 蛾を覗く / 横目に覗く 
 
垣間見る(かいまみる) 
[「かきまみる」の音変化]
物のすきまから、こっそりとのぞき見る。また、ちらっと見る。
物事のようすなどの一端をうかがう。「カーテンの間から―・みる」「大人の世界を―・みる」  
〔「かきまみる」の転〕
ちらっと見る。 「音楽会で−・みた麗人」
事態・物事のわずかな面を知る。 「その言動に彼の実力の一端を−・みる思いがした」
物のすき間から、こっそりとのぞき見る。 〔原義〕 「女、男の家にいきて−・みけるを/伊勢 63」  
チラリと見ること
事態や物事のある一面を知ること
物の間から、ひっそりと覗き見ること
「垣間」とは「家の庭によくある囲いや仕切りの間」を表します。垣の間はとても狭いので、「垣間見る」はチラッと見える様子をイメージできると思います。 
語源
「垣間見る」は『源氏物語』に由来しています。平安時代、女性は人前に顔を出すことは多くありませんでした。恋をする際はどこかで知り合うのではなく、知人から紹介してもらうことがほとんどでした。中には、人からの紹介ではなく、通りかかった家をチラッと見たときに美しい女性を発見して惹かれてしまう、ということもありました。このように、好きな女性を物陰からコソコソと見ることが「垣間見る」と言われていたのです。「垣間見る」は「こっそりと覗く」という意味から、転じて「物事のある一面を知る」という意味でも使うようになりました。  
使い方と例文
「垣間見る」には3つ意味がありますが、主に「物事のある一面を知る」という意味で使うことが多いです。事態や状態から、今まで分からなかった物事の様子を知ることができたという場合に「垣間見る」を使います。例えば、「楽だと口に出しながらも、時々見せる表情から本当は大変なんだということが垣間見える」と言えます。これは「ちょいちょい見せる顔つきから、実は物事が大変であることが分かること」を表します。
「垣間見る」の使い方としては、
違う一面を垣間見る / 成長を垣間見る / 実力を垣間見る / 本性を垣間見る / 闇の世界を垣間見る
などとなります。
「垣間見る」を「チラッと見る。覗き見る」という意味で使う場合は、「逃げる犯人の姿を垣間見る」「近くの公園で彼女が遊んでいるのを垣間見た」などと言えます。簡単には見られないものを見たり、物の隙間から何かを見るということを表します。
例文
「チラリと見る」という意味 
この間行われた祭りで、垣間見た女の人が忘れられない。 / 人のセンスや実力などは、垣間見ればほぼ分かる。
「事態や物事のある一面を知る」という意味
一日中一緒にいると、今まで知らなかった普段とは違う一面を垣間見ることができる。 / トレーニングがあまりにもきついので、地獄を垣間見る思いを味わった。 / 大口を叩いているものの、時折見せる顔から本当は自分に自信がないことが垣間見える。 / その行動から、彼女の彼に対するただならぬ思い入れを垣間見ることができた。 / 意識したことはなかったが、ふとした気遣いから彼の優しさが垣間見えた。 / ちょっとしたいたずら書きから、彼女の絵の才能の片鱗が垣間見えた。
「ひっそりと覗き見る」という意味
壁にあいた穴から、隣の部屋を垣間見た。 / ベランダで騒がしい音がするので、カーテンの隙間から垣間見る。 
「垣間見る」の敬語は「垣間見られる」で正しい?
「垣間見る」は「こっそり見る」という意味なので、あまりポジティブなニュアンスでは使わない言葉です。尊敬されない動作に対して、尊敬語や謙譲語などの敬語表現を使うことが自体が不自然です。よって、「垣間見る」の敬語表現はない、が正しい解釈です。「垣間見る」の敬語自体を文章で見かけることは基本的にないと思います。「垣間見られる」は、動詞「垣間見る」+助動詞「られる」になります。助動詞「られる」には「受け身・可能・自発・尊敬」の4つの意味がありますが、「垣間見られる」は「受け身」になります。「ちらほら見受けられる」という意味になります。 
類語
チラ見する / (チラチラを見ること) 「チラ見してくる人に腹がたつ」
覗き見する / (コソコソと見ること) 「何をやっているのか覗き見する」
盗み見る / (気づかれないようにこっそり見る) 「盗み見ていたことがバレた」
覗く / (こっそりと様子をうかがうこと) 「教室を覗いて見たが誰もいなかった」
見え隠れする / (見えたり隠れること) 「人が物陰に見え隠れする」
ちらつく / (ちらほらと見えること) 「彼女を見るとある問題がちらつく」
覗かせる / (物のある部分が見えるさま) 「誰かが顔を覗かせていた」
見受ける / (ある事柄が目にとまる) 「楽しそうだと見受けられた」
瞥見(べっけん) / (一瞬でチラッと見ること) 「必要な書類を瞥見する」
余所目(よそめ) / (外から見えるところ) 「余所目を憚り、行動を抑える」
一目(いちもく) / (少しだけ見ること) 「一目しただけで状態が分かる」
一端を見る / (物事の一部分がわかる) 「ある発言で彼の本性の一端を見た」 
反対語
凝視(ぎょうし) / (じっと見ること) 「意味もなく相手を凝視する」
観察 / (状況を理解しようとしっかりと見ること) 「彼女は観察が鋭いから、下手なことはできない」
注視 / (心を集中させて見ること) 「注視して物事を進める」
熟視 / (きちんと見ること) 「熟視して見たが、よく分からなかった」
精察 / (細かい部分まで調べること) 「精察を行う」
刮目(かつもく) / (注意深く見ること) 「刮目してみることが必要だ」
注目 / (しっかりと見ること) 「活躍した選手が注目を浴びる」
虎視(こし) / (虎のようにきつい目つきで見ること) 「虎視眈々と一位を狙う」 
 
盗み見る(ぬすみみる) 
人に気づかれないようにこっそり見る。「物陰から―・みる」「戸のすき間から−・みる」
相手に気づかれないように見ること。
垣間見る / チラ見する / ちら見する / 覗き見する / のぞき見する / 覗き見る / のぞき見る / 覗く / のぞく / 盗み見る  
・・・般に言えば人の秘密を盗み見るという魅力なんですが、僕のはもう一つ進ん・・・ 梶井基次郎「ある崖上の感情 」
・・・客が、ちらちら男爵を盗み見る。男爵を見るのではなかった。そんな貧弱な・・・ 太宰治「花燭 」