天変地異

大阪地震
西日本 豪雨
猛暑
台風21号
北海道大地震

天変地異
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大阪地震
●大阪府北部地震
2018年(平成30年)6月18日7時58分ごろ、日本の大阪府北部を震源として発生した地震。なお、気象庁はこの地震の命名を現時点でも行っておらず、公的機関では「大阪府北部を震源とする地震」や「大阪府北部の地震」などと呼称されている。報道機関等では「大阪北部地震」、「大阪地震」とも表記している。地震の規模はMj 6.1で、震源の深さは13 km(ともに暫定値)。最大震度6弱を大阪府大阪市北区・高槻市・枚方市・茨木市・箕面市の5市区で観測した。  
 
 
 
西日本豪雨
●平成30年7月豪雨
2018年(平成30年)6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に北海道や中部地方など全国的に広い範囲で記録された台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨。同年7月9日に気象庁が命名した。
6月29日に発生した台風7号は太平洋高気圧の外側を回り込むように7月4日にかけて東シナ海を北上し、対馬海峡付近で進路を北東に変えて日本海上に抜けたが、太平洋高気圧の影響で梅雨前線が7月2日から5日頃に北海道に停滞し、北海道の広範囲で雨量が7月の月降水量の平年値を超えるなどし、北海道では堤防の決壊や内水氾濫に伴う床上・床下浸水、崖崩れ等の被害が出た。
その後、太平洋高気圧が南東に移動したことで、北海道付近にあった梅雨前線が南下。九州地方では台風の影響による雨が7月3日頃から降り続いていたが、特に7月5日から、西日本から東日本に停滞した梅雨前線に向かって台風7号がもたらした暖かく湿った空気が流れ込むことで梅雨前線が活発化。東シナ海からの湿った南東風と、太平洋高気圧の縁を回る湿った南風が西日本付近で合流し、極めて大量の水蒸気がもたらされた。梅雨前線は9日に北上して活動を弱めるまで日本上空に停滞。西日本から東日本にかけて広い範囲で記録的な大雨となった。
7月6日17時10分に長崎、福岡、佐賀の3県に大雨特別警報が発表され、続いて19時40分に広島、岡山、鳥取、22時50分に京都、兵庫と、1日で8府県に大雨特別警報が発表された。さらに翌7日12時50分には岐阜県、翌8日5時50分には高知、愛媛の2県にも大雨特別警報が発表され、最終的に運用を開始して以来最多となる計11府県で大雨特別警報が発表された。
この豪雨により、西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生し、死者数が200人を超える甚大な災害となった。また、全国で上水道や通信といったライフラインに被害が及んだほか、交通障害が広域的に発生している。平成に入ってからの豪雨災害としては初めて死者数が100人を超え、「平成最悪の水害」と報道された。さらに、昭和に遡っても1982年に300人近い死者・行方不明者を出した長崎大水害(昭和57年7月豪雨)以降、最悪の被害となった。  
 
 
猛暑
●2018年の猛暑
2018年(平成30年)の夏に日本の東日本・西日本を襲った記録的な高温(猛暑)。夏(6-8月)の平均気温は、東日本(関東甲信・東海・北陸)で平年比+1.7℃となり、1946年の統計開始以降、最も高くなった。西日本でも平年比+1.1℃で、統計開始以降第2位だった。
6月
梅雨前線が日本の南海上に位置することが多く、南東海上の太平洋高気圧が強かったため、東日本・西日本では日照時間が平年よりも多く、月平均気温は例年より全国的に高かった。ただし中旬は気温が低く、上旬と下旬の気温が高かったため月間の変動が大きかった。また関東甲信地方では統計開始以降最速となる29日に梅雨明けした。
7月
7月上旬には台風第7号や梅雨前線により、西日本を中心に記録的な大雨となった(平成30年7月豪雨)が、その後は太平洋高気圧の影響で晴れ、厳しい暑さが続いた。7月の平均気温は、東日本で平年比+2.8℃で1946年の統計開始以降最高となり、西日本でも+1.6℃で1994年(平成6年)に次ぐ第2位タイとなった。
原因
気象庁の8月10日時点での分析によると、7月中旬以降の記録的な高温の要因は、太平洋高気圧とチベット高気圧がともに日本付近に張り出し続けたことにあり、これによって安定した晴天が続いて気温が上がった。これらの高気圧が日本に張り出したのには、亜熱帯ジェット気流が北に大きく蛇行し続けたことと、フィリピン付近での積雲対流活動が盛んだったことが影響したという。 
 
 
台風21号
●平成30年台風第21号
2018年8月28日に発生し、9月4日に日本に上陸した台風。25年ぶりに「非常に強い」勢力で日本に上陸し、特に近畿地方を中心に大きな被害を出した。
台風の動き
8月25日頃にマーシャル諸島近海で形成した低圧部が、27日9時に熱帯低気圧に発達。合同台風警報センター(JTWC)は、同日11時(協定世界時2時)に熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発し、18時(協定世界時9時)に熱帯低気圧番号25Wを付番した。熱帯低気圧は28日9時、南鳥島近海の北緯15度25分、東経157度00分で台風となり、アジア名チェービー(Jebi)と命名された。21号が8月に発生するのは1971年に次ぎ2番目に早い発生である。8月に発生した台風の数は9個となり、これは1951年統計開始以来2番目に多い数である。台風は速いペースで発達し29日には暴風域を伴い、同日15時には強い勢力、30日15時には非常に強い勢力に発達した。そして31日9時には猛烈な勢力に発達した。台風は西進し、9月2日17時(フィリピン標準時16時)に台風はフィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)の監視領域に進入したため、フィリピン名メイメイ(Maymay)と命名された。その後も高知県の一部を暴風域に巻き込みながら北上し、非常に強い勢力を保ったまま4日12時頃徳島県南部に上陸した。上陸時の中心気圧は950hPa、最大風速は45m/sで(いずれも速報値)、非常に強い勢力のまま上陸するのは1993年の台風13号以来25年ぶりとなる。同日14時頃には兵庫県神戸市付近に再上陸した。台風は上陸後さらに速度を速め、5日午前9時に間宮海峡の北緯47度、東経139度で温帯低気圧に変わった。
気象状況
台風の接近に伴い、近畿・東海・北陸・北海道を中心に記録的な暴風となった。最大瞬間風速は、全国927の風の観測点のうち、近畿で33、北海道で22、東海で21、北陸で12など、合計100の観測点で観測史上最大値を観測した。また大阪湾と紀伊水道の沿岸では記録的な高潮となり、6地点でそれまでの観測史上最高潮位を超え、このうち大阪と神戸では1961年の第2室戸台風時の記録を超えた。この高潮は、気圧低下に伴う吸い上げ効果と強い南風による吹き寄せ効果によりもたらされた。気象庁では、台風が接近する前から、大阪湾では第2室戸台風で記録された最高潮位に匹敵する高潮になる恐れがあることを発表していた。民間気象会社のウェザーニューズの調査によると、この台風では、「危険半円」と呼ばれる台風の進行方向右側(東側)で停電が集中して発生しており、その地域で暴風になったとみられる。一般に台風の進行方向右側では、台風に吹き込む反時計回りの風と台風自身の進行速度により、左側よりも風が強くなる。またこの台風は、ジェーン台風や、大阪府を中心に高潮の被害が発生した第2室戸台風とよく似た進路をたどっている。 
 
 
北海道大地震
●平成30年北海道胆振東部地震 (ほっかいどういぶりとうぶじしん)
2018年(平成30年)9月6日3時7分59.3秒(日本時間)に、日本の北海道胆振地方中東部を震源として発生した地震である。地震の規模はMj 6.7、震源の深さは37 km(いずれも暫定値)。最大震度は、震度階級で最も高い震度7で、北海道では初めて観測された。気象庁は同日、この地震の名称を「平成30年北海道胆振東部地震」と定めたと発表した。なお、地震発生直後には震度データの入電しない地点があり、気象庁は当初、安平町で観測された震度6強を最大震度として発表していた。その後、厚真町鹿沼で震度7を観測していたことが、当日夕方までに判明した。また本地震の震源がある胆振地方中東部では、2017年(平成29年)7月1日23時45分にも震源の深さ27 kmで地震の規模がMj 5.1の地震が発生しており、最大震度5弱を安平町で観測している。
当初、震度速報では厚真町の震度データが入電されず、最大震度を6強(安平町)と発表したが、その後の入電により最大震度7を厚真町で観測していたことが分かった。震度7を観測したのは、2016年の熊本地震以来2年ぶり、観測史上6回目。この他、震度6強を安平町、むかわ町で観測した。また、気象庁の震度推計分布図によると、北海道安平町および千歳市で局地的に震度7相当の揺れがあったと推定されている。このほかにも防災科学技術研究所の強震観測網によると、北海道安平町(発表震度6強)にある追分観測点で震度7相当の揺れ(計測震度6.7)を観測していたことがわかっている。これらのデータを元にしたJ-RISQ地震速報による推定震度では、厚真町(発表震度7)、安平町(発表震度6強)、むかわ町(発表震度6強)、千歳市(発表震度6弱)では局地的に震度7を観測したと推定されている。また、日高町(発表震度6弱)、栗山町(発表震度6弱)、苫小牧市(発表震度5強)では局地的に震度6強を観測したと推定されている。ただしいずれも気象庁の震度発表対象ではないため、観測点の震度には反映されていない。 
 
 
 
 
 


2018/9